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お蔵入り厳禁【Road to UFC2023 Ep06】原口伸がRTU準決を振り返る─01─「力を使わないで行こうと」

【写真】本来はこの日まで休養に当てていたが、取材に合わせて練習に復帰してくれた原口伸。ケガもなく好調をキープしていた (C)MMAPLANET

8月27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されたRoad to UFC2023Ep06のメイン=ライト級準決勝でキム・ジェヒョンを判定で破り、決勝戦進出を決めた原口伸。
Text by Manabu Takashima

当初の予定ではバーハートゥブールゥ・アトゥボラティと対戦予定だったが、計量オーバーに。自身の本計量前には、どうやら体重は落ちないという状況を把握していた原口だが、急遽ワンマッチ出場予定のキム・ジェヒョンと戦うこととなった。それでも徹底したテイクダウン奪取で、判定勝ちを収めた原口の話を勝利から10日後にBRAVE三郷で訊いた。

お蔵入り厳禁──試合前、試合と共に想定外の状況にあった原口はどのように気持ちを創り、切り替えていたのか。心の襞を覗かせてもらった。


──Road to UFC準決勝をクリアして10日、今の気持ち──あの時の気持ちではなく、今の気持ちを教えてください(※取材は9月4日に行われた)。

「前日に相手が代わったことで、絶対にメンタルはブレていて。それでもブレたなかで勝ち切れたことは、自分もよくやったなとは思います」

──ブレたというのは?

「去年、風間(敏臣)選手の準決勝の相手が体重を落とせずに、不戦勝で決勝進出が決まったことが、すぐに脳裏をよぎったんですよ。計量まで1時間で、あと2キロ落とせていない。何がどうあっても落ちないじゃないですか。バックアップがいるとも聞いていなかったですし」

──このまま試合はなくなって、決勝進出だと。

「ハイ。一度、気持ちが切れました。で計量が終わってメディカルに行って戻ってくると、『上が絶対にやらせるから』ということを関係者から伝えられて……」

──結果、ワンマッチ出場予定だったパク・ジェヒョンと戦うことになった。理不尽だとは思わなかったですか。

「いや、凄く思いました。準決勝から出てくるなんて、1回戦から戦ってきたこっちからするとズルいと言っちゃあズルい。事前にそれが分かっていたわけじゃないので」

──個人的には兄弟揃って週末にトーナメント準決勝が、相手の計量失敗で不戦勝なんて世界初だと。面白いことになったと思って記事を書いていました」

「アハハハハ」

──それが一転して、どうやら戦うことになりそうという空気になりました。あの時、パク・ジェヒョンの一択ではなくてバーハートゥブールゥとのキャッチウェイトで準決勝という選択肢もあったと聞いています。ただし、ドクターストップで彼の試合出場はなくなったと。

「ハイ。その二択だったんです。体重オーバーでも、20パーセントのファイトマネーを受け取って戦うのか。ずっと対策して、練習もしていたので元々戦う予定だった選手とやりたいと返答しました。『この韓国人選手は、誰だよ!! どこかのチャンピオンだし』みたいな(笑)」

──韓国筋からはコリアンゾンビ系の選手だらけになるのでトーナメントから外されたという話が伝わっていた実力の持ち主でした。

「そうだったんですね。戦績を調べたら、準決勝で(※ロン・チュウに)敗れたキム・サンウクに勝って、Angel’s FCのチャンピオンになっている6勝0敗の選手で」

──伸選手はライト級としては小さい。バーハートゥブールゥが戦えたとしても、体重を戻した時に105パーセント以上重くて、ベガスの規定になると対戦できないのではという話もされていました。パク・ジェヒョンと戦うことが決まった時の気持ちというのは?

「さっきも言いましたが、『ズルい』。あとは正直、『ふざけるなよ』っていう気持ちにもなりました。ただ、フェイスオフまでに一度ホテルの部屋の戻った時に、UFCと契約してからはこういうことも絶対にあるはず。

Road to UFCはあくまでもRoad to UFCで絶対に勝たないといけないトーナメントだけど、キャリアを線として捉えた場合、ここで試合をせずに決勝戦で勝ち上がったとしても、契約した後に通用するのかっていうのもあって。なら、こういう状況で試合をすることも後々のためになるんじゃないかと、ポジティブに捉えるようになっていました。フェイスオフの時には『よし、やるか』という気持ちでした」

──素晴らしい切り替えですね。そこから相手の試合映像などをチャックしたのですか。

「サッと目を通して、元々の相手はサウスポーだったけどオーソになったのでサウスポーを相手にするとどういう戦いをするのか。そこは結構、見ました。戦ってみて、まま動画のままでしたね」

──バーハートゥブールゥ戦を想定していた時と、戦い方に変化を加えたのでしょうか。

「テイクダウンのフェイントから打撃、それを見せてテイクダウンを取るという作戦を中国人選手と戦う時は考えていました。韓国人選手と戦う前も色々とは考えていたのですが、いざ実際に対面すると気負ってしまって。『絶対に負けたくない』という想いで、相当に慎重になっていました。

