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【UFC297】パターソンがリネスをがぶりからコントロール→RNCで一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
Def.1R2分03秒 by RNC
ユアン・リネス(カナダ)

先にプレッシャーをかけていくリネス。パターソンもジャブ・左フックを見せて、自分の距離をキープする。リネスは右フックを振って前に出て、パターソンにケージを背負わせて組む。パターソンはリネスの頭を落としてがぶる。亀になるパターソンをコントロールしてバックを取ると、RNCでタップを奪った。


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【UFC297】UK~中東~UFC、サム・パターソン「遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるように」

【写真】 (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、カナダはトロントのスコティアバンク・アリーナでUFC 297「Strickland vs Du Plessis」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインのUFC世界ミドル級選手権試合=王者ショーン・ストリックランド×挑戦者 ドリキュス・デュプレッシー。コメインのUFC世界女子バンタム級王座決定戦=ラケル・ペニントン×マイラ・ドスサントスの上位2カード以外には、ずらりとカナックMMAファイターの名が並んでいる同大会。

ウェルター級でそのカナダ勢のユアン・リネスと対戦するサム・パターソンは英国から中東を経て、UFCにたどり着いたキャリアの持ち主だ。オクタゴン初戦でショッキングなkKO負けを喫した英国の月見草=パターソンのMMAキャリアとは。


──英国のMMAファイターがUFCにたどり着くケースはローカルショーからCage Warriorsというのが王道ですが、対してサムは中東のBRAVE CFからコンテンダーシリーズを経てUFCと契約を果たしました。

「僕は物覚えが壊滅的に悪いんだけど(笑)、あの時はコーチや周囲の人間からBRAVE CFを勧められたんだ。チームメイトのチャーリー・レアリーがBRAVE CFとサインして、そのタイミングだったと思う。実は僕は当時Cage WarriorsからUFCという目標を持っていなくて、Bellatorで戦いたいという希望を持っていたんだ。

BBRAVE CFでは世界中で戦うことができた。あの頃のCage Warriorsは英国だけで大会を行っていた……そうだね、今回の試合はカナダで行われる。でも僕にとっては特別なことじゃない。BRAVE CFで既に飛行機に乗り、時差のある遠征をいくつも経験してきた。インドで試合をした時なんて、向こうの食事が合わなくて完全に体調を崩した(※サム・パターソンはBRAVE CF時代にバーレーン、ロシア、ベラルーシ、ヨルダン、サウジアラビアで戦っているが、インドで試合をしたのあSuper Fight Leagueでのファイト)。万全とは程遠い状態で戦ったけど、あの経験も自分を強くするためには必要だったんだ。

BRAVE CFにはワールドクラスのファイターが在籍していたし、凄く鍛えられたよ。UFCにその力を見出されるファイターも多かったからね」

――それだけリスクの高い試合も多かったかと思います。

「結果、僕は今UFCで戦うことができている。時差のある国での戦い、慣れない食事、異国でのファイトウィークの過ごし方、それらの対処法をBRAVE CFで学ぶことができた。凄く感謝しているよ。

英国シーンでだけキャリアを積んで、UFCというステージで戦うときに初めて海外での試合を経験するのは、本当に大変なことだと思う。その経験をUFCに来る前にできていたことは、とても大きい」

――しかし皮肉なことに昨年3月のUFC初戦は母国大会でショッキング初回KO負けを喫してしまいました。

「UFCロンドンでの試合は、全てが居心地が良かった。でも、その居心地の良さがもう僕にはフィットしていなかったんだ。4年振りの母国での試合で、遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるようになってしまっていたことに気づかされたよ。

でも、それを知ることもできのも大きな経験になった。もう、あのような試合は2度としない。最高のキャンプができ、状態も良かったから何も言い訳はできないしね。あの瞬間、ヤナル・エシュモズが正しい位置にいて、正しい攻撃をしたんだ。

