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【DEEP104&DEEP JEWELS35】平田直樹、全治3カ月の負傷で山本歩夢戦が中止。師走のJEWLESで本野が再起

【写真】残念過ぎる平田の負傷欠場だが──今は焦らず治療に専念してほしい(C)MMAPLANET

10日(日)、DEEPより23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP104 Impactで山本歩夢と対戦予定だった平田直樹が負傷欠場し、両者の試合が中止となること、12月11日(土)に港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWLES35の対戦カードが発表されている。

2回戦ながらフェザー級の新鋭同士の対戦として多いに注目を集めていた平田の欠場は残念な限り。リリースでは負傷箇所は明らかとされていないが、全治3カ月とのこと。

平田は実妹・樹とともに土曜の朝8時半からTRIBEで行われている青木真也の組技打ち込みクラスに参加しており、ケージレスリングへの知識が深まったという情報も入っていただけに──完治後、ぜひとも山本戦は実現してほしいところだ。


JEWELS35では超新星=伊澤星花に敗れストロー級王座を失った本野美樹の再起戦が決まった。対戦相手は藤田翔子&ケイト・ロータスに勝利しているHIMEだが、キャリアの浅いルーキーとの対戦へのトラウマを消し去りたい一戦となる。

この他同大会では栗山葵✖ケイト・ロータス、加賀谷花野✖はなこという2つのフライ級マッチも決まっている。

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DEEP K-1 MMA RIZIN YouTube

朝倉未来が平本蓮の対戦相手に佐々木大を提案!2021大晦日RIZINで弥益ドミネーター聡志の勝敗予想!安保瑠輝也も参戦!平本漣がブレイクする理由

#朝倉未来 #平本蓮 #大晦日
朝倉未来vs平本蓮の決まった場合の勝者予想!予測
流石に平本蓮vs佐々木大の試合は実現しないだろう
正直、佐々木大はDEEPでも勝ったり負けたりの
普通の新人選手なので、ライジンみたいな総合格闘技団体のチャンピオンクラスが出る戦いには参戦できないだろう

一方、平本蓮はK1ファイターのトップ選手だ!朝倉未来vs平本蓮の試合が組まれても盛り上がるの間違いなしだろう
今年の大晦日は2021年末はドミネーター聡志vs平本蓮のマッチメイクが組まれる可能性は大だろう

アメリカ修行で徹底的に追い込んでる練習を見ると大晦日の試合に向けての調整だろう!MMAトップ選手の長谷川賢ももう少し時間があれば、総合でも大成すると平本には太鼓判をおしている

朝倉未来と萩原京平戦後、未来が勝ったら斎藤裕と負けたら平本漣とRIZIN大晦日対決か?YA-MANは殴り合いなら朝倉より強いと豪語

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ABEMA DEEP MMA UFC VTJ2021 ボクシング 修斗 原口央 宇野薫

【VTJ2021】キャリア26年目突入の宇野薫。7度目のVJT出場でGladiator王者の原口央と対戦

【写真】日本最弱と形容された1996年のVJTから3週間後のアマ修斗で準優勝、3カ月後にプロデビューした宇野(C)MMAPLANET

10日(日)、11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるVTJ2021で、宇野薫✖原口央戦が組まれることがSustainから発表されている。

2016年9月以来、5年2カ月振りに行われるVTJは『世界を目指す者』と『世界を知る者』の競演となる模様だが、後者から世界を知り抜く宇野の出場が決まった。


1996年10月デビューの宇野、ついにプロMMAファイター人生も四半世紀を過ぎ、26年目に突入した。この長いMMAファイター人生のなかで、宇野は2度に渡りUFCを主戦場としている。

2001年2月から2003年9月の第一次参戦期にはUFC世界王座挑戦が2度、6年後の2009年6月から2010年3月にかけて2度目のUFC参戦し、オクタゴンで通算3勝5敗2分という戦績を残している。

VTJは1998年に初出場を果たし、その後は1999年、2013年✖2、2014年✖2──今回で7度目の参戦となる。今年の5月で46歳となった宇野と戦う原口は9月26日にGladiatorフェザー級のベルトを巻いたばかりの26歳。

2019年5月にZSTでデビューし、BRAVE FIGHT、DEEP、そしてGLADIAOTRで戦績を積み現在5勝2敗だ。

原口のデビュー後、宇野のMMA戦績は1勝2敗で今や経験値がアドバンテージとも言い切れない状態といえる。反応、瞬発力でいえば原口が宇野をリードしているといっても過言でなく、特に正面、バックコントロール状態でのダーティーボクシングには気をつけたい。

