カテゴリー
45 AB DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o ONE RIZIN RIZIN DECADE ROAD FC Road FC70 Road FC71 Road FC72 UFC YouTube アルトゥル・ソロヴィエフ イ・ジョンヒョン カミル・マゴメドフ ナンディンエルデン・キム・インソォン パク・シウォン ファン・インス ブログ 関野大成 黒井海成

【Road FC72】再戦、再起、復活。まさにReborn大会で、パク・シウォン復権。黒井海成も出場!!

【写真】ライト級とは到底思えない、パク・シウォン。今後を考えて、一足飛びでマゴメドフとの決勝が見たい(C)MMAPLANET

3月16日(日・現地時間)に韓国、ソウルのチャンチュン体育館で開催されるRoad FC72の対戦カードが続々と発表されている。
Text Manabu Takashima

まずRIZIN DECADEに出場し上田幹雄に敗れた2024年Road FC MVPでライトヘビー級&ヘビー級二冠のキム・テインが持つ、ヘビー級のベルトに、関野大成が選手権試合。さらにRoad FCミドル級王座統一戦=正規王者ファン・インス×暫定王者イム・ドンフアン、2024年ライト級グローバルT準決勝=パク・シウォン×ナンディンエルデン・キム・インソォンの3試合がアナウンスされた同大会。

続いてフライ級王座決定戦=イ・ジョンヒョン×コ・ドンヨク戦、黒井海成×キム・ヒョンウの66キロ契約マッチが明らかとなっている。


キム・テイン×関野は昨年4月に王座決定戦で対戦しており、その時はキム・テインが1R3分55秒でTKO勝ちを収めベルトを巻いている。関野は9月のDEEPでベテラン水野竜也に続き、昨年末のRoad FC71でシム・ゴンオ戦と連続KO勝ちを収めて、ケージの中から挑戦をアピールしてリベンジマッチを現実のモノとした。

ミドル級王座統一戦は正規王者ファン・インスが、昨年12月のZFNに出場し81キロ契約でキム・ハンスルに勝利した2週間後に、暫定王座決定戦で勝利したイム・ドンファンと対戦することとなった。2021年7月に同王座を獲得したファン・インスだが、決して層の厚くない同階級でなかなか挑戦者が現れず、1年7カ月後にキックボクシングマッチでお茶を濁してから、さらに1年半が経過しても初防衛戦の機会は巡ってこなかった。

本人もこの状況にRoad FCからの離脱をSNSで宣言する一幕も見られた。このような経緯があったためRoad FCは、全方位外交のZNFのファン・インスの出場を認めていた。

キム・ハンスルにスプリット勝利したもののUFC入りとはならかったファン・インスには、再びRoad FCも対戦相手を探す作業が必要となった。

そこで過去にファン・インスに敗れているラ・インジェ、戦績5勝7敗のイム・ドンファンの間で、暫定王座が争われた。

いわば挑戦者では説得力がない対戦の勝者に、暫定王者という格を与えるような選手権試合だったわけだ。

一方、昨年10月に消化されたはずのライト級グローバルT準決勝が再び、パク・シウォン×ナンディンエルデン・キム・インソォンが組まれたのとも『?』となるファンが多いはずだ。

初戦でキャプテン☆アフリカをパウンドアウトした際に、パク・シウォンは拳を折り準決勝を棄権。対戦予定だったアルトゥル・ソロヴィエフが不戦勝でファイナル進出を決めていた。ところがソロヴィエフは契約更新の交渉でRoad FCと関係が悪化し、Road FC71を欠場してしまう。決勝でソロヴィエフと対戦予定だったカミル・マゴメドフは、ノンタイトル戦でヨ・ジェウを一蹴していた。

決勝戦が消滅、ソロヴィエフの再登場はない。この間、負傷が癒えたK-MMAの未来=パク・シウォンが復権、準決勝を戦うことに。しかも相手はソロヴィエフに敗れているナンディンエルデンと、なかなか強引な方法論が採られている。この勝者がマゴメドフとファイナルを戦うことになるが、さすがに不戦敗となったパク・シウォンを決勝にいきなり登用することはできず、準決で姿を消した者同士が拳を交えることになったというところか。・

年末大会でRIZINの敗北から再起したイ・ジョンヒョン。その彼の勝利直後にケージインしタイトル戦を要求したコ・ドンヨクの間でタイトルが争われるフライ級。Road FCでフライ級王座が設けられるのは2019年にONE WSに転じた、時のチャンピオン=、ソン・ミンジョンが契約満了によってタイトルを返上して以来6年ぶりとなる。

黒井は昨年10月のRoad FC70で初の海外遠征を敢行するも、パク・ジョングンの三角絞めにキャリア初黒星を喫している。対するキム・ヒョンウはバンタム級(=63キロ)グローバルTでベスト4のキム・ヒョンウと66キロ契約で再起戦を戦うことに。

Road FCでは2023年のトーナメント制移行以来、バンタム級とフェザー級を統合し、63キロでバンタム級をうたってきた。結果、現状としてフェザー級王座は存在せず、そのフェザー級で戦う黒井の試合は、以前のリミット65.5キロに+500グラムが加わった契約体重マッチとなった。

ここまでに発表されたラインナップは再戦、再起戦、復活と再生作用がRoad FC72だが、そんなReborn大会より2015年3月のイ・グアンヒ×クォン・アソル戦のヒジ打ち&大量流血の結果、禁止となっていたエルボーでの攻撃が解禁される。

10年ぶりにヒジ打ちだが、北米ユニファイドに倣うことなく直下エルボーは反則となる模様。また関節蹴りの全面禁止も決まっている。

The post 【Road FC72】再戦、再起、復活。まさにReborn大会で、パク・シウォン復権。黒井海成も出場!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC70 アルトゥル・ソロヴィエフ キック キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ シン・ドングク パク・シウ パク・シウォン

