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【Bellator272】堀口恭司戦へ。好漢セルジオ・ペティス─02─「兄が日本で戦った時、僕は高校生だった」

【写真】タイトル奪取後に、前王者のアルチュレタと健闘を称え合う。その言葉通り、対戦相手をリスペクトしているセルジオだ(C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272で、Bellator堀口恭司を相手に世界バンタム級王座防衛戦を戦うセルジオ・ペティス・インタビュー後編。

平本蓮とのタッグで、堀口戦に挑むセルジオは想像をはるかに超えた物静かで、重みのある言葉を紡いでくれた。

<セルジオ・ペティス・インタビューPart.01はコチラから>


──マーシャルアーツに専念しているから、トレーニングキャンプでなく常日頃から試合に出られる状態を創っている……もう生き方ということですね。

「そう、僕の人生だよ。とてもシンプル。ジムから家に戻り犬を抱き、フィアンセと過ごす。またジムへ行き、家に戻る。食事をして、ジムへ行く。それを毎日繰り返しているんだ。ファイトキャンプ期間だろうが、そうでなかろうかずっとジムにいる。

そうしていたいんだ。これから先の4~6年をいかに戦っていくか。そのためには常に自分のことをケアしていかないといけない。白髪が増えていくなかで良い環境に置き、自分を癒していくことがキャリアを長く続けるうえでアドバンテージになってくる。そしてファイターだけでなく、人間として成長していきたんだ」

──素晴らしいです。ところでBellatorがRIZINとの協力関係により2019年には日本大会を開き、選手の交流もありました。今後、このクロスプロモーションを発展させていくとスコットやRIZINの榊原代表が公言しています。この件について、セルジオはどのように考えていますか。

「素晴らしいことだよ。僕のキャリアはほとんどを米国で過ごしてきた。まずメキシコで戦ったけど、この世界の他の地域で戦いたいと思っている。その地を訪れ、街を見て、人と触れ合い、文化を知る。僕の兄は東京で戦っているけど(2012年2月26日、さいたまスーパーアリーナにおけるUFC144でのジョー・ローゾン戦)、僕もそういう経験をしてみたい。地球の反対側で、いつもと違う相手と戦ってみたいんだ」

──アンソニーがジョー・ローゾンを左ハイキックでKOした時、セルジオは日本に一緒に来ていなかったのですか。

「僕はまだハイスクール・スチューデントだったんだ(笑)」

──本当ですか。つい先日のようにも感じるのに、もうそんなに昔の話になるのですね。

「そうだよね(笑)。高校で授業を受けないといけないから、日本に行けなかった。確かジュニア(3年生=11年生)か、シニア(4年生=12年生で最上級)だった。あの時のアンソニーは美しいパフォーマンスを見せていたよね」

──これこそ本場のUFCだと日本のファンも多いに盛り上がりました。

「アンソニーは『コーナーの声がメチャクチャ聞こえるんだ。凄くファンがファイターを尊敬してくれていて。本当に会場が静かなんだ』って僕に話していたよ。米国の会場やファンと日本の会場の雰囲気と比較して、日本の会場がどういうものかアンソニーが教えてくれた。

スポーツとして、素晴らしいよね。そういうところで戦いたい。僕はトラッシュトークをして、相手選手を必要以上に貶めるとか嫌なんだよ。僕たちはアスリート、マーシャルアーツの有り方として普段から良き人間であるべきだと考えている。確かに僕らはファイターでケージのなかで戦う。でも、最後は人間性が大切だし、行き着くところはそこだと思っている」

──米国MMA界のメインストリームを歩んできたセルジオが、そういう考えの持ち主だとは思っていなかったです。

「アハハハ」

──ところでBellatorが次にワールドGPを開催するなら、それはバンタム級になるという噂です。

「その話は僕の耳にも入って来るよ。きっとGPが行われるってね。GP系の試合は経験がないから、凄く楽しみだよ。100万ドルを手にするチャンスでもあるしね。バンタム級の選手にとって、良い話だ。タイトルマッチを戦うまでに至らない選手にも、タイトル挑戦の機会が与えられ、優勝賞金を手にするチャンスが巡って来るんだから。

短期間に3試合、4試合と戦う。それが僕にとってアドバンテージにあると思っている」

──そうなのですか。とはいえばベラトールのGPスタイルは5分✖5回戦、王者は毎回防衛戦と他で見られるGPよりハードです。実際、ウェルター級ワールドGPでローリー・マクドナルドは心身ともに疲弊し、フェザー級GPでもパトリシオ・フレイレは王座を失いました。

「ローリーもピットブルも、それまでの試合数が多い選手達だ。ローリーはUFC時代に確実にダメージを蓄積している。パトリシオも37とか38戦目だった。僕はまだ26試合しか戦っていない。幸運にも大きなケガもせずにキャリアを重なることができた。

骨折したこともないし、後を引くようなカットもない。僕に戦い方はGPフォーマットに合っている。しっかりと相手の動きを見て動き、体にダメージを受けていない。それでいてアグレッシブに戦っているし、本当に僕のファイティング・スタイルは、GPを勝ち抜くにはパーフェクトさ。

まずは12月3日、キョージ・ホリグチとの試合に勝ってからだけどね」

──堀口選手との世界戦、どのような試合を世界に発信したいですか。

「これまで通りアグレッシブに戦う。フアン・アルチュレタ戦も悪くなかった。でも、もっと良い試合ができる。今回の試合にむけてオフェンス、ディフェンスともに磨いてきた。レスリングゲームも柔術ゲームも含め、全ての局面で進化している。別の世界のチャンピオンを相手に、自分を試すことができる。最高に楽しみだよ」

──セルジオ、今日は色々と話していただきありがとうございました。日本でこの試合を視るファンに一言お願いします。

「ホリグチという世界のベストファイターを相手に、最高の試合をしたいと思う。僕らの試合に楽しみにしてほしい。日本のファンにも、世界中のファンにとっても最高の戦いをしたい」

■視聴方法(予定)
12月4日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

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BELLATOR Bellator270 MMA パトリシオ・フレイレ パトリッキー・フレイレ ピーター・クイリー ボクシング

【Bellator270】アイルランドの悲劇。クイリー、2Rに壮絶KO負け。パトリッキーがライト級王者に

<Bellator世界ライト級王座決定戦/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
Def.2R1分05秒by KO
ピーター・クイリー(アイルランド)

