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45 LFA LFA200 MMA MMAPLANET o シェイ・バワース シャノン・クラーク ブログ

【LFA200】判断材料の少ないスプリット判定で、正規王者クラークが暫定王者バワースを下す

<LFA女子フライ級王座統一戦/5分5R>
シャノン・クラーク(カナダ)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
シャイ・バワース(米国)

女子フライ級も暫定王者がフェイバリットで、正規王者クラークがアンダードッグとなっている。サウスポーのバワースが、右リードフックを振るって圧をかける。ケージを背負ったクラークはハイキックをガードし、スイッチを織り交ぜて右を伸ばす。バワースはワンツーを当て、間合いを取りつつ左フックを当てる。クリンチで細かいパンチを入れるクラークは、ヒザを腹に受けケージに押し込まれる。バワースはダブルレッグも、クラークがヒザ蹴りを入れ、フルネルソンで固めヒザを続ける。

バワースは小手投げでトップを取った刹那、スイープでガードを強いられる。三角をセットし左腕を伸ばしにかかったバワース。上体を跨いで防御したクラークは頭を跨いだ状態でパンチを打ち込む。反転しシングルに出たバワースに対し、クラークはバックに回ってRNCも姿勢を乱しトップを許す。ギロチンを抜かれるも、蹴り上げからトップを取った正規王者がパウンドを落としたところで時間となった。

2R、互いにサウスポーに構え、クラークがワンツー。左ミドルをキャッチしたバワースだが、テイクダウンまでは持ち込めない。USAチャントでご当地ファイターのバワースを後押しする場内、その声に応えるようにバワースがジャブから左ストレートで前に出る。クラークはサークリングからジャブを伸ばし、スタンドのイニシアチブの取り合いが続く。

バワースは突破口を開こうとハイキック、前蹴りを繰り出す。クラークもミドルを返し、距離を詰められるとヒザを狙う。離れたバワースはワンツーで右を当てる。クラークも左ミドルを蹴り込み、拳の攻撃で圧を高める。バワースも下がらず、左ミドル。クラークはキャッチして即リリース。直後にクラークが組みついたが、テイクダウンには至らない。互角、動きの少ないラウンドだった。

3R、ジャブから左を伸ばして前に出るバワース。クラークは前蹴りで尻もちをつかせる。クラークのローにワンツーを合わせていくバワースだが、クリーンヒットしない。クラークはガードの上からハイキック、バワースはジャブを続ける。組からヒザを狙ったクラーク、バワースが左を当てる。この回もスタンド戦が続き、バワースが右をヒットさせる。前に出るのはバワースだが、詰め切れない。手、足は互いに出すがインパクトの与える攻撃はなかった。こうなると評価は手数の多さになるのか。

4R、蹴りの精度で上回るクラーク。ワンツー、ダブルジャブで圧をかけるバワース。バワースのスピニングバックフィストに組み付いたクラークが、後方への投げを狙うが引き込むように下になる。バワースは効果的なパンチはなく、クラークが力で立ち上がる。ここから踏み込みとパンチが地価が入ったように見えたクラークに対し、バワースが組んでケージに押し込む。自ら離れたバワースのジャブにクラークがカウンターを当てる。残り40秒、フックに組んだクラークがボディロックテイクダウンを決める。ケージに押し込んでパンチを落とそうとしたクラークを蹴り上げたバワースがスタンドに戻る。クラークはすぐに距離を詰め勢いのあるパンチを見せてラウンドを締めた。

最終回、バワースの左ミドルにパンチをまとめたクラークが前に出る。クラークが前に出るシーンが増え、ケージ中央でのパンチが交換される。バワースはスイッチしてワンツー出前に出るも、クラークがここもボディロックへ。バワースがウィザー、さらに差し替えして離れた。左右に回るようになったバワースは、首相撲からヒザをボディに受ける。アグレッシブネスで上回るクラークの前進に、バワースがカウンターを狙う。続いてヒザ蹴りをキャッチしたバワースだが、ここもテイクダウンにいかない。最後のダーティボクシング合戦まで、クラークが押した印象を残した。

