カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN211   アレクセイ・オレイニク イェン・シャオナン イリル・ラティフィ カーラ・エスパルザ キック グイド・カネッティ ジェシカ・ペネ ジョン・カスタニエダ ソン・ヤードン タバタ・ヒッチ トレヴィン・ジョーンズ ハオーニ・バルセロス マッケンジー・ダーン マリナ・ホドリゲス ユリア・ストレアレンコ ランディ・コスタ ランディ・ブラウン

【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?!

【写真】散打の選手は基本的に打撃を使った後のバランスは良いが、足を取られることに対してレスリングの強化は欠かせない (C)Zuffa/UFC

9月30日(金・現地時間)、1日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」の計量が行われている。

メインは女子ストロー級のマッケンジー・ダーン✖イェン・シャオナンが組まれた今大会、マッケンジーにとってはUFCで2度目のメイン登場で、同様に5回戦も2度目となる。対するシャオナンはUFC9戦目で初めてヘッドライナーを務めることとなった。また前回大会のソン・ヤードンに続き、中国人選手が2大会連続でメインを戦うことになる。


そのシャオナン、現女子ストロー級世界王者カーラ・エスパルザ、そしてマリナ・ホドリゲスと連敗中で今回のメインを務めることになっている。

マッケンジーも前回のメイン出場では、シャオナンと同様にホドリゲスに判定負けを喫しているが、5Rの経験という部分では文字通り1日の長がある。スタイル的にも散打ベースのムエタイがバックボーンのシャオナンは、マッケンジーを相手に寝技には持ち込まれたくない。いやグラウンドでは苦戦は免れないどころか、上でも下でも常に一本負けの危機があるといって良いだろう。

独特のサイドキック基調で、足をジャブのように使えるシャオナンだが、UFCで挙げた6勝は全て判定勝ちで世界最高峰ではKOパワーがあるとは言い難い。計量の様子からもフィジカルではマッケンジーを上回るシャオンとはいえ、パンチを被弾することをいとわず、組んで倒せば勝利が近づくマッケンジーと距離を取り、組みを切って25分間戦い続けるのは至難の技だ。

テイクダウン&極めを如何に耐え、常にフィニッシュ狙いのマッケンジーが疲弊させ、かつサイドキックやジャブで削ることができるか。シャオナンにとっては我慢の初メインとなる。

またバンタム級のトレヴィン・ジョーンズ✖ハオーニ・バルセロス、45歳のアレクセイ・オレイニクと40歳のイリル・ラティフィの仕切り直しの一戦など、負けると後がない対決も気になるファイトナイトだ。

なおマッケンジーと共にファイトキャンプを行ったタバタ・ヒッチは、対戦相手のジェシカ・ペネの体調不良で試合がキャンセルされている。

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

The post 【UFN211】計量終了 メイン初登場、マッケンジー・ダーンと戦うイェン・シャオナンは我慢の一戦?! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA News o UFC   ソン・ヤードン ホドリゴ・ナシメント

『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点/サンドヘイゲン vs. ソン4Rまでの採点


Andre Fili defeats Bill Algeo(MMA Decisions)

 アンドレ・フィリ vs. ビル・アルジェオのジャッジの採点。Sal D'AmatoとDerek Clearyが1,2Rフィリ、3Rアルジェオで29-28フィリ勝利。Chris Leeが1Rフィリ、2,3Rアルジェオで28-29アルジェオ勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27フィリ支持3人、29-28フィリ支持10人でした。


Rodrigo Nascimento defeats Tanner Boser(MMA Decisions)

 ホドリゴ・ナシメント vs. タナー・ボザーのジャッジの採点。Douglas Crosbyが1,2Rボザー、3Rナシメントで28-29ボザー勝利。Adalaide Byrdが1,3Rナシメント、2Rボザーで29-28ナシメント勝利。Junichiro Kamijoがフルマークでナシメントで30-27ナシメント勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ナシメント支持1人、29-28ナシメント支持12人、28-29ボザー支持1人でした。


 なお、メインイベントのコリー・サンドヘイゲン vs. ソン・ヤードンの4Rまでの採点は、Sal D'AmatoとDerek Clearyが1,2Rソン、3,4Rサンドヘイゲンで38-38。Chris Leeが1Rソン、2,3,4Rサンドヘイゲンで39-37サンドヘイゲンでした。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN210 コリー・サンドハーゲン ソン・ヤードン

