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45 BELLATOR o UFC キック トフィック・ムサエフ ベンソン・ヘンダーソン

Bellator CS4:メインイベント・ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. アレクサンデル・シャブリー

ライト級タイトルマッチ5分5R。5月に予定されていたが、ウスマンの負傷で今回に延期となった。

ハビブのいとこで、UFCバンタム級2位ウマルの弟ウスマン。プロデビューから16連勝でパトリッキー・フレイレを破りライト級王座獲得。昨年のライト級GPでは一回戦でベンソン・ヘンダーソンに1Rチョークで一本勝ち。10月の準決勝は元王者ブレント・プリマスに判定勝ちしたが、試合後に禁止薬物が検出されノーコンテストに。Bellator側の故意ではないという判断で王座は剥奪されていない。自己評価では、ライト級ランキング1位が同門のイスラム・マカチェフで、自分はそれに続く2位と評している。26歳。

シャブリーはBellator初参戦以来5連勝。Bellatorライト級GPでは一回戦でトフィック・ムサエフ、準決勝ではホベルト・サトシ・ソウザに勝って上がってきたパトリッキー・フレイレに判定勝ち。こちらの自己評価では、ライト級世界1位は「自分とイスラム・マカチェフ」と答えている。31歳。

左ミドルを入れたウスマン。また左ミドルを入れるところで組んだシャブリー。放したウスマン。前蹴り。バックスピンキック。詰めていくウスマンに右を打ち込むシャブリー。ウスマン組み付いたが受け止めたシャブリー。離れる。ウスマンタックル。組むとバックに回り投げてテイクダウン。すぐにバックマウント。しかし前に落とそうとするシャブリー。前に降りたウスマン。離れる。ウスマン肘。右ハイ。前蹴り。詰めるところにシャブリーの肘がヒット。残り1分。シャブリー右ボディ。左ミドルを返すウスマン。左ハイ。ゴング。

1Rややウスマン。

2R。ミドル・前蹴りを入れるウスマン。シャブリーはパンチを打ち込む。四つに組んだウスマン。ケージに押し込んだ。離れるシャブリー。飛び膝を見せたウスマン。ブロックしたシャブリーだが、ウスマン詰めてきた。ケージを背負ったシャブリーにダブルレッグ。ケージでディフェンスするシャブリー。ウスマン離れた。タックルを見せたウスマンだが切られる。左ミドル。右をヒットさせたシャブリー。ゴング。

2Rもややウスマン。

3R。ウスマンの蹴りにパンチを返すシャブリー。ワンツーを入れるシャブリーにインローを返す。両者距離を取っての打撃戦が続く。見合いが多い。シャブリーがパンチで出たところでシングルレッグ。切ったシャブリー。ニータップのフェイントから左を入れるシャブリー。ウスマンのアッパーがヒット。そのまま組んだがシャブリー引き剥がす。残りわずかでシャブリータックル。膝を着いたウスマン。ゴング。

3Rややウスマン。

4R。蹴りを入れるウスマン。左をヒットさせたシャブリーだが離れた。ウスマンがタックルに入るとシャブリーヒザを入れたが、伸ばした手がアイポークに。タイムストップ。再開。見合いが続いて会場からブーイングが飛ぶ。ウスマン左ミドル。シングルレッグを狙ったが足をつかめず。ウスマンの飛び膝を受け止めて四つに組んだシャブリーだが離れる。ウスマン左ハイ。シャブリー下がる。蹴りで飛び込んだウスマンにシャブリーがタックルに入ろうとしたが、ウスマンが首を抱えてがぶる。ギロチン。シャブリー下になって外す。ウスマンハーフで押さえ込んだが、ガードに戻すシャブリー。ウスマン肘。シャブリーの足関狙いを回転して外すウスマン。上からパウンド。残りわずかでシャブリー立った。ゴング。

このラウンドは初めて明確にウスマンのラウンド。

5R。出られないシャブリー。ウスマンが蹴りを入れていく。タックルに入るウスマンだがシャブリー切った。じわじわと出るシャブリーだが、打撃が単発。蹴りで牽制するウスマン。プレッシャーをかけるシャブリーだが、なかなかパンチの間合いに入れない。サイドステップしながら蹴りを入れるウスマン。シャブリーのタックルを切った。残り1分。残りわずかで出たシャブリーにタックル。ケージに押し込んで時間を使う。離れた。前に出るシャブリーだが四つに組み止めたウスマン。タイムアップ。

