8月13日にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催する『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』ではマルロン・ヴェラ vs. ドミニク・クルーズ、デヴィン・クラーク vs. アザマット・ムルザカノフ、アリアネ・リプスキ vs. プリシラ・カショエイラ、ジェラルド・マーシャート vs. ブルーノ・シウバ等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
カテゴリー: ドミニク・クルーズ
8月13日にカリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで開催する『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』ではマルロン・ヴェラ vs. ドミニク・クルーズ、デヴィン・クラーク vs. アザマット・ムルザカノフ、アリアネ・リプスキ vs. プリシラ・カショエイラ、ジェラルド・マーシャート vs. ブルーノ・シウバ等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だったカードを紹介していきます。続きを読む・・・
8.13『UFC Fight Night』のメインイベントはマルロン・ヴェラ vs. ドミニク・クルーズ(2022年06月08日)
こちらの続報。
Just spoke with @AliAbdelaziz00, who says that Frankie Edgar has requested to fight for a final time at UFC 281 at Madison Square Garden and will face whoever the promotion puts in front of him.
— Aaron Bronsteter (@aaronbronsteter) July 17, 2022
TSNのアーロン・ブロンズテーター記者がツイッターでフランク・エドガーのマネージャー、アリ・アブドルアジズと話をしたところ、11月12日にマジソン・スクエア・ガーデンで開催する『UFC 281』で引退試合をすることを希望しているとのこと。
Frankie Edgar eyeing Madison Square Garden retirement bout at UFC 281, likes Dominick Cruz for final opponent https://t.co/BZ6G0CIrMH pic.twitter.com/q7ZmCICTXK
— MMAFighting.com (@MMAFighting) July 18, 2022
この件についてフランク・エドガーが以下のコメント。
「そうなればクールだと思う。マジソン・スクエア・ガーデンは僕の庭みたいなものだから、かなりクールな見送りになるよ。ヘンゾ・グレイシーと長年一緒に練習してきたしね」続きを読む・・・
「対戦相手はドミニク・クルーズが良いと思う。僕は対戦をアピールしたり、対戦相手を選り好みすることは無かった。普段はUFCとアリに任せている。それでも名前を挙げたのは、レガシーな戦いになると思うし彼が8月に試合を控えててそれがどうなるか分からないからだ。それでもドミニク・クルーズが良い。僕が155ポンドのチャンピオンだった時、彼は135ポンドのチャンピオンだった。どちらも階級でトップだった。面白い戦いになると思う」
「前回の試合から引退のアイデアはちらついていた。ここ数試合は明らかに思い通りに行かなかったけど、正直言うと僕は永遠に戦い続けたい。だがそれは僕の家族や僕を心配してくれる人たちに対してわがままだ。だから引退を発表して、夕日に向かって航海できるような引退の仕方をする必要があると思った」
「ほろ苦いけど、そうならざるを得ない。僕は40歳だし、あと数ヶ月で41歳になる。でも調子は最高なんだ。ジムに行っても疲れない。ドナルド・セラーニが最近引退した時に「腹筋にサヨナラ、運動にサヨナラだ」と言ってたそうだけど、僕はそういうタイプじゃない。ワークアウトが好きだし、グッドルッキングでいたい。見栄っ張りかもしれないが、僕はこの人生を楽しんでいる。僕にとってはただの仕事じゃないから、去っていくのは辛い。このスポーツとはずっと関わっていくよ」
Sean O’Malley gets the step up the world has been waiting for against Pedro Munhoz 〓 #UFC274 | Full story: https://t.co/pQKPuUs99c pic.twitter.com/Kn9mo4a1HG
— MMA Junkie (@MMAJunkie) May 3, 2022
7月2日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 276』でペドロ・ムニョス vs. ショーン・オマリーのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。
ムニョスは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でドミニク・クルーズに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCバンタム級ランキング10位。
オマリーは同じく昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でハウリアン・パイヴァに1R TKO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFCバンタム級ランキング13位。続きを読む・・・
I’m getting back in the pool!