【UFN210】サンドハーゲンの左縦ヒジで、ソンが左眉をカット。必死に戦うが4R終了時に続行不能に

【写真】大量の流血にも、懸命に戦ったソン・ヤードンだが、その気持ちで前に出てサンドヘーゲンの攻撃を受けることが増えた(C)Zuffa/UFC

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def.4R5分00秒by TKO
ソン・ヤードン(中国)

すぐにサウスポーからオーソに構え、その後のスイッチを見せるサンドハーゲンが、ジャブから組んでいく。ケージに押し込まれたソンは左を差し、離れ際にパンチを狙う。サンドハーゲンは左ミドルを蹴り、スイッチして前手でジャブを続ける。後ろ回し蹴りで姿勢を乱したサンドハーゲンは、すぐに正対して左を伸ばして前に出る。ソンが左リードアッパーを当てると、サンドハーゲンが組みを選択。体を入れ替えたソンは、エルボーを打ちながら離れる。シングルレッグを潰したソンは、下になったサンドハーゲンの立ち上がり際にバックに回り、スタンドで足をフックする。サンドヘーゲンはソンが着地すると、胸を合わせてエルボー、続いてヒザを突き上げる。

鋭い左ミドルを決めたサンドハーゲンは、左ストレート。テイクダウン狙いのフェイクに、ソンがスプロール──大きく反応している。右ストレートから左フックを当てたソンは、ここでも左ミドルを蹴られる。最後の10秒で左ショートを届かせたサンドハーゲンだが、ジャッジによっては判断の割れるラウンドになったかもしれない。

2R、ソンの左リードフックに対し、左ハイを返すサンドハーゲン。構えを変えて飛びヒザを繰り出す。ソンも右ミドルを蹴ると、右オーバーハンドで距離を詰め、左フックでサンドハーゲンが姿勢を乱す。サンドハーゲンのダブルレッグで一瞬のテイクダウンを許したソンは、即スクランブルし続くダブルを防ぐ。ここでサンドハーゲンが左の縦ヒジでソンの左眉の辺りをカットさせる。ホドリゲスを同じか、それ以上の流血に見舞われたソンの傷をサンドハーゲンが狙う。

ジャブ、ヒジから左ミドルを決めたサンドハーゲンは、ソンのエルボーをかわす。サンドハーゲンの左に左フックを合わせようとしたソンだが、振りが大きくなっているか。それでもソンはステップでサンドハーゲンの攻撃をかわす。ならばと蹴りの距離でロー、前蹴りを繰り出したサンドハーゲンが左ストレートを当てて、組みつく。そのままケージにソンを押し込んだサンドハーゲンがエルボー、ソンは左右のフックを打って時間となった。

3R、左眉に大きなカットが確認されたソンだが、ドクターは試合続行を宣言する。サンドハーゲンが左ミドル、ソンが右ミドルを蹴る。勝負を急ぐ必要があるソンが前に出るが、サンドハーゲンは右に回ってローを蹴っていく。左ストレートの飛び込みに、フックを狙い、ダブルレッグを切ったソンがボディを殴る。上半身を大きく動かし、パンチをかわすソンをサンドハーゲンのヒザが襲う。組みのフェイクを巧みに織り交ぜて、結果的にソンの反撃を許さず組みついたサンドハーゲンが、ケージに圧し込んで時間を使う。

離れ際に左フックを狙ったソンだが、サンドハーゲンも左を当ててアッパーカットにつなげる。ソンは笑顔を浮かべるも、前に出る動きはあっても攻撃の精度でも遅れを取っている。そのソンがジャブで前に出ると、打ち終わりにサンドハーゲンがパンチを合わせ、左ボディショットに続き、跳びヒザでリードを広げた。

4R開始前にもう一度ドクターチェックがあったが、ここも試合は続行される。勢いのある右ミドルからショートのフックをまとめたソンは、逆転を賭けて前に出る。しかし、サンドハーゲンは左ストレートをヒット。右フックを打ち返したソンが、サンドハーゲンの左ハイに左を合わせようとする。さらに左ミドルをキャッチし、軸足払いでテイクダウンを奪ったソンは、ガードの中で頭をつけて抑えにかかる。スクランブルでバックを取り切れなかったソンは、逆に金網を背負ってのヒザに、小外を合わされてテイクダウンを奪われる。

