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【EXFIGHT04】初のプロマッチで狩野×マスト。岩﨑大河にビラル、エフェ出場。アマに鈴木崇矢&藤波

【写真】狩野×河名。EXFIGHTはJ-MMA版コンテンダーシリーズか、PFL Challenger Seriesか。いずれにしても、夢の潰し合いだ(C)MMAPLANET

15日(火)、LDH JAPANより27日(日)に東京都渋谷区のEXFIGHTジムで開催されるEXFIGHT04 「Road to POUNDSTROM」の対戦カードが発表された。

既報の通り、今大会ではEXFIGHT初のプロマッチが4試合組まれ、プロと遜色ない環境で行われるアマ6試合と計10試合が実施される。今回のプロマッチでも世界と伍するためのJ-MMAの未来系、髙谷裕之プレゼンツ・ガチ路線らしい試合が揃った。


5分✖3Rで行われるプロ4試合、メインは狩野優×河名マストのフェザー級戦だ。河名はLDHマーシャルアーツ契約下のEXFIGHTのエース=中村倫也と専修大レスリング部の同期で、2017年のU23世界選手権には揃って出場、中村がフリー61キロ、河名がグレコ59キロ級で優勝している。

奇しくも昨年7月に中村が修斗でプロMMAデビューを飾った日に、NEXUSで初めてMMAに挑んだ河名はジェイク・ウィルキンスのハイキックでカットし黒星を喫した。その時点でMMAの順応が十分でなかった河名だったが、10月のRoad to ONE、12月のNEXUS、そして1月の石渡伸太郎引退興行とグレコを生かした戦いで3連勝を飾っている。

11月にはUNRIVALEDでグラップリングマッチに出場しており、実に5カ月連続の実戦となる河名の相手は、2020年ネオブラ・フェザー級優勝の狩野が務めることとなった。

今を時めく?──ザ・リッチ──中田大貴戦の勝利を含め、キャリア4勝1敗の狩野、早熟ファイター達のタイトル戦線となりつつあるパンクラス・フェザー級戦線では、ベルトを視野に入れて戦っておかしくない位置にある。

河名は打撃、下になった時の対処など、これまでに戦っていた対戦相手より上回っていることが考えられる狩野に対し、グレコの組みに持ち込めるのか、また組み伏せることができるのか興味深い。

狩野がパンクラスからの出場なのに対して、直近の試合は修斗に出ていた岩﨑大河がセミで中井光義と相対する。

今年は空道の世界大会出場も視野に入れ、1月には北斗旗全日本空道体力別選手権出場を予定していた岩﨑だったが、オミクロン株によりコロナ感染が広がり大会が中止に。また修斗の国際戦復活の兆しも、一旦元通りの国内路線に切り替わったことも影響したのが、今大会参戦に舵が切られた。

対する中井は「キン肉マン」で知られるゆでたまごの作画担当である中井義則氏を父に持つプロレスラーで、MMA挑戦は2019年9月のDEEP浜松大会以来となる。現状5連敗中の中井との対戦、世界を目指すという公言してきた岩﨑のターゲットがPOUNDSTROMになったということなのか。

残りの2試合は昨年度のEXFIGHTで2勝を挙げ、既にプロ級という評価を受けた芳賀ビラル海とエフェガヤニック雄志が、それぞれ平山学、岡澤弘太とプロ初陣を戦う。

ビラルは日本拳法の名門、中央大学出身──全日本大会で準優勝の実績を持ち、昨年はアマ・パン全日本を制している。

日拳出身ということで豪腕がイメージされるが、豪腕である一方で組みが強いのがビラルの特徴だ。

EXFIGHT02でMVP、EXFIGHT03では2シーズン連続でLDH Fighter Battle Auditionにチャレンジ中のDREAMER=高木オーディン祥多に勝利している。そんなビラルと対戦する平山は、プロキャリアは12年目を迎えたが、4勝11敗と大きく負け越しており6年11月ぶりの勝利を目指す。

修斗EXトーナメント優勝でプロ昇格を決め、大道塾でも活躍してきたエフェヴィガ雄志は、EXFIGHT02で天才レスラーの異名を持ちLDHとの契約を目指す藤波勇飛のレスリングに屈せず、急所蹴りのアクシデントながらテクニカル判定勝ちを収めている。

