3月のUFC272で予定されていたアレクサンダー・ヴォルカノフスキー vs. マックス・ホロウェイのフェザー級タイトルマッチがホロウェイの負傷欠場により消滅。代わって、ジョン・チャンソンがヴォルカノフスキーのタイトルに挑戦する。チャンソンのタイトル挑戦はジョゼ・アルド戦以来8年ぶり。
また、UFC272で予定されていたアルジャメイン・スターリング vs. ピョートル・ヤンのバンタム級王座統一戦も4月にスライドとなる。理由は不明。
"The Korean Zombie" is raising his hand to step in for Max Holloway and challenge Alexander Volkanovski at #UFC272, his manager @JasonKHouse tells me. TKZ is 3-1 in his most recent four.♂️ https://t.co/CfbC6OEQbe
— Nolan King (@mma_kings) January 7, 2022
@KoreanZombieMMA Let’s do this!! #UFC272
— Alex Volkanovski (@alexvolkanovski) January 7, 2022
Max Holloway will not challenge Alexander Volkanovski for the featherweight title at UFC 272 after aggravating a prior injury just days after accepting the trilogy bout, sources confirmed to @bokamotoESPN.
— ESPN MMA (@espnmma) January 7, 2022
UFC has not made an official announcement on changes to the event. pic.twitter.com/MbLSh1o55j
Triple C to the rescue. @danawhite you have my number. 〓〓〓〓 #C4 #bendtheknee https://t.co/Jkppjffm12 pic.twitter.com/CWkSzyNezf
— Henry Cejudo (@HenryCejudo) January 7, 2022
.@JoshEmmettUFC makes case to replace Holloway in UFC 272 title fight vs. @AlexVolkanovski (via @MikeBohnMMA) https://t.co/PfDsuj4coa
— MMA Junkie (@MMAjunkie) January 7, 2022
EVERYONE WANTS VOLKANOVSKI! 〓 #UFC272 pic.twitter.com/jeC24xF3lH
— MMA Junkie (@MMAjunkie) January 7, 2022
Trilogy is on. Rounds 11-15 will take place at UFC 272 on March 5, per Dana White. Alexander Volkanovski (@alexvolkanovski) vs. Max Holloway (@BlessedMMA). Two of the best in the world, p4p. Huge stakes. Who you got? pic.twitter.com/SpUpwD72AW
— Brett Okamoto (@bokamotoESPN) January 5, 2022
This one’s a long time coming. UFC 272, March 5, per Dana White. Champ, Aljamain Sterling (@funkmasterMMA) vs. Interim Champ, Petr Yan (@PetrYanUFC). Can’t ask for more of a backstory than this going into a title rematch. Redemption for Yan. Chance to shut soooo many up for Aljo. pic.twitter.com/oO1gjF3ZJJ
— Brett Okamoto (@bokamotoESPN) January 5, 2022
チャールズ・オリヴェイラ 2.47
ダスティン・ポイエー 1.60
アマンダ・ヌネス 1.11
ジュリアナ・ペーニャ 7.00
ジェフ・ニール 2.05
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.80
コーディ・ガーブラント 1.74
カイ・カラフランス 2.15
