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【ONE Revolution】クリスチャン・リーに挑戦、オク・レユン「対戦相手に対して自信は持ちません」

【写真】凄く深いことを話してくれたオク・レユン(C)MMAPLANET

24日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Revolution」でクリスチャン・リーの持つONE世界ライト級王座にオク・レユンが挑戦する。

HEATでライト級チャンピオンになり、パンデミック後は母国のDouble GFCで王座を獲得した。とはいえ、ONE初戦から半年後に王座挑戦と、その間のエディ・アルバレス撃破はオク・レユン自身が想い描いていた未来予想図ではなかった。

ONEライト級戦線を一気に駆け上がったオク・レユンに、クリスチャン・リー戦への自信のほどを尋ねた。


──来週の金曜日にクリスチャン・リーに挑戦します(※取材は16日に行われた)。今、どのような気持ちでしょうか。

「この試合はキャリアで最も重要な試合です。それでも、凄く心は落ち着いています。プレッシャーもなく、体調もこれまでで一番良い感じです。ONEと契約した時、一番下から上を目指すつもりでいました。与えられた試合で勝利し、一歩一歩ステップアップしようと。

それが初戦の相手がマラット・ガフロフで、驚きました。初戦で元世界チャンピオンに勝てたことで、ここまで一気に話が進んだのかと思います」

──HEAT時代からオク・レユン選手を見てきて、ガフロフに勝つことは十分にあると思っていました。しかし、次の試合が同じ月にエディ・アルバレスになるとは想像できなかったです。

「もちろんエディ・アルバレスがONEで戦っていることは知っていました。常に頭にあったことは確かです。いつの日か、戦うことがあればとは思っていましたが、まさかこんなに早く実現するとは……でも、自分がONEの頂点に立つには最高のオファーでした。もちろん、その機会を逃したくなかったですし、試合を戦えて、勝てたことを心から感謝しています」

──エディのネームバリューは、クリスチャン・リーを上回っています。人生が変わったということはないですか。

「エディ・アルバレスと戦う前まで、自分は無名の選手でした。人々は自分のことを知りませんでした。この試合前にサクラメントのチーム・アルファメールに練習に行ったのですが……」

──おお、そうだったのですか。

「アルファメールで5週間、練習してきました。サクラメントにいる時に、皆が自分の顔を見ても誰かは認識はしていなかったです。でも、エディ・アルバレスに勝ったということが話題になると、皆が『あぁ、あの選手だったのか。試合を見たよ』と言っていました。そして、それから凄く親切に接してくれるようになりました。顔と名前は一致していなくても、本当に多く人が自分のことを知っていることが分かりました。それが人生で一番大きな変化ですね」

──HEAT時代から凄く礼儀正しく、少しシャイだったオク・レユン選手の顔が今は自信に満ちているように感じます。

「MMAファイターとは、強さを試合で証明するものです。試合で自分の力を見せて、理解してもらうしかない。それがエディ・アルバレス戦に勝ったことで可能になったと思います。自分がベストの1人だと思えるようになりましたし、何よりも周囲の人がそう思うようになりました。この事実は、自信を与えてくれました。特にジムで練習している時に、以前より自信を持ってトレーニングできています」

──今回アルファメールに練習に行ったのは? チームMADも十分に厳しいトレーニングが行われていると思います。

「米国を尋ねるのに、常に金銭的な問題がありました。とても費用が掛かります。ただ自分はまだ若いですし、もっと色々と勉強したいです。その経験をすることは、金銭よりも価値があると思いました。ただし自分は英語が話せないですし、コミュニケーション能力がありません。そして米国のことは何も知らないので、どこのジムに行けば良いかも分かっていなかったです。

そんな時、ONEのコンペティションチームにいるマイケル・パクさんが、以前にチーム・アルファメールで練習していて、実際にMMAでも戦っていたことを知りました。パクさんがユライア・フェイバーに連絡を取ってくれて、『いつでも大歓迎する』って言ってもらえたんです。そして、渡米して最高の環境で練習ができました。

韓国も米国も練習の強度、クオリティは同じだと言い切れます。ただし、両国を比較すると韓国での練習は小さな街で行うような感じで、対して米国はまさに大国で練習するというモノでした。世界中から多くのファイターが集まっている。有している技術も、選手の数が多いので、それだけ色々な知識を得ることができました。

それとジムの規模ですね。やはりアジアのジムと比較すると、アルファメールは巨大で、一カ所で全てのトレーニングを行うことができました。韓国では色々な場所で練習しないと、全てをフォローできないです。トレーニングパートナーの数、一カ所で全てのトレーニングができる違いは絶対的です。ただし、練習の質は韓国も同じです」

──質が同じでも、量が違う。それがアルファメールの環境なのですね。世界中から集まってくる選手はハングリーではなかったですか。

「その通りですね。世界中のファイターが豊かではないです。ビッグステージ、いえビッグステージのトップでないと。米国で練習するということは、それだけ元手が掛かります。そうしている選手たちは、よりハングリーでやる気に満ち溢れていました。

米国にいた時、誰も知り合いはいなかったです。唯一の友人がMMAでした。韓国人選手が韓国にいる場合、日本人選手が日本にいるケースも、家族が近くにいてくれます。友人もいます。十分にお金がなくても、誰かが助けてくれます。助けがなくても、働くことができる。でも米国に行くと、自分たちは働くこともできない。そんな状況で強くなるためだけに米国に練習にいく選手たちは、シリアスでハングリー、覚悟が違っていました」

──そのアルファメールで、日本人選手と練習もしましたか。

「ミチノリ・タナカ選手やテルト・イシハラ選手、あとDEEPのチャンピオン(川原波輝)がいましたが、彼らはライト級の自分と比べると小さくてMMAの練習をほとんど一緒にしていません。ただ、2Rのキックボクシング・スパーをテルト選手とした時に、彼はサウスポーでホントに距離が取り辛くて、驚かされました」

