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45 MMA MMAPLANET o Shooto The Shooto Okinawa10   ザ・タイガー石井 タイガー石井 パンクラス マッチョ・ザ・バタフライ リトル 修斗 内藤太尊 南風原吉良斗 大城正也 大田ノヒロ 宇藤彰貴 安芸柊斗 当真佳直 新井丈 旭那拳 木村旬志 松根良太 根井博登 泰斗 澤田龍人 牧ケ谷篤 田上こゆる 畠山隆弥 畠山隆称 蒔田伸吾 黒澤亮平 黒部和沙

【The Shooto Okinawa10】メインで根井博登を迎え撃つ当真佳直「無敗の新人を圧倒して勝ちます」

【写真】プロデビュー戦は沖縄大会だった根井と対戦する、沖縄メインイベンター当真(C)SHOJIRO KAMEIKE

13日(土)、翌日に沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10の計量が行われ、メインで根井博登を迎え撃つ当真佳直が一発でクリアした。
Text by Shojiro Kameike

ここまで2連敗を喫したこともあった。しかし沖縄で着実に、諦めずに戦ってきたことでランキング的にもベルト挑戦が目前というポジションにいる。そんな当真が迎え撃つのは、現役高校生で2023年度新人王の根井だ。決戦前日、計量後に当真が根井戦について、さらに盟友である同級1位と旭那拳と、修斗ストロー級のベルトについて語ってくれた。


――当真選手が沖縄大会のメインを務めるのは、今大会が4度目となります。

「はい。前回のメイン(2020年11月、マッチョ・ザ・バタフライに判定勝ち)は微妙な試合でした。その点については自分でも考えて、今回はちゃんとフィニッシュするか、圧倒的な差をつけて勝ちたいです」

――マッチョ・ザ・バタフライ選手との初戦は正直なところ、内容的には押されていた末、相手の計量失敗があったことも影響して当真選手の判定勝ちとなりました。そのぶん昨年11月の再戦では絶対に決着をつけるという気持ちは強かったですか。

「そうですね。初戦は――練習ではうまくいっていても、試合では出せないものがあるんだなって思いました。たとえば練習では相手にバックを奪われても逃れることはできるんですけど、試合になると相手も必死だし、全力でキープしてきますよね。だから、そもそもバックを取らせない。その点を徹底していれば勝てる。

あとは自分のギロチンに対して過信していたところもありました。ただただギロチンを取りにいくのではなく、要所要所で使っていく。それがうまく行けば勝てるだろうと思ったんです。再戦ではギロチンこそ狙わなかったけど、作戦を徹底して完封できました」

――まさに正面からの強さこそが当真選手のスタイルだと思います。

「自分のスタイルは、まず相手の打撃にテイクダウンを合わせて、トップをキープしながら削って勝つこと。もちろんフィニッシュしたいですが、そこはまだ足りないところがあるかなって思います。でも練習の中ではフィニッシュする力もついてきているし、打撃も含めて全局面で戦える力はついてきました。あとは練習の試合の差を埋めることが大切で。それがいつも反省点であるけど、今は自信もあります」

