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【UFN212】計量終了 ヴェルガラが失敗も、平良達郎はキャッチ戦を了承。アスカロフ×ロイヴァル消滅

【写真】計量の3日前、MMAPLANETのリモートインタビューを受けた際のヴェルガラ。その時、彼が何を話していたかは後程掲載します(C)MMAPLANET

10月15日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」の計量が、14日(金・同)に行われた。

オクタゴン2勝目を目指す平良達郎は126ポンドでクリアも、対戦相手のCJ・ヴェルガラは129ポンドと1ポンドオーバー規約からさらに3ポンドも重く計量をミスした。


本計量開始時間から15人目のジョナサン・マルチネスまで列をなして次々とスケールに乗る中、平良は13番目に登壇してリミットいっぱいでクリア。ガッツポーズを創った。

対してヴェルガラは2時間の猶予があるなか、56分を経過した時点で22人目──最後の1人として計量会場に合われると、加減に体重計に乗り上記の通り計量をミスした。

残り1時間以上があるなかで体重を測り、ミス。直後に平良陣営の目の前でガブガブと水の飲みだしたヴェルガラはギリギリまで体重を落とすことを諦めて、少しでも楽をしたいという心境になっていたのだろう。これには平良の師匠・松根良太も兄貴分の岡田遼も怒り心頭だったが、平良本人は落ち着いて全てを受け入れている様子でキャッチウェイト戦を了承したという。

なお計量開始前にフライ級注目の一番=アスカル・アスカロフ×ブランドン・ロイヴァル戦がキャンセルされたという発表もあった。アスカロフが体重を落とせなかったことが原因。これも平良陣営からの情報によるとPIのサウナで全く汗が出ていないアスカロフが目撃されていたそうだ。

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN212対戦計量結果

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ヴィヴィアニ・アロージョ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)
カブ・スワンソン: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン: 136ポンド(61.69キロ)
ヴィクター・ヘンリー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 206ポンド(93.44キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
ブランドン・デイヴィス: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 146ポンド(66.22キロ)
ルカス・アレッシャンドリ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 115.5ポンド(52.38キロ)
サム・ヒューズ: 115ポンド(52.16キロ)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 129ポンド(58.51キロ)
平良達郎: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
ピート・ロドリゲス: 170.5ポンド(77.34キロ)

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【UFN212】オクタゴン2戦目へ─02─岡田遼「負けちゃいけない相手」&平良達郎「フィニッシュしたい」

【写真】父は硬く、兄は緩い。平良は間を取って丁度良い。試合が楽しみだ(C)RYOTA MATSUNE

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」でCJ・ヴェルガラと対戦する平良達郎と兄貴分・岡田遼の同時インタビュー後編。

UFC2戦目を迎えた平良の落ち着き具合を見て、岡田は人間的にも成長していることが感じられるという。その岡田にこの間のMMAファイターとしての成長と、対戦相手の分析をしてもらい、平良に改めて意気込みを尋ねた。

<平良達郎&岡田遼インタビューPart.01はコチラから>


──ファイトウィークも落ち着いている平良選手ですが、修斗の若手として台頭してきた時期から練習もしてきた岡田選手からしても、UFCファイターとなりさらに進化しているように感じられますか。

岡田 もちろんファイターとして、強くなっています。色々な部分で成長しています。それだけでなくUFCファイターになってから、自分で色々なことをやるようになっていますね。今回もラスベガスの酸素カプセルを自分で予約をいれて、自分で行くとか。1月に一緒にベガスに来た時は、そんなことは全くできる感じではなくて。人として逞しくなっているなと思いました。

──ということですが、平良選手。

平良 自分もその通りだと思います。

岡田 アハハハハ。謙遜するところかと思うんですけどね。でも選手として、まだまだ成長できる年齢ですし……僕が22歳で平良達郎のように11戦11勝だったら、もっと調子に乗って鼻高々になっていたと思います。達郎は自分を俯瞰して見ることができるんです。タイガームエタイに行って、首相撲を学んできたように、自分に足りないパーツを貪欲に吸収しようとしていますよね。

強くなりたいという想いは凄いです。正直、少し前まではスパーリングをしても『達郎、ここはまだまだこれからだな』という部分があったんです。やっていても、休める部分というか……この形にしておけば大丈夫というポイントが。それが段々となくなってきて、今は付け入る隙を見せなくなっています。

達郎はタイトな選手なんです。ただUFCで戦っていくにはタイトにしつつ、見切りもつけないといけない。8月の終わりにパラエストラ柏に達郎が来た時に、肌を合わせて感じたのは、どこか一つの局面が突出して強くなったというわけでなく、MMAで必要な動きにおいて隙間がなくなってきたことです。だから付け入るところがなくなってきて困っています。