4Rと5Rは間違いなくウスマン。あとは割れてもおかしくはない程度の差だが…。

50-45、49-46×2の3-0でウスマンが王座防衛。

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45 BELLATOR o カイオ・ボハーリョ ゲガール・ムサシ ジェイソン・ジャクソン ジョン・ソルター マイケル・ペイジ

Bellator CS4:メインカード第3試合・ドゥグラス・リマ vs. アーロン・ジェフリー

ミドル級。

ウェルター級王者リマ、ミドル級に上げて同時二冠を狙ったがゲガール・ムサシに判定負けすると、そこからヤロスラフ・アモソフ、マイケル・ペイジ、ジェイソン・ジャクソンに敗れ4連敗。体重オーバーもあり、前戦からミドル級に上げている。昨年5月のミドル級初戦でカステロ・ファン・スティーニスに判定勝ちし、ミドル級のランキングに入っている。36歳。

カナダのジェフリーはCage Furyでミドル級王座を獲得し、2021年にコンテンダーシリーズに出場したが、カイオ・ボハーリョに判定負け。その後Bellatorに参戦し、ここまで3勝2敗。負けた相手はいずれも元タイトル挑戦者のジョン・ソルターとファビアン・エドワーズ。31歳。

ジェフリー距離を詰めるとシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。リマのガードに。インサイドから体を起こさずパウンドを入れるジェフリー。下からのリマのヒジでカットしたのか出血している。ケージまで移動したリマ。立たせないように脇を差してパンチを入れるジェフリー。バックに回る。スタンドバックに。コントロールしながらパンチを入れるジェフリー。残り45秒。リマの立ち際にヒジを入れるとタックルへ。四つで受け止めたリマ。ゴング。

1Rジェフリー。

2R。圧をかけるジェフリーだが、リマのジャブで腰が落ちた。前に出るリマだが、ジャブを突く。ジェフリーまた前に出てタックル。ケージに押し込む。テイクダウンを狙うジェフリー。一度離れてまたタックルに。ケージでこらえるリマ。離れ際にまたタックルに入るが、リマはこらえながらブラウン肘連打。離れたジェフリー。またタックルに来たジェフリー。受け止めてパンチを入れるリマ。ジェフリー四つに組んでヒザ。ダブルレッグに入るジェフリーだが、リマケージでこらえた。そのままゴング。

2Rはリマか。

3R。パンチで出るジェフリー。リマまたケージを背負う。膝着きタックル。シングルレッグから倒したジェフリー。背中を付けたリマ。ジェフリーインサイドからパウンドを入れていく。ケージで体を起こそうとするリマだがジェフリーが起こさせない。背中を向けて立ったがジェフリーのヒザをもらう。膝を着いたリマをバックコントロール。残り45秒で正対したリマ。離れたが、ジェフリーすぐにまたタックル。ケージでこらえるリマ。またテイクダウンしたジェフリー。パウンドを落とす。タイムアップ。

判定三者29-28でジェフリー勝利。

地味な戦いぶりに会場からブーイングを浴びると中指を立てるジェフリー。

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BELLATOR MMA o UFC ウスマン・ヌルマゴメドフ エマニュエル・サンチェス

Bellator CS4:メインカード第1試合・ヤンシー・メデイロス vs. ゾーラ・アイヴァジアン

ライト級。

メデイロスはUFCを4連敗でリリースされBellatorと契約。初戦は元フェザー級タイトル挑戦経験者のエマニュエル・サンチェスに判定勝ちしたが、昨年4月のハワイ大会での2戦目は、チョークで一本勝ちした試合後に禁止薬物が検出されノーコンテストに。37歳。

アルメニアのアイヴァジアンはBellator初参戦。MMA14勝1敗の29歳。コンバットサンボではウスマン・ヌルマゴメドフに勝ったことがあるとのこと。

静かな立ち上がり。距離を取るアイヴァジアン。リーチで上回るメデイロスがジャブを入れていくが、アイヴァジアンがタックルにバックに回った。投げて崩すとパウンドを入れる。すぐ立つメデイロスだがなおもスタンドバック。投げたアイヴァジアン。すぐ立つメデイロス。また倒した。今度は座った体勢で押さえ込む。ちょくちょくケージを掴むメデイロス。寝かされないようにこらえるメデイロス。ケージを使って立った。四つからヒザを入れるメデイロス。離れ際にヒザを入れたメデイロス。アイヴァジアン消耗したか。下がり気味。メデイロスも無理に詰めない。ゴング。

