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【LFA182】キルクリフの注目株マッキー&ブロックフースら出場──も、体重超過連続

【写真】全12試合中4試合で計量失敗。メインカードは3試合がキャッチ戦で、メインもヘルナンデス(右)の体重オーバーで137契約に(C)MMAPLANET

26日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで既に開催中のLFA182「McKee vs Hernandez」。メインカード開始まで1時間となった同大会は、北米#01フィーダーショーのこれから、ステップアップ前の助走に入っている注目選手たちが多く出場している。
Text by Manabu Takashima

今大会が実施されているサンフォード・ペンタゴンは、その名が示す通りキルクリフFCの以前にヘンリー・フーフト率いるMMAプロ集団のネイミングライツを有してた米国トップ医療企業=サンフォードが有する会場だ。

今もフーフトとサンフォードは親密な真柄で、メインに出場するミッチェル・マッキー、メインカードオープニング出場のマイケル・ブロックフースらのように同ジム所属の若い選手に試合機会を与える場にもなっている。


今回がMMA二戦目のブロックフースはミネソタ大レスリング部時代の2023年にオールアメリカンに輝いたレスラーで、昨年8月のプロ初陣はBellator298のプレリミでエリ・メフォードを初回でパウンドアウトしている。

一方のマッキーはプロ5戦中4試合をLFAで戦っており、LFAでは1敗のホセ・ヘルナンデスを相手にインパクトのある勝ち方をしてタイトル戦線に名乗り出たいファイトとなる。

彼ら以外でもブラジルのミシェル・リマと対戦するハセイン・シェイカモフ、セドリック・ガニソンと相対するニキータ・クルシンなどロシア勢にも注目だ。ACAから転じてきたジェイカモフ、既にLFAで2勝を挙げているクルシン──彼らの狙いはコンテンダーシリーズか。

そのコンテンダーシリーズに出場経験があるフライ級のネイト・スミスは、CSでジミー・フリックスに敗れ、再起戦がLFAフライ級王座決定戦でも現UFCファイターのビクター・アルタミラノに下るなど、悪夢の4連敗を乗り越えLFAに戻ってきた。最高峰に向けてウィニングトラックを再び走る出すことができるのか。スミスにとって試金石となるクリスチャン・イナストリア戦だ。

日本では当然、名の知られたファイターとはいえないからこそ、北米の現実が見えてくる──そんなLFA182だが、前日計量でミスをした選手が連続してしまった。

まずメインで出場のヘルナンデスが2ポンド・オーバー、シェイカモフは何と4.4ポンドも体重超過、さらにスミスも1.6ポンド・オーバーしており、メインカードだけでも3試合がキャッチウエイト戦となっている。

■視聴方法(予定)
4月27日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■ LFA182メイン対戦カード

<137ポンド契約/5分3R>
ミッチェル・マッキー(米国)
ホセ・ヘルナンデス(米国)

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
ミシェル・リマ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
セドリック・ガニソン(米国)

<126.6 ポンド契約/5分3R>
ネイト・スミス(米国)
クリスチャン・イナストリア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハリス・タルンジッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)
ケース・ドーソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ブロックフース(米国)
ジョナサン・グリフィン(米国)

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BELLATOR Bellator298 Column MMA MMAPLANET o PFL   アルフィー・デイヴィス アーロン・クルーズ イスラム・マメドフ ウラジミール・トコフ エンリケ・バルゾラ カスム・カスモフ サリバン・コーリー シドニー・アウトロー ジアナ・アフサラゴワ ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス ジェイロン・ベイツ ジェイロ・パシェコ ジェレル・ホッジ ジャスティン・キッシュ ジョシュ・ヒル ジョーダン・オリヴァー スティーブ・モウリー ダルトン・ロスタ ニキータ・ミハイロフ ブレナン・ワード ベラトール マルシルリー・アウベス ルーカス・ブレナン レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー ヴェベウ・アルメイダ

