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【RIZIN LANDMARK10】改めて前フェザー級王者ケラモフと対戦。摩嶋一整「真っ向から組みに行きますよ」

【写真】取材は10月24日、毛利昭彦選手インタビューの後に。毛利道場マネージャーさんが柱のポスターをちゃんと貼り替えてくれています(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10で、摩嶋一整がヴガール・ケラモフと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

両者は当初、今年2月の佐賀大会で対戦予定であった。しかしケラモフがトラブルによりアゼルバイジャンから出国を認められず、試合は中止に。一方、摩嶋は代役の今成正和に敗れてしまう。そこから7月に新居すぐるを下して復活した摩嶋に、改めて今成戦、新居戦、そしてケラモフ戦に至るまでの成長について語ってもらった。


しっかりパスすることから順を追っていくほうが合っている

――ケラモフ戦を控えている摩嶋選手の人気が高まっているのは感じていますか。

「えっ、そうなんですか。いつも同じ人としか会わないので、よく分からないですけど……」

――RIZIN公式YouTubeチャンネルで自身の動画がアップされたり、Xで試合に関する投稿があると、応援コメントがすごく多いです。

「まずXをやっていないのと、動画も1~2回見て……あとは息子が出ているシーンだけ何回も見ているぐらいです」

――それは完全に父親の姿ですね。少しXのリプをお見せします。

「おっ、おぉ~。まぁ、少しは期待を感じていましたけどね(笑)」

――アハハハ。特にケラモフ戦への期待が高いのかと思います。当初は2月の佐賀大会に組まれていましたが、ケラモフ側の要因で中止となっていました。あの頃と今では、摩嶋選手の中で変化した部分はありますか。

「あの時から試合も2試合して、負けたり勝ったりして……得るものもあったし、新しい技術も身につけたりしていて。今のほうが戦いたい気持ちは強くなっていますね」

――2月の時点では、どのような気持ちだったのでしょうか。

「前チャンピオンと対戦できると聞いて、『俺で良いのか!?』という気持ちはありました。そんな選手と戦えるということで、気持ちは上がっていましたけど」

――2月はケラモフが出場できず、代わりに今成正和選手と対戦して敗れました。選手にとってタイトルマッチも近いポジションにいながら、代役に負けるというのは……。

「あぁ~、僕はそんなに自分の立ち位置を気にしていないというか。自分が格闘技で成長したいという気持ちだけで。あの試合で負けることで得たものもあるし――パスガードとかも新たに成長した部分があります。それはそれで良かったのかな、って思いますね」

――パスガードの成長とは? それまでもパスは狙っていましたよね。

「はい。でもあの頃は何というか、パウンドやヒジに凝っていて、そんなにパスガードを狙っていなかったんです。でも自分のスタイルとしては、しっかりパスすることから順を追っていくほうが合っていると思いました。それも色々と試してきた結果で、今も試している途中です。RIZINに出るレベルの選手とは、RIZINでしか肌を合わせることができないので」

――パウンドやヒジに凝っていたというのは、打撃を出したほうが有利になるという採点基準の変化は影響していますか。

「判定の基準については、そんなには考えていないです。やっぱり一本で勝ちたいので。そのためにも――やっぱりパウンドやヒジを出すと、ポジションが疎かになりますからね。完全に打っても大丈夫な時は打つ。まだ相手に力が残っている時は、そこまで狙わない。ダメージとか見た目の部分にはこだわらず、自分の戦い方にこだわっていきたいです」

――あの頃、パウンドやヒジに凝っていた理由は何だったのでしょうか。

「……ちょっとカッコいいから(笑)」

――えぇっ!?

「ガードの中に入れられるのは分かっていたので、パウンドやヒジでKOしたいと思ったんですよ。そうしたら腕を取られてしまったんですけど。やっぱり負けたのは悔しかったです。佐賀県の大会で山口県からも近いから、応援に来てくれている人も多かったので」

――続く7月の新居すぐる戦は、とても丁寧に戦っている印象はありました。

「それが本当の自分だと思うんですよ。一つひとつ丁寧に――テイクダウンして、パスして、マウントを取っていく。そうやって順を追っていくのが自分は好きです。パッと極めたり、一撃のパンチで倒すよりは、自分の中でも『勝った』という気持ちが強くなりますね」