1Rは両者特に大きなダメージは与えていないので、コントロールでアイヴァジアン。

2R。詰めるメデイロスにパンチを入れるアイヴァジアン。ワンツー。両者慎重。右オーバーハンドを見せるアイヴァジアン。メデイロスは単発のジャブのみ。アイヴァジアンシングルレッグ。ケージでこらえるメデイロス、またケージ掴み。ボディロックから投げたアイヴァジアン。立ったメデイロスをまた投げる。しかしまたすぐ立ったアイヴァジアン。シングルレッグで倒す。立ったメデイロスだがすぐまた倒すアイヴァジアン。クラッチを切って正対したメデイロスだが残り10秒。ゴング。

2Rアイヴァジアン。

3R。もうKOするしかないメデイロスだが、まだ慎重。ジャブで距離を測るのみ。アイヴァジアンがワンツーをヒット。軽い打撃を見せるだけのメデイロス。詰めたところにメデイロスがシングルレッグからバックに回る。ケージ際で後方に投げた。すぐ立つメデイロスだが、なおもスタンドバック。離れたアイヴァジアン。メデイロス、倒す気が見えないパンチのみ。逆にアイヴァジアンが強打を打ち込む。プレッシャーをかけてワンツーを入れたが右の強打を返される。アイヴァジアンシングルレッグ。テイクダウン。背中を付けたメデイロス。立ち上がってパウンドを入れるアイヴァジアン。残り10秒の拍子木を終了と勘違いしたのか、立ち上がって背中を向けるアイヴァジアン。メデイロス立って右ハイを入れたがタイムアップ。

三者30-27でアイヴァジアン勝利。

メデイロスに勝つ気持ちが見えなかった。

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN242 キック ジェシカ・アンドラーデ ナタリア・シウバ ブログ

【UFN242】シウバが絶妙のアウトボクシングでアンドラーデを翻弄。元女子ストロー級王者に判定で完勝

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)

アンドラーデがプレッシャーをかけて左ミドル、シウバが右ストレートを狙う。シウバはケージ内をサークリングしながらジャブを突き、右カーフやワンツーにつなげる。アンドラーデもボディブローを交えたコンビネーションで前に出ていく。

シウバはジャブと右カーフ、パンチをまとめて右ハイキック。アンドラ―ジは右ストレートで飛び込んで左フックを返す。シウバはハイキックとスピニングバックキック、ジャブと右カーフ、サイドキックで自分の距離を保つ。アンドラーデは左右のフックで前に出て、右ボディから顔面への右フック。

シウバは足を使ってジャブを当て、アンドラーデのパンチには首相撲からのヒザ蹴りで対抗。アンドラーデが左フックから飛び込んでパンチをまとめると、シウはスピニングバックエルボーを狙った。

2R、シウバは右カーフと左ハイ、細かくジャブを当てて、右ストレートやスピニングバックキックを狙う。アンドラーデはシウバをケージに詰めて右ストレートから左フック、右腕を差してテイクダウンを狙うが、シウバが首相撲の形で組手を切る。距離が離れるとシウバはワンツーと首相撲からヒザ蹴り。前に出続けるアンドラーデだが有効打はない。

アンドラーデはパンチから組みついてテイクダウンを狙うが、シウバはそれを許さない。ジャブ、前蹴り、スピニングバックキックを繰り出すシウバ。アンドラーデは強引に前に出て組むが、シウバは首相撲を使って離れる。

シウバはジャブを当てつつ、サウスポーにスイッチして左ストレート。これでアンドラーデは右目を気にする仕草を見せる。すぐに前に出るアンドラーデだが、シウバはペースを変えずにジャブとサークリングを繰り返す。

シウバは左ボディと顔面へのサイドキック、アンドラーデがパンチから組みつき、離れ際にシウバがヒジ、アンドラーデがパンチを振ってラウンドを終えた。

3R、シウバは変わらずジャブからワンツーと右カーフ、構えをスイッチして左ストレートと左ハイ、オーソドックスに戻してワンツーと手数を増やす。何とか組みついたアンドラーデだが、シウバが上手く体を逃がして離れる。

試合がスタンドに戻るとシウバは顔面へのスピニングバックキックやカカト落としも披露。アンドラーデのパンチやローを空振りさせ、ジャブ、右ストレート、左フックのカウンターを当てる。