【Road FC70】ソロヴィエフがドングクにギロチンで一本勝ち。グローバル70キロT決勝でマゴメドフと対戦

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
Def.1R2分27秒 by ギロチンチョーク
シン・ドングク(韓国)

当初、キャプテン☆アフリカに勝ったパク・シウォンがソロヴィエフと対戦予定だったが、拳の骨折により欠場。ドングクがソロヴィエフと対戦した。ドングクがインローとジャブを伸ばし、蹴りのフェイントを見せる。ソロヴィエフは前に出て右カーフを蹴り、ドングクの蹴りをすくってテイクダウンする。ここでドングクは足関節を狙うが、ソロヴィエフは足を抜いて距離を取り、ドングクを立たせる。スタンドでの再開後、ドングクは左右のパンチで前に出てインロー。ソロヴィエフはじりじり前に出て右ストレート、ボディへのスピニングバックキックを突き刺すと、強烈な右カーフを蹴る。そしてドングクのダブルレッグを切ってギロチンへ。これでドングクを絞め落とし、マゴメドフの待つ決勝に駒を進めた。


The post 【Road FC70】ソロヴィエフがドングクにギロチンで一本勝ち。グローバル70キロT決勝でマゴメドフと対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 Eterna Grachan Grachan Herios Grachan70 Grachan71 MMA MMAPLANET o ROAD FC TSUNE YouTube パク・シウ パク・シウォン ロクク・ダリ ロッド・コスタ 中村京一郎 伊藤空也 原口伸 小島勝志 手塚基伸 林RICE陽太 海外 鍵山雄介

【Grachan Herios】1年のトリを飾る新イベントでTSUNE×伊藤、林RICE×ダリのW王座戦が決定

【写真】今年2月に交わされた約束が果たされる(C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(日)に東京都江東区のTFTホール500で開催されているGrachan70の中で、12月22日(日)に「GRACHAN Presents:HERIOS」がTFTホールにて行われることが発表された。
Text by Shojiro Kameike

併せて同大会の決定カード=バンタム級とライト級のタイトルマッチも発表されている。バンタム級は王者TSUNEが伊藤空也を挑戦者に迎え、ライト級はチャンピオン林RICE陽太にロクク・ダリが挑む。


HERIOSについて、GRACHAN実行委員会から届いたプレスリリースには、次のように記されている。

「GRACHAN Presents: HELIOSは、GRACHANが長年にわたり築き上げてきた歴史と闘志を象徴する、年に一度のスペシャルイベントです。「HELIOS」はギリシャ神話に登場する太陽神を意味し、選手たちが限界を超え、輝きを放つ姿を象徴しています。
この大会には、年間を通じてGRACHANで選ばれた精鋭たちが出場し、最高峰の戦いを繰り広げます。彼らは勝利への激しい戦いを経て、この特別な舞台に立つことを許された選手たちです。HELIOSでは、勝者が栄光を手にし、新たな伝説がここで生まれることでしょう。
圧倒的なスリルと挑戦的なバトルが展開され、HELIOSという名にふさわしい、最高の格闘技イベントをお届けします。GRACHANの新たな時代の幕開けに、ぜひご注目ください。」

GRACHANの新たな時代の幕開け――その兆しは、実は既に発表されている2025年の大会スケジュールにも表れていた。来年は年2回の大阪大会、そして初進出となる福岡大会はもちろん、東京大会がいずれもTFTホール500で行われる。そんななか、年末の東京大会のみ、会場が「TFTホール1000」となっている。東京都江東区有明のTFTビルには席数が異なる3つのホールがあり、12月大会のみ通常よりも大きな「TFTホール1000」を使用するのはなぜか。その理由が今回の発表で明らかとなった。

アマチュア大会=GRACHANチャレンジからプロへ、そして通常の大会で経験を積み、結果を残した選手が年末のHERIOSへ――。もちろん、この流れの軸にあるのはベルトを巡る戦いだ。今回すでに2階級のタイトルマッチが発表されており、さらにベルトに関わる試合が決定することは間違いない。さらにHERIOSを経て、豪州Eternal MMAなど海外イベントへの進出も大いに考えられる。

今年2月の大阪大会で並んだ両者(C)SHOJIRO KAMEIKE

そんなGRACHANの新機軸を象徴するのが、TSUNE×伊藤空也のバンタム級タイトルマッチだろう。今年2月の大阪大会でTSUNEが手塚基伸を下してベルトを巻いた直後、伊藤がケージイン。新王者への挑戦をアピールした伊藤は、6月にロッド・コスタを下してEternal MMAバンタム級のベルトを獲得し、改めてTSUNEに挑むストーリーラインが繋がった。挑戦者の伊藤はGRACHAN71のケージに登場し、「本来は僕が持っていたベルトを獲り返しに行きます」と意気込みを語っている。対する王者のTSUNEも「最高の試合を会場に観に来てください」とアピールした。

また暫定ライト級王者の林RICEも、今年4月に韓国ROAD FCでパク・シウォンに敗れて以来の復帰戦となる。正規王者の原口伸がベルトを返上し、改めて林RICEがダリと防衛戦を行うことに。挑戦者のダリとは2022年12月に一度対戦しており、その時はダリが判定勝ちを収めている。林RICEにとっては王座防衛とリベンジを賭けた一戦だ。この敗北から5連勝し、王者にまで上り詰めた林RICEが韓国での戦いを経て、どのような試合を見せるか。対するダリはGRACHAN71でケージインし、「もう一回GRACHANのチャンピオンになります。試合は1Rで終わらせます」と挨拶した。

10月5日に千葉で行われるPOUNDOUTでは、中村京一郎×鍵山雄介というGRACHANフェザー級のランカー対決も組まれている。王者の小島勝志がベルトを返上したなか、この試合の勝者もまたHERIOSに関わってくるのか見逃せない。