ハウリアン・パイバ 3.40
ショーン・オマリー 1.36
ダン・イゲ 2.40
ジョシュ・エメット 1.63
ドミニク・クルーズ 1.95
ペドロ・ムニョス 1.87
アウグスト・サカイ 1.91
タイ・ツイバサ 1.91
ブルーノ・シウバ 1.29
ジョーダン・ライト 3.85
エリン・ブランチフィールド 2.15
ミランダ・マーヴェリック 1.74
アンドレ・ムニス 1.74
エリク・アンダーズ 2.15
アレックス・ペレス 1.31
マット・シュネル 3.60
ダリック・ミナー 2.70
ライアン・ホール 1.50
ランディ・コスタ 1.57
トニー・ケリー 2.55
ギリアン・ロバートソン 1.28
プリシラ・カショエイラ 4.00
年内最後のナンバーシリーズ。メインは黄金のライト級タイトルマッチ。
オリヴェイラはUFC最多一本勝ち記録を持つグラップラーでありながら、近年は打撃の能力も向上。フェザー級時代は減量失敗を繰り返すなど適正階級ではなかったが、ライト級に戻して実力が開花。今年5月にUFC参戦11年目で初のタイトル戦のチャンスを掴むと、マイケル・チャンドラーをKOし一発でベルトを手に入れた。
ポイエーも同じくフェザー級からライト級に上げてから花開いた選手で、ライト級転向後12勝2敗1NC。負けた相手はハビブ・ヌルマゴメドフとマイケル・ジョンソンのみ。UFCデビューはオリヴェイラと同じ2010年(ポイエー1月、オリヴェイラ8月)。元王者ペティス、元WSOF王者ゲイジー、元UFC&Bellator王者アルバレスにいずれも完勝し、2019年、王者ヌルマゴメドフが出場停止中のために組まれた暫定王座決定戦で、フェザー級王者のマックス・ホロウェイに終始打撃で圧倒してタイトル獲得。同年に行われたヌルマゴとの王座統一戦では、2Rに一瞬パンチを効かせた場面はあったものの、テイクダウンからパウンドで削られチョークで完敗。
今年は1月に1年ぶりの復帰戦となったマクレガーに対し、1Rはパンチをもらい効かされたが、2Rにカーフキックで形勢逆転。動きが止まり棒立ちになったマクレガーにパンチを打ち込みKO。半年後の再戦ではテイクダウンから削り、最後はマクレガーの足を破壊し、マクレガー幻想を完全に終わらせた。オリヴェイラがタイトルを獲得した王座決定戦も、最初はポイエーに声がかかっていたが、マクレガーとの再戦を優先させるために断っている。
オッズは現王者がアンダードッグ。マクレガーほどの圧倒的なテイクダウンはないオリヴェイラ。ポイエーは遠距離での打撃が得意なため、組み付くのに苦労しそう。ポイエーが削っての判定勝ち。
セミはアマンダ・ヌネス2年ぶりのバンタム級王座防衛戦(昨年と今年にフェザー級王座の防衛戦は行っている)。相手はタイトル初挑戦となるジュリアナ・ペーニャ。2017年から出産と子育てのために2年半の休業期間がり、復帰後はジャーメイン・デランダミーに敗れて2勝1敗。7年負けなし・12連勝中のヌネスに穴は見えない。ヌネスKO勝ち。
メインカードでは元バンタム級王者コーディ・ガーブラントがフライ級に初挑戦。もともと、ヘンリー・セフードの王者時代にフライ級挑戦の話はあった。さらに、昨年11月にはフライ級転向初戦でデイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦する試合も組まれていた(筋断裂により欠場)。5月には再びバンタム級に戻してのロブ・フォント戦が組まれたが打撃で劣勢となり判定負け。バンタム級ではここ5戦で1勝4敗。ランキング6位のカイ・カラフランス相手に競ったオッズになっているが、まずは自身がどれだけ動けるか。最近はあまり階級を下げて成功した選手は少ないが…。
第1試合開始は12日朝7時半から。速報します。
【写真】平本蓮にとってミルウォーキーがMMAを戦う上のホームになっている。右隣りのデューク・ルーファスへの信頼は絶対のようだ(C)REN HIRAMOTO
3日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272で堀口恭司の挑戦を受ける、Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスのコーナーマンを務めることとなった平本蓮インタビュー後編。
9月から3カ月のウィスコンシン州ミルウォーキーでの生活で、セルジオ・ペティスやデューク・ルーフォスと確かな人間関係を育んだ平本にとって、ルーファスポーツでの日々はキックボクシング出身、MMAファイターとしての気付きの日々となった。
平本がセルジオから得たモノ、そしてセルジオに平本が与えたモノが何であったのか──、黙って、セルジオ・ペティス堀口恭司を見て探りたい。
<平本蓮インタビューPart.01はコチラから>
──格闘技に集中できて、セルジオ・ペティスと信頼関係が結ばれたと。
「セルジオの存在は、めちゃくちゃデカいです。例えば堀口選手ってステップやフェイントを多用して、テンポが速いじゃないですか。そこからパーンと飛び込んで、基本リズムが速いですよね。あれって強靭なフィジカルとスタミナがあってこそのスタイルだと思うんです。