準決勝で負けると意味がなくて、でも勝負の世界は残酷だからパッと出てきたヤツが決勝に行くなんて幾らでもあり得るとか、色々と考えてしまっていました。相手もワンマッチから本戦の出場で張り切っているだろうし。そこも含めて相手云々ではなくて、自分のなかのプレッシャーと戦っていたように思います」

──まず、ケージに向かう時はどのような気持ちでしたか。

「入場曲のサビの部分で普通に涙が出そうになって、『やっべぇ』と思いました。感極まってしまっているので、『集中しろ』、『集中しろ』って自分に言い聞かせて(苦笑)。そうしたら、すぐに戻りました。でも『来るぞ』、『来るぞ』という風で、自分のなかの何かと戦っている感じでしたね。これまでの試合の入り方とは、大分違っていました」

──テイクダウン、スクランブル、テイクダウンの繰り返しではあったかと思います。

「やっぱり立つのが上手かったです。上手いとは分かっていましたが、あんなに上手いとは思っていなかったですね。いつものように足を束ねていけると考えていましたが、そうさせないことだけに集中しているような動きをしていました。

力を使っていないのも分かりました。だから僕も手を引っ張るだけで、深くはいかないで。そこはレスリングで培ってきたモノが生きました」

──パク・ジェヒョンがこれだけ立って来ると、もう立たせて倒すという繰り返しで削ろうという判断をしたのでしょうか。

「いえ、頭をケージ中央の方に倒しても、凄い勢いでケージ際に移動されて。

『なんだ?』と思いました。徹底していましたよね。なら、こっちも力を使わないで行こうと」

──そこは自制できると。

「ハイ、レスリングは熱くならないです。打ち合いだと『コイツッ!!』ってなってしまうのですが、立たれても攻めているのは自分だったので。こういう精神的な削り合いの時は、絶対に負けないと気持ちでやっています」

──組みで殴る。コントロールして殴るという原口選手に究めて欲しい部分は、あまり出ていなかったように映りました。

「殴るという感覚はあったのですが、思った以上に立つのが上手くて気後れしてしまった部分はあります。少しルーズにして殴るのではなく、しっかりとクラッチして組みに集中していました」

<この項、続く>


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【Road to UFC2023Ep06】日本のノンストップMMAレスリング。原口がパク・ジェヒョンを完封して決勝へ

【写真】勝つために終始攻め続けた。その試合が面白くないはずがない。(C)MMAPLANET

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
原口伸(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
パク・ジェヒョン(韓国)

サウスポーの原口がシングルレッグで組んだ。尻もちを着いたパク・ジェヒョンが立ち上がるも、原口は足を離さず、そのままケージに押し込んでいく。右腕を差し上げた原口がパンチで削りつつ、シングルレッグからダブルレッグ、さらにシングルレッグに切り替えて再びグラウンドに持ち込んだ。背中を向けるパク・ジェヒョンに対し、バックコントロールからシングルレッグへ。原口がパスして背中を着かせた。なおもパク・ジェヒョンが体を起こしてケージに背中を着けて立ち上がる。

原口はダブルレッグからすくい上げるも、やはりパク・ジェヒョンが立ち上がる。パク・ジェヒョンの左手首を抑えつつシングルレッグから足をすくった原口はバックへ。パク・ジェヒョンがスクランブルに持ち込むも、原口が立ち上がってケージに押し込む。ここでパク・ジェヒョンが右腕を差し上げて体勢を入れ替え、離れ際に右ヒジを打ち込んだ。それをかわした原口が横から組みつき、ケージに押し込んでいく。ケージレスリングでも落ち着いた表情を見せる原口が、残り10秒で離れてラウンド終了を待った。

2R、鋭い表情でパク・ジェヒョンを見つめる原口。距離を取ってから飛び込んだが、ここはパク・ジェヒョンにスプロールされてしまう。しかし組んだことで一気にドライブした原口が、パク・ジェヒョンをケージに押し込みながらハイクロッチで組んだ。原口がアンクルピックですくい上げたところでパク・ジェヒョンがバックを狙うも、原口がスイッチから相手をケージに押し込んでいく。ケージレスリングで攻め続ける原口が、パク・ジェヒョンに尻もちを着かせた。バックコントロール→パンチを打ち込む原口は、立ち上がるパク・ジェヒョンの足に食らいついていく。

パク・ジェヒョンは原口の側頭部にヒジを突き刺していくが、原口が立ち上がった。パク・ジェヒョンは立ち上がり際に右ヒジを狙う。距離ができると飛び込む原口が、ダブルレッグで尻もちを着かせ、さらに足を畳んでいく。パク・ジェヒョンはニーシールドでパスを許さず立ち上がったが、原口のケージレスリングは止まることを知らない。アンクルピックを仕掛ける原口に対し、パク・ジェヒョンはスイッチしたが原口が再び倒した。パク・ジェヒョンはシングルレッグでグラウンドに持ち込んできた原口の右腕を取ってキムラを狙うも、ラウンド終了のホーンが鳴った。

