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【Shooto2023#02】SASUKE✖飯田健夫──ベルトだけでなくこれからの人生が賭けられたフェザー級世界戦

【写真】7年5カ月前の両者の初対決──(C)MMAPLANET

12日(日)、サステインより3月19日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#02でプロ修斗世界フェザー級王者SASUKEが飯田健夫の挑戦を受けることが明らかとなっている。

同大会はストロー級チャンピオンの新井丈が関口祐冬と対戦するフライ級の一戦、Evolve MMAとONEチャンピオンシップとの契約が昨年秋に終了し帰国した澤田龍人が、安芸柊斗と事実上の次期挑戦者決定戦といえる凱旋──ではなく、仕切り直しの帰国第1戦を戦うことが既に発表されている。


澤田がONEからであれば、SASUKEはRoad to UFCからの仕切り直しの一戦となる。UFCとの契約を目指し参戦したRoad to UFCではイー・チャアに一本負けを喫し、初戦敗退。10月の準決勝大会ではノントーナメント戦でパラチンを判定で下して溜飲を下げ、かつ最高峰へ首の皮一枚を残した。

そして決勝大会はUFCファイトナイトに組み込まれ、自動的に出場はなくなったSASUKEが、2021年7月以来のプロ修斗公式戦でタイトル初防衛戦に臨む。飯田は現在4連勝中でランキング1位、SASUKEが留守にしていた修斗フェザー級戦線で3勝(※4連勝中に含まれる1勝はライト級マッチ)を挙げ、修斗離脱も覚悟で環太平洋王座挑戦のオファーを固辞し、今回の世界王座挑戦を実現させた。

この両者2015年の全日本アマ修斗ウェルター級(※現ライト級)決勝で戦い、負傷をおして戦ったSASUKEを下し飯田が優勝。翌2016年に新人王トーナメントで再戦し痛み分け、優勢ポイント2-1で飯田が決勝進出を果たした。と、この試合で負った負傷で飯田が欠場、代役のSASUKEは傷が癒えないまま戦い、長期離脱に追い込まれた。

あれから6年が過ぎ、世界の扉を開きかけたSASUKEは今もその夢を追いかけている。一方、飯田は北海道から上京した格闘技ライフも総括の時期が近付いており、現役生活継続云々ということではなくてもケジメの一戦となる。

全く立場もこれからのMMAファイター人生の青写真も違う両者が、3度目──そして最後の戦いにベルトだけでなく、これからを賭ける。

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MMA MMAPLANET o RTU ASIA2022 Ep05 SASUKE   パラチン

【RTU ASIA2022 Ep05】Still Alive! ギロチンは不発もSASUKEがパラチンをユナニマスで下して再起

【写真】SASUKEの投げによるテイクダウンが評価を高めたか(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
パラチン(中国)

SASUKEの右ローからスタート。パラチンは左ジャブを突く。互いにローとジャブで探り合うなか、パラチンの左フックをブロックしたSASUKEが左フックを合わせた。距離が近くなったところでSASUKEがバックを狙うも、これはパラチンが離れる。SASUKEはテイクダウンをフェイントにパンチを伸ばす。パラチンのワンツーが伸びる。さらに右ストレートから左フック。SASUKEは相手のパンチをかわして組みつき、テイクダウンを奪った。

背中を着かせたSASUKEは、スクランブルからバックに回る。体を起こすパラチン、SASUKEはサイドバックのままケージへ。パラチンが正対し、四つから相手の体を振ってケージに押し込んでいく。シングルレッグに切り替えたパラチンはハイクラッチからSASUKEに尻もちを着かせた。SASUKEの足を畳んでパスを狙うパラチン。SASUKEが左のオーバーフックから立ち上がり、払い腰で投げ飛ばす。

クリーンテイクダウンを奪ったSASUKEがパスして抑え込む。パラチンの右目じりから出血が見られる。立ち上がったパラチンにギロチンを狙ったSASUKEだったが、極まらず離れた。パラチンの右バックスピンエルボーをかわしたSASUKEが、右ストレートを打ち下ろして初回を終えた。

パラチンの右目が大きく腫れたなかで迎える2R。パラチンが前に出て来ると、SASUKEが右ロー。組んできたパラチンの首を捕らえてギロチンで引き込む。頭を抜いたパラチンを抱え込むSASUKEは、下から腕十字も狙う。トップからプレッシャーをかけ、ヒジを落とすパラチンだが、スクランブルから立ち上がったSASUKEが、再びギロチンを仕掛ける。ここも凌いだパラチンが右ヒジを落としていく。

SASUKEが下から仕掛けようとしたところで、パラチンは腰を落とす。それでも十字を狙ったSASUKE、ここはパラチンが腕を抜いて離れた。SASUKEがローを軸に、相手にケージを背負わせる。左ジャブ2時発から組みつくも、ここはパラチンがカット。なおもSASUKEがダブルレッグで組みつき、グラウンドに持ち込んだ。ケージ際でスクランブルの状態になるも、SASUKEがパンチを打ち込み、立ち上がるパラチンの首を取って絞り込む。ここもパラチンが耐えてラウンド終了のホーンを聞いた。

最終回、SASUKEが右ローからダブルレッグを狙うも倒せず。プレッシャーをかけるパラチンに再びダブルレッグを仕掛けたが、これをカットされてSASUKEは引き込む。下から左ヒジを叩きつけるSASUKE。そしてニンジャチョークを仕掛けるも、これも凌がれた。相手を蹴って立ち上がったSASUKEに組みついたパラチンは、シングルレッグに切り替え、さらに右腕を差し上げて相手をケージに押し込む。SASUKEは押し込まれながら、ボディにヒザを突き上げたSASUKEだが、相手を突き放すことはできない。

ケージを背にして、またもギロチンを狙うSASUKE。ここはギロチンを諦めて投げを打ち、バックに回る。立ち上がったパラチンに右ローからパンチ、右スピニングバックフィストで追い立てる。パラチンの右バックスピンエルボーをかわし、相手にケージを背負わせた。

ジャッジ2者がフルマークをつけるユナニマス判定でSASUKEの勝利。SASUKEは涙を流しながら「すごく悔しい思いをして帰った前回から、トレーニングを積んで戻ってきました。でも練習したことが100パーセント出せたわけではない。Still Alive! 俺はまだ生きている! Please, Give me chance again」と叫んだ。


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