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【Black Combat10】日本勢1勝4敗。しかめっ面の裏にある佐伯さんの本音「プロモーターとして僕の勝ち」

【写真】インタビュー開始直後の表情と、終了時の違い。これぞプロモーター!!(C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)に韓国はソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)でBlack Combat10「Night in Seoul」が開催された。
Text by Manabu Takashima

K-MMA界で日の出の勢いを見せるBlack Combatの2024年スタートの一戦は、会場を訪れたファンは20代と10代が占め、明らかに他のK-MMAイベントは違う空気のなかで実施された。日本人選手に対しても、ブラックダイヤモンド=須田萌里、アイアンスパイダー=大原樹理などBlack Combat特有のリングネームをファンは叫び、イベントを彩る一人のキャストとして完全に認識している。

1年間の交流で対抗戦を名乗る必要がないほど、協力体制が整ったDEEPとBlack Combatだが日韓対決になると、圧倒的に日本勢の分が悪い。今大会も5試合が組まれた日韓戦は1勝4敗という散々な結果に終わった。とはいえ、この数字には表れない課題がBlack Combatにも感じられるのも事実──。

ケージの中とケージの外。同大会の閉会式が行われている最中、視察に訪れていたDEEP佐伯繁代表に話を訊いた。

■Black Combat10における、日韓対決結果

<Black Combatフライ級選手権試合/5分3R>キム・ソンウン(韓国)Def.1R1分31秒 by KO駒杵嵩大(日本)

<ライト級/5分3R>ファン・ドユン(韓国)Def.1R2分03秒 by KO大原樹理(日本)

<Black Combat女子級選手権試合/5分3R>パク・シユン(韓国)Def.3-0:30-26.30-27.29-28須田萌里(日本)

<フェザー級/5分3R>パク・チャンス(韓国)Def.3-0:29-27.29-28.29-28中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>山本聖悟(日本)Def.3-0:29-27.29-28.29-28.イ・ソンウォン(韓国)


──対抗戦ではないですけど、事実上DEEP勢の惨敗という形に終わってしまった感があるのですが……。

「頭が痛いねぇ(苦笑)。Xでも色々と書かれていますけど、言われたように今回は対抗戦ではないです。もうBlack Combatの興行の一部として、DEEPの選手が出場しています。だから自分の意識としては、DEEPの負けとかっていうことは余りないんです。でも、まぁそういう風に思われますよね」

──佐伯さん的には今回の日本勢の星取りはどのように予想していましたか。

「う~ん……駒杵(嵩大)選手はぶっちゃけて言うと、普通に勝つと思っていました。大原(樹理)選手もまぁ大丈夫。中村(大介)選手は厳しい。対して須田(萌里)選手は五分五分、山本(聖悟)は勝つと思っていたので、まぁ悪くても3勝2敗は行けるかと」

──結果的に駒杵選手は相手の体重オーバーがありましたが、変則タイトルマッチでありながら敗北した時にはノーコンテストとはならないというルールでTKO負け。日本人選手の勝利は山本選手だけでした。

「ただ須田選手と大原選手に関しては、現状は物言いがついている状況です。須田選手の試合はグローブ掴みの反則。大原選手の試合はストップが早いというところで。

大原選手は、そこまでは良い流れでしたし。ここで1勝4敗になるのか、Black Combatの主催者がどういう判断をするのか──ですね」

──K-MMA界で破竹の勢いがあると見られていたBlack Combatですが、競技運営面という部分で思わぬ落とし穴がありました。メインが3Rで決着がつかず、延長ラウンドに突入して急所蹴りでノーコンテスト。力技が裏目に出たような気もしました。

「まだ2年ですしね。ウチも活動開始当初は、ホントに色々とありましたから。今ではJ-MOCさんがいるけど、ここに来るまでルールを変えたりして。今日も僕だったら『こうするな』というのは持っていても、彼らもまだ経験がないから。

僕は選手を送り出している反面、自分が主催者でもあるから、その側面も見てしまうんですよ。抗議をしましたが、それは選手のためであって。同時に競技運営陣が残念だったという話になると、その残念な状況の団体に選手を出している自分の責任になります」

──そこまで、責任を感じますか。

「まぁ、実際はそうなっちゃう。経験が信用を生むのは絶対で。まだ2年のBlack Combatでこんなことが起こると、アウェイだからっていう話になってしまう。でも、僕らがやっていても外国人選手がアウェイ判定で負けたというけど、J-MOCさんとやっていて、そんなことは絶対にないですからね」

──MMAは判定が割れる競技ですが、近年の日本のMMA大会で力技のホーム判定など皆無です。

「アウェイ判定で負けたというのは、失礼な話ですよ。そういうことができない競技運営陣とやっていますからね。だから、彼らがそういうつもりがなくても経験不足で、このようなことが起こると、韓国ではホーム&アウェイがあって一本で勝たないとダメだとかっていう風になってしまうんですよ」