The post 【Grachan Herios】1年のトリを飾る新イベントでTSUNE×伊藤、林RICE×ダリのW王座戦が決定 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC69 キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ パク・シウ パク・シウォン

【Road FC69】70キロT準々決勝、パク・シウォンがキャプテン☆アフリカをパウンドアウト

【写真】パク・シウォンがパウンドで削り続けてから連打で仕留めた(C)MMAPLANET

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン(韓国)
Def.1R4分50秒 by TKO
キャプテン☆アフリカ(日本)

お互いサウスポーの両者。アフリカが左ローを蹴って、右足にシングルレッグに入る。これを切られたアフリカは左腕を差して下になる。パク・シウォンはトップキープして殴り、アフリカの右足をまたぐ形のハーフガードでトップキープする。

パク・シウォンは背筋を伸ばしてパンチを落とし、ベースを作って細かいパンチを連打。アフリカもパク・シウォンの左足を取ろうとするが、パク・シウォンがそこに一気にパンチをまとめる。ここからパク・シウォンが細かくパンチを落としてアフリカにダメージを蓄積させ、最後は動きが止まったアフリカにパンチと鉄槌を連打し、レフェリーが試合を止めた。


The post 【Road FC69】70キロT準々決勝、パク・シウォンがキャプテン☆アフリカをパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC69 UAEW   アルトゥル・ソロヴィエフ アレクセイ・インデンコ エルデュカルディ・ドゥイシェフ カミル・マゴメドフ キム・インソォン キム・スーチョル キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ ナンディンエルデン・キム・インソォン ハン・サングォン パク・シウ パク・シウォン パク・ヘジン ヘジン ヤン・ジヨン ラジャブアリ・シェイドゥラエフ ルーカス・ペレイラ 原口央 武田光司

【Road FC69】原口央と対戦、エルデュカルディ・ドゥイシェフ「RIZIN王者になったスーチョルと決勝で」

【写真】計量から3時間で、このボディ…… (C)MMAPLANET

明日31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69で、Globalトーナメントの戦いの火蓋が切って落とされる。
Text by Manabu Takashima

そして63キロ・トーナメント準々決勝で日本の原口央と対戦するのが、キルギスのエルデュカルディ・ドゥイシェフだ。ドゥイシェフは10戦10勝、10のフィニッシュ勝利というパーフェクトレコードを誇っている。パーフェクトレコードを持つキルギス人ファイターといえば、誰もがRIZINデビュー戦で武田光司をRNCにより一蹴したラジャブアリ・シェイドゥラエフのことを思い出すに違いない。

シェイドゥラフも昨年のGlobalトーナメントからUAEWを経て、RIZINにやってきたファイターだ。準決勝は計量失敗でトーナメントを離脱したものの初戦はRIZINファイターのヤン・ジヨンをRNCで破っている。

果たしてドウィシェフは、原口を相手にシェイドゥラエフ級のインパクトを残すことになるのか。計量&会見後に、ドゥイシェフの話を訊いた。


第二のシェイドゥラエフ?!

──計量と会見を終えて、今どのような心境ですか。

「全て順調に終え、コンディション的にもメンタル的にも問題ないよ」

――昨年Road FCグローバル63キロ級Tに出場し、今ではRIZINで超注目のファイターとなったラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手とは同朋ですが、何か交流はありますか。

「時々、一緒に練習する仲だよ。でも、以前にダゲスタンで戦ったことがあるんだ」

――えっ? 無敗の両者ですが、戦ったことがあると?

「MMAじゃない、グラップリングの試合だ」

――結果というのは?

「ポイントで負けた……けど、いうとエキシビションのように仲が良いモノ同士でロールしたようなもので。その試合結果は気にしないでほしい」

――そうは言われましても……(苦笑)。とはいえ、そういう仲であるシェイドゥラフ選手が日本で活躍していることには刺激を受けましたか。

「オファーがあれば、もちろん日本でも戦いたい。ただ、一番大切なのはどういう条件を出してくれるかということだよ(笑)」

――自身の価値を上げるためにも、今回のトーナメントは凄く大切だと思います。初戦で戦う原口央選手の印象を教えてもらえますか。

「何試合か動画をチェックしたけど、バランスの良いファイターだ。特にレスリングが強い。まぁ、どっちが上かは明日になればハッキリするけど、どの局面でも自分の方が上だし、比較的楽に一本勝ちできるんじゃないかと思っているよ」

――過去10フィニッシュのうち7試合が一本勝ちですが、ももともベースの格闘技は何だったのでしょうか。

「サンボだ。凄く幼い頃からやっていて、大会に出て結果を残すというまでやっていなかったけど、自分のベースの格闘技はサンボだよ」

――幼い頃ということは、コンバットサンボではなくスポーツサンボでしょうか。

「そうだ。スポーツサンボだよ。それから打撃、レスリング、グラップリングとMMAに必要な練習をやってきた」

――今回のトーナメント、昨年優勝のキム・スーチョル選手がシードされ準決勝からの出場となります。しかも1カ月前にRIZINでバンタム級王座決定戦を戦うというスケジュールになっています。

「キム・スーチョルがRIZINのチャンピオンになることを願っている。そして、日本で成功を収めた彼と決勝で戦いたい。RIZIN王者に勝ってRoad FCのチャンピオンになれば最高だ。事実上、二冠王になるからね。その自信がないと、この場にはいないよ」

―――第二のシェイドゥラエフかと既に日本でも密かに注目を集めていますが、明日はどのような試合をしたいと思っていますか。

「日本でそう思われているなんて、嬉しいよ。自分の実力を全て出し切り、勝利まで一直線に突き進むので楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
8月31日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■メインカード計量結果