クランベリーズのゾンビを大熱唱し、クイリーを迎えるダブリンのファン。世界王座奪取にこれ以上ない空気となったクイリーが、右を蹴って頭から突っ込んでいく。離れたフレイレはワンツーでロング右フック、そして左ジャブ。ガードを固めるクイリーに左ボディを打っていく。

スイッチしロー、ジャブのクイリーは左ミドルを蹴っていく。フレイレはボディを続け、クイリーが右前蹴りを入れる。左右のボディと腹を攻め続けるフレイレに対し、クイリーが右ロー、そしてジャブを伸ばす。ボディから右を放ったフレイレはローで体が一回転も右クロスを打ち込む。変わらずガードを固めるクイリーに、そのガードの上からパンチをまとめたフレイレがヒザを突き上げる。

クイリーはしっかりと守り、フレイレが左ミドルを入れる。左右のフック、そしてボディフックと手数で上回るフレイレのラウンドとなった。

2R、ローにフックを合わせたフレイレ。クイリーもガードを固めず、攻撃姿勢を見せる。しかし、アイポークがあり「二重に見える」というフレイレにドクターチェックが入るが、結果的に試合は再開される。

ジャブから右、ローを繰り出すクイリーに対し、触れフレイレもワンツーフックからローを入れる。直後に右クロスでダウンを喫したクイリーは、立ち上がると左フックを受けて転がるようにケージ際へ。ここで立ち上がるが左右のパンチを打ち込まれ、レフェリーが試合をストップ。パトリッキー・フレイレが、パトリシオ・フレイレの返上したベルトをその腰に巻いた。

呆然自失のクイリー、ギャラガーに続きクイリーの敗北──ダブリンの悲劇となった。「彼は蹴り合いに応じると思っていただろうから、ボクシングに徹したんだ。アイルランドは美しい国で大好きだ。ギネス、ギネスを飲もう」というフレイレの言葉に、ダブリンのファンも声援で拍手と声援で応えた。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator265 MMA YouTube アダム・ボリッチ キック ジェイジェイ・ウィルソン ジェレミー・スティーブンス パトリシオ・フレイレ ボクシング

【Bellator265】ジェイジェイ・ウィルソン─02─「ピッチブルとライト級戦なら、AJはベルトを返上すべき」

【写真】絶対の自信をもって、アダム・ボリッチとの戦い臨むジェイジェイ(C)BELLATOR

20日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov 」。同大会のコメインでアダム・ボリッチと対戦するジェイジェイ・ウィルソン・インタビュー後編。

波乱万丈の10代を母国ニュージーランドで過ごし、柔術世界王者になるためにカリフォルニアに移り住んだ無敗の新鋭はMMAを戦うことでファンダメンタル柔術を身につけた。

そしてレスリングコーチからノーギ柔道を習い、絶対の自信をもってボリッチ戦に挑む。

<ジェイジェイ・ウィルソン・インタビューPart.01はコチラから>

──米国のMMAファイターはレスリングは熟知していますが、柔道はそれほどでもないのが実情です。フローレス・コーチの存在はアドバンテージになるのではないですか。

「フリースタイル・レスリング、フォークスタイル・レスリングとともに、ノーギ柔道の練習を続けてきた。もちろん、僕のノーギ柔道を使ってレスラーとレスリングをしても勝てない。でも、MMAマッチだと柔道テクニックは凄く効果的だ」

──ケージ際で胸を合わせて組むことが多く、そこで柔道の足技を使う機会は多そうです。

「コーチは柔道スローの名前を教えてくれるけど、あんまり覚えられなくて(笑)。ケージを背負った相手には、小内刈りや大内刈りを多用している。アンダーフック、ダブルアンダーフックからとても有効だからね。足が外に出せる時は大外刈りも使う。

特に僕がケージを背にした時は大外刈り、エルボーが自由な時は内股だ。内股が好きなんだよね……でも大外刈りかな、MMAでクールなのは(笑)。実際に去年の1月にマリオ・ナヴァーロ戦で大内刈りを決めているからね」

──柔道スローのアドバンテージを持つジェイジェイですが、柔術、打撃、レスリングをミックスしてMMAファイターとスパーリングすることは?

「MMAのスパーリングはLAのブラックハウスに行ったり、サンディエゴでもスパーリング・パートナーを見つけることは難しくないよ。そしてアダム・ボリッチはレスリングを知っていても、柔道は知らないだろう。フットスイープの防ぎ方を知らないはずだ。彼にとって厳しい時間になるはずだ」

──そのボリッチは既にワールドGPで戦い、ランク的にも上にいます。

「素晴らしいキックボクサーだよ。そして僕もさっきも言ったように16歳の時からキックボクシングを戦ってきた。20戦以上戦い、15試合はプロファイトだった。

今もジェレミー・スティーブンスのコーチなんかとキックの練習を続けているし、過去2試合でのノックダウンを奪っている。とはいってもこの試合はMMAだ。ボリッチはレスリングや柔術は、そこまでの選手じゃない。だから、レスリングや柔術を避けてキックボクシング・マッチを戦いたがる。彼に試合の主導権を握らすことなく、グラップリングマッチに持ち込むよ。アダム・ボリッチの嫌がる試合展開に持ち込み、フィニッシュする」

──ジェイジェイがGP出場者に勝てる力があることは、ペドロ・カルバーリョをフィニッシュしたことで明らかとなっています。

「ペドロ・カルバーリョは僕の力を試す、最高のテストだった。そして最高のパフォーマンスを見せて、パウンドアウトできた。あの試合で前に進む自信をつけることができた。特にアダム・ボリッチと戦うことに対して、ね」

──ところでパトリシオ・フレイレ政権が終わり、AJ・マッキーがBellatorフェザー級戦線を統べる存在になっています。

「ピッチブルが今度、どうするのか分からない。ライト級に専念するのか、あるいは引退するのか。僕とアダム・ボリッチの試合は、ナンバーワン・コンテンダーを決める試合だ。僕は待たされるのが嫌いだから、この試合で勝ってAJに挑戦したい。