──そこは避けたいです。

「だからこそBlack Combatも今日のようなことを経験して、成長していってもらわないと。日本人選手の試合でこのようなことを起こった時、『分かっていて、出ているだろう』なんて言われてしまうじゃないですか」

──そうなってしまいますね。なら、出るなという空気ができると本当に台無しで、勿体ないですし。

「そういうことなんですよ」

──と同時に日本勢が挑戦する立場になる流れは止められないのかという気もしました。

「それはですね……僕らも今日、負けるつもりで選手は出していない。ただDEEPのトップはご存知のようにRIZINに行っているので。ファイトマネーに合わせて、選手を出している。それはDEEPもBlack Combatも同じで。団体のトップ全てが出ているわけじゃない。

牛久(絢太郎)選手、元谷(友貴)選手、武田(光司)選手にRIZIN級のファイトマネーを支払うことができれば、皆、出しますよ。でも、それはできない。RIZINとかメジャー団体とは予算が違うから。Black Combat側がどう思っているのかは知らないですけど、僕はやれる範囲でやっているという認識でいます」

──とはいえ、予算内の人選でも勝てるという認識でいたことはなかったですか。

「そういう部分でいえばBlack Combatの方がハングリーな選手が多いですね。それと対抗戦に向けて予選まで開いていて、そこから上がってきた選手は強いです。加えて、韓国の選手は自分の国で戦うとさらに強くなる。日本で戦う時とは違っていますね。

だから僕の意識は協力して、色々なモノが創れているのかなっていうことで。大体、Black CombatにDEEPのチャンピオンが3人いるわけで。今回の大会にもDEEPに出たことがある選手が何人もいて、どっちがどっちというのはなくなって来ていますよね、もう。

3月9日のDEEPでイ・ソンハに江藤(公洋)選手が挑戦して、24日のDEEP JEWELSではパク・シユンで伊澤(星花)選手が挑戦するじゃないですか」

──ハイ。

「今の伊澤選手に勝つようなことがあったら、パク・シユンが世界一ですよ。それは大変なことですよ。

Black Combatでなくても、シン・ユリがRIZINに出る。韓国の皆だって出たいと思っているし、その架け橋になれれば良いですね。韓国の良い選手をRIZINに繋げるというのも。とはいってもBlack Combatも独特な世界観を持っているので」

──それが価値観でもあって。

「そこです。僕らはRIZINがあって、自分らがいるって弁えているじゃないですか。それがRoad FCにしてもBlack Combatにしても自分達がナンバーワンというメンタルでいるから(笑)。そういう時には、彼らは僕らのようにできるのか。

例えば福田(龍彌)選手が3月大会に出場するけど、その次はRIZINかもしれない。色々なところから声が掛かるでしょうし、Road to UFCに出たい選手だっている。だから僕はRoad to UFCを目指す選手は、3月大会に出るのはやめた方が良いという言い方もしています。Road to UFCに出られないなら、5月大会でオファーを出すからと」

──その柔軟性がBlack Combatにあるのか、ということですね。と同時にBlack Combatと今の関係が続くと、日本では難しくてもここで輝く選手が生まれる可能性もあります。

「だからこそ、一緒にやっているわけです。ビジネス面だけでいえば、別に僕に儲けはない。選手として、海外で試合経験を積めるのは良い経験だし、ウチとしても選手を多く抱えているので、こっちでチャンスを得ることができる選手が生まれるのは良いことです。それが僕にとっての利点ですよね。

Black Combatも育成大会を増やしてくプランがあるようで、そこに日本から経験の少ない選手なんかを送り込むことができるよう話しています。ファイトマネーもBlack Combatの予算に合わせて。海外で経験を積みたい選手が、2時間や3時間で来ることができる韓国で試合をすることは凄く良いことだから。そこが僕にとってのメリットですね。だから自腹でここまでくるわけです(笑)。

ぶっちゃけて言うと、ここでまた『DEEPが負けたぁ』とファンが思ってくれるのは、プロモーターとして僕の勝ちなんです。そうやって一つのムーブメントを創っている。9月の対抗戦の負けも、僕からすると『しめしめ』でした(笑)」

──押忍(笑)。大会視察終了直後にありがとうございました。

「これから須田選手と大原選手の件で、色々と話し合わないといけないので。ここからも本番です」

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【DEEP118&DEEP JEWELS44】バンタム級転向の福田龍彌に、雅駿介のムエタイが爆発か! そして、伊澤降臨!!

