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JJ Globo KIT01 Report イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ

【KIT01】ハイサム・リダをスイープで下したイゴール・タナベ「2人で強くなって世界で結果を残したい」

<黒帯無差別級/8分1R>
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)
Def.ExR1分37秒2-0 by Sweep
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)

まずは立ちの展開となり、30秒でイゴールが引き込む。離れたハイサムの足をすくいフックスイープ気味に崩し、そのまま左足を掴む。襟を取ったハイサムが足を掴むと、立ち上がったイゴールが足を引き抜いて座る。右足を取り、回転しつつ立ち上がって上を取ったイゴール。続くパス狙いにハイサムがスイープを合わせて上を取り返す。

ここでパローが掛かり、試合は中央で再開される。座った状態で襟を取りつつ、帯を掴んでデラヒーバをセットしようとするイゴールだが、ハイサムが足を引き抜く。ハーフを取ったイゴールが、下から煽って送り出しハイサムの左足を取る。取られた足を押し込み、帯からラペラを取ったイゴールがデラヒーバから回転しベリンボロへ。足を掴むハイサム、イゴールは後方回転でリバーサルを狙うも、ハイサムが起き上って許さない。

イゴールはラペラを再び取って、差し込んだ右足に絡めて立ち上がる。ハイサムのシングルを反転して潰したイゴールが足を抜きかかるが、ハイサムも許さない。そのまま上を取ったイゴール、ココでパローが掛かる。両者が道着を直して再開、すぐにハイサムが立ち上がる。延長を考えてか、2人とも立ち大きな動きのないまま残り20秒でイゴールが引き込み本戦が終了した。

延長戦、互いにヒザに掌を置いて様子見の状態が続く。30秒が過ぎダブルレッグを仕掛けたイゴール、場外となり中央に仕切り直しに。イゴールが引き込んでスイープを狙い、ここからからクローズドを取る。ハイサムが立ち上がって持ち上げようとするが、イゴールは背中をつけてデラヒーバガード、手を後方についたハイサムが立ち上がると同時にイゴールも続き、デラヒーバでフックしていた左足を引く。右足を前方に送られたハイサムがバランスを崩し、同時に右手で右肩を押したイゴールが背中をつかせてスイープを決める。日本最強対決をイゴールが制した。

「本当に嬉しいです。極めるのが僕の目的だったんですけど、ハイサム選手は凄く強くて極め切れなくて。でも延長で勝てて凄く嬉しいです。まだ2週間後に試合があってハイサム選手も倍の力で帰ってくると思うので、それに負けないように僕も練習を頑張ります。これから2人で強くなって世界に出て結果を残したいです。クインテットで勝てるよう頑張ります。ノーギは昔に比べたらできるようになりバトルハザードやGTFでも結果を残せたので、自信はあります。勝ち続けられるよう頑張っていきます」とイゴールは話した。


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JJ Globo KIT01 Report ブログ 杉江アマゾン大輔 毛利部慎佑

【KIT01】ガード✖トップ、ブラジリアン柔術の醍醐味魅せた一戦は毛利部がアマゾンから黄金得点で勝利

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
Def.ExR2分01秒2-0 by Sweep
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

引き込んだ毛利部がスパイダー、肩を左足で押して崩しに掛る。さらに後方回転でスイープを狙った毛利部、耐えたアマゾンはスパイダーからクローズドの中に入る。アマゾンは臀部にヒザを当ててガードを割るが、毛利部はスパイダーに即移行する。再びクローズドを取った毛利部はラペラを左腕に巻き込む。そのラペラを肩越しに左手に取った毛利部の屈強なクローズドをアマゾンが割ることができない。

とはいえ毛利部もサブミッション・アテンプトはなく時間は、残り2分に。もう一度、ラペラを左腕に巻き込んだ毛利部の狙いは何か。残り1分で、その左腕を支点に腕十字を狙う。対応したアマゾンがパス狙いで動くが、毛利部が三角を狙う素振りも。肩を押し込み対応し、腰を引いたアマゾン──ここでタイムアップに。