AJはまたピッチブルとライト級王座を賭けて戦うというのであれば、フェザー級のベルトは返上すべきだ」

──ではタイトル挑戦権を手にするために、どのような試合を金曜日の夜はしたいと思っていますか。

「僕がタイトルに挑戦するに値するファイターだと、皆に理解してもらえるようなデモンストレーションファイトをして、必ずボリッチを仕留める。

この試合は接戦にすらならない。ジェイジェイ・ウィルソンが、アダム・ボリッチより優れたファイターだと証明するための試合なんだ。そして、僕は世界一に値するファイターだと、見せつける。

ジェイジェイ・ウィリスが何者か、日本のMMAファンもそうだし、世界のMMAファンが知る試合になるから楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator265対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
ダンテ・シーロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケルヴィン・ティラー(米国)
モルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー(ブラジル)
テイラー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ブライス・ローガン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ベン・シモンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン(米国)
ディヴェン・フィッシャー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ケヴィン・チルズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
コーリー・モーゲンバーグ(米国)

2019年ノーギワールズ茶色ライト級3位

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator265 MMA YouTube   アダム・ボリッチ キック ジェイジェイ・ウィルソン ジェシカ・ペネ パトリシオ・フレイレ ブラジリアン柔術 ベラトール ボクシング

【Bellator265】ボリッチ戦へ。”マオリキッド”ジェイジェイ・ウィルソンはグレイシーとノーギ柔道の融合体

【写真】こう見えてノーギワールズ2019の茶帯ライト級で3位になるなど、柔術でも実績を残しているジェイジェイ。アンディ・ムラサキともプロ柔術で対戦経験がある(C)BELLATOR

20日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴン で開催されるBellator265「Kongo vs Kharitonov 」。

イベント名にあるように同大会のメインは、ヘビー級のチーク・カンゴ✖セルゲイ・ハリトーノフだ。とはいえ、黄昏のヘビー級対決は米国のTV MMAファンの受けは良いかもしれないが、MMAファンであれば絶対的に興味の対象はフェザー級のジェイジェイ・ウィルキンス✖アダム・ボリッチになるに違いない。

ボリッチは既にフェザー級ワールドGPに参戦し、準々決勝で敗れたものの破壊力十分の打撃でAJ・マッキーJr時代のベラトール・フェザー級戦線で中軸を担うことが期待されている。

対してウィルソンは、MMAキャリア8勝で日本での知名度も正直高くない。しかし4月には同じくフェザー級ワールドGP出場者で、準々決勝でパトリシオ・フレイレの持つ世界王座に挑戦しているペドロ・カルバーリョを圧倒して、2R0分53秒でTKO勝ちを収めると、一気に注目されるようになった。

マオリ・キッドの異名を持つキウイMMAファイターに初インタビューを行うと、その格闘技キャリアは現代MMAを戦う新鋭とは思えない意外な要素が散りばめられていた。


──20日にアダム・ボリッチと対戦しますが、調子はいかがですか。

「これまで以上にやる気だよ。凄くエキサイティングな試合だし、皆をちょっと驚かせてやろうと思っている」

──MMAデビュー以来3年間で8連勝、負け無しで注目度がアップしているジェイジェイはマオリ・キッドの異名を持ち、ニュージーランド人ということですが、MMA戦績は全て米国で挙げたモノです。

「僕はニュージーランドで生まれ育ち、3年前から米国のサンディエゴに住むようになったんだ」

──だからMMAの試合は全て、米国で戦っているのですね。

「もともとMMAを始めたのはニュージーランドだよ。15歳の時に……えぇと、僕は言ってみれば問題児だった。悪ガキ仲間がポリスともめて、そのポリスの署長の勧めでジムで練習をするようになったんだ。そいつがちょっとしたフードを買って『一緒にジムに行くなら、金は要らない』って言うんだよ。ついていくとブラジリアン柔術のクラスだった。その1回の誘いで、僕は柔術は夢中になったんだ。

初日はビギナー柔術クラスで、凄く楽しかった。でも次の日はアドバンスド柔術クラスだったから、ジムの皆が『明日は来ない方が良い』と言ってきたんだ。うるせぇよと思って言うことは聞かなかった(笑)。以来、ジムを離れたことはない」

──アハハハハ。

「当時、僕はホームレスで住むところもなかったんだけど、7~8カ月と休むことなく練習を続けて、ジムで寝泊まりすることを許されるようになったんだ。それから3年ぐらいジムで寝起きしていたんだ」

──なんと、軽く振り返っていますが、なかなかタフな10代を過ごしていますね。ただ練習していたのは、柔術であってMMAではなかったのですか。

「ニュージーランドはキックボクシングの強豪国だ。15歳で柔術を始めて、16歳でキックの練習をするようになったよ。その2週間後にはもう試合に出ていた(笑)。柔術も続けていたし、キックに続いてレスリングの練習もするようになり、MMAを戦うようになったんだよ。全てニュージーランド・トップチームで、トレーニングしていたよ」

──では米国で移ったのは、MMAを戦うためですか。

「ノー。柔術の世界チャンピオンになるためさ。そのために僕はカリフォルニアに移り住んだんだ」

──柔術でムンジアル王者を!!

「ニュージーランドの柔術も成長しているけど、レベルは高くなかった。対して、ここカリフォルニアの柔術は最高レベルにある。今でもブラジルよりも上だと思う。サンディエゴではアリアンシ・サンディエゴのジョニー・ファリアに、本当に色々なことを学んだ」

──ジョニー・ファイア……ジョアオ・ファリアですね。競技柔術で世界チャンピオンを目指すということは、ダブルガードや50/50ゲーム、MMAとは違う寝技を磨くためにカリフォルニアに移ったと。

「そうだよ。デラヒーバ、ベリンボロ、リバースデラヒーバ、50/50を使うゲームが大好きだった。ニュージーランドでも数多くのアマチュアMMAで戦っていたし、IMMAFの世界大会にも出場しているけど、黒帯でワールドチャンピオンになるには、モダン柔術の修得は必須だし、全てを習得しようと練習に励んでいた。

そんな時にまたMMAで戦う機会が巡って来て、オールドスクール柔術を習うことになったんだ。トップ重視、相手を殴ることができるポジション、そして下になって殴られないガードワークをね。

ベリンボロはアメージングな技術だよ。ベリンボロからバックを取って、相手をフィニッシュできれば最高さ。でもMMAでそれは無理だ。MMAを戦うようになって、ファンダメンタル柔術の技術を習得することになったんだ」

