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45 CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN244 キック ラマザン・テミロフ

【UFN244】テミロフの剛腕さく裂!ヴェルガラを1RKOし「新しいスーパースターがやってきた」と宣言

<フライ級/5分3R>
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)
Def.1R2分50秒by KO
CJ・ヴェルガラ(米国)

前後にステップするテミロフがスピニングバックキック、右カーフを蹴ってワンツー・左フックで飛び込む。さらにテミロフは右フックとスピニングバックキック、ヴェルガラのジャブに右をかぶせて左を返す。テミロフは再び左フックで飛び込み、左ボディから左フック、スピニングバックキックから左フックと手数を増やす。

ヴェルガラも前手を伸ばして前に出ていくが、テミロフは右から踏み込んで返しの左フック。これでヴェルガラからダウンを奪う。すぐに立ち上がるヴェルガラだが、テミロフは右フックを叩き込んで再びダウンを奪う。

必死に立ち上がって足を使って逃げるヴェルガラだが、テミロフはそれを追いかけて左フック。ガードを固めるヴェルガラに連打をまとめて右アッパーから左ボディ。最後は強烈な左ボディでヴェルガラをマットに沈めた。

豪快なKO勝利でUFCデビュー戦を飾ったテミロフ。試合後は「僕の夢への挑戦だった。チーム、ウズベキスタンの皆、コーチ、マネージャー、皆がこの時を待っていた。良い仕事ができたと思う。この階級に新しいスーパースター、新しいショーマン、新しいチャンピオンがやってきたんだ」と語った。


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【UFN244】平良×ロイヴァル戦前にパク・ジュンヨン、ラマザン・テミロフ、脱極貧ゴリンボに注目!!

【写真】平良がメイン、そんな大会だからこそUFCが堪能できれば (C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN244:UFN on ESPN+102「Royval vs Taira」の計量が11日(金・同)に行われている。
text by Takumi Nakamura

メインで平良達郎がランク1位のブランドン・ロイヴァルとフライ級王座挑戦王手をかけた大一番に挑む同大会。

両者とも問題なく計量を繰りした。日本から熱い視線を浴びる大会だけに、ここでは他の選手にもスポットを当ててみたい。


平良とメイン&コメインでアジアン・パワーを見せつけたいのが、韓国のパク・ジュンヨンだ。岡見勇信以来となるミドル級で結果を残すアジア人のパク・ジュンヨンは、ここまでオクタゴンで7勝3敗、勝率7割という結果を残している。

KTTの盟友チョン・ダウンがライトヘビー級で4連勝し漢江の奇跡と呼ばれていたが、その後は4連敗とリリースが噂されるなか、パク・ジュンヨンは昨年12月にアンドレ・ムニス戦でスプリット判定負けを喫して以来の再起戦となる。

アイアンタートルの異名を持つパク・ジュンヨンは、愛嬌のある表情の持ち主で、ずんぐりとした体型とややスピード感に欠けることが隠れ蓑になっているが、その実――近い距離の打撃戦、ケージ際の攻防で気持ちの強さを見せるファイターだ。

特に瞬間、瞬間のスピードがあり、パンチも組みもリズムを変えることができる。半面、瞬発力を見せる前で間合いを制されると厳しい展開となる。打と組みがクリーンなタヴァレスを相手に、変調ファイトの妙を発揮できるかが勝敗の鍵を握ってくるだろう。

朝倉海に先立ち、RIZINからUFCに戦場を移したラマザン・テミロフも当然のように注目に値する選手だ。RIZINのリングでは浜本キャット雄大、征矢貴を共に初回KO勝ちし大きなインパクトを残した。

RIZIN新フライ級時代で、台頭する中央アジア代表として活躍が期待されたテミロフがUFCでそのようなパフォーマンスを魅せるのかは非常に興味深い。特に対戦相手のCJ・ヴェルガラは平良に敗れているが、UFC戦績が3勝3敗の五分でテミロフの力を測るスケールとしては最適の対戦相手となろう。今や中央アジアやロシア系の活躍には、常にジューサー疑惑の声が挙がるJ-MMA界。抜き打ち検査を行うUFCという場で、テミロフの打撃&組み力はいかほどのものか、非常に興味深い。

UFC初戦の敗北から、佐藤天戦でオクタゴン初勝利を挙げると3連勝中のテンバ・ゴリンボは、ケージで対戦相手と向き合うだけでなく、常に貧困と戦い続けてきたファイターだ。

母に続き、父を亡くしたゴリンボは13歳という年齢で違法ダイヤモンドを採掘することで生きながらえ、母国ジンバブエから違法で南アフリカ国境を越えたという日本人では考えられないタフな少年期を送っている。

結果として従弟を頼りにケープタウンにたどり着き、1日17時間労働という……さながら隷属的な雇用環境で命をつなぐと、19歳でMMAに出会ってUFCまで到達した。

それでも家族を母国から呼び寄せたことで、経済的には厳しく所属するMMAマスタージムで寝起きをする状態だったゴリンボは、SNSで銀行口座に7ドルしか残っていないことを公開した。

