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AB DWCS o UFC キック マルロン・ヴェラ

UFC on ESPN63:第2試合・デイビー・グラント vs. ラモン・タヴェラス

バンタム級

イギリスのグラントは2013年のTUFに参加し準優勝。ここまでUFC6勝6敗と五分の星。2016年には現ランカーのマルロン・ヴェラにも判定勝ちしている(5年後のリマッチで判定負け)。昨年7月の前戦はヴェラとの1度目の対戦以来となる地元イギリスでの試合だったが、メディアの大半がグラントを支持する(半数以上はフルマークでの勝利を支持)内容でのスプリット判定負け。直近7戦で5度ボーナスを獲得しており、ファイト・オブ・ザ・ナイト2回はいずれも負けた試合で受賞している。今年3月の試合を負傷欠場しており、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。38歳。

タヴェラスは地元フロリダ出身・在住。昨年9月のDWCSでは優勢に試合を進めていたものの、セルヒー・シーディーにダウンを奪われたところで試合を止められKO負け(ただし、タヴェラスは計量で体重オーバーしている)。早いストップに納得がいかないタヴェラスに、DWCSシーズン中に別の相手と2度目のチャンスが与えられ、3度ダウンを奪ってのKO勝ちでUFCとの契約を決める。今年1月のUFCデビュー戦の相手は、先にUFCと契約しデビュー戦も済ませていたシーディーとのリマッチだったが、タヴェラスはまたも体重オーバー。2Rにダウンを奪うも、リカバリーしたシーディーが盛り返し、結果として、その2Rでジャッジの判断が割れてタヴェラスがスプリット判定勝ちした。30歳。

オーソのグラントにタヴェラスはサウスポー。タヴェラスが中央を取る。グラントインロー、前蹴り。ジャブ。右をヒットさせると右ミドル。右で飛び込むところにタヴェラスが左のカウンターを狙っていく。グラント右ボディ、右ハイ。また右ミドル。右ハイ。手数が多い。タヴェラスジャブで出る。グラントの飛び込みにカウンターを狙う。グラントの右ハイは腕でブロックされた。グラントのローブローで中断。再開後、圧を強めてきたタヴェラス。しかしグラントが変わらず先手を取っていく。打撃を打ち込まれながらも前に出ていくタヴェラス。グラントバックスピンキック。クリーンヒットせず。圧を掛けられサークリングするグラント。飛び込んで左右のパンチの連打。詰めてくるタヴェラスをサイドキックで止める。ホーン。

1R打撃の手数でグラント。多彩な種類の打撃を入れている。タヴェラスは詰めていっているが、先に攻撃をもらってしまっている。

2R。グラントまた手数を出していく。しかし右ミドルにグラントの左がヒットしダウン奪取!グラウンドには行かず立たせたタヴェラス。詰めてくるタヴェラスにまた打撃を入れていくグラント。一発を狙っているタヴェラス。グラントのローに合わせて左フックは空振り。バックスピンキックが側頭部にヒットしたが、背中を向けたところにタヴェラスが左右のパンチを入れる。グラント飛び込んで右ボディ。グラントが飛び込んで左右のフックを入れる。3倍以上の手数を出しているグラント。タヴェラスは一発狙い。グラント右ボディから左フック、右ハイ。ホーン。

2Rダウンはあったが、クリーンヒットの差でグラント。タヴェラスは一発を狙いすぎているか。

3R。グラント前に出て手数を出していくが、前に出ている分、タヴェラスのパンチももらっている。今度はグラントが打たれながら圧を掛ける展開に。しかし被弾が増えてきた。グラント倒しに行っているか。左右のフック、ボディへのヒザと休まず攻める。パンチの4連打がヒット。タヴェラスの攻撃を手数で止めている。ケージを背負うタヴェラス。グラント右がヒット。左に回ろうとするタヴェラスに右ミドル。飛び込んで右を入れたグラント。打撃のペースが落ちない。カーフを蹴られたタヴェラス、効いているのかスイッチ。残り30秒になり、タヴェラスが手数を増やしてきたが、グラントもさらに手を出す。タイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でグラント勝利。

終始手数を出し続けた。2Rにダウンは奪われたが、その後も最後までペースが落ちなかった。

倍以上の手数をもらっていたタヴェラスだが、試合後の顔面の様子を見るとタヴェラスの方がダメージを与えていたかもしれない。しかしグラントの手数の前に思うように攻められなかった。

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DWCS K-1 KANA MMA o UFC キック ジュリア・ポラストリ ジリアン・ロバートソン

UFC on ESPN63:第1試合・ヨセフィン・ノットソン vs. ピエラ・ロドリゲス

女子ストロー級

ノットソン(公式サイトの表記はジョセフィン・クヌットソン)はK-1でKANAと3戦して1勝2敗とキックでもトップに立っていたが、コロナを機にキックの試合がなくなり、MMAに転向。Road to UFCのワンマッチを経てDWCSに出場。勝ったにも関わらずUFCとの契約を果たせなかったが、のちに欠場選手の代役としてUFCデビューを決めている。初戦は打撃で圧倒して判定勝ちしたが、前戦のジュリア・ポラストリ戦はテイクダウンされると下から返すことができないという弱点を露呈。打撃のヒットで判定勝ちしたが、上を狙うのであれば、まだまだ成長が必要なことも明らかになっている。28歳。