──Vale Tudoに通じる柔術を今のアリアンシで学ぶことはできたのでしょうか。

「ジョニー・ファリアは、もともとフラヴィオ・ベーリンギの黒帯だよ」

──フラヴィオはエリオ・グレイシーの高弟です。

「そう。だからジョニーはグレイシー柔術の黒帯なんだ。グレイシー・ウマイタ系の道場を初めてサンディエゴに開いたのが、ジョニーだ。その後、ウマイタと決別してファービオ・サントスからジャカレ・カバウカンチと繋がって、アリアンシになったけど。

彼のファンダメンタル柔術は、今も凄く機能的でMMAにもの凄く適している。ジョニーはそういう柔術のマスターなんだ、8歳の時から練習してきたんだから」

──それは興味深いです。とはいえ、どれだけ柔術の基本を学んでも、今のMMAは打撃とレスリングが非常に大きな要素になっています。サンディエゴは多くのMMAのジムもありますが、MMAのトレーニングはどこで行っているのですか。

「全ての柔術の練習はアリアンシで行っている。そしてレスリングはジャスティン・フローレスに指導を受けているよ」

──ジャスティン・フローレスはロンダ・ラウジーの柔道コーチだった人物では?

「その通りだよ。ジャスティンは柔道の全米王者に3度なっていて、米国ナショナル・チームのヘッドコーチだったけど、実はレスリングでもネブラスカ大出身のD1レスラーでもあるんだ。そしてMMAではロンダだけでなく、キャット・ジンガーノ、ドミニク・クルーズ、ジェシカ・ペネの指導もしているよ」

──そうなのですか!! ジェイジェイのMMAキャリアは、興味深い話ばかりですね。

「アハハハハ。ジャスティンとは、もう3年ほどずっと練習してきた。彼との練習で、今やD1レスラーをテイクダウンできるようになったよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月14日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator265対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ(フランス)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ボリッチ(ハンガリー)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
ダンテ・シーロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケルヴィン・ティラー(米国)
モルセーロ・ゴルム(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー(ブラジル)
テイラー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ブライス・ローガン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
ベン・シモンズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドーン・ジョンソン(米国)
ディヴェン・フィッシャー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ベイリー・ショーンフェルダー(米国)
ケヴィン・チルズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
コーリー・モーゲンバーグ(米国)

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AJ・マッキー Bellator263 Interview Special パトリシオ・フレイレ ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その参─AJ・マッキー ✖パトリシオ・フレイレ「危うい」

【写真】ハイキックからパンチを纏め、最後はギロチン。この勝ち方はインパクトが大きい (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年7月の一番、第三弾は7月31日に行われたBellator263 からBellator世界フェザー級選手権試合=AJ・マッキーJr✖パトリシオ・フレイレ戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ7月の一番、最後の試合は何になるでしょうか。

「AJ・マッキー✖パトリシオ・フレイレの試合ですね」

──おおBellator世界フェザー級選手権試合。フレイレが王座をAJに明け渡した一戦です。

「まぁ、パトリシオの評価ってライト級でマイケル・チャンドラーに勝ったことで爆上がりしているということなんです。チャンドラーに勝ってからは絶好調だったのが、今回は風水的に悪いような感じがしていたんです」

──風水ですか(笑)。

「風水……バイオリズムというのか、何かファイターにはあるじゃないですか。流れ、気運、巡り合わせというものがマッキーに傾いていたように感じました。それは向かい合った時にも分かったように、AJ・マッキーが強かったというのはありますけど」

──それって試合前から感じていたことですか。

「いえ、50/50だと思っていました。結果、この試合はAJ・マッキーがあの勝ち方をしたから話題になったと思います」

──勝っている間は過去の対戦相手を比較して、経験豊かな選手の方が有利だと思ってしまうきらいがあります。

「あぁ、それは分かります。MMAは打撃系格闘技と違うから、頭抜けている選手がいたとしても、戦って強くなる部分が強いですからね。この2人は特に勝ち方も良いですからね。究めてベラトールらしいマッチアップだと思いましたね」

──ベラトールというパッケージで見れば、もう最高の顔合わせであり、最高のストーリーです。

「そこなんです。そうなんですよね……。AJ・マッキーはジョージ・カラキャニャンに勝った時に強いなって思い、そこからダリオン・コールドウェル、そしてパトシリオに勝つ。まぁ、認めざるを得ないです。

と同時にあの勝ち方をしていると、それがBellatorだけで見ることができなくなります。Bellatorで見ればAJが最強です。そして国内との繋がりで、UFCよりBellatorの方が親近感を持っているファンの人もいる。そういう層もあって『AJ、最強』とかっていう反応もあります」

──そうなのですね……。

「危ういです。全く、そんなこと思えないです。UFCへ行っても活躍できるって言っちゃう人が出てくるんです」

──それだけ期待させる試合だったと思います。そして、それがBellatorだけの世界観が持てない。UFCがこの世界を総ていることが浮き彫りになります。

「でも、UFCで活躍できると思いますか」

──活躍できるかどうか、嫌らしい見方をしてマックス・ホロウェイ戦が見たいと思いました。お手並み拝見的な感覚で。

「あぁ、そうなんだ。僕は全然思わないです。ザビット・マゴメドシャリポフに勝てますか?」

──マゴメドシャリポフは無冠の帝王ですよ、UFCでも。

「だから僕はAJ・マッキーはマゴメドシャリポフ、ホロウェイ、アレックス・ヴォカノフスキーの戦いの輪に割って入れるとは思わないし。そこに行き着くまでに攻略されてしまうだろうなって。

ウィル・ブルックスは失敗し過ぎて。でもエディ・アルバレスのようなケースもある。そこは個々の力だからUFCだ、Bellatorだといって判断はできない部分はありますけど、まぁ攻略されちゃうよなって思っています。

そこがPFLとの違いですよね。PFLはPFLで完結できるだけ、選手の答え合わせが済んでいます。でもAJ・マッキーは違うので、どこまでやれるんだろうっていう見方ができるからUFCが関係しちゃってくるんですよね」

──UFCで戦うところを見てみたい。そうファンから思われることはUFC以外で戦う選手にとっての価値として、最高のモノだと思います。実際、UFCから他に流れる場合──チャンピオンが出ていくことはないわけですし。

「そうなんです。要はUFCを離れるのは都落ちです。トップは動かないです。だからBellatorにいて、UFCから流れてきた選手と戦ってもUFCに行くまでの面白さはない。