残り2分でアンドラーデが右腕を差してケージへ押し込む。ここはアンドラーデがあえて引き込むが、シウバがヒジを落として立ち上がって距離を取る。

シウバはジャブとサイドキックで距離をとる。アンドラーデも必死にパンチで前に出ていくが、シウバを捉えきれない。最後はシウバがスピニングバックキックをボディに当て、ケージ内をサークリング。終了直前にハグして、試合終了のブザーを聞いた。見事なアウトボクシングを見せたシウバがアンドラージを下し「「凄くエモーショナルになっているわ。この試合は本当に大切な試合だったから。4カ月前にシスターを亡くした。どんな苦難があっても家族がいて、神がいることを皆、分かって欲しい。試合は相手がプレッシャーを掛けてくることは分かっていた。ダナ、チャンピオンになりたい。タイトル戦にトライしたいの」と話した。


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45 AB BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o PFL キック ジョン・マッキャロイ ブライス・メレディス

【Bellator CS2024#04】全米レスラー勢の強さ爆発。メレディスがRNCでマッキャロイを絞め落とす

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス(米国)
Def.1R3分18秒 by RNC
ジョン・マッキャロイ(米国)

メレディスは、レスリングではワイオミング大時代、NCAAのディビジョン1で2度2位に、1度3位になっている。サウスポーのマッキャロイに対し、メレディスがプレスをかける。マッキャロイが左ミドルを突き刺す。一気に距離を詰めたメレディスはマッキャロイをケージに追い込み、パンチを上下に散らした。サウスポーにスイッチしたメレディスが前に出ると、マッキャロイが切り返してバックを狙う。メレディスはシングルレッグでスクランブルへ。

立ち上がり離れたメレディス。マッキャロイはバックに回りながら右ハイを当てた。シングルレッグで組んだメレディスは、ローアンクルショットに切り替えてマッキャロイに尻もちを着かせる。立ち上がったマッキャロイを再びグラウンドに引きずりこんだメレディスが、バックに回ってパンチで削る。シングルバックのまま右腕を首に回して絞め上げ、そのままマッキャロイを絞め落とした。

勝利したメレディスは「急ぐつもりはなかったけど、ハイキックとか仕掛けてきたので。俺も蹴ってRNCで勝った。僕は4年間、最強のカレッジレスラーだった。トップをとれば、タフな時間になるよ。MMAを初めて3年半だけど、MMA Labには5人の世界チャンピオンがいて、あっと言う間に強くなった」と、今後の全米レスラー勢の登場に期待をもたせるコメントを発した。


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45 BELLATOR Bellator CS2024#04 MMA MMAPLANET o ジョシュ・ホキット

【Bellator CS2024#04】元サンフラシスコ49ers在籍&全米レスラーのホキット。ヘビー級の腕十字一本勝ち

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
Def,1R4分58秒by 腕十字
ショーン・ローズ(米国)

サンフランシスコ49ersなど、NFLに在籍経験(公式戦出場はなし)のあるホキット。ローズのジャブに対しジャブを伸ばし右を打っていく。フレズノ大時代にはオールアメリカンレスラーだったホキットはシングルを切られたが、直後に仕切り直しのシングルレッグを決めてバックへ。絶妙のコントロールからワンフックで腹ばいにさせ、後方に倒して両足をフックしなおす。ローズは背中が伸び、足のフックを解いたホキットが後方からパンチを続ける。

引き込んだローズは、このタイミングでマウントを取られ肩固めをセットされる。極めきれないとリリースし、バックコントロールに戻ったホキットはキムラの仕掛けを足を掴んで防ぐと、再びマウント狙いへ。ホキットはエルボーを落とし、背中を見せたローズに鉄槌からパンチの連打する。さらにヒジに切り替えたホキットは、残り10秒で腕十字に移行して一本勝ち。さすがの運動神経の良さを伺わせる仕掛けとフィニッシュにローズは苦笑いを浮かべた。

「人生最悪の日なら、ヤツは俺に勝てただろう。可能性は無限大だ。世界最高のコーチがいるから」とホキットは話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN242 キック コディ・ダーデン マット・シュネル

【UFN242】激しいパンチの打ち合いから一転。TD狙いのシュネルを切ったダーデンがニンジャで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
Def.2R0分27秒 by ニンジャチョーク
マット・シュネル(米国)

階級を上げたシュネルとダーテンの対戦。右アッパーから左フックをいきなり放って行ったシュネルは、ダーデンの右を被弾する。直後にカウンターで右をヒットさせたシュネルは、近い距離でパンチを打ち合う。頭を振るが、被弾も多いシュネルはワンツーのフックから左ジャブ、さらに右を伸ばす。ダーデンは負けじとパンチを集中させ、右を打ち込む。シュネルも右を打ち返し、間ができると左ハイへ。続いて右カーフを蹴ったシュネルだが、ダーデンの踏み込みながらの左で殴られる。

