カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ONE Shooto SHOOTO GIG TOKYO ライダーHIRO 井口翔太 仙三 修斗 大田ノヒロ 安芸柊斗 新井拓巳 松下祐介 根井博登 永井奏多 澤田龍人 藤井伸樹 黒部和沙

【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も

【写真】ONEを経て、修斗での戦いに戻ってきた澤田。連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにてSHOOTO GIG TOKYO Vol.36が開催される。今大会のメインイベントでは澤田龍人と黒部和沙がストロー級戦で激突する。
Text by Takumi Nakamura


澤田は2018年7月からONEに参戦し、シンガポールに活動の拠点を移してEvolve MMA所属として試合を続けてきた。2022年3月の仙三戦でONEでの戦いに区切りをつけ、昨年3月の修斗で約5年5カ月ぶりの国内復帰戦を迎えるも安芸柊斗にKO負け。2021年2月のロピン・カタラン戦を最後に勝利から遠ざかっており、現在は4連敗を喫している。

その澤田と対戦する黒部は今回がキャリア3戦目。昨年10月のプロデビュー戦で根井博登と引き分け、今年1月に大田ノヒロにRNCで一本勝ちしているものの、24戦を戦ってきた澤田とのキャリアの差は歴然。修斗で2度の世界タイトル戦、ONEで多くの国際戦も経験している澤田の相手としては異例の大抜擢と言えるだろう。

安芸戦と仙三戦で澤田は相手の打撃に苦しみ、クリーンテイクダウンを奪えずにKO負けという敗戦が続いた。黒部もスタンドの打撃・組技ともに思い切りの良さが目立つ選手だが、どの部分で澤田に勝って試合を進めていくのかはキャリア2戦では未知数だ。黒部陣営がどんな対策を練って澤田にぶつかっていくかに注目したい一戦だ。

また今大会ではライダーHIRO×榎本明、松下祐介×永井奏多、藤木龍一郎×ガッツ・takato、新井拓巳×青井心二、井口翔太×藤田ムネノリとランク外の選手たちによるバンタム級戦が並んでいる。藤井伸樹が保持している環太平洋王座を争う戦いに食い込んでいくのは誰かもテーマになるバンタム級5連戦だ。

The post 【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#04 井口翔太 加マーク納

【Shooto2023#04】加マーク納がコントロールで追い込むも、開始早々にダウンを奪った井口が判定勝ち

【写真】この日のジャッジは打撃の手数 > TD&グラウンドコントロール(C)MMAPLANET

<フライ級/5分2R>
井口翔太(日本)
Def.2-0:19-18.19-18.19-19.
加マーク納(日本)

右ローを繰り出す加マーク納から、井口がパンチでダウンを奪う。すぐさまパウンドを打ち込む井口、加マーク納はシングルレッグで組みついたが潰されてしまう。井口はニースライスからニーオンザベリーでパンチを連打するも、加マーク納がZハーフから井口の右足を取って内ヒールを狙った。ヒザを抜いた井口が立ち上がる。

スタンドに戻ると井口が左右のストレートを当てて、加マーク納をケージに追い込む。加マーク納のシングルレッグを切った井口が、追撃を浴びせようとしたが、逆に加マーク納に背中を着かされてしまった。ハーフガードからケージに背中を着ける井口の首を狙う加マーク納。両者がスタンドに戻り、ローを打ち合う。

井口が左右フックから右アッパーをヒット。しかし加マーク納がケージ際で組みつき、左腕を差し上げてグラウンドに持ち込んだ。井口は下から加マーク納の右ワキをくぐるも、加マーク納がトップをキープして初回を終えた。

最終回、加マーク納は右アッパー、返しの左フックから組みつくも井口が離れた。再び組みついてくる加マーク納に右ヒザをカウンターで合わせた井口だったが、そのままダブルレッグをスプロールすることができず、ボディロックに切り替えた加マーク納に背中を着かされてしまう。ケージ際で加マーク納が、ハーフガードの井口に浴びせ、背中を見せた井口のバックに回った。