最終回、パク・ジェヒョンが距離を詰めてくる。原口は左ストレートをボディに突き刺してから、ニータップで遂にクリーンテイクダウンを奪った。パスからマウントに移行した原口は、下がるパク・ジェヒョンをケージに押し込んでいく。パク・ジェヒョンは右ヒジを打ち込むが返せない。原口がパク・ジェヒョンの足を畳み、左の拳を叩き込む。原口のシングルレッグに対してスイッチからバックを狙ったパク・ジェヒョンだが、すぐに体勢を戻されてしまう。

原口がシングルレッグで食らいつくと、パク・ジェヒョンはスプロールしきれない。アンクルピックで尻もちを着かせた原口が押し込み続けている。バックコントロール、シングルレッグと攻め続ける原口は、パク・ジェヒョンが跨いでこようとしても、すぐに倒す。残り40秒でパク・ジェヒョンに背中を着けさせた原口は、パク・ジェヒョンの三角をディフェンスしながらパウンドとヒジを連打していった。

当初はバーハートゥブールゥ・アトゥボラティと対戦するはずだった原口だが、アトゥボラティが計量をクリアできず、急きょ相手が非トーナメント戦に出場予定だったパク・ジェヒョンに変更されていた。そのパク・ジェヒョンをドミネイトした原口がユナニマスの判定勝ちを収めている。原口は「もっとちゃんとフィニッシュを狙っていたけど、これが俺なので。対戦相手が変わって対策もクソもなかった。レスリング=俺。今回は勝ちに徹したけど、UFCと契約したら面白い試合をします。(決勝については)あとはやるだけなので。Tournament is mine.」と語り、決勝の対戦相手ロン・チュウとのフェイスオフとなった。


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【Road to UFC2023Ep05&Ep06】計量終了 原口伸、5Lbs超過のバーハートゥブールゥとの対戦を了承も…

【写真】バーハートゥブールゥがギリギリまで落としているのは、確かだろう。ドクターの判断は…… (C)MMAPLANET

26日(土・現時間)午前9時からシンガポールはセントーサ島にあるリゾートワールド・コンベンションセンターで明日27日(日・同)に同地カランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC2023Ep05&06の計量が行なわれた。
Text by Manabu Takashima

開始時間と共に続々とスケールの乗る選手たち、30分を過ぎた頃にはマーク・クリマコ、ロン・チュウ、そしてバーハートゥブールゥ・アトゥボラティ以外のファイター――鶴屋怜、上久保周哉、神田コウヤ、原口伸という日本人選手も含めて、問題なくパスをした。


3選手の会場に現れないことで緊張感が漂うなか、まずクリマコが姿を現しパス、ロン・チュウが続き両者揃ってリミットいっぱいでクリアに。

残すはバーハートゥブールゥとなったが、10時20分を過ぎて計量台に乗ったバーハートゥブールゥだが、結果は161ポンドと1ポンドオーバー規定を考慮しても5ポンドと2キロ以上のオーバーに。UFCの規定ではドクターがそのまま体重を下げることを認めるか、否かを判断する――が、おそらくはこれ以上の減量は認められないだろう。

原口にはワンマッチ出場のパク・ジェヒョンという選択肢もあったが、二者択一であれば当然のようにバーハートゥブールゥと戦うことを希望する。とはいえ、その場合もバーハートゥブールゥがメディアkるをクリアする必要があるだけに――どうなることか……。コトの顛末、正式発表を待ちたい。

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ: 161ポンド(73.02キロ)
原口伸: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ: 136ポンド(61.69キロ)
イ・チャンホ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
キム・サンウク: 155ポンド(70.31キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン: 136ポンド(61.69キロ)
上久保周哉: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン: 155ポンド(70.31キロ)
クイラン・サルキルド: 155ポンド(70.31キロ)

■Road to UFC2023 Ep05対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 146ポンド(66.22キロ)
神田コウヤ: 145ポンド(65.77キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク: 125ポンド(56.7キロ)
チーニョーシーユエ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)
キム・サンウォン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜: 126ポンド(57.15キロ)
マーク・クリマコ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー: 126ポンド(57.15キロ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(: 126ポンド(57.15キロ)

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【Road to UFC2023Ep06】原口伸戦へ、バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ「これはMMA。驚かせる」

【写真】キルギス系ということだが、新疆ウィグル地区には数十万人のキルギス系住民が住んでいるという。テュルク系の特徴なのか茶色の目が、ここではちょっと怖い(C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のメイン=ライト級準決勝で原口伸と戦うバーハートゥブールゥ・アトゥボラティ。
Text by Manabu Takashima

初戦は反則勝ちという納得できる結果ではなかったが、今回の試合に向けてキルクリフFCで培ってきたMMAを見せると静かな口調で言い切った。


――インタビューを受けていただきありがとうございます。

「昨年の夏にキルクリフFCで取材をしていたよね。覚えているよ。再会できてうれしいよ」

――その米国ではLFAというフィーダーショーで戦ってきましたが、アジアに戻ってRoad to UFCを戦うことを決めた理由は?