――以前のインタビューで「新しいファイトスタイルをつくり上げる」、特に最後まで攻められる自分をつくりたいと言っていました。その自分は出来上がっていますか。

「そうですね。今のところ試合中に疲れることはないです。技術面とかペース配分、コントロール、あとは場慣れもありますよ。金原戦の時はバチバチに緊張していたので、最後のほうはバテてしまいました」

――それが今や、超RIZINの第1試合でも緊張せず。

「もう開き直りですよ。アハハハ」

僕は自分のスタイルで、しっかりと必ず一本勝ちします

――新居戦後のインタビューでは、記者から名前の挙がった中央アジア勢について「名前と顔が一致しない」とのことでした。ただ、その中央アジア勢の参戦でRIZINフェザー級も大きく様変わりしています。

「海外勢が強いですよね。RIZINにランキングがあれば、フェザー級は上位を海外勢が占めているような感じで。今だとケラモフを倒しても、まだまだ上がいるなって思います」

――そんななか、超RIZINで斎藤裕選手が久保優太選手に負けたことは驚きではなかったですか。

「驚きはありました。(斎藤が)ああいう負け方をするとは想像していなかったです」

――フェザー級では久保選手の成長が著しいです。その久保選手の存在を意識することはないでしょうか。

「……あんまり意識したことはないですね」

――では今、ケラモフ以外に何かを意識していますか。

「今年は3試合したので、少し休みたいです(苦笑)」

――ここでケラモフを下せば、中央アジア勢との連戦になるかもしれません。「摩嶋なら勝てる!」と期待が高まって。

「アハハハ。そういう選手については『どれだけ強いんだろう?』とは気になっていますよ。だから試合はしてみたいです」

――今答える時の表情を視ると、とても楽しみにしているように感じられます。対戦したい気持ちの強さが伝わってくるといいますか。

「趣味だから――なんて言ったら怒られるかもしれないけど、自分はMMAを楽しんでやっているので。RIZINに強い選手が集まっていて、そういう相手と対戦できるのは、ありがたいです。強い相手と対戦してこそ、自分の通じているところと通じていないところが分かりますからね。成長するためには欠かせないことです」

――なるほど。摩嶋選手自身は成長を感じている一方で、ケラモフは1年振りの試合となります。このブランクの間に、ケラモフは……。

「上がっているのか、落ちているのかでいえば、自分が勝てると思っているから試合を受けたんじゃないですかね。向こうは練習環境も凄そうですし、相手もプロだから整えてくるとは思いますよ」

――そのケラモフに対して、どのような印象を抱いていますか。

「一番はフィジカルですよね。そこからテイクダウンしてパウンド、という部分が一番強いのかなって思います」

――フィニッシュの形は違えど、組んでから試合を展開させる部分では、摩嶋選手と強みが同じです。

「そうですね。ケラモフも組んでくると思います。だからって自分が違うことをやるわけじゃなく、真っ向から組みに行きますよ」

――今回の試合がケージで行われることは、試合展開に影響すると思いますか。

「壁があったほうがやりやすいのは、お互い同じでしょうね。自分も普段から壁で練習していますし。自分が有利になるかどうかは分からないけど、僕はケージで戦うほうが良いです」

――ケラモフの打撃については?

「一発一発、振り回してくるので危ないとは思います。でも最終的には組んでくるでしょうからね。僕は自分のスタイルで、しっかりと必ず一本勝ちします!」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN LANDMARK10対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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【Grachan57】フェザー級王座決定T出場、和田健太郎─02─「屋久島にジムを開き子供達を羽ばたかせたい」

【写真】ぜひとも実現させてほしい将来の展望です。そして、そのためにベルトが必要に (C)GRACHAN

明日4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57。同大会で、Grachanフェザー級王座決定トーナメント1回戦で小島勝志との対戦する和田健太郎インタビュー後編。

本格的にMMAを始めて2年、アマ0勝1敗1分。プロ4勝0敗、3フィニッシュの和田にはチャンピオンになってから、必ず実現させたい夢──いや人生設計が存在した。

<和田健太郎インタビューPart.01はコチラから>


──仕事を覚えて、堂々と練習できる状況を創っていってなおMe,Weで余り練習できなくなったというのは?