そんな経済状況にありながら、ファイトギアをオークションに出して母国に井戸を創る活動をしているゴリンボ。その姿を見て、元WWEのスーパースターで今や銀幕のスーパースターであるザ・ロックこと、ドゥエイン・ジョンソンの心を動かした。なっとザ・ロックはドッキリ企画でフロリダで一軒家をゴリンボにプレゼントしてしまう。

ザ・ロックにとって、この7ドルという数字は自らがフットボール・チームとの契約が解除された時の所持金と同じだったという。ザ・ロックが手を差し伸べたことで生活基盤を築き、UFCで連勝中と勢いに乗るゴリンボが、変則鉄槌ファイターのニック・ピレースと今大会で相対する。ここでピレース越えを果たすといよいよトップ15見えてくるが、果たして。

■視聴方法(予定)
10月13日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFCN244計量結果

<フライ級/5分5R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185ポンド(83.91キロ)
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジャレッド・グッデン: 172.5ポンド(78.24キロ)

<ライト級/5分3R>
グランド・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ラファ・ガルシア: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ウェルター級/5分3R>
デニエル・ロドリゲス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170ポンド(77.11キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 126ポンド(57.15キロ)
ラマザン・テミロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145ポンド(65.77キロ)
パット・サバチーニ: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)
テンバ・ゴリンボ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ: 241ポンド(109.3キロ)
ショーン・シャラフ: 252ポンド(114.3キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115ポンド(52.16キロ)
ジュリア・ポラストリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ: 138.5ポンド(62.82キロ)
コディ・ハッドン: 135ポンド(61.24キロ)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター: 125.5ポンド(56.92キロ)
ルカス・ホシャ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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45 CJ・ヴェルガラ Interview UFC UFN ESPN+102 UFN244 クレイトン・カーペンター ブログ ルカス・ホシャ 平良達郎

【UFN244】平良世代=ブラジルの大地の子ルカス・ホシャ「僕はストライカー。寝技も抜群に強い」

【写真】体形はハニ・ヤヒーラ。でも打撃も強いホシャ (C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN244:UFN on ESPN+102「Royval vs Taira」。その大会名が示すようにメインイベントで平良達郎がフライ級1位のブランドン・ロイヴァルと戦う。
text by Takumi Nakamura

平良のメイン出場で、日本でもPPVショーに負けないほど注目を浴びている同大会のオープニングバウトで、平良世代のブラジリアン・ファイター=ルカス・ホシャがオクタゴン初陣を戦う。

キャリア17勝1敗の24歳、昨年のコンテンダーシリーズで最高峰に辿り着いたホシャは、アマゾン河岸最大の都市マナウスから300キロもモリエンテス川を源流に辿る人口8万5000人の街で生まれ育ち、今もその地でトレーニングを続ける。

クレイトン・カーペンターという米国フライ級の新鋭と戦う──ブラジルの大地の子=ルカス・ホシャにデビュー前の心境を訊いた。


――待望のUFCデビューを迎えます。今の気持ちを教えてください。

「僕はブラジルのアマゾンでも、マナウスよりアマゾン川の源流にあるジャングルで生まれ育った。そんな僕でもUFCファイターになって、ラスベガスで戦う。そのことだけでも達成感があるんだ」

──去年のコンテンダーシリーズの勝利から、デビューまで1年掛りました。

「本当は4月に試合が組まれていたけど(※ジョシュア・ヴァン戦)、試合の2週間前で肋骨を折ってしまって戦うことができなくなった。ちょっと、試合まで時間がなさすぎたからキャンセルせざるをえなかった。でも、今回はしっかりと調整デキて準備は万全だよ」

──今も生まれ故郷のジムで練習をしているのですか。

「そうだよ。人口10万人に満たないコアリにある自分のチームで、全ての練習をしている。今回のキャンプもコアリで行ったよ」

──ルカスはコンテンダーシリーズでヒザ蹴りでKO勝ちという素晴らしい勝ち方をしていますが、それ以前にはカポエイラのような蹴りを見せ、優れたテイクダウン防御も披露していました。アマゾン河畔の小さな街で、どのような格闘技キャリアを築いてきたのでしょうか。

「僕の格闘技キャリアのスタートは柔術……、ノーギ柔術だった。14歳だったよ。16歳の時に両親にプロとして戦いたいと尋ねた。今からすると本当に感謝しかないけど、両親はそれを受け入れてくれたんだ。その後MMAファイターとして生きている資質があることを、両親に示すことができて良かったと思っている」

──16歳でプロデビューですか。

「なんせ、コアリではアマチュアで戦う機会なんてなかった。ノーギ柔術でキャリアをスタートさせたと言ったけど、実は3週間後にはMMAの練習を始めていたんだ(笑)。でもアマチュアMMAなんて、コアリには皆無。MMAを戦うということは、直接プロになるということだった」