アダルト黒帯は4分間の延長戦だ。引き込んだ毛利部に対し、右足から左足を抜いたアマゾンが音速パスへ。ポイントが入るかと思われたが、なんとか毛利部が足を戻してクローズドを取る。本戦と同じようにラペラを取る毛利部に対し、アマゾンは左足を取らせない。左足を引き、背中を伸ばしたアマゾンを煽ってから前方に送りスイープを決めた毛利部がゴールデンスコアを手にした。

「派手にやりたかったけど、ビビっちゃって固い試合にしてしまいました」と毛利部は話し、YouTubeチャンネルをしっかりと喧伝した。


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Interview JJ Globo KIT01 ブログ 橋本欽也

【KIT01】KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01、橋本欽也─02─「本当に柔術が好きな人に視聴してほしい」

【写真】「柔術は視ても面白いんです」。これこそが、今後の柔術普及のキーワードだ(C)KINYA HASHIMOTO

KINYABOYZ JIU JITSU CLUBを率いて主催する柔術LOVERS橋本欽也インタビュー後編。

いよいよ開催が明日11日(日)に迫ってきたブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01。

ニューノーマルを迎えた今年、国内柔術界にブラジリアン柔術の大会を根づかせる。そんな橋本氏の熱い想いを引き続き訊いた。

<橋本欽也インタビューPart.01はコチラから>


──先ほどの話にもありましたが、11月から連盟主催のトーナメントも再開されます。そうなるとKITは01とナンバリングがあるのですが、この後の展望というのは?

「ホント、その話をメンバーとも話をしていて。2回目、3回目とやる意味はねぇんじゃないかと。コロナ禍にあって柔術大会はもっと長い期間で開くことができないという想定でKITを始めたので。だから3回ぐらいして、配信大会を定着させたいという気持ちはありました。

今、観戦ができないからお金を払って配信を視るという文化ができつつあるじゃないですか。柔術もその流れに乗るべきかと思っていのたですが、トーナメントが始まるとKITで試合を組む意味が見つからないんじゃないかと」

──ただし、トーナメントが再開されると感染のリスクは高まります。特にトーナメント戦は観戦者がいなくても、出場選手に感染のリスクが絶対的に高まる。特に出場選手が検温だけでは、いつか大会でクラスターが行っても、それは社会事象だと思います。

「いきなり400人ぐらいエントリーする大会もありますし……。入れ替えなどガイドラインも存在しているので、そこと照らし合わせてやろうとしているのですが……」

──400人ですか!!

「JBJJFの全日本マスターはエントリーがまだ50人ぐらいで、会場も東京武道館だからそれほど密にならないとは思います。そういう状況と比較しても、密になる大会が出てきますしね。だから、起こって欲しくない柔術界にとってネガティブなことが起こる可能性は今の世の中だと本当にあります。

それでも10月25日から12月13日までほぼ毎週のようにどこかでトーナメントが開かれるんです。このなかで何か一つで感染が起こると、全てに影響が出てしまいます。そうなるとそれ以降の大会はどうなっていくのか……」

──さきほども言いましたが、検温だけでは防げません。大会出場者に抗体、抗原、PCRの自己負担を課すことができるのか。それも難しいでしょうし。では、ロシアンルーレットになるということです。

「その点、KITのようなワンマッチ大会だと出場選手に抗体検査をしてもらって、陽性の人はPCRを受けてもらうということまではまだできるんです。そこが僕らとしては現実路線なんです」

──そんなKITの対戦カードが、KIDSからマスター、そして色帯も組まれているのが欽ちゃんマッチメイクらしいと感じました。

「紫が組めなかったのでキッズを入れた形になったのですが、キッズからマスターまでが柔術なんです。そしてキッズに関しても、これからの成長過程を見てほしいという気持ちがあるので組みたいと思っていたんです。オープニングと第1試合はキッズの試合を組み、アダルトの茶帯、マスターの黒帯、レジェンドマッチ、そして黒帯のトップ選手対決と色々な柔術を見てほしいです」

──特にこの試合に注目してほしいというのは?