──では王者クリスチャン・リーの印象を教えてください。

「クリスチャン・リーは良くバランスの取れた選手ですが、自分もそうだと思っています。どの局面でも戦える。ただ、クリスチャンはどちらかといえばレスリング、そしてグラップリング系で、自分はストライカーに近いウェルラウンダーです。スタイル的に自分には合う相手だと考えています。

彼は若く、ハングリーで毎試合成長しています。凄くアグレッシブで、前に出る選手です。ただし、先ほども言いましたが、自分には手の合う相手です」

──彼の際の無い、全てが繋がった動きは驚異ではないですか。

「確かにそうです。ただし、その連動も全て対戦相手をテイクダウンして、グラウンドに持ち込むためのものです。そこを逆算すれば、対応できます。テイクダウンを切る、テイクダウンされてもスクランブルに持ち込む。それができれば、良い結果がついてくると思っています」

──自信のほどは?

「正直にいえば対戦相手への自信は、誰と戦おうが持ち合わせていません。ただし、自分がやってきたトレーニングに自信を持っています。それだけ練習してきたので、自然と淀みなく動くことができます。特定の状況を設定して、練習を繰り返してきました。そして、常にここにいると、何が起こるのかということを頭に入れて動くようにしてきました。その状況が訪れた時、自分は凄く自信を持って戦えます。何百回、何千回と繰り返してきたことを実践すれば良いことだからです。ただし、クリスチャン・リーに対して自信は持ちません。

それは過信に繋がります。相手に対して自信があると、試合で痛い目にあいます。絶対に対戦相手を軽視することはないです。自信があるのは、自分が練習してきた状況に対してです」

──素晴らしい話です。オク・レユン選手、今日はありがとうございました。最後に韓国に次ぎ、オク・レユンを認識していた日本のファンに一言お願いします。

「日本はいつも、特別の国です。初めてチャンピオンベルトを巻いたのは日本のHEATでした。その国のことは、常に自分の心に残っています。日本は隣の国で、訪れるのも簡単です。だから試合でなく、旅行をしたいと思っていたらコロナパンデミックになってしまいました。昔から自分を応援してくれた日本の人たちをガッカリさせない試合をするため、ハードトレーニングをしてきました。最高のオク・レユンをクリスチャン・リー戦では見せます。カムサハムニダ」

■視聴方法(予定)
9月24日(金・日本時間)
午後8時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時00分~ONE Super App

■ ONE「Revolution」対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] オク・レユン(韓国)

<ONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
【王者】カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)
【挑戦者】メヂ・ザッツプッツ(アルジェリア)

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)
[挑戦者]猿田洋祐(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
キム・ジェウン(韓国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
アナトリー・マリキン(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
ハシガトゥ(中国)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ペッダム・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
内藤大樹(日本)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・アルメイダ(ブラジル)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットフォーガス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ジェームス・ヤン(米国)
ロエル・ロサウロ(フィリピン)

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ABEMA DEEP MMA ONE Road to ONE05 その他 キム・デフォン デメトリウス・ジョンソン 修斗 和田竜光 猿田洋祐 秋山成勲 竹中大地 青木真也

【Road to ONE05】フライ級のガチの潰し合い、和田竜光✖竹中大地戦決定。青木真也は組み技戦へ

【写真】ONE本戦までの繋ぎでなく、痺れるカードがきた!! (C)MMAPLANET

22日(水)、ONE JAPANより10月5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O –Eastで開催されるRoad to ONE05「Sexyama Edition」で和田竜光✖竹中大地のフライ級戦と青木真也がグラップリングマッチに出場することが発表された。

昨年9月大会の猿田洋祐✖内藤のび太に続き、日本人選手のガチマッチが実現する。


DEEPフライ級王者から2018年7月にONEに参戦している和田はリース・マクラーレンとダニー・キンガドとの接戦を落としたものの、ユージーン・トケーロ、グスタヴォ・バラルトに勝利し、5戦目にデメトリウス・ジョンソンとフライ級ワールドGP準決勝で対戦。初回にオタツロックでバックを制する善戦ぶりで、改めて実力を知らしめている。

2020年1月には極度の腰痛のなかイヴァニウド・デルフィーノを判定で破るも、コロナ禍のONE参戦ではヨッカイカー・フェアテックスに──コンペティション・コミッティに再審査を行ってほしい──MMAとしては理解不能の判定負けを喫し、ここまで試合がなかった。

対して竹中大地は修斗環太平洋バンダム級王者から、2018年2月にミャンマー大会でキム・デフォンを相手にONE初陣を飾る(※スタンドのRNCをセットし、キムの前転で頭部を痛打し反則勝ち)。

その後は度重なる対戦相手の体調不良で試合が飛び、2019年2月にようやく2戦目に辿り着いたが、ポジションで圧倒するなかマーク・アベラルドのエルボーで唇をカットしTKO負けとなった。

ONEバンタム級トップ戦線入りへ、レアンドロ・イッサに勝利もユーサップ・サーデュラエフに判定負けを喫した竹中は、フライ級転向を決める。転向初戦は和田に敗れているデルフィーノから、しっかりとRNCを極めて一本勝ちも、シンガポールに招聘されることなく8カ月が過ぎていた。

アンラッキーで済ますことはできないかもしれないが、ONEとの水が合わないのかと思われる黒星を重ねてしまった和田だが、今も日本人フライ級のトップであることは違いない。猿田が内藤を下し、タイトル挑戦権を獲得したように、この一戦が今後の両者のONEでの立ち位置を決めることになる──非常にシビアな潰し合いだ。