──つまり、すぐに打撃の練習も始めていたということですね。

「もちろん。最初はノーギ柔術の練習をしたけど、ジムの先輩たちは皆がMMAを戦っていた。なんせ、柔術のアカデミーじゃなくてMMAのジムだったから。なんでも練習できたよ。ただしMAをしないといけないから、始めたわけじゃない。大好きだから、やっているんだ。

それがブラジルのバーリトゥード文化だよ(笑)。ジムでは皆がそれぞれ持っている技術をシェアしていて、僕は初めからパンチ力があった。ずっとMMAの練習をしてきたから、ヒザを当てる光景が頭に焼き付いている。だから、コンテンダーシリーズでもヒザ蹴りでKO勝ちできた。僕はストライカーだよ。そして、寝技も抜群に強い」

──では今週末に戦うクレイトン・カーペンターの印象を教えてください。

「寝技が上手いね。ただ、打撃も好んで使う。喧嘩もできそうだし、激しい試合になるだろうね。世界がルカス・フェルナンド・ホシャの名前を知ることになる。そうなる戦いをしたいと思う」

──今回の大会はメインで同階級の平良達郎選手が、ブランドン・ロイヴァルと戦うことで日本でも非常に注目を集めています。そして日本には鶴屋怜選手というフライ級ヤングプロスペクトもいます。きっとルカスの試合も注目を集めるかと思います。

「僕もタイラやツルヤと同じ世代だ。ブラジルのこの世代を代表して戦うから、日本のファンには僕の試合もしっかりと見て欲しい。動きを止めることがない、皆が楽しめる試合を戦うから」

■視聴方法(予定)
10月13日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFCN244対戦カード

<フライ級/5分5R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
平良達郎(日本)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
パク・ジュンヨン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ(米国)
ジャレッド・グッデン(米国)

<ライト級/5分3R>
グランド・ドーソン(米国)
ラファ・ガルシア(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
デニエル・ロドリゲス(米国)
アレックス・モロノ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・フレムド(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース(米国)
パット・サバチーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・タファ(豪州)
ショーン・シャラフ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ(英国)
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・アルゲータ(米国)
コディ・ハッドン(豪州)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター(米国)
ルカス・ホシャ(ブラジル)

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45 CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 アス・アルマバエフ キック

【UFC299】離れて、近づいて。立ち技、組み技、寝技を支配。アルマバエフがヴェルガラに完勝

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
CJ・ヴェルガラ(米国)

アルマバエフの右カーフで、いきなり姿勢を乱したヴェルガラが構えを小刻みに変えてステップを踏む。手をぶらりと下げ、腰を落とした独特の構えのヴェルガラに対し、アルマバエフはスピニングバックキック、カーフから組んで小外で尻もちをつかせバックへ。立ち上がったヴェルガラの太腿にヒザを入れるアルマバエフが、持ち上げてテイクダウン。

両足のフックに掛かる。許さず立ち上がるヴェルガラだが2度、3度と崩され、我慢の展開が続く。残り90秒で正対したヴェルガラが体を入れ替えてアルマバエフを押し込む。すぐに押し返したアルマバエフが離れてスピニングバックキックからワンツー、ヴェルガラが左をヒットさせたが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。アルマバエフは右で殴り、ボディロックでパス、さらにマウントへ。ヴェルガラもブリッジでリバーサルをしようとしたが、アルマバエフは足を戻されてもトップをキープして初回が終わった。

2R、初回と同様に右カーフを蹴ったアルマバエフ。ヴェルガラも同じ蹴りを返す。ヴェルガラは左ハイを狙い。アルマバエフの上体を起こしに掛かる。右を当て合った両者、間合いを取り直したアルマバエフが右ミドルを決める。アルマバエフはダブルレッグからハイクロッチに切り替えて、テイクダウンを決める。ガードの中に納まったアルマバエフがコツコツとパンチを落とし、コントロールを続ける。

アルマバエフは時折り、体を起こしつつ振りかぶって殴りトップを維持。パウンドから肩固めを狙い、スクランブルでバックを取るとテイクダウンから両足をフックする。すぐにフックを解き、バックからトップコントロール。さらにヴェルガラの動きに合わせてバックへ。立ち上がったヴェルガラにスピニングバックフィストを狙うなど、一方的な5分となった。

最終回、スピニングバックフィストを空振りし、ヒザ蹴りを狙ったアルマバエフはヴェルガラのヒザにシングルレッグを合わせていく。足を抜いて、離れたヴェルガラは構えを変えてもインロー、カーフを蹴られる。アルマバエフはシングルからハイクロッチでテイクダウンし、アックから両足をフックする。腰をずらして立ち上がったヴェルガラは、追わされる展開のなかでスピニングヒールキックを受けそうになる。