12月大会ではIMMMAF世界大会の日本代表だった有賀大悟からも判定勝ちしたエフェの相手は、既にプロで30戦を経験している岡澤弘太が務める。

もう4年前になるが現DEEP暫定ライト級王者の大原樹里に勝利するなど、プロ15勝11敗5分という戦績の岡澤の立場でいえば「よくぞ受けた」というマッチアップだ。自らのMMA道を邁進するために、若者の夢を潰す──岡澤にとっても覚悟のEXFIGHT出場といえる。

またアママッチではDREAMERS02出演中の鈴木崇矢、藤波、須藤晃大というEXFIGHT勢が、それぞれ藤谷敦史、阿部光太、水戸邉荘大と戦うことも決まっている。

MMA王子=鈴木と戦う藤谷は2019年の全日本アマ修斗で表彰台には立てなかったが、プロ昇格を決めたプロシューターだ。プロ初陣では松根良太の愛弟子=南風原吉良斗にTKO負けを喫しており、E鈴木の噛ませ犬になるわけにいかない。

放送が始まったばかりの格闘技DREAMERSのシーズン2やEXFIGHT02のエフェ戦を見る限り、エスリングに頼る場面が目立ち、すんなりとMMAへのトランジッションが進んでいない風にも見える藤波。

プロ修斗で1勝を挙げている北岡悟の教え子=阿部を相手に、オーディション期間中にどれだけ成長できたか真価が問われる一戦となる。

LDHtとの契約を勝ち取るために戦うEXFIGHT勢はプロもアマも関係なく、常にサバイブが要求される厳しい戦いが待っているといえるだろう。

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EXFIGHT03 MMA ONE キック 芳賀ピラル海 高木オーディン祥多

【EXFIGHT03】1Rにダウンを奪った芳賀ピラルが高木オーディンの反撃を振り切りフルマーク判定勝ち

【写真】芳賀はEXFIGHT 2連勝。高木の浮上はあるのか……(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分2R>
芳賀ピラル海(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-17.
高木オーディン祥多(日本)

高木の左ローでスタート、芳賀は左ジャブを突く。さらに右ローを繰り出す高木の顔面に、芳賀の連続ワンツーが当たる。前蹴りを繰り出してきた高木に、芳賀の左フックがクリーンヒット。ダウンした高木に、芳賀がパウンドの連打を浴びせる。凌いだ高木も立ち上がるが、芳賀は笑顔を浮かべながら相手の様子を見ている。ガードを下げ、左ジャブを突く芳賀に対し、高木も右クロスを合わせるが届かない。右ストレートから右ローで高木を下がらせる芳賀。高木も右ローを返すが、レッグガードが外れて試合は中断される。

再開後、高木は右のロングフック。芳賀のローの打ち終わりに合わせてダブルレッグを仕掛けるが、芳賀にスプロールされてしまう。スタンドでは芳賀の右フックが頭部をかすめ、高木がバランスを崩した。ケージ中央で両者が見合うなか、高木の右縦蹴りが芳賀のアゴを捉えた。しかし残り30秒、芳賀がやや遠い距離じからダブルレッグで飛び込み、テイクダウンを奪う。ケージ際で芳賀がパウンドを連打し、初回を終えた。


最終回、高木の右カーフキックがヒット。芳賀は左ジャブから右ローを放つ。高木の右ローに対し、足を使う芳賀。高木の右カーフキックを当てると、芳賀の足が流れる。パンチとローで攻める両者、高木の右カーフのヒット率が高い。ここで芳賀も右クロスを高木の顔面に当てる。芳賀の右をかわして組み付こうとした高木だが、これは芳賀にかわされる。反対に芳賀は左ストレートをクリーンヒットさせた。


それでも高木の右カーフキックが当たる。芳賀も右ローを連打しながらパンチを繰り出す。常に芳賀の顔面を見ながら右カーフキックを放ち、ヒットさせる高木。芳賀の左ジャブが当たるも、高木の右フックと右カーフキックがヒット。芳賀のダブルレッグを切った高木だったが、続く打ち合いの中で芳賀の左ストレートも当たった。

試合は判定へ。1Rのダウンが大きかったか、ジャッジ3者が3ポイント差をつける裁定で、芳賀が勝利を収めた。


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