もちろん、母国のファンの前で勝ちたかったよ。彼らも僕の勝利を見たかったはずだ。でも、あの負けを糧にして僕はより一層強くなれると確信している。実際、キャリア3戦目で敗れた僕は、そこから8連勝をした。UFC初戦での敗北から、立ち直ってあの時の練習を再現させるんだ」

――右ローをキャッチされ、直後の右フックをかわしましたが、足を掴まれていた左手で殴られた。マイケル・ビスピンは素晴らしく想像力のある攻撃だと解説していましたが、自分には偶然に見えました。あれは狙った攻撃でないと。

「あのタイミングでのパンチは、右だ。それは見えたからかわすことができた。そして右から左の攻撃につなげることは、全く持って普通の攻撃で。僕がバランスを崩していた時に、それが当たった。10回戦って、1回あるかっていう攻撃をヤナル・エシュモズは成功させた。彼もUFC初戦だったし、素晴らしい仕事をやってのけたんだよ。

あの敗北はメンタルの強化もそうだし、フィジカル的にもウェルター級に階級を上げるきっかけになったんだ」

――ウェルター級転向初戦、そして迎えたオクタゴン2戦目は、ユアン・リネスと彼の母国で戦います。どのような印象を持っていますか。

「とても危険な相手だよ。凄く真剣に彼のことを研究してきた。あとは階級を変えたことがどういう風に働くのか。16歳からずっと70キロで戦ってきた。実際、今でもライト級には落とせる。でも、体は大きくなり続けてきたので、筋肉まで削らないといけなくなった。階級を上げるときが来たと思ったし、僕がウェルター級で戦っていけるのか、この試合はテストになる」

――アグレッシブでラフ。リネスの攻撃は長所と短所が同居しているように感じます。

「だから僕の力を試す試合になる。彼の攻撃は、予期しない角度から襲い掛かってくる。そこが本当に危険なんだ。そして、一発で倒そうと振り回している。その一発を被弾すると、前回の試合の二の舞になりかねない。その一発を被弾しないよう、細心の注意が必要になってくるよ。

自分の戦いが如何にできるか。僕が何者かを証明する戦いになるだろうBRAVE CFで積み上げてきた経験、多くの人が知らないところで戦うことで身につけた力をワールドステージで発揮したい。ウェルター級にあげて、最高の状態にあると感じている。こんなにパワーを感じることは過去になかった。思いきり、前に出てくる相手に自分がどう戦えるのか。この試合は僕のMMAファイター人生の第二章の幕開けになる。世界中の皆に納得してもらえる戦いを見せるよ」



■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前8時00分~U-NEXT

■UFC297対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・ストリックランド(米国)
[挑戦者] ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)

<UFC世界女子バンタム級王座決定試合/5分5R>
ラケル・ペニントン(米国)
マイラ・ドスサントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マイク・マロット(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カーティス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
モフサル・エフロエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ショーン・ウッドソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
セルヒー・サイディ(カナダ)
ラモン・タヴェラス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン(カナダ)
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
サム・パターソン(英国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(カナダ)
ジミー・フリック(米国)

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MMA o UFC キック サム・パターソン ダン・フッカー

UFC293:第4試合・ナスラット・ハクパラスト vs. ランドン・キニョネス

ライト級。

ハクパラストは両親がアフガン難民で、ドイツで生まれたドイツ人ファイター。14歳で体重90kgほどあり、両親から痩せろと言われて格闘技を始めた。17歳でプロデビューすると、8試合連続KO勝利してUFCと契約し、大学生の時にUFCデビュー。それから6年で6勝4敗。ここまでランカーとの対戦は2年前のダン・フッカー戦のみで、フッカーにはフルマークの判定負けで完敗。UFCでの6勝のうち5勝は手数で上回っての判定勝ち。28歳。