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン:69.7キロ
キャプテン☆アフリカ:69.6キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・ヘジン:70.0キロ
アルトゥル・ソロヴィエフ:70.0キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:69.9キロ
アレックス・ダ・シウバ:72.1キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
ヤン・ジヨン:62.8キロ
アレクセイ・インデンコ:62.9キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ハン・サングォン:70.0キロ
カミル・マゴメドフ:70.0キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
原口央:62.8キロ
エルデュカルディ・ドゥイシェフ:62.9キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
キム・ヒョンウ:62.9キロ
ルーカス・ペレイラ:62.8キロ

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分2R>
ウィ・ジュンオン:62.5キロ
エルディヤル・アリムセイトフ:63.0キロ
※午後2時開始のプレリミ・コメインで実施される

The post 【Road FC69】原口央と対戦、エルデュカルディ・ドゥイシェフ「RIZIN王者になったスーチョルと決勝で」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC Road FC69 UFC   アルトゥル・ソロヴィエフ アレクセイ・インデンコ エルデュカルディ・ドゥイシェフ カミル・マゴメドフ キム・インソォン キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ クォン・アソル ナンディンエルデン・キム・インソォン ハン・サングォン パク・シウ パク・シウォン ブログ 原口央

【Road FC69】計量終了 キャプテン☆アフリカ&原口央、共にパス。減量苦パク・シウォンは会見途中退席

【写真】輪郭が普段とまるで違うパク・シウォン。この体躯で、リカバリーはどこまでなされるのか(C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)、明日31日(土・同)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69の公開計量が同体育館で行われた。
Text by Manabu Takashima

セレモニアル計量の約3時間前から2時間まで本計量が行われた同大会。Global70キロトーナメント準々決勝でナンディンエルデン・キム・インソォンと対戦する――元UFCファイターのアレックス・ダ・シウバが2.1ポンド・オーバーに。

両者の対戦はキャッチ戦で行われ、勝敗に関わらずダ・シウバはトーナメントから失格。敗れてもキム・インソォンは準決勝進出が決まった。


日本から同トーナメントに出場する修斗世界ライト級王者キャプテン☆アフリカは69.6キロでパスし、K-MMA界の未来、187センチの長身を誇るパク・シウォンとフェイスオフに応じた。パク・シウォンは、本計量終了ギリギリの時間でパスしたものの自力歩行すら困難なほどハードな減量だったという。

そしてセレモニアル計量後の会見の席で「減量に苦労して、疲弊しているので先に退席させてもらいます」とマイクで挨拶をして、早々に会見を離れたパ・シウォンの姿を確認後に、キャプテンは「トーナメントで一番強い選手なので、指名させてもらった」とマイクで話した。計量から2時間、ロシア勢やキルギス勢に対して、それほど戻っているように見えなかったパク・シウィンだが、声はかすれていなかった。明日のメイン開始は午後7時代、果たしてパク・シウォンはどこまでリカバリーしてくるのだろうか。

63キロT準々決勝でまたも発掘されたキルギスの無敗ファイター(キャリア10勝0敗、3TKO勝ち&7つの一本勝ち)=エルデュカルディ・ドゥイシェフと戦う原口央は、62.8キロで無事クリアしている。

会見ではインタビュアーのクォン・アソルに「去年はシェイドゥラエフの計量失敗でラッキーにも決勝進出を果たした」と指摘された原口だが、「自分でもラッキーだったと思う」と返答。何ら動じない、強心臓振りを披露していた。

■視聴方法(予定)
8月31日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■メインカード計量結果

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・シウォン:69.7キロ
キャプテン☆アフリカ:69.6キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
パク・ヘジン:70.0キロ
アルトゥル・ソロヴィエフ:70.0キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:69.9キロ
アレックス・ダ・シウバ:72.1キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
ヤン・ジヨン:62.8キロ
アレクセイ・インデンコ:62.9キロ

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ハン・サングォン:70.0キロ
カミル・マゴメドフ:70.0キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
原口央:62.8キロ
エルデュカルディ・ドゥイシェフ:62.9キロ

<Road FC グローバル63キロT準々決勝/5分3R>
キム・ヒョンウ:62.9キロ
ルーカス・ペレイラ:62.8キロ

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分2R>
ウィ・ジュンオン:62.5キロ
エルディヤル・アリムセイトフ:63.0キロ
※プレリミ・コメインで実施される

The post 【Road FC69】計量終了 キャプテン☆アフリカ&原口央、共にパス。減量苦パク・シウォンは会見途中退席 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PRIDE ROAD FC Road FC69 UAEW YouTube アルトゥル・ソロヴィエフ キム・インソォン キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ ナンディンエルデン・キム・インソォン パク・シウ パク・シウォン 修斗 大尊伸光 西川大和

【Road FC69】パク・シウォンと対戦、キャプテン☆アフリカ「修斗代表として、Road FCで爪痕を残す」

【写真】黒バックは暫定王座のベルトで、シルバーが正規王者のベルトだ。早く、チャンピオンの証がキャプテンの手元に届いてほしいものだ (C)SHOJIRO KAMEIKE

31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69では、グローバルトーナメントがスタート。70キロ級準々決勝ではキャプテン☆アフリカがパク・シウォンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

7月28日、キャプテン☆アフリカは大尊伸光を下し、修斗世界ライト級王座を獲得した。この試合前にはRoad FCグローバルトーナメント出場と、パク・シウォンとの対戦が発表されている。念願のベルトを獲得してから僅か1カ月で、強豪揃いのトーナメントに臨むキャプテンに意気込みを訊いた。


強い選手と試合することがMMAに対するモチベーション

――ベルト獲得おめでとうございます。今、手にされているのは暫定王座のベルトですか。

「そうなんです。今回は正規王者の決定戦でしたが、今は正規のベルトが日本にないみたいで……。前の正規王者だった西川大和選手がタイにいて、まだベルトが返却されていないそうなんです。それで今回は取り急ぎ暫定王座のベルトが使用されました」