— Henry Cejudo (@HenryCejudo) April 10, 2022
ヘンリー・セフードがツイッターで管理下選手に復帰したとコメント。
Henry Cejudo returning from retirement, plans to re-enter USADA testing pool (@DamonMartin) https://t.co/qlnJan3pTj pic.twitter.com/kKIYrMI3ay
— MMAFighting.com (@MMAFighting) April 11, 2022
セフードのマネージャー、アリ・アブドルアジズがセフードがUSADAの管理下選手に復帰したことを報告。UFCの選手が復帰する場合、アンチドーピング・ポリシーに従いUSADAの管理下に入り6ヶ月間ランダムの薬物検査を受ける必要があります。
アブドルアジズは以下のコメント。
「ヘンリーはアレックス・ヴォルカノフスキー戦とトレーニングに集中するだろう。彼は引退した後もトレーニングを止めなかった。ヘンリーが復帰したらバンタム級王座を奪回できるし、フェザー級王座も穫れると確信している。UFC史上初の3階級チャンピオンになるだろう」
@alexvolkanovski you’ve inspired me to come back. When it comes to wrestling…you couldn’t pin a tweet. I would take you down and choke you out quicker than a McGregor relapse. Sign the contract. https://t.co/3gX1oI1bNO
— Henry Cejudo (@HenryCejudo) April 10, 2022
また、ヘンリー・セフードはツイッターで「アレックス・ヴォルカノフスキーよ、お前に促されて復帰するよ」「コナー・マクレガーの復帰よりも早くチョークで仕留めてやるから契約にサインしろ」とコメントしています。
Henry Cejudo(Sherdog)
ヘンリー・セフードは現在35歳。2020年5月の『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』でドミニク・クルーズに2R TKO勝ちしバンタム級王座を防衛したまま引退を発表しています。近年はコーチとしてデイヴィソン・フィゲイレド、ジョン・ジョーンズ、クリス・サイボーグ、ジャン・ウェイリ、イリー・プロハースカらと練習しています。続きを読む・・・
Song Yadong wants Dominick Cruz after quick KO at #UFCVegas50: 'I watch his fights since I was a young kid' https://t.co/RqIzNYlHlt
— MMA Junkie (@MMAJunkie) March 13, 2022
『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でマルロン・モラエスに1R KO勝ちしたソン・ヤードンが試合直後のマイクでドミニク・クルーズ戦をアピールした真意について以下のコメント。
「子供の頃から彼の試合を見ていて大ファンになった。彼のファイトスタイルが好きだから興味がある。僕のスタイルと彼のスタイルが激突したらどうなると思う?」
マルロン・モラエス戦については以下のコメント。
「どんな打ち合いでも危険を感じたことはない。それに僕の方が速いしね。毎日コンビネーションを練習している。ボクシングコーチに感謝したい。彼は良いアッパーカットを教えてくれた」
「僕は試合を続けていくだけだし、勝っていけば自ずとタイトルに辿り着けるだろう」
ソン・ヤードンは現在24歳なので子供の頃からドミニク・クルーズを見ていた年齢になります。また、チーム・アルファメール所属なのでユライア・フェイバーの弟子としてクルーズと対戦したい意図もあるようです。続きを読む・・・
<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.1R2分06秒 by KO
マルロン・モラエス(ブラジル)
いきなり左ボディから顔面へのフックで攻め立てるヤードン。モラエスが距離を取る。ヤードンは左ミドル、さらに右クロスでダウンをモラエスをグラつかせる。マットに手を着いたモラエスは体勢を整えなおしたが、さらにヤードンのパンチをもらいグラついてしまう。モラエスは左アッパーから右フックを、ヤードンはスウェーでかわす。左ジャブの突き合いから、ヤードンが右クロス、左フック、そして右アッパーのコンビネーションを全て当てて、モラエスをマットに沈めた。
試合後、ヤードンは「尊敬している」というドミニク・クルーズとの対戦をアピールした。
モラエスはWSOFの絶対王者からUFCと契約し、初戦でいきなりスプリット判定負けしたが、そこから4連勝すると、当時の王者ヘンリー・セフードに挑戦。しかし3Rにパンチを効かされKO負け。そこから、ジョゼ・アルドに判定勝ちするも王座挑戦権は持っていかれ、サンドヘイゲン・フォント・デヴァリシビリに3連続KO負け。ランキングも10位まで後退した。前戦は序盤にパンチを効かせて大チャンスを作ったが、仕留めきれずに失速し、2Rにテイクダウンからのパウンドで逆転負けを喫した。
ヤドンは中国No.1プロスペクトとして、苦手なタイプとの対戦を避けたマッチメイクで育てられてきたが、コディ・スタマン、マルロン・ヴェラ、カイラー・フィリップスにテイクダウンを奪われ苦戦する展開が続いた。ここ2戦は中堅以下の格下相手にテイクダウンされても押さえ込まれ続けない戦い振りを見せているが、ランカー相手にも同じ戦い方ができるか。まだ24歳。実績は圧倒的にモラエスだが、ダメージの蓄積でもモラエスが上回ってしまっている。
いきなり詰めていくヤドン。左ハイ。右フックがヒットしモラエス一瞬手をつく。出ていくヤドン。モラエス距離を取るがまた右フックをもらった。左右のボディを入れるヤドン。プレスしてくるヤドンのジャブを合わせるモラエスだが、ヤドンのコンボからの右アッパーがヒットし仰向けにダウン!追い打ち不要のKO!