――現在、修斗ストロー級ではランカー同士の潰し合いが繰り広げられています。その中でご自身の立ち位置については、どのように考えていますか。

■2023年~2024年 修斗ストロー級 主な試合
【2023年】
3月19日 
安芸柊斗 def 澤田龍人 by TKO

4月16日
ザ・タイガー石井 def. 旭那拳 by 2-0
当真佳直 def. 大城正也 by 3-0

5月22日
阿部マサトシ def. 木内SKINNY ZOMBIE崇雅 by 2-0

5月28日
畠山隆弥 draw 泰斗 by 1-0

6月18日
田上こゆる def. ザ・タイガー石井 by TKO

7月23日 
新井丈 def. 安芸柊斗 by TKO
※新井が王座防衛

11月12日
旭那拳 def. 泰斗 by 3-0
当真佳直 def. マッチョ・ザ・バタフライ by 3-0
畠山隆称 def. 蒔田伸吾 by TKO

【2024年】
1月28日
根井博登 def. 麻生Leg Lock祐弘 by 1R TKO
※根井が2023年度ストロー級新人王に

3月23日
旭那拳 ― 田上こゆる
※旭那の負傷により中止に

4月7日
黒部和沙 def. 澤田龍人 by 変形ツイスター

【試合予定】
4月14日
当真佳直(4位) × 根井博登
畠山隆称(6位) × 牧ケ谷篤

5月26日
泰斗(8位) × 石原愼之介

「今、僕はランキング4位です。まず2位の黒澤亮平選手はパンクラスに出ていて、次はタイトルマッチじゃないですか(4月29日にリトルと暫定ストロー級王座を争う)。次に3位の安芸柊斗選手は、MMAPLANETのインタビューで『フライ級に転向する』と言っていましたよね。あとはチャンピオンの新井丈選手もフライ級で戦うために、メチャクチャ体が大きくなっていて。僕も新井選手への挑戦を見据えていましたが、見ていると新井選手はもうストロー級に落とすのは無理なんじゃないかな、と思うこともあります」

――ということは、1位の旭那拳選手と……。

「そうなるかもしれないですよね。旭那選手の怪我で中止になりましたけど、3月に田上こゆる選手の試合が組まれていて。ここで旭那選手が勝ち、次に僕が勝てば対戦することになっていたかもしれない。その可能性は、まだ残っています。ただ――複雑な気持ちです」

――……。

「練習仲間で、いろんな技術を教わることもあります。プライベートで一緒に遊びに行くこともあります。正直なことを言えば、対戦したくないですよ。でもお互いに一番を目指しているなら、いつか戦わないといけない日が来る。それは分かっています」

――同じ階級の練習仲間で、しかも近い存在であればあるほど心境は複雑でしょう。しかし松根良太さんが修斗沖縄大会を始めて、今回で10回目を迎えます。その結果として、沖縄在住ファイター同士がベルトを賭けて戦う日が来たら、それは喜ばしいことでもあるかと思います。

「僕と旭那選手が戦うなら、沖縄大会でタイトルマッチをやりたいです。松根さんも、そう願ってくれていると思っています」

――そうしてランカー同士の潰し合いが繰り広げられるなかで、根井選手のように新人王トーナメントを制したばかりの新世代が絡んでくるとは思いませんでした。

「僕はそうなると思っていましたよ。根井選手は新人王トーナメント決勝の前から注目されていて、僕はすぐに対戦する日が来るだろうと思っていました。それだけ根井選手は強いし、特に新人王を獲った時に『次は自分だろうな』と。勘でしかなかったけど」

――しかし、ここまで上位陣が潰し合いをして、自身が勝ち残った。そこで新人が来るのか……とは考えなかったですか。

「そういう考えはないです。どんどん新しい選手が出てきてほしいですね。根井選手もそうだし、澤田龍人選手に勝った黒部和沙選手とか。どんどん入ってきて、どんどんランキングを動かしてもらいたいと思います」

――今のところ旭那選手と田上選手の試合については、5月19日のニューピアホール大会にスライドできるよう調整中と発表されています。また、王者である新井丈選手の動向次第でもありますが、当真選手にとって今回の試合はタイトルマッチ前哨戦だと思いますか。

「その気持ちはあります。新井選手か田上選手が相手なら後楽園ホールでも良いけど、旭那選手と対戦するなら、やっぱり沖縄が良いですね。どちらにしても、今回はタイトルマッチ出場をアピールできるよう、しっかり勝ちます。

自分としては、まず修斗のベルトを巻くために着実に進んできました。正直、2連敗した時は『自分はこんなモンなのか……』と考えた時もあります。でも、あの連敗からココまで来ました。もうあの時の自分とは違います」

――2連敗した時と今の自分では、何が違うと思いますか。

「打投極、全てが進化しています。それと――2連敗した時は、一気に攻め込んでダメだったら『もうダメだ……』という気持ちになっていました。でも今は、試合で劣勢になっても、諦めなければ必ずチャンスは来ると考えるようにしています」

――それこそ砂辺イズムなのかもしれませんね。2010年9月に砂辺選手が田原しんぺー選手をKOした試合がすごく印象に残っています。最初に砂辺選手がダウンを喫した時、過去の試合ぶりから『ダウンを跳ね返して勝つんじゃないか』と直感的に思いました。