ベネズエラのロドリゲスもムエタイのバックボーンがある。UFCデビューから2連勝していたが、元フライ級ランカーのジリアン・ロバートソンにテイクダウンされて下の展開が続き、最後は腕十字で見込み一本を取られMMA初黒星。再起を図った前戦では、ダウン気味に倒れた相手に対し、ガードの中で相手のアゴに頭突きを入れてしまい、戦闘不能にしてしまい反則負け。ほぼ勝っている試合で、二重の意味で愚かな行動だった。32歳。

右オーバーハンドを打ち込んだロドリゲス。一瞬動きが止まったノットソンをテイクダウン。押さえ込まずパウンドを打ち込む。ノットソンすぐ立った。ケージに押し込むロドリゲスだが入れ替えるノットソン。また入れ変えたロドリゲス。ノットソンは首相撲を狙う。レベルチェンジしてダブルレッグでテイクダウンしたロドリゲス。ケージを背に体を起こして立ったノットソン。離れ際にヒザを入れた。ロドリゲスパンチで突っ込むと胴タックルでテイクダウン。倒されたノットソンだがラバーガードからフットチョークを仕掛ける。ズレていて決まらないが、入らないと見るとすぐに立つノットソン。近距離での打撃戦。ロドリゲス首相撲のヒザからタックルにつなげてテイクダウン。ハーフ。下からヒジで抵抗するノットソン。ロドリゲス立ち上がるが、飛び込んで足をサバいてサイドについた。残り30秒。ニーオンから強烈なヒジを落とすロドリゲス。立った。ホーン。

1Rロドリゲス。打撃からテイクダウンへのつなぎが良かった。

2R。序盤から積極的に打撃で打ち合う両者。ロドリゲス首相撲からヒザを打ち込むと、打ち終わりにタックルに入りテイクダウン。すぐにケージを使って立つノットソン。入れ替えて離れた。四つに組んだロドリゲスだが、離れ際に左ミドルを入れるノットソン。ロドリゲスまた組んでのヒザからタックルに入りテイクダウン。倒され際に三角を狙ったノットソンだが、密着して防いだロドリゲス。インサイドからヒジを入れるロドリゲス。ハーフから足を抜いてマウント。しかしノットソンシザースで返して立ち上がる。ロドリゲスシングルレッグ。ケージでこらえるノットソン。残り1分。ロドリゲスヒジ。さらに首相撲からヒザ。そこからタックルへつなげる。シングルレッグで倒したが、後ろ袈裟固めの体勢でノットソンがバックからたすきに取る。ホーン。

2Rもロドリゲス。ノットソンはフィニッシュを狙う必要がある。

3R。前蹴りを腹に入れたノットソン。ロドリゲスタックルへ。テイクダウン。倒され際にギロチンに捕らえているが浅いか。ハーフでボディシザースも浅い。外れた。ロドリゲスヒジ。ハーフで押さえ込みながら殴る。ノットソン押さえ込まれたまま動けず。クォーターマウントになりパウンドを入れるロドリゲス。ノットソン体を起こして立とうとするが背中を付けて押さえ込むロドリゲス。ノットソン苦し紛れに下から殴ることしかできない。ロドリゲスパウンド。タイムアップ。

三者フルマークでロドリゲス勝利。

ロドリゲス、今回は気持ちの強さが良い方向に出た。首相撲からテイクダウンにつなげる動きが良かった。

ノットソンはMMA初黒星。テイクダウンされた後の下からの仕掛けは意外と良かったが、やはりテイクダウンディフェンスに課題がある。

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45 DWCS F1 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube ZFN02 ジョン・チャンソン ソン・ヨンジェ ダナ・ホワイト ユ・ジュサン 河名マスト

【ZFN02】RTUからの再起。ユ・ジュサンと対戦する河名マスト「UFCへの道はまだ終わっていない」

【写真】RTU準決勝敗退に終わった河名だが、UFCを目指すという想いは変わらない(C)TAKUMI NAKAMURA

14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7AホールでZFN02が開催され、河名マストがユ・ジュサンと対戦する。
text by Takumi Nakamura

8月のRoad to UFC準決勝でシェ・ビンに敗れ、今シーズンでのRTUからUFC参戦という道が断たれた河名。再起の場に選んだのはジョン・チャンソンが主宰し、UFC Fight Passでの生中継されるZFNだった。年齢的にも決して残されたチャンスが多くはない河名は、それを自分でも理解したうえで「僕のUFCへの道はまだ終わっていません」と語った。