当初はサム・パターソンと対戦予定だったが、2週間前に欠場。代役でTitan FCライト級王者でTUF31に出場したキニョネスがUFCデビューを果たす。キニョネスはTUFではチーム・マクレガー所属で、一回戦でUFCベテランチームのジェイソン・ナイトと対戦し、わずか55秒で三角絞めに捕まり一本負け。力を出しきれなかったが、代役でUFCに出場するチャンスを得た。MMA7勝1敗1分けで、7勝のうち5KO。敗れた相手はプロ3戦目で対戦した現UFCムハンマドジョン・ナイモフ戦。27歳。

積極的に出ていくキニョネス。カーフキック。ハクパラストもらって一瞬バランスを崩す。どんどん先手を取るキニョネス。カーフ。バックスピンキック。カーフ。手数が多い。ハクパラストは様子見か。残り2分。ハクパラストも手数を増やしてきた。左ボディから右。しかしキニョネスはどんどん出ていく。カーフ。ハクパラストが詰めてきた。ボディ・顔面にパンチを入れる。キニョネスは序盤飛ばしすぎたかやや失速気味。キニョネス組みに行くが、入れ替えたハクパラストが肘を入れて離れる。ハクパラストの左がヒット。キニョネスまたカーフ。ホーン。

1Rハクパラスト。序盤は良かったキニョネスだったが、後半冷静にハクパラストが上回ってきた。

2R。組んでケージに押し込んだキニョネス。引き剥がしたハクパラストだが、キニョネス離れずにカーフ。ボディに前蹴り。また組み付いたが、ハクパラストがダブルアンダーフック。差し返したキニョネスだが離れた。パンチで出るハクパラスト。アッパー。ブロックしてカーフを蹴るキニョネス。アッパー。テンカオ。堂々と打ち合っているキニョネス。カーフを蹴られた足を下げてスイッチしたハクパラストだが、詰めてパンチ連打をヒット。ハクパラストの左が入りぐらついたキニョネス。ケージまで下がった。左ボディ。しかしキニョネス打ち返す。ふらつきながらも飛び膝。またカーフを入れたキニョネス。ハクパラストパンチの手数を増やす。残り1分。キニョネス左ハイ。しかしハクパラストがボディ・顔面にパンチ連打を打ち込む。左がヒット。ボディ・顔面と打ち上分けて、ガードが空いたところにパンチを入れていく。ケージに詰めてパンチ連打。ホーン。

2Rハクパラスト。

3R。ハクパラストがパンチで詰めていく。キニョネスも打ち返すが、左をもらいぐらついた。ワンツー。組んできたキニョネスを投げて引きはがす。なおも出るハクパラスト。ケージに詰めて左右のパンチを入れる。圧されているキニョネス。左をもらった。ケージに詰められ右ボディ。キニョネスも打ち返しているが、ちょっと一方的になってきた。左を入れるハクパラスト。ケージに詰めて連打。時計をチラ見するキニョネス。ハクパラストは手を出し続ける。キニョネスバック肘。しかし下がらないハクパラスト。ボディ。残り40秒でタックル。一瞬倒したがすぐ立つキニョネス。またタックル。これは切ったキニョネス。足を止めての打ち合い。連打を打ち込むハクパラスト。タイムアップ。

判定三者フルマークでハクパラスト勝利。

敗れたキニョネスだが、TUF一回戦敗退で緊急出場の割には善戦した。カーフもかなり効かせていたが、ハクパラストにスイッチされてからは手数でも圧されて劣勢に。

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o UFC サム・パターソン ボクシング

UFC on ESPN+82:第3試合・クリス・ダンカン vs. ヤナル・アシュモズ

ライト級。

イギリス・スコットランドのダンカンは3月のロンドン大会でUFCデビュー。UFC3勝3敗のオマール・モラレスと対戦し、1Rパンチを効かされたものの、2R以降持ち直し、泥臭くバックキープを続けてスプリット判定勝ち。バックボーンはボクシング。30歳。