「えぇ、そうなんですか」

――結果は田原選手の三角絞めをスラムで返してKO勝ち。試合後に聞いたところ、セコンドの勝村周一郎さんも砂辺選手がダウンした時に「勝った!」と思ったそうです。砂辺選手としてはダウンを喫してからのほうが強いのかもしれませんが、最後まで諦めない気持ちというのは理解できます。

「その話を聞けて嬉しいです。今回の相手は高校生で、パワーは僕が勝っていると思います。でも無敗の人間が、絶対に何か持っている。何かあるから無敗なので。だから『高校生だから勝てる』なんて考えていません。無敗だから何か持っているはずだけど、自分としてはこれまで負けたことがあるから分かるものがあると思っています。明日は、そんな無敗の新人を相手に圧倒して勝ちます」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード&計量結果

<ストロー級/5分3R>
当真佳直:52.04キロ
根井博登:51.80キロ

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊:65.52キロ
宇藤彰貴:65.62キロ

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称:52.10キロ
牧ケ谷篤:52.04キロ

<ウェルター級/5分2R>
西條英成:76.92キロ
アイエティ・ケビン:76.80キロ

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗:65.62キロ
メイヘム和成:65.24キロ

<ストロー級/5分2R>
木村旬志:52.16キロ
大城匡史:52.14キロ

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー:52.48キロ→52.20キロ
知名昴海:51.52キロ

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ:52.14キロ
高橋佑太:52.20キロ

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい:52.22キロ
小生隆弘:56.56キロ

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章:61.10キロ
武田昴大:60.90キロ

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平:65.32キロ
神田篤社:65.48キロ

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉:48.36キロ
徳本望愛:49.22キロ

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45 AB ANIMAL☆KOJI DEEP DEEP119 MMA MMAPLANET o キム・ミンウ ダスタン・アマンゲルジ マサト・ナカムラ ユ・スヨン ヴィンス・モラレス 元谷友貴 北岡悟 日比野エビ中純也 木下尚祐 水野竜也 泰斗 石司晃一 神龍誠 福田龍彌 窪田泰斗 関原翔 雅駿介

【DEEP119】ユ・スヨンが王座返上→元谷友貴×福田龍彌で、DEEPバンタム級王座決定戦

【写真】ユ・スヨンが見られないのは、残念。だが国内屈指の実力者対決組まれた(C)MMAPLANET

30日(土)、DEEPより5月3日(金・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP119 Impactでバンタム級王座決定戦=元谷友貴×福田龍彌が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

福田は昨日29日(金)にフライ級暫定王者から、神龍誠の王座返上を経て正規王者になったばかりだ。


その神龍と同様にバンタム級王座もユ・スヨンが防衛戦のスケジュールの目途が立たないためにベルトが返上されることとなった。

今回の後楽園ホール大会、実のところ元谷がユ・スヨンに挑戦するという形を第一に話が進められていたが、福田が3月大会で雅駿介に勝利したことで対抗馬に浮上していた。

ユ・スヨンは昨年9月に石司晃一を下し、DEEPとBlackcombatのバンタム級王座を獲得。12月にはNAIZAバンタム級王座をダスタン・アマンゲルジに明け渡した。さらに今年1月にフェザー級シングルマッチでキム・ミンウと対戦し、延長4Rに急所蹴りを受けて試合続行不可能となり、NCという結果に終わっている。

半年間でこのハードなスケジュールをこなしてきたユ・スヨンの防衛戦を行われない場合、元谷と福田の間で暫定王座決定戦が組まれるのではないかという憶測もあった。が、ここにきての王座返上、その理由は推して知るべしといったところか。

元谷は大晦日のヴィンス・モラレス戦における敗北からの再起戦となるが、ATTでどれだけアップデートができているのか。また福田もこの試合に向けて、来週より3週間の予定でファイター福田龍彌生誕の地ともいえる──タイで出稽古を敢行することが決まっているという。

なお同大会では既にメガトン級の水野竜也×ANIMAL☆KOJI、ライト級で北岡悟×倉本大悟という3回戦、関原翔の復帰戦となるマサト・ナカムラ戦=フライ級、バンタム級の窪田泰斗×橋本ユウタ&日比野エビ中純也×木下尚祐戦と2回戦3試合が実施されることが発表されている。

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45 Bloom FC02 MMA MMAPLANET o Torao 修斗 奥宮ハント 泰斗 田上こゆる