【写真】福田が階級を変えることで予測できない局面が多く、非常に楽しみな一戦だ(C)MMAPLANET

24日(水)、DEEPより3月9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118 Impactの追加カードを発表されている。
Text by Manabu Takashima

既にメガトン王座統一戦=ロッキー・マルチスネス✖酒井リョウ、フェザー級選手権試合=神田コウヤ✖青井人、フェザー級王者イ・ソンハ✖江藤公洋という3つタイトル戦を含む7試合が明らかになっていた同大会に、さらに3つのマッチアップが加わった。

その一つが、福田龍彌がバンタム級に階級を上げて雅駿介と相対するバンタム級3回戦だ。


福田は9カ月をかけて行われたフライ級GPを制し、昨年9月にはRIZINで山本アーセンにTKO勝ちを収めると、12月にはNAIZA FCでフライ級王座に挑戦。結果はジュースパワー全開のジアス・エレンガイポフのテイクダウンの猛威に判定負けを喫した。

それでも「お前なら、ステロイドを打つとUFCでチャンピオンになれるぞ」というカザフスタンのMMA関係者から声を掛けられたという話が伝わってくるほど、強さという面でも中央アジアに足跡を残していた福田。帰国後インタビューでバンタム級転向も示唆していたが、早くも実現することとなった。

対する雅は、2023年は3連勝と右肩上がりの勢いがある。国内ムエタイ三冠王はテイクダウンに圧倒的な強さを見せるようになり、TD&コントロールで3試合連続の判定勝ち──つまりドミネイト力を見せてきた。

とはいっても福田は過去に雅が戦ってきた相手と比較すると、MMAファイターとしての完成度の高さはピカ一だ。テクニシャンながら乱打戦もできる打撃、テイクダウンから寝技に関しても攻防どちらも無難以上にこなす総合力は。GPの各試合を見れば明らかだろう。

気になるフィジカルの差だが、福田の水抜き減量は過酷そのもので、バンタム級の方が無理がないという見方も成り立つ。そんな福田に対してだからこそ、雅の持つ首相撲&ヒジ、ヒザ──そして崩しというムエタイ力が生きるのではないだろうか。ムエタイに頼ることなく、MMAで勝ち続けた1年を経たからこそ、雅のムエタイがMMAで最大限に生きる。そんな時を迎えた──という期待感が確実に持てるのが、今の雅だ。

現在、ユ・スヨンが持つDEEPバンタム級のベルト、国内の情勢を見てもこの一戦の勝者が次期挑戦権を獲得することは間違いないだろう。

この他、17歳の超新星=秋元強真が鹿志村仁之介に挑む一戦と日比野”エビ中”純也✖木下尚祐戦というバンタム級2回戦も決定している。

また3月24日(日)に港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWELS44では20日のBlack Combat10で物言いがつく内容ながら須田萌里を破り、Black Combat女子アトム級王座の防衛に成功したパク・シユンが、ついにDEEP JEWELSアトム級王座の防衛戦で伊澤星花の挑戦を受けることが決まっている。

指導者とともにレスリングが強いことで、絶対的に伊澤越えに自信をうかがわせるパク・シユンだが、伊澤のテイクダウンと即・極めサブミッションへの防御力はいかほどのものか──ビッグマウスの真価が問われるタイトル戦だ。

同大会では同じ韓国からパク・ジョンウンも参戦し、HIMEと49キロ契約3回戦で戦う。日韓ストライカー対決という見方もできるが、それだけにパク・ジョンウンのグラップリングに対するHIMEの受けの強さと、ストライカーと対した時の打撃の強さが問われる一戦となろう。

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45 Black Combat Black Combat10 DEEP MMA MMAPLANET o キック キム・ミンウ ユ・スヨン

【Black Combat10】激闘の末に――まさかの延長戦、ユ・スヨンのローブローでキム・ミンウは立てずNCに

【写真】この直撃から結果発表まで、時間を掛ける必要などなかった(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
– ユ・スヨン(韓国)
NC
– キム・ミンウ(韓国)

どっしりと腰を落として構えるミンウ。スヨンが左ミドル、右カーフキックを蹴る。ミンウも右カーフを返し、スヨンはジャブからダブルレッグに入る。ボディロックでケージに押し込むスヨンだが、ミンウが離れた。

試合がスタンドに戻ると、ミンウが右ロー。スヨンはそこに左ストレートを伸ばす。スヨンが左ミドルを蹴ると、ミンウがワンツー。スヨンは丁寧にジャブ・左ミドルを当てる。ミンウもパンチをまとめて左ハイにつなげる。スヨンは左をタイミングよく当ててミンウのバランスを崩すが、ミンウもスヨンの左ミドルに右ストレートを合わせ、スヨンの腰が落ちる。

一気に連打をまとめるミンウ。立て直したスヨンはダブルレッグへ。ミンウが深く組ませず、すかさずバックについてテイクダウンするが、正対したスヨンがインサイドガードでトップキープする。この態勢のままラウンド終了となった。