自身の攻撃中に相手の攻撃を受けるという目が離せない攻防のなかで、ダーデンの打ち終わりでシュネルが右を当てる。すぐにコンビネーションで反撃に出るダーデンは右ハイを空振り。それでもジャブをかわして、左フックを振るう。対してシュネルは右を当て、スピニングバックキックをかわす。終盤、動きが落ちた両者だったが、最後の10秒で右を当て合い、シュネルは左目の瞼をカットしていた。

2R、飛び込んで左を伸ばすダーデンは、シュネルのダブルレッグを切ってがぶるとアームインギロチンからニンジャチョークをセット。横回転で上を取ったダーデンが、シュネルからタップを奪った。4日前のオファーで試合を受けたダーテンは「ハイスクールからファイトに従事してきた。あの時のガキとは比べようがない。UFCがこの機会を与えてくれて感謝している。左フックを打たれて、ちょっと効いたけど大丈夫だった」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN242 キック クリス・パディーリャ ロン・チュウ

【UFN242】RTUを経て、オクタゴン復帰のロン・チュウ。パディーリャのエルボーで左目が塞がりTKO負け

<ライト級/5分3R>
クリス・パディーリャ(米国)
Def.2R4分14秒by TKO
ロン・チュウ(中国)

Road to UFCライト級優勝を経て、2年半振りにオクタゴンに戻ってきたロン・チュウは、パディーリャに対して-245のフェイバリットとなっている。まず左ロー蹴ったロン・チュウが、圧を掛けて右カーフを蹴る。2発目のカーフで姿勢を乱したパディーリャもカーフを返す。ワンツーのロン・チュウはケージを背負うパディーリャに対し、左ハイを狙う。踏み込んでワンツーのロン・チュウは、左インローから左ミドルを決める。再度、右カーフを蹴ったロン・チュウはオーソにスイッチして右ミドルを蹴っていく。パディーリャも右カーフを続け、慎重な間合いの取り合いが続く。

ロン・チュウが右オーバーハンドで前に出るが、クリーンヒットはしない。パディーリャは右ローを続ける。ロン・チュウも右カーフを蹴るが、ジャブを被弾。ワンツー&ボディ、このコンビを繰り返したが、ローに右を合わされて一瞬動きが止まるシーンもあった。

2R、ジャブを伸ばすパディーリャ。ロン・チュウは前に出るが、間合いを取り直す。ダブルをスプロールされたパディーリャが、そのままヒザ蹴りを顔面に突き上げる。カーフで姿勢を乱しながら、首相撲&ヒザをいれたパディーリャが右を当てる。ワンツーに右を合わされたロン・チュウは、カーフから右を返す。「効いていない」とアピールしたロン・チュウは、カーフを蹴られても拳の圧を掛けていく。

パディーリャは左に回り、そして右に戻りつつカーフを蹴る。左を振るって前に出たロン・チュウは構えをかえてスピニングバックキックを繰り出す。と打撃の応酬で、アイポークがあったとアピールするロン・チュウだが──これは完全にエルボーで彼の勘違いだ。パディーリャはヒジを続け、カウンターでもヒジを狙う。と、ブレイクが入りロン・チュウの左目をドクターがチェックする。完全に腫れあがって目が塞がっているロン・チュウを見て、ドクターは試合を止めた。

結果として目尻でなく、眼球の上を打ったようなエルボーで敗れたロン・チュウ。的は狙い通りでなかったが、試みはパディーリャの狙い通り──完敗だった。


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o UFC クリスチャン・ロドリゲス

UFC on ESPN+100:第6試合・アイザック・ダルガリアン vs. ブレンドン・マロット

フェザー級

ダルガリアンはUFC1勝1敗。勝った試合はすべて1Rでのフィニッシュ勝利。バックボーンはレスリングで、大学1年時にNCAAで準優勝。圧倒的なテイクダウン能力を武器にパウンド&柔術の極めでUFCデビュー戦も勝利したが、前戦はプロスペクトキラーことクリスチャン・ロドリゲスに1Rの攻めを凌がれると、後半スタミナ切れとなり判定負けでキャリア初黒星。28歳。