【Bellator298】試合結果 17試合のロングラン興行。ストーリー、アウトロー&バルゾラが本領発揮

【写真】揺れるベラトールだが、ケージの中は激しい削り合いが続いた (C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでBellator298「Storley vs Ward」が開催された。

PFLへの売却が現実味を増してきているベラトールは、支配下選手の契約を履行するためかプレリミから、メインカード出場が当然というファイターや、ニューカマーの試合を投入。ここで勝ちを落とせないファイターたちの奮闘が多くの熱戦を生み出した。

なかでもシドニー・アウトロー、エンリケ・バルゾラは本領発揮の判定勝ちを収め、ルーカス・ブレナンは奇跡的な大逆転勝利を手にした。カスム・カスモフ、マルシルリー・アウベス、ジョーダン・オリヴァーという──Bellator最後のニューカマー?も揃って勝利している。

Bellator298
<フェザー級/5分3R>
○マイケル・ブロックフーズ(米国)1R2分43秒
TKO
×イライ・メフォード(米国)
<ウェルター級/5分5R>
○ローガン・ストーリー(米国)2R4分05秒
TKO
詳細はコチラ
×ブレナン・ワード(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)3R
判定
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×スティーブ・モウリー(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アーロン・ジェフリー(カナダ)3R
判定
×ダルトン・ロスタ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)3R
判定
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×ジェイムス・ゴンザレス(米国)
<ライト級/5分3R>
○シドニー・アウトロー(米国)3R
判定
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×イスラム・マメドフ(ロシア)
<女子フライ級/5分3R>
○ジャスティン・キッシュ(ロシア)3R
判定
×ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
○エンリケ・バルゾラ(ペルー)3R
判定
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×ジェイロン・ベイツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ルーカス・ブレナン(米国)3R3分32秒
TKO
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×ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○カスム・カスモフ(ロシア)3R
判定
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×ジョシュ・ヒル(カナダ)
<ライト級/5分3R>
○ウラジミール・トコフ(ロシア)3R
判定
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×ジェイロ・パシェコ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)2R2分50秒
ギロチンチョーク
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×ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
○アルフィー・デイヴィス(英国)3R
判定
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×アーロン・クルーズ(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
○エカテリーナ・シャカロワ(ウクライナ)3R
判定
×ダイアナ・シウバ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○サリバン・コーリー(米国)1R4分24秒
肩固め
×ハムザ・サリーム(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マルシルリー・アウベス(ブラジル)1R3分53秒
KO
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×ジェレル・ホッジ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジョーダン・オリヴァー(米国)1R1分05秒
肩固め
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×アンドリュー・トゥリオロ(米国)
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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o キック ブレナン・ワード ボクシング ローガン・ストーリー

【Bellator298】ストーリーがボクシングスタイルのワードをカーフとTDで攻略。タイトル挑戦をアピール

<ウェルター級/5分5R>
ローガン・ストーリー(米国)
Def.2R4分05秒by TKO
ブレナン・ワード(米国)

前傾姿勢に構えるワードがジャブを伸ばす。ストーリーはそこに右のカーフキックを返し、シングルレッグを合わせる。ワードはフロントチョークを狙いながら立ち上がる。ワードはここもジャブを見せて、ワンツー。ストーリーのシングルレッグを切って、テイクダウンを許さない。

ストーリーもジャブと前足を触るフェイントを見せつつ、シングルレッグへ。一度は切られたものの、脇を差した状態で引き込み、そこからスクランブルの展開に持ち込んで、ハーフガードでトップポジションをキープする。肩固めを狙いつつ、細かいパンチを落とすストーリー。ワードもクローズドガードに戻すが、ストーリーは無理に動かずトップキープする。

