29日(水)、パンクラスより3月9日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase352に後藤丈治が出場し、合島大樹と対戦することが発表された。
Text Manabu Takashima
3月末&4月末の印象が強かったパンクラス春のビッグショーが、2025年は3月初旬に実行される。既に杉山しずか×渡邊史佳のフライ級QOPチャンピオンシップ、黒澤亮平×植松洋貴のストロー級KOPチャンピオンシップ、MMA界の拳士=松井斗輝×井村塁のバンタム級、村山暁博×長岡弘樹の黄昏ないベテラン対決。
さらには本野美樹がパンクラス初参戦で、崖っぷちの鉄の女=藤野恵実とのマッチアップ。今やパンクラスとRIZINのみ、ブラジリアン・インベーディッドはラファエルバルボーザと粕谷優介の対戦──等々、千種純平×松井涼戦と共に明らかとなった後藤×合島戦で、同大会は13試合が現時点で組まれたことになる。
後藤にとって昨年11月にDEEPでマンド・グティエレスにスプリット判定で敗れて以来の再起戦、そして3連敗は許されない背水の陣で臨む合島戦は、2020年2月以来──5年1カ月ぶりのパンクラス参戦となる。もともと北海道でMMAキャリアを始めた後藤は、2015年のパンクラス札幌大会でプロキャリアを踏み出している。いうと必勝の里帰りだ。
2023年10月のRIZINからONE FF、そして上記にあるようにDEEP初参戦と真のJ-MMAフリーランス・ファイターといえる後藤に相対する合島は、修斗からパンクラスに活動拠点を移して11年が過ぎた。一時は4連敗を経験し厳しい状況にあったが、2018年11月の勝利から去年の5月まで長期ブランクを乗り越えて、ミスター修斗=佐藤ルミナ率いるRoot所属ファイターとしてパンクラス3連勝中にある。
修斗4勝2敗のパンクラシスト合島としては、修斗3勝2敗の流離のファイターに意地を見せ、パンクラス6位の座を守りたいはず。一方の後藤としては、ここを落とすようであれば世界という言葉も口にできなくなる状況だ。両者の維持が如何に交錯するか。ロングラン興行のなかでスパイスがきいた一戦となる。
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