アルマバエフはダブルレッグからハイクロッチ、スプロールしたヴェルガラにヒザを入れる。ヴェルガラも右を返し、スイッチから左ハイもテイクダウンを合わされバックを許す。アルマバエフは前方に崩し、骨盤にヒザを入れる。ハイクロッチを耐えたヴェルガラだが、離れて打撃の攻防で左ミドルをキャッチされテイクダウンを許す。スクランブルにバックを取ったアルマバエフがワンフック、リストを取って防ぐヴェルガラだが、右腕を喉下に回される。必死が剥がすヴェルガラは、背中を取られたままタイムアップを迎えた。

結果、アルマバエフがフルマークの判定勝ちを手にした。


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【UFC299】カザフ・フライ級ツートップの1人=アス・アルマバエフ「ゴールはチャンピオンになること」

【写真】フライ級は要注目ファイターが揃っている(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」。同大会でアス・アルマバエフがCJ・ヴェルガラと戦う。
Text by Manabu Takashima

中央アジアのパワーハウス=カザフスタンから世界最高峰のフライ級に挑むアルマバエフ。同朋のアザット・マクスンはオクタゴン2戦目でキャリア初黒星を喫した。アルマバエフは今回が、2戦目となる。対戦相手のヴェルガラは一昨年の10月に平良達郎に腕十字で一本負けを喫したあとは、2連勝と波に乗っている。

そんなヴェルガラがリトマス試験紙となって、平良の実力対比もできる一戦を前にアルマバエフに初インタビューを試みた。


──今週末、CJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目を戦います。今の心境は?

「全て上手くいっている。パーフェクトだよ。グレートシェイプで、試合でそれを立証してみせる」

──カザフスタン人選手が米国で練習するケースが増えていますが、アスは今回の試合に向けてどこで練習をしてきたのでしょうか。

「練習の多くはカザフスタンのアルマトゥイでやっている。その後、ロシアのオセチアで高所トレーニングをして、キャンプの仕上げは40日間ほどキルクリフFCでやってきた」

──キルクリフFCにフライ級のトレーニングパートナーは、それほどいないかと思うのですが、なぜキルクリフFCで仕上げを?

「キルクリフFCは素晴らしいチームで、ファミリーのような人間関係がある。ファイターもそうだし、最高のコーチが揃っているからだよ。確かにフライ級のファイターは少ないから、僕は主にバンタム級の選手と練習をしてきた」

──そのキルクリフFCでは日本人選手も練習していますが、交流はありましたか。

「タカヤ・スズキ、若くて元気な日本人選手と仲が良くなったよ」

──鈴木選手が初日にKOされたという話が伝わってきたのですが、ひょっとしてアスが張本人とか?

「ノー、ノー。そんなことないよ(笑)。彼は若くて、良いヤツだ。練習を手伝ってもくれたけど、実際はそれほど一緒にトレーニングはしていないんだ。今回の対戦相手と彼はスタイルが違うからね」

──了解しました。ところでアスは、いつMMAを始めたのでしょうか。

「子供の頃から、多くのスポーツを経験してきたなかで2013年にMMAの練習を始めた。MMA以外の格闘技だとコンバット柔術をやっていたよ」

──コンバット柔術!! エディ・ブラボーが考案した掌底有りの柔術というわけではないですよね?

「違うよ。コンバット柔術は、とてもコンバットサンボに似ているスポーツだ。道着を着て、打撃も投げもある」

──実は2年前にBRAVE CFでアスの試合を見たことがあります。UFCへの道は色々と存在していますが、アスが中東のプロモーションで戦った意味は?

「凄く良い経験ができた。しっかりと、自分の戦いができたことも良かったと思っている」

──同じカザフスタンのフライ級ファイターであるアザット・マクスンが、UFC2戦目でキャリア初黒星を喫しました。彼の敗北をどのように考えていますか。

「アザットとは凄く仲が良いけど、所属ジムは違うんだ。もちろんカザフスタンのファイターだから応援しているし、前回の敗北は相手が強かった。何よりアザットは高いポテンシャルの持ち主で、これからもっと成功を収めていくと思っている」

──では対戦相手のCJ・ヴェルガラの印象を教えてください。

「良いファイターだ。ただ僕は経験値も高いし、勝負の鍵はもう把握している。レスリングが僕の長所だからね。これまで人生を賭けて練習を続け、UFCと契約した。この次の試合は、過去のファイトと同じように一つの試合でしかない。僕のゴールはチャンピオンになることだ」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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45 AB CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 YouTube アス・アルマバエフ アンドレ・ペデネイラス イオン・クテレバ エディ・アルバレス カーティス・ブレイズ ケヴィン・ホランド ショーン・オマリー ジャイルトン・アルメイダ ジャック・デラ・マダレナ ジョアン・ウッド ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ ソン・ヤードン ダスティン・ポイエー トニー・ファーガソン ハファエル・ドスアンジョス ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マイケル・ペイジ マテウス・ガムロ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

