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【DEEP JEWELS44】古瀬美月戦へ。ブレイキングダウン出身、彩綺「毎日練習しているって当たり前だから」

【写真】ブレイキングダウン出身だから試合が組まれる――なんて言わせない気持ちの持ち主(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS44で、彩綺が古瀬美月と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ブレイキングダウンを経てDEEPジュエルスでプロデビューした彩綺は、ここまで1勝2敗だ。2戦目は竹林愛瑠にKO勝ちを収めたものの、続く須田萌里戦ではわずか49秒で敗れている。まだプロとして確かな実績を残すことができているわけではない。それでも彼女の言葉の中に、現在の女子MMAで必要な言霊が感じられた。


――本日は和術慧舟會HEARTSでインタビューを行っています。彩綺選手は現在フリーランスということですが、HEARTSが練習場所のひとつなのですか。

「はい。もともと格闘技を始めてブレイキングダウンからDEEPジュエルスに出るようになった時、私はタイにいたんです。だから日本でMMAの練習環境がなくて。その時、タイにいらっしゃっていた渋谷莉孔さんに『日本で試合が決まっているけど、セコンドもいない。練習場所もない。MMAの練習もできていない』と相談したら、その場で渋谷さんが大沢(ケンジHEARTS代表)さんに電話してくださって。『来週あたり一人連れて行きます』と――そこからHEARTSに通って、大沢さんに指導してもらうようになりました」

――なるほど。まずはタイで格闘技を始めた経緯からお願いします。

「大学に通って幼稚園の先生になるための資格を取って、一応企業からも内定はもらっていたんですよ。でも日本で働きたくないなぁと思っていたところに、大学のゼミの先生から『タイの幼稚園が空いているよ』と言われて。その場で親に電話して『タイに行ってくるわ』って決めました(笑)。私は父が日本人で母は台湾人で、海外に行くことに対して特に抵抗もなく『良いじゃん、行ってきなよ』と」

――現地の幼稚園というのは、日本人のお子さん向けだったのですか。

「そうです。日本からタイに駐在しているご家庭とか、タイで会社を経営している方のお子さんが多かったですね。最終的には日本に帰るから、子供には日本の教育を受けさせたいという子たちが通う幼稚園でした。で、幼稚園に勤務している時に、メチャクチャ太っちゃったんですよ。タイって、ごはん美味しいじゃないですか(笑)」

――アハハハ。

「私はずっとバレーボールをやっていて、大学でも4年間やっていたんですよ。運動ありきの人生を歩んできて、それがタイで初めて運動をしない生活を送っていると……『あれ? 人ってこんなに簡単に太るんだ!』って。だからダイエットのためにムエタイを始めました。タイに行って3年目ぐらい、25歳ぐらいの時ですね」

――現地でムエタイの試合にも出場したのですか。

「バンコクのクルーダムジムというところに通っていて、始めて4カ月で『試合に出てみないか?』と言われました。それでヘッドギア、サポーター、レガース有りの試合に出て、TKO勝ちしました。私はタイでバレーボールのコミュニティに入っていたので、その友人たちが試合を観に来てくれて、当日のメインイベントよりも私の試合が盛り上がりましたよ。私自身も大学までずっと部活をやっていて、その時は目標がないことに不安を覚えるようにもなっていたので、試合に出て良かったなと思いました。あとはクインテッドにも出ていた柔術家の市川奈々美さんがバンコクにいて、市川さんから柔術を教わっていました」

――ムエタイ+柔術で本格的にMMAを……。

「いえ。今考えると、当時は何をモチベーションに練習していたかは分からないです。でもちょうどその頃に、ちょうどその頃に日本でブレイキングダウンが人気になったじゃないですか。たまたま書類を送ったら受かり、出場することになって。ブレイキングダウンに出たことが縁で、今のようにDEEPジュエルスに出させてもらうようになりました」

――急激な変化ですね。

「でもブレイクダウンの中心は男子で、女子の出番は続かなかったんですよね。でも私も遊びでMMAをやるつもりはなくて。そうしたらDEEPジュエルスの関係者に声を掛けていただいて、日本のジムの練習に参加させてもらうようになったんですよ。当時はまだタイにいて、タイからブレイキングダウンもDEEPジュエルスのデビュー戦も出ていました。当時は大変でしたね。コロナ禍なのでPCR検査を受けて、いろいろ確認して――という」