「以前は埼玉に住んでいて新宿には通いやすかったのですが、八王子に引っ越して移動手段が車になり、なかなか練習にいけなくなってしまいました。本当は八王子のジムに通うのがベストだったかもしれないのですが……」

──そうですよね。パラエストラ八王子の塩田GOZOさんがショックを受けますよ。なんで新百合なんだって(笑)。

「(苦笑)。渡部修斗選手が声を掛けてくれたのもありますが、仕事の帰りにジムに寄りやすくて」

──その渡部選手とは年齢も違いますが、なぜ親しくなったのですか。

「Me,Weで練習している時にコンバットレスリングに出場して、知り合いました。僕は2016年に68キロ級で全日本で優勝し、2017年には74キロ級で優勝しました。その年に渡部修斗選手が68キロ級で優勝し、世界大会で修斗選手が優勝、僕は準優勝でした」

──その結果を踏まえて、Me,We時代に山﨑代表から本格的にやらないかという話もあったのではないですか。

「は自衛隊の頃に、勝手に出て勝ったみたいな形だったのですが、山﨑さんからはコンバットに関しては『黙っていても、勝つよ』とは言ってもらえていました。あの頃は『週末の練習だけでも、でられるようにしな』という風に言われていました。

Me,Weを離れストライプル新百合ヶ丘に移ったのは、とにかく練習の回数を増やすことができそうだったからで。試合に関しては、アマチュアに出てみて楽しければ良いなっていう感じでした。そうしたらアマで勝っていないのに、プロの試合でオファーを貰ったので折角ならやってみようと思いデビューしたんです」

──アマで勝っていない?

「ハイ。グラチャン・チャレンジで2試合やって、0勝です。最初の試合は打ち合って負けました。2回目は時間切れになり、そうなるとグラチャン・チャレンジは勝敗が付かないんですよ。最初の試合でダメだったところを修正して戦ったのですが、まだ極め力がなかったです」

──プロで4連勝しています。その辺りは克服できたのでしょうか。

「極めとグラウンドの攻撃を覚えることができたことで、ここまでは勝つことができていると思います」

──現状はストライプル新百合ヶ丘だけで練習している形ですか。

「ほとんど、そうですね。修斗選手と新井拓己君と、NEXUSに出ている森永ユキト君と練習していて。たまに原口(央)君のBRAVE世田谷に行かせてもらっています」

──ではキャリア2年目で王座決定トーナメントに出場、しかも本命視されていることに関してはどのように思っていますか。

「思ったより早くチャンスが回ってきたと思っています。こんなに早くに来るとは思っていなかったので、チャンスです」

──初戦の相手である小島選手の印象は?

「打撃が得意な選手です。なので打撃が得意な選手と、寝技が得意な僕とどちらがペースを掴めるのか。あまり打撃に付き合わないようにしないと……という感じです。テイクダウンができれば自分の方がペースを掴んで、勝てるんじゃないかと思っています」

──現状、攻守で打撃の方はどれぐらい身についていると考えていますか。

「3月の試合後に組み技よりも打撃の方の練習を多くしているので、それ以前と比較すると反応とかも良くはなっていると思います」

──ではトーナメントを制し、ベルト巻くという点においての自信のほどは?

「結構ありますね。そんなに実力差があるトーナメントだとは思っていないので。一戦一戦、自分の強味を前に出していければ可能性は全然あると思います」

──トーナメント出場選手のなかで一番の強敵は誰だと捉えていますか。

「自分的には小島選手も強いですけど、こないだは負けてしまった高橋孝徳選手とか……スタンドとグラウンドのバランスが凄く良いと思うので。本来の力を出してくれば強敵になると思います」

──今年で30歳ですが、MMAファイターとしての目標はどこに置いていますか。

「自分が選手として、どんどん上に行くという目標はないです。続けて、勝っていけば上の方で戦えるようになるというぐらいで。それ以上にどこかの団体のチャンピオンになることを目標としていました。

『チャンピオンになって屋久島に帰る』と親父に言っているので。今回のトーナメントでチャンピオンになってMMAを続けるなら、続けて。どんどん上のステージに行ければ行きたいです。ただ一番したいことは、屋久島にジムを創ることなんです。