序盤はバワース、終盤はクラークという流れだったが、それは勢いの話で効果的な攻撃となると判断材料は少ない5Rを終え──クラークがスプリット勝利を手にした。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE170 クォン・ウォンイル ファブリシオ・アンドラジ ブログ

【ONE170】激しい打撃戦。ヒザ蹴り、ボディショットでアンドラジがクォン・ウォンイルを42秒殺

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
Def.1R0分42秒by KO
クォン・ウォンイル(韓国)

サウスポーに構えたチャンピオンに対し、挑戦者は思い切り右から左を振るう。左ミドルを入れたアンドラジはショートでワンツーからスリーをコンビ。そして左ミドルを蹴る。足でカットしたクォン・ウォンイルがワンツーで右を届かせる。さらに右ミドルを入れたクォン・ウォンイルだが、距離が近くなりアンドラジがボディから左ミドルを再度決める。さらに右エルボーを繰り出したチャンピオンは、クォン・ウォンイルの右にヒザをカウンターで合わせようとする。

さらにボディから左ミドルを入れると、クォン・ウォンイルがテイクダウンを仕掛ける。切ったアンドラジが、パンチにバックステップしたクォン・ウォンイルに詰め寄り左ヒザ、さらに左に左ボディショットを打ち込む。この一撃に崩れ落ちたクォン・ウォンイルにパウンドで追い打ちをかけたアンドラジが、TKO勝ちを決めた。

「こんなに早く、距離を詰めてくるとは思っていなかった。でも、また同じ結果になったよ。テイクダウンを狙ってくると予想していた。でも、彼は打撃できたね。それに応えて、打ち合いになった。今後もMMAに力を入れたい。今年は3度、防衛したい。チャトリ、ONE次第だけどスティーブン・ローマンと戦いたい」とアンドラジは話した。


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45 AB BELLATOR Interview J-CAGE Special UFC ZFN02 アレッシャンドリ・パントージャ ブログ ヘンリー・フーフト 佐藤天 朝倉海 木下憂朔 鈴木崇矢

【Special】日本の現実を知る。ヘンリー・フーフト&鈴木崇矢対談─01─「20歳は、若いということはない」

【写真】すでに父と子のように見るヘンリーと鈴木崇矢。合理的なオランダ人でいて、タイでの生活えアジアのウェットさが分かるヘンリーは、日本人が北米で生き残るための欠かせない──抜群の感性を持っている(C)MMAPLANET

昨年12月中旬、東京と大阪で3度のセミナーを行ったキルクリフFC総帥ヘンリー・フーフト。東京でのセミナーを終えたヘンリーと、キルクリフFCに拠点を移しUFCを目指す鈴木崇矢に──これからのステップアップ方法を尋ねた。
Text Manabu Takashima

鈴木の育成方法を語るうえで、ヘンリーは日本のMMAの現実とUFCの現実を冷静に話してくれた。その言葉は、あまりにも冷酷に聞こえるほど日本のMMAに手厳しいものだった。ただし、そんな現実を目の当たりにしてフロリダで汗を流す20歳の若者がいる。

UFCを絶対の存在とするMMAであるならば、ヘンリーの言葉に耳を傾けるしかない。


──まず本題に移る前に2つ、時節柄に則した質問をさせてください。まずZFNでの佐藤天選手の敗北について、どのような印象を持ちましたか。

鈴木崇矢 そうですね……今の判定基準では、相手についてもしょうがないかとは思います。ただ要所で展開を創ろうとしていたのは天さんだから、天さんが勝ったという意見があるのも分かります。テイクダウンからの明確なダメージが取れなかった分、ジャッシの評価が相手に傾いた。シンプルにそう思いました。