【UFC299】39歳、UFC36戦目=ガムロ戦へ。ドスアンジョス「ゴールはベルトじゃない。ビクトリーだ」

【写真】300回大会に加速。豪華カードのなかで、ドスアンジョス×ガムロがプレリミという凄まじさ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」で元世界ライト級王者ハファエル・どすアンジョスが、マテウス・ガムロと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ライト級からウェルターと転向を2度繰り返してきたドスアンジョスが、39歳にして1年8カ月振りにライト級で戦う。そして、この試合がUFCで36戦目となるベテランは、6試合契約を結び上を今でも目指している。


──ハファエル、今週末にマテウス・ガムロと対戦します。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は6日に行われた)。

「最高だよ。ライト級に戻し、素晴らしいキャンプができた。土曜日への準備はできている」

──今、言われたようにライト級に戻しました。1年8カ月ぶりの155ポンドですが、39歳のファイターが階級を下げることは多くはないかと思います。

「UFCがライト級で戦うことを望んだ。それに僕自身、ウェルター級では小さいことは承知していたる。165ポンド、スーパーライト級があれば丁度良いんだけどね。でも、そんな階級はなくて、ウェルター級では小さすぎる。また上を目指すなら、ライト級の方が自分に合っているだろうしね」

──ここまで進化したMMAで1階級の差が7キロというのは、大きすぎますよね。

「その通りだと思うよ。UFCが考えを変えてくれれば、僕はスーパーライト級で戦うよ。ただし、減量は順調だ。ウェルター級で戦う時と比較すると、時間をかけて落としている。ウェルター級だとキャンプ中も、食べる量も多い。ライト級で戦う時は、そういうわけにはいかない。でも前にライト級で戦った時よりも減量は上手くいっているよ」

──対戦相手の比較ではなくて、自分の動きとしてウェルター級とライト級ではどちらが良いと思っていますか。

「ライト級は完璧だ。上手く、減量が進めばね。エディ・アルバレスやトニー・ファーガソンと戦った時は、そうじゃなかった。減量が最悪で、パフォーマンスにも影響を与えてしまった。ウェルター級でも、マイケル・キエーザ戦は減量に失敗して、完調には程遠い試合をしてしまった。今回はさっきも言ったように、順調に体重が落ちている。この調子だと、オクタゴンのなかでも100パーセントの力を発揮できるだろう」

──技術だけでなく、減量方法も進化しているように思います。

「そうだね。ノヴァウニオンのアンドレ・ペデネイラスの指導を受けると、以前とは全く違って上手く体重が落ちるようになった。栄養士からアドバイスを受け、しっかりと栄養を摂ることもできているしね。それに汗をかくためのアイテムも進化している。最終日、ドライアウトの日にはアルミニウムのカバーも使うし、凄く助かっているよ」

──そして、土曜日の試合はUFCで35戦目となります。

「ただただハッピーだよ。家族と幸せに生活できる基盤を築けた。まずそこが一番大切な部分で。とにかく、この人生を楽しめている。それに39歳になり、36戦目になってもUFCは僕にマテウス・ガムロのような強い選手を当ててくれる。ただキャリアを楽しむだけじゃない。今も競争力があって、ハードトレーニングを続けることができている。それをUFCも理解してくれているんだ。これだけタフな相手を用意しているということは、今も僕がコンペティティブだと評価してくれているからだ。

まぁ、あと数年したら最後はレジェンドファイトも経験してみたいけどね(笑)。ただ、どうなってもUFCにイージーファイトはないからね。常に若いファイターが虎視眈々とこの座を狙っている。それがUFCだから」

──達成感を感じることはないですか。

「自分のキャリアには満足している。でも、まだできる。終わっていない。神がこのヘルシーな体を与えてくれた。このまま前進を続け、強くなり続ける。UFCとも6試合の契約を結んだ。しっかりとボディケアをしているし、上を目指していることを週末に証明してみせる」

──おお、素晴らしいです。ではガムロの印象を教えてください。

「トップファイターだよ。レスリング、柔術、ともに優れている。ただし、彼は最高のハファエル・ドスアンジョスの強さを味わうことになるだろう。今回、僕は自分のルーツに戻ろうと思っているんだ」

──というと?