――試合直後は自身の前に、師匠である三島☆ド根性ノ助さんの腰にベルトを巻いていましたが、巻いていたのはこの暫定王座のベルトだったのですね。

「はい。正規王座のベルトが届いたら、もう一度、三島さんの腰に巻きます」

――ベルトを三島さんの腰に巻くことは、ずっと決めていたのですか。

「それは修斗の試合に出始めた頃からの夢でした。コブラ会では誰も修斗の世界王座を獲得していなくて――今は国内でも、いろんな団体に出られる時代です。でも修斗にこだわってきたおかげで、三島さんの腰にベルトを巻くことができて良かったです。

僕は高校生の時にPRIDEを観ていました。そのなかで修斗のベルトを獲得してからPRIDEに出ている選手に出ている選手が多くて。修斗でチャンピオンになるというのは、そういうことやったと思うんです。自分は強い相手と対戦していきたい。もっともっと大きな舞台に立つためにも修斗のベルトが必要なんかなと思っていました」

――なるほど。2002年12月、三島さんが修斗のベルトを賭けて五味隆典選手と対戦した試合は、リアルタイムで視ていたのですか。

「いえ、リアルタイムではなかったです。でもコブラ会に入ったあと試合映像を視て、やっぱり悔しい気持ちがありました。同時に自分も同じライト級で、チャンピオンになったらこのベルトを巻けるんやなって、それが目標になって」

――そうだったのですね。先日の世界王座決定戦は、キャプテン選手が開始早々にテイクダウンし、袈裟固めから腕を極めるという得意の形で勝利しました。

「実は1Rから極めに行こうとは考えていなかったんですよ。あれだけパンチがある相手で一発もらったら危ないですから、相手の土俵で戦わない。そして寝技になったら上から削っていく。フィジカルトレーニングでも、5分5Rという形式で戦えるように鍛えてきました。

でも最初に組んで寝かした時に『これは行ける。自分が得意なところで攻めていける』と感じて。自分も本当に調子が良かったということもあって、すぐに袈裟からの極め技に行きました。あそこでフィニッシュできなくても、ずっと同じ形を繰り返すつもりで」

――修斗については、今後誰を相手にベルトの防衛戦を行いたいという希望はありますか。

「強い選手が出てくれば、もちろん防衛戦はやります。それとRoad FCにも呼んでもらっていて――今は強い選手と試合することがMMAに対するモチベーションなので。強い選手と対戦できるなら」

――今年のRoad FCグローバルトーナメントでは、パク・シウォンと対戦します。この試合は修斗のタイトルマッチ前に発表されていましたが、日本の格闘技マスコミにはかん口令が敷かれていたようで……。

「Road FCのほうが気を遣ってくれたみたいですね。でもすでに韓国では発表されていたので、周りからも『もうSNSで発表されていないですか?』と聞かれることがありました(苦笑)。

今回は試合日時も含めて、サステインさんとRoad FCの間で話をしていたんですよ。修斗の世界タイトルマッチは7月に行う予定やから、4月のRoad FC出場は大丈夫。Road FCのほうは当初、9月からトーナメントを開催する予定で。だから互いの試合には干渉しないやろう、と……。でも修斗の試合が7月28日、Road FCトーナメントの初戦が8月31日になったと聞いて、『これはちょっと厳しいなぁ』とは思いました」

――……。

「修斗の世界タイトルマッチは5分5Rで、それを戦った1カ月後というのは――。でもRoad FCからも『ぜひ出てほしい』と言われていて。チーム内で話し合った結果、まず試合日程のことは考えない。修斗の世界タイトルマッチに全集中する。修斗で勝ち、怪我もなくメンタルも整っていたら8月のRoad FCに出ようと決めました。そう決めたら、気持ちもスッキリしましたね。

幸い修斗の試合はノーダメージで終えることができました。体は絞れている状態ですし、コンディションは凄く良いです。特に今回は世界タイトルマッチに向け、つくり上げていたので。少し休んでから、すぐに対策練習に入ることができています」

――一度休んでから、またイチからつくり上げていくよりは良いかもしれないですね。

「はい。去年のトーナメントは試合間隔が2カ月ぐらいで、そのほうが逆にキツかったです。2カ月やと一度体重も増えてしまって、そこからまた減量と練習というのは精神的にもキツいですし。だから今回は世界タイトルマッチのコンディションのままRoad FCのトーナメントに臨むことができて、結果的に良かったとは思っています」

今23歳やのに、なんであんなに仕上がっているんやろうかと(苦笑)

――当初は9月にトーナメント初戦が開催される予定だったということですが、その時点でパク・シウォンと対戦することは決まっていたのですか。

「対戦相手が決まったのは修斗タイトルマッチの1週間前ぐらいです。前回のRoad FCで勝った時に『チャンピオンと対戦したい』とアピールしたら、本当に決まって(笑)。修斗のベルトを巻いたら、次はROAD FCのチャンピオンと試合ができる――と思いながらも、タイトルマッチの前はそんなことを考えないようにしていました。

修斗のベルトを巻いた直後は、『次はRoad FCのチャンピオンとやるんや!』と意気込んでいて。でもその時はアドレナリンが出ているだけかもしれないし、まず3日ぐら休養してダメージとメンタルに問題がないかどうか確認しました。それで大丈夫やったから『ここは勝負したい』と決めたんです」

――試合前に考えないようにしていたとはいえ、修斗タイトルマッチの1カ月後にRoad FC王者と対戦することが分かった時点で、気持ちは揺れませんでしたか。スケジュールと対戦相手を考慮すると、躊躇して当然かと思います。