また対戦相手の発表はないが、青木真也のグラップリングでの参戦も決まった。今大会は「Sexyama Edition」という副題がついており、秋山成勲がリードカード(プレリミ)の選手を対象にSexyamaボーナスとして、大会ベストバウトの勝者に賞金30万円が贈られる。果たして、秋山色のあるファイターの出場はあるのか。青木の対戦相手とともに、その他の対戦カードの正式発表が待たれる。

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CORO DEEP DEEP103 DJ.taiki MMA RIZIN ブログ 伊藤裕樹 藤田大和

【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─02─「最後の最後まで、見てくれる人がドキドキできる試合を」

【写真】安谷屋戦の勝ち名乗りの受け方を見ても、言葉にしづらい──良い感じのするファイターだ (C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に挑戦する伊藤裕樹インタビュー後編。

伊藤の強みは、何かしらの転機で試合を一気に終わらせることができること。と同時に、スタミナには不安が付きまとう。そんな伊藤は自身をどのように捉えているのか。正規王者が帰ってきたDEEPフライ級戦線とそれからについて尋ねた。

結果、試合を見るまで分からないという当然の結論に至った。それが伊藤裕樹というファイターだ。

<伊藤裕樹インタビューPart.01はコチラから>


──前回の勝利のイメージを持って藤田選手と戦うのか、もう別人だと思って戦うのか、どちらでしょうか。

「別モンまではいかないですけど……前の印象を残しつつ、パンチだけでなく蹴りは意識して戦おうかとは思っています」

──練習はNEXイチムエ中心に?

「今回は出稽古は、こんな時期なので全然行っていないです。自分のジムで対策を練って、創り上げてきました」

──この試合で、特に見てほしいところはありますか。

「僕の持ち味はパンチなんで。でもパンチだけでなく、相手が嫌がるところをつきたいです。相手の組みがアレだったら、組みでも虐めたろかって」

──虐めたろか……。やはり鍵となるのは、スタミナかと思うのですが。

「1Rは省エネで行って、でも2Rになるとバテちゃうんですよね(笑)」

──省エネで行っても、2Rに疲れると。いや、笑いごとではないですよ……。

「なんというかスロースターターというか、1Rは体が覚醒していないというか……。でも2Rになると、こんな感じねって調子は上がってきます。相手と対峙してから、こんな感じかっていうのを何となく自分で創って戦う感じですね」

──感覚派、このまま勝ち続けると天才ですね。

「アハハハ。感覚派……自分の閃きも大切にしますけど、しっかりと作戦は練っています。そこが外れても、なるようになるかなって(笑)。1回、アウトサイダーで作戦が真逆になった時があって。その時もまぁなんとかなったので。

今回の相手は昔とはレベルは違うけど、メチャクチャ練習してきたので、あっちもビックリすると思いますよ」

──1年間の引き込もりから3月のRIZIN、6月のDEEPと練習を積むほどに動くが違ってきますか。

「全然違います。良くなっています。前の感覚も戻ってきて、組みのポイントの抑え方も前よりはメッチャ勉強しているので。多分、今の方が全然強いです」

──多分(笑)。

「アハハハ、今の方が全然強いです。気持ちもそうだし……。前までは負けたくない試合をする、みたいな感じでした。勝つよりも負けたくない方に比重があった。守りに入っとったかと、昔は。今は試合を楽しみながら勝ちに行けるので」

──この王座は先ほども話しましたが、暫定王座です。この先に正規王者がいます。

「最初はこれで勝ったら、いずれ正規のチャンピオンになるのかなって思っていました。そうしたら、戻ってきて。なんで返上せんの、いつまで待たしてんのって感じですね(笑)。

まぁ、戻ってきたからには首洗って待っとけよって思っています。テメェって感じですよね」

──このような例え話は今は必要ないかもしれないですが、藤田選手と神龍選手、どちらが手が合いますか。

「それは同じストライカーの藤田選手です。藤田選手の方が戦いやすい。藤田選手も組み技をやりますが、神龍はどっちかというとグラップラーというか、組み……レスリングが強いので。

だからどっちがやりやすいかいえば、藤田選手です」

──なるほど。RIZINにまた出ることを目標にしていましたが、DEEPでやるべきことが増えてしまった感じでしょうか。

「RIZINにもやっぱり出たいですけど、DEEPに育ててもらったので、神龍がもしやるなら全然やります。RIZINにも積極的に出たいんですけど、それはもう本当に試合が組まれれば僕は喜んでやるので」

──佐伯代表が伊藤選手はどれだけ劣性でも何か一発あるから、そこが楽しみだと言われていました。

「いやぁ、嬉しいですね(笑)。そう期待してくれるのは素直に嬉しいです。やっぱり泥試合じゃなくて最後の最後まで、見てくれる人がドキドキできる試合をしたいです。この30秒でもう終わりだというのではなくて、30秒あれば何かできると言ってもらえると、その期待に応えるんじゃなくて『俺ならできる』と思い込めちゃうんで。アハハハ。

本当はそうじゃない方が良いですけど、追い込まれたとしてもそういうつもりで戦います」

──では最後にファンに一言お願いします。

「2年前よりも成長した伊藤裕樹が見られると思うんで。フライ級のベルトは僕がしっかりと巻いて、ここから僕がフライ級のトップになるので応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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DEEP RIZIN YouTube   チャンネル 北岡悟 川名雄生 試合動画

【RIZIN.30】水抜き密着

▼SNS
 武田光司
 ・Instagram:https://www.instagram.com/kouchan.0813_official/
 ・Twitter:https://twitter.com/koujitakeda0813
 武田光司チャンネル公式SNS
 ・Twitter:https://twitter.com/takedakojich