対して、宇野の強みは一瞬の切り返しか。この辺りはもう判断でも閃きでもない。体が覚えている危機察知能力だ。その宇野は、この日の修斗&VJTダブルヘッダーに向け修斗フェザー級でのランキングアップを視野に入れ、公式戦出場を要望したという話も伝わってくる。

いつまでも貪欲、それこそ宇野が戦い続ける原動力となっているが、原口としては既に現役を退いた師・宮田和幸が10年11カ月前に破っている総合格闘技界のパイオアニアに対しても、老兵はそろそろ席を譲れという意気込みでいることは間違いない。

ケージの中は過去の栄光も、日々の意気込みも……そして貪欲な姿勢も関係ない。問われるのは当日の強さのみ。当然ながら宇野にとってはラストファイトとなる可能性がある、原口戦だ。

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DEEP Gladiator015 MIKE MMA   原口伸 原口央 竹本啓哉

お蔵入り厳禁【Gladiator015】新フェザー級王者・原口央「どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

【写真】そろそろ次戦が決まったという話もチラホラ聞こえてい来るグラジエイター・フェザー級チャンピオン原口央(C)MMAPLANET

9月26日(日)も大阪府豊中市の176boxで開催されたGladiator015で、原口央がMIKEを2R0分11秒でパウンドアウトし、フェザー級のベルトを巻いた

今年2月に自らのローがMIKEの下腹部に当たり、NCとなった一戦を経て完全勝利で原口がチャンピオンに。これまでグラジのベルト保持者は最東端で愛知の竹本啓哉だったが、首都圏にグラジのチャンピオンが誕生した。

9月には実弟の伸がフリースタイルレスリング全日本王者の実績を引っ提げ、GrachanでMMAデビューを飾っている。何かと比較されるであろう弟の存在を「特に気にしない」という新チャンピオン。

お蔵入り厳禁、タイトル奪取直後に訊いた原口央の声をお届けしたい。


──タイトル奪取おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

「率直に嬉しいです」

──首都圏に基盤のある選手が、Gladiatorのベルトを巻く。関西、沖縄から愛知までの箱根はおろか、天竜川を越えたチャンピオン誕生は初めてのことです。

「僕自身、2月に初参戦させていただいた時にタイトルマッチが組まれて、それまでは出場していたDEEPなどでキャリアを積んでいきたいと思っていたのですが、そういうチャンスを得られたことで本気でグラジエイターのベルトを獲るつもりでやってきました。2月にああいう結果に終わってしまって、そのこともあって本気度が上がりました」

──今後に関しては、どのようにキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「チャンピオンになったからにはベルトを防衛戦するのは当然ですが、色々な団体で強い選手と戦っていきたいというのはあります。自分はまだMMAを始めて3年程度で、初心者レベルです。まだまだ学ぶことだらけですし、しっかりと練習をしてどんどん強い人と戦っていきたいです。今後、勝って……勝っていくと、強い人と試合をすることは当然になってきますし、組まれた試合は全部勝つつもりで戦います」

──グラジ以外でプロモーションは?

「どこか……そういう拘りはないですが、使ってくれるところでしたら、どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

──実弟の伸選手のインタビューをMMAPLANETで掲載させていただいた際、ツイッターに竿本樹生選手が『あっという間にアニキを追い抜いた』というようなことを潰されていましたが……。

「それは……僕は何も感じないです(笑)」

原口伸 ふざけて書いているだけなので(苦笑)。

──実際に弟さんがレスリングの実績を引っ提げて、デビュー戦から注目を浴びている状況は兄として、また同じMMAファイターとして発奮材料になりますか。

「コイツがレスリングが強いのは知っていますし、僕は僕で頑張って。弟のことは、特に気にすることはないです。ライバル心を持っているわけでもなく……」

原口伸 本当にそういうのはないんですよ。

「今日のタイトルマッチにしても、伸がメチャクチャ協力してくれましたし。今、BRAVEには内弟子が13人ほどいるのですが、やっぱり兄弟だと気を遣うこともないし、互いを助け合って強くなっていればと思っています」

──MMAPLANETの読者の皆さんも、この勝利で原口央選手により注目するようになると思います。自身がどのようなファイターが、アピールをしていただけますか。

原口伸 人間臭さだよ(笑)。

「人間臭さ? 」

原口伸 ナヨナヨしていて。

──そういう意味ですか、人間臭さって(笑)。

「いや、でも本当に性格的にはナヨナヨしているんです。けっこう人見知りですし……」

原口伸 格闘家っぽくはないよね。

「格闘家っぽくないですし、空気を読まないところもあります。試合も空気を読まないので(笑)、そういうところを見てくれればと思います。これからも空気を読まない試合をします」