2R、ワードは左手を下げて構え、ジャブを伸ばして右アッパー。このジャブを顔とボディに打ち分ける。完全にボクシングスタイルのワードに対し、ストーリーは右のカーフキックを蹴り、ダブルレッグからテイクダウンを奪う。首を抱えて背中をつけさせ、ハーフガードでトップキープするストーリー。パンチを落としながら、一瞬マウントにも移行してパンチを落とす。

ワードも半身になって足を戻そうとするが、ストーリーはバックに移行して殴り続ける。さらに立ち上がろうとするワードの腕を取ってグラウンドに転がすと、身体起こして鉄槌を連打。ワードがパンチを浴び続けたところで、レフェリーが試合をストップした。

試合後、ストーリーは「コーチと創ってきたシナリオだ。またドミネイトして、フィニッシュできるようやってきた。サウスダコタの皆が、サポートしてくれた。ホームで戦う、それが僕の世界だ。これから2勝して、タイトルに挑戦したい」と王座挑戦をアピールした。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o キック スティーブ・モウリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator298】スティーブ・モウリー、モルドフスキーにTD&コントロールを許し続け12戦目の初黒星

<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
スティーブ・モウリー(米国)

アイポークのNCから、1年を経て再戦を迎えた両者。モルドフスキーのコンパクトなジャブとフックがモウリーを捕える。首相撲のモウリーは、ヒザを突き上げアッパーを被弾してもニーを続ける。一旦離れた両者、すぐにクリンチの攻防となりモルドフスキーがボディロックテイクダウンを決める。サイドで抑えたモルドフスキーに対し、モウリーは亀になって立ち上がる。

モウリーが正対してくると、モルドフスキーがショートの連打から離れる。ジャブを決めたモウリーだが、続くパンチはモルドフスキーがダックアンダー&バックに回って前方に崩していく。サイドバックで殴られたモウリーは引き込むように下になると、ハーフからの仕掛けの前に右のパンチを落とされる。ニーシールドから立ち上がりたいモウリー、モルドフスキーが殴って許さない。と、蹴り上げからスタンドに戻ったモウリーだったが、すぐにシングルレッグでテイクダウンを許し、パウンドを顔面に受ける状態で初回が終わった。

2R、直ぐに組みに行くモルドフスキーは、首相撲を嫌がって離れる。直後にボディロックからテイクダウンを奪い、サイドバックから殴っていく。モウリーは立ち上がって胸を合わせても、意外なほどに簡単にテイクダウンを取られて下になってしまう。それでも蹴り上げから立ち上がると、モウリーはテイクダウン狙いも即引き込みを選択する。トップではキムラ・マスターというべき極め力を持っていたモウリーが、下はクローズドで防御に徹する展開に。

取られたリストを振り払ったモルドフスキーが細かいパンチを打つが、それほど動きのないグラウンド戦が続く。場内にブーイングが起こるなか、残り30秒でレフェリーが両者を立たせる。モウリーはシングルレッグも倒せず、足をリリースしてヒザを繰り出す。モルドフスキーが組んでケージに押し込み、時間となった。

最終回、ショートのフックを入れたモルドフスキーが、ダブルレッグでテイクダウンを決める。簡単に下になったモウリーのクローズの中でモルドフスキーがパンチを打っていく。と変則的な仕掛けでオモプラッタを狙ったモウリーだったが、モルドフスキーは腕を抜いてトップをキープする。ここから動きはなくなり、残り2分20秒でレフェリーがブレイクを命じた。

モウリーはハイキックを繰り出し、クリンチでバックに回るもモルドフスキーが胸を合わせると即テイクダウンを奪われる。このままモウリーのガードの中にモルドフスキーが収まった状態で試合は終わり、観客の期待を裏切ることとなった。

結果、当然モルドフスキーにジャッジの支持は集まり、フルマークの判定勝ちを手にした。モウリーはキャリア12戦目で初黒星を喫した。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o キック ジェイムス・ギャラガー ジェイムス・ゴンザレス