2R、両者のジャブが交錯する。スヨンはジャブからテイクダウンを狙い、右カーフを蹴る。ミンウも右カーフを蹴り返し、時折構えをサウスポーにスイッチする。スヨンは左ミドルを蹴って、右カーフにつなげる。ミンウは射程の長いワンツーを当て、こちらも右のカーフを当てていく。

プレッシャーをかけるスヨンが右アッパーを当てると、左のパンチを見せてからダブルレッグで組み付く。ケージに押し込んだスヨンはシングルレッグに切り替えるが、ミンウも倒れない。試合がスタンドに戻るとスヨンはジャブでリズムを作り、右のスイングフックを狙う。

さらにスヨンはサウスポーにスイッチしてワンツーを伸ばすと、左の三日月蹴りをボディに突き刺す。ミンウも右ストレートから左フック、右カーフ、左のテンカオ。終盤、スヨンはサウスポーにスイッチして右ジャブを当てた。

3R、スヨンが左ミドルから右ストレート。ミンウはジャブを伸ばし、スヨンがパンチで入ってくるところに右アッパーを狙う。ミンウはジャブと右カーフ。スヨンは変わらずジャブを当てつつ、スイッチしたミンウに右ミドルを蹴る。

オーソドックスに戻したミンウは右ローを蹴って、スヨンの前進に左フックを狙う。スヨンはミンウの右カーフを足を引いて空振りさせ、ジャブから前に出る。単発ながら飛び込むような右ストレートを放つスヨン。サウスポーにスイッチし、ミンウが右ミドルを蹴ると左ストレートを狙う。

残り30秒でスヨンはダブルレッグも見せつつ、右ストレートから左アッパーを突き上げる。ミンウも返しの左フックを狙うが、スヨンはバックステップでカウンタ―を許さない。ここで試合終了となり、このままジャッジの採点に入るかと思われたが、なんと試合は延長戦へ。

延長R、ミンウがじりじりと前に出る。スヨンは右カーフを蹴ると、ケージ内をサークリングする。ミンウは右フックを見せ、サウスポーにスイッチして前に出る。スヨンはサークリングしながら右ミドル。インローを蹴ると、これがローブローとなり、ミンウはその場に倒れ込んで苦悶の表情を浮かべる。ドクターもケージに入り、処置を続けるが、ミンウは立ち上がることが出来ない。

長い長い休憩時間のあと、担架がケージ内に運び入れられた。結果はノーコンテストに。ユ・スヨンは「こんな形で終わってしまって、見に来てくれたお客さんに申し訳ない。3月にDEEPで防衛戦が予定されているが、今後どうなるか分からない」と語り、ケージを下りた。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o シン・スンミン ソン・ユチャン ブラック

【Black Combat10】シン・スンミンの左右フックは届かず。TDで優位のソン・ユチャンが新王者に

【写真】ブラック代表と新王者ソン・ユチャン(C)MMAPLANET

<Black Combatフェザー級選手権試合/5分3R>
ソン・ユチャン(韓国)
Def.3-0:30-27,30-27,29-28
シン・スンミン(韓国)

ソン・ユチャンが一気に距離を詰めたが、シン・スンミンがプレスをかける。ボディロックで組んだソン・ユチャンは幾度もグラウンドに持ち込むも、シン・スンミンが立ち上がる。離れたシン・スンミンのパンチがヒット。ソン・ユチャンもフックを返すが、シン・スンミンが左右フックを振って下がらせる。ソン・ユチャンにケージを背負わせたシン・スンミンだが、ソン・ユチャンも右ミドルを決める。さらに右ロー、右カーフを当てるソン・ユチャンが距離を取った。

シン・スンミンが前に出て来ると、右の打ち下ろしを合わせに行く。互いにパンチを振り合うが、ソン・ユチャンの左ジャブがシン・スンミンの顔面を捉える。フックを上下に散らしたシン・スンミンがケージに押し込むも、ソン・ユチャンがボディロックからテイクダウンを奪い、バックコントロールでラウンドを終えた。

2R、シン・スンミンが前に出ると、ソン・ユチャンが距離を取りながら右ショートを合わせず。構わずシン・スンミンが組みに行ったが、反対にソン・ユチャンがボディロックからバックを狙い、崩していく。そしてボディロックから尻もちを着かせたソン・ユチャンが、バックコントロールに行くも、ここはシン・スンミンが離れた。ソン・ユチャンは右ストレートを受けながらも、効いていないとばかりに両手を広げる。