そのために力をつけて、ベルトという箔が欲しい。現役生活に関しては屋久島に戻ってみないと分からないのですが、続けられるなら続けます」

──屋久島に戻ることが、和田選手の人生設計なのですね。

「ハイ、屋久島で子供たちにレスリングとMMAを教えたいです。大人の人も僕のジムで体を動かして欲しいですし。それでも、やっぱり子供たちに指導したいのが一番ですね。僕が高校を卒業した頃に、レスリングを指導してくれた方がジムを閉めて屋久島を離れてしまって。あの環境を復活させたいと考えています。

やっぱり僕自身、レスリングに出会ってなかったから普通に野球か何かやって、そのまま高校を卒業して屋久島で家業を継いでいたと思います。レスリングを習ったおかげで、東京の大学に行って、今もMMAがデキています。屋久島出身のMMAファイターは、僕以外いないと思いますし。

子供たちを高校に送り出したいですし、レスリングとMMAで屋久島から色々な世界に子供たちが羽ばたいていければと思っています」

──素晴らしいです。なんか世界で戦いたいというよりも、良い話が聞かれたような気がします。

「ありがとうございます(笑)。自分が戦うことに関しては、積み上げていけば結果としてどこかで戦えると考えています」

──では最後に日曜日の試合に向けて、意気込みをお願いします。

「トーナメントの最初の試合。大切な試合なので、できればKOか一本で勝ちたいです」

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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【Grachan57】F級王座決定T本命&オールドルーキー=和田健太郎─01─「MMAを始めたのは2020年7月」

【写真】1992年12月14日、屋久島生まれの和田。その知られざる格闘家人生とは……(C)GRACHAN

4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で組まれたGrachanフェザー級王座決定トーナメント1回戦で、小島勝志との対戦する和田健太郎。

和田は昨年4月のプロデビューから4連勝中、キャリア1年半満たない優勝候補だ。今年30歳を迎えるオールド・ルーキーの格闘技歴をまずは尋ねた。


3丁目の茶川竜之介風な感じもする和田(C)MMAPLANET

──プロデビューから1年4カ月、キャリア5戦目でフェザー級王座決定戦トーナメントとなった和田選手です。ただ、プロデビューは28歳とかなり遅めですね。

「MMAを本格的に始めたのは、2020年の7月ぐらいなんです。もともとはMe,Weの一般会員で少しノーギ・グラップリングやキックボクシングの練習していたのですが、余りジムに行くこともできていなくて。そんな時に知り合いだった渡辺修斗選手が『ウチに来れば?』と誘ってくれて、ストライプル新百合ヶ丘に移ってからMMAの練習を始めました」

──Me,Weで練習していたということですが、それまで格闘技歴というのは?

「一応、小学6年生から大学までレスリングをやっていました」

──あぁ、なるほど。そのような下地があったのですね。小学6年生でレスリングを始めたきっかけは何だったのですか。

「僕は屋久島の出身なのですが……」

──えっ、屋久島というのはあの世界自然遺産の屋久島ですか。

「ハイ」

──申し訳ありません、屋久島のことが何も分かっていないのですが、キッズレスリングができる環境があったということですね。勝手ながら、自然の宝庫という印象しかなかったものですから。

「でも、そんなもんですよ。自然しかないです(笑)。自分が6年生の時にたまたま東京からレスリングを指導してくれる人が引っ越してきました。父親と見学に行って、それで始めた感じです。本当は自分はやりたくなかったのですが、親父に『やってみろ』って言われて……」

──すぐに中学になりますが、そのままレスリングを続けたということですね。

「そうですね。小学生の時に、レスリングの大会に出ても1度も勝てなくて。そのまま辞めるのは嫌で、レスリングを続けることにしました。中学では、本当は部活に入らないといけないのですが『部活はせずにレスリングをやります』って伝えて」

──結果、大学までレスリングを続けていたということは中学の時には結果を残せたということですね。

「中学の時は九州では勝てましたが、全国では全然勝てなかったです。それでも鹿児島の鹿屋中央高校というレスリングの強豪校から推薦がもらえて進学しました」

──鹿屋といえば、原口兄弟の出身地だったかと。

「ハイ。実家があるあたりですけど、彼らは樟南高校という鹿児島でもう一校あるレスリングの強豪校で、僕らの高校のライバル校に通っていたはずです」

──なるほどぉ。では高校時代の成績は?