【Bloom FC02】地元・福岡で早坂優瑠戦、泰斗「スポーツをしようという気持ちが強かった。でも……」

【写真】Bloom FCと闘裸男、どちらも参戦する相乗効果で強化を狙う!!(C)MMAPLANET

31日(日)、福岡県福岡市中央区のアクロス福岡で開催されるBloom FC02で、泰斗が早坂優瑠と対戦する
Text by Shojiro Kameike

福岡のMMAレンジャーズジムに所属する泰斗にとっては、1年振りに地元で戦う機会を得た。修斗ではデビューから3連勝したものの、以降は2敗1分と上位陣の壁にぶち当たっている。そんな泰斗がBloom FC初出場で見せたいものとは――「喧嘩」だ。


――表情に少し疲労も見られますが、今はまだ追い込みの時期ですか。それとも減量の時期でしょうか。

「減量ですね。でも自分は、それほど減量はキツくないので大丈夫です!」

――今回はBloom FC初出場となります。Bloom FCは昨年11月に第1回大会が開催されました。修斗を主戦場としている泰斗選手にとって、この大会はどう見ていましたか。

「出ているのは先輩選手が多かったし、福岡で行われているという『地元感』が強かったです。どうしても福岡のMMAファイターって、他の場所で試合をすることが多いじゃないですか。それが地元で試合をして、地元で応援してくれる人たちの前で戦うことができるのは良かったと思います。

この大会にはハントさん(奥宮ハントMMAレンジャーズジム代表)も関わっていて。僕もずっとハントさんにはお世話になっていますから、その大会を盛り上げたいっていう気持ちは強いです」

――修斗は修斗でチャンピオンを目指し、ランキングを上げていくための試合もしないといけない。一方で修斗のランキングには影響しないBloom FCの試合をどうとらえるのか。泰斗選手の場合はいかがですか。

「その点については全然気にしていないです。やはり地元で試合ができるのというのは一番大きいので。かといって、福岡ならどの大会に出るというわけではないですよ。やはり修斗は修斗で、Bloom FCはハントさんが関わっていることが大きいですから」

――Bloom FC第1回の時、ご自身は同時期に沖縄で試合をしているだけに、余計にそう感じたのではないですか。

「アハハハ、そうかもしれないですね。でも沖縄勢との試合は敵対心というか――レンジャーズジムはパラエストラ沖縄勢(現THE BLACKBELT JAPAN沖縄)に対抗心があって(笑)。九州と沖縄ではお互いに目立っているチームだと思いますし、軽量級の選手も多いじゃないですか。だから沖縄の選手と対戦するために、沖縄にも行きますよ」

――2023年はその沖縄勢との2試合で、1分1敗という結果でした。

「もちろん勝ちたかったですが、相手はみんな格上で、良い経験にはなったと思います。自分の実力を思い知らされました。自分自身の持ち味を出せていなかったし、いろいろ気づかされたことも大きいです。次の試合も相手は格上ですけど、絶対に勝たないといけない相手だと考えています。この試合の結果で、これからの自分が決まるというか」

――個人的には、畠山戦では泰斗選手の持ち味も出た末のドローだったと思います。ただ、旭那戦は良いとこを見せることができなかった。それは相手の差なのか、あるいは福岡と沖縄という開催地も関係あるのか……。

「相手の差ですね。旭那選手はやっぱりランキング1位で、組んだ感じも全然違いましたし。力の差というか、巧さの差がありました。自分がテイクダウンを狙おうとしても、どんどん相手との距離が遠くなっていく。僕もフィジカルには自信がありますけど、やはり柔術の巧さというか……そこは自分の足りないところでもありましたね」

――では、この4カ月間で新しく取り組んできたことや、伸ばそうと考えたものはありますか。

「何より気持ちの問題だと思っています。今までの試合では、自分の試合に殺気が感じられないんですよ。いつも練習のほうが調子は良くて。だけど練習どおりの力を試合で出すことができない。それは気持ちの問題で――練習と同じように試合でも『相手を倒しに行く』という気持ちを見せることができていれば、前回の試合も田上こゆる戦でも可能性はあったんじゃないかと思っています。仕留めに行く、その気持ちを出していきたいです」