「逆ですね。相手がチャンピオンでないと、1カ月後にRoad FCのトーナメントに出るというモチベーションは保てなかったと思います。チャンピオンと試合できるから、厳しいけど1カ月後にトーナメントに臨むことができる」

――もしかしたら「1カ月でも出る」と考えられるのは、昨年のトーナメントの優勝者アルトゥル・ソロヴィエフ、準優勝者ナンディンエルデン・キム・インソォン、そしてRoad FC王者パク・シウォンぐらいだったかもしれません。とはいってもUAEWライト王者のアレックス・ダ・シウバもいますが……。

「そう考えると、自分に何か流れが来ているんじゃないですかね。アハハハ」

――ではパク・シウォンの印象を教えてください。

「林君と対戦した時は――あの大会の中で、一人だけ迫力が違いました。計量の時から体も大きいし、戻してからも仕上がっていて。もしこの選手と対戦できるなら――そのチャンスは今年のトーナメントしかないかもしれない。林君との試合の結果に関わらず、トーナメント1回戦で試合がしたい。パク・シウォン選手のオーラを見て、そう思いました。

実際に試合を視たら、本当に強くて。『こんなに強い選手がおるんや』と思いました。今23歳やのに、なんであんなに仕上がっているんやろうかと(苦笑)。試合でもすごく落ち着いて戦っていて、23歳の選手とは思えなかったです」

――しかもまだMMAキャリアは6戦ですからね。以前はドタバタと戦っている印象もありましたが、林RICE戦のスマートな戦いぶりは驚かされました。

「林君も『強すぎて何もできんかった』と言っていました。僕も林君がパク・シウォン選手と戦うことが決まって、過去の試合映像を視ていたんですよ。確かに仰るとおり、昔はまだドタバタ試合をしている感じで。だけど打撃のキレも進化しているし、何より落ち着いて試合をするようになっている。

でも自分の中で、どう戦うかのイメージは固まっています。あとはこれから練習で、仕上げていきます。今回は修斗王者とRoad FC王者が戦うという、なかなかない組み合わせです。僕はアマチュアから修斗で試合をしてきて、ここまで新人王、環太平洋、そして世界と全てのタイトルを獲らせてもらいました。次は修斗の代表として、Road FCで爪痕を残してきます!」

<パク・シウォン・インタビューはコチラから>

The post 【Road FC69】パク・シウォンと対戦、キャプテン☆アフリカ「修斗代表として、Road FCで爪痕を残す」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Black Combat Brave CF K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC69 Road to UFC Special UAEW UFC YouTube アルトゥル・ソロヴィエフ イスラム・マカチェフ カミル・マゴメドフ キック キャプテン☆ キャプテン☆アフリカ コナー・マクレガー ジョゼ・アルド ソン・ミンジョン パク・シウ パク・シウォン パク・スンモ 修斗 海外 鈴木千裕 青木真也

【Special】アジアの猛者たち─02─パク・シウォン「Global Tで優勝すればRIZIN王座奪取は朝飯前」

【写真】2002年4月4日、ソウル生まれでコヤン市イルサン育ちのパク・シウォン(C)MMAPLANET

UFC、RIZIN、北米フィーダーショー、日本のプロモーションと世界中のMMAを見渡してアジア勢が台頭しつつある。もちろん、アジアといっても広い。その勢いの中心は東アジアではなく、中央アジアだということも百も承知だ。MMAPLANETでは6月から日本人ファイターと肌を合わせた経験がある──あるいは今後その可能性が高いアジアのファイター達にインタビューを続けてきた。

題して「アジアの猛者たち」──第2弾は韓国からパク・シウォンのインタビューをお届けしたい。
Text by Manabu Takashima

8月31日(土・現地時間)に韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC69で戦いの火蓋が切って落とされるGlobal Tournament。昨年は負傷欠場したRoad FCライト級最強の男、パク・シウォンが今年は出場を果たす。

22歳、キャリア6勝0敗のパク・シウォンは中央アジア、ロシア、ブラジル人ファイターが参戦する同トーナメントを経験の積む場――ワールドクラスのファイターに成長を遂げるステージとしている。そしてRIZINと協力関係のあるRoad FCのトップファイターは「日本の格闘技文化に惚れた」と言いつつ、「このトーナメントで優勝すれば、RIZINライト級王座を取るのは朝飯前」と断言した。


韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にない

――キャリア6勝0敗、底知れぬポテンシャルを感じさせるパク・シウォン選手です。長期離脱前に「K-MMAの青木真也だ」と韓国の格闘技記者から聞いた時から、インタビューをさせていただきたいと思っていました。

「ありがとうございます(笑)」

――初めて対面させてもらったのですが、物凄く大きいですね。ウェルター級やミドル級に感じるほどです。

「身長が186センチか187センチあるので。そういう風に見えるんだと思います。ただリーチはそれほどでなくて、身長と同じぐらいなんです」

――とはいえ190センチ近くてライト級……。それはアドバンテージになりますね。そんなパク・シウォン選手ですが、いつぐらいからMMAに興味を持つようになったのですか。

「14歳の時にMMAを見始めて、15歳になって試合に出たくなり練習を始めました。UFCのジョゼ・アルド×コナー・マクレガーに夢中になり、Road FCのチュモギンダ(拳が鳴る)というリアリティTVショーを視て、自分もやろうと思ったんです。

イルサンにチームMAXというジムがあり、そこに入門してプロデビューをしたのもチームMAX時代です」

――それまでに格闘技の練習をした経験は?