「団体で全国3位とインターハイで2年生の時に全国3位でした。高校生の時に自分が勝てなかった選手が2人いて、それが太田忍選手と高橋侑希(2017年世界選手権フリー57キロ級優勝。東京五輪出場)選手だったんです」

──なんと。それでも3位も立派な成績です。そして大学へと。

「ハイ。大東文化大学という一応1部リーグに属しているのですが、優勝とかには絡めない大学でレスリングを続けました。大学の時は、個人戦は内閣総理大臣杯で5位が最高位です」

──当時、MMAへの興味というのは?

「修斗で試合をしていた中村憲輔選手が、大学の先輩で。練習に来てくれた時に、少しMMAの話を聞いた記憶はあります。あと小さいときに道場でPRIDEのビデオが流れていました。ただ、僕自身はMMAに興味があったわけでなく、全く見ていなかったです」

──大学卒業後からMMAの練習までも時間がありますが、その間もレスリングを続けていたのですか。

「いえ、レスリングは大学で一区切りをつけて自衛隊に試験を受けて入隊し、4年ほど自衛官をしていました。練馬駐屯地にいて、Me,Weに入会して練習をするようになっていました。実は1年目で自衛隊は辞めて転職して、Me,Weでもっと格闘技の練習をしようと思ったのですが、親の同意書がもらえなく除隊できませんでした」

──えっ? 自衛隊を辞めるのには親御さんの同意書が必要なのですか?!

「そうなんです。もう20歳過ぎて、大人なのに……。自分の場合はMMAを始めたいと馬鹿正直に親に伝えてしまって、同意書がもらえなくなりました(苦笑)」

──Me,Weではノーギ・グラップリングとキックを少々やっていたと言われていましたが、プロのMMAファイターになりたいという意志はあったのですか。

「そうですね。ハイ、レスリングが生かせるのは、そこだと思ったので。ずっと辞めると言い続けていたら、タイムリミットを設けることを条件に26歳になって親も同意してくれました」

──それでもMe,We時代にはMMAに挑まなかったですね。

「ハイ。自衛隊を辞めて、最初のうちはいつも練習に参加できていましたけど、転職して他の仕事を始めると、仕事も覚えていない状態でMMAの練習をしたいというのは筋が通っていないと思って。仕事を覚えてから、練習を再開しようという感じで仕事に集中するようにしていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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【Grachan57】パラ千葉のフライ級ファイター達─01─松井斗輝「辞めていく人を見て、自分は違うと…」

【写真】左から平良、内田、松井、杉山、鶴屋怜のパラ千葉&沖縄のフライ級ファイター達。松井は1999年9月8日生まれ、試合の4日後に23歳になる (C)MMAPLANET

9月4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で、松井斗輝が二ノ宮徳昭と対戦する。

名門パラエストラ千葉ネットワークでもまれる松井は、昨年9月のプロデビューから現在3連勝中だ。ボクシング出身で当然のように光る打撃の持ち主だが、最近ではレスリング力も攻守ともに伸びている。

そんな松井を巡るパラエストラ千葉ネットはこれから試合を控えたフライ級ファイターが揃っている。松井を皮切りに11日にパンクラスに鶴屋怜とDEEPに杉山廣平が出場し、19日の修斗で内田タケルが戦う。そんなフライ級の精鋭が集まる同ジムに、8月30日より1週間の予定で、姉妹ジム=THEパラエストラ沖縄所属のUFCファイター=平良達郎が、10月のオクタゴン第2戦を前に出稽古にやってきた。

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭に、それぞれの試合に向けて話を訊いた。第一弾はMMAPLANET初登場、松井のMMAファイターになるまで歩みを尋ねた。


──MMAを始めようと思ったのは?