「柔術だよ。寝技に力を入れ、レスリングもやってきた。ガムロを相手にレスリングでもやり合えることを見せ、上を目指す。今はタイトルを意識することはないけど、勝ち続ければまたそういう機会が巡ってくるだろう。ただ一度は世界のベルトを巻いたから、そこに固執することはない。それよりも、可能な限り勝ち続けたいんだ。もちろん、キャリアを続けるうえで目標は必要だ。ただし僕のゴールはベルトではなくビクトリーなんだ。勝ち続ければ、自然とベルトには手が届く。とにかく勝ち続けるためのに戦い続ける」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■ UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC291   アレックス・ポアタン・ペレイラ ウロス・メディッチ ガブリエル・ボンフィム ケビン・ホランド ジェイク・マシューズ ジャスティン・ゲイジー スティーブン・トンプソン ソルト ダスティン・ポイエー ダリウス・フラワーズ デリック・ルイス トニー・ファーガソン トレヴィン・ジレス ホルヘ・マスヴィダル ボビー・グリーン マイケル・キエーサ マルコ・ホジェリオ・デ・リマ ミシェウ・ペレイラ ミランダ・マーヴェリック ロマン・コピロフ

【UFC291】計量終了 ペレイラ計量失敗、ワンダーボーイは契約戦飲まず。LH級のポアタンがデカいッ!!

【写真】よくミドル級で戦っていたな──というフレームのポアタン (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、ユタ州ソルトレイクシティのビビント・アリーナで開催されるUFC 291「Poirier vs Gaethje 2」の計量が行われた。

メインでBMF(Baddest Motherfucker)のベルトを賭けダスティン・ポイエーとジャスティン・ゲイジーが戦う──世界戦のないPPV大会。

そのメインカードのウェルター級戦でスティーブ・トンプソンと対戦予定だったミシェウ・ペレイラが174ポンドと計量失敗し、トンプソンがキャッチウェイト戦を飲まずに試合はキャンセルされた。


トンプソンはSNSで「11年のUFC在籍で、何も対戦相手の減量失敗は初めてではない。以前は戦ったけど、今回そうすることはスマートではないと判断した。この年齢、これまでMMAでやり遂げてきたことを考え、自分は門番ではなくてウェルター級王者になるためにオクタゴンに上がっている。これはビデオゲームじゃないんだ」と、体重オーバーをした相手との試合を落として、タイトルから遠ざかるリスクを避けたことを明言している。

またキャリア初のライトヘビー級の一戦に挑む、前ミドル級王者ポアタンはオフィシャル計量ではさすがにミドル級の時よりも減量幅は確実に少なく、ギリギリの状態ではなかった。それでもセレモニアル計量では十分にリカバリーされたポアタンは、元ライトヘビー級王者ヤン・ブラボヴィッチを上回る体躯を誇っていたことが印象深い。

そしてウェルター級のホルヘ・マスヴィダルの引退にともない持ち主がいなくなったBMFのベルトを争うライト級の両者。5年3カ月振りの再戦でリベンジを狙うゲイジーは「この試合の意味は何もかも全て。やり返すチャンス、ここでやり合うことが待ち切れない。レッツゴー」と話し、ポイエーも意味は全てと言うと「ウォーの準備はできている。血と根性を見せることを約束する。レッツゴー」とシャウトした。

なおフライ級でCJ・ヴェルガラと対戦するヴィニシウス・サルバドールが1ポンドオーバーリミットから2.5ポンド重かったが、この一戦はキャッチウェイトマッチとして実施される。

■視聴方法(予定)
7月30日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前7時00分~U-NEXT

■UFC291計量結果
<ライト級:BMF王座決定戦/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 206ポンド(93.44キロ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・トンプソン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 174ポンド(78.92キロ)

<ライト級/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国): 155ポンド(70.31キロ)
ボビー・グリーン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ: 170ポンド(77.11キロ)
ケビン・ホランド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス: 170ポンド(77.11キロ)
ガブリエル・ボンフィム: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス: 263.5ポンド(119.52キロ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ: 262ポンド(118.84キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ: 185ポンド(83.91キロ)
クラウジオ・ヒベイロ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
ダリウス・フラワーズ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヴィニシウス・サルバドール: 128.5ポンド(58.28キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー: 169.5ポンド(76.88キロ)
ウロス・メディッチ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック: 125.5ポンド(56.92キロ)
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)

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CJ・ヴェルガラ IRIDIUM MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC キック クレイジソン・ホドリゲス シャノン・ロス 平良達郎

【UFC】平良達郎のオクタゴン4戦目の相手は、跳んで回って殴る蹴る=クレイジソン・ホドリゲスに

【写真】平良の4戦目の相手は躍動感あふれるホドリゲスとなった(C)Zuffa/UFC

27日(月・現地時間)、Iridium Sports Agencyが自身がマネージメントする平良達郎が6月24日(土・同)に開催されるUFCに出場し、クレジソン・ホドリゲスと対戦するとアナウンスしている。

UFCからは同大会に関してまだ公式発表はないが、同月8日にUFC290がラスベガスで行われることからPPVイベントではなくFight Night大会、ESPN+ショーかESPNショーとして実施されるものと予想される。同様に開催場所も未発表だ。


とはいえマネージメント・サイドが公式発表しており、この日時に平良がオクタゴン4戦目を戦うことは決定事項と捉えた良いはずだ。5月最終週のRoad to UFCファイトウィーク大会に出場という話も一部では流れていた平良の相手、ホドリゲスは2021年のコンテンダーシリーズでUFCと契約を果たした選手だ。