――「練習では強いけど試合では勝てない」というファイターは、今まで数多く存在していたと思います。その逆もまた然りで。ご自身の中で「練習では強いけど試合では勝てない」という要因は何だと思いますか。

「今までは『スポーツをしよう』という気持ちが強かったんです。MMAはスポーツじゃないですか。だから当然なんですけど――でも格闘技だから、喧嘩が必要な時もあって。そういう荒々しい面も自分には欠けていたんじゃないかと思うんですよ。今回は喧嘩をします」

――「喧嘩も必要」というのは意識面のお話で、それが自分の中で足りなかった「仕留めに行く」という意識なのでしょうか。

「そうです。あとは、せっかく地元でたくさんの応援団が来ているのに、中途半端な試合は見せられないですよね。もちろん試合は勝敗が最優先です。でもそれ以上に、みんなに自分の気持ちを見せたくて。全力で仕留めに行きます」

――なるほど。「試合で殺気が感じられない」という意見は、誰か他の人から聞いたものですか。それとも自分自身で出した結論なのでしょうか。

「まず自分はチームメイトから、よくパンチ力について褒められるんですよ。『それだけのパンチ力があるなら、もっと試合で出せば良いのに。出したら相手は絶対に倒れるよ』って」

――泰斗選手にはテイクダウンとフィジカル、そしてスタミナという武器があります。勝つために、その武器を選択するのも当然でしょう。

「結局、自分自身がその武器に捕らわれていたと思うんです。なぜ、みんなが褒めてくれるパンチを出せていないのか。それは気持ちの問題であり、仕留めに行くという試合への姿勢の問題であって。だから一言でいえば、喧嘩をするのが一番良いのかなと思っています」

――なぜ今までの試合では喧嘩ができなかったのでしょうか。泰斗選手も昔は喧嘩をしていたほうだと推測するのですが……。ただの印象で、すみません(苦笑)。

「アハハハ。まぁ、それなりには……。でも喧嘩をしていたから――だと思うんですよね」

――というと?

「MMAを始める時『これは喧嘩じゃない。スポーツなんだ』と自分に言い聞かせていました。だからスポーツとして勝つ意識のほうが強くなってしまったんだと思います。でもMMAは格闘技なわけだから、喧嘩する気持ちもあったほうが良い。その気持ちを取り戻したくて。無理に喧嘩をするわけじゃなく、そのほうが本当の自分なんじゃないかって気づいたんですよ」

――あれだけテイクダウンをトップコントロールで動き続けることができる泰斗選手なら……。

「同じぐらい打撃を出し続けることもできます。もうフルラウンド、打ち続けるぐらいに(笑)。それだけ自分は打撃にも自信はあって。次の試合は、今まで見せていない部分も出していきたいですね」

――ただ、打撃を出そうとすることでテイクダウン&トップコントロールという自分の良さも消えたりはしないですか。

「そこをどう織り交ぜていくか、ですね。相手も組んでくるタイプですし、自分も組みの展開でも上回らないといけない。組みを生かしたうえでの打撃というのが、今回のテーマなんですよ。組みも打撃も練習しているので、あとは気持ちだけです」

――では対戦する早坂優留選手の印象を教えてください。

「もう40戦、自分の何倍も試合をしているベテランで。組みが中心ですけど、何をやってくるのか分からないというタイプです。でも、もう全盛期は過ぎていると思いますし。キャリアの差は、あくまで数字でしかない。決して甘く見ているわけではなく、現時点では僕のほうが勝っている部分も多いし、どちらかというと『やりやすい相手』だと思います」

――地元での試合ということで、周囲の期待も高いのではないですか。

「実は2カ月前に自分のバーをオープンしたんですよ。そのお付き合いで、いろんな広がりもあって……。今回はバーのお客さんも含めて、たくさん応援に来てくれます。その人たちの前で絶対に負けるわけにはいかないし、寒い試合もできないです」

――この試合で勝った先のことは考えていますか。

「あまり先々のことは考えていません。あえて言えば、舞台はどこでも良いので常に強い選手、格上の選手と対戦したいと思っています。スケジュールの面では、もし今回勝って怪我もなければ、5月26日のTORAO福岡大会も出たいです。そのためにも今回の試合では、しっかり仕留めて勝ちます!」