僕は攻撃する以外は、極力スタミナは使いたくないです。無理をせず、最後まで武器を残しておく──じゃないですけど、打撃でも組み技でも疲れると判断力が鈍ります。キックの頃は、そういうことって考えたことなかった。でもMMAだと萩原戦を終えて、凄くそこを考えるようになりました。組み技で疲れて、打撃を打てなくとなると意味ねぇじゃんって」
──ハイ。その通りですね。
「それからMMAを戦ううえで如何に疲れずに、安心して自分の打撃を打っていけるのかを考えてきました。でも日本で解決できなかった。それがこっちで、セルジオとスパーリングをして彼の中に自分のやりたかったことが見えたんです」
──それはどういう部分ですか。
「重心の置き方やリズムですね。それで僕のなかでテンションが上がっちゃって、セルジオに『だったら、こういう攻撃も使えるんじゃない』とか提案をするようになって。とはいっても、あくまでもセルジオのリズムに合ったものです。僕が余りにもキックの打撃、打撃している技を教えて彼の形を変えてしまうのは、絶対に意味がないので。ちょっとセルジオの引き出しが増えれば良いなってぐらいの打撃を提案してみたんです。そうしたらセルジオが、その技術を凄く気に入ってくれて」
──そしてコーナーに就くまで、関係が深まったと。
「そうなんです。でも、最初は意味が分からなくて……。『試合を見に来る?』ぐらいのことかなって思っていたら、コーナーに就いてほしいということで。凄く、嬉しかったです。尊敬にしている人に、そんな風に言ってもらって。もう人生で初めてのことで」
──そこでより堀口選手対策が、2人のなかで進んで行ったわけですね。
「堀口選手は伝統派空手出身ですけど、別にMMAの試合を見てもわかるように空手、空手しているわけじゃないです。試合間隔も空いているし、去年の朝倉海選手との試合の動きで判断すると、今は違う選手になっている可能性もあります。だから、イメージしづらいです。それでも僕なりにセルジオが、こういう風に創っていけば割と対処できるんじゃいかとか、自分のなかで考えて。でも余計なことをするんじゃなくて、ちょっとしたスパイスを効かしてもらうぐらいの感じでサポートできればなっていうのがありました」
──セルジオにはMMAの打撃のリズム、土台があるからこそ、平本選手の持つ打撃の知識が生きるような感じでしょうか。
「ハイ。セルジオも本当に目に見えて良くなりました。MMAの打撃をここ何年と追及してきて、まだ完成しているわけじゃないですけど、僕の考えのなかでパンチ力が上がるとかっていう理論にセルジオは耳を傾けてくれました。そしてヘッドギアをつけないと危ないようなスパーリングで、それを試し合うこともできています。
日本と海外のMMA、なんで日本人は打ち負けちゃうのか。堀口選手は別ですけど、ここを考えた時に日本のMMAの選手はボクシングを綺麗にやり過ぎだと思います。凄く上手いし、僕より綺麗なボクシングができる人もいるかもしれない。でもMMAはボクシングから一番離れているスポーツだと僕は思っています。
距離もキックボクシングに慣れている方が有利なはずです。蹴って、殴ることができる。それと……ズルができないというか、怖い距離があります。マックス・ホロウェイが強かったりする距離感とか、ガチで打ち合う距離感とか。こっちの選手は皆、そこが強いです。全然有名じゃない選手とでも、スパーリングでヘッドギアをつけてバチバチに殴り合っています。
技術的にキックボクシングが上手いわけじゃなくて。でも、俺を相手にガチガチに殴ってしっかりと組んできます。日本では貰わなくて、当てるとか組みつくのが主流で。でも、ルーファスポーツでやっているのは『殴って来いよ』みたいな感じなんです(笑)。普段から、アレをやっていないと試合になってからそうはできないですよ。
それが当たり前だから、強いんだろうなって。骨のあるスパーリングだから、実になるというか……だから、キックで持っていた技術も使えるし、打撃を磨くことになるんだと思います」
──その違い……平本選手は本来持っていたことを、MMAを身につけようとしてきたことで、忘れてしまっていたということでしょうか。
「そうなんですよ。こっちに来てから、打撃の距離感が合わなくてメッチャ、パンチ貰っちゃって。『なんでだ? 俺、昔だったらあんなカウンターなんて絶対に貰わなかった』って焦ってしまって。日本でMMAの練習を重ねている間に、あの貰わない距離に慣れてしまっていたんだなって気付きました。
ホント最初はショックでしたけど、それから楽しくなりました。そして、セルジオに話したように色々と考えることで、自分のスタイルも出来上がってきた感じがします。キックの頃の技術ももちろん出せますけど、それ以上に自分が考えてきたことと人間の力の出し方の構造が違うことが分かりました。