イスラエルのアシュモズも、3月のロンドン大会でUFCデビュー。同じくUFCデビューとなる地元イギリスのサム・パターソン相手に2Rパンチを効かせてパウンドアウト勝利。キャリア7戦全勝で無敗をキープした。28歳。

ダンカンが打撃で攻めていく。アシュモズが飛び込んでくるとこおrにアッパーを合わせた。プレスしていくダンカン。出てきたアシュモズに左右のフックをヒット。間合いをキープし、アシュモズが詰めてくるとすぐに距離を取る。残り1分。パンチの空振りからタックルに入ったアシュモズだが切られた。アシュモズ右オーバーハンドがヒット。ダンカンはパンチから右ミドル。詰めてテンカオがヒット。残り10秒でアシュモズの蹴りをキャッチしてテイクダウン。すぐ立ったアシュモズだがホーン。

1Rダンカン。

2R。またプレスしてきたダンカン。アシュモズケージ際まで後退。飛び膝を打ち込んだダンカン。パンチからインロー。またケージに詰めてテンカオをヒットさせるダンカン。アシュモズ、右ハイをブロックした左腕が負傷したか?左のパンチが出ない。ダンカンがパンチで詰めてテンカオ。パンチをひたすら右だけ出しているアシュモズ。ミドルでアシュモズの左腕を蹴るダンカン。残り30秒でタックル。切ったアシュモズ。なおもケージに詰めてパンチで攻めるダンカン。ホーン。

2Rダンカン。劣勢のアシュモズ、左腕も使えないのでは絶体絶命。

3R。すぐに詰めたダンカン。蹴りで攻めるアシュモズ。右で飛び込んだが、ダンカンのパンチのコンボをもらった。ケージまで詰められたアシュモズ。出るところにアッパーがヒット。ダンカン仕留めに来ている。ジャブ、アッパー。ワンツー。またワンツーがヒット。右のパンチのみで打ち返すアシュモズ。ダンカンまたテンカオ。ケージを背負うアシュモズに右ボディ。ケージに貼り付けにして左ハイ。ダンカンのパンチラッシュはヘッドムーブでかわしたアシュモズ。また膝を入れたダンカン。またテンカオがヒット。アシュモズギリギリ凌いでいる。ケージに詰めてパンチ・膝。残り75秒でダンカン組んで四つからテイクダウン。立ったアシュモズからスタンドバック。組みでも左腕を使えないアシュモズ。残り30秒で放してパンチを入れるダンカン。攻めるダンカンだがアシュモズ凌いでタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でダンカン勝利。

3Rは仕留めようという気持ちが見えたダンカンだったが、片腕しか使えないアシュモズが良く凌いだという試合だった。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 サム・パターソン ヤナル・エシュモズ

【UFC286】テイクダウンを取られる最中の左フック。エシュモズがパターソンを失神パウンドアウト

<ライト級/5分3R>
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)
Def.1R1分15秒by TKO
サム・パターソン(英国)

デビュー戦同士、文字通り頭一つ長身のパターソンがタッチグローブを拒否する。パターソンは間合いを測り、左ジャブでエシュモズに尻もちをつかせる。すぐに立ち上がったエシュモズに対し、パターソンは攻め急がずハイを見せる。しかし、右ローをキャッチされ姿勢を乱したところで左フックを被弾したパターソンは、キャンバスに叩きつけられるようにダウンし、エシュモズがマウントを取る。

左右のパウンドの連打に、背中を向けたパターソンは失神。TKO負けにも意識が遮断され、ストップを認識せず戦い続けようとした。「その時が来るのを待って戦ったんだ。そして、御覧の通りさ。夢が現実になった。今日、僕はハッピエストだ」とエシュモズはご機嫌な様子で話した。


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【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない

【写真】セレモニアル計量時にモカエフはフィリョよりもしっかりとリカバリーできているようだった(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFC 286「Edwards vs Usman」の計量が17日(金・同)に行われている。