ヤドン、元タイトル挑戦者に圧勝。勝利者インタビューではドミニク・クルーズとの対戦をアピールした。
モラエスはやはり打たれ弱くなっているか。これで4試合連続KO負け…。
<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ステップを踏みながら左ミドルハイを蹴ったドミニクに対し、ムニョスがローを繰り出す。飛び込んでカーフのドミニクは、右ハイをダックでかわしボディを入れる。続いてワンツーの右を入れたドミニクは左右のオーバーハンド、ムニョスが右ミドルを蹴る。ニータップを仕掛け、離れ際に右を放ったドミニクはローからワンツーを入れ、さらに右を当てる。左ロングに左ジャブを受けて、前方に崩れたドミニクは懸命にスタンドに戻るが、もう一発左を受けて倒れる。
グラウンドでバックに回ったムニョスに対し、スクランブルからスタンドに戻ったドミニクだがダメージが残っているか。ムニョスの後ろ回し蹴りをかわしたドミニクは、ワンツーが届かない。それでも蹴り足をキャッチして、ニータップの要領でテイクダウンを決める。ここはムニョスがすぐに立ち上がり、ドミニクもがぶりから離れる。コンビネーションのなかで左をヒットさせたドミニクは、終盤に左右のパンチをまとめたが初回を落とした。
2R、ローをキャッチしつつパンチをまとめたドミニクが、ワンツーを伸ばす。ドミニクのシャッフルに惑わされず、前に出てくるときに神経を集中させている感もあるムニョスは右ミドルをキャッチされても、テイクダウンを許さない。スタミナロスを避け、組みに拘らないドミニクは左ジャブ、ローをチェックしてパンチを振るっていく。ワンツーを決めたドミニクはローを蹴られるが、ダブルレッグを切り蹴りから左右のフックへ。
飛び込んで左を届かせたドミニクに対し、ムニョスが左ジャブを当てる。素早いワンツーで左をヒットさせたドミニクは、これでカットしたムニョスに右を振るって左を当てる。ワンツーからスリー、フォーと左右のパンチを伸ばすドミニクが、ローをキャッチしてから左、ムニョスも左を返す。ここでドミニクはパンチを纏めてヒザ蹴り、さらにローで姿勢を乱しておいて右ストレート、さらにアッパーを繰り出しポイントをイーブンに戻した。
最終回、左を振るって前に出るドミニクを迎え撃つムニョス。右を当てたドミニクはムニョスのステップインを回ってかわして中央を取るとハイを狙う。ガードしたムニョスは打ち終わりに右を狙い、ワンツーに右をヒットさせる。ワンツーのドミニク、ジャブで距離を創り右フックを振るうムニョスが、ドミニクのテイクダウンを切っていく。その場スーパーマンの直後にワンツーを決めたドミニクは、後ろ回し蹴りをかわして左ジャブを当てる。ワンツーからハイ、頭を振ってのワンツーで左を決めると、右を続けたドミニクが攻勢に。
ムニョスもジャブを返すが、被弾する数が増えてきた。それでも右ミドルを入れたムニョスは間合いを取り直し、ジャブを伸ばす。頭から突っ込み、右オーバーハンドのドミニクだが、これは危ない動きだ。直後に蹴り足をキャッチして倒したドミニクは、スタンドで待ち受けてローを入れる。ダブルのフェイクから、パンチをまとめたドミニクだが、ムニョスも最後まで攻撃を見切りつつパンチで抵抗しタイムアップに。
結果は2R、3Rと挽回したドミニクが3-0で判定勝ちを収めた。ムニョスと称え合ったドミニクは「スリップにパンチを当てられた」と話し、皆が一致団結することを訴えた。
【写真】どちらかといえば王者がクールで、エキサイトしているのは挑戦者だった(C)Zuffa/UFC
11日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC269「Oliveira vs Poirier」の計量が、10日(金・同)に行われた。
2021年最後のPPV大会のメインはUFC世界ライト級選手権試合=王者シャーウス・オリヴェイラ×挑戦者ダスティン・ポイエーだ。
先に登場したポイエーはスケールの上でベルトを巻くというポーズ。続いてサングラス姿で体重計に乗った王者オリヴェイラはシャウトし、思わずダナ・ホワイトが割って入るほどの勢いでポイエーに詰め寄る。
それでも冷静な表情だったオリヴェイラに対し、かなり興奮し鼻息も荒くなっていたポイエーは「大勝負だ。もう一度、皆の前に頂点に立つためにやってきた。もうミスはしない。レッツゴー」と叫び、両手を高々と掲げた。
対照的に落ち着いたままのオリヴェイラは「何千という見方が彼にいても、神は僕とある。やってやるよ」と話した。
コメインはアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペニャがUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う。
