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【Bellator301】第二次サークルケイジ挑戦──ISAO「ここをクリアして、今後のことはそれから」

【写真】勝負どころで、上を取り切る力は国内随一のISAO。今回こそBellator初勝利を期待したい(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301でISAOが、イーブ・ランジュと対戦する。
text by Manabu Takashima

契約成立もなかなか試合が組まれないなかで、Bellator売却という話が公然として伝わるようになった。そしてようやく決まった7年5カ月振りのサークルケージへにリベンジの時。第一次ベラトール挑戦はゴイチ・ヤマウチ、ジャスティン・ローレンスに2試合連続フィニッシュ負けに終わったISAOは、MMAファイターとしてより穴が少なく、勝ち筋の見える試合を遂行するファイターに成長した。

ベラトール後の戦績は実に9勝1敗、フェザー級KOPに君臨し国内トップどころを勝ち続けた結果、海外での戦いを最優先とするために国内での活動を控えるように。あくまでも世界で戦うことに拘り、今回の試合が2年半振りの実戦となるISAOに話を訊いた。


――ようやく仕切り直しのサークルケージ挑戦となりましたが、この間にBellatorとRIZINの対抗戦が日本でも行われました。あの時などはどのような気持ちでいましたか。

「もどかしい気持ちはありました。マネージャーもプッシュしてくれていたのですが、ベラトール側も内部組織で色々なことがあってなかなか組まれなかったです」

──内部組織の問題、つまりは売却問題が浮上し消滅だとか色々な話が聞こえるようになってきたかと思います。

「買収問題が表立って出てきたので、『本当に大丈夫かな』という不安はありました。でも、試合を組んでもらって良かったです」

──現状、301大会以降の発表がないままで。PFLへの売却も最終的な金額の面で結論が出ていないという話も伝わってきます。同時にShowtimeがボクシングとMMAの中継を止めるというニュースもあり、契約下にある選手も将来が気になることばかりかと。

「僕自身は……ベラとオールの大元のオーナーが代わるのかは分からないのですが、興行は2年ぐらいあるという風にも言われてはいます。でも、分からないですよね」

──買収した側は、支配下にあった選手の契約を履行しないといけないようです。

「あぁ、でもそうですよね。契約してあるので」

──ともあれ2021年5月の中島太一戦以来、実に2年半振りの実戦となります。この間、ずっと海外を目指して試合機会を待ち続けていたのでしょうか。

「中島選手に勝ってから、Pancraseの体制が変わることになって。福井(幸和)代表がティキ・ゴーセンのアーセナルと繋がっているので、海外を狙うためにマネージメント契約をしました。その契約にも少し時間が掛って、契約してから──やっぱりUFCに出たかったので交渉をしてもらっている間に、網膜剥離になってしまったんです」

──えぇ、そうだったのですか。

「ハイ。去年の5月に見え方に違和感があったので検査をすると、網膜剥離で。手術をして、そこから練習を再開するまで5カ月かかりましたし。そうしているとUFCは年齢的なこともあって難しくて。待っていても時間が過ぎるだけなので一旦、区切りをつけました。ティキの方からは『Bellatorなら話を持って行けるだろう』という流れになり、なら違うところでやろうと方向を変えました。ベラトールと契約をさせてもらってから、なかなか試合が組まれなかった形ですね」

──これだけ試合がない間にRIZINフェザー級戦線が非常に盛り上がってきましたが、傍で眺めていた歯がゆい気持ちはなかったですか。

「そうですね、やっぱり一番の目標がUFCだったので。あのタイミングでは、やはりUFCに行きたかったです。網膜剥離後に練習を再開する時には、ベラトールの話がありました。5カ月ほど練習ができていかったので、体創りからボチボチ始めたような状態だったので。

RIZINに関しては、それほど鑑賞もしていなかったですし……あんまし……自分はチャンスがあるなら海外で戦いたかったので。それでベラトールとも契約できたので、そこで頑張るという想いだけでした」

──海外で戦うという揺るぎない想いは、前回の挑戦で結果を残せなかったことに関係していますか。

「そこが一番の糧になって、これまでやってきたというのはあります」

──それなのにベラトールの今後が不透明になってしまったと……。

「でも、今回は決まっているわけですし。ここをクリアして、今後のことはそれから考えます!」

──勝敗、パフォーマンスともに大切になってきますね。だからこそ、ここでどのような試合を見せたいですか。

「前回の試合から空いてしまったのですが、この間に課題を持って取り組んできたので成長した姿、パフォーマンスを見せられればと思っています」

──課題というのは?

