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MMA MMAPLANET o UFC UFC296 コディ・ダーデン タジル・ウランベコフ

【UFC296】右カウンターでダウンを奪ったウランベコフが、最後はダーデンをRNCで仕留める

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
Def.2R4分25秒 by RNC
コディ・ダーデン(米国)

身長で上回るウランベコフが右カーフを連続で当てる。ダーデンが右スイングでウランベコフを下がらせたあと、右ローを当てる。ウランベコフはワンツーを繰り出すも届かず。しかしダーデンが中に入ろうとしたところに右ストレートのカウンターを合わせてダウンを奪った。すぐに起き上がりシングルレッグで組んできたダーデンの首を取るウランベコフ。ダーデンはギロチンで絞め上げられながらも回転してトップに回る。

両者が立ち上がり、打撃戦からケージ際での差し合いへ。離れたダーデンにウランベコフが左ジャブを突き刺す。インファイトになるとダーデンのパンチがウランベコフの顔面を捉える。ウランベコフは組みつくが、ダーデンが右腕を差し上げて突き離す。なおも組んでくるウランベコフをケージに押し込んだダーデンだが、反対にテイクダウンを奪われた。ニーシールドから背中を見せて立ち上がろうとしたダーデンだが、バックマウントを奪われてしまう。ウランベコフが四の字フックからRNCを狙い、フェイスロック気味で絞め上げたがダーデンが耐えた。

2R開始早々、ダーデンが右フックから連打を当てる。下がったウランベコフを追うダーデンが左ミドルを繰り出した。蹴り足をキャッチできず、そのまま食らったウランベコフ。ケージに押し込まれるも、1Rと同様にサンボ的なテイクダウンを奪った。ダーデンはボトムから腕十字を狙うも潰されてしまう。ウランベコフのトップコントロールに対し、会場からはブーイングが飛ぶ。ウランベコフはパスからバックへ。立ち上がるダーデンに四の字フックで乗りながら、右足の指をケージに引っ掛けつつポジションを保ち、RNCを狙う。右腕で絞め上げるウランベコフだが、ダーデンも耐える。ウランベコフはパンチで削り、右腕でダーデンのアゴを絞めつけてグラウンドに引きずりこみタップを奪った。


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MMA MMAPLANET o UFN214 タジル・ウランベコフ ネイサン・メネス 平良達郎

【UFN214】平良達郎の周りは強敵だらけ。タジル・ウランベコフがギロチンで、メネスからタップを奪う

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
Def.1R2分11秒by ギロチンチョーク
ネイサン・メネス(米国)

バンタム級からフライ級に転向のメネス。鋭い右を振るって、ジャブを当てる。さらに左ボディフックを決めたメネスは、右ローを入れる。飛び込んでヒザをついた状態からシングルレッグに出たウランベコフがテイクダウンを決める。メネスはクローズドガードで下からヒジを入れ、一瞬立ち上がったウランベコフが腰をコントロールしてスタンドに戻させない。

ニーシールドのメネスにヒジを落とすウランベコフは、立ち上がって足を捌いてパス。シングル狙いのマルセロチンへ。ここからヒジを落とし、首をツイストさせたウランベコフがタップを奪った。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC272 キック タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ボクシング

【UFC272】強くてダーティーなティム・エリオットが、ウランベコフから逃げ切り勝利

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
タジル・ウランベコフ(ロシア)

いきなり後ろ回し蹴りを見せたエリオットが、ケンケン状態で前に出てミドルを蹴る。ウランベコフはジャブから右ストレートと正攻法で迎え撃ち、ジャブを連続で届かせる。エリオットはローを蹴り、ボディを伸ばすが、右を打たれてダブルレッグへ。背中をつけたウランベコフに鉄槌を落とし、立ち上がり際に顔面にヒザを2つ入れる。タイミング的にあギリギリセーフの攻撃を受けたウランベコフが右を2発返し、クリンチでもパンチを打っていく。

エリオットはローから右フック、そして2度目のダブルレッグを決めた刹那、ウランベコフが立ち上がりエルボーを受けてもジャブを返す。ウランベコフの右ストレートにダブルレッグ、アンクルピックで3度目のテイクダウンを決めたエリオット。ウランベコフがバタフライスイープを仕掛けスクランブルでスタンドに戻る。エリオットもスタンドに戻ってテイクダウンで加点という狙いか、抑え込みを続ける意志はない。

残り1分、ウランベコフが右を当て、変則的なエルボーを繰り出したエリオットが左フックに繋げる。ジャブ、ワンツー、ハイキックを見せたウランベコフだが、左オーバーハンドでダウンを喫する。組んで立ち上がったウランベコフだが、初回を落とした。

2R、左オーバーハンドをヒットさせたエリオットは、ウランベコフのダブルレッグを切る。パンチが大きくなり始めたウランベコフ、ジャブと右ストレートという基本に戻るが、このエリオットは圧を受けないで前に出てくる。そこに初めてダブルレッグでテイクダウンを決めたウランベコフも、またグラウンドをキープすることはない。スクランブルからの投げを潰して離れたエリオットに対し、右を当てたウランベコフがクリンチでダーティーボクシング勝負へ。グローブを掴んで殴るというまさにダーティーな面も見せたエリオットは、ボディロックテイクダウンを潰してマウント奪取。

すぐに足を戻してスクランブルで立ったウランベコフが、ボディロックからリフトしてテイクダウンも、背中をつけた瞬間に反動でエリオットが上を取りに行く。ここもスクランブルとなり、クリンチしてボディのウランベコフだがエリオットがエルボーを打ち込む。ウランベコフもエルボーを返し、ボディロックでケージに押し込みテイクダウンを奪いかかったところで時間になった。

最終回、ジャブから右ミドルを入れたウランベコフは、左をかわしてエルボーを入れる。続いてクリンチでパンチを入れ、離れてもアッパーから右フックを左に合わせる。パンチを被弾する数が増えたエリオット、動きも落ちている。左のオーバーハンドも切れがなくなったエリオットにジャブ、ストレートを当てるウランベコフはダブルレッグを選択する。

ケージに押し込んだウランベコフが、シングルレッグでリフトしてバックに回る。残り90秒、スタンドで背中に乗り──前方に落とされないで四の字フックに取ったウランベコフが、寝技に持ち込む。RNCをセットしたいウランベコフに対し、エリオットは手首を掴んで耐える。パンチに切り替えたウランベコフはパンチ、鉄槌を入れてタイムアップを迎えた。

初回にあった立ち上がり際のヒザ蹴りはともかく、2Rのグローブを掴んでのパンチは明らかに反則だったが、エリオットはジャッジ3者から29-28と支持され競り勝った。


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F1 MMA MMAPLANET o UFC UFC272   アレックス・オリヴェイラ イェン・シャオナン ウマル・ヌルマゴメドフ エジソン・バルボーサ グレッグ・ハーディー ジェイミー・マラーキー セルゲイ・スピヴァク タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ブライアン・ケレハー ヘナト・モイカノ ホルヘ・マスヴィダル マリナ・ホドリゲス マリヤ・アガポワ ルドヴィット・クライン

【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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