組み技での力の出し方とか、寝技での極め方が違っていて。なら、打撃でも俺の考えてきたことは違ったんじゃないかと疑問を持つと、何か一つに繋がりました。言葉が通じない部分があって、それを体で確認していくとレスリングにも、キックにも共通している体の動かし方があることに気付いて。で、セルジオが打撃で戸惑っている時に『あの時、教えてくれたレスリングの動きと同じだよ』って伝えると、一発でデキるようになったりして。それから僕自身、打撃もそうだし、レスリングでも全然やりあえるようになったんです」
──いやぁ、まさにマーシャルアーツ・コミュニケーション。何よりも言葉の節々から充実している感が伝わってきます。
「ハイ。日曜日は本来は練習は休みなんですけど、セルジオがレスリングを教えてくれたりして」
──まさにセルジオのインタビューで、『家にいる時以外はずっとジムにいたい』と言っていたライフスタイルが存在しているわけですね。
「ホント、そうやってきたんで、次の試合で皆に見せたいです!! 自分がやりたかったスタイルをセルジオがやっています。キックボクシングができて、レスリングもでき、下になっても柔術ができる。どこの局面でも、不安要素がない。それが僕の理想で、セルジオが実践しています。どこが強いか分からない、でも強い──それがセルジオじゃないですか?」
──確かに秀でたモノがある選手ではないです。それにしても平本選手の感性と、セルジオの感性の合体。堀口セルジオ・ペティス、そして平本選手の次戦でぜひとも確認したいです。
「これは堀口選手にもセルジオにも共通しているのですが、力が抜けているから威力があります。だから2人の試合は本当に面白くなると思いますよ」
──日本ではU-NEXTでの配信が決まりました。日本のファンに、セルジオ陣営としてどこを見所にしてほしいということはありますか。
「この試合はトラッシュトークも何も必要のない、本当に価値がある試合です。だから、本来は俺なんかが語れるような試合じゃないと思うんですけど(笑)、まぁ俺流に言えば『黙って、見とけ!!』って感じです(笑)」
──アハハハハ。そう来ましたか。では平本選手自身、今後に関して腹積もりは?
「ESTAで米国に来ているので、12月5日に帰国しないといけなくて。そこからは、暫らく日本で調整することになると思うので、ルーファスポーツでやってきたことがどこまで通じるのか……強い選手とスパーリングをするのが凄く楽しみです。僕のMMAがどれだけ上がっているのか、まずは練習で試したいですね。
試合に関していえば、僕はデューク・ルーファスにセコンドに就いてもらいたいというのはあります。安心感が違います。これまで父親がセコンドに就いてくれていて、それが安心感になっていたのですが、MMAではそうもいかないですし。コーナーに戻る安心感、デュークがいてくれると全く違ってくると思います。
セルジオもそうですし、ここで練習をしていると僕のことを信じてくれていることが伝わってきて、凄くやりこめます。皆といると刺激になりますし、またここに戻って来たいです」
──平本選手的のRIZINでの試合出場は、当然ナンバーシリーズなのでしょうが、TRIGGERも始まりました。
「ケージですよね。朝倉未来とか、地上波のビッグショーでやって大金稼ぐみたいな感じでしょうけど、ケージでやってみたいですね。『舐めんじゃねぇぞ』って、そういうのは見せたいです。打撃も僕は角があるよりも、回っている方が戦いやすいというのがあって。それにロープは押し込んだ方がクラッチを組めちゃうし。ケージのように、ズル休みできる時間があるのも、ストライカーとしては変わってきますしね。
来年は何試合かしていくことになると思いますが、TRIGGERもガンガン出ていければ良いなぁって思っています。ただし、練習はできる限りこっちでやります。日頃はこっちにいて、試合の時に日本に戻るというような形でやっていきたいですね。ルーファスポーツにいると、安心感が違うので。
それと米国に住んでいるので、こっちの時間帯でできる試合が一番の理想だし、日本でも戦いたいですけど、こっちでも戦ってみたいですね。僕はMMAで世界を獲りたいから。こっちの試合も出ていくということでは、僕の先輩の堀内佑馬君がLFAで戦っていて、あの試合を視たことで凄く勇気を貰えました。俺もやってやろうっていう闘志がわきましたね。
日本人だってできる。こっちに来てメキシコの血が入っている選手は、強いなって感じたんです。セルジオもそうですけど。そうしたら『ボクシングが強い国は限られている』って話になって。それってメキシコもそうだけど、日本だってボクシングは強いじゃないですか。力だって、強いってこっちでも言われているし、別にフィジカルで劣るとか思っていないです。日本人はどんどん米国に来て、強くなれば良い。それは練習していて感覚で掴めました。
だから、それを試合で証明していけば──米国で練習をする日本人が増える。それだけの完成度の高さを見せる自信はあります。それだけのクオリティの高い試合を見せることが出来れば良いなっていうのは、心の中で思っています」
■視聴方法(予定)
12月4日(土)
午前9時00分~ U-NEXT
■ Bellator274対戦カード
<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者] 堀口恭司(日本)