「それはやはりイゴールとハイサムです。2人とも青帯の時から知っていて、その成長過程も見てきました。そういう世界に通用するトップ選手が日本にいるんだぞっていうのを見てほしいです。

その2人が道着で初対決するというのが見ものですね。2人ともやりたいと言ってくれたから、この試合が実現したので」

──しかし、柔術界もパンデミックより本当に様変わりしました。ある意味、興行ベースのMMAより影響は大きいかと思います。

「そのなかで僕自身は毎週のように国内でも大会があったのが、なくなったことでFight to Winとか海外の試合を視聴する時間ができたのは良かったと思います。配信があって、リアルタイムで視聴できる。その良さを再確認できましたしね」

──プロスポーツはエンターテイメントであり、興行をすることで経済が回ります。参加型のアマチュアスポーツは、経済の論理に立てるのか。柔術はワンマッチ配信大会と共存する状況があるべきではないかと。私はKITの継続を願っています。

「ありがとうございます。ホント、視聴者数ですよね。今回、どれくらい視てもらえるのか。そこで赤になるのか。赤になっても、今後やっていくためにスポンサーフィーで補える額なのか。その算段は日曜日になって視聴者数が判明してから、考えていくことになるかと思います。

配信大会が文化になってくれれば──ですね。これまでは配信といえば、無料とうのが常識でしたらからね。GTFが2500円という額でやってくれて、そこに筋道を創ってくれたので3000円という視聴料を設定することができました。1000円で興味の範囲を広げるというよりも、限られようが本当に柔術が好きな人に視聴してほしい値段設定になっています。

柔術ってやって面白いのは当然として、視ても面白いんです。皆、ワイワイガヤガヤ楽しんで見てもらえるのか。そういう柔術大会にKITはしていければと思います」

※KIT01視聴方法はコチラから

■KIT01対戦カード

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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Interview JJ Globo KIT01 ブログ 橋本欽也

【KIT01】KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01直前、橋本欽也インタビュー─01─「正道があっての邪道」

【写真】KITの開催が迫ってきた橋本欽也氏、全ての言葉に柔術愛が詰まっている(C)KINYA HASHIMOTO

11日(日)にブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01をKINYABOYZ JIU JITSU CLUBを率いて主催する柔術ライターの橋本欽也氏。

なぜ、ブラジリアン柔術のワンマッチ大会なのか。なぜ、ノーポイント・サブオンリー&延長ポイント先取制を敷いたのか。全てにおいて柔術愛に溢れまくっている橋本氏に話を訊いた。


──いよいよ日曜日にKINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01の開催が迫ってきました。敢えて欽ちゃんと呼ばせていただきますが、もう欽ちゃんの柔術愛が詰まった大会です。改めてKIT01を開こうと思った、その想いを語ってください。

「コロナで柔術大会がない時に、ハイサムとイゴールがGTFにエントリーしました。あの時にハイサムはともかく、なんでイゴールがノーギなんだって思ったんです。それは柔術の大会がないから。なら柔術の配信大会をやろうと。

ハイサムなんてプロと同じでファイトマネーを貰って試合ができる選手です。そういう選手が条件とか関係なくて、試合に出たい。試合に飢えている。他にもそういう柔術家がいるはずです。

でもハイサムもイゴールも道着の選手です。道着の専門の人たちが、グラップリングに出る。それは柔術の試合がないからです。

それに海外では4月の半ばからFight to WinやKUMITEっていう柔術の配信大会が開かれてきました。日本もMMAでRoad to ONE、修斗、そしてグラップリングでGTFと無観客でも配信をしてきたじゃないですか。そこで柔術の配信大会をするなら、出場できるのかってイゴールに尋ねたら『ぜひ出たい』と。ハイサムも同じように言ってくれたんです」