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K-1 MMA o キック プロレス 泰斗

【RISE】伊藤隆代表 K-1との対抗戦は「一旦ここで終わり」と発言

3月20日に開催されたK-1 WORLD MAX 2024。3月17日のRISE ELDORADO 2024から引き続き行われたK-1×RISEの10対10の対抗戦を終え、K-1のカルロス菊田プロデューサーとRISEの伊藤隆代表が対抗戦の総括を行いました。K-1側が7勝3敗と大きく勝ち越した結果を受け、両者の間で対抗戦の継続について温度差が色濃く出るコメントが印象的でした。

K-1の菊田プロデューサーは「チャンスと可能性があれば何でもOKだと思っています。そのチャンスと可能性は、やはりチケットがしっかり売れて、注目されるということが可能性とチャンスの話だと思ってるので、そういう機会を作っていくことができれば何でもアリかとは思っています」と好意的なコメント。

それに対してRISEの伊藤代表は「私の中では一旦ここで終わりかなと思ってます。今日のイベントを見て、RISEとK-1の求めてるものが違うなと僕は実感したので。またこれは意見交換会で 話し合っていきたいですけども、私の中ではここで一旦終了したいと思ってます」と交流に一区切りつけたいという意向を示しました。

どうしても気になるのが伊藤代表の「RISEとK-1の求めてるものが違う」というコメント。どの部分が「違う」のかというと、対抗戦の中のK-1側に対して厳しい結果となった微妙な判定。江川優生×常陸飛雄馬、軍司泰斗×門口佳佑の2試合はファンだけでなく、現役の選手からも判定結果に対して疑問の声があがりました。

この点について伊藤代表は「僕は勝ったと思いましたよ。でもこれはK-1のリングなんで、 僕がとやかく言う必要はないと思う。そういう部分で求めてるのが違う。 そこら辺をちゃんと話し合いをできるかが今後重要になると思います」と語りました。

なるほど。対抗戦継続の最初の関門は厳正な判定、場合によっては統一基準の設定というところか。でも、MMAでもプロレスでもキックでも対抗戦は劇薬。一時的には爆発的に盛り上がるものの、それが乱発し過ぎると、ファンも慣れてきて不感症になるもの。しかも、対抗戦ではない自前の大会だと物足りなくなるという副作用があります。対抗戦の頻度を考えないと取り返しのつかない事にななるかなと。

そんな中で、伊藤代表が「今回みたいな全面って毎回やっても盛り上がんないと思うんですよ」と語っていた事に少し安堵しました。オリンピックのように4年に1度だとさすがにインターバルが開きすぎかもしれませんが、2年に1回くらいがちょうどいいのではないでしょうか。まずは両団体でしっかり協議してもらいましょう。
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K-1 o YouTube   宇佐美秀メイソン 泰斗