――8月のRTU準決勝以来の試合が決まりました。まず復帰戦は年内にやりたいという希望があったのですか。

「そうですね。ダメージもあったので、 八隅(孝平)さん的には年越したぐらいに試合を組んでもらうかということだったのですが、マネージャーから『12月にZFNがあるけどどう?』と話を振られて、僕としては一刻も早く今年の汚れは今年のうちに落としておきたくて、試合を組んでもらいたかったという感じでした」

――RTUが準決勝敗退に終わり、RTUからUFC本戦を目指すという道が断たれてしまい、次はどんな舞台で試合をするか。そこを考えている時期だったと思います。そのなかでZFNという選択をしたのはどういった心境からですか。

「以前、DWCSでダナ・ホワイトが2年連続出た選手に『お前は去年の方が良かった。俺は30歳までの選手じゃないと契約しないって言ってるだろう。それなのに今回のパフォーマンスはなんだ!』と言っているのを見て、明確に定められているわけではないですが、やはり30歳というのがUFCと契約する上で一つの足切りラインだと感じました。で、僕は今年30歳になる年で、来年は31歳になっている。だったらこの1年はもう少しもがこうと思い、とにかくUFCに出るための道を探して、ZFNに出るという選択をしました」

――ただシェ・ビン戦がKO負けということで、ダメージを含めたコンディション面での不安はなかったですか。

「それはありました。普段の試合だったら大体1カ月ほど休んで練習を再開するのですが、今回はダメージもあったので約2カ月はフルで休んでから再開したので。あとは初めてのKO負けで、なんて言うんですかね、 3Rフルにやって力を出し切ったけどやられたという負け方ではないじゃないですか。どこか不完全燃焼的なところもあったので、そこはもう早く試合したいという気持ちでした」

――八隅さんからは年明けの復帰を勧められていて、そこは自分の意思を押し通したところですか。

「そうですね。僕自身も年内にオファーがくるとは思っていなかったので、強制的に休む時間を作ることができるなと思っていたところに、ZFNの話が飛んできたんで。試合のオファーがあるからには受けたいなということは伝えました」

――改めてシェ・ビン戦のKO負けはどこに敗因があったと思いますか。

「シェ・ビン自体がフレームも大きかったし、そう簡単にテイクダウンできるとは思っていなくて。そんな気持ちの中で試合が始まって、試合序盤で一発でいいパンチが当たったんですね。思いっきりパンチを振りましたけど、僕自身は当たって倒れると思って振ってないんで、当てた自分が1番『うわ!当たっちゃった!』みたいな感じで、当てて倒す心の準備ができてなかったんです。だからパンチを当てて効かせたんだけど、逆に『どうしよう?』という気持ちの迷いが生まれてしまいました。そこで(スタンドで)体が開いてしまったり、テイクダウンに行くことができずに立ち会った結果、 相手の1番得意な形でパンチをもらってしまいました」

――ある意味、先にパンチのクリーンヒットがあった故に色々な狂いが生じてしまった、と。

「これまでは自分がやるべきことが1つ定まっていて、それをやるしかないと決めて戦っていたのに、パンチが当たったことで他の要素が入ってきて、 選択肢が増えたから迷ってしまうという」

――例えばパンチが当たったとしても、そこは無視して組みに行こうっていうマインドにはなれなかったですか。

「そうですね。パンチも先に当たったし、思ったよりもシェ・ビンのパンチも早くないと感じて…」

――KOできそうな予感があったのですか。

「なんか(パンチが)当たるなって。ただそれでエラーが起きた感じですね。体の動きと頭の動きがずれて、やるべきことが1つに固まっていませんでした」

――KO負けのダメージもあったと思いますが、試合後は率直にどんな心境でしたか。

「本当にもう…何もかもなくなった、何もねえなって感じでした」

――大きな喪失感や虚無感というか。

「実際試合が終わって意識が戻って我に返ったのが、ストレッチャーに乗せられて、救急車に乗る直前くらいからなんです。その時にUFCのスタッフから『今どこいるか分かりますか?』と聞かれて『RTUの試合で、アジアのどこかです』みたいなことは答えたのですが、対戦相手が誰で、どんな試合だったかは全く分からなくて。その状況のまま病院に行って色々と検査を受けているなかで、だんだんと記憶が戻ってきました。検査結果は異常なく、KOされた瞬間以外の記憶はあるのですが、改めて自分が負けたということだったり、負けた実感や喪失感が出てきましたね」

――練習を休んでいた期間はどんなことを考えて過ごしていましたか。

「これが挫折か…って感じですよね(苦笑)。まさに大きな挫折だなっていう。打ちひしがれた感覚は確実に自分の中にあったので、そこをどう乗り越えるかじゃないですけど、どうやって次にステップを踏んでいくのかっていうところで、試合が終わって色んな人たちとお会いして、自分がインタビュアーみたいな感じで『今までの人生の中で味わった一番大きな挫折はなんですか?』とか『挫折を味わったときにどう乗り越えましたか?』と質問して、みなさんから人生経験を聞かせてもらっていました。僕にとっては大きな挫折でしたが、みんなもそういう挫折を味わってるし、悲劇のヒーローなんていないじゃないですか。 結局やるしかない、やるしかないよなと思って戻ってきました」