──でも柔術の試合がないなら、自分で開こうと。

「その通りなんです。国内には柔術がなかった。僕が毎日更新しているブラジル・ブログもニュースがなくなりました。でも、自分で大会を開くことで話題も創れるじゃないですか。そういう気持ちも少なからずありました。日本の柔術が停滞していたので、何かをやりたいっていう気持ちですね。

ハイサムやイゴールにとってグラップリングはプライオリティじゃない。でも、試合をしている。ただ純粋に試合がしたい。練習の成果を出したいからグラップリングでも出た。なら柔術の試合を創ってあげないと。ホントにそこからです」

──つまりは柔術家がグラップリングに流れているじゃないかと。

「そうです。だってGTFのメンバーを見たら、柔術家が多くいたじゃないですか。ムンジアル、パン、アジア、全日本、そういう大会があったらグラップリングに出ていない。でもトーナメントがなくて柔術の試合に出られないから、グラップリングの試合に出ている。GTFは柔術家ありきで、優勝者は全員IGLOOの柔術家でした。MMAファイターじゃないです。

つまりは柔術家のグラップリングへの流出です。柔術家がグラップリングで活躍することは本来、僕は全然良いことだと思っています。でも、それは本職があってこそなんです。柔術ありきでグラップリングに出るのではなく。柔術がないからグラップリングに出るのは本末転倒だなって。そこが一番大きいです」

──でも日本の柔術界はムンジアルより、クインテットの方が盛り上がるじゃないですか。ルール云々でなく、フィロソフィーが違うのに。

「僕は見る人に合わせてまで、敷居を下げる必要はないと思っています。GTFでコンバット柔術をして、本来の柔術がない。それはナンセンスで。柔術本来の試合があれば良いけど、アレだけっていうのは違う。それはクインテットも同じかと。クインテットもコンバット柔術もあるのは良いけど、本来の柔術がないとダメなんです。

新日本プロレスがあってのFMWじゃないですか。FMWだけが目立っちゃうと、新日本プロレスがないモノになってしまいます。正道があっての邪道で、邪道ばかりじゃなりたたないですよ」

──なるほど、言わんとしていることは分かります。

「でも実際にクインテットは柔術より盛り上がっているんだから、僕が間違っているのかもしれないし。それにKITが有料配信してハイサムやイゴールの試合を視聴してもらえる数よりも、UFC Fight Passのクインテットの方がずっと彼らの試合を見る人は多い。それで彼らが有名になって、少しでも多くのファイトマネーを手にできるなら、それでも良いかって思うようになったんです。

クインテットには柔術が必要で。柔術家もクインテットが必要ならそれで良いかなかって」

──偉いっ!! もう真の柔術愛ですよ、欽ちゃん。その一方でJBJJFもSJJJFもワンマッチ大会は開けないモノだったのですか。

「やはり連盟という形があると、そこからはみ出るモノをやりにくいのではないかと。だから浜島さんはIF PROJECTを安井君にやってもらっていたんだろうし。そういうことだと思います」

──そこで欽ちゃんがKITを開く。では、なぜノーポイントにしたのでしょうか。そこまでポイントのある柔術が本流だという主義を持っているのに。

「それは11月になるとアジア大会や、全日本選手権が普通に行われるようになるからです。JBJJFが全日本選手を開くならイゴールもハイサムも出て、シュレック関根選手も出場するでしょう。なら、そっちの方が皆が見たくなりますよね。

これから連盟がトーナメントを開いていけるなら、通常のルールはそこにあれば良いと思ったんです。こっちはワンマッチ大会だし、同じルールにする必要はないですから。トーナメントが再開されなければ、通常のポイントルールにしたかもしれないですけど」