▼試合動画
 ・RIZIN.27 武田光司vs久米鷹介
  https://www.youtube.com/watch?v=EQSGxYVV5Bw
 ・RIZIN.24 武田光司 vs 川名雄生
  https://www.youtube.com/watch?v=DM4deP38kmI&t=133s
 ・RIZIN.15武田光司 vs ダミアン・ブラウン
  https://www.youtube.com/watch?v=aaleDMfkxR4
 ・DEEP.86 北岡悟 vs 武田光司【タイトルマッチ】
  https://www.youtube.com/watch?v=FS6VHXO3LaM

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DEEP Gladiator015 MIKE ブログ 竹本啓哉 釜谷真

【Gladiator015】竹本啓哉に挑戦、釜谷真─01─「自分のため。グラジのため。関西のMMAのため」

【写真】長いキャリアになった。真面目な部分でのひた向きさは変わりない(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で釜谷真がGladiatorバンタム級チャンピオン竹本啓哉に挑戦する。

京都でMMAを始めて、16年。10年以上に及んだ東京での生活を切り上げ、地元京都にSWAG GYM KYOTOを開いた。関西に戻ってきたことで、釜谷はグラジエイターへの印象が変わったという。

目標とするRIZIN出場は、自身の夢を実現するためであり、グラジエイターのため、そして関西のMMAのため──とキャリア50戦以上のベテランは、ベルト奪取を断言した。


──1週間後にGladiatorバンタム級王座に挑戦します。今の体調はいかがですか。

「こまごまとしたケガみたいなもんは、ないことはないですけど。大きいケガもなく、考えられる最高の準備はしたつもりです」

──今回からGladiatorも前日計量に戻りますが、釜谷選手は2019年10月以来の試合なのでコロナ禍計量というべき当日、1階級上の体重というものは経験していないですね。

「やってないですね」

──では2年振りの減量はいかがでしたか。

「実は僕、5月に大阪でRIZINが予定されていた時に勝手に準備していたんです」

──えっ? 勝手にというのは?

「絶対に自分の階級の選手がコロナとか怪我とか、計量失敗で試合ができへんようになるやろうって思って、体重を創っていたんです。結局、緊急事態宣言で大阪大会が6月の終わりに延期されたから、8週間……過去最長の減量期間でしたよ」

──それはどのような状態までの減量だったのですか。

「水抜き前の体重まで落としました。RIZINの計量の日の3日前からは、これまでやったことのなかった塩抜きもして。トーナメントやし、追加カードとか代役があるやろうって賭けていたんですね。でも代役を狙うって、そこまで準備しておくべきやろうし」

──一縷の望みを託している状態で、体を創っていくって厳しくないですか。

「いやぁ、しんどいですね。もちろん、体重だけでなく試合ができるコンディションでいるために、練習も追い込みまでやっていて。疲労はエグイし、『なんのために』って思うことも多々あって、あんなに辛いことはなかったですね。でも、なんのためにって思っても自分のため──っていう答えに辿り着くだけで」

──辛いですね……。結果、出場がなく減量を止めたと。

「ハイ、6月の26日やったと思いますけど、土曜日の指導中に全員計量クリアっていう記事を見て、昼飯を死ぬほど食いに行きました(笑)。そうしたら北方(大地)君が体調不良で欠場っていうのを見て、これ前日になっていたら相手は中村(優作)君やから、俺と60キロぐらいでやってくれたんちゃうんかって。60キロとかやったら、1キロぐらい水抜くしって……」

──他の選手なら気の毒でしょうがない話ですが、釜谷選手だと笑けてきます。

「アハハハ。笑ってもらう方が、逆に有難いです。なんで減量は2年振りでもないし、問題なくきています。もう水抜き圏内です。僕も年齢を重ねてきたので、水抜きの量は少なければ少ない方が良いと思っています。あと1週間で疲れを抜きながら、どこまで落としていくかですね」

──RIZIN出場が叶わなくて、次がGladiator。傍から見ると規模的にも、ギャップが大きく感じられるかと。

「めちゃくちゃ、やる気に満ちていますよ。RIZINに出たいって気持ちは持ち続けていますし、そこに繋げるためにグラジエイターのベルトを絶対に獲りたいと思っています」

──DEEPでなかったのは?

「DEEPはまた新しい選手が出てきているけど、やっぱり僕のなかでは一回りしたっていうのはあって。それにグラジエイターは関西を拠点にしているじゃないですか。京都に戻ってきてジムを出してから、僕は誰に試合を見てほしいかって言うたら会員さんなんです。

僕自身、自分に期待できるという試合を皆に見てほしくて。だから関西でやっているグラジで戦おうって思ったんです。DEEPの大阪大会があっても、やっぱりDEEPの本場は東京で。それと関西でやっているグラジエイターは、ちょっと今の僕にとっては違う感じなんですよね」

──それは東京から、京都に帰ってきたからこそ感じることなのでしょうね。

「ホンマ、そうです。それにこっちに来て、会って、話をして櫻井(雄一郎Gladiator代表)さんの本気度が分かったんです。櫻井さん、めっちゃ格闘技のことを好きやし。愛がめちゃくちゃあります。煽りVの撮影にも立ち会って、僕の話を聞いてくれたり。撮影も京都っぽいところでやりましょうって、東寺の五重塔まで行ったんですよ。

そういうのは東京にいたら分からんことじゃないですか。だから東京にいた時のグラジエイターと、関西に戻って来てからのグラジエイターの印象は凄く違いますよ。RIZINへの切符にしたいベルトですけど、そこまで一生懸命にMMAをやってくれている櫻井さんの大会のベルトが欲しいっていう気持ちになりました。