ソンは立ち上がって間合いを取ると、フックで前に出る。サンドヘーゲンは右に回りながら蹴りを散らし、スイッチしては前手でジャブ、アッパーを打ったあとでダブルレッグで揺さぶる。尻もちに留まらず、背中をつかされたソンはハーフで抑えられる。ここでエルボーを打ちつけたサンドヘーゲンはバタフライガードに立ち上がって左の拳を振り下ろしラウンド終了となった。

ここで頭を振って目が見えていないという仕草を見せてしまったソン。ユライアは「あと5分だ」と鼓舞するが、ドクターが試合をストップした。


The post 【UFN210】サンドハーゲンの左縦ヒジで、ソンが左眉をカット。必死に戦うが4R終了時に続行不能に first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFN210 アレン・アメドフスキー アンドレ・フィーリ キック グレゴリー・ホドリゲス コリー・サンドハーゲン ジェイク・シールズ ジャビッド・バシャラット ジョセフ・パイファー ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン トニー・グレーブリー トレヴィン・ジレス ビル・アレジオ ホドリゴ・ナシメント ボクシング マフクアンドレ・バリユー ローマ・ルックンブンミー

【UFN210】グレーブリーと対戦、ジャビッド・バシャラット「他のバンタム級ファイターとは違う」

【写真】明晰な頭脳と、タフな精神を持っていそうなジャビッド・バシャラットだった(C)MMAPLANET

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN210:UFN on ESPN+68「Sandhagen vs Song」でジャビッド・バシャラットがトニー・グレーブリーと対戦する。

アフガン生まれ、7歳の時に英国へ移住したバシャラットは、弟のファリドが前回のコンテンダーシリーズでUFCとの契約を実現させた。ファイトウィークに弟が人生を賭けたし勝負に挑む。その事実はジャビッドの心理状態にどのような影響を与えたのか等を尋ねた


――2度目のUFCでの試合を土曜日に控えているなか、昨夜のコンテンダーシリーズでは弟さんのファリドが試合をしました。自身の試合があるなかで、弟の人生が懸かった試合がある。戦いになかなか集中できなかったのではないでしょうか。

「もちろん、弟の試合のことは気になったよ。でも、これまでに何度も同じに日に戦う経験を子供の頃からしてきた。同じ週ではなく、同じ日にね。そうやって僕らはキャリアを積んできた。今回は僕にとっても、弟にとっても人生で一番大きな試合という状況だけど慣れたものだよ。こういうのはね。

それに弟の力を信じていたし、間違いなく勝ってUFCと契約できると思っていた。だから何もマイナスになることはなかった。ファリドには『契約が懸かっているからと言って、何か余分なことをする必要はない』と伝えていたんだけど、しっかりとそのアドバイスを守っていたよ。サブミッションやKOが望まれているのは分かっている。でも、弟のスタイルは綺麗で、普通にやれば詰まらない試合にはならない。だから無理矢理フィニッシュを狙い過ぎて、いつもと違う動きをする必要なんてないんだ」

──コンテンダーシリーズだからといって、自分のスタイルを変えてはいけないと。

「もちろん、退屈な試合をしてはいけない。ファリドは普段から、動きで人々を魅了できる。だから、自分の良さを失わないで戦うことが必要だったんだ」

──実際判定勝ちでしたが、フィニッシュできなかったことで契約できないかもという不安はなかったですか。

「ほとんどなかった。弟はやり過ぎることなくフィニッシュを狙っていたし、相手はタフだったからね。いつもフィニッシュできるわけがない。コンテンダーシリーズではフィニッシュが必要というのはその通りだ。でも、狙いすぎてペースを乱した結果、隙ができて負ける選手もいる。当然、安全に戦うことは大切だけど、そこに重きを置きすぎた試合をしてはダメだ。気を抜かないよう、フィニッシュを狙う。そういう試合をファリドはしていたよ」

──結果、UFCとのサインを勝ち取りましたが、ファリドの勝利はジャビッドの背中をさらに押してくれたでしょうか。

「もちろん、そうなったよ。もう弟の試合のことを考えないで済むしね。今はリラックスして、自分の試合に集中している。ただ弟と一緒に勝つことをモチベーションにしていたわけじゃない。戦うのは僕本人、他からモチベーションが得られるようは求めていない。それでも一緒に練習して、弟が自分の戦いをして勝ったのだから、自分もそうできると信じているよ」