――コンディション的な不安はあるにせよ、年内に試合オファーが来たことは気持ちを前向きにするきっかけになったかもしれませんね。

「それは間違いないです。僕らファイターの仕事は試合をすることだし、自分のことを必要としてくれる場所がある、仕事が来るんだったら『やるでしょ!』という感じでした」

――この試合に向けてはどんなことを意識して練習してきましたか。

「原点回帰というか、あの試合は自分に迷いが出たことが敗因だったと思うので、じゃあ俺は試合で何がしたいんだ?と考えたら、 とにかく組んで組み伏せて殴るのか、押さえて1本取るのか。そこにとにかく進んでいくことだと思うので、そこにフォーカスして練習してきました」

――ファイターとして出来ることが増えても、自分がやるべきことを明確にする、と。

「そうです。確かにMMAは上手になってるのかもしれないけど、上手になることが強くなることじゃないんだなというのは改めて感じました」

――対戦相手のユ・ジュサンにはどんな印象を持っていますか。

「テコンドーっぽいというか、前後のステップが早くて、相手を誘い出して誘い出して、 前手で仕留めてくる感じの選手だと思います。あとは組みに関しても、自分が攻める側の組み手に自信があるから、スクランブルもちゃんとやってるなという印象でした。ガードを下げて足さばきで動く感じなので、そこも含めて相手のペースを崩していこうと思います」

――先ほどの話にもつながりますが、河名選手としては組みを混ぜて削り勝ちたいですか。

「特に相手の試合の雰囲気を見てると、なんか 自分に自信がある感じというか。俺はどこでも勝負してやるぜっていうのは見て取れるので、 組み手を受けてくれたら、そこはめちゃくちゃチャンスですよね。もし組み手を切ってこられたら、それはそれでこいつやるじゃんとは思いますね」

――RTU敗退後、再びUFCを目指す戦いが始まります。ここからどんな試合を見せていきたいですか。

「改めて自分のやるべきこと、やらなきゃいけないことをとにかく突き通して、ぶつけて、なおかつ決着つけて勝ちたいと思います。今回はダナも試合を見に来るという話なので」(※取材後、韓国の非常戒厳令のためダナの訪韓見送りが発表された)

――それはUFC出場を目指す選手たちにとっては大きいですね。

「ダナが来るというのは試合が決まった後に聞いたんですけど。団体側からしたら無敗のジュサンをプッシュして、RTUに出したり、ZFN自体を大きくして、そのままダイレクトでUFCに送り出したいと思うんですよ。彼はそのくらいのタレントだと思うので。でもそうはいかないよ、というのをぶつけたいと思います。僕はRTUでソン・ヨンジェを倒して、今回の相手も韓国内では推されてる期待の選手だと思うので、そんな選手をやっつけたら、またそこで自分の株も上がると思います」

――今回の試合も含めて、ここからはUFCにつながる試合を選択していきたいですか。

「そうですね。特にこの1年は数字として30歳という一つの条件・ラインがあるので、だったらUFCにいく可能性がある間に勝負したいです。毎年RTUに出る年齢の条件みたいな話も出るし、若い選手の方が今後の可能性が高いのはもちろん理解したうえで、自分が出来る期間でUFCに向けて最短ルート・最善のルートを選んで戦っていきたいです」

――それではUFCへ向けて最終発する河名選手からファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「僕のUFCへの道はまだ終わっていません。マイ・ライフ・イズ・リベンジ。必ずUFCまで到達します」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

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DWCS ブログ

UFC on ESPN+106:第8試合・ジャン・ミンヤン vs. オジー・ディアス

ライトヘビー級。

中国のミンヤンは2022年の第1回Road To UFCの第1試合で1RKO勝ちし、Road To UFCからのUFC契約第1号選手となっている。昨年は怪我や中国大会中止などで試合が流れ、今年2月にようやくUFCデビュー。相手もUFCデビューのブレンドソン・ヒベイロで、序盤ヒベイロのパンチを被弾したものの、かまわず打ち合ってパンチ三連打を打ち込んでKO勝ち。打たれても引かない気持ちの強さとスピードがある殺傷能力の高い打撃が武器だが、ディフェンスの甘さはこれから上に行くに際して不安要素となる。また、テイクダウンされた後の対処は未知数。26歳。

ディアスはLFAでミドル級王座を獲得すると、2022年にミドル級でDWCS出場。しかしアグレッシブファイターの代名詞的存在のジョー・パイファーに2RKO負けでUFCとの契約はならず。その後ライトヘビーに階級を上げ、LFAで2試合連続KO勝ちしてUFCデビューのチャンスを掴んだ。キャリア9勝(7KO・2一本勝ち)2敗で、勝っても負けても2R以内に決着している。34歳。

両者オーソドックス。サイドキックを入れたミンヤン。カーフキック。ディアスがジャブを放つとバックステップで距離を取るミンヤン。ミンヤン飛び込んで左フック。またカーフキックを入れる。ジャブ。ディアスもジャブを返す。ミンヤンジャブのダブルから右ストレート。ディアスも右オーバーハンドを打ち込む。ディアスが出るところにミンヤンの左ヒジがヒットしディアス後方にダウン!すかさずパウンド!亀になったディアスにパウンドを打ち込み続けKO!