まず「素晴らしい機会をえることができ、ここにいる皆に感謝している。すごくワクワクしているし、準備は十分。明日はファイアーワークスになる」という言葉を噛んだペニャは笑顔を見せた。
対して養女を抱いてインタビューを受けたヌネスは「皆と今夜会えて、すごくハッピーよ。彼女はライオンハートをまだ正面切って体感したことがないの。ベルトはどこにも行かないわ。皆ぁ、明日ね」といつも通りの意気揚々ぶりだった。
フライ級初戦でカイ・カラフランスと相対するコディ・ガーブラントはセレモニアル計量ということもあり、しっかりとリカバリーの後も見え、問題なく本来のパフォーマンスを期待できそうだ。そのカーブラント、カラフランスの首を掻っ切ってやるポーズに、思わず浮かべた笑みが非常に頼もしく見えた。
胸のタトゥーと同じカラーに髪の毛を染めたショーン・オマリーは、パウリアン・パイヴァとのフェイスオフでヌッと顔を前に出し、威圧感十分。パイヴァも笑顔で流す余裕の表情だった。
髭を蓄えたドミニク・クルーズは、笑顔で登壇したペドロ・ムニョスを相手に非常に厳しい表情を浮かべ、しっかりと握手して別れた。またアレックス・ペレスと対戦予定だったマット・シュネルが体調不良でドクターストップに。残念ながら両者の対戦は3度目も実現せず、ペレスは4試合連続でファイトの機会を失うことになってしまった。
■視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ
■UFC269計量結果
<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] シャーウス・オリヴェイラ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]ダスティン・ポイエー: 154.5ポンド(70.08キロ)
<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 134.5ポンド(61.0キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ: 135ポンド(61.24キロ)
<ウェルター級/5分5R>
ジェフ・ニール: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビョ: 169.5ポンド(76.88キロ)
<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
コディ・ガーブラント(米国)
<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
パウリアン・パイヴァ: 135.5ポンド(61.46キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)
<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)
<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 263.5ポンド(119.52キロ)
タイ・ツイバサ: 264 ポンド(119.74キロ)
<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 186ポンド(84.37キロ)
<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 185.5ポンド(84.14キロ)
<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125ポンド(56.7キロ)
<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 125.25ポンド(56.81キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145.5ポンド(66.0キロ)
デリック・ミナー: 146ポンド(66.22キロ)
<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 136ポンド(61.69キロ)
トニー・ケリー: 134.5ポンド(61.0キロ)
<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 129ポンド(58.51キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
【写真】ドミニク・クルーズLOVEといえば水垣偉弥、大宮司岳彦、そして弥益ドミネーター聡志。いわば今回はドミネイトできていない試合なので、特別編ということになる (C)Zuffa/UFC