──ノーポイントになると、スイープという柔術特有のポイントがなくなってしまって、皆がスイープに耐えないというのがあるかと思うんです。

「そうですよね。ノーポイントだと、簡単に下になることは今回も出てくると思います。それに極めがなくても勝てるのが、柔術ですよね。だから時間切れの時は延長で最初にポイントを取った選手が勝つというルールにしたんです。

と同時に出場選手は皆、IBJJFルールの柔術で結果を残している選手ばかりです。サブオンリーに特化しているのではなくて。そういう選手がサブオンリーでどういう試合をするのか、そこも楽しみなんです。リマッチが多いのも相手のことが分かっていて、様子見なんてすることなく攻めていく。そういう動きのある試合になると思います。究極にやりたいのはノータイムリミットのオンリーサブミッションですけど(笑)。それが究極の柔術ルールだと思っています」

──自分は15分のポイント有り、グレイシーチャレンジのルールが実は柔術としては好きです。あそこでブシェシャに勝ったホジャー・グレイシーこそザ・柔術家。柔術家のなかの柔術家ではないかと。

「しっかりとポイントをとって、ポイントを取れられず、最後は一本勝ちする。普通の柔術をやり切る。ホジャー・グレイシーが柔術を一番体現していると思います。グレイシー柔術であり、ブラジリアン柔術を」

<この項、続く>

※KIT01視聴方法はコチラから

■KIT01対戦カード

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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JJ Globo KIT01 News ブログ 村田良蔵 荒牧誠

【KIT01】北の狼、南の虎??!! マスター黒帯でSJJJF率いる村田良蔵と、東アジアの雄=荒牧誠の対戦が決定!!

【写真】茶帯時代にムンジアルでペナ級3位、黒帯では香港、タイ、台湾と東アジア圏で活躍してきた荒牧(C)MMAPLANET

12日(水)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01で、マスター黒帯ライト級で村田良蔵✖荒牧誠が組まれることが発表された。

ノーポイント&サブオンリー with 延長ゴールデンポイント制が用いられる同大会、このカードにより7試合が決まり、残りは1試合で出揃うことになった。


当初から出場予定にあった村田はSJJJF(Sport Jiu Jitsu Japan Federation=スポーツ柔術日本連盟)の代表で、同連盟はSJJIF(Sport Jiu Jitsu International Federation=スポーツ柔術国際連盟のアジア支部ASJJFの統括下にある団体だ。

黒・茶帯でカニバサミが許され、アドバンテージなし、延長サドンデス戦など独自のレギュレーションを持つSJJIF柔術を率いる森田と対する荒牧は──あのJFTに所属していた国内ブラジリアン柔術の屋台骨を支える世代の柔術家だ。

香港でも柔術を広めてきた荒牧は現在、師と仰ぐ弘中邦佳とともにマスタージャパン福岡で、MMAファイターにも柔術を指導している。そんな両者の対決は本戦5分&延長2分30秒で行われる。

※なお両者のこの一戦に関する意気込みが、今大会を開く橋本欽也氏が主催するブラジリアン柔術ニュースブログ「ブラジルブログ」に掲載されており、転載させていただきます。

村田良蔵
「荒牧誠さんは僕が紫帯になる頃にはすでに黒帯で活躍されていた憧れの柔術家の一人です。紫帯の時、ブラット・クー選手に誘われてアカデミアAZにお邪魔させてもらった時が荒牧さんとの出会いでした。僕のスパーリングを見てもらった時、『ファンタスティック!!』と褒めてもらえたのが嬉しくて、今でも覚えています。

SJJIFの世界選手権後の久々の試合、更にひと階級上の荒牧さんが相手なので、今まで以上にしっかり準備して臨みます。胸を借りる試合ですが、試合である以上勝つことには拘ります。サブミッションオンリーという、いつもと違うルールでも勝てる事を生徒さんにも見てもらえるよう努力します。またオンラインで観戦してくださる皆さまにも柔術の楽しさが少しでも伝われば良いなと思っています。今から試合当日が楽しみです。
よろしくお願いします」