1R2分25秒、ミンヤンKO勝ち。キャリア18勝すべてが1Rでのフィニッシュ。

勝ったミンヤンは「1つのボーナスでは足りない。ダブルボーナスが欲しい。みんなのためにもっといい試合をしたい。デイナ、次はトップ15か、マネーファイトを戦わせてくれ」とマイク。

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【DEEP Tokyo Impact2024#05】北米登竜門経験者グティエレス戦。後藤丈治「計画的偶発性フィニッシュ」

【写真】ONE FFでの異次元フィジカルを経験して、後藤のMMAが如何に変わったか。期待 (C)TAKUMI NAKAMURA

23日(土)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2024#05で、後藤丈治がマンド・グディエレスと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2023年はRIZINで2連勝し、今年5月には試合の機会を求めてONE Friday Fights 61でイリアス・エジエフと対戦した後藤。試合はエジエフの圧倒的なフィジカルとコントロール力に苦しめられ、最後はRNCで一本負けを喫した。

連勝こそストップした後藤だったが、エジエフと対戦したことで×外国人を見据えてトレーニング内容も変えて国際戦を希望。初参戦のDEEPでDWCSやTUFに出場経験のあるグディエレスとの一戦が決まった。

グディエレスのビザの都合により、試合日程が4日の後楽園大会から約3週間後ろ倒しとなったが、後藤自身は「延期前の時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている」、「今の自分には覚醒の音が聞こえてきている」と頼もしげに語った。


『あっ、これは絶対強いな』と思って、成績も見ないでオッケーしました

――当初4日のDEEP122で予定されていたマンド・グディエレス戦がグディエレスのビザの都合により、約3週間後にスライドされる形となりました。最初にこの話を聞いた時はどんな心境でしたか。

「最初はマジか!と思いましたが、外国人選手が相手なので、そういったトラブルもありえる話ですし、そこまで驚きはしなかったです。あとは試合まで3週間あったらもっと整えられるなという風に前向きに捉えていました」

――試合そのものがキャンセルにならなくてよかったと。

「はい。長南(亮)さんからは『代わりの選手を探してもらうか?』とも言われたのですが、自分としてはマンドとやりたかったので『マンドとやる方向でお願いします』と伝えました」

――試合までの期間が延びた分、さらに仕上がっていますか。

「あの時点で100パーセント仕上がっていたんですけど、あれからさらに110、120パーセントと上がっている状態です」

――後藤選手はRIZINで2連勝していて、今年5月にONE FFにも参戦しました。次の戦いの舞台としてDEEPを選んだ理由はなんですか。

「1番の決め手は対戦相手ですね。今自分は新たにMAG agency(佐藤天や木下憂朔らも、マネージメント下にある)というエージェントについてもらっていて、海外の試合に繋がる話をいただくようにしているんですね。その中で長南さんから『こういう相手で話が来たぞ』という提案をいただいて、相手がマンドということで即決しました」

――どこの団体で戦うかではなく、どんな相手と戦うかで今回のDEEP参戦に至ったわけですね。

「そうですね、最初にマンドの写真を見せられた瞬間、ビビッ!ときて。『あっ、これは絶対強いな』と思って、ぶっちゃけ成績も見ないでオッケーしました」

――後藤選手としては海外での試合、外国人選手と戦っていくことが今のテーマですか。

「TRIBE TOKYO MMAはジムとして×世界を目指していて、自分もそこに向けてやっていきたいと思っていました。そのなかで5月にONE FFに出て、自分よりデカいヤツ(イリアス・エジエフ)とやって、そこで初めて身体的なことも含めてこんな強い選手がいるんだというのを肌で感じました。と、同時にこれからはそういう相手と戦っていきたいという気持ちが強くなりましたね」

――エジエフ戦が後藤選手のなかで目指すべきものを明確にしたのですか。

「自分の中ではかなり大きい試合になりましたね」

――あの試合で2人が並んだ時、見ている側も体のサイズの違いを感じました。実際にエジエフと肌を合わせて、そういった違いは感じましたか。

「組んだ時の感覚が全く違いましたね。ONEは戻しの体重にも制限があるんで試合後に計量があるんですけど、その時にエジエフは70キロ以上あったみたいで。ルール的にありなの?と思いましたが(苦笑)、それも含めていい経験になりました」

――具体的にどこでサイズの違いを感じましたか。

「組まれた時にカチっとハマる感じというか、力強さが全く違いました。日本で階級が上の選手と組んだ時とは違う感覚で。なんなんですかね、あれは」

――そこも踏まえてエジエフ戦後に新たに取り組んでいる練習はありますか。

「1番はレスリング力の強化です。半年前から専修大学さんに行かせていただいていて、レスリングが強い大学生たちと練習しています。エジエフに負けた一週間後に中村倫也さんに連絡して、どこのレスリングシューズがいいかまで教えてもらいました(笑)」