ここでRNCを極めることはできず、井口がケージに背中を着けて立ち上がる。差し合いから離れた井口に対し、加マーク納がシングルレッグで飛び込んだが、井口が尻もちを着きながらも左腕で加マーク納の首を取った。頭を抜いて、井口をケージに押し込む加マーク納。井口は下から三角で組むも、加マーク納が足を振り払い、そのまま井口をケージに押し込み続けて試合を終えた。

ジャッジは1名がドローにつけ、2名が19-18で井口の勝利を支持した。これはジャッジ2名が1Rがダウンを奪った井口の10-8で、2Rが加マーク納の10-9ということか。勝利した井口は5月に結婚したことを発表するとともに、ABEMAが中継する大会への出場を希望した。


The post 【Shooto2023#04】加マーク納がコントロールで追い込むも、開始早々にダウンを奪った井口が判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP Gladiator Grachan MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#04 Wardog キック ザ・タイガー石井 タイガー石井 パンクラス 井口翔太 修斗 加マーク納 岡田遼 旭那拳 田上こゆる 長野将大

【Shooto2023#04】22歳差対決=田上こゆる✖ザ・タイガー石井。10年振りに加マーク納がプロ修斗参戦

【写真】なんだか、おとぎ話のようなマッチアップだ (C)MMAPLANET & SHOJIRO KAMEIKE

5月31日(水)、半期に一度のプロ修斗大阪大会の開催とカード発表がSustainよりあった。18日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2023#04は、キックの8人トーナメントが、従来の大阪大会と同じく組まれている。

修斗公式戦で目を引くのは、4月の沖縄大会で12年振りの修斗出場でストロー級ランカーの旭那拳を破ったザ・タイガー石井の参戦。対戦相手は──負けられないだけでなく、MMAとしての成長を見せ続ける必要がある田上こゆるだ。


1979年7月生まれ、43歳の石井が初めて修斗のリングに上がったのは2003年5月のこと。田上が1歳4カ月の時に、石井はキックからMMAに転向を果たした。年の差実に22歳というマッチアップは、田上にとって対戦相手がひたすら組んでテイクダウン&コントロールを狙ってこない初めての試合になるかもしれない。

田上にとっては、昨年の夏のミルウォーキー、ルーファスポート修行で感じた組み技の成長を確信に変える試合が組まれたといっても過ではない。とはいっても、石井はムエタイをMMAに落とし込んだ、組み技を持つ。仮に田上がMMAに拘り過ぎれば、打撃と組みが一体化した石井の一発にヒジやヒザの餌食、さらに崩しを食らうことも十分にあり得る。

田上がMMAをするには、打の圧で石井を上回ること。そうすれば田上のMMAは回り始める。今後、組み力のアップデートが必要な田上だが、それは彼の持つ打撃の強さを生かすため。

正直、修斗関係者は誰も石井が旭那を破るとは思っていなかったはず。それ故に広がるザ・タイガー石井幻想。MMAで勝つために打撃の圧が絶対に必要な田上と、そんな若さをザ・タイガーが老獪さでいなすことができるのか。興味深い交わりといえよう。

ザ・タイガーのプロ修斗カムバックロードの裏で、34歳=加マーク納の修斗10年振りの参戦もコア層には気になるところだ。

加マーク納は2013年にその後の修斗世界王者、そして今は京葉間で事業家としての成功を目指す岡田遼とプロデビュー戦を戦い、RNCで一本負け。以来、Wardog、GRANDSLAM、HEAT、GLADIATOR、パンクラス、DEEP、ZST、さらにGrachanでキャリアを積んできた。

グラジとZSTではフライ級王座に絡んだが、ベルト奪取ならず。現時点で直近の試合となったグラチャンでは王座決定T及びフライ級タイトル戦線に当然のように顔を出すと思われていたが、継続参戦はなかった。

前回の長野将大戦では跳びヒザKOというキャリアハイの勝ち方をしており、井口翔太と続けて「しょうた」を相対する加マーク納──流れ流れて原点回帰にも注目したい。

The post 【Shooto2023#04】22歳差対決=田上こゆる✖ザ・タイガー石井。10年振りに加マーク納がプロ修斗参戦 first appeared on MMAPLANET.