ヘンリー 接戦だった。タカシも私も一致しているのは、フィニッシュしないとジャッジはどう判断するか戦っている側ははコントロールできないということ。勝つ可能性はあっても、相手に持って行かれる可能性もある。タカシは打撃では劣勢だった。ただテイクダウンをした。打撃で劣勢なら、組みに行くのは当然だ。そこからタカヤが言ったように、ダメージを与えるかサブミットしなければならない。

ジャッジが試合を止めて、試合をスタンドに戻したことからもそれは分かる。と同時に、対戦相手がスタンドで何をしたということでもない。ただ立ち上がって、数発ほどクリーンヒットがあっただけだ。3Rにテイクダウンをし、ダメージを与えていればタカシは勝っていた。

多くの人が、タカシが勝っていたと言ってくれた。でも、意味はないんだよ。「勝っていた」では。勝たないと。タカシは長いブランクがあった。色々と個人的な悩みもあって、あの場に立っていたんだから。

──ジャッジの裁定基準は変わりました。そして以前から存在するダメージ重視……ただ佐藤選手にもダメージはなかったです。打撃の攻勢点はダメージ、組みはそうでないというのはどうなのかとは感じます。ヘンリーが言ったように打撃の局面で居心地が悪いなら、組みに行けば良い。それがMMAかと。あの夜、打撃で不利なのに打撃で戦い続け、KO負けする。そんな試合もありました。

ヘンリー そうなんだ。それで負けていれば、キックボクシングだ。あの試合はボクシングか、キックボクシングのジャッジがスコアをつけていたのかな? とにかくMMAは選択肢が多い、その選択を間違えずに戦うべきだ。そして君が言ったようにパンチが当たっても、別にダメージはなかった。

私がジャッジなら、そういう見方はできる。ただ、もう過ぎたことだ。裁定は変わらない。それなら、この経験を生かして前を向くしかない。タカシの身にこれまで何があったか。誰も知らない。でも、私は知っている。あんなに不運が重なって、でも彼は常に前を向いている。ならば、私もタカシと前を向いて進む。

タカシにはそれだけの力がある。タカシはUFCで勝てなかった。2勝5敗だ。そのうちの1人はベラル・モハメッド、今の世界王者だ。グンナー・ネルソン、とてもタフな相手だ。彼がどういう相手と戦って来たのか。イージーファイトは一つもなかった。そのかで、KO勝ちもしている。そんなこと言うのはおかしいと指摘する人間もいるかもしれないが、ファイターには運も必要なんだ。そしてタカシはことごとく不運に見舞われてきた。私にとってタカシは欠かせない人間だ。これからもタカシと戦っていく。

──ヘンリーは本当に選手を想う気持ちが強いですね。もう一つ、世界最高峰のUFCに初戦でタイトル戦を朝倉海選手が戦い、敗れたことを同じ場所を目指す鈴木選手はどのように思っていましたか。

鈴木崇矢 正直、どうでも良いです。朝倉海選手がやってきたこと、どれだけ実績を残してきたのかは理解しています。PPV大会のメインで戦うこと。そして世界戦だったこと、それは朝倉選手が持っているということ。ただ、取り切れなかった。それは実力が足りていなかったから。そして、パントージャが強かった。それだけです。なぜUFCでキャリアを積んでいないのにベルトに挑戦できるんだとかは、全く思っていない。

僕は自分がUFC世界チャンピオンになるためにやっていて。あの試合を見て、多くのことを学ばせてもらったという感想しかないです。ただ、やるだけなんです。

ヘンリー UFCが他の組織から、新しいファイターを投入して何か毛色の違ったことを試みたのは良いことだと思う。ただUFCはレベルが違う。過去14年間、そこを見て指導してきた。RIZINだけじゃない。他のプロモーションのチャンピオンでも、UFCのトップ10になるのは大変だという認識は必要だ。その事実を認めないと。