確かに、この大会はとても面白かったです。勝負カードが揃っていて。ただし、エマニュエル・サンチェスにしても元UFCのマス・ブーネルに負けちゃうんわけで。フアン・アルチュレタがセルジオ・ペティスに負けたように。ここで答え合わせが済んでしまうんです」

──AJ・マッキーがBellatorでこれ以上輝くことが難しくなってしまいますね。

「だからUFCから落ちてきた人間よりも、BellatorがUFCは取りたがらないロシア人とか見つけてきて、やらせるとかの方が面白いですよね。それ以外は、やっぱりパトリシオ戦の勝ち方を見ちゃうと見劣りするだろうし。無慈悲な見方ですけどね、色褪せて見えます。だからってUFCで──となるのは、勝手な見方でなんですけどね」

──マイケル・チャンドラーの位置で行かなければ、マッキーも下手な商売になってしまいますし。

「AJ・マッキーはその位置にあるかと思います。ただし、AJ・マッキーがUFCにいっても甘くない。そう思いますね。でも、そういう問題を抜きにして、Bellatorのパッケージは優れていて、面白い大会を開いています。実際、裏のUFCより面白かった」

──あのカードをUFCが組んでも、面白くない。でもBellatorだと面白いというのは確実にあるかと思います。

「きっとあの日の2つの大会を見ると、プレリミでも強いのはUFCなんです。Bellatorはロシア勢があれだけ出てきて、ウスマン・ヌルマゴメドフに横から当てるヒザ蹴りのKOや、ブレント・プリマスがイスラム・マメドフにラバーガードを使って殴らせないとか──僕がなぜか乗れないゴイチ・ヤマウチも含め、UFCにはない面白さなんですよね。

それに──そもそもイベント内容をUFCと比較されちゃうところが、もう凄いことで」

──なるほど、その通りですね。

「Bellatorで戦っていたら、強くなれますよ。だから日本の選手もUFC、UFCって言っているけど、フェザー級とかバンタム級の選手はBellatorで勝てるのかって話になるんです。SASUKE選手と工藤の時と被っちゃいますけど、世界とかいうなら、もっとマニアックに色々と見ないと。UFCが見えていて、Bellatorが見えていないってことがそもそもおかしくて。

『マッキーがRIZINに来たら』って意見も見ました。皆、レベルが違うと思わないのかなって。そこまでのレベルにあるのか、ないのか。ないなかでの楽しみもあるわけで。結局のところはBellatorの選手にRIZINとの提携で来てもらって、その機会に戦うんじゃなくて──そんな甘いこと言っていなくて、Bellatorと契約して向うで勝つって言う風に思わないと、渡り合えないです。そこら辺が辛いところです。

同じことを言ってしまいますけど、UFCを見ているならBellatorも見て。そこを見るなら、BRAVE CFとかUAE Warriorsも注視しないといけないってことに落ち着いてしまいます」

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 MMA キック パトリシオ・フレイレ

【Bellator263】AJ・マッキー、左ハイから連打&ギロチンでフレイレ落とし新世界フェザー級王者に

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
AJ・マッキーJr(米国)
Def.1R1分57秒by テクニカルサブミッション
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)

サウスポーのAJがサイドで関節蹴りを見せる。大AJチャントの中、再び関節蹴りを見せたチャレンジャーが右ローを蹴る。左ミドルを捌いたフレイレが右ローを蹴る。間合いをはかる両者、とAJの左ハイがフレイレを捕え、動きが止まると左右の連打を打ち込む。

フレイレが倒れ、試合が決まったとばかりに両手を挙げたAJは、ストップがかからないと見るとすぐに距離を詰めてギロチンをセットする。動かないフレイレ、AJが落ちたアピールしレフェリーが試合を止めた。

ウィナーコールを受けると、勝者は敗者とハグ。試合前のトラッシュトークはどこへやら、スポーツマンシップを見せたエンディングとなった。

「夢が現実になった。でも、これはただの始まりに過ぎない。このベルトは、これからの人生でずっと巻き続ける。皆が会場に来てくれて、僕の心の奥底からエネルギーを与えてくれた。トーナメントが始まった時、僕は3番か4番手だった。でも神が、僕がナンバーワンだと示す機会だと言ってくれた。そして戦ってきたんだ。精神面が鍵だった。父が『どれだけ才能があっても、ハードに練習しないと意味がない』とプッシュしてくれた。ハイキックからアッパーで終わったと思った。彼の体重が寄りかかってきたら、眠ったと思ったよ」と新Bellator世界フェザー級王者は話し、サークルケージのなかでシャンパンファイトを行った。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 Brave CF Grachan49 MMA PFL UFC YouTube   イスラム・マメドフ ウスマン・ヌルマゴメドフ カサン・マゴメドシャリポフ ガジヒ・ラバダノフ クリス・ゴンザレス ゴイチ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ ブレント・プリマス ベラトール

【Bellator263】計量終了 フレイレ✖マッキー大会──見逃せないヌルマゴ鷹軍団の大挙襲来!!

【写真】BRAVE CF、Gorilla FC、UAE Warriorsらで12勝を挙げているウスマン・ヌルマゴメドフ (C)BELLATOR

30日(金・現地時間)、31日(土・現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催されるBellator263「Pitbull vs McKee」の計量が行われた。

先の記者会見でのフェイスオフでは小競り合いが見られたパトリシオ・フレイレとAJ・マッキーは、今回は体が触れることなくインタビューへ。

何が最も自信になっているかを尋ねられたAJは「思考だよ。22年間、この瞬間の為にビルドアップしてきた。これは運命なんだ。トーナメントが始まって、2人とも3試合勝ってきた。ベストが勝つんだ」と静かに話した。

一方、チャンピオンは「See you tomorrow。これまで口にしてきたことの代償をすべて支払わせる」とヒリヒリするようなコメントを残している。


今大会はこの両者が戦うメインのBellator世界フェザー級選手権試合に注目が集約されるかのようなイベントであるが、カビブ・ヌルマゴメドフの従弟でキャリア12勝0敗のウスマン・ヌルマゴメドフを筆頭に、イスラム・マメドフ、ガジヒ・ラバダノフ、カサン・マゴメドシャリポフと全11試合で4人のロシア人ファイターが参戦しているのも気になることころだ。