「組んで倒した後ですね。どうしても、なかなかフィニッシュに辿り着けていなかった。まずは勝つこと、判定でも勝つことが大切なんですけどフィニッシュまでの流れを強化できればというのがあったので、今年の春からカルペディエム青山に通わせていただいて。世羅(智茂)先生や、スタッフの先生とハイレベルなグラップリングの練習ができました」

──つまり成長してきた部分というのは、カルペディエム青山で学んだグラップリングになると。

「極め技に関しては、出していければと思っています(笑)」

──対戦相手のイーブ・ランジュの印象を教えてください。

「身体能力の高い動きと、ダンサーをやっていたようなリズミカルな予想の難しい動きの持ち主ですね。バネがあって、勢いのある攻撃をしています」

──独特な構えとリズム、スイッチも綺麗ではないです。

「一見、荒々しいイメージですが、実際に向かい合うとどうなのか。当てる時は思い切り当てるというスタイルですしね。散打やグラップリングの大会にも出ていますね」

──ISAO選手の言われた予想が難しい動き、跳び系の技などに特徴があるように感じました。

「そうですね、跳びヒザ、跳び蹴り。回転系の動きは少なかったのですが、それもやってくるかもしれないですね。一番はそういう攻撃だと思いますが、割と組み技や寝技もできます。寝かせても油断せず、組んでみてどれだけの力量なのか……ですね。そういう相手ですけど、彼の攻撃につき合わず、後手後手にならないように自分の攻撃、打倒極をやりきたいです。力で負けるなら、違う動きで勝負する。全部を混ぜて攻撃するのは、いつも通り変わらないです」

──では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「久しぶりの試合ですが、その間培ってきたこと、やってきたこと、成長した姿を全部ぶつけて勝ってきます」

■視聴方法(予定)
11月18日(土)
午前5時30分~ U-NEXT

■Bellator301対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[挑戦者]ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者]パッチー・ミックス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
シドニー・アウトロー(米国)

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
マルセロ・ゴルム(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<女子フライ級/5分3R>
ケリー・テイラー・メレンデスべ(米国)
サブリエ・セングル(トルコ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
リチャード・パレンシア(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ティム・ワイルド(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
キリス・モタ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
ジェフェウソン・ポンチス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
ランデル・ウォレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ(フランス)
ISAO(日本)

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BELLATOR Bellator262 CJ・ハミルトン Report ブログ マテウス・マトス

【Bellator262】右アッパーから左フックでハミルトンをKO。マテウス・マトスの今後に要・注目

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
Def.2R1分33秒by TKO
CJ・ハミルトン(米国)

オーソから直ちにスイッチして右ローを狙い、後ろ回し蹴りから距離を詰めて左フックを当てたハミルトン。マトスは打撃の交換のなかで左フックを打ち込み、ハミルトンの腰を落ちる。直後のギロチンをリリースしたマトスは、左ハイをブロックし右オーバーハンドへ。これは空振りに終わったが、右ローから組んでハミルトンをケージに押し込む。離れたハミルトンは、右オーバーハンドをまた空振りしたマトスのワンツーを放って離れる。

基本、遠い距離から蹴りを見せ距離を詰めてパンチを纏めるハミルトンだが、動きが大きい。マトスは右ミドルを入れ、スイッチには自身も構えを変えて対抗し足を止めての殴り合いでも打ち勝つ。残り1分でケージにハミルトンを押し込んでマトスは大内刈りもテイクダウンは奪えず。離れたハミルトンに右ミドルをクリーンに入れ初回をリードした。