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DEEP YouTube   北岡悟 鈴木琢仁

北岡悟 (パンクラスイズム横浜) VS 鈴木琢仁 (ボンサイ柔術) DEEP 104 IMPACT 2021.10.23

大会名:skyticket Presents DEEP 104 IMPACT

日時:2021年10月23日(土)
開場17:30 開始18:00
会場:東京・後楽園ホール

DEEP ライト級5分3R
北岡悟 (パンクラスイズム横浜) VS 鈴木琢仁 (ボンサイ柔術)

チケット料金
VIP 16,000円(パンフ付き)
SRS 10,000円
指定A 8,000円
☆1歳以下は保護者膝上に限り無料

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DEEP RIZIN 牛久絢太郎

【悲報】RIZIN運営、斎藤裕の10・24の対戦相手が牛久絢太郎だとうっかりネタバレ

スクリーンショット (2340)

728: 実況厳禁@名無しの格闘家 2021/10/03(日) 10:30:18.20 ID:3SoWl0sa0
 先日の記者会見で発表されたRIZINフェザー級現王者・斎藤裕とDEEPフェザー級現王者・牛久絢太郎のタイトルマッチや、浅倉カンナ、中村優作の参戦決定!(現在は削除済み)

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https://jp.rizinff.com/_amp/_ct/17484121?__twitter_impression=true


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ABEMA ARAMI DEEP MMA ONE SARAMI Shooto2021#07 VTJ2021 修斗 澤田龍人 猿丸ジュンジ 黒澤亮平 黒部三奈

【Shooto2021#07】VTJ前の修斗で2つの世界戦。黒部三奈✖SARAMI、猿丸ジュンジ✖黒澤亮平

【写真】いつだって負けられないが、特に負けられない相手でもあるはず (C)MMAPLANET

9月29日(水)、Sasutainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでVTJ2021と昼夜興行で開催されるShooto2021#07の対戦カードが発表されている。

世界戦やトップランカーのサバイバルマッチが組まれると開催発表時のプレスリリースに記載されていたように、今回は2つの選手権試合が組まれることが明らかとなった。


そのうちの1試合は7月に挑戦者決定戦が組まれ、早々に決定していた王者・黒部三奈✖挑戦者SARAMIの修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合だ。

この両者、DEEP JEWELS時代に2度対戦経験がある。最初は2014年11月と7年前に拳を交え、黒部がRNCで一本勝ちを収め、2018年3月の2戦目も黒部が判定勝ちで当時保持していたDEEP JEWELSアトム級の王座防衛を果たした。

両者揃ってDEEP JEWELSでは対戦相手が一周以上したと理由で新天地を目指したわけだが、SARAMIはコロナ禍で主戦場としていたONE Warrior Seriesが活動ストップしており、黒部に続き修斗に合流となった。

結果、まだまだ層の薄い修斗女子戦にあって、必然というべき両者がタイトル戦が組まれることに。JEWELSから離れた際に望み描いていた未来とは違うかもしれないが、こうなると黒部としては過去2戦以上力の差を見せ、SARAMIとしてはどのような形でも勝利を得ることで、自己肯定するしかない。この2人だからこそ、魅せられることができる女子MMAが存在するはずだ。

今回発表されたもう一つのタイトル戦は暫定ストロー級王座決定戦=猿丸ジュンジと黒沢亮平だ。

この2人も6年前の2015年2月──黒澤が飛鳥拳のリングネームだった時代──に対戦経験があり、猿丸がTKO勝ちを収めている。その後、黒澤は澤田龍人との王座決定戦に勝利し、ストロー級の頂点になっている。

そのベルトを返上し、本名で戦うようになり王座返り咲きを目指す黒澤に対して、猿丸は4度の世界王座挑戦と、挑戦者決定戦と通算5度に渡りベルトに手が届かなかった過去がある。

猿丸はタイトル戦での勝利、黒澤はリベンジと過去との清算でもある暫定王座決定戦だ。

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BELLATOR DEEP MMA ONE RIZIN UFC アキラ キック ブログ

RIZIN.31:7カード発表。メインに斎藤裕出場も対戦相手未定。11月20日沖縄大会の開催も発表。

▼女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
浅倉カンナパラエストラ松戸)
大島沙緒里(AACC