<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
ジャレッド・スコッギンス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン(米国)
コリン・ハックボディ(米国)
<ライト級/5分3R>
アレクサンデル・シャブリー(ロシア)
ボビー・キング(米国)
<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ジョン・デ・ジーサス(米国)
<ミドル級/5分3R>
ヴィニシウス・ジュゼズウ(ブラジル)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)
<ライト級/5分3R>
ジャスティン・モンタルヴォ(米国)
ジェイコブ・ボーン(米国)
<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
キリズ・モタ(ブラジル)
<160ポンド契約/5分3R>
スパイク・カーライル(米国)
ダン・モレット(米国)
<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
オリバー・エンカンプ(スウェーデン)
Max Holloway believes rematches against Charles Oliveira, Alexander Volkanovski, Conor McGregor are possible next https://t.co/PaQ0aHtBIJ
— MMA Junkie (@MMAjunkie) November 14, 2021
「今後についてはいずれ分かるだろう。(マッチメイクをするUFC幹部の)ハンター・キャンベルやショーン・シェルビーも来ている。それが彼らの仕事だ。俺は155ポンドのチャンピオン(チャールズ・オリヴェイラ)にも勝ってるし、(フェザー級チャンピオンの)アレックス・ヴォルカノフスキーもいる。コナー・マクレガーもいる。彼らに言っといてくれよ。いつでも準備は出来てるよ」
「ヤイール・ロドリゲスのボクシングはかなり良かった。ボクサーのような動きをしながら肘打ちもしてきた。『ボクシングなら反則だぞ!』と思ったが、彼の中ではフェアゲームだし、彼はとんでもない野獣だし、だからこそ戦いたい相手だった」
No excuses from Yair Rodriguez 〓#UFCVegas42 | Full story: https://t.co/xuTr2yQn2e pic.twitter.com/EPQnbQa2vc
— MMA Junkie (@MMAjunkie) November 14, 2021
「この試合に向けてしっかり準備してきたし、マックスは本当に素晴らしいファイターだ。彼は経験豊富で素晴らしい仕事をしてくれた。彼の方が一枚上だったし、それを受け入れるしかない」
「できるだけ早くここから前向きに進んでいきたい。ホームに戻って、家族や友人たちと一緒にこの時間を楽しみたい。ハワイの人たち、そしてもちろんマックスには愛と敬意しかない」
Dana White says Max Holloway vs. Alexander Volkanovski 3 likely next, snubs Conor McGregor rematch (@DamonMartin) https://t.co/8wp6ckeQI4 pic.twitter.com/NspDG4fyt2
— MMAFighting.com (@MMAFighting) November 14, 2021
「(ホロウェイが再びフェザー級王座に挑戦する可能性を尋ねられ)そうなることもあるだろう。アレックス・ヴォルカノフスキーとの試合はどちらも僅差の判定だったし、ここでこういうパフォーマンスをしてしまう。ヴォルカノフスキーは彼ともう一度やり直さなければいけない相手だ」続きを読む・・・
「今日の試合は私がこれまで見た中でも最高の試合のひとつだ。2年ぶりの復帰戦だったヤイールがこのようなパフォーマンスをしたことは前代未聞だし信じられないことだ」
「マックスの次戦はまだ分からないが、ヴォルカノフスキーとの3度目の対戦は理に適っているので、これから検討したい。コナー・マクレガーはまだ試合の準備が出来てないだろう。ケガが治ってないし、今はコナーの話を出すこと自体バカげている」
Twitter reacts to Max Holloway's thrilling win over Yair Rodriguez #UFCVegas42 https://t.co/I6VR7MqpJ1
— MMA Junkie (@MMAjunkie) November 13, 2021
Max Holloway is the FIRST and ONLY fighter in UFC history to land 3,000 total strikes.