荒牧誠
「まず、このような機会を与えて下さり、主催者、関係者の皆様、誠にありがとうございます。対戦相手の村田選手とは、互いに20年近いキャリア、年齢はほぼ一緒ですが、これが初対戦となります。私が香港に在住している間に、黒帯で活躍されていて、とんでもなく強い選手が北海道にいるなと思っておりました。

また2年連続でSJJIF世界選手権のマスター2の世界王者になられており、実績・実力共に素晴らしい柔術家だと思います。以前でしたら、対戦することに恐怖しかなかったです。20代の頃は試合前は常に不安と恐怖と戦いながらその日を迎えました。30代になった頃からは、その中でも楽しさを見つけていけるようになりました。

そして40代になり、試合前から相手に感謝するようになりました。私事ですが、昨年私は待望の子供を授かりました。現在大変な時期ですが、その中でも日々幸せを感じますね。
あとは同年代の村田選手とただ良い試合をしたいな、と。そしてできるならば、息子に格好いい姿を見せられたら、最高ですね」

KIT01対戦カードは以下の通りだ。

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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JJ Globo KIT01 News ブログ 毛利部慎佑 白木大輔

【KIT01】モリベチャレンジ──対戦相手決定、毛利部と対戦するのは白木(杉江)アマゾン大輔!!!!

【写真】KITに歴史が加わる (C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01に毛利部慎佑のアイ戦相手が白木アマゾン大輔に決まった。

昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権のライト級覇者である毛利部は、今大会の対戦相手を「モリベチャレンジ」と題し、一般から募っていた。


複数の候補者のなかから毛利部は白木を選択した。それも当然だ、杉江大輔こと白木は日本のブラジリアン柔術界のレジェンドといって良い存在。

名古屋のALIVE所属時代、今から20年前に全日本アマ修斗ウェルター級(※現ライト級)で優勝し、プロデビューした裏で柔術でも2004年にパンナム(現パン)柔術の茶帯ライト級で準優勝、2005年にはパンナム及びムンジアルに黒帯として出場をしている。

2006年にはキャリアベストとなるムンジアル・ベスト8(これ以降、3年連続でベスト8に)、さらにアジアで優勝、翌2007年にはADCC日本予選で77キロ級を制している。2009年にはヨーロピアンで準優勝、全日本になると無差別級と階級別を含めると9度も頂点に立っている。

マスターでも活躍する傍ら、アダルトでの参戦を続けており、40歳になる前日──30代最後の試合を現在の国内ライト級トップの毛利部と戦うというオヤジの浪漫マッチでもある。毛利部が下になるのは容易に想像できる。ここから白木がワキ差して、背中をつかせることができるのか。やはり見てみたいのは、ワキ差しパスの攻防だ。

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JJ Globo KIT01 News ブログ 毛利部慎佑

【KIT01】モリベチャレンジ!!!! 全日本柔術ライト級王者=毛利部慎佑の対戦相手を一般公募!!

【写真】 ライト級ドメスティック最強柔術家との対戦に、誰が名乗りを挙げるのか(C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01に毛利部慎佑の出場が決定。対戦相手は何と、モリベチャレンジとして募集されることとなった。

毛利部は昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権のライト級覇者、今年のヨーロピアンでは去年の欧州とパンの茶帯を制したグチエリー・バルボーザにポイントは同点、アドバンテージ0-4で敗れてはいるが、現状としてライト級国内最強の柔術家だ。


2016年のムンジアルでは紫帯ライト級で3位表彰台も獲得し、世界と戦える素養を備えている柔術家だ。そんな毛利部だが、今大会ではなかなか対戦相手が決定せずモリベチェレンジとして、一般公募することとなった。

橋本氏が運営するブラジルブログでは「黒帯のライト級以上なら誰でも大丈夫で。無差別級でも構いません。できれば普段の試合ではできない人とやりたいです」という毛利部の言葉が紹介されている。