――練習そのものを根本的に見直したのですか。

「自分はその必要性があると感じました」

――後藤選手にとってはトレント・ガーダム戦以来の国際戦でしたが、外国人選手と戦うことの厳しさ・難しさを感じましたか。

「そこは感じました。だから本当にいい経験になったというか、あの試合で色んなことが分かって、あれから半年経って、自分の中では覚醒の音が聞こえてきていますね。今回の試合で(自分が)変わるかもなというのも感じています」

お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います

――そういった経験があったからこそ、次も外国人選手と戦いたいという気持ちが強かったのでしょうか。

「はい。自分はRIZINにも出させてもらっていて、RIZINは最高の団体だと思うのですが、なかなか試合のチャンスがチャンス巡ってこないところもあって。RIZINで海外からやってくる黒船のような選手たちを叩いていきたいのですが、チャンスを待つばかりでは試合する機会を逃してしまうし、今はキャリア的に試合をして攻める時期だと思っているので、どんどん試合をしていきたいと思っています。それこそONE FFに出ていなかったら、意識も変わっていないと思うし、ここまで練習環境を変えることもなかったと思います」

――対戦相手としてグディエレスにはどんな印象を持っていますか。

「やっぱり組みとレスリングの選手で、その中で極めもある。柔術が出来る選手という印象ですね」

――そういった意味では噛み合う相手という認識ですか。

「そうですね。今回はもう作戦も決まっていて、計画的にやりつつも偶発的なところも狙うというか………計画的偶発性フィニッシュみたいなイメージです。試合を見ていたら『たまたまフィニッシュした』や『あんなことあるんだ』と思われるかもしれませんが、実はすべて計画されていたもの、みたいな。色んな仕掛けを持って、全部のゴールに向かって、そこを自由に選択していく……そういう作戦を考えています」

――かなり明確にフィニッシュのイメージができているようですね。

「色んなパターンでゴールが見えていて、色んな場面でフィニッシュができるように仕上げてきて、そこが今回1番変えた、変えて整えてきたところだと思います」

――グディエレス戦が楽しみになる言葉です。今後は海外のイベントにつながる試合をやっていく方向ですか。

「最初にお話した通り、海外に向けてというのももちろんあるし、僕がRIZINに出たのはRIZINに朝倉海選手という名実ともに強いチャンピオンがいて、 そこにどれだけ食らいついていけるか?というテーマがあったからなんですね。彼がUFCに行ったというのもあって、自分もそこに行くから待っとけよという気持ちもあるし、国内でやり残したことがあるとすれば、今RIZINのベルトを持っている井上直樹選手やセルジオ・ペティス選手にも触れてみたい。あとは秋元強真選手が何かのインタビューで僕の名前を出していて『俺はそのことを忘れてねぇぞ』というのもありますね」

――国内外問わず、バンタム級の選手たちは「待ってろよ」という気持ちですか。

「はい。お前ら全員他人事じゃねえぞという気持ちで、全員喰っていきたいと思います」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午後12時05分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

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AB DWCS MMA o UFC

UFC on ESPN+105:第4試合・マシュー・セメルスバーガー vs. チャールズ・ラドキ

ウェルター級。

セメルスバーガーは必殺の右が武器のストライカー。UFCでも20秒以内のKO勝ちが2度ある。しかし序盤にパンチでダウンを奪っても、仕留めきれずに逆転負けしたことも2度。前戦は右が不発で、次第にパーソンズのタックルに対応できなくなり判定負け。現在3連敗中で、UFC戦績も5勝5敗の五分に。前戦で肘の靭帯を断裂し、トミー・ジョン手術を受け、10ヶ月ぶりの試合となる。大学時代はアメフト・レスリングをしており、その後MMAに転向した。31歳。

ラドキはDWCSに出場せず、ローカルのCFFCウェルター級王者から直接UFCと契約。しかしその時点で33歳と若くはなかった。UFCデビューから2連勝。しかし3戦目は今日のメインに登場するプラチスとの対戦で、プレッシャーを掛けられケージを背負ったところでプラチスのヒザをボディにもらって嫌倒れし、そのまま立ち上がれずKO負けでUFC初黒星を喫した。バックボーンはレスリング・柔術。34歳。

ラドキがパンチで出る。ケージに詰めて左フックがヒット。効いている!仕留めに行くラドキ。左右のフックがかすめて膝を着いたセメルスバーガーを見てレフェリー止めた。

セメルスバーガーはUFCデビューから5戦で4勝1敗、一時はランキング目前まで行ったが、これで4連敗。今日はまったくいいところがなかった。

ラドキはメインに登場するプラチスに負けたのみで3勝1敗に。

 

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DWCS o UFC キック ジョシュ・フレムド ブライアン・バトル