──ところでジャビッドはアフガニスタン生まれですが、英国育ちだそうですね。

「20年前、7歳の時にアフガニスタンを離れた。アフガニスタンは内戦状態が続いており、家族が安全に生活できる環境がなかった。父は国を離れることを決め、まずはパキスタンの難民キャンプに身を置き、そこからロンドンに移り住んだんだ。アフガニスタンにいる時は体だけでなく、メンタル面でも常に生き残ることを考えて、凄くタフになれた。そしてロンドンでマーシャルアーツに出会って、新しい人生を見つけることができたんだ。英国が、ロンドンが僕らの人生を変えてくれた。感謝してやまないよ」

──今はそのロンドンを離れて、ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習していますね。

「ロンドンを離れたわけじゃない。練習のために来ているんだ。ボクシング、キックボクシング、柔術、レスリングと全ての面で上達させるには、上のレベルでの練習が必要だった。コンテンダーシリーズに出た時にエクストリーム・クートゥアーで練習させてもらい、UFC PIも知った。『あぁ、ここだ。次のレベルに行くには、ここで練習するしかない』と思った。ただ僕はいつも練習しているから、ずっとラスベガスにいることになる(笑)。

楽ではないね。生活のコスト、練習をするのも金が必要だ。そうやって10カ月やってきたので、なかなかハードだよ。でも、将来に向けて僕のスキルは朝の練習ごと、夜の練習ごとに進化している。ジェイク・シールズとデイビー・クーパーのお陰でね」

──バシャラット兄弟の試合を見ていると、しっかりと自分をコントロールして、やるべきことがクリアになって戦うことができているように感じます。

「試合中は何を考えようが、何が起こるか分からないことを理解しているんだ。だから、弟の試合でもコーナーに就くことはない。僕の戦いは僕の戦いで、弟の戦いは弟の戦いだ。集中力を切らさないよう戦うだけなんだ。それは僕の生い立ちのなかで、身に着けることができた能力なのかもしれない。

自分が何をしないといけないのか。自分のすべきことに集中している。運よく、ここまで無敗でこられたけど、自分のやるべきことをやって負ければ、そこから学ぶことは大いにあるはずだ。自分のやるべきことができず、全力で戦えない方が敗北よりも良くないことだと思う。こんな風だから試合前は凄くナーバスになってしまうんだ。

相手を恐れているからじゃない。自分の全てを出して戦えるかどうかという部分で神経質になる。僕が人生を賭けて練習してきたことを、15分で出し切れるのか。出し切れないことを考えると、怖いんだ。簡単なことじゃないからね、相手がいて。その相手も同じに様に全てを賭けて僕を倒そうとしているわけだから」

──ところでエクストリーム・クートゥアーでは、日本人選手と練習することもありましたか。

「イエス、イエス、イエス。タツロー・タイラ、リョー・オカダ。それとレイだ。凄く気持ちの良い連中だよ。リョーはベリーナイスガイだ。そして、皆よく練習をするし。良い練習ができた。レイも良い選手だ。将来有望だよ。レイは練習をしっかりして、パーティーもせず練習で何がデキて、何がデキなかったかをしっかりと分かっていた。とてもスマートだ」

──怜選手は前の日曜日に日本で試合をして、1RでTKO勝ちしています。ジャビッドも続きたいところですが、グレーブリーは力強いテイクダウンを持つレスラーです。ジャビッドは彼に対して、どのようなアドバンテージを持っていると考えていますか。

「全てだ。僕は全てにおいて彼を上回っている。レスリングですら、ね。レイに尋ねてくよ。どれだけ僕はレスリングが強いかのを(笑)。僕はウェルラウディット・ファイターだ。レスリング、グラップリング、打撃、全て僕の方が上だよ。彼はレスリングがベースだから、テイクダウンを狙ってくるだろう。でも、受けて立つよ。テイクダウンを奪われることはない。試合を見て欲しい。

土曜日は、僕が他のバンタム級ファイターと違うところを見せるよ。いつまでもランク外やランクの下の方で戦うつもりもない。すぐにランキングを上げて、大きな契約をして、ビッグマネーを手にするよ(笑)。もちろんタイトル挑戦がすぐに実現するとは思っていない。でも、まだ時間も残されているし、急がない。それに本音をいえばトニー・グレーブリーは最もハードな相手だ。KOパワーがあるし、レスリングが強い。でも何を恐れていない。自分がどれだけのものか、トニー・グレーブリーと戦った確認するんだ」