黒帯でライト級以上、無差別──果たして、どのような柔術家がモリベチャレンジに名乗りを上げるのか。毛利部がチャレンジするような相手が名乗り上げことも含め、楽しみな試みだ。

なお毛利部との対戦希望の柔術家は、件名に「モリベチャレンジ」と明記の上、reversaling@gmail.comまでメールで申し込み、毛利部自身が対戦相手を選ぶとのこと。締め切りは9月10日(木)だ。

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JJ Globo KIT01 News ブログ 丹羽飛龍 井手智朗 塩田gozo歩

【KIT01】AOJ帰り、19歳の丹羽飛龍が井出智朗と対戦。47歳・塩田GOZO歩の出場も決定!!

【写真】19歳の丹羽飛龍のカード、47歳GOZOの出場が決まった(C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01でハイサム・リダ✖イゴール・タナベ、吉永力✖イアゴ・ウエノ、ミレーナ・サクモト✖石黒遥希に続き、茶帯ライトフェザー級の一戦=丹羽飛龍と井手智朗の対戦が決まっている。


大会開催発表時から出場選手として名前が明らかになっていた丹羽飛龍は、「もし可能なら過去に敗戦している井手選手と対戦したい」と要望し、井手が快諾──両者の再戦が実現することになったという。

丹羽飛龍は兄の怜音とカリフォルニア州コスタメサのギ&ハファ・メンデス兄弟率いるAOJで長期間に渡り練習を積み、Covid19のパンデミックにより帰国を余儀なくされた。対する井出は7月26日のGTF04の60キロT初戦で潤鎮魂歌からRNCで一本勝ち、準決勝で優勝した米倉大貴に敗れているが──ラブコールに応え、返り討ちの狙う。

丹羽飛龍は米国滞在中にアドバンなし、ペナルティは相手にポイントが入る、腰から上に相手を持ち上げて投げ倒す4ポイントのハイテイクダウンなど独自のルールを持つ、JJWL(Jiu Jitsu World League)の2大会、SJJIFの北米組織=NABJJFのAll Americasに出場して、全大会でメダルを獲得している丹羽飛龍にとって、今回の試合は帰国後の初戦、どのような成長を見せるか。また最近ではノーギでの印象が強い井出の道着試合──期待・大だ。

また19歳の丹羽飛龍の試合決定とともに47歳、日本のブラジリアン柔術創生期世代の塩田GOZO歩の出場も決まっている。2018年IBJJFワールドマスター以来の道着マッチとなるGOZO、対戦相手の発表を待ちたい。

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JJ Globo KIT01 News ブログ ミレーナ・サクモト 石黒遥希

【KIT01】女子マッチも決定戦。全日本王者・石黒遥希✖ヨーロピアン準優勝ミレーナ・サクモト

【写真】KITの魅力は──現状だけでなく、未来につながるマッチメイクだ(C)BRAZIL BLOG

12日(水)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01で、女子茶帯マッチ=ミレーナ・サクモト✖石黒遥希が組まれることが発表された。

ノーポイント&サブオンリー with 延長ゴールデンポイント制が用いられる同大会では既にハイサム・リダ✖イゴール・タナベ、吉永力✖イアゴ・ウエノの2試合と丹羽飛龍、村田良蔵の出場が決まっている。


今回発表となったミレーナと石黒の両者は青帯時代から対戦経験があり、毎回好勝負を繰り広げている間柄で──直近の対戦は2018年の11月にこの配信大会と同じくKINYABOYZ主催で開催された女子の賞金10万円トーナメント「QUEEN OF MAT」の決勝戦だった。

この時は本戦で決着つかず、延長戦でバックを制したミレーナが優勝し賞金10万円を獲得。当時、ミレーナは青帯で石黒は紫帯という帯色を超えた対戦で、青帯が紫帯に勝つというアップセットとなり、柔術界では大きな話題となっていた。