UFC on ESPN+105:第2試合・トレーシアン・ゴア vs. アントニオ・トロコリ

ミドル級。

ゴアはTUF28のファイナリスト(決勝は負傷欠場)。UFCデビュー戦で決勝で対戦するはずだったブライアン・バトルとの試合が組まれたが、打撃で攻め込む場面はあったものの、終盤失速し判定負け。2戦目はコーディ・ブランデージにカーフキックで攻め込んだものの、カーフキックにパンチを合わされてダウンしパウンドでKO負け。後がない3戦目では、お互いUFC未勝利のジョシュ・フレムドとの対戦で、タックルに合わせたギロチンで一本勝ちし、3戦目でUFC初白星。しかし褒められた内容ではなかった。その後はボー・ニッカルやA.J.ドブソンとの試合が組まれるも、いずれも負傷欠場して、2年以上のブランク明け。30歳。

トロコリはDWCSで勝利するも、ドーピング検査陽性でノーコンテストに。その後ローカルで勝利して、3年越しのUFC契約を果たしたものの、相手の欠場や試合の組み換えがあり、UFCデビュー戦がなかなか決まらず。6月のサウジアラビア大会で、ジョイルトン・ルターバッハがUFC契約前のドーピング判明によりリリースされたことで、代役としてシャラ・マゴメドフと対戦。前半は組みに難のあるマゴメドフを四つからのケージ押し込みで攻め込んだものの、終盤失速してマゴメドフのパンチをもらう展開でKO負けした。33歳。

ゴアタックル。ダブルレッグで抱えあげてテイクダウン。トロコリ立ち上がる。小手に巻いたトロコリが投げを狙うがこらえるゴア。トロコリシングルレッグに切り替えた。頭を下げたトロコリにギロチン。スタンディングのまま絞める。ケージに押し込んで絞めるとトロコリタップ!

ゴア2年ぶり復帰戦で、2年前と同じギロチンでの勝利。前回もスタンドで絞め、最後は倒れ込んだ相手を絞め続けて仕留めている。

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DWCS MMA o UFC キック マゴメド・ガジヤスロフ

UFC on ESPN+104:第11試合・カイオ・マシャド vs. ブレンドソン・ヒベイロ

ライトヘビー級。両者ブラジル人だが、マシャドはカナダ在住で、MMAキャリアもすべてカナダでのもの。

マシャドは昨年9月にDWCSからUFC参戦。初戦はUFC0勝1敗のミック・パーキン、今年4月の2戦目はUFC3勝4敗1NCのドンテイル・メイエスに連続判定負け。DWCS出場前にカナダのBFLでヘビー級王座を3度防衛している。柔術ムエタイのバックボーンがあり、ムエタイではブラジル王者になっているとのこと(プロかアマかは不明)。これまではヘビー級だったが、今回からライトヘビーに落とす。30歳。

ヒベイロも昨年のDWCSで勝ってUFCと契約し、UFCでは0勝2敗というのも同じ。初戦はRoad To UFCのワンマッチでKO勝ちしてUFCと契約したジャン・ミンヤンとのUFCデビュー戦対決でお互いの打撃がヒットした末にミンヤンのパンチでダウンし、パウンドアウトされKO負け。2戦目もUFCデビュー戦となるダゲスタン出身のマゴメド・ガジヤスロフとの対戦で、1Rにカーフキックを効かせてリードしたものの、2R以降はテイクダウンを取られる展開に。後半はスタミナ切れで立つ動きもなく、上から攻められ続けての判定負け。レスリングでブラジルの州王者になっている。28歳。

0勝2敗対決がセミ前で組まれている(本来のセミ前のルイス vs. ディニスが消滅したせいではあるが)。

カーフを蹴るマシャドだが、ヒベイロが飛び込んで右をヒット。さらにミドル。さらに右を打ち込む。三日月蹴り。マシャドも左をヒット。さらに左。左ハイ。ミドルを入れるヒベイロ。マシャドの左ハイは腕でブロック。ヒベイロ詰めてきた。なかなか踏み込まない両者。マシャド距離を取り蹴りを入れるが、ヒベイロの右を被弾。ヒベイロさらに右。距離を取るマシャド。ヒベイロのローブローがありタイムストップ。再開。ヒベイロのジャブがヒット。マシャドもワンツーを放つが届いていない。ホーン。

1Rはクリーンヒット数でヒベイロ。

2R。ヒベイロの三日月蹴り。距離を取るマシャド。詰めるヒベイロだがマシャドサークリング。ヒベイロ詰めてミドル。三日月蹴り。ひたすらサークリングするマシャド。ヒベイロが詰めてくるところにミドルを入れる。ヒベイロの右がヒット。マシャド足を止めてパンチを返す。しかし疲れが見える。またサークリング。2R残りわずかで打ってこいとアピールするマシャド。さんざんサークリングで逃げておいてそれはない。ホーン。