「LFAで2度試合をし、一番最近の試合で勝つこともできた。その時、ケガをしてしまいすぐに試合ができなくて。ただケガからリカバリーしても、4カ月ほどLFAからオファーがなかった。そして兄のように慕っているリー・ジンリャンが『おい、RTUで戦おう。お前ならやれるよ。ライト級に落とそう』と言ってくれた。UFCと契約するためにRTUを選択し、ライト級に落とす決心をしたんだ」

――減量が大変そうでしたか、試合に影響はありましたか。

「いや、動きは悪くなかった。ばかりか凄く良かった。試合があんな風になったのは、2Rにアイポークがあったからなんだ。それでパンチを貰い、さらに後頭部を連続して殴られてしまった。結果、首を負傷して試合後は故郷に1カ月間戻って治療に専念した。でも、今は大丈夫だ。戦う準備はできている」

――では対戦相手の原口選手の印象を教えてください。

「とてもスピードのあるレスラーだ。戦績も6連勝で負けなしだよね。でも、この試合はMMAであってレスリングではない。まぁ、試合を見てほしい。僕の言っている意味が分かるはずだよ。僕がキルクリフFCで練習してきたことを見せるチャンスが来たと思っている。

打撃だけ、レスリングだけ、柔術だけじゃない。全てがミックスされた戦いを見せる。そして原口に勝つ。それに同じライト級といっても体の大きさが違う。ハラグチはこれまで通りの試合はできないよ」

――チームメイトの木下憂朔選手が土曜日に戦います。同じ週末に戦うことで、何か想うことはありますか

「ユーサクはマイ・ブラザーだ。彼とは本当によく練習してきた。前回の試合でユーサクは、その力を発揮していなかった。彼はあんなもんじゃない。ユーサクが力を発揮すれば、土曜日の試合は必ず勝つよ。そして日曜日には僕が、皆を驚かせる」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023Ep06】過去最大の相手と準決勝、原口伸「フィジカルの差とか言ってもしょうがない」

【写真】自信、それも確かな自信が感じられた原口伸 (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のメイン=ライト級準決勝で原口伸がバーハートゥブールゥ・アトゥボラティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キルクリフFC所属のアトゥボラティは、RTUの初戦でダメージを受けた後の後頭部へのパンチで反則勝ち――もフィジカルの違いは明白な元はウェルター級のファイターだ。対する原口は、以前から「UFCで戦うにはフェザー級」と公言してきた、ライト級では小兵だ。その原口、7月のタイガームエタイでダゲスタン人ファイターとのスパーリングをしてきたことで、確かな実力の底上げを感じている。


――今回の試合に向けて、タイガームエタイで練習をしていたそうですね。

「ハイ。7月3日から3週間ほど練習してきました」

――タイガームエタイは、あのジムで何かMMAを学ぶというよりも、チームがそのまま移動してキャンプを張るというイメージが強かったです。

「僕自身、技術的なことを求めていたわけでなくて、がんがんスパーリングをして実力の底上げするために行きました。ちょうどコロナ後に、初めてのトライアウトが行なわれている時で。そのトライアウト勢がたくさんいてスパーリングが激しくて、凄く良い練習になりました。特訓のような練習が多かったので、結果として強さが身についたように感じました」

――どのような選手と練習を?

「ダゲスタン人やカザフスタン人……ダゲスタンの選手とスパーリングをいっぱいやりました。ONE FFに出ていたアリ・ムスリム・アリカノフ選手とか」

――アリカノフ、無敗のライト級ファイターですね。ダゲスタン人ファイターとの練習、手ごたえの方は?

「同じライト級でももともとの体重はちょっと向こうの方が上で、レスリングで転がされたことも多いです」

――そうなのですか!! ピュアレスリングだと、原口選手が遅れを取るようなことはないのではないかと思っていました。

「そうですね、シンプルにレスリングだと。でもMMAのレスリングになると、全然違いました。ガンガン、アッパーを当てて来ようとしてきたり。でも彼らと組みあって自分の長所が、より明白になりました。フィジカルが上の相手にも、通用する勝負のポイントがあって。それが分かって、しっかりと動けたので自信にもなりました」

――良かったです。原口伸のダブルレッグはダゲスタンにも通じると。

「ダブルレッグは基本は取れて。でもシングルレッグになると、日本で練習しているときは暫くジッとしてからでも倒せていたのですが、ダゲスタンの選手はシングルにとってもすぐに持ち替えないとテイクダウンはできなかったです。少しでも迷ったり、動きが止まるとバーンと切られて。どんどん、次の手を打たないとテイクダウンができないことも分かりました。だからこそ、底上げはできたと思います」

――ではタイから戻ってきてから、今回の試合の対策練習を始めるように?