「ボクシングをやっていたのですが、MMAにずっと興味を持っていました。大学を卒業したらMMAを始めようと思っていて、でも大学を辞めることになり、そのタイミングでMMAに転向しました」

──もともと生まれはどちらだったのですか。

「兵庫県の姫路市です」

──あっ、そうなのですか。自分は神戸なのですが……姫路はちょっと柄が悪いなという印象があります(笑)。姫路の皆さん、スミマセン。

「アハハハハ」

──では姫路時代にボクシングを始められたわけですね。

「ハイ、小学4年生からグローブ空手を始めて……」

──姫路でグローブ空手といえば日進会館ですか。

「そうですっ!! ショッピングモールのなかで水泳とか、色々と運動ができる施設があり、そのなかでキッズ空手を友達がやっていて、僕も始めました。」

──関西グローブ空手の雄の出身だったのですか。日進会館では小学生もグローブで顔面有りなのでしょうか。

「ハイ、そうです。でも4年生から6年生までしかやっていなくて、遊びみたいなものでした。当時、MMAやボクシングを視るということは一切なくて、ただ友達が空手をやっていたから興味を持っただけで。でも6年生ぐらいになると、辞めていく子が増えます。中学生になると部活動も始まるし、同い年の子は誰もいなくなってしまったんです。

僕もそのタイミングで、長谷川穂積さんを見てボクシングをやりたいと思うようになっていました」

──同じ兵庫県民ですし。長谷川選手は千里馬神戸ボクシングジムから、真正ボクシングジムに所属していましたね。

「ハイ、僕も長谷川穂積さんのジムに通うとしたのですが、ちょっと遠かったので(苦笑)」

──姫路と東灘では……。片道1時間半から2時間ぐらい掛かってしまいますね。

「ハイ。なので地元の木下ボクシングジムに入会しました」

──ボクシングジムだと中学生の練習生はいたのですか。

「その頃から、どんどん増えていった感じでした。やっぱり長谷川選手の影響だったと思います。それから大学2年生までボクシングをやっていました」

──ずっと姫路で、ですか。

「中学生の間は木下ボクシングジムで練習して、試合に出ても大した成績は残せなかったのですが、ジムの推薦で高校は岡山の関西(かんぜい)高校に進学できました。清水聡(ロンドン五輪銅メダリスト、OPBF東洋太平洋フェザー級&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者)さんがいた高校です」

──おお。では高校でのボクシングの成績の方は?

「一番良かったのは、国体の56キロ級で3位になっています」

──素晴らしい。ところで高校の時から減量をしているのですか?

「ハイ。6キロほどですけど。でもボクシングの場合は当日計量なので、少ししんどかったです(苦笑)」

──結果、大学進学もボクシングで?

「ハイ、そうです。大学はボクシング部自体は強くないのですが、スポーツ推薦で西宮の関西(かんせい)学院大学に進学できました」

──えぇ、関学に進学できたのに途中で退学してしまったのですか! そんな……関学の卒業証書を持っていれば、関西では就職で困ることもなかったのではないですか。

「……(苦笑)。それは回りにも言われています。ボクシングばかりやっていて、全然講義に出ていなくて。単位が全く取れない状態でした」

──スポーツ推薦の学生も、単位を普通に取る必要があったのですか。

「ハイ。関学は他と学生と同じように普通に単位は取らないとダメでした」

──そうなるとスポーツ推薦の学生はしんどいかもしれないですね。ただ、退学するほどだったのですか……留年ではなくて。

「ハイ、2年生を2回ぐらい同じ学年をやり直さないといけない状態でした」

──なんとも……勿体ない。それでボクシングにも見切りをつけたと?

「そうですね。RIZINで朝倉兄弟を見て、もうMMAをやりたいという気持ちになっていました。大学生の時はボクシングとMMAの練習を並行で卒業までやろうと思っていたのですが、学校を辞めたのでこっちに出てきてMMAでやっていこうと決めました」

──関西(かんさい)ではなく、パラエストラ千葉ネットでMMAファイターを目指したのは?

「やるなら一番強いところでやりたいと思って、5つほどジムのリストを創ってこっちに来ました。最初にパラエストラ柏に見学に来て、即決めました。鶴屋さんから『打撃ができるから、寝技をやれば強くなる。ここでやれば間違いない』と言っていただいて。実は結構不安だったのですが、その言葉でやろうと思えました」