2R、サウスポーのハミルトンに右ローを決めたマトス。ハミルトンは左ハイ、左フック、右のスピニングバックキックを見せるが、どれも決まらない。逆にマトスが右ミドルを決め、ヘッドムーブを駆使するハミルトンに右アッパーを打ち込む。間合いを外したハミルトンとの距離を詰めた右アッパーから左フックを決める。腰から崩れ、背中を見せたハミルトンに右のパウンドを連打したマトスが、快勝した。

キャリア13勝2敗1分、敗れた相手はマゴメド・マゴメドフとピョートル・ヤンというマトス──今後、注意は必要なバンタム級プロスペクトになりそうだ。


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Interview Special オレッグ・ボリソフ シャミル・ニカエフ ピョートル・ヤン ブログ マゴメド・マゴメドフ マテウス・マトス ルスタン・カリモフ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:2020年12月─その壱─マゴメドフ×マトス「レブニー的Bellator」

【写真】超ド級レスラーがベラトール・バンタム級戦線で如何に活躍していくのか(C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

今月は変則的に番外編からお届けしたが、今回から従来の形式通りに、背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2020年12月の一番、第一弾は10日に行われたBellator254からマゴメド・マゴメドフ✖マテウス・マトスについて語らおう。


──青木真也が選ぶ2020年12月の一番、最初の試合をお願いします。

「マゴメド・マゴメドフ✖マテウス・マトス戦です。笑っちゃうのがマゴメドフだけでなく、相手のマトスもACBで戦っていた選手なんですよね。ピョートル・ヤンに負けてACBでは2勝1敗とかで」

ピョートル・ヤン✖マゴメド・マゴメドフ(C)ACA

──対するマゴメドフはヤンに勝ってACBバンタム級王者になっています。

「そこ、やっぱり引用しますよね。でもピョートル・ヤンに負けてベルトを失っていることは強調しない」

──それは試合を盛り上げるために、ピョートル・ヤンと1勝1敗、勝ったのは接戦で負けたのは完敗……とはしないですよね(笑)。

オレッグ・ボリソフ(C)ACA

「アハハハ。そしてピョートル・ヤンに勝っているから、バリバリの殴り合いができる選手だと思われていたかもしれないけど、超ド級のレスラーですしね(笑)。ACAとかチェックしていない人は、どんなロシア人が出てきたのかって楽しいだったからもしれないけど、実際は試合が跳ねる系じゃない。

試合内容だとオレッグ・ボリソフやルスタン・カリモフの方が面白い」

──その両名とヤン、マゴメドフでACBバンタム級四強でした。

ルスタン・カリモフ(C)ACA

「ハイ。で、試合でいえばピョートル・ヤン、ボリソフ、カリモフの方が面白いんですよ。ただ試合は跳ねないマゴメドフですけど、ボディクラッチからレスリングは抜群に強いです。襷にしなくて、ボディクラッチが。

エスケープを絶対にさせないし、スクランブルを起こさせない。そういう堅実なレスリングが強い。ヤンとかなんでも強いじゃないですか。UFCの選手ってレスリングだけっていうのはもう見られない。ただし、ここまでレスリングが強い選手はいるのか。

一点突破で何でも強い選手とやってどうなるのだろうかっていうぐらいレスリングは強いですね。ロシアのレスリングでいえば、ブラジル人のACAフェザー級王者のフィリッピ・フロレスが計量オーバーして。そのフロレスにKO負けしたマラット・バラエフ……あのユサップ・ライソフに負けている選手かんですけど、バラエフも打撃に特化しているのに相手がノヴァ・ウニオンのストライカーになると、一気に組みに行ったんです。

ああいう試合を見ていると、ロシア人ってフリースタイル・レスリングやサンボが強いから打ち合えるというのを表していると思います。

まあバラエフは45歳だけど、これから肝になるのはヤングイーグル(※ACAの人材育成大会)出身の選手かと。バラつきがあっても、あそこから抜けてくる選手は強いですよ」

──フライ級王者になったアズマット・カレフォフとか、ヤングイーグル出身ですね。

「あの春日井に勝ったヤツですね。ロシアは篩落としができる。ヤングイーグルで鍛えられた人間が勝ち残ると、やはり強いですよ。でも、そんなレスラーで試合は地味なマゴメドフがマトスと戦うとかっていうのは、ビヨン・レブニー時代のようですね」