カイ・アサクラのRIZINでのパフォーマンスを見ると、彼がUFCのトップ10とやり合える力の持ち主で、その可能性があることは明らかだ。そして、ベルトを手にすることも。ただし、パントージャとの力量の差は大きかった。それは経験の違いといえるだろう。それでも日本のファイターが、段階を飛び越えて世の常識を打ち破ろうとしたことは素晴らしいよ。

ただUFCは他のどこのプロモーションとも違う。Bellator もPFLも良い大会だ。RIZINは常に素晴らしいショーをしている。見ていて、本当に楽しい。でもUFCのチャンピオンは別モノなんだ。

ただし、いつの日か──タカヤは、あの場に立つよ。

鈴木崇矢 Yes !!

──ところで鈴木選手がフロリダに行って、どれぐらいになりますか。

鈴木崇矢 5カ月ですね。

ヘンリー 毎日跳ねまくって、ハッピーマンだよ。常に大声で自分の名前を叫んでいて、最初は「誰だ? この日本人は?」って感じだったファイターたちも、すぐに名前と顔を覚えた(笑)。もちろん、それだけでなく優れた才能の持ち主だ。前回のセミナーで彼の動きを見て、キルクリフに来ないかと思っていたんだ。

とにかく一生懸命に練習をしていて、ポジティブなエネルギーを発散させている。それでいて、まだまだ若い。だから、急いでいない。タカシとユーサク(木下憂朔)がいてくれるから、その若さが間違った方向に向くこともない。米国でも試合の機会はあったけど、正しい方向で育てていきたい。

タカヤは日本で5勝1敗だ。でも、米国で戦ったレコードじゃない。日本と米国は違う。ゆっくりと一歩一歩、ステップアップする必要がある。実際、最初のころはジムのロシア人たちのラフなトレーニングでボコボコにされていた。でも5カ月で、かなりの成長を見せている。

米国の実情でいえば20歳のMMAファイターは、めちゃくちゃ若いということはない。それにタカヤにはレスリングのバックグラウンドがない。米国のファイターは7歳の時からハイスクールまで、レスリングをやってきたような連中ばかりだ。

タカヤの打撃は相当なもので、何より目が良い。動きも速い。そして、行かないといけないときに行ける。キルクリフでは、それができないと生き残れない。ただしMMAだけでなく、レスリングも同時に強化しないといけない。二倍の練習量が必要だ。それでもたった1人で日本からやってきたタカシとは違う。既に日本人ファイターがいて、タカシの人間性があって皆、タカヤのことを可愛がっている。2025年は堅実に正しいステップアップをさせたい。

<この項、続く>

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RIZIN ブログ

【雷神番外地】野田蒼vs篠塚辰樹のフルファイト動画が公開

28: 実況厳禁@名無しの格闘家 2025/01/21(火) 19:02:59.93 ID:yGahaREJ0
タツキと野田蒼キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

https://youtu.be/lR6QyUgZkgQ?si=V0jpLJ5_AGKjUXBh

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45 Gladiator ブログ 修斗

修斗250119:第9試合・当真佳直 vs. 山上幹臣

ストロー級

リバーサルジム沖縄所属の当真は2020年以降の8試合すべてが沖縄での試合で、現在6連勝中。ランキングは2位。現王者の田上こゆるとは2022年に対戦しており、判定勝ちしている。28歳。

山上は2011年にストロー級王座を獲得したが、フライ級に上げてROAD FCで2連敗し、一時引退。昨年5月、GLADIATORで10年ぶりに復帰するも3RKO負け。しかし、9月に12年ぶりに修斗に参戦すると、いきなりランカーの黒部から1Rフロントチョークで一本勝ちした。ランキング7位。37歳。