メインは昨年8月と立場を変えたUFC世界ウェルター級選手権試合=王者レオン・エドワーズ✖カマル・ウスマン戦、コメインでライト級のジャスティン・ゲイジー✖ラファエル・フィジエフが組まれている。

全15試合のPPV大会で米国勢の出場は僅かに4選手、コメインとオープニングマッチのヴェロニカ・マセド✖ジュリアナ・ミラー以外は全て英国もしくは欧州勢が出場している。


フィニッシュしかないという状況で右を見せて反応させ、左ハイでKOというアップセットを起こしたエドワーズとの再戦に向け、ステージに登壇したウスマンは地鳴りのようなブーイングを受ける。

反対にこの日、一番のサポートを受けたエドワーズは、フェイスオフで興奮気味に言葉をウスマンとぶつけ合う。「今も話してきたけど、明日の夜オクタゴンで話そう」とウスマン。エドワーズは「ヘッドショット・デッド」と観客を煽り、「明日の夜には、またヘッドショットを決めて王座防衛できることにワクワクしている」とコメントした。

上記にあるように欧州勢が目立つイベントのなかで、11人に及ぶジョンブル魂(?)の持ち主たち。ここではフライ級の2選手に注目したい。オクタゴン3連勝、プロMMA戦績は8勝0敗──アマからの通算戦績は30連勝というモカエフは、IMMAFからBRAVE CFでプロデビューし、6戦目にUFCデビューを果たしたダゲスタンから移住ファイターだ。

対戦相手のジェフェフ・フィリョは昨年のコンテンダーシリーズでロイベルテ・エチェベリアと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドアウトしている。レスリング的というよりもMMAとしてテイクダウン&スクランブルを身につけ、KOパンチもあるフィリョを相手に、英国レスリング界で活躍しバーレーンのKHK MMAのエルダル・エルダノフにケージレスリングを学んだモカエフが、組み勝てるのか。

順調すぎるキャリアアップで、ピンチや土壇場での粘りに課題があるとモカエフは見られていたが、前回のマルコム・ゴードン戦で腕十字による逆転勝ちをし、勝負強さも見せている。とはいっても、このままトップ10&トップ5と進むには経験値を挙げる必要があると思われるモカエフだが、果たして──。

もう1人のフライ級英国ファイター=ジェイク・ハードリーは、モカエフに逆転負けを喫したゴードンとの対戦だ。EFC WorldwideとCage Warriorsでフライ級のベルトを巻いたハードリー、話題性ではモカエフに遅れをとるが、経験値の高さと実力的には上と見られていた。

ハードリー自身がモカエフと比較してくれるなという空気を醸し出していたが、UFCでは2戦目で敗北を喫し立場は逆転した。それでも──計算できる部分でモカエフより安定した力があるという見方は成り立つハードリーだけに、母国でのゴードン戦は逆転ではないフィニッシュ勝利が求められる。

またライト級ではクリス・ダンカンとサム・パターソンはという2人のコンテンダーシリーズ出身英国人選手がオクタゴン・デビューを飾る試合も注目したい。

ダンカンはBellator欧州大会で3連勝しながらオクタゴンを目指し、コンテンダーシリーズへ。2021年には敗北を喫したが、諦めずに昨年も参戦し契約を勝ち取っている。

一方のパターソンはBRAVE CFで6勝1敗のレコードを残し、タイトル戦線で浮上しながら、砂漠からコンテンダーシリーズというオアシスも求めた。

ダンカンは9勝1敗、パターソンは10勝1敗1分。それぞれがオマル・モラレス、そしてヤナル・エシュモズを相手に10勝目と11勝目を狙う試合は──英国の今&これからを知るうえで、フライ級の2試合とともに見逃せない。

■視聴方法(予定)
3月19日(日・日本時間)
午前2時~UFC FIGHT PASS
午前6時~PPV
午前6時~WOWOWライブ

■UFC286 計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]レオン・エドワーズ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 170ポンド(77.11キロ)
ブライアン・バルベレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