■視聴方法(予定)
9月18日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN210対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ(米国)
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ビル・アレジオ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
ジョセフ・パイファー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボザー(カナダ)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
パット・サバティーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス(米国)
ルイス・コウシー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
サラ・マクマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
デニース・ゴミス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
ダニエル・セジューベル(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
マリア・アガポヴァ(カザフスタン)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モッタ(ブラジル)
キャメロン・ヴァンキャンプ(米国)

The post 【UFN210】グレーブリーと対戦、ジャビッド・バシャラット「他のバンタム級ファイターとは違う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA MMA MMAPLANET o PRIDE UFC UFC279 アイリーン・アルダナ アラテンヘイリ アントン・トゥルキャリ カムザット・チマエフ クリス・バーネット ケヴィン・ホランド コリー・サンドハーゲン ジャイルトン・アルメイダ ジュリアン・エロサ ジョニー・ウォーカー ソン・ヤードン ダリアン・ウィークス チャド・アンヘリガー トニー・ファーガソン ネイト・ディアス ノルマ・ドゥモント メイシー・シェエソン ユアン・リネス リー・ジンリャン 佐藤天 海外

【UFC279】ファーガソンと対戦、リー・ジンリャンから学ぶべきこと「居心地の良い場所から離れる」

【写真】アジアを代表するファイターであり続けるリー・ジンリャン(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されたUFC 279「Chimaev vs Diaz」で、アジアの大砲=リー・ジンリャンがトニー・ファーガソンと対戦する。

UFC在籍も8年以上、手にした勝ち星は11となった彼は現在、中国を離れてフロリダに拠点を置き、キルクリフFCでトレーニングを積んでいる。彼個人でなく、若いチームメイトを帯同しての米国滞在──我々は世界の最高峰のPPV大会でコメインを戦うリー・ジンリャンから学べることがあるはずだ。


リモート取材後にスクショをお願いすると、必ず通訳をしてくれるマネージャー氏とツーショットを彼は欲する

──キャリア最大の一番といっても過言でないトニー・ファーガソン戦が迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「最高だよ。前回の試合では全くケガもなかったから、すぐにトレーニングに戻った。そしてUFCに少しでも早くオクタゴンに戻りたいって伝えていたんだ。個人的には来週のソン・ヤードンがコリー・サンドハーゲンとメインで戦う大会で戦いたいってね。でもUFCのオファーは、それより早かった(笑)。4月に米国にやってきた目的は、今年はもっと試合をするためだったから、その通りになっているよ。しかもファーガソンのようなレジェンドとオクタゴンをシェアできるって、完璧だよ。光栄だし、彼と全てのMMAが喜ぶ試合をするよ」

──ファーガソンは4連敗中です。ただし、その相手は世界のトップ中のトップでした。その彼がウェルター級に階級を上げてくることをどのように思っていますか。

「彼の直近の試合、4つの敗戦は全てチェックした。敗因はゲームプランを実行できていないからだ。そして対戦相手はファーガソンを研究しているのに対し、彼はそこまで相手のことを学習していなかった。そうなると凄くハイレベルな相手には勝てない。ただし、今回はウェルター級で階級を上げてきたこともあり、きっと自分のことも十分に研究しているに違いない。それでもファーガソン云々ではなく、自分が如何に戦うかだよ。僕は自分の戦いを貫く。今、思っていることはそれだけだよ。

確かにファーガソンは4連敗中だ。でも、そこはこの試合に関係ない。その4試合でファーガソンは色々なことを学んできたはずだから。僕らプロアスリートの活動期間は長くない。だからファイターはしっかりとコンディションを整えて戦わないといけない。UFCはそういう選手たちの集まりだ。それでも、選手っていうのはいつか負ける日がやってくるんだ。

だから僕らは他人が何を言おうが、気にする必要はない。自分を信じることさ。自分がベストだということに疑いを持つと、試合で勝てなくなる。そこがMMAを戦い続ける上で最も重要なことだよ。自分を嫌う人間のことなんて無視すれば良い。自分のことを大切に思ってくれる家族、コーチ、チームメイトとの関係を信じて、SNSでゴチャゴチャうるさいことを言ってくる連中のことなんて気にしなければ良いんだ。