僕が練習しているBIBUROの若い選手とかでも、他でも戦えるのにグラジを見て、グラジで戦っていきたいって言っている子もいますからね。それに……NEXUSとか悪くいうってことじゃないですけど、NEXUSとGRACHANのチャンピオンがRIZINのバンタム級GPに出ているのに、グラジエイターのチャンピオンには声が掛からんかったじゃないですか」

──ハイ。

「RIZINには僕自身のために出たいし、こういうと恩着せがましいですけど……グラジエイターのため、関西の格闘技のためにっていう想いもあります」

──関西のため、ですか。

「もうこっちでやって行くと決めたし、関西のMMAをもっと大きくしたいです。やっぱり東京と比較すると、MMAをやろうという若い子の数が違い過ぎて……。ウチにいる若い子は才能豊かですけど、東京に行ってしまう子がほとんどかと。関西、西日本でも頑張って、やることやっていたら、UFCとまでは僕は言わないですけど、国内のトップを目指す過程にはおれるというのを見せたいです。

そういう朴を見て、MMAが関西でもできるって思った子らが増えると、そこからUFCで戦おうっていう子だって出てくるやろうし。今はそういう気持ちが大きいので、グラジエイターのベルトは絶対に獲りたいです」

<この項、続く>

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

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CORO DEEP DEEP103 DJ.taiki MMA RIZIN ROAD FC ボクシング 伊藤裕樹 大原樹里 安谷屋智弘 小金翔 杉山廣平 渋谷カズキ 神龍誠 藤田大和 誠悟 越智晴雄 関鉄矢 駒杵嵩大

【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─01─「良いヤツですよね。もう1回勉強してもらえれば良いかな」

【写真】言葉は丁寧、淡々と受け答えしつつ、言いたいことはズバッという伊藤。ここもファイトスタイルに似通っているか(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に伊藤裕樹が挑戦する。

2年前、2019年9月8日に藤田をRNCで破っている伊藤だが、その後はプロ初黒星を喫すると1年間の引き籠り生活に。この間、藤田は敗北を糧に全局面で進化し、今年2月に同王座を獲得している。

伊藤は3月のRIZINを経て、6月にDEEPで安谷屋智弘を破り挑戦権を手にした。先の藤田戦、安谷屋戦もRNCを極め切り、Road FCからキャリア6勝のうち、5つの勝利は相手と仕留めている。

一発はある。と同時に、流れのなかで極め切る力を優勢、劣性のなかで持っている。この終わらせる感覚はどこから生まれているのか。伊藤に尋ねた。


──Zoomの画面でも左目の周囲が青くなっていることが確認できるのですが……。

「あっ、これは練習中にヒザ蹴りを貰ったもんですね。でも、全然大丈夫です」

──6月に安谷屋選手とのタフファイトをRNCで勝ち切り、タイトル挑戦の権利を手に入れました。

「あの試合はめっちゃしんどかったです。タイトルに関しては、あそこで勝てば佐伯代表から『勝てばタイトルマッチに、かなり近づくから』という風には言ってもらっていたので。そこを意識して戦っていました」

──佐伯さんはその時、神龍誠選手のDEEPカムバックはないと見ていたのかもしれないですね。

「いや、突然試合が発表されてビックリしました。『まだ、やっとんだぁ』って」

──正規王者に復帰については、また後程伺うとして。「しんどかった」と振り返った安谷屋戦、何が「しんどかった」のでしょうか。

「やっぱり組みの展開が多くて……試合前に組みの展開になると厳しくなるとは予想していました。捌きながらチャンスを伺っていたのですが、フィジカル的にもちょっとえらかったです。でも、チャンスに極め切れて良かったです」

──あそでRNCがハマらなかった時は、どうなるのか。それは少し思いました。伊藤選手は終わらせる力を持っている選手ですが、終わらせに行って凌がれるとどうなるのか。

「結構、腕がパンパンでしたしね。3Rまでもつれ込んでいたら……それでも動くことができる体力は残っていました。それに安谷屋選手もミドルとかで削れていることも分かっていたし、3Rになっても何とか勝てたかと。それがあったから、あそこもガムシャラに極めに行くことができたんだと思います」

──試合を終わらせにいくのは、凌がれると相手も気持ちが盛り返すことがありますし、何より自身の体力を消耗します。それでもあのように行けるのは、行けるという感覚があってのことなのでしょうか。

「う~ん、それよりも守りに入るより、常にKOか一本を狙っていきたいという気持ちだと思います。そこで取れなくて形勢逆転されても、一か八かのスリルがめっちゃ好きです」

──そこで行ける伊藤選手なので、愚問かもしれないですが、行ける・行けないの差はどこだと思いますか。

「どうなんですかね。やっぱり気持ち……性格じゃないですか。そこで行かんかったら、僕はあとで後悔すると思います。『あそこで行っておけば』と思うのは嫌いなんです。逝くことができるチャンス、相手に隙があるならガンガン狙って行っちゃいます」

──大したものです。なかなか思い切れないかと思います。

「取りあえず行ったら、なんとかなる。仮に倒すことができなくても、攻めているのはこっちだし次の展開を創れます。だから、思いっきりいきます」

──なるほど、次が頭にあっての思い切りの良さなのですね。

「負ける覚悟をもって、常に勝ちにいくことを意識しています。勝ちに行き、倒しに行くということを。二の矢、三の矢はあるので、またトライすれば良いことです」

──伊藤選手はずば抜けたフィジカルの持ち主でもないし、かといって超スタミナ派でもない。そこは自分でスタミナ配分を考えて戦っているのでしょうか。

「いや、結構すぐにスタミナは切れます(笑)」

──ですよね(笑)。でも、粘る。

「上手く誤魔化して、少し回復させて攻める……みたいな感じですかね。最後まで切らさないというのは、あります」

──少し、伊藤選手が理解できたような気がします。そしてチャンピオン、藤田大和選手です。このところの充実振りは目を見張るものがあると思うのですが、どのような印象を持っていますか。