オーソドックスの当真にサウスポーの山上。右オーバーハンドで飛び込んだ当真だが山上はかわす。当真タックルへ。テイクダウンすると首を抱えた。山上立つが、当真はギロチンに捕らえて引き込んだ。アームインからノーアームに切り替えた当真だが、外して脱出した山上。すぐに立ち上がる当真に山上がタックルに入るが、また首をギロチンに抱える当真。山上が押し込んでボディを殴るがブレイクがかかる。山上の左がヒットするが当真の右もヒット。当真詰めて左フックから右を打ち込み山上ダウン!すぐに詰めてパウンドを入れる当真。立ち上がる山上だが、また首をギロチンに抱えた当真。またケージに押し込んで凌ぐ山上。ブレイクがかかる。残り1分。左フックをヒットさせる当真。山上は当真の足をキャッチしてタックルへ。テイクダウン。残り30秒。当真は下からホールドして凌ぐ。1R終了。

2R。左を入れる山上。当真の左がヒットすると山上タックルに。当真は引き込んでハイエルボーギロチン。しかし山上はサイドに出て外した。押さえ込みながら脇腹にヒザを入れる山上。ハーフに戻した当真がまた首を抱える。またギロチンを仕掛けたが、首が抜けて外れる。当真のガード。山上がパウンド・ヒジを入れる。脇腹を殴る山上。残りわずかで体を起こして強いパウンドを入れた。2R終了。

3R。当真からタックルに入るが、受け止めた山上が逆にタックルからテイクダウンを狙う。足を払って倒そうとしたがこらえる当真。ケージを背負いながらヒジで抵抗する。ダブルレッグに入る山上の側頭部にヒジを連打するが、山上は打たれながらテイクダウン。パンチで抵抗する当真。山上が押さえ込もうとする。こらえていた当真だが、山上がサイドで押さえ込むことに成功。押さえ込みながら細かいパンチを入れる山上に対し、当真は下からヒジを脇腹に入れる。マウントを狙う山上だが、ガードの中に入れた当真。残り45秒でレフェリーがブレイク。山上飛びヒザからタックル。当真ギロチンで引き込んだ。絞めるが残り10秒で首を抜いた山上。上からパウンドを入れタイムアップ。

判定30-27当真、29-28山上、29-28山上。2-1のスプリットで山上勝利。

2R・3Rは当真の打撃・ギロチンの仕掛けと山上のコントロールで判断が分かれたか。

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45 AB MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2025#01 ブログ 人見礼王 清水俊一

【Shooto2025#01】人見礼王が1・2Rは打撃でリードするも、3R終盤の減点で清水俊一とドロー

【写真】人見がグラウンドで清水の顔を蹴った…というよりも足が当たった形で減点。人見にとっては悔やまれるドローだった(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
人見礼王(日本)
Draw.0-0:28-28.28-28.28-28
清水俊一(日本)

いきなりサウスポーの人見がスピニングバックキックを繰り出す。組みつこうとする清水だが距離が遠い。清水がインローを蹴ると、人見が右の蹴りと左ミドルを返す。人見は左ストレートから前進し、清水がケージを背負うと左ミドルを蹴る。さらに人見は右のサイドキックと左ミドル。清水は人見が前に出たところでシングルレッグで組んで、人見の左足に絡む形でハーフガードで引き込む。

人見は右ヒジを落としつつ、清水の背中をマットにつけさせ、清水の右腕にアメリカーナを狙う。ここで両者の動きが止まってブレイク。再開後、人見がスピニングバックキックを見せ、前に出て左ストレートを打つ。ここで清水がシングルレッグで組んでテイクダウンすると、人見は清水の左腕にキムラを狙う。

2R、人見が打撃のプレッシャーをかけて前に出る。清水は細かいステップから組みのフェイントを入れて右ミドル。人見はインローを蹴り返し、右フックで飛び込みつつ左ミドルを蹴る。清水が前に出ていくと、人見が右フックから左ストレート。人見はこの左ストレートを顔とボディに打ち分け、右フックにつなげる。前に出る清水が右ストレートから組みつくと、人見は両差しで清水をケージに押し込む。