「7月の24日ぐらいに戻ってきてからは、頭をもう1度使って調整してきました」

――では体を使ったタイ、頭を使った日本での練習を経て対戦相手のバーハートゥブールゥ・アトゥボラティにはどのような印象を持っていますか。

「もともとウェルター級で戦ってきた選手なので、そもそもデカさがあります。あとは蹴りが結構厄介、伸びる左ストレートもあります。Road to UFCの初戦でも1Rはキ・ウォンビンにプレッシャーをかけていて、LFAで戦っていたときよりもあげてきている印象です」

――やはり気になるのは、フレーム。サイズの違いかと。

「ただ僕の方も今回は77キロから78キロで保っていて。前回より少し大きくなっており、動きも凄く良いです」

――なるほど、ライト級では小さい原口選手もそれだけ体重を落とすのですね。

「ただ骨格でそこまでの大きなではないので、すぐに4キロぐらいは落ちるんですよ。。でも、もうフィジカルの差とか言ってもしょうがないという気持ちでいます」

――前日に韓国で戦うお兄さん(原口央)の試合と、どちらがタフになると考えていますか(※取材は23日に行われた)。

「アニキの方ですね(笑)。相手が63キロにしては、デカい。ただ、同じ時期に試合があることで同じように追い込み練習をして、同じモチベーションとペースで練習ができました」

――バーハートゥブールゥと戦う上で、同じような体格の練習相手は?

「武田(光司)さんだったり、野村(駿太)先輩が相手をしてくれました。武田さんは普段は82、83キロぐらいあって。70いくつでもしっかりと組み合えていたので、そこはもう気にならなくなってきました」

――ではこの試合でやってはいけないと肝に銘じていることはありますか。

「メチャな打撃の打ち合いをしないことです。一発もらってもカッとしない。打ち合う気はないなかで、打撃を出す。そういうイメージをずっと持って練習してきました。気持ち的に流されない。躍起にならない。しっかりとそのチャンスを待つ。そうやって戦うなかで、組んでテイクダウンしてパウンド。狙えるならサブミッションという練習をずっとやってきました」

――これまで植田豊選手との試合以外ではパウンドを打っても、スクランブルに持ち込ませなかったという印象があります。抑えとパンチの比重はどのように考えていますか。

「立たれても構わないので、思い切り殴ります。立たれると、また倒せば良いので。抑えるよりは殴って、動かして倒す。自分のフィジカルでずっと抑えようとしても、難しいですから。だから倒して、殴って、立たれても倒す。マラブ・デヴァリシビリのように戦う。そこはやり込んできました。

前回の相手とはレベルが違うことは分かっています。だからこそ、楽しみです。組みも打撃もできて、フィジカルもある。そういうレベルの高い相手と戦えることが楽しみでならないです。インパクトを残せるフィニッシュを狙って、しっかりと勝って決勝につなげます」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023 Ep06】準決を前にして――上久保周哉「肉体的な疲労と、自分の感情は一致していない」

【写真】淡々と自分を客観的に見て、話すことができる上久保。試合もそのように動くことができれば、もう勝利は間違いない (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep06のバンタム級準決勝でシャオ・ロンと対戦する上久保周哉。
Text by Manabu Takashima

1回戦で野瀬翔平を破ったシャオ・ロンと対戦を前に、やはり上久保らしく「勝つことが一番大切」という姿勢を貫く。その一方で、肉体の疲労と感情は一致しないという非常に興味深い事実を話した。


――4日後に準決勝が迫ってきました(※取材は23日に行われた)。ここまでどのように積んで、また整えることができましたか。

「調子は前回よりは良いような気はします」

――つまり前回は体調面で不安視される部分があったということでしょうか。

「まぁ、多少はケガをしているというのもあったので。できない練習もあったし、頻繁に治療をしていないと動くにも動けないということは実はありました。そこに比べると、しっかりと練習はできていて不安もない状態です。練習はやれるだけやったかと思います」

――対戦相手のシャオ・ロンは初戦で野瀬翔平選手にスプリット判定勝ち。ヒールやギロチンで攻めた野瀬選手ですが、サブミッションのキャッチポイントが無いに等しい従来のUFCの判定基準であれば、トップを取っていたシャオ・ロンの勝ちも十分にあるという接戦だったかと思います。

「どうしても日本人だし、野瀬選手を贔屓目に見てしまうことはありますけど、あの日のRoad to UFCはトップキープ、ポジションを優先して見ていた気はします。野瀬選手の仕掛けと、シャオ・ロンのポジションのどっちを取るかとなるとポジションかな――みたいな。ギリギリといえばギリギリの試合ですけど、野瀬選手がトップを取ってサブミッションを仕掛けられていれば、文句なしに野瀬選手の勝ちだと思っていたはずです。トップを取っているのは野瀬選手だから、判定に文句言うなよって(笑)」