――彩綺選手はブレイキングダウンに出たあと、どうしたいという希望はあったのですか。

「なんか……正直、ブレイキングダウンの女子って見ていられないじゃないですか」

――……。

「いや、本当に。自分からすると『この子たちって次は何を目指して生きていくんだろうか?』という感じでした。実際プロになったのは私と対戦した土木ネキぐらいで。私とは覚悟が違うんじゃないか、と収録現場でも思っていましたね。他の人と喋ることもなかったし。

私は、ブレイキングダウンに出ることが決まってからは『この試合次第で、自分の人生が変わる』という覚悟を持って挑んでいました。ムエタイを始めてから現地の幼稚園も退職していたんですよ。コロナ禍で幼稚園も、どんどん閉鎖していきました。授業もリモートになっていって……。でも幼稚園はお子さんを直接お預かりすることに意味があるわけで。それがリモートって『私たちがいる意味ある?』と。なんか自分の存在意義みたいなのも見失っている時期でしたね」

――ずっとバレーボールをやってきていて、格闘技を始めて、改めて体を動かすことに対する喜びがあったのではないですか。

「う~ん。私って大学時代は落ちこぼれだったんですよ。周りは春高バレーに出場した子や、大学を卒業したら実業団に入るような子もいて。私は試合に出られないのに練習を続けていた状態でした。すると4年生になるとメンタル面でもたなくなるんですよね。私は試合のメンバーに選ばれない。どんどん後輩たちに抜かれていく。

でも格闘技って個人競技だから、練習していればオファーはもらえるじゃないですか。そこにプライドとかは関係なく、泥臭くても練習していればオファーはもらえる。自分次第で試合に出ることができる、という点に喜びはありましたよね」

――根っからのスポーツマンなのですね。SNSで目立って試合に出る、ということではなく……。

「アハハハ。大切なのは、ソレではないので」

――ブレイキングダウンに出て、知名度は上がりましたか。

「知名度というか、私ってタイにいたじゃないですか。昔からの友人からすると、消息不明みたいな感じだったんですよ。それが4年ぶりに日本に帰ってきて、髪の毛の色も変わっているし、驚かれましたね(笑)。いろんな友人が連絡をくれました。そこから、いろんな人との繋がりで――日本でMMAを始めたら、DEEPジュエルスの関係者からも『すぐにプロでやれるよ』と言われて出場が決まりました」

――ずっとバレーをやってきただけに、身体能力の素養はあったでしょうね。

「でもMMAはやればやるほど難しいですよ。最初の頃は感覚でやっていて、自分は何ができて何ができていないかも分からない。何ができないかを相手に説明できなかったです。今は何ができているわけでもなく、何ができないかを必死に説明できるようにはなりました。アハハハ」

――ではブレイキングダウンを経て、DEEPジュエルスというプロの舞台でMMAを戦うようになった時の印象を教えてください。

「何て言うんでしょうね? なんか会場がシラケちゃっている時があるんですよ。なかには『発表会感覚でやっているんじゃないかな?』と思うこともあって。もちろん全員じゃないけど……もっとお客さんを取り込もうという考えはないのかな、と感じたりはしますね」

――少なくとも彩綺選手のように「ここで人生が変わる。人生を変える」と思って試合に臨んでいるようには見えないわけですか。

「そうかもしれないですね。たとえば『毎日練習やってきました。試合で発揮できるように頑張ります』みたいなことを言いますよね。『いやいや、練習するのは当たり前だから。その自己満足みたいな発言は何だよ』と内心は思っています(笑)。

ファイターだから勝つことを目指すのも当然で、そのうえで自分に何ができるのか。デビュー戦は判定勝ちで。9月の2戦目は『今までの女子ではなかった試合をします』とアピールして、結果は相手のアゴを粉砕してKO勝ちでした。それで大会MVPをもらった時に、『私がやりたかったのはコレなんだ』と思いました。別に自分が女子MMAを背負うとか、そういうことでは一切なくて。自分がやりたいことができていると感じて、『須田萌里選手と対戦したい』と伝えて、いざ試合が実現したら49秒で負けてしまいました(苦笑)。あんまり言いたくはないけど、経験の差は大きかったです」