DEEPミクロ級(44kg)、JEWELSアトム級王者の大島が初参戦し浅倉カンナと対戦。ベストウェイトが階級下でキャリアも浅い大島では浅倉の相手は厳しいか。女子スーパーアトム級は海外から選手を呼べないと層が薄すぎて格差マッチになってしまう。

▼ライト級(71.0kg)5分3R
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh
阿部大治(HMC)

元五味の弟子のアキラが初参戦。相手はパンクラスウェルター級王者でUFCに参戦するもリリース、ONEに出場するも2連敗で、DEEPに出場しウェルター暫定王者となった阿部。ライト級での試合は初めてだが、暫定王座を獲得した時点で階級を落とすことを明らかにしていた。水抜きなし77kgリミットのONEライト級では試合をしたことがある。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤裕樹(ネックスイチムエ)
中村優作(TEAM FAUST)

伊藤は先週のDEEPで暫定王者藤田大和に挑戦してスプリット判定負けしたばかり。怪我などはないのだろうが…。

中村優作は6月の大阪大会で北方大地と対戦予定だったが、北方が急病により当日欠場し試合が消滅している。

フェザー級(66.0kg)5分3R
中村大介(夕月堂本舗)
新居すぐる(ポテンシャル)

中村大介は昨年DEEP王者牛久にノンタイトル戦でKO勝ち。タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチはスプリット判定負け。41歳。

コンバ王子こと新居はパンクラスでは下位ランカーだった選手で、昨年試合しておらず約2年のブランク。

フェザー級(66.0kg)5分3R
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
芦田崇宏(BRAVE)

2016年にUFCをリリース後、DEEPで顔見せ程度に試合したり、KNOCKOUTでキックルールの試合をする程度で、MMAからはフェードアウト気味だった金原が、昨年2月に再びトップ戦線に絡むためRIZINに出場したものの、ビクター・ヘンリーにKO負け。試合後に引退を表明していた。今回はフェザー級に上げての復帰戦。38歳。

元DEEP王者芦田は2019年末のBellator JAPANで平本蓮にキックルールで対戦しKO負け。次戦で萩原京平に一本勝ちしているが、その後萩原が3試合組まれる間に芦田へのオファーはなく、約1年ぶりの試合。

フェザー級(66.0kg)5分3R
白川陸斗(トライフォース赤坂)
山本琢也(パラエストラ千葉)

朝倉兄弟の盟友白川はRIZIN初戦で萩原にKO負けしたが、DEEPでの勝利を経て再度参戦すると朴光哲・青井人に連勝中。

山本はGRACHANでライト級&フェザー級2階級制覇。しかしGRACHANを主戦場としていることで、他団体トップレベルとの対戦経験はない。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム
橋本薫汰(K-PLACE)

ZST王者伊藤はRIZIN1勝2敗。昨年DEEPフライ級王者神龍に一本負け後、ZSTではキックボクサー浜本“キャット”雄大のMMA2戦目で対戦しKO勝ち。

橋本はNEXUS王者。NEXUSを主戦場としているため、国内トップレベルとの対戦経験はない。7月にベテランのタイガー石井に勝ってタイトル獲得。

全面的に経費節減のラインナップ。さらに、来月20日の沖縄大会も決定。入場者数制限で5,000人規模での開催となると、このクラスの選手が増えるのか。せめてメインにタイトルマッチがあれば締まるが…。

【出場決定選手】
斎藤裕パラエストラ小岩)
スダリオ剛(PUREBRED)

斎藤裕はタイトル防衛戦を直訴したが、RIZIN.30の時点ですでに相手としては堀江しかいなかった状態で、それが今日発表されない時点で堀江戦はないのだろう。そうなるとタイトル挑戦にふさわしい選手がいるとは思えないが、どうなるか。

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Bu et Sports de combat DEEP MMA ONE RIZIN UFC クリスチャン・リー 伊藤裕樹 剛毅會 岩﨑達也 武術空手 海外 藤田大和

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。藤田大和✖伊藤裕樹「淀みなさ&繋ぎの時間」

【写真】淀みないMMAに対し、その一カ所を関止める戦いという風でもあった (C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た藤田大和✖伊藤裕樹とは?!