「柔道を町道場で半年ほどやっていたぐらいです。実はMMAの練習をしたくて親に話すと許してもらえず、柔道なら良いということなので仕方なく習うようになったんです。でも半年ぐらい経ってMMAのジムに通うことを認めてもらえて、柔道は辞めました。だから格闘技歴はほぼMMAだけです」

――中学生がMMAの練習をする。どのような内容だったのでしょうか。

「Road FCのフライ級王者だったソン・ミンジョン選手がやっていたMMAのプロ練習にいきなり参加していました。当時から身長は180センチを超えていて、体重は60キロぐらいしかなかったのですが……。まぁ毎日、しこたま殴られましたね(笑)。もちろん、本気じゃないです。でも自分がMMAの手ほどきを受けたのは、間違いなくソン・ミンジョン選手からです」

――根性ファイトが信条のファイターでした。

「メチャクチャ腹が据わっていました。ただ下の人間には本当に優しくて、今でも尊敬している先生であり人物です。自分の人生のなかでも、最も誠実な人です。チームMAXで練習をしていたのは3年ほどでしたが、あの時に鍛えられたことで、今の自分がいると思っています」

――チームMAXを離れてからは、どのように練習をしてきたのでしょうか。

「チームMAXで練習を始めて2年4カ月後にプロデビューをしました。そこからチーム・スタンガンに移り、2年ほどしてフリーになり、2022年7月のパク・スンモ選手と戦う前からカウボーイMMAに合流しました。

カウボーイMMAからコーチが離れ、ダイヤMMAを立ち上げて今に至る感じです」

――デビューから2年目にコロナ・パンデミックが起り、練習も試合も大変な時期を経験したかと思います。もともとRoad FCでキャリアを積もうと考えていたのですか。

「それこそコロナの時にARCというRoad FCが行なっていた大会で戦っていたので、Road FCと契約をした形です。あの時は実はチームメイトが欠場し、代役出場だったんです。まだ19歳でしたが、長期契約を結ぶことでMMAを戦って収入を得ることができるからRoad FCで戦うことを決めました」

――今もデビューした時にサインした契約下で戦っているのですか。

「いえ、今年になって契約を更新しました。結果、2022年12月に巻いたベルトを返上して、今回のトーナメントで再びベルトを目指すことになったんです」

――タイトルは返上したのですか!!

「Road FCはチャンピオン制からグランプリ制に移行しました。結果としてRoad FCライト級最後のチャンピオンをいう肩書を持てるようになりました」

――コロナ後、Road FCから離れRoad to UFCで戦うチャンピオンやBlack Combatに移る選手も出てきましたが、パク・シウォン選手はRoad FCに継続参戦を決めたということですね。

「色々な選択肢がありました。そのなかでRoad FCが提示してくれた条件は非常に満足がいくものでした。同時にチャンピオンは適正な挑戦者が現れるのを待たないといけないのですが、トーナメントは勝てば確実に3試合が戦えます。

自分はまだまだ経験が浅いファイターです。もっと試合をしないといけないですし、Road FCが海外の強豪をトーナメントに出場させると約束をしてくれたので。それもあってRoad FCで戦うことに満足しています。

昨年のトーナメント優勝のアルトゥル・ソロヴィエフ、UAEWのライト級王者アレックス・ダ・シウバ。それにBRAVE CFでライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフ。修斗のキャプテン☆アフリカ選手も出場します。韓国でこれだけのメンバーが集まる大会は他にないです。こんな選手を呼んで大会を開く力があるのはRoad FCだけだと思います。なので、このトーナメントに出ないという選択はなかったです。

アジアより中央アジア、ロシア、ブラジル人と戦う経験がいずれは自分のキャリアに役立つと思っています。それが可能になるRoad FCで戦うことは今の自分に最適です」

日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)

――単刀直入に伺いますが、Road FCは縛りが強い印象があるなかでRIZINとは協力関係にあります。RIZINで戦いたいという気持ちはありますか。

「4月にRIZINを観戦したのですが、日本の格闘技文化に惚れてしまいました(笑)。とにかくお客さんがファイターを尊敬してくれています。鈴木千裕選手が入場した時と勝った時のお客さんの反応が凄まじかったです。自分もああいう選手になりたいと素直に思いました。

同時に、あれだけ高額のチケット代を支払ってまでファンがMMAの試合を見ることは韓国では考えられないです。その事実を知った時は正直、ショックでした」

――今後はまずグローバルTに集中することになるかと思いますが、最短でいつ頃RIZINで戦いたいという希望を持っていますか。

「Road FCのチャンピオンだったのでRIZINで戦うチャンスは、あるはずです。でも今はトーナメントに集中しないといけない。トーナメントで優勝することしか考えていないです」

――今回のトーナメントで優勝をして、箔をつけてRIZINライト級に殴り込みという青写真を描くこともできますね。

「この厳しいトーナメントで優勝できれば、RIZINのライト級でチャンピオンになるのは朝飯前です。アハハハハハ」

――そのグローバル・ライト級トーナメントに向けて、日本のファンにパク・シウォンとはどういうMMAファイターかアピールしてもらえないでしょうか。

「いつでも相手を仕留めることができる。それが持ち味です。キックでもパンチでも、寝技でもフィニッシュできます。それにトラッシュトークも任せてください。力もあり、口も達者です(笑)。

ワールドクラスになるには全てが万能でないといけないです。まさにイスラム・マカチェフの試合を見てもレスリングも打撃も寝技も全てトップクラスです。自分はまだまだ足りないと感じています。これから、そこは勉強に行きます」

――ところでトラッシュトークも任せてくださいという言葉ありましたが、Road FCでは100秒のキックルールのような試合を組むようになりました。あの試合に関して、パク・シウォン選手はどのように感じていますか。

「格闘技としては『どうかな?』とは思っています。ただ、あの試合をフォローする人も多いですし、コア層以外にRoad FCを知ってもらうための宣伝としては良いかと。自分のやるべきことは、そうファンにMMAの方が面白いと思ってもらえるよう戦うことです」