同シリーズ出場時点で戦績は6勝1敗のジャングルファイト・フライ級王者は、1R決着が4試合、2Rが1試合というフィニッシャー振りを発揮していた。そのホドリゲス、コンテンダーシリーズではサント・キュラトロを相手に3-0の判定勝ちで、UFCにステップアップした。

LAS VEGAS, NEVADA – SEPTEMBER 21: in their flyweight bout during Dana White’s Contender Series event at UFC Apex on September 21, 2021 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Chris Unger/DWCS LLC)

遠い距離でスピニングバックキック、ハイ、跳びヒザを多用し、近距離ではヒザやエルボーも使いこなすホドリゲスは、打撃でもマネージメントできるファイターだ。

UFCでは平良に一本負けを喫したCJ・ヴェルガラにスプリット判定負けしているが、直近の試合では体重オーバーでキャッチウェイト戦となった──豪州#01フィーダーショー=Eternal MMA出身のシャノン・ロスを相手に、左ミドルを効かせてボディの連打で59秒KO勝ちを収めている。

計量失敗はいただけないが、ツボにはまった時の強さを見せつけた。ホドリゲスは「どの距離でもインパクトのある攻撃ができる」と豪語しており、確かに遠い距離の大きな技も多用するが、中間距離の右ストレートにもKOパワーがあり、前足のミドル=左ミドルは要注意が必要だ。

LAS VEGAS, NEVADA – SEPTEMBER 21: in their flyweight bout during Dana White’s Contender Series event at UFC Apex on September 21, 2021 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Chris Unger/DWCS LLC)

また遠い距離からの攻撃を警戒させて、中間距離からの素早い踏み込みから放たれるスピニングバックフィストorエルボーも、この左の蹴りと同様に警戒したい。

組みに関しては打撃の応酬→ボディロックテイクダウン、加えてバック奪取&RNCで一本勝ちし、先に記したジャングルファイトのベルトを獲得している。また下からの三角絞めに対応して、担ぎパスも決めており柔術も普通に使いこなすといった印象だ。

3連勝の平良の対戦相手として、ファンは戦績面で物足りなく感じられるかもしれないが、気を抜くことは一切できない。逆にここで思い通りの戦いができれば、さすがにトップ15と戦う権利を得ることができるはず。

動きは派手なホドリゲスだが、粗いというよりも躍動感溢れるという見方ができる。平良としては、どの距離でも注意を怠らず──眼と手の動きの連動が求められるスタンド戦を経て、組み技&寝技でしっかりと攻勢に出たい。

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CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN43 キック ダニエル・ラセルダ 平良達郎

【UFC ESPN43】初回を鬼ごっこで逃げ切ったヴェルガラが、ラセルダを逆転パウンドアウト

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
Def.2R4分04秒by TKO
ダニエル・ラセルダ(ブラジル)

平良達郎に敗れているご当地ファイターのヴェルガラが、大きな声援が集まる。ローをかわしたラセルダが後ろ回し蹴り。互いにカーフを蹴り、ラセルダがスピニングバックキックの空振りからジャブを当てる。ハイを受けそうになり左を当てたヴェルガラが、右ミドル。ラセルダは跳びヒザを狙う。右から左を伸ばしたラセルダがハイを続け、ヴェルガラは左カーフから左を当てる。ラセルダも左ローを2つ入れ、続く後ろ回し蹴りでダウンを奪う。立ち上がったヴェルガラは背中を見せて走って逃げるが、追いかけたラセルダの右で2度目のダウン。

ここからも鬼ごっことなり追いかけるラセルダのスピニングフックキックで、ヴェルガラは3度目のダウン。立ち上がったヴェルガラはパンチを集中させるが、ラセルダは疲れたかテイクダウンに切り替える。マウントからバックに回ったラセルダはRNCで勝負を終わらせたと思われたが、ヴェルガラがエスケープしてスタンドに戻る。後ろ回し蹴りに右を当てたヴェルガラは、ここからパンチを纏められたが走って逃げて時間まで生きのびた。

2R、回転系の蹴りを見せるラセルダに対し、ヴェルガラがパンチのコンビで反撃に出る。ラセルダはスピニングバックエルボーを決め、シングルレッグから足を取ってカーフスライサーへ。バックを取ったラセルダは、カーフスライサーが仇となり動きを封じられた状態でパウンドを纏められる。顔面を殴られ、足のフックを外したラセルダは肩固めに捕らえられ勝負あり――とここもならず、ヒザを入れるヴェルガラから逃れたラセルダが、何とか足を戻す。ダメージが大きなラセルダのZハーフに、ヴェルガラがエルボーを連打する。ついに亀になって動けなくなったラセルダに右のパンチを連打したヴェルガラが、レフェリーストップで大逆転勝利を挙げた。


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ABEMA CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN218 ブログ ヘスウ・アギラー 平良達郎 木下憂朔