ブレイク後、人見が右のフェイントを入れ、清水の右ミドルに右フックを合わせる。清水は細かく右ストレートで前進。人見は右フックを返し、左アッパーと右フック、左のロングフックを打ち込む。清水が右ミドルを蹴り、ダブルレッグから引き込むと、人見はハーフガードからヒジを落とす。

3R、人見が右フックから左ストレートで飛び込むと、清水のインローがローブローとなる。インターバル後、人見がステップしながら右フックを打つが、ここで足を負傷したか、人見はステップを踏めずに足が止まる。清水は前に出て左フックを当て、人見は右フックと左ミドルを返す。

ここで清水がシングルレッグでテイクダウンすると、人見の後ろに回り込む。清水は立ち上がろうとする人見を寝かせ、足を四の字に組む。清水は細かいパンチを入れながら腕十字を狙い、人見も足を外して正対しようとするが、清水がバックキープを続けて人見の右足に二重絡み・シングルバックへ。ここで清水が股裂きのような形になると、人見の左足が清水の顔面に当たってしまい、清水にインターバルが与えられ、人見は減点1となる。

同じ状態から試合再開となり、両者が足関節を狙いあったところで試合終了。判定はジャッジ3名とも28-28のイーブン、人見としては3R終盤の減点1が悔やまれるドローとなった。


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45 Report UFC UFC311 ケヴィン・ホランド ブログ ライニア・デリダー

【UFC311】元ONE二冠のデリダーが、一発も被弾せずTD~バック奪取→RNCでホランドから一本勝ち

<ミドル級/5分3R>
ライニエ・デリダー(オランダ)
Def.1R3分31秒by RNC
ケヴィン・ホランド(米国)

開始早々にデリダーは距離を詰めて、右を当ててシングルレッグへ。テイクダウンに成功すると、ホランドを担ぎにいきつつガードの中に収まる。腰を上げ、エルボーを落として足を捌きにいくと、ホランドがヒールキックを繰り出す。デリダーはガードが割れず、エルボーやパンチを見せるがさほど効果的ではない。それでもケージ際に押し込み、左右のパウンドを打って行く。さらに足を捌いてパスを狙うと、嫌がって背中を見せたホランドに飛び乗る。

ワンフックで頭を支点に前転したデリダーがボディトライアングルをセットすると、ホランドは一発のパンチも当てることができない展開でタップを強いられた。「凄くハピーだ。ケヴィン、試合を受けてくれてありがとう。トップ5と戦いたい。ヘンリー・フーフトとたくさん打撃の練習をしてきたけど、狙いはRNCだった。凄く滑ったけど、キムラグリップで耐えた。柔術!! 誰とでも戦う。良い試合をしたい。できればトップ5と、チャンスをくれ」とデリダーはオクタゴン2勝目に笑顔を浮かべた。


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45 LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC311 アザマット・ベコエフ ザック・リース ブログ

【UFC311】LFAミドル級王者アザマット・ベコエフが、パウンドでリースを失神させオクタゴン初陣を飾る

<ミドル級/5分3R>
アザマット・ベコエフ(ロシア)
Def.1R3分04秒by TKO
ザック・リース(米国)

LFAミドル級王座を2度防衛して、UFCとサインしたベコエフのオクタゴン初陣。サウスポーのリースが左ハイをまず見せる。前に出て圧を掛けるベコエフはヒザを腹に受けながらシングルレッグへ。エルボーを被弾しつつテイクダウンを決めたベコエフは、リースの腕十字を防いだガードの中に収まる。立ち上がったベコエフは蹴り上げを食らい、ヒザをつきなおす。リースは下からエルボーを続け、ベコエフもパウンドを落とす。足をきかせて、蹴り上げを繰り出すなど下からコントロールできているリースが腰を切って腕十字を狙う。

ベコエフがここで鉄槌を落とし、右のパンチを効かせると勢いを増して左の拳を連打。頭が揺れるリースを見て、レフェリーが試合を止めた。

「LA、強くいよう。消防士の皆、本物のファイターだ。トップ15の全員と戦う。ATTで練習しているから、第二のホームであるマイアミで戦いたい」とベコエフは話した。」