石黒はムンジアル出場経験もあり、東京国際、アブダビ・グランドスラム東京で優勝経験があり、アジアでも2016年から2018年まで3連覇を果たしている。昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権の女子紫帯ライトフェザー級で優勝し、茶帯を巻くようになった。

ジュブナイル時代からグランドスラム東京、アジアで優勝しているミレーナもJBJJF全日本は青帯時代にフェザー級を制し、今年には1月のヨーロピアン紫帯ライトフェザー級で準優勝という結果も残している。

過去の戦績は2勝1敗でミレーナが勝ち越しているが、両者の戦いは帯の色が黒になっても続くライバルと目されている。

※今回の追加カード、ミレーナ・サクモト✖石黒遥希に関して──橋本氏が執筆しているブラジリアン柔術ニュースブログ「ブラジルブログ」を参考にさせていただきました。

なお両者のコメントは同ブログよりお転載させていただきます。

ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
「何度も戦っている遥希選手との対戦はいつも楽しみです。今年はヨーロピアン以降の大会がなく、自分自身久しぶりの試合で緊張しますが、全力尽くして勝利を目指していきます。応援よろしくお願いします!」

石黒遥希(CARPE DIEM)
「ミレーナ選手とは何度か対戦したことがあり、非常に強い選手です。もう一度対戦できることを嬉しく思います。今回はサブオンリーの試合ということで、もちろん全力で一本取りにいきます」

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【KIT01】KITで吉永力✖イアゴ・ウエノ戦が決定。茶帯ルースター級の出世争い、始まる?!

【写真】昨年の全日本おーぷ以来の再戦が決まった吉永✖イアゴ。ここから茶帯ルースター級の世界観がKITで広まっていくのか──非常に楽しみだ (C)SATOSHI NARITA

6日(木)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01=KIT01の追加カードが発表されている。

柔術ライターの橋本欽也氏率いるKINYABOYZ JIU JITSU CLUBが主催する今大会、既にリダ・ハイサム✖イゴール・タナベの一戦と、丹羽飛龍、吉永力、ミレーナ・サクモトの参戦が発表されていた。

今回、その参戦が発表されていた吉永力がイアゴ・ウエノと対戦することが明らかとなっている。


国内、ブラジリアン柔術にあって茶帯のトップ対決、吉永力はトライフォース所属で昨年のIBJJFアジア柔術選手権のルースター級を制している。

対するイアゴは2018年のアジア紫帯ルースター級と2019年欧州で実兄チアゴとクローズアウト、ムンジアルでは3試合を一本勝ちで準優勝し、茶帯に昇格を果たしている。

ムンジアル直後の7月に開かれた第7回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメントの茶帯ルースター級の準決勝で両者は対戦しており、この時は吉永がアドバンテージ差で勝利。吉永は決勝でチアゴに敗れ準優勝となった。

8月の全日本及び、前述した9月のアジア選手権にイアゴはエントリーせず、そのアジアで吉永は全日本王者の山本博斗を下し優勝している。現状、吉永はアジアを制したことで暫定茶帯ルースター級最強といえる。

茶色ルースター級には──パンデミック以前の最後のメジャー大会=2020年欧州の茶帯ルースター級で3位入賞を果たしているチアゴ、全日本王者・山本に加え、国内ではライトフェザー級でもムンジアルではルースター級の石黒翔也、紫帯時代にイアゴに一本勝ちしたこともある堤宏太、この辺りの選手たちが、KITで吉永✖イアゴの勝者に絡んでくることはあるのか。

現状、国内外で柔術トーナメントは動きを止めているなか、KITという場で茶帯ルースター級勢が試合経験を積めば、世界で戦う橋本知之、芝本幸司、澤田伸大という黒帯との距離も近づき、対戦の機運も高まる。日本が世界で戦える階級だけにKIT、茶帯、ルースター級という3つのキーワードは今後も大いに注目したい。