それでも許せないことを書きこむなら、こう言ってやれば良い──「おい、オクタゴンで言ってみろ」ってね(笑)」

──アハハハ。実は先月キルクリフFCで練習を見せてもらったのですが、本当に懸命に取り組んでいましたね。

「南フロリダは最高の場所だよ。暑くて、汗をいくらでもかけるから体重を落としやすい。ジムのチームメイトもコーチも、素晴らしいよ。特にウェルター級は世界中からトップファイターが集まっている。最高の練習ができるんだ。フーフト夫妻はいつもジムに来て、全選手のケアをしてくれる。これ以上の練習環境はないよ」

──他の中国人選手をキルクリフFCに帯同していますね。

「今回、シャイラン・ヌルダンベクとバハトプールゥ・バトボラティという僕より若い選手をチャイナ・トップチームから連れてきたんだ。彼らを米国に連れてきたのは、しっかりと米国の現実を見て欲しかったから。MMAファイターは海外での練習が必要だと思っている。色々な国の選手とスパーリングをするためにもね。経験を積むために欠かせないことだよ。

シャイランは既にUFCで戦っている。バハトプールゥはLFAと契約しているんだ。彼にとって初めての米国の練習であり、試合でもあった。最初の試合は減量に問題があって負けてしまった。全く米国で戦うこと全てに慣れていなかったよ。でも2試合目は勝てた。1試合目の経験が生きたんだ。彼は凄く成長している。米国での滞在の全てが、バハトプールゥの成長を促しているんだよ」

──今、UFCでは中国勢はアジアの最大の勢力です。日本人の契約は5人。日本人ファイターもリー・ジンリャンの学ばないといけないですね。日本が中国から学ぶべきことは何でしょうか。

「中国となると、僕も分からないけど──自分の経験を日本の若い選手とシェアできるなら、居心地の良い所から離れろってことかな。犠牲を伴うことで、視野が広がる。海外に行って、レベルの高い選手と練習することで当然成長できるけど、それには日本で生活するよりもコストが掛かる。家族と一緒にいることもできない。自分達の食べ物も気軽に食べるは不可能だ。色々なことを犠牲にしないといけないけど、成功を掴むには必要なこと。

僕は2000年代の初めにPRIDEによって、MMAを知った。このスポーツを愛してしまった。それからはMMAをやり抜くために、ありとあらゆる困難と向き合ってきたよ。心地良い場所に居続けていたら、成功はできないということだよ」

──今日はありがとうございました。次回、フロリダに行った時はぜひとも手料理を食べさせてください。佐藤天選手が、リー・ジンリャンは素晴らしいシェフだと言っていました(笑)。

「もちろんだよ。ノープロブレム。ウェルカムだ。サトーは最高のヤツだな(笑)」

■視聴方法(予定)
9月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC279対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
カムザット・チマエフ(スウェーデン)
ネイト・ディアス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
トニー・ファーガソン(米国)

<180ポンド契約/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
メイシー・シェエソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
ジュリアン・エロサ(米国)

<220ポンド契約/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
クリス・バーネット(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
ダニエル・ウォルフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
メリッサ・マルチネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダリアン・ウィークス(米国)
ユアン・リネス(カナダ)

The post 【UFC279】ファーガソンと対戦、リー・ジンリャンから学ぶべきこと「居心地の良い場所から離れる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o ONE UFC   ギガ・チカゼ ソン・ヤードン

9.17『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でグレゴリー・ホドリゲス vs. チディ・エンジョクアーニ、タナー・ボザー vs. ホドリゴ・ナシメント等複数の試合が判明

KAMINOGE 129(9月5日発売)


9.17『UFC Fight Night』でコリー・サンドヘイゲン vs. ソン・ヤードン、ギガ・チカゼ vs. ソディック・ユーサフが決定(2022年07月12日)

アスペン・ラッドに新型コロナウイルスの陽性反応、サラ・マクマン戦が8.13『UFC on ESPN 41』から9.17『UFC Fight Night 210』に延期(2022年08月10日)

 こちらの続報。

 9月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』で判明している試合を紹介していきます。続きを読む・・・
カテゴリー
ABEMA LFA LFA138 MMA MMAPLANET o UFC アリ・ファリアス エド・ソアレス ジョシュ・エメット ソン・ヤードン 田中路教