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45 Report UFC UFC311 アイリン・ペレス カロル・ホサ ブログ

【UFC311】ホサのロー&カーフよりも手数とTD。ペレスが判定勝ちでオクタゴン5連勝に

<女子バンタム級/5分3R>
アイリン・ペレス(アルゼンチン)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
カロル・ホサ(ブラジル)

ガードを固めるペレスに対し、ホサはフェイントをかけながら距離を詰める。ペレスがボディロックで組むも倒せず。一度離れたペレスが、ホサの右ストレートを受けながらもダブルレッグで飛び込み、しっかりと背中を着かせた。ハーフガードから潜るホサを押さえ込むペレス。ホサがクローズドガードに戻すと、ペレスは両脇を差す。右側へ足を一本越えたペレスだが、ホサのZハーフに防がれると立ち上がる。

シングルレッグに失敗したペレスに、ホサが右ローを打ち込む。スイッチしながら左右にステップを踏むペレスが、ホサの右ローをキャッチしようと試みたが掴めない。下がるペレスの右スピニングバックフィストが、ホサの顔面を捉えた。しかしホサの左ローもヒット。さらにホサの右カーフを受けたペレスのほうが挑発するも、ホサは乗らなかった。

2R、ペレスが左ジャブ、左前蹴りでホサの前進を防ぐ。ホサの左インローが内ももを捉えると、ペレスがローブローをアピールした。中断後もホサがプレスをかけ続ける。ペレスが組んでホサをケージに押し込むが展開できない。離れて回るも、ケージを背負わされるペレス。しかしホセにも明確なヒットがあるわけではなく、細かく手を出しているのはペレスだ。

ペレスの左ミドルを受けたホセが右を伸ばすも届かず。ホセはペレスの打ち終わりに右カーフを打ち込む。徐々にホサのロー&カーフが効いてきた。ホサの左跳びヒザをキャッチしたペレスが、粘る相手をグラウンドに引きずり込んだ。ハーフガードのホサに対し、ペレスは左腕を枕にして胸を合わせ、パンチで削っていく。ホサのブリッジを防いだホサは、逆サイドに回り押さえ込み続けた。

最終回、ペレスが距離を取ってローを打ち込む。右ストレートを伸ばすホサ。頭を下げたペレスに、右を打ち下す。ペレスはサウスポーにスイッチして左に回るが、ホセのロー&カーフで足が流れてしまう。ペレスの右スピニングバックフィストをかわしたホセが、打ち終わりに連打を放つも届かず。しかし下がるペレスにローを打ち込み続ける。

ペレスが組みつき、ボディロックでケージに押し込んだが、ホセが差し返して離れた。プレス&ローを続けるホセ。左フックを受けるも、ロー&カーフで攻め立てている。両足が赤くなっているペレスは、右スピニングバックフィストをブロックされた。ホセも右スピニングバックエルボーを外したあと、距離を詰めて試合を終えた。

プレスをかけるもクリーンヒットがロー&カーフのみだったホサか、下がりながらも細かく手を出し続け、テイクダウンも奪ったペレスか――ペレスがユナニマス判定勝ちでオクタゴン5連勝を飾った。


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45 MMA MMAPLANET o Report UFC UFC311 ブログ ベルナルド・ソバイ リッキー・トゥルシオス

【UFC311】疲れても攻め続けるベルナルド・ソパイが、トゥルシオスを下しオクタゴン初勝利

<バンタム級/5分3R>
ベルナルド・ソパイ(アルバニア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
リッキー・トゥルシオス(米国)