この4者、その背景にはウスマン以外もヌルマゴの影響が感じられる。そのヌルマゴはロシアのGorilla FCを買収し、Eagle FCと名称を変更──プロモーターとなり、ロシア人ファイターをワールドステージに送り出すという役割を担っている。

プレリミ出場のマゴメドシャリポフはUFCフェザー級を無双するザビットの実弟で、デビュー戦をゴリラFCで戦っている。僅か6戦目で世界第2位のステージ進出を果たした。

またラバダノフはゴリラFCでライト級王者に君臨も、イーグルFCになりベルトを手放している。

PFLで活躍したマメドフは、ヌルマゴ率いるイーグルFCが提携し合同イベントをアブダビで開いたUAE Warriorsを経て、ベラトールと契約を果たした。

ウスマンが12勝0敗、マメドフは19勝1敗1分、ラバダノフは15勝4敗2分、マゴメドシャリポフ弟は5勝0敗、4人の戦績を合わせると実に51勝5敗3分という驚異的なレコードになる。

もはやロシアでもダゲスタンでもなく、ヌルマゴ・イーグル軍団と形容しても良い──MMA界に強烈なパワーハウスが誕生したといえる彼らのベラトール進出だが、ウスマン、ラバダノフ、マゴメドシャリポフの対戦相手が、それほど綺麗な戦績でない。

対してマメドフのみ、対戦相手は元ベラトール世界ライト級王者のブレント・プリマスとのマッチアップとなった。

ヌルマゴ鷹軍団の一大デモンストレーションとなりそうななかで、冷静に彼らの力を見極めるスケールとなるのは、マメドフ✖プリマスになりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]AJ・マッキーJr: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 145.5ポンド(66.0キロ)
エマニュエル・サンチェス: 145.3ポンド(65.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
マニー・ムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト: 125.6ポンド(56.97キロ)
イララ・ジョアニ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ: 149ポンド(57.59キロ)
ダニエル・コーリー: 149.1ポンド(67.63キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ヨナタン・キロス: 146ポンド(66.22キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス: 179.6ポンド(81.46キロ)
ジョシュア・ジョーンズ: 179.2ポンド(81.28キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーファー・クロズビー: 155.9ポンド(70.71キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョーダン・ウィンスキー: 134.7ポンド(61.09キロ)

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【Bellator263】復活へ=クリス・ゴンザレス戦控えるゴイチ・ヤマウチ「完全に変わった僕の姿を」

【写真】確かに体が大きくなっているゴイチ。155.5ポンドで計量を終えている (C)BELLATOR

31日(土・現地時間)カリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムでBellator263「Pitbull vs McKee」が開催され、ゴイチ・ヤマウチがクリス・ゴンザレスと対戦する。

パンデミック以降、計量ミスと判定負けというゴイチに、再起戦への意気込みと同時に──なぜブラジルからは次々と新鋭が誕生するのかを尋ねた。


──ゴイチ、タフな新鋭クリス・ゴンザレスとの試合が近づいてきました。今の気持ちを教えてください。

「良い調子だよ。体中にエネルギーを感じている」

──コロナの影響が大きかったブラジルですが、クリチバの方でいかがですか。

「ブラジル自体が米国ほどでないけど、事態が好転している。チームや周囲のほとんどがワクチンを接種しているし、以前の生活を取り戻しつつあるよ。まだ僕はワクチン接種はしていないんだけどね」

──それは副反応で試合の調整に影響を出したくないから?

「それもあるけど、単に年配の人から接種は始まっていて僕の年齢は、まだということだよ。でも、試合が終わり、順番が回ってくれば打とうと思う。それこそ試合前は副反応が嫌だから、接種しないようにするけどね」

──ところでゴイチが2019年の末にBellator Japanで試合をした数カ月後にはパンデミックが起こり、去年の12月の試合は体重オーバーでドタキャン、4月はダン・モレットにスプリット判定負けと流れが良くありません。

「そうだね……チャンピオンになるには、タフな時期を残り越えないとね。自分のミスもあってタフな状況になっている。だからこそ、クリストの試合ではこの時間を経験して完全に変わった僕の姿を見てもらえればと思う」

──ブラジルのコロナ禍が、計量オーバーや敗北に関係していると考えていますか。

「パンデミック後は大変だった。ジムに行くにも警察に見つからないようにして、移動して……。でも、いくらロックダウンがあってもマーシャルアーチストにトレーニングは欠かせない。いつでも試合に応じられるような状態は保っておかないと、マーシャルアーチストではなくなってしまう。そういう意味では練習パートナーの確保さえ困難だった時期は、ハードだった。でも、今は問題ないよ。これまで通りとまではいえないけど、しっかりとコントロールして、試合が戦える状況にはなっているから。

それにパンデミックは僕にだけ起こったことではなく、世界中が影響を受けている。僕がこれまで戦ってきた相手、今回の対戦相手、次の対戦相手、皆がパンデミックが起こり、それまでのように練習ができなくなって、それぞれが解決策を練ってトレーニングをしてきたんだ。タフな状況を乗り越えようとしている最中で、そんななかで今回はファンも会場に戻ってくるよね」

──ハイ。

「前の試合は無観客で、本当におかしな気分だった。さいたまスーパーアリーナの大観衆の前で戦った次の試合で、ファンがゼロになってしまったのだから。僕は自分の動きに対するファンのリアクションがモチベーションになり、よりエキサイティングできる。だからファンの前で戦えて嬉しいよ」

──では対戦相手であるクリス・ゴンザレスの印象を教えてください。

「正直を言えば、あまり分かっていないんだ。たった6試合だけだし、映像も少なくてあまり研究材料がない。良いファイターなんだろうけど、十分じゃないよ」

──テイクダウンとコントロール、そしてパウンドも強烈無比です。自身のフィジカルをしっかりと武器にしている印象です。

「でもライト級は僕にとってベストな階級だから。特にパンデミックが起こり、ウェイト・トレの時間が増えて体が大きくなった。それでも他の国まで飛行機に移動して、2日ほどかけて体重を落とすっていうのは簡単なことじゃない。いずれはウェルター級に階級を上げることになると思うけど、今はライト級が適している。この階級では、まだ細い方だけど問題ないよ」