――どのような点に経験の差を感じたのでしょうか。

「引き込まれることも想定していたし、腕を極めに来ることも分かってはいました。私も練習はしてきたものの、どこかで『腕を極められるかもしれない。首を取られるかもしれない』という不安があって。そんな自分が49秒間の中で露わになってしまいました。

『MMAって、こういうことなんだな』と思いましたね。2戦目でKO勝ちした時は、ほぼほぼ組んでいないんですよ。でも須田戦は引き込まれて、パッと終わってしまいました。須田選手にしてみれば、引き込んで極めに行けば確実に勝てる。その選択をしたのも当然です。やっぱり格闘技って残酷なものだよなぁ、って」

――残酷、ですか。

「どれだけ練習していても、試合は49秒で終わることもあって。だけど勝った時の喜びって、世界が変わるような感じですから。勝ちと負けって天と地ほどの差で――これがMMAなんだなって思いました。私はまだプロ3戦で、その差を体験できたことは大きいです。

だから須田戦のあとも寝技はしっかり練習してきましたし、打撃もやっています。それは当たり前なんだけど……何て言うんでしょうね。自分がもっと自信を持って戦えるように、つくり上げています。だから……とにかく良い試合します! 私のことを知っている人も、知らない人も私のファンになるような試合をしますから。今大会で一番の試合を見せます」

■視聴方法(予定)
3月24日(日)
午後5時05分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV、U-NEXT

■ 対戦カード

<DEEP JEWELSアトム級選手権試合/5分3R>
[王者]パク・シユン(韓国)
[挑戦者] 伊澤星花(日本)

<49キロ契約/5分3R>
桐生祐子(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<49キロ契約/5分2R>
古瀬美月(日本)
彩綺(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
斎藤百湖(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
LIBBY(韓国)

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈(日本)
細谷ちーこ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
MAHINA(日本)

<キック52キロ契約/2分2R>
島村優花(日本)
せりな(日本

<フライ級/5分2R>
谷山瞳(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

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『DEEP JEWELS 43』試合結果

ゴング格闘技 2024年 1月号 [雑誌]


第10試合 メインイベント DEEP JEWELSストロー級暫定王者決定戦 5分3R
○松田亜莉紗(BLOWS)
×万智(スポーツジム67’s)
判定3-2 (石川28-29/橋本29-28/島村29-28/植松28-29/豊永29-28)
※松田が王者に

第9試合 セミファイナル 49kg契約 5分2R
○須田萌里(SCORPION GYM)
×彩綺(フリー)
1R 0’49” 腕ひしぎ十字固め

第8試合 フライ級 5分2R
○栗山 葵(SMOKER GYM)
×斎藤百瑚(EXFIGHT)
1R 2’51” TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)

第7試合 バンタム級 5分2R
○熊谷麻理奈(Trister Gym)
×Te-a[ティーエー](AACC)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第6試合 ミクロ級 5分2R
○山崎桃子(坂口道場一族)
×こゆき(Kyoto SEIKENKAI)
2R 4’27” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第5試合 フライ級 5分2R
○奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)
×谷山 瞳(パラエストラ柏)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)

第4試合 バンタム級 5分2R
○MANA(blooM)
×細谷ちーこ(ABLAZE八王子)
判定3-0 (○19-19/19-18/○19-19)

第3試合 無差別級 5分2R
○超弁慶(ガムランナック)
×ぽちゃんZ(パラエストラ東京/レグルス池袋)
判定3-0 (19-18/19-18/20-18)

第2試合 グラップリング 54kg契約 5分1R
○横瀬優愛[ゆあ](BELVA)
×あきび(ABLAZE八王子)
3’25 裸絞め

第1試合 ミクロ級 5分2R
○ジャカ季美香(SONIC SQUAD)
×チャッキールビ(大阪SEIKENKAI)
判定3-0 (○19-19/○19-19/○19-19)

オープニングファイト アマチュアSPルール 50kg契約 3分2R
○サラ(FIGHT BASE都立大)
×横瀬美愛(BELVA)
判定3-0

 11月23日にニューピアホールで開催された『DEEP JEWELS 43』の試合結果。メインイベントのストロー級暫定王者決定戦は松田亜莉紗が万智に判定勝ちし王座戴冠。セミファイナルは須田萌里が彩綺に1Rアームバーで勝利しています。続きを読む・・・
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【DEEP JEWELS43】Te-aのテイクダウンを防ぎ続けた熊谷がフルマーク判定勝ちでリベンジ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
Te-a(日本)