さらにシン・スンミンの左ミドルをキャッチして崩しに行く。サークリングを続けるソン・ユチャンは右カーフ、インローを効かせ、シン・スンミンがバランスを崩す。シン・スンミンはケージに押し込んだが、ソン・ユチャンが差し返してボディロックからバックを狙った。シン・スンミンが正対しようとしたところで、ソン・ユチャンは離れながら右ヒジを打ち込んでいった。

最終回、ソン・ユチャンがワンツーからシングルレッグを狙ったが、これはシン・スンミンが離れた。両者ケージ際で左右フックを振り合ったあと、ソン・ユチャンの右の打ち終わりに、シン・スンミンが左フックを当てる。シン・スンミンの右カーフも効いてきたか。ローの交錯から右クロスを当てたシン・スンミンが、左フックでソン・ユチャンの動きを止める。ソン・ユチャンは右跳びヒザというよりジャンプを見せるも届かず。

前蹴りでシン・スンミンの前進を止めにかかるが、シン・スンミンはテイクダウンに失敗してグラウンドで蹴りを受けても、シン・スンミンの足にしがみつき立ち上がる。シン・スンミンボディ攻撃を受けてダウンしても、レフェリーは試合を止めない。なおも前に出続けるシン・スンミン。ソン・ユチャンはまたもジャンプを見せて試合終了のゴングを聞いた。

裁定は2人のジャッジがフルマークをつけるユナニマスで、ソン・ユチャン新フェザー級王者に。ここで同級8位のジ・ヒョクミンがケージインし、乱闘が展開された。一方、敗れたシン・スンミンは「ヒザが何度も抜けていて、1カ月前にヒジも怪我していた。自分はケージで死にたい。でも、ろそろ引退も考える」と語りケージを後にした。


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45 Black Combat Black Combat10 KOMA MMA MMAPLANET o キック キム・ソンウン 駒杵嵩大

【Black Combat10】駒杵がTD奪うもキム・ソンウンのペダラーダで沈み、フライ級王座は空位に

【写真】(C)MMAPLANET

<Black Combatフライ級選手権試合/5分3R>
キム・ソンウン(韓国)
Def.1R1分31秒 by KO
駒杵嵩大(日本)

計量オーバーのキム・ソンウンに対し、会場から一斉にブーイングが浴びせられる。駒杵には日本語で「がんばれ!」という声援が送られた。試合が始まると、キム・ソンウンが右サイトキックを繰り出す。一度距離を取った駒杵は、ジリジリと距離を詰め、ダブルレッグからボディロックに切り替えてキム・ソンウンをケージに押し込む。そしてボディロックでテイクダウンした駒杵は、右足を絡めるキム・ソンウンを鉄槌で削る。キム・ソンウンは下から腕十字を仕掛けるも、駒杵は上体を起こして潰しにかかる――その時、キム・ソンウンの右足が駒杵のアゴを捉えた。この一撃で駒杵はダウンし、レフェリーが試合をストップした。

悔しい表情を浮かべる駒杵の横で、キム・ソンウンが笑顔でインタビューに答える。試合結果はキム・ソンウンのKO勝ち。Black Combatフライ級は空位となっている――。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o ファン・ドユン 大原樹理

【Black Combat10】効かされるも追撃なしのストップーーファン・ドユンのKO勝ち。大原は怒りの抗議

【写真】レフェリーはこの状態でストップの体勢に入っている。ありえない(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
ファン・ドユン(韓国)
Def.1R2分03秒 by KO
大原樹理(日本)

ファン・ドユンが距離を詰める。大原が左ジャブを突いてケージ中央を取ると、ファン・ドユンが右カーフを連続で当てる。しかし大原の左ジャブが当たり、さらに続く右もファン・ドユンの顔面を捉えた。ファン・ドユンの右も届くが、大原が右ショートのカウンターを合わせていれう。右前蹴り、左ハイを繰り出した大原だったが、前に出たところで右ストレートのカウンターを受けてしまう。ゆっくりとフラついた大原にファン・ドユンが襲い掛かると、すぐさまレフェリーが試合を止めた。

確かに大原はフラついたが、続くパンチもパウンドも受ける前に試合が止められるのは――明らかに早すぎる。レフェリーに対して「なぜ止められたのか?」という表情を浮かべる大原。セコンド陣もケージに入ってきて抗議するも、レフェリーは薄ら笑いを浮かべている。この薄ら笑いは、須田陣営の抗議時にも見られており、決して気分の良いものではない。怒りの大原陣営はすぐにケージを後にし、勝者となったファン・ドユンが笑顔でインタビューを受け、空いた時間をアナウンサーが繋いだ。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o キック パク・シユン 須田萌里

【Black Combat10】須田は引き込むも極められず。付き合わないパク・シユンが判定で王座防衛

【写真】 パク・シユンが作戦どおりか。須田は下から極めることはできなかった。ただ……(C)MMAPLANET

<Black Combat女子級選手権試合/5分3R>
パク・シユン(韓国)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28
須田萌里(日本)