【LFA138】アリ・ファリアスに敗れた田中路教――「終わった瞬間は、辞めようかと思いました」

【写真】インタビュー後、感極まる場面もあったが、最後は笑顔を見せた田中。勘違いが何か分からないが、やってきたことに嘘はない。そんな生き方をしているのは確かだ(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されたLFA138でアリ・ファリアスにスプリット判定負けを田中路教が喫した。

UFCにこだわり、アルファメールでの練習にこだわり続け、自らの意思を全うしてきた。意志力の強さ、努力、全く自分を甘やかすことのない日々を送り続けてなお、厳しい現実に直面した。

そんな田中の大会終了直後の声をここでお届けしたい。


――裁定が下るまで、どのような心境でしたか。

「終わった瞬間はいったかなと思ったんですけど……正直、分からなかったです。そのままの結果にはなりましたが、割れて持って行かれるというのはありました。嫌な予感というか……」

――痛い負けです。今後に向けて。

「そうですね……、そうッすね。このレベルで負けてはいけなかったです。ちょっと色々な勘違いが重なって……そこが敗因かと思います。自分と人は違うっていうのがありすぎて、これまでも色々な試合を視てくることがなかった。そういう部分で、試合の中の対処方法にしてもイメージする部分が少なかったです。

しかも練習で、試合でできないことをやってきてしまった。それが一番の勘違いですね。練習でやっていたスタイルが、試合で一切でなくて。1Rはそれでやろうとしたんですけど、全く集中できなくて。2Rから切り替えたのですが、遅かったです。

いやぁ……そうッすね……。強くならなきゃ、強くならなきゃっていう気持ちが凄くあって。アルファメールでソン・ヤードンやジョシュ・エメットのようにトップ5の人間がいるので、あのレベルにならないといけないというのがあって。それが勘違いを助長してしまったというか……。ホント、試合でできないスタイルにいってしまいました」

――練習では、今日のために何をやってきたのでしょうか。

「練習でやってきたスタンスとかが、全く試合で出なかったです。立ちからのスタンスで……。アレって思って……。正しい努力が全然できていなかった。正しい努力をしていると思っていたんだけど全然、真逆に行っていたと思います」

――何が正しいのか、正しくないのかは分からないですが、局面の対処とし足関節に入られてバックを許すという展開。あそこは走り抜けるまでの感覚はなかったですか。

「あんまり覚えていないですけど、寝技にいないこと……スクランブルに移行しようとしたのですが、ユライアの言ってくれたことを遂行できなかったです」

――実際に戦って感じたアリ・ファリアスの技術とパワーは?

「パワーは凄かったです(苦笑)。凄かったス。でも、1Rが終わったときに取られる感じはないと思いました。う~ん……でも全然集中できていなかったです。落ち着きすぎていた……立ち上がりとか悪すぎました」

――あのう……厳しい言い方ですが、もう諦めますか。やり続けますか。

「う~ん、もう1回やりたいですね。勘違いした試合のまま終わりたくはないです。終わった瞬間は、辞めようかと思いましたけど」

――思いましたか……。

インタビュー後、田中はLFAのエド・ソアレスを訪れ、もう1試合組んでほしいと直談判した(C)TSP

「思いました。ここまでかなかって。試合前にも、ここで負けたら先はないと思っていました。

これまでで一番良いコンディションが創れたと思っていて。このコンディションで負けたら、もうダメだな。この先はないと思っていたのですが、それが勘違いだったので。もう1回、しっかりやり直して……戦ってからというのは思います。いやぁ、辞めるにしても……もう1回やりたいなぁ……。そうですね……そんなところです」

The post 【LFA138】アリ・ファリアスに敗れた田中路教――「終わった瞬間は、辞めようかと思いました」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ホルヘ・マスヴィダル ボー・ニッコル ユライア・フェイバー

【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

The post 【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC アンソニー・ペティス アンディ・ヴェレラ カイル・ベーム クレイグ・ジョーンズ ジェイムス・クラウス ソン・ヤードン ブランドン・ロイヴァル ホルヘ・マスヴィダル ボクシング ユライア・フェイバー ロクサン・モダフェリ