The post 【Special】アジアの猛者たち─02─パク・シウォン「Global Tで優勝すればRIZIN王座奪取は朝飯前」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Brave CF K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC Road FC69 Road FC70 UAEW UFC アルトゥル・ソロヴィエフ アレックス・ダ・シウバ. カミル・マゴメドフ キャプテン☆アフリカ ナンディンエルデン・キム・インソォン ハン・サングォン パク・シウォン ブログ 原口央

【ROAD FC69】今年もグローバルT開催! 修斗王者キャプテンは初戦でROAD王者パク・シウォンと対決

【写真】所属するDIA(ダイア)MMAの前で(C)MMAPLANET

8月31日(土・現地時間)、韓国はウォンジュのウォンジュ総合体育館でRoad FC69で昨年に引き続き実施されるGlobal Tournamentの開幕戦=準々決勝が行われ70キロのライト級Tにキャプテン☆アフリカ、63キロのバンタム級Tには原口央が出場する。
Text by Manabu Takashima


同大会と10月27日(日・同)に同地のチアク体育館で開かれるRoad FC70=準決勝大会に関しては、今月18日(木・同)に発表があったが、28日(日)の修斗大阪大会で<世界ライト級王座決定戦を戦うキャプテン☆アフリカの出場に関して、日本のメディアにはかん口令が敷かれていた。 a href="https://mmaplanet.jp/176844" rel="noopener" target="_blank">晴れて修斗世界王者となり、同トーナメント出場を公とできるようになったキャプテン☆アフリカは2年連続の出場で、昨年は初戦でRoad FCフェザー級王者パク・ヘジンに勝利も、準決勝で結果的にトーナメント準優勝となったナンディンエルデン・キム・インソォンにパウンドアウトで敗れた

4月にダウンを喫し大ピンチも腕十字でハン・サングォンを破り、トーナメント出場をアピールしていたキャプテン☆アフリカだが、初戦の相手はK-MMA最強ライト級ファイターといっても過言でないRoad FCライト級王者パク・シウォンと戦うことになった。

2002年4月生まれ、22歳のパク・シウォンはコロナ期に立ち技特化型MMMA大会=ARCで名前を挙げ、Road FCと契約を結ぶと2022年7月にキャリア4戦目でRoad FCライト級の頂点に。12月に初防衛に成功したが、昨年のトーナメントは負傷欠場となり4月大会で査定試合=林ライス陽太と対戦すると、2分13秒に左フックで失神KO勝ちを収めている。

トーナメント出場前にパク・シウォンは韓国政府から渡航警報下にあるダゲスタンを訪問──ヌルマゴ父アブドゥルマナップが開いたジムに単身武者修行を敢行。

韓国メディアによると当初、ダゲスタンの虎の穴では見知らぬ韓国人ファイターの訪問と「練習をしたい」という要望をスルーしていたという。しかし、朝から晩までジムの前に立ち続けているパク・シウォンに根負けし、4日目にしてトレーニングを許可。すると、さすがのK-MMAライト級最強ファイターはその力を現地でも認められて、UFC世界王者イスラム・マカチェフらとトレーニングを4週間に渡り行って来たという。

恐るべきはパク・シウォンのポテンシャルの高さ以上に、この行動力とそれを支える決断力の強さといえる。キャプテン☆アフリカにとっては、過去最強の相手になることは間違いない。そんなパク・シウォン×キャプテン☆アフリカ以外のT出場選手を準々決勝・対戦ベースで列記すると、まずパク・ヘジンと昨年のトーナメント優勝のアルトゥル・ソロヴィエフも連続出場を果たす。

続いて昨年準優勝のナンディンエルデン・キム・インソォン、元UFCファイターでUAEWライト級チャンピオンのブラジル人ファイター=アレックス・ダ・シウバ。

そして4月にキャプテンに逆転負けを喫したハン・サングォン。BRAVE CFでライト級王座挑戦経験のあるバーレーン国籍を取得したダゲスタン人ファイター、16勝4敗のカミル・マゴメドフという面々だ。

Road FC王者、修斗世界王者、UAEW王者に昨年の優勝&準優勝者が揃ったマニア垂涎のトーナメントに向けて、MMAPLANETが行ったインタビューでパク・シウォンは「このトーナメントで優勝できれば問題なくRIZINのライト級のベルトを巻くだけの力があることを証明できる」と豪語している。同インタビュー及びバンタム級Tについて引き続き、アップしていきたい。

The post 【ROAD FC69】今年もグローバルT開催! 修斗王者キャプテンは初戦でROAD王者パク・シウォンと対決 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ROAD FC Shooto Shooto2024#06 キャプテン☆アフリカ パク・シウ パク・シウォン 修斗 大尊伸光

【Shooto2024#06】キャプテン☆アフリカが大尊に袈裟固めから腕を極めて世界王座を獲得

<修斗世界ライト級王座決定戦/5分5R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
Def.1R2分03秒 by ストレートアームロック
大尊伸光(日本)

サウスポーのキャプテンがガードを固めて左ハイを繰り出す。左ローを放ったキャプテンに対し、大尊がジワリジワリと距離を詰めていく。キャプテンのシングルレッグで尻もちを着かされた大尊が、鉄槌を連打する。大尊は背中を着かせてからマウントへ。袈裟固めで押さえ込み、そのまま両足で右腕を絞り込んでタップを奪った。

得意の形で一本勝ちしたキャプテンは自身よりも先に、号泣している師匠の三島☆ド根性ノ助コブラ会代表の腰にベルトを巻いた。念願の修斗世界王者となったキャプテンは、次は8月31日に韓国のウォンジュ体育館で開催されるROAD FCに出場。70キロトーナメント準々決勝で、同ライト級王者のパク・シウォンと対戦する。


The post 【Shooto2024#06】キャプテン☆アフリカが大尊に袈裟固めから腕を極めて世界王座を獲得 first appeared on MMAPLANET.