──パトリシオ・フレイレがフェザー級GPで戦ってきたため、ライト級のトップは動きがありませんでした。その階級が動き出す時期の試合で、王座挑戦に向けてどのような試合をしないといけないと考えていますか。

「ハイレベルにあることを示す、印象に残る動きをしないとね。クリスは経験が少なくて、失うモノがないから思い切り攻めてくるだろう。そこを注意いながら、力の差を見せなければいけない。なんせノーランカーだからね」

──ところで先日、LFAブラジル大会を視聴したのですが……ブラジルの無名の新鋭のポテンシャルの高さは凄まじいモノがありますね。このコロナ禍で、あれだけ選手が育っていることには驚かされました。

「だってMMAはブラジル人が創造したものだよ。ブラジルはグラップリングが盛んで、それほど良いストライカーを輩出している国ではない。日本のキックボクサーは、ブラジルのキックボクサーよりずっと強くて優秀だよ。でも、組み技と打撃をミックスすると話は別だ。きっと国民性も関係しているんだと思う。ブラジル人は強い精神を持ち、ギブアップをしないし、MMAに掛ける気持ちは他の国とは違うだろう。ベースとなる文化が違うからね。

日本から持ち込まれた柔術というマーシャルアーツを発展させたのは、この国だから。そこは他の国が持ちえないアドバンテージになっている。多くに国で……日本もきっとそうだろう、MMAファイターは柔術を重視しないケースが多い。打撃とレスリングを強化して。でもね、打撃と同じで柔術が強いからといってMMAが強いわけじゃないし。グレイシー一族がMMAを考えた。だから、僕らは強いんだ」

──パイオニアのアドバンテージが、未だにあるということですね。ゴイチ、貴重な意見をありがとうございました。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のファンは、いつも僕の心にいる。コロナが終息したら、必ず日本に行くよ。何度もでも日本を訪れるつもりだ。皆のサポートに感謝している。それとサトシ・ソウザがRIZINでチャンピオンになったよね。ぜひとも、彼と戦いたいと思っている」

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者]AJ・マッキーJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
エマニュエル・サンチェス(米国)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
マニー・ムロ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アーリーン・ブレンコウ(豪州)
ダイアナ・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(米国)
ブレんと・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ダニエル・コーリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ヨナタン・キロス(メキシコ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス(米国)
ジョシュア・ジョーンズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン(米国)
キーファー・クロスビー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ジョーダン・ウィンスキー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャスティン・ベリー(米国)
ダニエル・コンプトン(米国)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 Interview パトリシオ・フレイレ ブログ

【Bellator263】AJ・マッキー戦へ、パトリシオ・フレイレ「GP後? バンタム級王座を狙いたい」

【写真】ライト級を含め3度の世界王座戴冠で7度の王座防衛、20勝、タイトル戦では10勝、24試合はサークルケージで最多を誇るパトリシオ。常に厳しい表情を浮かべていたが、日本の話になると一気に表情が崩れた(C)MMAPLANET

31日(土・現地時間)カリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムでBellator263「Pitbull vs McKee」が開催される。メインは大会名にあるようにBellator世界フェザー級選手権試合兼フェザー級ワールドGP決勝=王者パトリシオ・フレイレ✖挑戦者AJ・マッキーJr戦が組まれている。

パンデミックの影響もあり、1年11カ月を経てようやく完結を迎えるフェザー級GPを前にフェザー級&ライト級2冠王のパトリシオ・フレイレに話を訊いた。

ファンの前で戦う喜び、Bellator世界王者としてUFCとのバッティングをどう感じているのか。そんな話をパトリシオに訊くと、ベラトールで戦い続けてきた自負と誇りがヒシヒシと伝わってきた。


──ファイトウィークの忙しいなか、インタビューを受けていただきありがとうございます。

「マイ・フレンド、もう10年も前に日本の雑誌でインタビューをしてくれたんだ。いつだって取材には応じるよ」

──ありがとうございます。AJ・マッキーとのフェザー級ワールドGP決勝兼世界フェザー級王座防衛戦が近づいてきました。今、どのような気持ちですか。

「キャンプもしっかりと終えることができて、凄く良い感じだよ。今はチームで、どのように戦うのか再確認しているところだ。同時に減量中なので、体重の減り方をチェックしている。もう数キロというところまで落ちているし、全てにおいてスケジュール通りで順調だ。この調子で計量、ファイトに向かうよ」

──最近の2試合はモヒガンサンで無観客大会を経験しましたが、今回の試合はコネチカット州からカリフォルニア州に移り、LAのザ・フォーラムでファンの前で試合をします。

「ファンのいない会場で試合をするのは、タフだった。でもパンデミックのせいだし、仕方がないことだ。今、日常を取り戻しつつあることを感謝している。そしてファンの前で戦うことを凄く楽しみにしている」

──ファイトウィークのバブルや隔離措置は、何か変化がありましたか。

「ブラジルを出る前にPCR検査をし、ホテルについてからもう一度検査をした。検査結果が出るまでは、隔離措置が取られる。これはモヒガンサンの時と同じだよ。ただ、陰性結果がでると以前よりオープンになっている。もちろん、ホテルの外に出る時はマスク着用だし、他の人と接触をしてはいけない。でも、試合前の時期に外に出てなにかをする必要もない。俺の場合はブラックハウスへ練習に出かける時だけ、ホテルから出ているよ。

ファイトに集中しているから、基本的にはこれまでと変わらない。試合に向けて、自分のなすべきことをするだけだ。でも、少し自由になった空気感は確実に伝わってくるよ。家族を会場に招くこともできるし、そこは随分と気持ちが違う。これまでの2試合は、そんなことは許されていなかったから。家族が回りにいることでストレスが減るし、心の平穏を保つことができるからね」

──それは大きな違いですね。ところでワールドGPが開始する前、AJ・マッキーと決勝で戦うことがあると予想できていましたか。

「このトーナメントに出場した選手は、皆がタフだった。ただ、その中でもAJ・マッキーは頭一つ抜けているかとは思っていた。俺以外で決勝に上がってくるのは、ヤツになることは十分にあるとは予測していたよ。

実際、トーナメントが始まってからのパフォーマンスも他の選手よりも良かった。インパクトを残す一本勝ちもしている。ただし、他のファイターと比較してずば抜けていたというわけでもない」