マロットは昨年10月にファイトウィークに入ってからの代役でUFCデビューしたが、テランス・マッキニーに開始直後の首相撲からの膝でダウンを喫し、パウンド連打でKO負け。ローカル時代も強豪との対戦はなく、初戦は何も見せられなかったため、UFCに上がる実力があるかどうかはまだ不明。28歳。

前回敗れたダルガリアンだが、未だにプロスペクトとして期待されているのか、オッズは今大会一番の大差でフェイバリット。

ダルガリアンが左右のフックを振りながらタックル。テイクダウン。即マウント。背中を向けたマロットにパウンド。体を伸ばされているマロットは耐えるのみ。パウンド連打。肩固め。サイドに出たがやや浅いとみてすぐにマウントに戻る。またパウンド。ヒジ。動いて逃れようとするマロットだがピンチが続く。押さえ込まれたままヒジを返すのが精一杯。ダルガリアンのパウンド→チョークをギリギリ凌いでいる。あと少しのところでフィニッシュできないダルガリアン。ガードに戻したマロット。ホーン。

1R10-8ダルガリアン。しかしかなりスタミナも使ったので、マロットにチャンスが無くもない。

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o UFC キック マネル・ケイプ

UFC on ESPN+100:第5試合・フェリペ・ドス・サントス vs. アンドレ・リマ

フライ級。

サントスは昨年9月、代役としていきなりランカーのマネル・ケイプUFCデビュー。負けたがケイプの打撃に引かずにガンガン打ち合って沸かせ、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2戦目はUFC2勝2敗のアルタミラノに組まれてテイクダウンされる展開で苦戦し、押される展開でのスプリット判定勝ち。接戦だったが、メディアのジャッジではアルタミラノ支持が多かった。シュートボクセ・ディエゴ・リマ所属で、アグレッシブな打撃が持ち味。23歳。

リマは3月のUFCデビュー戦では、同じUFCデビューのイーゴル・セベリーノ相手に互角の展開から、2Rにセベリーノの噛みつきがあり反則勝ち。6月の2戦目は打撃でリードしての判定勝ちだが、計量では4ポンドの大幅オーバーをしていた。2連勝とはいえ、いずれもエクスキューズのある勝利。キックがバックボーンで南米王者。25歳。

この試合とセミはブラジル人対決だが、試合当日(9月7日)はブラジル独立記念日

打撃戦。リマの左がヒットするが、サントスの指が目に入りタイムストップ。再開。プレスするリマ。サントス左右のパンチで出るが、また圧されてケージを背負う。ヒジで飛び込んだリマだが、かわしたサントスがタックル。切って離れるリマ。またプレスする。サントスケージを背負う。リマ左ハイ。サントスの右ハイはスウェーでかわす。サントスパンチから組むとスタンドバックに。テイクダウンを狙う。リマ今回もケージ掴み。持ち上げて倒したサントスがバックに着こうとしたが、足がフックできず前に落とされた。リマハーフに。足を抜いて立ったサントス。ヒザを入れるリマ。サントスバックヒジ。ヒットした。ホーン。

1Rサントス。噛みつかれる反則をされたことで知られるリマだが、自身もちょくちょくケージ掴み等の反則がある。

2R。またプレスするリマ。手を出すサントスだが下がってケージを背負う。リマ組むとケージに押し込む。首相撲。引き剥がすサントス。右を入れた。タックルに入ったサントスだが、受け止めたリマが逆にテイクダウン。一気にマウントを取る。体を起こさず固めるリマ。サントス下から首を抱える。リマのマウントキープが続く。身動きが取れないサントス。リマ押さえ込みながら殴る。残り10秒で体を起こしてパウンド。ホーン。

2Rリマ。せっかくのマウントなので、最後にもうちょっと打撃を入れたかった。

3R。サントスのアイポークがありタイムストップ。リマ、レフェリーの服で目を拭おうとして止められる。再開。また詰めていくリマ。ケージまで下がったサントスが右を出したところで組み付いてダブルアンダーフック。後方に倒したリマ。サントス亀に。立とうとしたがバックマウントを取られる。四の字ロック。チョーク!マタレオンで喉元に腕を入れ絞める。引手を掴んで防いだサントス。逆のチョーク。また喉元に入っている。手を掴んでなんとか防ぐサントスだが、リマはなおもチョークを狙う。四の字ロックが外れず反転できないサントス。背中のリマにパンチを入れるが、リマは両手を上げて勝利アピール。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でリマ勝利。

1Rはサントスもスタンドで互角に渡り合っていたが、後半グラウンドの実力差が出た。