「2年前に戦った時とは別人になった。そう言って良いぐらい化けています。前はボクシング主体で試合を創っていたのが、今はもう組みも蹴りも使えて『MMAとして格段にレベルが上がっとるな』と思います」

──MMAPLANETのインタビューで、それは伊藤選手に負けたからだと。「ありがとう」という言葉までありました。

「あぁ、読みました。良いヤツですよね(笑)」

──とはいえ、あの言葉は自信の表れかと思います。

「ハイ、まぁもう1回倒して、また勉強してもらえば良いかなって(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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【DEEP103】伊藤裕樹とDEEPフライ級暫定王座防衛戦。藤田大和─02─「やっぱり打撃です」

【写真】デビュー直後と今の藤田の違い。「打撃で勝つ」という同じ目標を掲げても、その打撃がMMAのほつれにならない本当の武器になっている(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、伊藤裕樹を相手にDEEP暫定フライ級王座の防衛戦を行う藤田大和のインタビュー後編。

元アマチュアボクシングの全日本王者として鳴り物入りでMMAデビューした藤田だったが、伊藤にRNCで敗れたことで組み技の向上に挑んだ。そして彼がMMAファイターとして成長した陰には、チームメイトである山北渓人の存在があった。

同時に国内MMAフライ級はDEEPフライ級正規王者・神龍誠の復帰や、21歳の平良達郎が修斗のベルトを獲得するなど、大きく変化していく。そんななかで藤田はいかに勝ち残り、目指す大舞台への足掛かりにしようというのか。

今回のリベンジマッチは、藤田のキャリアを占ううえで決して見逃すことはできない。

<藤田大和インタビューPart.01はコチラから>


――山北選手との練習で、藤田選手も大きく成長してきたのですか。

「渓人がMe,Weに入ってきたのは、2~3年前ぐらいですかね。自分と体重が近くて、もともとレスリングをやっていたこともあって、渓人とスパーリングすることが多くなりました」

――2~3年前というと、伊藤選手に敗れた頃ですかね。

「その前後ぐらいだと思います。考えてみたら、いろんな変わり目だったんですかね。当時渓人はアマチュアの試合に出ていて、スパーリングも打撃はもちろん、スタンドの組みや寝技をやっているうちに、僕も自然に成長していました」

――当時は、レスリング面では山北選手のほうが上を行っていたのでしょうか。

「そうですね。最初は普通にやられていたと思います。渓人はストロー級ですけど、パワーが凄くて、レスリング力があって、さらに寝技も上手い。しっかり柔術もやっていて、細かい動きが上手いんです」

――そして現在は……。

「練習で渓人に負けることは――お互いに知り尽くしているから、たまにはありますけど(苦笑)、もう全然やられないですね。今は充実しています」

――ところで現状、ファイターとして藤田選手は目標をどこに定めているのでしょうか。

「一番行きたいのはUFCです。世界最高峰なので。Me,Weでは村田夏南子ちゃんがUFCに出ていて、山﨑さんも毎回帯同して――それを見ながら、話も聞くし、やっぱりUFCっていいなと思います」

――では現在の自信の力はその目標において、どの位置にあると判断していますか。

「ボクシングスキルなら負けないと思っています。今も自分のボクシングスキルは上がっていますし、打撃で勝負すれば倒せるんじゃないか、という気がするんですよ。そこはMMAなので、実際にやってみたら分からないですけど。UFCの選手は、全部できますからね」

――それこそが世界最高峰たる戦場ですね。

「UFCの選手は、柔術やレスリング――すべてのジャンルを究めているじゃないですか。すべてマスタークラス、すべて黒帯というか。UFCの試合を見ながら、もっと自分もいろんな部分でスキルアップしていかないといけないなって思います」

――今後UFCを目指すうえで、数々の戦いが待っているかと思います。それこそ神龍選手が前修斗世界王者の福田選手と対戦するなら、現王者の平良達郎選手と対戦することもあるかもしれません。

「そういう試合も、あるかもしれないですね。今は特に意識していないけど、勝ち進んでいけば……」

――一方、フライ級ではLFAの堀内祐馬選手のように、北米のフィーダーショーで戦い続けるケースもあります。

「堀内選手、知っています。凄いですよね。でも僕は、今の段階で海外で練習したり、試合をしたりということは考えていないです。やっぱり日本で強くなって、海外で試合をして勝ちたいっていう気持ちが強いですね」

――なるほど。次の試合は、世界最高峰の舞台へ近づくために重要となるでしょうか。初めてのメインイベント出場となります。

「メインというのは、今はまだ実感はないけど……嬉しいです。やっと来たな、っていう感じですね。メインでリベンジ、僕の中では今回の試合に懸けています。この試合が最後になってもいい、っていうぐらいに」

――そこまでの想いを懸けた試合なのですね。

「その先に繋がるのも、ここで終わってしまうのも、次の試合次第です。毎試合そうなんですけど、今回は特に、次につながるターニングポイントになるでしょうね。ただ、考えすぎないようには務めています。まずは自分の戦いをするしかないので」

――ちなみに、前回の敗戦直後にすぐリベンジしたいという気持ちは生まれなかったのでしょうか。

「それはありました。すぐリベンジしたかったです。でも相手がしばらく試合に出ていなかったりして――。なかなか再戦のチャンスがないなと思っていましたけど、自分がベルトを獲って、挑戦者として出てきてくれました。それは嬉しいです」

――そんな伊藤選手とのリベンジマッチ、どのような試合になると思いますか。

「相手がどうこうというより、自分のスタイルを貫きたいと思っています」

――藤田選手のスタイルとは?