2Rもクリーンヒットでヒベイロか。

3R。マシャド少し出てきた。ヒベイロがパンチで出ると大振りのパンチを返す。しかし空振り。ヒベイロもちょっと大振り。詰めてきたヒベイロに真っ直ぐ下るマシャド。左右のパンチを振り回して出るマシャド。ヒベイロのパンチの打ち終わりに組み付こうとしたがヒベイロ組ませない。右ハイ。ヒットしたがマシャドそのまま組みに行く。が、ケージでこらえたヒベイロが離れた。前に出たマシャドがかなり大振りのパンチを振り回す。しかしヒベイロの右をもらってぐらついた。が、逆に出たマシャド。空振りが多い両者。マシャドの右がヒット。前に出てケージに追い込んでいく。飛びヒザ。空振り。両者疲れが見える打撃戦でタイムアップ。

29-28×2、28-29のスプリットでマシャド勝利。

地元のマシャドだったが、2Rまで出て行けずに判定負けでUFC未勝利のまま3連敗。勝ったヒベイロも褒められる内容ではなかった。

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AB DWCS o UFC

UFC on ESPN+103:第8試合・ジェイク・ハドリー vs. キャメロン・スマザーマン

バンタム級

ハドリーはUFC3勝3敗。前回は地元イギリスで、試合1週間前に決まった試合で、本来のフライ級から階級を上げてバンタムで臨んだが、1ポンドオーバーしてしまった。今回は最初からバンタムでの試合となる。スピーディーなパンチが武器のストライカー。28歳。

本来はブレイディ・ヒースタンドとの対戦だったが、今週に入り欠場。代役としてスマザーマンがUFCデビューを果たす。

スマザーマンは昨年8月にDWCSに出場したが、1R1分でハラランボス・グリゴリオウにKO負け(グリゴリオウは前戦で風間と対戦し、パンチでダウンを奪ったが三角絞めで逆転一本負けしている)。その後ローカルイベントで3連勝し、今回のチャンスを掴んだ。Fury FCではバンタム級王座を獲得。キャリア11勝(6KO・1一本勝ち)4敗の27歳。

プレッシャーを掛けるスマザーマン。ワンツー。左を入れたハドリー。ハドリーのジャブにボディを返したスマザーマン。ワンツー。詰めるスマザーマン。左ボディから右。ハドリーケージを背負う。右をヒットさせるスマザーマン。ハドリーケージ際から出られない。サークリングするが追っていくスマザーマン。右ボディから左フック。またボディ。ボディ・顔面に打ち分けていく。抜け出せないハドリー。ハドリーの左がヒットしたが、スマザーマンが連打を返した。ホーン。

1Rスマザーマン。

2R。ハドリーも手数を増やしてきた。下がらずに打ち合う。左がヒット。スマザーマンテンカオ。ハドリーが逆に詰めてきたが、スマザーマンのパンチを貰う。ワンツーから右ボディを入れるスマザーマン。パンチをもらったハドリーがケージ際まで後退。詰めてきたスマザーマンだが、ハドリーが出した手の指がアイポークに。タイムストップ。なかなか再開できないスマザーマン。ハドリーに減点1で再開。ミドルからパンチで出るスマザーマン。ハドリーシングルレッグ。テイクダウンしたがすぐに立ったスマザーマン。バックから殴るハドリー。正対したスマザーマンにまたタックル。こらえたスマザーマン。パンチを入れて離れたハドリー。ホーン。

2Rスマザーマン。減点があり10-8。

3R。すぐにパンチで出るスマザーマン。ケージを背負ったところに左右のパンチのラッシュ。ハドリータックルに。シングルレッグ。ケージで耐えるスマザーマン。ハドリー離れた。またパンチで出るスマザーマン。ボディ・顔面に連打。また詰めてきたスマザーマン。ボディ。右フックが顔面にヒット。さらにテンカオ。ケージ際で打たれるハドリー。ヒザからワンツー。スマザーマンがヒザを出そうとしたが、つま先がローブローとなりタイムストップ。再開。残り1分。倒すしかないハドリーだがスマザーマンは冷静に距離を取り大振りのパンチをかわず。タイムアップ。

30-26、29-27×2の3-0でスマザーマンが緊急UFCデビューで勝利。

コンテンダーシリーズで敗れているスマザーマンだが、準備期間なしでの出場ながら、ボディ・顔面にパンチを打ち分けてハドリーを圧倒。

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『Dana White’s Contender Series 76』試合結果/ハイライト動画




・Nick Klein def. Heraldo Souza via submission (rear-naked choke) – Round 1, 0:37
・Luis Gurule def. Nick Piccininni via split decision (29-28, 28-29, 29-28)
・Yadier del Valle def. Antonio Monteiro via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-26)
・Julieta Martinez def. Leslie Hernandez via split decision (29-28, 28-29, 29-28)
・Jonathan Micallef def. Mohamed Ado via technical submission (triangle choke) – Round 1, 3:01

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 10月15日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 76』の試合結果。今年最終週となった今大会は4名(ジョナサン・ミカレフ、ヤディエル・デルヴァリエ、ルイス・グールレ、ニック・クレイン)がUFCとの契約を勝ち取っています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・