サウスポーのパク・シユンが一気に距離を詰めた。須田は左アッパーを受けながら組み付くも、パク・シユンが離れる。パク・シユンが上下にパンチを散らす。須田が低い体勢のパク・シユンに右ストレートを合わせた。組まれると離れるパク・シユンが左ボディストレートを突き刺す。須田はスイッチしながら距離を取った。須田にケージを背負わせるパク・シユン。須田もケージから離れ、組みつきにいく。離れたパク・シユンが左ボディストレートを伸ばした。須田は、やや嫌がる表情を見せる。しかし首相撲でコントロールしながら、首投げも仕掛けていくとパク・シユンが離れる。

パク・シユンが左ボディストレートから顔面にストレートを伸ばす。須田がパンチで詰めていくと、パク・シユンはバッティングのアピールか。しかし試合は続行される。パク・シユンが両腕を差し上げると須田は引き込もうとしたが、パク・シユンが反転して須田をケージに押し込んだ。投げから引き込んだ須田は、パク・シユンの左足を抑えつつマットに背中を着く。そして下からパク・シユンの左腕を腕十字で伸ばしたが、パク・シユンも立ち上がって腕を抜く。すると須田はヒザ十字に切り替えるも、パク・シユンはサムアップを見せてラウンド終了まで耐えた。

2R、パク・シユンが左ストレートを上下に散らす。須田は左ジャブと右前蹴りを見せ、左ボディストレートを受けながら組み付き、ボディロックでドライブした。しかしテイクダウンできないとみるや、須田はは引き込む。トップのパク・シユンが須田の頭をケージに向け、そのまま押し込んでいく。下から三角の体勢に入った須田。パク・シユンは上から潰すも、須田はボトムで腕十字の形をつくっていく。パク・シユンの右腕を抱えた須田はガードに戻した。腰を上げて体重をかけていくパク・シユンは、サッカーボールキックを放ちながら離れた。須田は下からパク・シユンの足を取りにいきつつ立ち上がる。ケージ際でボディロックに捕らえたパク・シユンが、後ろに引き倒してテイクダウンを奪った。すぐさま須田はガードポジションで固めてラウンド終了を待つ。しかしパク・シユンが立ち上がって、サッカーボールキックを狙って回り、優位であることを見せた。

最終回、須田が右前蹴りを突き刺すと、パク・シユンは左ストレートを上下に当てていく。須田はパク・シユンをケージまで押し込んだが、差し返されて自身がケージに押し込まれてしまう。パク・シユンの左腕を抱えて引き込む須田。パク・シユンは腰を上げ、両腕を差し上げてトップをキープする。須田は左腕でパク・シユンの首を抱えたがギロチンは極まらず。パク・シユンがボディロックでトップキープを続けると、レフェリーがブレイクをかけた。

スタンドに戻り、須田が左ジャブとローを繰り出す。組みつく須田に対し、パク・シユンは左腕を差し入れてケージに押し込んでいく。須田が首投げに入ろうとしたところで、パク・シユンが体勢を入れ替えた。ここでブレイクが掛かり、ケージ中央へ。須田が距離を詰めて、パク・シユンにケージを背負わせる。組みつきおケージに押し込みながら、パク・シユンの左足を取った須田は、右足への外ヒールに切り替える。須田のセコンドからは「(パク・シユンが)グローブを掴んでいる!」とのアピールがあるも、レフェリーには受け入れられない。そのまま須田はヒールを極めることはできず試合終了のゴングが鳴った。

試合終了後、須田の父・智行氏がグローブ掴みに関して抗議するも、レフェリーは反則がなかったと主張しているようだ。結果、パク・シユンがユナニマスで判定勝ちを収め、ベルト防衛に成功した。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o キック パク・チャンス 中村大介

【Black Combat10】中村が序盤に打撃でペースを握るも、チャンスのバックコントールを崩せず判定負け

【写真】1Rに右でダウンを奪った中村だったが、2R以降はチャンスがTD&バックコントロールで試合を制した(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス(韓国)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
中村大介(日本)

中村がガードを下げた構えで右ローと左ミドル、チャンスは右のカーフキックを蹴る。プレッシャーをかける中村がワンツーを当てると、チャンスがバランスを崩す。チャンスが組みつくと、中村が引き込んで腕十字・三角絞めを狙う。これを外したチャンスは中村ケージに押し込んででヒザ蹴り、ハーフガードでトップキープ。中村はアームロックを狙いながら、半身になって立ち上がる。チャンスがそのままケージに押し込んでブレイクとなる。