──藤田選手が判定3-2で競り勝ち、DEEP暫定フライ級王座を防衛した一戦です。

「武術的な見方でいうと、伊藤選手が藤田選手を居着かせていました。初回、そして2Rの途中までは。もとともスポーツとは居着くモノです。バッターボックスにいてセットアップした相手にしか、ピッチャーはボールを投げていけないです。つまり投げるピッチャーも、打つバッターも居着いています。

『ジャッジ、ジャッジ、レディ・ゴー』とレフェリーが声を出している時点で、MMAも居着きます。一方で武術はいつ、何が起こるか分からないところで揺れない自分を追求するという真逆のものです。MMAはそれでも色々な攻撃手段があるので、思いもしない攻撃があるかもしれないですが、それでも居着くことが暫定で、武術とは真逆なんです。

居着いているなかで、居着かないように戦う。そして伊藤選手の序盤は、藤田選手を居着かせていました」

──なぜ、居着かせることができたのでしょうか。

「伊藤選手の良さはパンチなのか、蹴りなのか、組みなのか分からないという淀みない攻撃でした。淀みないMMAに、本当に感心させられました。対して藤田選手はパンチに対しての反応、蹴りに対しての反応、そして組みに対しての反応という風に見えました。つまり起こりがあることに対応しているので、居着くんです。

伊藤選手はパンチ、蹴り、組みの間で攻めていました。パンチ一つ取ってもワンツーの間にはラグが生じています。ここに蹴りが加わると、さらにラグは積み重なります。ワンツー、蹴り、ダブルレッグ、さらにラグが加わりました。一つ、一つにラグがある。このラグを少なく動けているのが、伊藤選手なんです。一つのラグが短い、この積み重ねは戦っている間に大きな違いになります。一拍、ワンテンポ変わるだけで相手の体感スピードは著しく変化するというのが、私の師の教えです。

一つのアクションに反応する藤田選手と、つなぎ目が短い攻撃をする伊藤選手──これはきっと感覚的なモノなのでしょうが、アスリートとして相当に厳しい練習をしてきたであろう藤田選手と違いが明確でした」

──それこそクリスチャン・リーが言っていたウェルラウンディットとフーリーランディットの違いですね。

「一つ一つのスピードが仮に遅くとも、繋ぎの時間が短いと対戦相手は反応が遅れます。逆にパンチが速い、蹴りが速い、組みが速いという選手でも攻撃が繋がっていないと、それは一つ局面の動きでしかない。伊藤選手はパンチのスピードで藤田選手より遅くても、繋ぎがあるという優位性がありました。

ただしスタミナが切れたのか、ボディが効いたのか、パンチ・蹴り・組みと分かれてしまいました。そしてパンチのみの戦いになると、藤田選手のパンチの回転数が速いので伊藤選手はカウンターを当てられてしまう。つまり伊藤選手の淀みないMMAがなくなった時点で、試合は受け返しになりました。卓球のように打って、返すというスポーツの攻防ですね。こうなると、藤田選手の方が上手です。

それにしても、3Rなどはもうとにかく勝とうという執念が両者から見られて非常に素晴らしい試合でした。見ている者の共感を呼ぶ試合です。と同時に、ジャッジは共感で白黒をつけてはいけない。選手を強くする、そして日本のMMAを発展するには、そのように戦える選手が勝てる裁定基準になり、ジャッジはそこの技量を裁定することが欠かせないです。色々なプロモーションで、色々なルールがあるでしょうが、裁定基準がそうならなければ日本のMMAは強くなれないです。

なぜか、米国人、ロシア人、ブラジル人、フィリピン人を相手に真正面で根性の打ち合いをして勝つ確率と、負ける確率はどちらが高いのかってことなんです」

──ハイ。

「針の穴に糸を通すような作業をする。それがどれだけ疲れていても、心が折れかけていても最後の最後までやるべきことをやる。それは観客の共感を呼ぶことではないかもしれないし、そうするとプロモーターの喜ぶ試合にならないかもしれない。でも、それをしなければ世界でこのルールで勝つことはおろか、戦うことも難しくなってきます。

UFC以前にRIZINでも、藤田選手と伊藤選手のような試合で勝つということも難しくなっています。UFCでも、守りに入る選手が多いですしね。だから、あそこまで戦う姿勢を見せた藤田選手も伊藤選手も素晴らしかった。戦う姿勢を選手たちが持ち続けてほしいです。そして、その気持ちを持って針の穴に糸を通すことを選手が貫いた場合、評価されるMMAであってほしい。

繰り返しますが、選手を強くする方向性を決めるのはルールと裁定基準です。ONEがUFCと違う世界観を持っている。あの独自性のなかで、あの裁定基準で勝てるスタイルが強い。レスリングを見ても、ラストポイントを取るためにまるで序盤と終盤は違う動きになる。なぜ、最初からあの動きをしないか。それをすると、今のルールとポイントでは不利になるからです。