【K-1】和島大海、“世界制覇”に気合十分 前回敗戦のオウヤンにリベンジ宣言 世界最強トーナメント出場選手が集結 『K-1 WORLD MAX』前日計量

あす3月20日に国立代々木競技場第一体育館で行われる『K-1 WORLD MAX』の前日計量&記者会見が19日に都内で行われた。

■『K-1 WORLD MAX』対戦カード
▽第22試合/世界最強トーナメント・開幕戦
和島大海 vs. ダリル・フェルドンク
▽第21試合/世界最強トーナメント・開幕戦
オウヤン・フェン vs. パスカル・シュロス
▽第20試合/世界最強トーナメント・開幕戦
ヴィクトル・アキモフ vs. 中島玲 ※ウマール・セマタ欠場でアキモフに変更
▽第19試合/クルーザー級タイトルマッチ
シナ・カリミアン vs. リュウ・ツァー
▽第18試合/女子フライ級タイトルマッチ
アントニア・プリフティ vs. SAHO
▽第17試合/世界最強トーナメント・開幕戦
ストーヤン・コプリヴレンスキー vs. カスペル・ムジンスキ
▽第16試合/世界最強トーナメント・開幕戦
ゾーラ・アカピャン vs. タラス・ナチュック
▽第15試合/世界最強トーナメント・開幕戦
ロマーノ・バクボード vs. タナンチャイ・シッソンピーノン ※ダビッド・キリア欠場でバクボードに変更
▽第14試合/世界最強トーナメント・開幕戦
デング・シルバ vs. 璃久
▽第13試合/K-1vsRISE対抗戦
軍司泰斗 vs. 門口佳佑
▽第12試合/K-1vsRISE対抗戦
菅原美優 vs. 宮﨑小雪
▽第11試合/K-1vsRISE対抗戦
江川優生 vs. 常陸飛雄馬
▽第10試合/K-1vsRISE対抗戦
兼田将暉 vs. 戸井田大輝
▽第9試合/K-1vsRISE対抗戦
松山勇汰 vs. 原口アンドレイ
▽第8試合/スーパーファイト K-1スーパーライト級
卜部功也 vs. 鈴木勇人
▽第7試合/スーパーファイト
玖村将史 vs. ルカ・チェケッティ
▽第6試合/スーパー・フェザー級
朝久裕貴 vs. レミー・パラ
▽第5試合/ウェルター級
宇佐美秀メイソン vs. 白須康仁
▽第4試合/スーパーファイト
ぱんちゃん璃奈 vs. 平岡琴
▽第3試合/スーパー・ヘビー級
クォン・ジャンウォン vs. 安藤優介
▽第2試合
大沢文也 vs. 友尊
▽第1試合/バンタム級
壬生狼一輝 vs. 大久保琉唯

#和島大海 #k1wgp #K1

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K-1 o YouTube   泰斗

【K-1 WORLD MAX】闘神・軍司 泰斗の無限ラッシュ地獄を見よ!K-1 WORLD MAX 3.20国立代々木競技場第一体育館チケット好評発売中! #k1wgp #k1next

玖村 修平 vs 軍司 泰斗 全編はコチラ

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【K-1 vs RISE】宮田P「RISEに“仕返し”したい」対抗戦への激情を吐露 対する伊藤代表は全勝宣言『K-1 × RISE 対抗戦 対戦カード発表記者会見』

#k1wgp #RISE #格闘技

『K-1 × RISE 対抗戦 対戦カード発表記者会見』が2日に行われ、K-1サイドからKrushプロデューサーの宮田充、金子晃大、与座優貴、軍司泰斗、菅原美優、江川優生、池田幸司が、RISEサイドから伊藤隆代表、中村寛、門口佳佑、鈴木真彦、宮﨑小雪、常陸飛雄馬、花岡竜が登壇。対抗戦への意気込みを語った。

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🎬【K-1 vs RISE】軍司泰斗 vs 門口佳佑の王者対決が決定!タイトルマッチではないものの、両者ベルト返上の覚悟での試合へ『K-1 × RISE 対抗戦 対戦カード発表記者会見』

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K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 スリヤンレック・ポー・イェンイン ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ 武尊 泰斗

【ONE FF46】日本でも馴染みのファイターが第1試合で激突!スリヤンレックがヨーキッサダーを一撃KO

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
Def.2R0分15秒 by TKO
ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ(タイ)

日本のK-1で武尊と対戦したヨーキッサダーと武居由樹・軍司泰斗と対戦したスリヤンレックが激突。ヨーキッサダーが右ローと右ミドル。スリヤンレックも右カーフを蹴り返し、右ミドルをキャッチして右ストレートを返す。スリヤンレックはヨーキッサダーの前足に左右のローを集め、ヨーキッサダーが前に出てくるところに右フックを合わせる。

さらにスリヤンレックは右ボディストレートからパンチをまとめ、ガードの上から右フックを叩きつける。残り20秒、ヨーキッサダーも右ボディストレートを当てると、スリヤンレックも左フックを返す。

2R、ヨーキッサダーが右ストレートで前に出ていくと、スリヤンレックが左フックを合わせ、右ストレートを一閃。この一撃でヨーキッサダーが後方にばったりと倒れ、スリヤンレックが衝撃的なKO勝利を収めた。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto Okinawa09 The Shooto Okinawa09 キック 旭那拳 泰斗 田上こゆる

【The Shooto Okinawa09】泰斗をグラウンドで完封した旭那が、後楽園大会出場&田上こゆる戦をアピール

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
泰斗(日本)