【Bellator298】ギャラガーがブーイングを浴びるもコントロールを徹底。逆転狙ったゴンザレスを振り切る

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ジェイムス・ゴンザレス(米国)

サウスポーのゴンザレスに対して、ギャラガーが左手を高く上げて構える。ゴンザレスが距離を詰めてくるとギャラガーが組みつき、テイクダウンを奪った。ケージ際で背中を着かせたギャラガーは、左足を抱えてくるゴンザレスを潰して上から体重をかける。回転したゴンザレスのバックを狙ったギャラガーだが、最終的にトップをキープする。またもゴンザレスは同じ体勢でギャラガーの左足を抱え、さらにヒザ十字からヒールに移行しようとするも、それをギャラガーが潰していく。

足関節を諦めないゴンザレスは、再びヒールを狙う。ここでギャラガーが足を抜くと、組みに来たゴンザレスを潰してケージに押し込みパンチを落としていく。やはりゴンザレスは足を取りに行く。しかしギャラガーもトップからゴンザレスの右足を取ってヒールのプレッシャーをかける。足を取ることができないゴンザレスの腕を抑え、ニーシールドで守る相手に強烈なパウンドとヒジを落としていく。ゴンザレスは腕十字を狙って凌いだ。

2R、ギャラガーが前に出て右ハイを見せる。かわしたゴンザレスは左ローを繰り出した。上下にリズムを取るギャラガーは、突っ込んできたゴンザレスに右ストレートのカウンターを浴びせる。さらに右ミドル。ゴンザレスは右スピニングバックキック、サイドキック、ローと蹴りを散らすが、ギャラガーを止めることができない。ギャラガーは跳びヒザ蹴りからニータップで組み、バックに回って引き倒した。すぐに起き上がったゴンザレスのバックを奪い、そのままグラウンドへ。

正対したゴンザレスに対し、ギャラガーがトップから右ヒジを叩きつける。1Rと同様、下から仕掛けるゴンザレスだが、ケージ際で固められてしまう。パンチを受けながら起き上がるゴンザレスの首を左腕で抑えたギャラガーは、再びグラウンドに引きずりこんでトップをキープしている。ゴンザレスも下から右ヒジを突き刺していくも、状況を変えることはできず。ギャラガーの左腕を狙うゴンザレス。腕を抜いたギャラガーがパスして、ノースサウス気味のサイドから、ハーフガードに戻したゴンザレスを抑え込み続けた。

最終回、ギャラガーが右ミドルを見せた。ゴンザレスが左右のパンチでギャラガーをケージに追い込んでいく。左ミドルから左右フックを叩きつけるゴンザレスに対し、ギャラガーは首相撲からヒジとヒザを繰り出す。ゴンザレスは前に出続けるが、カウンターのボディロックで背中を着かされた。観客のブーイングには構わず、ギャラガーが抑え込む。ケージに押し込まれたゴンザレスが蹴り離そうとするも、すぐにギャラガーがバックへ。しかしゴンザレスが投げてマウントを奪う。

回転して逃れようとするギャラガーを、ニーインザベリーで抑えながら右ヒジを突き刺すゴンザレス。右腕を枕にして、ハーフガードのギャラガーを抑え込むゴンザレスはパスして再びマウントへ。しかしギャラガーもすぐにハーフへ戻し、ケージキックを狙う。観客のブーイングが聞こえるなか、ゴンザレスはパンチを落とし続けるも1Rと2Rの劣勢を逆転する展開に持ち込むことはできなかった。

試合終了のゴングが鳴り響いた瞬間、ゴンザレスが両手を挙げる。結果は、ギャラガーがスプリットで判定勝ちを収めた。観客からブーイングを浴びるギャラガーは、Fワードを連呼しながら「勝者は勝者だ。マザー〇ァッカー。雑な試合だった。ヤツは俺は止めようとしたけど、無理だ。誰も止められない。ただ最悪な動きだった。こんな試合をしたんだから、誰が相手とか言っていられない。フェザー級でヘルシーに戦えている。これはウォーミングアップだ」と語った。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o イスラム・マメドフ シドニー・アウトロー