以前は打撃とレスリングの繋ぎの部分で、間ができるところがありました。今はそういう部分でも、本当にタイトになってきています。MMAに必要な技術で構成したレーダーチャートで示せば、どこが伸びたということでなくレーダーチャート自体が大きくなってきています。

そういう状態にある達郎が、ムエタイの首相撲を求めたのも合点がいきます。さすがですね。そこがさきほども言ったように、自分のことを俯瞰して客観的に見ることができていることを表しています。

──そのように平良選手の成長を感じ取っている岡田選手から見て、対戦相手のCJ・ヴェルガラはどのようなファイターでしょうか。

岡田 う~ん、2試合ほどしかチェックしていないけど……言い方は悪くなってしまうのですが、『こいつ、何がしたいのかな?』っていう選手なんですよ。局面、局面で行き当たりばったりで試合を作っている選手に見えます。その辺りは松根さんも達郎も感じているところだと思うので、色々なパターンを想定しているでしょう。

──行き当たりばったりの選手の行動パターンを読むことは逆に難しくないでしょうか。

平良 戦い方は基本、打撃で前に出る。そこは変わらないと思います。勝った試合は後半に相手が疲れてペースで押し切っていたので、そういう部分は気を付けないといけないです。ただ、判定まで行けば疲れるのは当たり前ですし。寝技で一本を取る力もないので、どう攻めてくるのかは分かりやすい相手です。

岡田 まぁ負けないですし、負けちゃいけない相手です。

平良 僕自身ベルトを狙っているので、落とせない相手です。勝ったら勝ったで、自信がつく相手でもありますけど。

──ダナ・ホワイトが「UFCに欠けているのは日本人のスターだ」ということを発言し、日本人選手に期待をしている部分があると私などは受け取りました。あの言葉を受けて、平良選手はどのように感じましたか。

平良 僕が先頭に立って引っ張りたいという気持ちは余りないです。でも結果として引っ張っていくというか、結果を出してリードしていければ良いなと思っています。

──そのためにはどのような試合を土曜日にはしたいと思っていますか。

平良 シンプルにフィニッシュして勝ちたいです。

岡田 きっとデビュー戦よりも回りが見えてくると思うので、いつも通りの達郎のパフォーマンスを見せて良い試合をする。そしてフィニッシュをして、一緒に日本に帰りたいですね。

──では平良選手、日本で応援してくれるファンに一言お願いします。

平良 いつも応援してくれている皆さん、ありがとうございます。デビュー戦から5カ月が経ってのUFC第2戦ですが、あの試合から今日まで自分になりに「どうすれば強くなれるのか」というのを考えて日々を過ごしてきました。確実に成長していると、僕自身思っています。そこを試合で見せるので、早朝5時。早起きが必要ですけど、応援よろしくお願いします。

あと岡田さんは錦糸町にパーソナルジムのRYO OKADA TOKYO INSTITUTEを10月1日にオープンしたばかりで、今回はベガスに来てもらえないと思っていました。でもこんな大切な時期に来てくれたアニキに、本当に感謝しています。オープニングパーティが盛り上がるように、絶対に勝ちます!!

──押忍、今日はありがとうございました。

平良 カミナリおじさん、今日はありがとうございました。

──完全に岡田選手が耳打ちして言わせているじゃないですか(笑)。

岡田 アハハハハ。失礼しました。

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC212対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
カブ・スワンソン(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
ブランドン・ロイヴァル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)
ジョーダン・ライト(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ(カナダ)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス(米国)
ブランドン・デイヴィス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
ヴィクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ルカス・アレッシャンドリ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)
サム・ヒューズ(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
平良達郎(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン(米国)
ピート・ロドリゲス(米国)

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【UFN212】オクタゴン2戦目=アスンソン戦へ、ビクター・ヘンリー「そんなことは全く関係ない」

【写真】1月にハオーニ・バルセロスを相手に番狂わせといっても良い勝利を挙げたビクター。このような見方があることが、彼のアスンソンに対する捉え方の要因になっているのだろう(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われるUFN212:UFN on ESPN+70「Grasso vs Araujo」にビクター・ヘンリーが出場し、ハファエル・アスンソンと対戦する。

1月のUFC初陣でハオーニ・バルセロスを破り、9カ月振りの第2戦でアスンソンというベテランと戦う。現状、4連敗のアスンソンに勝つことで上位進出が見込まれる試合だが、ヘンリーは対戦相手がそのような立場にあると考えることはないという。