再開後、チャンスは左右のカーフキック、中村は左ミドルと右ロー。チャンスは右ローから左フック、右フックで中村を後退させる。中村もジャブ・インローで前に出ると、チャンスも左ミドル・右ローを返す。中村が左フックから右、距離が詰まるとチャンスの右に右のカウンターを合わせてダウンを奪う。必死に組みつくチャンスに対し、中村はアームロック。チャンスが中村をケージに押し込んでラウンド終了となる。

2R、チャンスが右にダブルレッグを合わせてテイクダウン、そのままバックにつく。中村はアームロックを狙いつつ立ち上がる。チャンスがバックについて中村をケージに押し込み、ブレイクとなる。再開後、チャンスが左ミドルを蹴って、飛び込むような右ストレートで中村をケージまで下がらせる。

チャンスが組んでヒジを入れると、中村は強引にヘッドロック気味に投げ、チャンスが起きてくるところにアームロックを狙う。これを潰したチャンスはサイドポジションでトップキープし、鉄槌を落として腕十字を狙いながら顔面にヒザ蹴り。中村もアームロックを狙って立ちあがるが、チャンスが中村をケージに押し込む。ブレイク後、中村が右カーフ。お互い激しくパンチで打ち合った。

3R、中村がじりじりと前に出て左ミドル、チャンスも右ストレートを返す。インローを蹴るチャンスに対し、中村はワンツーで前に出てチャンスをケージに下がらせる。距離が離れるとチャンスが右ストレートを当て、左フックを見せてからのダブルレッグでテイクダウンを奪う。中村が亀になって立ち上がり、チャンスはバックについてパンチを入れる。

チャンスは中村をバックコントロール。中村がアームロックを狙いながら立ち上がろうとするも、チャンスのバックコントロールを崩せない。逆にチャンスは中村の立ち際を狙って顔面にヒザ蹴りを入れる。残り30秒で中村が投げを狙うが、チャンスがそれを潰してバックキープ。最後はサッカーボールキックも蹴って攻勢を印象づけた。判定は3-0でチャンスが勝利。序盤に打撃でペースを掴んだ中村だったが、2R以降はチャンスのトップキープ&バックコントールを崩せず判定負けとなった。

試合後、チャンスは「実は試合のオファーがあった時、母親の体調が悪化した」と告白(※現在は体調も回復)。中村は「チャンス選手は若くて勢いがあって。気持ちで負けてしまったところがあった。チャンス選手はお母さんが大変と聞いて、気持ちで負けたことが悔しいです。自分は43歳で練習もしんどくなってきていますが、格闘技が大好きでまだまだ強くなれると思っているので、簡単にはあきらめたくないです」と試合を振り返った。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o イ・ソンウォン キム・ジョンフン ボクシング 山本聖悟

【Black Combat10】山本がイ・ソンウォンを下し、「オ××コ野郎!」キム・ジョンフンとのリマッチ希望

【写真】インサイドからパンチを当てた山本が、2019年11月以来の勝利 (C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
山本聖悟(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28.
イ・ソンウォン(韓国)

距離を詰めた山本がローを散らすも、ケージを背負ったイ・ソンウォンの左右フックが山本の顔面を捉える。腰を落とした山本に対し、イ・ソンウォンはプレスをかける。右跳びヒザから組みついた山本を、イ・ソンウォンがケージに押し込んだ。イ・ソンウォンの離れ際に山本が右ストレートを当てる。ケージ中央で山本の左ハイがヒット。イ・ソンウォンもパンチで山本を下がらせる。イ・ソンウォンのダーティボクシングに、山本は首相撲からヒザを突き上げた。

パンチを振るってイ・ソンウォンにケージを背負わせた山本が、左ジャブを突く。イ・ソンウォンの右スピニングバックフィストをかわした山本が、右ストレートを当てて組む。しかしイ・ソンウォンが左腕を差し上げて山本をケージに押し込む。ウィザーで耐える山本。レフェリーがブレイクをかけ、ケージ中央に戻ると山本が左右ボディから組みつくも、イ・ソンウォンがボディロックからバックコントロールへ。立ち上がった山本はイ・ソンウォンをケージに押し込むも、イ・ソンウォンが切り返して初回を終えた。

2R、山本がプレスをかける。左右に回るイ・ソンウォンを右ローでこかした山本は、右足で頭部を踏みつけた。山本は立ち上がったイ・ソンウォンにケージを背負わせる。サークリングするイ・ソンウォンが右ミドルを当てた。山本が二発目の右ミドルに左ジャブを合わせる。左右ボディから顔面へ。イ・ソンウォンの右スピニングバックフィストをかわした山本が右ローを当てた。さらにケージへ押し込み、右腕を差し上げる。