【UFC FPI02】ファイトパス招待02にヤードン、ユライア、クレイグらが出場。ワンマッチに63&ロイヴァルも

【写真】ロイヴァルの華麗なノンストップ・グラップリングがMMAグローブのない戦いでも見られるか(C)LFA

7月3日(日・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexでチーム対抗のグラップリングイベント=UFC Fight Pass Invitational 02が開催される。

27日(月・同)から開幕している10度目のUFC International Fight Week。正式スタート前の25日(土・同)からラスベガス・コンベンションセンター内サウスホールではUltimate InvitationalとしてUSAウェイトリフティング・ナショナル選手権が開催され、同会場では引き続きIBJJF柔術のアメリカン・ナショナルやアマチュアボクシングの大会も開かれている。

そんなファイトウィークのヘッドラインは勿論2日(土・同)にT モバイル・アリーナで開催されるUFC276「Adesanya vs Cannoier」だが、催し物のトリはこのUFC FPI02が務めることになった。


昨年12月の第1回大会と同様に4チーム対抗のトーナメント戦と、シングルマッチが組まれたプログラップリングイベント。参加チームはホルヘ・マスヴィダル率いるマスヴィダルス・アイコンMMA、UFCのグラップリング大会といえば顔役でもあるユライア・フェイバーのフェイバーズA1コンバット、そしてPFL参戦中で先週の土曜日にワキ腹を負傷したアンソニー・ペティスはアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップとして参戦、さらにFighting Alliance Championshipは監督でなくジェイムス・クラウスがプレイングマネージャーとして出陣する。

アイコンMMAにはクレイグ・ジョーンズ、エンリコ・コッコ、PJ・バーチらが属しており、A1コンバットはユライア御大自らソン・ヤードンを帯同しマットに上がる。

ペティス配下にはオリヴィエ・タザ、FACにはアンディ・ヴェレラとカイル・ベームというSUG組がその名をメンバーに連ねている。

そんなチーム戦以上に注目はシングルマッチだ。ラスベガス開催ということで地元シンジケートMMAから2月にMMAを引退したロクサン・モダフェリが出場し、ノヴァウニオンの柔術家であるMMAファイターのミッシェレ・オリヴェイラを迎え撃つ。

そのシンジケート所属でMMAも経験している柔術家ショーン&ジェリーのシャピロ兄弟が、それぞれアンドレ・フィート&ブランドン・ロイヴァルと戦うことも決まっている。もちろんロクサンのピュアグラップリングにどれだけ慧舟會色が残っているのかも楽しみだが、さらに必見なのは……やはりロイヴァルだろう。

動いて下になりつつ三角や腕十字というLFA時代にMMAでも魅せていた──スクランブルの向こう側、極めて終わるグラップリングがサブオンリー戦で爆発するか。日本でもMMAファイターと柔術家のグラップリングでの交流はGCMのコンテンダーズ時代から見られてきたが、そこは北米MMA界──異種格闘技戦でなく、純粋グラップリングとして戦えるであろうロイヴァルと黒帯柔術家の組み技戦は見逃せない。

■視聴方法(予定)
7月4日(月・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

The post 【UFC FPI02】ファイトパス招待02にヤードン、ユライア、クレイグらが出場。ワンマッチに63&ロイヴァルも first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o UFC   ソン・ヤードン ドミニク・クルーズ ボクシング マルロン・モラエス ユライア・フェイバー

ソン・ヤードン「ドミニク・クルーズと対戦したい。子供の頃からファンだった」


 『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でマルロン・モラエスに1R KO勝ちしたソン・ヤードンが試合直後のマイクでドミニク・クルーズ戦をアピールした真意について以下のコメント。

「子供の頃から彼の試合を見ていて大ファンになった。彼のファイトスタイルが好きだから興味がある。僕のスタイルと彼のスタイルが激突したらどうなると思う?」

 マルロン・モラエス戦については以下のコメント。

「どんな打ち合いでも危険を感じたことはない。それに僕の方が速いしね。毎日コンビネーションを練習している。ボクシングコーチに感謝したい。彼は良いアッパーカットを教えてくれた」

「僕は試合を続けていくだけだし、勝っていけば自ずとタイトルに辿り着けるだろう」

 ソン・ヤードンは現在24歳なので子供の頃からドミニク・クルーズを見ていた年齢になります。また、チーム・アルファメール所属なのでユライア・フェイバーの弟子としてクルーズと対戦したい意図もあるようです。続きを読む・・・