【Bellator298】アウトローがTD・バックコントロールの無限ループでマメドフに圧勝

<ライト級/5分3R>
シドニー・アウトロー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イスラム・マメドフ(ロシア)

細かくフェイントを入れて左を伸ばすアウトロー。これでマメドフのバランスを崩す。マメドフもジャブを返してワンツーを狙うが、アウトローがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。マメドフはケージに背中を預けて立ち上がり、アウトローはマメドフの後ろに回って、マメドフの膝裏を蹴って倒す。腰を抜いて立とうとするマメドフ。アウトローはダブルレッグに入ってケージに押し込み、腰をロックしてマメドフの右足を自分の両足で挟む。マメドフはケージを背にしたまま、右足を抜いてテイクダウン&トップキープを許さない。しつこくマメドフのバックにつくアウトローはマメドフの身体を持ち上げるようにテイクダウン。マメドフはバックを取られながらも立ち上がって、アウトローの身体を前に落として逆にRNCへ。アウトローも同様にマメドフを前に落として、すぐにボディロック・腰をコントロールしてテイクダウンを奪う。

2R、ジャブを伸ばす両者。アウトローは前蹴りとテイクダウンのフェイントを入れる。マメドフはジャブ・ワンツー、パンチのプレッシャーをかけてダブルレッグを狙う。互いに前手で距離を測る中、アウトローがシングルレッグでテイクダウンする。しっかり腰をコントロールして、マメドフの片足を両足フックするアウトロー。マメドフのバックを取ってテイクダウンする。マメドフも小手を巻いて正対して、ハーフガードでトップを奪うことに成功する。しかしアウトローは両脇を差して半身になり、身体を起こして上のポジションを取り返す。このラウンドもアウトローのスクランブル力が目立つラウンドとなった。

3R、ガードを高く上げてジャブを突くアウトロー。マメドフはそのジャブに右をかぶせ、飛び込むような右アッパーを見せる。アウトローはサークリングしながら、マメドフの右に合わせて組みつこうとする。これを切ったマメドフのバックスピンピックは空振りに終わり、逆にアウトローがバランスを崩したマメドフをテイクダウンする。1・2Rと同じようにアウトローはマメドフをケージに押し込んだ状態で腰&片足をコントロールする。マメドフもスクラングルで上を取りかけるが、両脇を差したアウトローがマメドフをケージに押し込む。アウトローはマメドフが背中を見せて立ち上がればバックコントロール、正対すればボディロックでテイクダウンを繰り返し、マメドフはこのループから抜け出すことが出来ない。アウトローがテイクダウン・バックコントロール・スクランブルの強さでマメドフを圧倒し、フルマークの判定勝利を収めた。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o エンリケ・バルゾラ キック ジェイロン・ベイツ

【Bellator298】コントロールが強すぎるバルゾラ。ベイツの空中腕十字を凌ぎフルマークで勝利

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ジェイロン・ベイツ(米国)

サウスポーのベイツに対し、バルゾラが距離を取る。右手を伸ばしたベイツが左前蹴りを突き刺した。距離を詰め始めたバルゾラの顔面に、ベイツの左ストレートが当たる。ベイツの打撃でバルゾラが下がり始め、明らかに嫌そうな表情を浮かべている。グラウンドに持ち込むベイツ、バルゾラはすぐに立ち上がった。ケージ際で押されているバルゾラがシングルレッグで組むも、ベイツがスプロールして離れる。