──ではAJ・マッキーが見せてきたパフォーマンスに関して、どのように評価していますか。

「どの局面でもデンジャラスなファイターだ。パンチもキックも良い。レスリング……テイクダウンもパワーがあってダイナミックな動きができている。ちょっとトリッキーでね。そういう備えている要素の全てを試合中にいかんなく発揮してきた」

──打撃だけでなくレスリング、そしてフロント系のチョークでも効力を発揮しているリーチの長さについては、どのように思っていますか。

「それがAJ・マッキーに備わっている技量だよ。長いリーチ、背も高く、体格も大きい。ただし、マーシャルアーチストとして言わせてもらうとファイトは体の大きさやリーチの長さで決まるものじゃない。自分の体の特徴をいかに知り、そこに則した試合ができるか。テクニックと経験が重要になってくる」

──それこそがパトリシオの強みでしょうか。

「忍耐力、経験、体の強さ。パワーは俺の方が上だ。AJ・マッキーが無敗のファイターであるということは、何もアドバンテージにはならない。俺と戦うことで、彼は今まで経験したことがない事態に陥るだろう。ヤツとはやってきたことが、違う。経験の差を見せるつもりだ」

──今大会はUFCと同じ土曜日に行われます。ヘッドライナーとして、どのように思っていますか。

「イベントの日時が、ぶつかる日もあるだろう。今やベラトールも大きく成長し、UFCを離れてサインするファイターも数多くいる。フリーエージェント市場で、一番人気があるのがベラトールだ。UFCファイターはUFCを離れてベラトールに来たがっている。でもベラトールのファイターは、ベラトールを離れてUFCに行こうとは思わない。UFCからベラトールに来る選手の数と、ベラトールからUFCへ行く選手の数は違う。

何よりも土曜日のカードは、UFCよりもBellatorの方が良い試合が揃っている。ファンもその辺りは理解しているはずだ。

俺はベラトールが小さな会場でイベントを開いていた時から、戦ってきた。今のようにベラトールが成長し、心の底からハッピーだ。そのプロモ―ションで最も多くタイトルマッチを戦い、最も試合数が多く、フィッシュ数も一番多い。ベラトールで自分が成し遂げてきたことには満足している。ベラトールでキャリアをスタートした時から、このプロモーションを代表するファイターになったことに、凄く達成感を持っている。ベラトールの発展に寄与できたことは、俺のなかでは誇りだ」

──もちろん、今はAJ・マッキー戦に集中しているでしょうが、そのような言葉を聞くと100万ドルを手にした暁には、もう全てをやり終えた気持ちになってしまうのではないかと心配です。

「GPを終えれば、バンタム級のベルトを狙いたい。その気持ちは持っている」

──えぇ!! 3階級同時制覇を目指すということですか!!!!

「俺個人としては、そのつもりだ。ただし、その機会が巡って来るかどうかは俺には分からない。パンデミックの影響で、随分とベラトールも活動を停止したこともあり、ライト級のベルトをずっと防衛できていないからね。きっとトーナメントが終わると、ベラトールはライト級のタイトル防衛戦を望んでくるだろう。だから、俺がバンタム級王座を狙うかどうかも、その辺りの事情に左右されるはずだ。

ただし、その機会が与えられるのであればバンタム級王座を狙いたい。そして……これはもうベラトールだけの話では済まないけど、ベラトールとRIZINがそうだったように、クロスプロモーションで他の団体のチャンピオンを戦いたい。特にUFCチャンピオンとね。RIZINとベラトールのクロスプロモーションが実現した時は、ファイターの誰もが歓迎した。

だからこそ、ボクシング界がそうであるようにMMAも最大の組織、最大の認可団体は時にはチャンピオン同士の試合を組むべきだ。それこそがMMA界がさらに発展することを意味すると俺は信じている。そんな日が、俺がベラトールのチャンピオンとして活動している間に来てほしい。そして、誰かがそんな試合を実現できるなら、俺の名前をそこに並べてほしい」

──そんな未来がMMA界に待っていると最高ですね。パトリシオ、今日は本当にインタビューを受けてくれてありがとうございます。最後にパトリッキーだけでなく、パトリシオ・ピッチブルの試合をライブで見たがっている日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のファンの応援に、いつも感謝している。皆の国で、いつか俺も戦ってみたい。サンキュー・ソーマッチ!!」

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263対戦カード

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
[挑戦者]AJ・マッキーJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
エマニュエル・サンチェス(米国)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
マニー・ムロ(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アーリーン・ブレンコウ(豪州)
ダイアナ・シウバ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(米国)
ブレんと・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
ダニエル・コーリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ヨナタン・キロス(メキシコ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス(米国)
ジョシュア・ジョーンズ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン(米国)
キーファー・クロスビー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ジョーダン・ウィンスキー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャスティン・ベリー(米国)
ダニエル・コンプトン(米国)

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator255 Report エマニュエル・サンチェス パトリシオ・フレイレ ブログ

【Bellator255】パトリシオ・フレイレが左でダウンを奪い、ギロチンでサンチェスを落とし防衛&GP決勝へ

<Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)
Def.1R3分35秒by ギロチンチョーク
エマニュエル・サンチェス(米国)

ケージ中央をとったフレイレに対し、サンチェスが左ローを蹴る。両者、慎重な立ち上がりのなかサンチェスが左ローを続ける。フレイレは右ボディストレート、前に出てワンツーを放つ。ローに右を伸ばしたサンチェスが左カーフから、右カーフへ。フレイレも右ローから右を伸ばすと、サンチェスは右ローを蹴る。左右のフックからボディストレートを入れたフレイレは、サンチェスの踏み込みにワンツーのワン=左フックを打ち抜く。

後方に倒れたサンチェスは、ハーフガードから立ち上がったが、そこをチャンピオンがギロチンで待ち受ける。クローズドガードで引き込んだフレイレは「落ちている」とレフェリーに伝える。暫らく時間を置いて、サンチェスの手を取ったレフェリーが試合をストップした。

圧倒的な強さを見せつけたフレイレは、「その瞬間を待っていた。そしてギロチンを仕掛けた。僕にとっては普通の動きだよ。あのポジションが大好きなんだ。彼の首を見えた、もう終わりだよ」と話した。

ここで決勝で戦うことが決まったAJ・マッキーJrが「パウンドを落とす準備はできてい」というと、フレイレと顔を合わせ──止めに入られるまで、ののしり合いを続けた。


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