塩試合っていうけど、真剣勝負なのだからとにかく選手が欲するのは勝利。勝利が一番でないのなら、格闘技を戦う必要はないと思います。だから、そういう試合になっても選手には非がない。

日本のMMAもルール、裁定基準で選手の育ち方が決まります。プロモーション側のビジョンが、裁定基準に表れます。いくら選手がUFCだ、海外だ、北米だといってもそこで勝つ戦い方をしていないと、そこから先はただひたすら厳しくなるだけです。少しでも世界で戦える選手が育つ日本のMMAになってほしい──そういう気持ちを持っている人間を指導する身として思います」

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DEEP DEEP103 ブログ 伊藤裕樹 藤田大和

お蔵入り厳禁【DEEP103】伊藤裕樹との激闘制し、暫定フライ級王座防衛の藤田大和「勝因? 有効打です!!」

【写真】 (C)MMAPLANET

23日(木・祝)に開催されたDEEP103で、年間ベストバウト賞級の激闘を繰り広げ、伊藤裕樹を判定で下した藤田大和。自らの持つDEEP暫定フライ級王座の防衛に成功した。

来月には正規王者の神龍誠がDEEPに戻って来るフライ級戦線だが、今回の勝利を経て藤田はどこを目指すのか。

お蔵入り厳禁、同大会後に共同会見で藤田大和が話していたことを抜粋してお届けしたい。


──激闘を制して、今の気持ちを教えてください。

「ホッとしています。諦めずに、やり切ったなと。最後、諦めずにずっと立っていようと思って。テイクダウンをされても、絶対に立ってやろうと……」

──3-2というきわどい勝利でした。勝因はどこにあったと考えていますか。

「有効打、1Rと2Rで有効打を取っていたので。テイクダウンされたものの、僕もしましたし。すぐに立って寝技の展開が余りなかったので、打撃の有効打の差だと思います。1Rと2Rは取っていたかと。3Rは疲れて、相手も疲れて気持ちの勝負でした。

伊藤選手は取りに来ているという気持ちを感じました。そこで押しつぶされず、やり返す強い気持ちをもって戦えました。ベルトに関係なく、このリベンジは大きかったです。取りあえずホッとしています」

──10月大会は正規王者が戻ってきます。

「やっと戻ってきますね。ようやく顔を出すので、取りあえず次は勝ってもらわないと……ですね。取りあえずは統一戦に向けて気持ちを入れ替えて頑張ります」

──途中、顔を守って動きを止めた時がありましたが、あれは誘いでもあったのでしょうか。

「そうですね。ボクシングの時の悪い癖といえば、悪い癖なんですけど。亀になってフックを狙う。相手のパターンが読めていて、フックを合わせることが何度もできていたので。疲れたのもありますけど、そこは距離を詰めて狙っていました。あれがボクシングだったら判定負けですけど(苦笑)、DEEPは有効打を取ってくれるので」

──そこは印象点という部分で、賭けではなかったですか。

「ボクシングだったらレフェリーストップされているかもしれないし、MMAでもストップされるかもしれないですね。でも、狙っていたのは確かです。あの構えを取ることでヒザやミドルが来るという想定もしてはいましたが、来たら危なかったです」

──ここまでの激闘を制したらご褒美が欲しくなるかと思います。神龍選手との統一戦、RIZIN、最近はUFCで戦いたいという発言もありましたが、どこを求めていますか。

「ここ1、2年チームメイトの村田夏南子ちゃんが凄く活躍しているので、あの舞台に行きたいのではなくて、1勝するたびに行くぞという気持ちは高まっています。先を見たら足下をすくわれるので、今日も勝つことだけを考えていましたけど、次は大舞台に挑戦したいです」

──今日の試合がコンテンダーシリーズだったら、ダナ・ホワイトが勝者も敗者も契約したかもしれないです。

「アハハハハ」

──ただし、その素晴らしい試合がメインで行われた今夜のDEEP。専門メディアの記者が自分とゴング格闘技の松山編集長だけです。他は全てRIZIN、那須川天心選手を追いRISEに出向いています。これだけの戦いをやってのけて、悔しくないでしょうか。

「そうですね……同じ日に天心君がやっているのも知っているし、試合前に勝ったのも映像を視ました。負けてられないという気持ちも試合前にありました。MMA、盛り上がってくれたら嬉しいですね」

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