MMAには様々な勝ち方がある。完勝といえば、秒殺KOであったり、一本勝ちを指すのかもしれない。その一方で、完封勝利──一方的に試合を支配するのもMMAにおける完勝劇の一つであることは間違いない。
MMAPLANETでは弥益ドミネーター聡志による、完全支配マッチを振り返ってもらう新規格、A view of Dominatorをスタート。
第1回はいきなり企画の主旨から外れるが、ドミニク・ドミネイター・クルーズが3月6日に戦ったケイシー・ケニー戦を弥益に解説してもらった。
──勝手ながらMMAPLANETにおけるドミネイター解説員として、試合を思い切りドミネイトした選手について語ってもらうという新企画。今回は決してドミネイトしていないですが、第1回ということでドミニク・ドミネイター・クルーズのケイシー・ケニー戦について、ドミネーターの話をお伺いしたいと思います。事前の予想では、勝てないことも十分にある試合だったかと。
「ケイシー・ケニーの試合をあまりしっかりと見たことがなかったですが、柔道ベースだということは知っていまいした。最近の試合をチェックすると、あくまでも打撃で試合を組み立ています。柔道のスキル、組みの強さをテイクダウンディフェンスに回している選手だという印象が強かったです。
そういうことを考えると、このところテイクダウンがとれていないドミニク・クルーズからすると余計に厳しい相手かと思っていました」
──今の選手は、ドミニクの動きに惑わされずに、自分のやるべきことをやるという姿勢が見られます。もちろん、ケイシー・ケニーもドミニクに惑わされないだろうと。
「そうですね。自分のやりたいことをやっていますしね。それにテイクダウンができても、すぐにスクランブルになる。ドミニクは立たれても、倒す。また立たれても倒す。そうやって削ることが以前はできていたのですが、テイクダウンが取れないと逆に削られる。そういう試合になるかもしれないという気はしていました」
──実際に初回などは、そういう風になりそうな試合展開でした。
「そうですね。いきなりテイクダウンを仕掛けました。何の布石もなく、仕掛けた。あのシーンを見て、圧力負けしているんじゃないかという風に見えました。自分からテイクダウンを取りに行ったのではなく、取りに行かされていた。それは試合全般を通しても、ドミニクが能動的にテイクダウンを取りに行っているシーンはあまり見られなかったです」
──動かされていると?
「ハイ、圧力を掛けられて追い込まれてつい行ってしまうという動きに見えることが凄く多かったです。圧で負けているので、上体が一度起きてからテイクダウンを仕掛けているとか。
もちろんケイシー・ケニーのテイクダウンディフェンスが凄く強いのがあってですが、以前のように相手の反応をワンテンポ遅らせるということができていなかったです」
──それでいて、以前になかった動きも見られました。
「それが新しく採り入れたのか、落ちたからそうなったのか……。試合を通してみて、構えてしまっていた場面も多かったと感じました。オーソでしっかりと構えを取ることが多かった。ケイシー・ケニーのローキックが走っていたので、前足を削られてしまったとところもあります。
連勝していた頃のドミニクって、構えていない時間がもっと多かったです」
──右なのか、左なのか。何が出てくるのか分からないという。
「本人にしか分からない感覚があって、あの戦い方ができていたと思います」
──実際に唯一無二で、同じ戦い方をできる選手は他にいないですしね。
「特化し過ぎて、他に伝えられるモノじゃないのでしょうね」
──その戦いがなかなかできなくなっている……。
「ハイ、今回の試合も流れを掴んでいるのはケイシー・ケニーでした。ドミニクはテイクダウンが取れずに削られていく──まさに、その流れになっていたと思いました。でも、結果としてドミニクが持っていった。
結局……簡単な言葉なんですけど、気持ちの部分なんだと。ドミニクって足を止めての打ち合いができる選手なのに、敢えてあの足を使ってシャッフルと呼ばれる構えを小刻みに変えた戦いをしていたのでしょうね。
楽をするためでなく、勝つために厳しいことを追求してあのスタイルになっていた。結果として、ドミニクのやろうとしていることはキツイことだった。その形が、以前はシャッフルして動きまくってテイクダウンを取るというスタイルでした。
今回の試合は、見た目は変わりました。見ている人への映り方も変わった。でも、ドミニクは勝つために自分にとって一番厳しいことをする。それは同じなんだと……僕は正直、感激してしまいました」
<この項、続く>
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