「やっぱり打撃です。打撃で押し切りたい。相手の寝技に付き合う場面もあるかもしれないですけど、最後は打撃で仕留めます」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

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DEEP DEEP103 DEEP104 MMA ブログ 伊藤裕樹 藤田大和

【DEEP103】伊藤裕樹と再戦。藤田大和─01─「伊藤選手に言いたい。僕を強くしてくれて、ありがとう」

【写真】稚拙な表現方法だが、今、藤田大和は本当に強い(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級王者の藤田大和が挑戦者に伊藤裕樹を迎えて初防衛戦を行う。

王者にとっては2019年9月、伊藤にRNCで敗れて以来のリベンジマッチでもある。加えて試合前の藤田にとって、正規王者の神龍誠が1カ月後に復帰する気になる発表もあった。

念願の王座に就いた藤田にとって、暫定という2文字は気になるものに違いない。風雲急を告げるDEEPフライ級、藤田に神龍の復帰と伊藤へのリベンジについて訊いた。


――試合まで残り10日を切りました(※取材は9月14日)。もう追い込み練習は上がったところでしょうか。

「練習は試合の1週間前までやりますね。だから今週の金曜日(17日)からペースを落としていく感じです」

――なるほど。次の試合のお話をする前に、まずお聞きしたいのが……DEEPフライ級の正規王者、神龍誠選手の復帰についてです。

「あぁ、それですね。やっと……というのか(声のトーンが落ちる)」

――藤田選手のタイトルマッチから1カ月後、10月23日に行われるDEEP104で前修斗世界フライ級王者の福田龍彌選手と対戦します。

「そうですね……いつまで待っていればいいんでしょうね?」

――それはDEEPフライ級王座統一戦が、いつ行われるのかということですね。

「僕は今まで1試合1試合、決められた相手と試合をしてきました。復帰するのは良いとして、正直まだ正規のベルトを持っているのかって……。しかも復帰戦はノンタイトルですよね。

僕は9月に暫定王座の防衛戦で、正規王者が10月にノンタイトルで復帰――変な感じはしますね。引っかかるものはあります。今となっては仕方ないですけど」

――正規王者の復帰戦は、暫定王者との統一戦というのが通例ではありますが、どのタイミングで神龍選手が復帰を伝えたか。藤田選手と伊藤選手の試合後ということかもしれないです。いずれにせよ現在、藤田選手が保持しているベルトに「暫定」の2文字が付いているところに、思うことはありますか。

「引っかかるものはありますよ。復帰することが最近分かって、いつまで僕のベルトに暫定の文字が付いているのか分からない状態が、また続きます。やりにくさが、ないわけではないです」

――やりにくさ、とは?

「たとえば次の試合で正規王者が負けたら、福田選手とのリダイレクトリマッチになるんじゃないですか。そうなったら、いつ暫定の文字を外すことができるんだろうなって……。まぁ、そこは気にしないです。僕にとっては、次の試合が大きなヤマなので。大切なリベンジマッチですからね」

――そうですね。挑戦者として迎える伊藤裕樹選手とは、2019年9月に対戦しRNCで一本負けを喫しています。

「はい。やっぱり今回の試合には、特別な想いがあります。あの時の悔しさっていうのは……。いや、もちろん悔しい気持ちはあるし、リベンジしたいとも思うんですけど、何より楽しみですね」

――楽しみ、ですか。

「はい。自分もあの試合から2年間、5試合やってきました。どれだけアッと言わせられるかが楽しみです」

――アッと言わせたいのは、周囲ですか。それとも対戦相手ですか。

「両方ですね。今でも、あの試合を思い出すことがあるんですよ。僕がMMAを始めて、組み技に対する練習はしていたけど、突き詰めることができていませんでした。そこまでMMAに対する意識が高くなかったんだと思います」

――MMAに対する意識が、伊藤選手に敗れたことで変わったのですね。

「悔しさもありますけど、感謝もしています。いい発奮材料になりましたね。だから伊藤選手には、まず言いたいです。……僕を強くしてくれて、ありがとう」

――敢えて感情を抑えて話していますか。

「えっ!? いやいや、そんなことはないです。別に感情を抑えているわけじゃないですよ(笑)」

――そうですか。神龍選手の話題から、ずっと声のトーンが低かったので……。

「いや、まぁ、あの負けは凄く悔しかったので。僕が打撃で相手の顔面を跳ね上げた場面もありながら、負けてしまった。山﨑(剛リバーサルジムMe,We代表)さん、ジムの先輩、スポンサーさんも、みんな悔しいと言っていましたね」

――その時の想いが、こみ上げてきますか。

「組み技や寝技をやらないといけない、2年前にそう反省していたのを思い出します」

――その組み技ですが、山北渓人選手とスパーリングをガンガンしているという話を聞きました。

「そうですね。渓人とは、ほぼ毎日トレーニングしています。でもグラップリングだけじゃなくて、打撃とか全部。彼がMe,Weに入ってきて、一緒に練習するようになってから、確実に僕のレスリング力も上がりました」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

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【DEEP103】大原樹里と戦う、ZSTチャンプ小金翔─01─「DEEPのベルトを獲ったら、RIZINに出るチャンス」

【写真】昨年7月に北岡悟の自主興行iSMOS.1で、その北岡とドロー。今年4月にZSTでノンタイトル戦に勝利している小金(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103にZSTライト級王者の小金翔が参戦し、DEEP暫定ライト級王者の大原樹里と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ZSTではライト級王者として敵なしの状態にあった小金が、DEEP出場を決めた理由は何だったのか。そして、いきなり現役チャンピオン大原との王者対決を迎える小金の心境は――

