月別: 2025年2月

＜キック・女子アトム級／3分3R＞
KANA（日本）
Def.3-0
モア・カールソン（スウェーデン）

KANAが前後に細かくステップして右ローと右ミドル。ガードを高く上げて左右のミドル主体で試合を組み立てる。カールソンもジャブと右ロー、KANAのローにワンツーを返す。KANAはスイッチもしながら左ミドル、オーソに戻して右カーフ、右フック、スピニングバックフィストを打つ。カールソンは前に出てくるKANAにワンツー・右フックを合わせる。KANAはサウスポーから左ミドルを連打し、右ストレート、ジャブを細かくついて右フックを打つ。KANAはガードを上げて距離を詰めて右ストレートと右フック、カールソンは下がりながらパンチを返す。

2R、カールソンは右ロー、KANAも右ロー・カーフを蹴り返す。カールソンはジャブから前に出て、KANAは構えをスイッチして左ミドルを蹴る。カールソンも右ローを蹴り返すが、KANAは軽快なステップからカールソンの前足にローを集めて、サウスポーから左ミドルとインローを蹴り分ける。なかなか攻撃が出ないカールソンだが、サウスポーのKANAにインローを蹴って反撃のチャンスを狙う。KANAは圧力をかけて右フック、カールソンも右ストレートを返す。KANAは距離を取りつつ右フック。パンチから前に出ていくと、カールソンが細かいワンツーと左フックを当てる。

3R、KANAは頭を振って前に出て右ミドル、スイッチも入れつつオーソドックスに戻してワンツーで飛び込む。カールソンはしっかり構えてワンツーから前に出て右ロー。圧力をかけるKANAが左ミドルを蹴って左フック、カールソンはKANAの蹴りにワンツーを合わせる。ガードを上げて前に出るKANAは右フックと右カーフ、カールソンの左に左フックを合わせる。カールソンはワンツーで前進。KANAは前蹴りでカールソンを下がらせて、ジャブと左右のミドル、左フックから右ハイ、右でカールソンを下がらせて、距離を詰めると右アッパーを突き上げる。足を止めて打ち合うKANAが右ストレート、カールソンも右ローを蹴ってワンツーにつなげる。ここで試合終了となり、KANAが判定勝利。スイッチと蹴りを多用するニュースタイルがONE初勝利を呼び込んだ。

試合後、ONE女子アトム級キックボクシング世界王者ペッディージャー・ルクジャオポーロントンがベルトを持ってリングに上がり、3.23ONE日本大会でのKANAとのタイトル戦が決定。フェイスオフで向かい合った。