──最近の兆候でいえば意外なマッチアップでした。

シャミル・ニカエフ(C)BELLATOR

「ウェルター級のシャミル・ニカエフとか、なんか投入していますしね」

──ニカエフは本来はライト級の選手で、ロシア勢は世界中を侵食しています。そのマゴメドフは、アン・アルタチュラ政権に挑むことになりますが、ベラトールのバンタム級戦線は大晦日に復帰する堀口恭司選手も元チャンピオンで強力なタイトルコンテンダーです(※同取材は12月30日に行われた)。

「堀口選手はケージでも大丈夫ですよね。朝倉海選手は、そこは分からない。堀口選手と朝倉選手が同じ相手10人とやるとアベレージで勝率が高いのは堀口選手だと思います。でも、朝倉選手の方が派手な勝ち方はできる。

だからこそ、この2人の試合は完成度の高さでいえば堀口選手だと思っています。マゴメドフと戦うことを考えても、堀口選手はダリオン・コールドウェルに勝ち、UFC時代にはアリ・バガウティノフに勝っていますからね」

──既に超ド級のレスラーとロシアンに勝っていると。

「堀口選手はラウンドマストでも足が使えて打撃があるから、相性は良いと思います。大晦日にケガ明けでどういう試合ができるのかは見る必要がありますが、堀口選手がマゴメドフやアルタチュラと絡むととても面白いでしょうね。

そこはスコット・コーカーのベラトールですけど、マゴメドフなんてビヨン・レブニー時代のベラトールの面白さでもあるし、興味深いですね(笑)」

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BELLATOR Bellator254 Report ブログ マゴメド・マゴメドフ マテウス・マトス

【Bellator254】マゴメド・マゴメドフ、抜群のテイクダウン&コントロールでマトスを寄せ付けず完勝

<バンタム級/5分3R>
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
マテウス・マトス(ブラジル)

まず右ローから右フックを見せたマゴメドフがダブルレッグへ。これは距離が遠くマトスがバックに回りRNCを狙う。腰をずらしてスクランブルからシングルに出たマゴメドフは、ケージにマトスを詰めてダブルレッグへスイッチ、バックに回る。さらにボディロックからマトスを抱え上げ、頭から落とす。そのままバックコントロールを続けたマゴメドフは、マトスが胸を合わせてくるとハイクロッチへ移行。大きくスラムしてバック&ワンフックに取る。

前方にマトスを崩したマゴメドフは、後方からパンチを入れる。最後にリリースしヒザ蹴り、さらにダブルレッグを狙ったところで初回が終了──マゴメドフが取った。

2R、マットに手をついて蹴り、スピニングバックフィストを見せたマゴメドフは、続いて後ろ回し蹴りへ。そしてマトスの右ストレートにシングルレッグを合わせてケージに押し込む。シングルからすくい投げのようにテイクダウンを決めたマゴメドフは、バックコントロール、前方に崩してから逆に後方に自ら倒れ込み──四の字フックを完成させる。

マトスは立ち上がるも後方から殴られ、必死に手首を掴んで絞めを防御する。勢いのある右フックを入れたマゴメドフは、最後の30秒で着地してサイドバックを選択。離れたマゴメドフは、マトスがヒザをついている状態でヒザを顔面に入れたようにも見えたが、レフェリーは流した。

最終回、互いにミドルを蹴り、マゴメドフはローからサークリング、シングルレッグへ。頭を押して必死にエスケープを図ったマトスの軸足を払って倒したマゴメドフが、バックに回る。骨盤にヒザを入れるマゴメドフはコントロールを続け、残り1分40秒でバックマウントへ。懸命に背中が伸びないように粘るマトスは、上体を起こすもマゴメドフが後方に倒れ厳しい状態が続く。

ある意味、防御に徹したマトスが最後に胸を合わせに行ったが、時間はなくマゴメドフが問題なく判定勝ちを収めた。

「スパシーバ、大きいな大会だし凄くナーバスになっていた。サインしてくれた皆に感謝している。ここに来られて嬉しい。次? 名前は出さないけどベラトール・ジャングルの新しいキングになるために誰とでも戦う」とマゴメドフ話した。


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