――ではシャオ・ロンのトップの取り方には、どのような印象を持っていますか。

「スクランブルを創って、何だかんだと上を取る。野瀬選手のサブミッションの後に抑えたので、パスガードをしているように足を抜いて良い形で抑えていました」

――上久保選手は引き込んで関節技を仕掛ける印象は、あまりありません。下になったとしても、レッスルアップやリバーサル狙いでないかと。

「まぁ、そうですよね。自分は下から攻めると勝てていると感じることができないから、引き込むことはないと思います。やっぱり逃げられる可能性が少しでもあるなら、あまりやりたくないです。行かないと取れないですが、優先順位として自分のなかではポジションを捨ててまで取りに行くサブミッションは高くない。あくまでも削り続けて、逃げられない状態を創っておいてから、フィニッシュにいきたいです」

――仮にMMAにキャッチPが採用されるなら、しっかりとポジションを取ったところから仕掛けて、逃げられても優位なポジションにいること有りきであってほしいです。

「ギロチンや足関節は、見た目より極まっていないこともありますし、異様に耐性のある選手もいるので。そういう選手に同じ態勢でかけ続けても、掛け逃げという気もします」

――では、上を取る寝技を見せていたシャオ・ロンの動きで気をつけないといけないのはどこでしょうか。

「なんやかんや上を取ろうと、動いてくるんじゃないかなというのと。組み際を狙ってくるだろうし、組み際で崩した後に攻め込まれるようなことがあれば撤退しますし、攻めることができそうならシャオ・ロンはトップを取りに来るんじゃないかと思います」

――そうなれば上久保選手の庭での戦いになることが予想されます。

「まぁ、そのつもりではいますけど――でも向こうも前回対戦したチルイイースー・バールガンと同じチームで、しっかりと対策を立ててくるんだったら、深追いはしてこないんじゃないかと」

――組みが得意の選手が、組み技に付き合わないファイトをした。ただし、付き合わないで戦うことを全うできずに上久保選手が勝利しました。

「なので、シャオ・ロンは守り切れないから、守れている時に組みでも攻めてくるんじゃいかなと。それが自分の予想です」

――打撃は気にならないですか。

「右は強いので、アレを貰うわけにはいかないです」

――組み立ての失敗で、ヒザ蹴りを被弾してフラッシュダウンを喫した。あそこから何か生かせるように練習はしてきましたか。

「そうッスね。グラップリングをやっているときも、テイクダウンには入れてもヒザとかヒジを相手は使うことができるんだというのは、気にするようにはなりました。グラップリングの練習ではヒザはなくても、そこを気にするように」

――それでも上久保周哉、決勝進出でしょうという強い期待があります。

「皆がそう思ってくれるのはありがたいですけど、僕はスプリットでも勝てれば良い。勝つことが大事で。圧倒しようとかっていう欲はないです。際、際の勝負をモノにして。向こうも競り合いに乗ってくるなら、そこは絶対に譲れない」

――そういう点でいえば、そのしんどい勝負をギリギリでもモノにするという選択ができるRoad to UFCは、コンテンダーシリーズよりも上久保選手に合っているかもしれないですね。

「僕の戦い方だと、勝っても取ってもらえないかもしれないですよね(笑)。まぁ、勝ちに行く姿勢は持っているし、終わらせる気持ちで戦っています。でも、防御もせずに倒しにいけという風だと……そういうことはしたくない。そんな練習はしてきていないし。そういうファイトは練習しなくてもできるので。このスタイルを続けてきたから、前回の試合も勝ち切れたとは思っています。長く戦い続けるには、投げやりとは言わないですけど、一か八かの打ち合いにならないことは大切です」

――しかも、本人は一か八かでも相手にすれば自分の庭ということもありますし。

「そうすると、勝ち目はない。勝てるところで勝負し続けることが大切だと思っています。前回もミスはあったけど、疲れていて相手が耐えてこなかった一面があるので。自分が思い切りのめり込んだことで崩れてしまい、抑え込めなかったことがあって。ああいう細かいミスはしたくないです」

――ギリギリの勝負をしていて相手が引けてきたら俄然、前のめりにもなりますよね。

「まぁ勢い余っちゃうというのはありますよね。心は疲れていないけど、体は疲れているということは。テイクダウンした後、自分の体が思ったより崩れていたので、そういうズレはなくしていきたいです。試合の時は感覚が違うというか……」

――それはどういうことでしょうか。

「肉体的な疲労と、自分の感情は一致していない。体は指示通りに動いているけど、痛覚や疲労は感じていない。でも、しっかりと動きは悪くなっている」

――つまりは自覚がないままダメージを受けていて、体をコントロールできなくなることもあるということですか。

「そういうのは結構あります。映像を見返して、動いていないなって。でも自分の気持ちは疲れていなくて、試合後もあと2R戦えるとか思って。でも、ちゃんと疲れている(笑)。同時に集中力とアドレナリンが全てを解決してくれるという気持ちもあります。それでも本当はズレが大きくない方が良い。思った以上に体が疲れて動けていないのに、心がイケイケだったらやっぱりミスも増えます。それは前回の試合で思いました。