新天地での戦い、その先に見据える目標を小金が語った。


――ZSTでの戦いを経て、今回はDEEP暫定ライト級王者の大原樹里選手と対戦しますが、小金選手はDEEPでプロデビューしたのですよね。

「そうですね。2011年にDEEPでデビューして、2014年までDEEPで戦っていました。そこからパンクラスにも出たあと、Road FCやPXCなど海外の大会からオファーがあって、それを受けながら、ここ数年はZSTに出ていたという感じです」

――その間、所属はなくフリーランスとなっていますが、何かキッカケがあったのでしょうか。

「5年前、もともと所属していたCORE蒲田というジムがなくなって、そこからフリーになりました。今は主に、GENスポーツパレスのプロ練習に参加させていただいています」

――GENスポーツパレスのプロ練といえば、岡見勇信選手、水野竜也選手など重い階級の選手が多いイメージがあったのですが、現在は中軽量級の選手も増えているのですね。

「ここ最近、僕と同じ階級の選手が増えました。明日のパンクラスに出場する林源平選手、徳留一樹選手、AKIRA選手といった人たちがいて、あとウェルター級の選手も多いので、とても良い練習になっています(※このインタビューは11日に行われた)」

――なるほど。そんななかで、小金選手は2017年からZSTを主戦場としていましたが、今回DEEPで戦うこととなりました。どのような経緯でDEEPに参戦することになったのでしょうか。

「ZSTではベルトを獲得したあと、対戦相手がいなくなってしまったんです。チャンピオンとして防衛戦をやるという目標を持っていたのですが、なかなか挑戦者となるような対戦相手が出てこなくて」

――2018年10月に平信一選手を判定で下し、ZSTライト級王者となりました。確かに当時のZSTでいえば、平選手を下すと次の対戦相手を探すのは難しかったかもしれませんね。

「僕もあの頃から『RIZINに出たい』という発言をしていて、でも出られるチャンスがなかった。もっと上の舞台を目指すために、DEEP、パンクラス、修斗のどこかで戦いたいと思うようになったんです」

――その3大会のなかで、DEEPを選んだ理由は何だったのでしょうか。

「RIZINで、各プロモーションの王者が集まって対戦した大会がありましたよね」

――2019年のRIZINライト級GPではなく、昨年に日本人王者が集まった大会(RIZIN24以降)のことですか。

「そうです。DEEP王者の武田光司選手、修斗王者の川名TENCHO雄生選手、パンクラス王者の久米鷹介選手……その中で、武田選手が川名選手と久米選手に勝ちました。それで『ライト級で一番レベルが高いのはDEEPだ』と思ったのが、DEEPを選んだ理由です」

――……あの時、各プロモーションの王者が出場しているなかで、小金選手の名前がないことに対しては、どのように感じていましたか。

「悔しかったです。『なぜ?』という気持ちでした。自分自身が出られなかったこともそうだし、ZSTがそういったチャンピオンたちの中に入れなかったことも含めて、本当に悔しかったですね」

――今も目標としているのは、RIZIN出場なのですか。

「RIZINです。日本国内では、一番盛り上がっている大会ですよね。DEEPのベルトを獲ったら、RIZINに出るチャンスもあるんじゃないかと思っています」

――そして迎えるDEEP復帰戦、対戦相手はいきなり現役王者の大原選手です。

「そうですね……大原選手はチャンピオンですけど、暫定チャンピオンなので、DEEPライト級のNo.2と対戦するということになりますね」

――No.2が相手では不満ですか。

「違います! そういうことではないです(苦笑)。DEEPに出場することになって、いきなり武田選手や大原選手のようなチャンピオンと対戦することはないと思っていました。まず他の選手とやってからだろうと思っていて」

――そう思っていたら、いきなりチャンピオンが来ました。

「ビックリしました。『いきなりチャンピオンと試合させてもらえるのか!?』って」

――ここで大原選手に勝てば、次は再戦としてタイトルマッチになるかもしれません。

「僕もDEEPのベルトが欲しいですし、オファーを断る理由もなかったです」

――そんな大原戦を控えている小金選手ですが、昨年7月に北岡悟選手と対戦しています(3Rドロー)。そのあと北岡選手が大原選手との試合のために、仮想・大原として小金選手と練習していたのですね。

「はい。今考えると不思議な縁なんですけど……」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

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DEEP 奈部ゆかり 渡辺華奈

【DEEP JEWELS】2022年フライ級GP開催へ 佐伯代表が示唆!

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9月4日に新宿FACEで開催されたDEEP JEWELS34。大会後の記者会見でDEEPの佐伯繁代表が2022年にフライ級のトーナメントの開催を予定している事を明らかにしました。

ゴング格闘技によると「来年はフライ級のトーナメントをやろうと思っています。ケイト・ロータス、ミッコ・ニルバーナ、杉山しずか、奈部ゆかり…賞金を懸けてベルトを作ってやろうかと思います」と語ったようです。

フライ級GPの開催は大歓迎。長らくトップ戦線に絡んでいる杉山、渡辺華奈を相手にドローの大接戦に持ち込んだ奈部、地道に勝ち星を重ねているミッコ。ここまでの人選は特に異論ありません。

でも、その中にケイトの名前があるのはどうにもこうにも違和感。だって結果出してないですよね?モデルばりの美貌から売り出したいのは重々理解しています。でも今の戦績で持ってくるのはさすがに無理がありますよ。佐伯さん、ちょっと待ってくださいと。

実力的に悪い意味で完全に浮いてるし、GP出場で心身ともにボロボロになる前に、今はまだ引っ込める、温存して長い目で育成した方が良いのでは?老婆心失礼しました。