— MMAFighting.com (@MMAFighting) November 14, 2021
The 251 strikes Holloway landed against Yair Rodriguez at #UFCVegas42 pushed his current count to 3,056. pic.twitter.com/4lNA6YeGoO
#UFCVegas42 post-event facts: Max Holloway first to crack 3,000 total UFC strikes landed (via @MikeBohnMMA) https://t.co/KGhyRYLXgk
— MMA Junkie (@MMAjunkie) November 14, 2021
Max Holloway actually made sure to track down Yair Rodriguez before he was transported to the hospital to show his respect and appreciation pic.twitter.com/nZk3cxGDFf
— Chamatkar Sandhu (@SandhuMMA) November 14, 2021
Yair Rodriguez's foot was a mangled mess after his fight with Max Holloway. 〓
— MMA Junkie (@MMAjunkie) November 14, 2021
@IzzyStyle#UFCVegas42 | Full story: https://t.co/LF1jUtoqwI pic.twitter.com/KCO2nQWv68
【写真】激闘を喧嘩ファイトにせず、MMAで勝利したホロウェイ。試合後のコメントは素晴らし過ぎた(C)Zuffa/UFC
<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
すぐに圧を掛けるホロウェイに対し、ロドリゲスがローから右ハイを入れる。続くローを肩を押して倒したホロウェイだが、ロドリゲスがアップキックからすぐに立ち上がる。構えを変えて蹴り、そしてフックを振るうロドリゲスにホロウェイの右ストレート、続いてボディショットが決まる。
ニータップを見せつつ、左ボディから左フックを入れたホロウェイに対し、ロドリゲスの前蹴りが顔面に届く。ホロウェイが鋭いジャブ、右ストレートを当てるが、ロドリゲスもワンツーの左をヒットさせる。走り込んでローを蹴り、パンチの距離でローから左を入れたロドリゲスは、蹴りとパンチの連携が効いた攻撃を続ける。
ワンツーからカーフ、そして右ハイに続きストレートを打ち込む。追撃に右を返したホロウェイはニータップもロドリゲスがかわしてローを入れる。右を受けてからオーバーハンドで下がらせ、左右の蹴りにつないだロドリゲスは、ホロウェイのスピングバックフィストにバックに回りテイクダウンを狙う。
ケージ際に移動したホロウェイが胸を合わし、ホドリゲスのシングルレッグを切る。直後に跳びヒザを見せたロドリゲスだが、バランスを崩して背中をマットにつける。ホロウェイが蹴り上げを捌いてハーフで抑えたところで、時間となった。
2R、左右のカーフ、右前蹴りを繰り出すロドリゲスが、コリアンゾンビを倒した変則エルボーのフェイクを見せる。ホロウェイは右を当てるが、ロドリゲスもジャブ、右フック、そしてローを蹴る。ホロウェイはワンツーで前に出て、左を当てる。姿勢を乱し、間合を取り直そうとしたロドリゲスを追いかけたホロウェイは、スピニングバックキックをかわし、左ボディショットを打つ。直後にロドリゲスが左ミドルを蹴り込む。
カーフに体がよれる場面が見られるようになったホロウェイだが、それでもボディから前に出る。ロドリゲスもワンツーを打ち、ホロウェイがワンツーを返す。この攻防のなかでローを交え、ケージに押し込まれも変則エルボーというらしい攻撃から、ダックやウェービングというボクシング防御を駆使したロドリゲスが間合を取り直す。