【UFN218】オクタゴン3戦目、平良達郎─01─「沖縄での練習がハマっている。強くなった姿を見てもらう」

【写真】師・松根良太がPIで汗をかいた平良のトレーニングウェアを洗濯中に行われたインタビュー。平良は途中でジャケットを脱いでいた(C)MMAPLANET

2月4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」が開催される。

Road to UFC決勝戦がプレリミに組み込まれた今大会、日本から木下憂朔とともに平良達郎が出場しオクタゴン3戦目に臨む。昨年10月のCJ・ヴェルガラ戦では公約通り、一本勝ちを果たした平良はまたもやコンテンダーシリーズ上がりのヘスウ・サントス・アギラーと対戦する。

強力なパンチ力とタップを奪い続けているギロチンを持つアギラーとの一戦を週末に控え、ベガス入り2日目の平良に現在の心境を尋ねた。


──あれっ、結構厚着していますね。

「減量中なんで、寒いッス(笑)。乾燥もしていますし、寝ている時は加湿器をつけて体調管理には気を付けるようにしています」

──佐藤天選手から木下憂朔選手と平良選手がPIで遭遇している動画を送ってもらいました。

「あぁ、さっき会ってきました」

──では、今日もUFC PIで調整をしてきたのですね。

「ハイ。昨日(※現地時間で日曜日)にラスベガスに入って、何だかんだですぐに夜になってしまってので寝て。今日のお昼頃にPIに行きました」

──日曜日にベガス到着ということは、5日前の現地入りより若干早めに入ったということでしょうか。

「2日前ですね、10月の試合の時と同じです」

──3度目のラスベガスでの試合、以前よりも慣れた感じはしますか。

「それは全然あります。慣れてきたというのは。ちょっと余裕が出てきたようにも感じますし。これまでは『米国で体重が落ちなかったらどうしよう』とか不安に思うこともあったのですが、キャンデラリオ戦が延期された分を含めると3度減量も経験したので、ある程度の感覚が掴めて減量前でももう落ち着いています」

──昨年1月の出稽古から数えると、1年で4度目のベガスです。

「そうやって考えると東京や千葉に行くのも年に3回か4回なので、ラスベガスの風景も見慣れてきました(笑)。より一層、リラックスして戦えます。松根(良太)さん、EVERGROUD店長の(田川)真利子さんが一緒で、明日からは岡田(凌)さんもベガスに来てくれます。前の試合と同じメンバーで、強さを増しています」

──今大会、当初の予定ではソウルでの開催でした。それがラスベガスに代わりました。ここに関しては?

「全然ソウルの方が良かったです(笑)。沖縄からソウルは直行便があって2時間半ぐらいなんです。それがラスベガスになって、東京に行くまで2時間以上かかって。そこから一度乗り継いでラスベガスなので、全く飛行機に乗っている時間が違って(苦笑)。飛行機に乗っている時間は短い方が良いですし、時差もソウルだとなかったので。時差の有る無しは大きいです。

何よりソウルだったら見に来てくれるという人も多かったですし。お客さんもソウルだと1万人とかの会場で、たくさんの人の前で戦えましたしね」

──結果APEX大会ですが、先ほどPIで会ったという木下選手も出場することに関しては、どのように思っていますか。

「なんか……あたたかいッスよね。一緒にいたら」

──あたたかい?

「ハイ。頑張ろうっていう感じになりますね」

──加えRoad to UFC決勝では対戦することになったとはいえ中村倫也選手と風間敏臣選手の出場もあります。日本人選手が1大会で4人も出場する。これは8人が出場したUFN117、UFC JAPAN2017以来のことです。

「日本人対決は勿体ないですけど、逆にここからどんどん増えていくんだと考えると不思議な感じですね。ラスベガスで、そういう風に思うことは」

──ところでオクタゴン3戦目にして、パラエストラ千葉ネットワークでの出稽古はせずに沖縄だけで調整してきました。

「ハイ。千葉へは前回のCJ・ヴェルガラ戦の前から行っていないですね」

──どのような理由で沖縄一点集中としたのでしょうか。

「試合が決まったのが12月の最初で、2カ月少し準備期間がありました。実際には千葉に行こうかという考えもしました。ただ、それが何末年始のタイミングだったので練習する人の数が少ないかもしれないなって思って(笑)。それに沖縄での練習がハマっているというのも大きいです。ボクシング、柔術と強化してきて。沖縄にいても凄く良い練習ができました。

松根さんが修斗の沖縄大会を年に2回ずつ開いてくれて、プロ選手がいるのが当たり前になりました。僕がデビューした時は(仲宗根)武蔵さんだけだったのが、今では沖縄の選手が修斗のランカーになっても驚くことじゃない。そんな感覚になってきています。

沖縄だけで調整してきましたけど、10月の試合と比べても確実に強くなった姿を見てもらえると思っています。その自信はあります」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

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