ベイツが右フック、右サイドキックでバルゾラを追い込んでいく。バルゾラはケージから離れるも、ベイツの右フックが飛んでくる。組まれたバルゾラがシングルレッグで切り返し、クリーンテイクダウンを奪った。背中を着いたベイツがハーフガードで守る。フルガードに戻したベイツに、バルゾラが左右のパウンドを落とす。立ち上がって足を捌きながら再びガードの中に入ったバルゾラがパスしてサイドへ。ベイツはバルゾラの右リストをコントロールして潜る。腕を抜いたバルゾラはハーフガードのベイツにパウンドを連打し、そのままトップをキープした。

2R、前に出て来るバルゾラに対し、ベイツが右関節蹴りを放つ。コンパスの長い蹴りを散らしてバルゾラを下がらせるベイツだが、ここでバルゾラが前に出てベイツにケージを背負わせた。ダブルレッグを切られたベイツは、ケージ中央で左右ストレートを散らす。ケージに追い込まれながらニータップで組みつくも、バルゾラにスプロールされた。バルゾラにローブローの注意が与えられたあと、シングルレッグでバルゾラがグラウンドに持ち込む。

バルゾラがパスすると、ベイツは下からハイクロッチで組むも返すことはできず、バルゾラがトップをキープする。バルゾラは左腕を枕にして、ハーフガードのベイツにパウンドを落とし続ける。左右パウンドの連打を浴びせ、逆側にパスして抑え込むバルゾラは、ベイツの右腕を抑えて殴り続けた。

最終回、開始早々バルゾラが右跳びヒザを浴びせた。ベイツは回転系の蹴りを見せるも、バルゾラにシングルレッグで組まれてしまう。バックに回ったバルゾラはグラウンドへ。ベイツの前転に合わせてバルゾラも動くが、ここでベイツがマウントを奪った。しかしすぐに切り返したバルゾラが、そのままケージ際でトップに移行し、パスに成功する。左手を抑えられながら、右の拳を叩き込んでいくバルゾラ。さらに右足を差し込んでいく。

バックをキープするバルゾラが、右腕をベイツの首に回すもRNCは極められず。立ち上がりながらバックに回ったベイツが、ここでリフトしながらバルゾラの右腕を取って腕十字へ! まさかの空中腕十字=スープレックスアームバーでバルゾラの右腕が伸びたかと思われたが、これを凌いだバルゾラばバックマウントに移行し、ベイツの体を伸ばす。おアンチを嫌がったベイツが正対するも、そのままバルゾラがマウント→バックからパンチを連打。動きが止まったベイツにヒジを叩きつけ、最後はバックからパンチを浴びせていった。

腕十字を狙われたところを除けば、1R中盤からドミネイトしたバルゾラがフルマークの判定勝ちを収めた。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o ルーカス・ブレナン ヴェベウ・アルメイダ

【Bellator298】組めない、倒せない。ダウンを喫し大ピンチのブレナンが、ヒザ蹴りでアルメイダをKO!

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
Def.3R3分32秒by TKO
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)

マチダ空手のアルメイダ、クリス・ブレナンの嫡男ルーカス。サウスポー同士、打と組みの対戦はワンツーから左ミドルを決めたアルメイダが、続いて左をヒットさせる。動きが一瞬止まったブレナンが組んで、シングルレッグへ。左腕を差して耐えようとするアルメイダに対し、これしかないという必死さでブレナンがケージに押し込み続ける。やがて正対して離れたアルメイダが、再び左を打ち込む。

間合いを測るアルメイダに対し、ブレナンの左が届く。ただし、簡単に組めないブレナンは左ローに左を合わされ後方にダウンする。立って待つアルメイダは、ブレナンが起き上ってくるとしっかりと距離を取る。ブレナンも決死のシングルレッグからボディロックへ。左腕を差したアルメイダが体を入れ替えて、離れた。オーソに構えたアルメイダは右ミドル、オーソに戻して近い距離で後ろ回し蹴りを繰り出す。このタイミングでテイクダウンを狙ったブレナンだが、アルメイダはスクランブルで立ち上がり時間となった。