ホロウェイはそれでもボディからワンツー、そしてヒザをボディに入れてケージにロドリゲスを押し込む。離れたホロウェイにバックエルボーを見せたロドリゲスは右ハイも、直後にバランスを崩して下に。ロドリゲスが変則の三角を組むと、即時間となった。
3R、ローに右を合わせたホロウェイがスイッチを交え、ニータップから右を当ててホロウェイを下げさせると跳びヒザを決める。ロドリゲスも右フックを返すが、ホロウェイは左ストレートからテイクダウンのフェイク、自らの右ローで姿勢を乱して下になったロドリゲスを3/4マウントで捕え、パウンドから肩固めを仕掛ける。
ホロウェイはここでマウントを選択し、背中を見せたロドリゲスに両足をフックしエルボーを落とす。上を向いても下を向いても、殴られるロドリゲスは亀で背中が伸びないように耐え、前転をしつつシングルへ。下にはならずサイドバックのホロウェイがスタンドに戻る。
ロドリゲスは左右のフックを打ち込み、逆にテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったホロウェイが右フック、ボディへのヒザもロドリゲスが左を当てる。その場で飛び込んだホロウェイがダブルレッグを決め、ニーシールドを潰して殴る。さらにヒザをボディに入れ、背中を預けたロドリゲスが立ち上がろうとしたところでラウンド終了を迎えた。
ダメージと疲労だけでなく、自らのカーフで2度目のバランスを崩したロドリゲスは気になる下へのなり方だった。いずれによ、試合はホロウェイに分がある激闘モードになりつつある。
4R、サウスポーに構えたホロウェイがボディを入れ、ニータップから右を当てる。パンチの交換でローを変わらず蹴るロドリゲスは、クリンチからの離れ際に右を入れる。それでも圧を掛け、ケージに詰まったロドリゲスが頭を下げるとホロウェイはヒザを入れ、マルセロチンへ。体をロドリゲスが起こすと、マッケンジーチンに切り替える。自ら背中をマットにつけて防御したロドリゲが潜ろうとするが、ホロウェイが潰して枕へ。ロドリゲスはZハーフガード、起き上ったホロウェイに足関節を狙う。
苦もなく足を抜き、サイドで抑えたホロウェイは足を戻されてもパンチからパス、ニアマウントからバックを制していく。スタンドで疲弊し、寝技で圧を掛けられる厳しい展開にもロドリゲスがスタンドに戻り、変則ヒジやスピニングバックフィストを見せる。とロドリゲスはアイポークがあったとアピールし、試合が中断する。再開後、ホロウェイが跳びヒザ、ロドリゲスもフライングスイッチニーを繰り出す。さらに接近戦で右エルボーを入れたロドリゲスが再び跳びヒザ、右アッパーを入れるもポイントの挽回には至らなかった。
最終回、序盤に有効だったローカーフを一切見せることがなくなったロドリゲスは、ここもパンチの交換に。ホロウェイがジャブを当て、ロドリゲスが左右のフックからミドルを蹴る。ホロウェイはパンチで前に出て、ヒザを入れる。エルボーを返したロドリゲスだが、ケージを詰まって動きが止まり、パンチを受ける。肩を突き出す構えで、金網から離れカーフを入れたロドリゲスは、後方に宙返りしながら旋回キックを見せる。
この動きは派手だが、気持ちが続かなくなった表れか。当然、下になったロドリゲスに対し、ホロウェイはパウンドを打ちつける。さらにワキ差しパス狙いのホロウェイだが、ロドリゲスがハーフ&ブリッジでリバーサルを決める。ホロウェイは肩抜き後転からの腕十字。腕を抜いて立ち上がったロドリゲスがスピニングエルボーを繰り出す。
ホロウェイがケージに押し込み、ヒザから離れる。残り70秒、足払いを狙ったホロウェイにロドリゲスが右オーバーハンドを打っていく。今度はロドリゲスにアイポークがありインターバルが入る。リスタート後、左の蹴りで詰めるロドリゲスだが、スピニングバックフィストに組まれてケージに押し込まれる。
しっかりとケージに押し込み、最後に足を止めての打ち合いという展開を封印したホロウェイが、序盤は蹴り技を交えてリードしたロドリゲスを組みと寝技で逆転、ジャッジは3-0でホロウェイを支持した。「ベストになるにはベストに勝たないといけないんだ。この男はビーストだ。ビバ・メキシコ」とホロウェイは開口一番、敗者を讃えた。
右足の甲を大きく腫らしていたロドリゲスも「マックスは経験豊か、アメージングなファイターだ。素晴らしい試合をした。裁定結果を受けいれている。マックスを尊敬している」と話した。