昨年11月に組まれていたがトゥルシオスが、減量中に体調不良に陥り流れていた一戦。デビュー戦は3日前のショートノーティスで受け、UFCで戦う権利を得たソパイにとって真価が問われる戦いとなる。「ハッ」と大きな声を挙げ、いきなりスイッチしたトゥルシオス。ソパイは前蹴り、トゥルシオスが右ミドルハイを蹴って行く。左に回るトゥルシオスに対し、右ハイを蹴ったソパイが慎重に距離を詰める。

トゥルシオスは右カーフ、直後にソパイが右を当て右カーフを蹴り返す。ソパイもスイッチを織り交ぜ、カウンターの左を入れる。遠い距離から蹴り中心のトゥルシオスはカーフを蹴られ、詰めて組んでいく。ソパイは首相撲&ヒザ蹴りを繰り出すが、ケージに押し込まれる。回って離れたソパイは蹴りをキャッチされても、テイクダウンを許さずがぶる。ここでトゥルシオスはボディロックからテイクダウンを奪いと、一気にバックへ。前方に落としたソパイは、バタフライガードをボディロックで捕獲。スタンドに戻ってエルボーを打ち込んで、距離を取り直す。右をヒットさせたソパイに対し、トゥルシオスがロー蹴り込んでクリンチ、時間となった。

2R開始直後、右ハイを蹴ったソパイ。トゥルシオスが前に出て右ミドルを2発、ソパイの右に組みつくが切られる。ソパイの右カーフでトゥルシオスの軸が乱れる。トゥルシオスは右ローを続けるが、左回りの移動に重いを右を被弾する。拳の圧で明らかに上回るソパイは、組まれても腰に乗せて投げトップを取る。レッスルアップのトゥルシオスだが、首相撲からのヒザを腹に受ける。ケージに押し込まれたソパイは、回って間合いを取り直す。ここから首相撲&ヒザを再び見せる。トゥルシオスは攻撃を受けながら前に出続けると、ソパイの息が上がって来たか。

トゥルシオスは右を当て、逆に首相撲からヒザを繰り出す。ヒザを返したソパイは、続くダブルレッグを切って右エルボーから左フックを打ち込む。そしてシングルに出て軸足払い、相当に疲れたトゥルシオスは殴られながら組んでいった。

最終回、直ぐに距離が近くなりソパイの右前蹴りが腹を抉り、続くワンツーでトゥルシオスがダウン。組もうとするが顔面を殴られバックを取られるトゥルシオスは、ハーフガードもエルボーを落とされる。それでもシングルで組みついたトゥルシオスは、ヒザ蹴りをキャッチして上を取ろうとする。すぐに立ち上がって打撃の距離を取ったソパイが、前に出てくるトゥルシオスを首相撲に取られる。顔面を真っ赤に染めたトゥルシオスは、離れたソパイのテンカオの餌食に。さらに力の無い蹴りをキャッチされる。ソパイは打撃でいくと決めたか、掴んだ足をリリースして距離を保つ。粘るトゥルシオスはパンチを振るって組みつくと、テイクダウンから一瞬にバックへ。ソパイも即前方に落とし、スクランブルからボディロックていうダウンを決める。ソパイはサイドで抑え、スクランブルのトゥルシオスを突き放す。

残り1分40秒、右アッパーから左フックのソパイに対し、トゥルシオスがローを蹴る。両者疲れが見えるなか、明らかにダメージがあるトゥルシオスは跳びヒザを受けそうになる。それでも前に出てヒザ蹴り、アッパーを被弾したトゥルシオスがテイクダウン狙いを切られる。最後の10秒を切り、左後ろ回し蹴りで姿勢を乱したソパイが三角絞めを仕掛けたところでタイムアップに。攻め疲れはあったが、その攻めがないと生き残れない世界最高峰でソパイが3-0の判定勝ち。

「クレイジーファイトだった。ベルトを獲りにUFCに来た。そして戦いを皆に見せに来たんだ。こんな経験は過去になかった、最高だよ。8カ月、ずっと準備をしてきた。前の試合はキャンセルになったけどね」と勝者は話した。


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