2R、ブレナンのダブルレッグを切ったアルメイダが、左右のローを蹴る。左カーフを続けるアルメイダも、拳はカウンター狙いで踏み込めないブレナンと神経戦が続く。オーソのアルメイダは勢いのある右ミドルを決める。直後にブレナンが組んで、ケージへ。両ワキを差したブレナンはボディロック&大内刈りが決まらず、アルメイダが離れることに成功する。アルメイダは左カーフ、右前蹴りを繰り出す。フックからの敗は空振りしたアルメイダは、最後の10秒になりステップインから左、後ろ回し蹴りが空を切った。

最終回、まだ一度もテイクダウンを決めていないブレナンに対し、アルメイダが右ミドルを入れる。さらに左カーフを蹴り、ブレナンの前進に素早いバックステップで反応する。この飛び跳ねるステップに、さらに距離を詰めたいブレナンだがカウンターが頭に残っているか踏み込めない。

組みを切って勢いのあるフックは空振りしても、最後はカーフを蹴り込むアルメイダがステップインから左アッパーを繰り出す。その後は、左カーフを連続で決めブレナンに組ませない。足が出ていない中途半端なブレナンのダブルレッグを切ったアルメイダだが、直後に右ヒザをアゴに受けてダウン。

鉄槌の追撃で、ブレナンはTKO勝ち。勝ち目はないと思われた流れのなかで、キャリア無敗の9連勝を達成した。これぞ、MMAといえる大逆転劇だった。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o カスム・カスモフ ジョシュ・ヒル

【Bellator298】ヒルは防御から攻撃に転じることができず。攻め続けたカスモフがスプリットで判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
カスム・カスモフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
ジョシュ・ヒル(カナダ)

カスモフがガードを固めて距離を詰め、ダブルレッグで組みついた。しかしヒルが切り返し、右腕を差し上げカスモフをケージに押し込む。ケージから離れた両者はヒザを突き上げ合う。離れたカスモフが右ロー、ヒルもパンチを返した。ヒルはカスモフの右ハイをキャッチしてパンチを振るう。カスモフの低い右ローでヒルの右足が流れるが、ヒルがまたも組んでカスモフをケージに押し込む。カスモフの首投げを耐えたヒル。カスモフは立ち上がったヒルに対し、ダブルレッグに切り替えて背中を着かせた。

ヒルはケージに背中を着けて立ち上がろうと試みるも、カスモフに両足を畳まれてしまう。ヒルの右腕を抑え、足の間から右腕を通して左足首を掴んでいるカスモフだったが、ヒルが立ち上がった。右腕を差し上げたヒルに、カスモフが首相撲から右ヒザを突き上げる。離れたヒルは、組んでこようとするカスモフにカウンターで右アッパーを浴びせた。しかしカスモフはダブルレッグでヒルに尻もちを着かせる。スタンドに戻ると互いに首相撲からヒザを突き上げ、終了間際にヒルの右フックがカスモフの顔面を捉えた。

2R、距離を詰めてくるカスモフに対し、ヒルが左ジャブを突く。互いに右ローを蹴ったあと、ヒルの右カーフがクリーンヒットする。しかしカスモフの前進は止まらず、ヒルにケージを背負わせてローを当てた。ヒルの左右フックをかわしたカスモフが左ジャブ、右ストレートでヒルを追い込んでいく。ヒルはサウスポーにスイッチ、カスモフが組んでヒルをケージに押し込んだ。しかしヒルが首相撲でケージから離れる。再びヒルにケージを背負わせたカスモフが、サウスポーから左ハイを見せた。

ケージ中央からカスモフが前に出て来ると、ヒルから組みついて右腕を差し上げた。とはいえカスモフをコントロールすることはできず、ややヒルに疲労が見られる。右ローを打つカスモフに、ヒルがサウスポースタンスからワンツーを返すもカスモフを止めることができない。完全にケージを背負ったヒルに、カスモフがダブルレッグで飛び込み尻もちを着かせる。ヒルはギロチンで迎え撃つも、カスモフは左右に動きながら腰を上げてディフェンスして終えた。