<ミドル級/5分3R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショアー: 146ポンド(66.22キロ)
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)
オマル・モラレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ヤナル・エシュモズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
ジェフェウ・フィリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ガブリエル・サントス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・リロイ・ダンカン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 129.5ポンド(58.74キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェロニカ・マセド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)

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UFC286:オッズ/予想と展望

レオン・エドワーズ 3.05
カマル・ウスマン 1.41
ジャスティン・ゲイジー 2.95
ラファエル・フィジエフ 1.43
グンナー・ネルソン 1.29
ブライアン・バーバリー3.90
ジェニファー・マイア 2.45
ケイシー・オニール 1.59
マービン・ヴェットーリ 1.38
ロマン・ドリーゼ 3.25
ジャック・ショア 1.20
マクワン・アミルカーニ 5.00
クリス・ダンカン 1.87
オマール・モラレス 1.95
サム・パターソン 1.36
ヤナル・アシュモズ 3.30
ムハンマドモカエフ 1.13
ジャフェル・フィーリョ 6.75
リローン・マーフィー 1.56
ガブリエル・サント2.55
クリスチャン・リロイ・ダンカン 1.48
ドゥスコ・トドロビッチ 2.80
ジェイク・ハドリー 1.26
マルコム・ゴードン 4.10
ジョアン・ウッド 1.57
ルアナ・カロリーナ 2.50
ジャイ・ハーバート 2.65
ルドビト・クライン 1.51
ジュリアナ・ミラー 1.23
ヴェロニカ・マセド 4.50

メインはウェルター級タイトル戦。昨年8月に対戦した際には、1R終盤にウスマンがUFCで初めてテイクダウンを奪われ、そのままバックマウントを取られてラウンドを落としたものの、2R以降は打撃でプレスし、ケージを背負わせた所にタックルに入り、テイクダウンまたは押し込む展開となり、そのまま49-46でウスマンが王座防衛するかと思われた最終盤にエドワーズのハイキックがヒットして王座奪取。今度はエドワーズの地元イギリスでのダイレクトリマッチとなる。

わずか5ヶ月ぶりなら技術的に大きく変わることはない。両者の対戦はすでに3度目、8R戦ってきているので、お互いの手の内も十分にわかっているはず。心理的な面での影響について言えば、ホーム・アウェイや王者・挑戦者が入れ替わっての対戦であることについては両者ともにそこまで意識はしていないかもしれない。それより、前回KO負けしたウスマンが、その一発を警戒することによってスタンドの圧が弱まることがあれば、形勢は大きく変わってくる。

オッズは前回ウスマン1.26倍・エドワーズ4.10の大差があったが、今回は差が縮まったとは言え、未だにウスマンがフェイバリット。

ウスマン判定勝ちと予想。

プレリムにはプロ・アマ通算38連勝の22歳・モカエフがUFC4戦目を行う。平良と同じ2000年生まれで無敗ということで比較されることも多いモカエフだが、今回の相手はコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦のフィーリョ。UFCフライ級は3連勝でもうランカーに届いてもおかしくないが、平良の前戦もコンテンダーシリーズ上がりでUFCデビュー戦だったように、UFCは慎重に育てていくつもりなのかもしれない。なお、フィーリョは修斗ブラジルのフライ級王者だったこともある。

第1試合開始は19日朝2時(18日深夜26時)。前日には21時から吉野光が出場するUAEWもファイトパスで中継される。速報します。

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DWCS2022#10 MMA MMAPLANET o UFC サム・パターソン ジャック・ジェンキンス ダナ・ホワイト ドノヴァン・ビアード ハファエル・エステヴァン ボー・ニコル マテウス・メンドンサ ラウル・ロサスJr

【DWCS2022#10】MMAの未来=3×NCAA D1王者ボー・ニコル、52秒三角絞め勝利。勝者5人が契約し終幕

【写真】この顔とボー・ニコルという名前はもうインプットしないわけにはいかない(C)Zuffa/UFC

<ミドル級/5分3R>
ボー・ニコル(米国)
Def.1R0分52秒by 三角絞め
ドノヴァン・ビアード(米国)