自分の状態を把握しきれてなくて、やりたい時に自分のやるべきことができなかったり。スタミナには自信はあるけど、そこは無視しちゃいけないと」

――その辺りの心理面の変化は、傍で見ていても分からないので、また決勝進出を決めたあとで話を訊かせてください。

「そうですね。でも、試合はきつくなかったと言うかもしれないですよ(笑)」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
クイラン・サルキルド(豪州)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC キ・ウォンビン バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ

【Road to UFC2023Ep04】準々決勝最終試合はキ・ウォンビンがDQ。バーハートゥブールゥが準決へ

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
DQ 2R2分22秒
キ・ウォンビン(韓国)

サウスポーのバーハートゥブールゥ、キ・ウォンビンともに間合いを測ってステップを踏む。バーハートゥブールゥのステップインに右を合わせて行ったキ・ウォンビンが右ハイを見せ、右カーフを蹴る。バーハートゥブールゥの右に左フックを当て、右ローにつないだキ・ウォンビンは右ローにも右を振るっていく。

左三日月から左を効かせてたバーハートゥブールゥは右から左を当て、さらに左ストレートをヒットさせる。キ・ウォンビンも無茶な打ち合いでなく、打撃戦に応じる左を被弾して鼻血を流す。ワンツーに左を入れたキ・ウォンビンは右オーバーハンドに左ストレートを合わされるなど、打撃戦は劣性だ。

バーハートゥブールゥは飛び込んで右を当てると、振りが大きくなったキ・ウォンビンに左を打ち込む。左を打たれながら組んだキ・ウォンビンがボディロックからテイクダウンからキムラへ。そのまま引き込むように寝技に持ち込むも、バーハートゥブールゥが腕を引き抜き立ち上がると──時間となった。

2R、互いにローを蹴り、キ・ウォンビンは右ハイ。バーハートゥブールゥの右フックをかわして右カーフを効かせる。パンチと見せかけ、レベルチェンジから組んだバーハートゥブールゥだがテイクダウンを取れずエルボーを被弾する。疲れが見えるバーハートゥブールゥに対しキ・ウォンビンは左から右を当てる。直後にバーハートゥブールゥはアイポークがあったとブレイクを要求する。

ドクターチェックを受けたバーハートゥブールゥは左目が見えないという仕草を見せる。タオルで目を拭き、ドクターがタオルに水を浸して目を拭くよう指示する。それでも目を気にするバーハートゥブールゥは2分強のインターバル後、試合再開に応じた。キ・ウォンビンは圧を高め、左から右を打ち抜く。倒れてシングルに出たバーハートゥブールゥに対し、キ・ウォンビンの追撃のパンチが4度後頭部に入ったとしてレフェリーが試合を止める。

耳の後ろから後頭部を殴られたバーハートゥブールゥはマットに倒れたまま立ち上がられない。結局バーハートゥブールゥは試合続行不可能となり、キ・ウォンビンは反則負けとなった。「4度注意した」というレフェリー、必死に戦っている時に英語を話せないキ・ウォンビンがこの指示を聞きとることは難しかったもしれないが、UFCは英語社会。反則前は致し方ないのだろう。


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KTT MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep03 SASUKE TOP FC UFC イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ ウズアズベク・ジャフフ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン ルー・カイ ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 丸山数馬 原口伸 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023Ep03】ロン・チュウ戦へ─脱力KTTホン・ソンチャン「イケメンなのでボコボコに(笑)」

【写真】メチャクチャハードな練習をしていながら、こんな風にRoad to UFCに向き合えるのも素敵だ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03に出場し、元UFCファイターのロン・チュウと対戦するホン・ソンチャン。

TOP FC時代に日本のファンの記憶にも残っているであろう──佐藤豪則と2度に渡る急所蹴り→ノーコンテストという珍事を経験し、その後は4年近いブランクがあった。

その激しい練習に知られたKTTで自らを苛め抜く日々を送りながら、ホン・ソンチャンはRoad to UFCに対して非常に肩の力が抜けた向き合い方をしていた。


──気を悪くされると申し訳ないのですが、ホン・ソンチャン選手といえばどうにも佐藤豪則選手と2度に渡り急所蹴りでノーコンテストになった事件が忘れられないです。

「まだ、覚えているのですか(苦笑)」

──いやぁ、忘れられないですよ(笑)。

「佐藤選手との試合以降、ヒザより上は蹴られないようにしています(苦笑)」

──アハハハハ。

「あれは100パーセント、自分のミスなので。今でも佐藤選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」

──2017年7月の佐藤選手との2戦目から、2021年5月まで3年10カ月もの長期間ブランクがありました。

「練習自体していない時期が凄く長かったです。プロMMAファイターを続けていると経済的な問題を抱えていましたし、自分のやりたかったこともったので。その後、親しい先輩とジムを運営することになり、そこで軽く汗を流しているとやっぱりMMAは楽しくて。それで復帰を決めました」