左ヒザをボディに突き刺した山本に対し、イ・ソンウォンが差し返してケージに押し込んでいく。ウィザーで耐える山本の下腹部に、イ・ソンウォンのヒザが当たり試合は一時中断される。休憩後、山本がイ・ソンウォンに「カチャ! カチャ!(行こう!)」と呼びかけ再開。山本が左右の前蹴りから右カーフへと繋げる。イ・ソンウォンも右カーフから組みつき、ボディロックでグラウンドに持ち込むも、すぐに山本が立ち上がった。さらに首投げでテイクダウンするも、イ・ソンウォンが立ち上がり右腕を差し上げ、ケージに押し込んでいった。

最終回、山本が左ジャブから右カーフを当てると、イ・ソンウォンがバランスを崩した。笑顔で立ち上がるイ・ソンウォンに、山本も笑顔で返す。パンチを振ってきたイ・ソンウォンに組みついた山本。イ・ソンウォンはボディロックで山本を押し込み、足で崩していく。差し返した山本がボディにヒザを突き刺す。イ・ソンウォンのボディロックからの投げを小手で防いだ山本は、打ち合いから組んでケージに押し込んだ。ケージ際での差し合いが続くなか、レフェリーがブレイクをかけた。

再開後、山本が左ボディから右ローを当てる。さらに右クロスから組む山本だが、差し合いではイ・ソンウォンが上回る。ウィザーから足技で崩していく山本。イ・ソンウォンは立ち上がり、腿にヒザを当てて削る。ここもブレイクが掛かり、イ・ソンウォンが前に出る。山本はカウンターの左を当て、なおも距離を詰めてくるイ・ソンウォンをケージに押し込んでいく。ボディロックからテイクダウンに来たイ・ソンウォンを潰した山本が上になる。立ち上がったイ・ソンウォンに山本が左ハイを当て、試合終了のゴングが鳴った。

ユナニマスの判定勝ちを収めた山本は、試合後のインタビューで昨年2月に敗れているキム・ジョンフンの名前を挙げる。そしてインスパイアされたというザ・タイマーズ(忌野清志郎)『FM東京事件』のように、キム・ジョンフンに対して「オ××コ野郎!」と叫んでケージを下りた。


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45 AB Black Combat Black Combat10 DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road to UFC UFC キム・ミンウ ユ・スヨン 中村大介

【Black Combat10】ノンタイトルのK-MMA最強決戦に挑む、キム・ミンウ「フェザー級も減量を厳しい」

【写真】バンタム級の時ほどではない。バキバキ度は上がっているキム・ミンウだった (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)にソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)で開催される Black Combat10のメインでユ・スヨンと対戦するキム・ミンウ。
Text by Manabu Takashima

Road FCバンタム級王座を返上し、一昨年にはRoad to UFCに挑んだが、準決勝の計量失敗で世界最高峰への道が閉ざされた。この後、キム・ミンウはフェザー級への階級変更とBlack Combat参戦を決断した。以来、昨年2月にはDEEPとの対抗戦で中村大介を破り、今回はユ・シヨンの戦うことになった。

NAIZA FCバンタム級王座を12月に失ったが今もBlack CombatとDEEPバンタム級王座を持つユ・シヨンとフェザー級非タイトル戦のK-MMA最強決戦に向け、計量直後のキム・ミンウに話を訊いた。


──韓国人最強といっても過言でないキム・ミンウ選手ですが、一昨年のRoad to UFCバンタム級準決勝で計量失敗。世界最高峰への道を断たれてからBlack Combatを主戦場としました。

「Black Combatは今、韓国で一番期待されているプロモーションで選手の待遇も良いです。だからここで戦うことを決めたのですが、期待通りに良い選手と試合をさせてもらって満足しています」

――これからは母国を主戦場にしていく予定なのですか。

「マネージャーとも話しているのですが、この試合で良い結果を残すことができれば良いチャンスが巡ってくると思っています」

――同じ階級のタイトルマッチを差し置いて、メインで戦うことについてどのように思っていますか。

「タイトル戦を戦う2人も良い選手たちです。ただし、自分とユ・スヨンが韓国でナンバーワンなので我々の試合がメインになるのは当然です」

――バンタム級から階級を上げて、どのような変化を感じていますか。

「中村大介選手と戦った時は、それほどでなかったのですが、今回はあれから体を大きくして筋肉量も増えたので……フェザー級になっても減量を厳しいということでした(苦笑)。パフォーマンス的にはまだハッキリ分からないです。これから試合を積んでいくことで分かってくるかと思います。ただ。現時点でもしっかりと力が入るということ。これは確かです」

――ユ・スヨン選手はMMAの寝技は韓国MMA界トップだと思います。そんな選手を相手に、どのような試合をしたいと思っていますか。

「自分のグラップリングが、ユ・スヨンに劣っているとは思っていないです。全ての局面を準備して練習してきたので、明日、それを見てください」


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