ガードを固める泰斗に対し、旭那の右カーフがヒットした。互いに距離を測るなか、泰斗が旭那の左ミドルを受けながらテイクダウンする。しかし旭那はすぐに泰斗の左足を抱え上げてスイープし、トップへ。パスしてマウントを奪うと、右腕を差し上げて押さえ込む。泰斗がスクランブルに持ち込むも旭那がトップをキープし、さらにハーフガードの泰斗の首を取ってギロチンを狙った。

これは極められなかったが、旭那がパスしてサイドに回る。泰斗は体を起こしてスクランブルに持ち込みたいが、その動きも潰されてしまう。ハーフの泰斗に対してパスした旭那は、左腕を差し上げてニーインザベリーで押さえ込もうとし、最後はしっかりと背中を着かせて初回を終えた。

2R、旭那が左ジャブでけん制しながら右カーフキックを当てる。泰斗も右ローを返すが、旭那が右前蹴りで泰斗を下がらせる。サウスポーにスイッチしてダブルレッグで飛び込んだ旭那が、泰斗に背中を着かせた。泰斗は下から旭那の左腕をキムラで抱えるも、腕を抜いた旭那はボディロックへ。さらにバックを奪い四の字フックで固める。

さらに、おたつロックから泰斗の体を伸ばした旭那は、動く泰斗に対してバックをキープする。旭那はパンチで削りつつ右腕を首に回していくも、レフェリーがアクションのコールを発する。泰斗も極めさせなず耐え続けるが、旭那がラウンド終了間際にツイスターを見せた。

最終回、旭那が蹴りのフェイントを見せるも、構わず泰斗は左右のローを打ち込む。スイッチしながら距離を詰めていく旭那だが、手数は少ない。しかし左右のスイッチがテイクダウンのフェイントになっているか。泰斗も距離を詰めることができない。旭那は左フックからダブルレッグで入るも、切り返した泰斗がトップに回る。

ボディロックから旭那に背中を着かせた泰斗。旭那はラバーガードから泰斗の右腕を固め、顔面に右ヒジを突き刺す。泰斗がバックに回るも、旭那が正対して背中を着かせる。右腕を差し上げた旭那がパスを狙ったが、泰斗がフックガードで耐えて試合終了となった。

判定勝利で再起を果たした旭那は、まだ出場経験のない後楽園ホール大会での田上こゆる戦をアピールした。


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【DEEP116】テイクダウンを奪いまくった雅が、グラウンドでもコントロールし窪田にフルマーク判定勝ち

【写真】テイクダウン、グラウンドコントロールでも雅が上回った(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
窪田泰斗(日本)

サウスポーの窪田が一気に距離を詰める。左右フックからシングルレッグで入った窪田は、左腕を差し上げて雅をケージに押し込んでいく。ケージ際の攻防でヒザを突き上げた雅は、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。一度は立ち上がった窪田だが、再び背中を着かされてしまう。ハーフガードの窪田に鉄槌とヒジを落とす雅。窪田は下から雅の頭を抱えている。雅は窪田の左わき腹に右ヒザを連打する。さらに窪田の腕を振りほどいた雅は、強烈な右ヒジを落としていった。

ここでレフェリーがブレイクをかけ、スタンドで再開される。ケージ中央で右ハイを見せた雅に対し、窪田はフェイントから組むチャンスをうかがう。窪田が左ストレートをボディに伸ばした。雅は首相撲からヒザを突き上げ、窪田をケージに押し込む。クラッチすると、そのままテイクダウンを奪って初回を終えた。

最終回、パンチを狙う窪田に対し、雅が首相撲を仕掛ける。ここは窪田が離れた。窪田の左ストレートに対し、雅の右ローが窪田の下腹部を捕らえてしまった。ここで試合は中断され、休憩後に再開される。再開後、窪田は組んで行くも雅にスプロールされてしまう。反対に雅がボディロックから窪田に尻もちを着かせた。立ち上がる窪田をケージに押し込み、ヒザを突き刺していくも、レフェリーがブレイクをかけてローブローの注意を与える。

再開後すぐに組んだ両者だが、テイクダウンを奪ったのは雅だ。バックマウントからRNCを狙い、窪田がうつ伏せになるとパンチで削る。四の字フックで組んだ雅は、バックから左腕を差し上げて窪田をコントロールする。パンチで削り続ける雅に対し、窪田も反転して立ち上がったが、パンチをかわされタイムアップとなった。

裁定はフルマークの判定で雅が窪田を下した。


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