──そんな無責任な!!(笑)。

「アハハハハ」

──親御さんは何と言われていましたか。関学を辞めて、MMAをやるために千葉へ引っ越す息子に対して。

「全部決めた後に、話しました。少し反対はされましたけど、そこまでやっていたので。もう何も言ってこなかったです」

──そういう気概でやってきてなお、長続きしない人が殆どだと思います。

鶴屋浩 そうですね。あの頃は1カ月8人とかプロになりたいですって入門してきて。でも、残って1人か2人でした。ただ松井に関しては、覚悟が違うと分かりました。

──と言う言葉が師匠から聞かれましたが。

「嬉しいです。ただ僕も辞めていく人達を見て──自分は違うという気持ちでいました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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Grachan56 HEAT50 MMA MMAPLANET o アンディコング イゴール・タナベ ラデック 佐々木克義 大搗汰晟 小島勝志 崎山勲 村田俊 鍵山雄介

【Grachan56】大阪~札幌~千葉。フェザー級&無差別級T初戦決定。50歳=櫻井隆多がラデックと対戦!!

【写真】正直、無謀だ。でも、自分で決めたことを全うしてほしい (C)MMAPLANET

8月7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan56及び、8月28日(日)=札幌市のグローヴビスアクアスタイル」大会、9月4日(日)=千葉市CG幕張ベイパークアリーナで開催される無差別級とフェザー級の王座決定トーナメント1回戦の全容が明らかとなっている。

昨年8月に続き、大阪単独興行となるGrahan56では無差別級Tは荒東”怪獣キラー”英貴✖岡本純一郎、フェザー級Tは鍵山雄介✖大搗汰晟という2試合──そして優勝候補の大阪在住ファイターの登場となった。


3週間後の北海道大会は会場の都合もあり、ケージではなくリング使用イベントとなり、無差別級Tでズール✖ハシモト・ブランドン戦が組まれている。

さらに1週間後の千葉大会は無差別級Tが2試合とフェザー級Tでは3試合がマッチアップされた。

フェザー級の3試合は小島勝志✖和田健太郎、高橋隆徳✖村田俊、崎山勲✖萩原一貴、無差別級は瓜田幸造✖佐々木克義、そして櫻井隆多✖ラデックが決まった。

HEAT50でイゴール・タナベと対戦予定だったが、負傷欠場→代役出場のアンディコングが体重オーバーで結果として試合が中止となってから4カ月、驚きの無差別級トーナメント出場だ。50歳を迎えてなお、イゴールと戦うつもりだった櫻井は「何歳になっても落ち着くことはない」と戦闘意欲を示していたが、繰り返し無差別級T出場は驚きだ。

櫻井の正確な通常体重は分からないが、ラデックは完全なヘビー級で、体格差は絶対だ。ラデックのその場で打つの左の威力と、前蹴りを切り崩す術を櫻井は持っているのか。五十路のチャレンジに要注目だ。

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Grachan54 MMA MMAPLANET o ラデック 佐々木克義

【Grachan54】ラデックが下がって左の突きから、ラッシュで佐々木をTKO

【写真】右オーバーハンドに合わせた左の突きは見事だった(C)MMAPLANET

5月15日(日)に東京都港区の品川インターシティホールでGRACHAN54&55が開催された。

J-MMA新時代を告げるようなマッチアップ、重量級の戦い、そしてタイトル戦と今のグラチャンが詰まったダブルヘッダーから──ここではGrahan54で組まれた無差別級の一戦、ラデック×佐々木克義戦の模様をお伝えしたい。


<無差別級/5分2R>
ラデック(チェコ)
Def.1R3分52秒by TKO
佐々木克義(日本)

サウスポーに構えた両者、まず佐々木が右ローを蹴っていく。左を伸ばすラデックは右から左のフックに足を止めて応戦するが、ガードが甘い。右蹴りのフェイクが有効なラデックは、左を振るって足払いを決める。

スタンドで待ち受けたラデックは、佐々木の右フックに足を止めて打ち合う。打ち勝ってはいたが、セコンドの「打ち合わない」という指示に従ったラデックが回って左フック&は足払いを決める。

右ジャブから左ストレートのラデック、佐々木は左フックを返すが、圧を受けているか。佐々木はローも拳で展開を創れず、再び足払いで倒される。ここで頭部を蹴りにいったラデックに注意、イエローカードが提示される。

佐々木のダメージを待ってからの再開後、ラデックは左ローから左の追い突きを見せる。ラデックの左でヒザをついた佐々木は左右のフックで前に出るが、右オーバーハンドに左を被弾して再びヒザをつく。

立ち上がった佐々木をケージに詰めたラデックの連打にレフェリーが試合を止めた。

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