掛け率-3500のフェイバリット=ニコルは、慎重な立ち上がりのなかでダブルレッグのフェイクを繰り返す。と左オーバーハンドからダブルレッグを狙い、その左がビアードの顔面を捕らえダウンを奪う。

パウンドを連打したニコルは、スクランブルで頭を殺して上を取り切るとマウントへ。ビアードのロールに三角絞めをセットしながら下になったニコルは、そのままタップを奪う──とダナ・ホワイトは、シャッポを脱いだようでもありながら満面の笑みを浮かべた。

2022年最後の審判の時──ダナはマテウス・メンドンサ、ハファエル・エステヴァン、ジャック・ジェンキンス、サム・パターソン、そしてニコルと5人の勝者全員と契約した。ニコルに関して「信じられない可能性を持っている」と言及し、43人との契約を果たした2022年のコンテンダーシリーズを「今シーズンは世界的にも注目が高まり、ワールドワイドにトレンド入りしていた。注目度の高いなかで皆が爆発力を見せた」と振りかえった。

さらにダナは初めてUFCゲームのなかでコンテンダーシリーズの選手が採用されることになっているが、ボー・ニコルとラウル・ロサスJrの2人が選ばれたことを明らかにした。


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Brave CF DWCS2022#10 MMA MMAPLANET o UFC サム・パターソン ヴィニシウス・センシ

【DWCS2022#10】初回にダウンを喫したパターソンが、2Rにアッパーからフロント系絞め→RNCで逆転

【写真】やや遠めの距離からローを効かせ、近づいてヒザ蹴りという従来の戦い方ではなく、カウンターでダウンを奪い寝技で勝利したパターソン(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
Def.2R4分18秒by RNC
ヴィニシウス・センシ(ブラジル)

BRAVE CFで活躍してきた英国人ファイターのパターソンが、センシのローをかわしてワンツーから右ハイを蹴っていく。長身&リーチの長いパターソンに対し、果敢に踏み込んでパンチをヒットさせたセンシは、クリンチの攻防でヒザを連続でボディに突き上げる。ケージ際でのポジションの入れ替わりが続き、両者が離れる。センシは左を振るって、ワンツー。

続いて左オーバーハンドでダウンを奪う。すぐに立ち上がったパターソンは、ケージに押し込まれるもセンシが自ら離れた。センシが左からボディショットを決め、クリンチにも首相撲を取られてヒザ、続いてヒジを入れて離れる。パターソンはリーチの長さを殺され、エルボーを狙う。左オーバーハンドで詰めるセンシに対し、パターソンがワンツーのショートフックを当てる。

センシはパンチの距離は遠かったが、組んでボディロックテイクダウンに成功する。残り50秒、ワンフックから背中に乗ろうとするセンシだが、結果的に下になる。それでも腕十字から三角をセットしようとしたセンシが初回をリードした。

2R、パンチの交換からヒザを繰り出すセンシが、頭から前に出る。近い距離でフック、ヒザを放ったパターソンだが、左を被弾。その直後に前蹴りがセンシの腹に当たるが、足の裏が股間に触れ、センシがブレイクを要求する。再開後、パンチで前に出るセンシはヒザ蹴りから首相撲へ。パターソンはクリンチに捕えるが、すぐに離れる。パターソンの右ローに左を合わせたセンシはテイクダウン狙も、右アッパーを合わされる。

動きが止まったセンシをダースで捕らえ、上を取ったパターソンはギロチンに移行して再びダースを仕掛ける。絞めは解いたが上を取りきったパターソンが、枕で削りスクランブルでパワーギロチンへ。

体を捻って逃げたセンシのバックに回ったパターソンが、ワンフックで背中を制すと仰向けになりつつRNCへ。観念したセンチがタップした。


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