最終回、カスモフが左ジャブを突く。ヒルは右カーフを返した。カスモフの右をかわしたヒルがワンツーを繰り出すも、カスモフには届かない。ヒルにケージを背負わせてからシングルレッグで組んだカスモフ。ヒルが離れると一旦距離を置いてから再び組んだが、ヒルをテイクダウンすることはできない。ヒルの左ヒザを受けたカスモフが組みに行くも、ヒルがことごとくディフェンスする。

シングルレッグでケージに押し込んでいくカスモフに対し、ヒルは常に首相撲からのヒザで対応する。ケージ中央に戻り、ヒルの右ボディストレートが当たった。距離が近くなると首相撲で展開していく。組んで押し込むのはカスモフだが、ヒルもディフェンスから攻撃に転じることはできない。残り30秒でカスモフがグラウンドに持ち込んだ。ヒルはケージに背中を着けながらカスモフの首を取り、ギロチンで絞め上げる。カスモフがサムアップで応えて試合終了を迎えた。

攻め続けたカスモフと、ディフェンスし続けて攻撃に転じることはできなかったヒル--結果はスプリットながら1人のジャッジがカスモフにつける裁定で、カスモフの判定勝ちとなった。


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BELLATOR Bellator298 MMA MMAPLANET o ウラジミール・トコフ キック ジェイロ・パシェコ

【Bellator298】トコフが1・2Rバックキープのポイントを守り切ってパシェコに判定勝利

<ライト級/5分3R>
ウラジミール・トコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェイロ・パシェコ(ブラジル)

パシェコは右ローとバックキック。トコフが距離を詰めるところに右ストレートを狙う。トコフはダブルレッグでテイクダウンを奪い、パシェコの腕十字を外してサイドへ。パシェコは背中を見せ、膝をついて立ち上がる。トコフはパシェコの後ろについて、膝裏を蹴るようにしてグラウンドでバックを取る。トコフがこのポジションをキープしたまま、細かくパンチを入れていく。

2R、トコフはジャブを突いて前に出る。パチェコはそこに右ストレートを打ち込む。トコフが低いシングルレッグに入ってスクランブルの攻防となり、トコフがトップポジションに収まる。パチェフも一度は立ち上がるが、トコフがダブルレッグでケージまで押し込んで強引にテイクダウンを奪う。トコフの三角絞めを担いで、バックを取るトコフ。両足をフックせず、パチェフの両膝裏を蹴ってバックキープする。1Rの中盤以降と同じようにトコフがバックキープして時間が過ぎる展開となり、場内からはブーイングも起きた。

3R、パシェコは前に出るトコフにヒザ蹴りと左ストレート。トコフはシングルレッグで組みつくが、パシェコがそれを潰してバックを取る。トコフは自分の腰を上げてパシェコを前方に落とすと、パシェコは腕十字を狙う。これを抜いたトコフがバックを取りに行くが、パシェコは腰を抜いて立ち上がり正対する。

試合がスタンドに戻ると、トコフが不用意に近づいてしまい、パシェコが左フック、ワンツーを打ち込む。シングルレッグに入るトコフだが力なく、しがみつくだけで動きがない。スタミナのロスが大きいトコフ。距離をとったパシェコがワンツーで襲いかかると、トコフがダブルレッグで渾身のテイクダウンを奪う。逆転を狙うパシェコはガードポジションから足を抱えて腕十字へ。このままトコフの身体をひっくり返してマウントへ。パンチを落とすパシェコだったが、トコフが背中を見せつつ正対して、インサイドガードをキープする。このまま試合終了となり、1・2Rのポイントを守り切ったトコフが判定勝利を収めた。


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