──このハードなKTTの選手練習に戻ってこられるものなのですね。

「運営しているジムがKTTの支部ですし、KTTで練習するからこそ、遣り甲斐を感じることができます。KTTでの練習後に食事をすることが、一番の楽しみです(笑)」

──復帰する際の目標はどこにあったのでしょうか。

「特定の目標はなかったのですが、ジム運営をしながらちゃんと生活の基盤を持ちつつ、機会があれば試合に出よう。それぐらいでした。ただ、ここにきてRoad to UFCで戦うという流れになり、もう簡単な気持ちではやれないですよね(苦笑)」

──勝てばUFCというRoad to UFCだからこそ、世界最高峰を目指そうという気になったのですか。

「そうですね。負けたらどうしようとかという気持ちもありますが、それでも自分がやるだけやって試合に出れば満足できるんじゃないかなと思っています」

──ライト級には原口伸選手が出場しています。互いに勝ち続ければ絶対に当たることになるのですが、彼が昨年11月にチームメイトのキム・サンウォン選手に勝っていることは意識しますか。

「もちろんですよ。当然じゃないですか(笑)。ただ、まずは1回戦のロン・チュウです。元UFCファイターですし、今は彼だけに集中しています。自分よりも経験豊富ですし、上手い選手です。しっかりと準備もしてきました。イケメンなのでボコボコに殴ってやりたいです(笑)」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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【Road to UFC2023Ep04】2日目、日本勢の殿を務める原口伸「行き過ぎるぐらいの方が良いかと思う」

【写真】まるでMMA界に染まっていない。そんな感じで、UFCへの入り口に立てることになった原口。体格差を越え、結果を残して欲しい (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード04に日本勢のしんがりとして原口伸が出場する。

2019年天皇杯フリースタイル70キロ級優勝。五輪にない階級の日本一レスラー原口は、そのレスリングでの世界進出をコロナで阻まれた。5勝1NCのレコードを引っ提げ、MMAにおける世界一への入り口=UFCへの道準々決勝に挑む。

世界で勝負するならフェザー級ということを本人も十分に自覚しているなかで、ライト級で得た出場権──1階級以上大きく見えるアジアの猛者を前にして「ワクワクしている」と原口は言い切った。


──いよいよ、ですね。今の気持ちを教えてください。

「もう、やるだけ。落ち着いた気持ちで過ごせています」

──濱村健さんから空港でお兄さんの央選手とのツーショットの写真を送ってもらったのですが、バンタム級の央選手が大きくて……。

次戦は海外──という話も伝わってくる兄・原口央と(C)HAMMER KEN

「いやぁ、78キロぐらいまで頑張って増やしたのですが、フレームは変わらないです。

動いていると体重は落ちますし、今も73キロぐらいしかなくて。全然、減量は厳しくないです」

──体格が全てではないですが、やはりキ・ウォンビンなどと比較すると2階級違うのではないかと。

「同じ階級の選手もこっちで何人か見ました。確かに大きいですけど、そこはもう覚悟してやってきたので大丈夫です」

──緊張とワクワク、どちらが大きいですか。

「ワクワクの方が断然デカいです。もしかしたら、まだ戦うっていう実感がわいていないだけかもしれないですけど(苦笑)。でも、何か良い緊張感でいられています。上海に来て、特に戸惑うこともなく、レスリング時代の海外遠征を思い出しました。なので自分的には余り普段と変わりなくやれています」

──レスリング時代にアジアで喫したモンゴル人選手相手の黒星、MMAになりましたがアジアで勝つリベンジができそうですか。

「あの試合の反省を忘れたことはないので……」

──そこをウィンドリス・パティリマにぶつけると。

「普通にガッツがある選手で、打たれ強いように見えました。レスリングでモンゴル人にやられた時のように──後手に回らないよう、自分から攻めます。と同時に熱くならないよう、頭は冷静に戦わないといけないです」

──正直一発貰って、カッとなることも心配です。

「大丈夫。まぁ、大丈夫です(笑)」

──そんなかRIZINでBRAVE勢が厳しい戦いが続き、DEEPで央選手が勝利してジムの連敗を止めました。

「同門の人たちが結構負けていたので、こういう時こそ自分が流れを変えるつもりでいました。俺はジムの連敗も関係ない。それを証明できると思っています」

──では日曜日、どのような試合を日本のファンに見せてくれますか。

「日本人らしからぬ戦い方……ではないですけど、よく言われる野性的な戦い。そこを全面に打ち出して、そういう戦いで外国人を相手にしてもガンガンと力を発揮する。そして、しっかり勝ち取りたいので、応援よろしくお願いします。ここまで来ると、行き過ぎるぐらいの方が良いかと思っているので、思い切り攻めます」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」

【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。

昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。

「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。


──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。

「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」

──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。

「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」

──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。

「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」

──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。

「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。

中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」

──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。

「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」

──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。

「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」

──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。

「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」

──現時点でアウェイと感じることはありますか。

「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」

──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。

「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」

──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。

「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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