互いにローを見せてから、Te-aが強い右ローを当てる。熊谷はワンツーから右ローへ。下がるTe-aの右フックが熊谷の顔面を捉えた。ケージを背負ったTe-aがダブルレッグで組みつく。熊谷はスプロールできずケージに押し込まれる。シングルレッグに切り替えたTe-aが動きを見せたところで、レフェリーがブレイクをかけた。再開後、再びTe-aが組みつき熊谷をケージに押し込む。熊谷は右腕を差し上げてディフェンスしながら、ボディへ左ヒザを突き上げた。ここでレフェリーが両者を分ける。離れると熊谷が左ジャブを突き、さらに右でTe-aの顔面を跳ね上げる。Te-aはニータップで入るも倒すことはできず。熊谷が右腕を差し上げ、ボディへヒザ蹴りを連打する。三度レフェリーがブレイク。熊谷の右ローが効いてきたか、Te-aの左足が流れ始めている。Te-aは組むも、やはりテイクダウンすることはできなかった。

最終回、右ローの打ち合いから熊谷が左ジャブを突く。Te-aの左ジャブに右ローを合わせた熊谷は、Te-aのシングルレッグをスプロールして右腕を差し上げる。Te-aは押し込みながら体を離すため、熊谷がヒザを突き上げることになる。Te-aが組みつくも熊谷が差し返し、ケージに押し込む場面も。

左ジャブをもらいながら飛び込むTe-aはグラウンドに持ち込むことができない。レフェリーがブレイクをかけると、ケージ中央から熊谷がプレスをかけていく。Te-aのシングルレッグをスプロールした熊谷が、ガブりながらコツコツと鉄槌を落とす。立ち上がるTe-aのバックに回った熊谷が、ヒザを連打して試合を終えた。

裁定はフルマークで熊谷の勝利。2021年6月、Te-aに敗れていた熊谷がリベンジに成功した。


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DEEP95 J-CAGE KINGレイナ Report ブログ 熊谷麻理奈

【DEEP95】KINGレイナ、懸命にキックに挑み熊谷からスプリット判定勝ちも──裁定は不可解

【写真】キックとして上回っていたのは、熊谷だったが……(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ(日本)
Def.2-1:29-28.28-29-28.28-29
熊谷麻理奈(日本)

蹴りを掴んでパンチを見せるKINGレイナ。熊谷が前蹴り、ヒザを入れ、右を当てる。前進して距離を潰すKINGレイナだが、熊谷はジャブを差し込んで右ストレートを打っていく。KINGレイナのローにもジャブを合わせる熊谷がワンツーをヒットさせ、さらにジャブから右を打ち込む。KINGレイナはジャブとストレートに前進を拒まれるが、それでも突進してパンチを集中させる。ヒザを突き上げ、距離を取り直した熊谷がステップジャブ。右ミドルハイから右をみせた熊谷のラウンドとなった。

2R、ジャブを入れ跳びヒザの熊谷だが、着地後に距離が近づくとKINGレイナがパンチを振るっていく。前進にヒザを受けたKINGレイナは、オーバーハンド気味の右も乱打戦に持ち込むことができない。離れた熊谷は右ストレートをヒットさせるも、ケージに押し込まれると右を被弾してしまう。回って左ジャブを当て、右ストレートを的確に打ち込んだ熊谷が前蹴りを繰り出し、この回も取った。

最終回、熊谷は左ハイから右ストレート、KINGレイナはローからフックを振るうが離れた熊谷がテンカオを決める。ボディにもパンチを入れた熊谷に対し、KINGレイナはスーパーマンパンチを狙う。ワンツーからパンチをまとめたKINGレイナだが、回った熊谷が左ハイを蹴り込む。クリンチで逃れたKINGレイナは、近い距離で連打を見せるも左を受け、ヒザを腹に突き刺される。

熊谷はさらに右ストレートを打ち込み、左ジャブを当てる。残り20秒を切り、押し込んだKINGレイナが最後は足を止めての打ち合いも、熊谷も怯まず左右のフックを打ち返してタイムアップに。キックとして試合をリードしたと思われた熊谷だが、スプリット判定負けを喫した。

KINGレイナは不慣れなルールで懸命に戦った。だからこそ、この判定は必死に戦った2人の選手と、格闘技に対する尊厳が感じられない結果に思える。