自らのキャリアを振り返り、アスンソンが踏み台のように考えることはできないヘンリーから彼自身だけでなく師匠ジョシュ・バーネットと共に日本で積んだキャリアがあるからこそ──という言葉が聞かれた。


──UFCで2試合目となるハファエル・アスンソン戦を控えているビクターですが、1月のハオーニ・バルセロス戦との勝利から9カ月もインターバルが空きました。

「何か問題があったわけじゃないよ。ずっとジムで練習はしてきたし。まぁケガの回復に当てていた時期もあるけどね。UFCからは7月に試合をしないかと声を掛けてもらっていたけど、ちょっと首に問題があって見合わせたんだ。ケガをしている状態でファイトキャンプに突入したくなかったんだよ。それにチームメイトのファイトのサポートをしたり、そういうことでこれだけインターバルが空いたけど、この試合に向けてグッドシェイプで準備してきたことを強調させてもらうよ」

──長らく日本をベースに戦ってきましたが、UFCのファイトウィークはビクターにとって、新鮮だったのではないですか。

「UFCと日本のファイトウィークは凄く違うよ。UFCはファイトに必要な食事、サプリメントを提供してくれる。素晴らしいよね。それが良い面だ。一方で、時間の制約が厳しい。この時間にどこそこにいないといけない──ということが、とても多いんだ。日本は体重を落とすことさえ守れば、自分の時間を自由に過ごすことができる。ちゃんと戦えば、何も言われない。僕は日本で、自由を楽しんでいた。まぁUFCは何か気になることがあると、全てにおいて答が用意されている。そこはUFCの過ごし良さかな。

UFCはさ、色々な場所で数多くのイベントを開いているけど、日本の大会は日本だけのモノだから。そこに足を踏み入れるだけで、楽しいことだらけだった。当然なことだけど、米国で試合をすると常に米国のカルチャーの中にいるわけで。僕はそういう環境で育ってきたから慣れ親しんだ場所でしかない。その点、日本はいるだけで特別な空間だったんだよ。

日本で戦う機会を得られ、ファイティングスピリットが養われた。僕は日本人じゃないけど、相当に日本人的だと思っている」

──その通りだと思います。ではアスンソンの印象を教えてください。

「アスンソンはUFCでずっと長い間戦ってきているから、それだけ経験値も高い。レスリングができて、打撃ができるブラジリアン柔術の黒帯だ。アスンソンがファイトを仕掛けてくると、とてもデンジャラスなファイターになる。顔面を狙って殴って来るか。テイクダウンをして、UFCに残るためにずっと抑えようとしてくるのか。どちらの展開になっても、大丈夫なように準備をしてきたよ。

いずれにしても、アスンソンは自分の能力の全てを使って倒しに来るか、勝ちに来るだろうね」

──サバイブを目指したファイトと、当たって砕けろ的なファイト。どちらの準備もしているビクターですが、どのアスンソンで来て欲しいですか。

「もちりん、当たって砕けろ──だよ。彼がそうくれば、僕も自分の全てをぶつけることになる。でも、レスリングをして抑えてくると退屈な試合になってしまうね」

──プロモーターはエキサイトな試合を望みますが、サバイブしてくる相手とはそういう試合ができず評価にも影響する難しさがあります。

「その通りだ。プロモーターはエキサイティングな試合を求める。UFCだけでなく、全てのプロモーションがチケットを売るというビジネスを第一に考えているからね。そのビジネスがお金を生む。退屈な試合をすると、誰も見てくれない。RIZINで戦っている時も、僕は常にフィニッシュ・ボーナスを稼ごうと思っていた(笑)。出場フィーだけじゃなくて、もっとお金が欲しいからね。戦うだけより、フィニッシュしてより多くの収入を得る。それがプロフェッショナル・ファイターだろう?

どんなに強い相手と戦っても、僕が目指すところはフィニッシュさ。それはアスンソン戦も変わりないよ。アスンソンがテイクダウンからコントロールを狙っても、それを避けてエキサイティングな試合をする。ただ、打撃戦だから面白い試合になるってことはない。距離を取って、ジャブだけっていう退屈な試合はいくらでもあったからね」

──確かにその通りですね。

「多くの選手が今、戦っている試合ではなく次、次、次っていう思考があるんだ。だからあんな試合をしてしまうんだよ。ファイターは相手を倒すために、戦わなければならないのに」

──まさにビクター・ヘンリーのファイト・アイデンティティですね。ところでアスンソンは今やステッピングボード的なポジションにあり、彼に勝てばより上の位置で戦うことができる目安のようになっています。そのようなアスンソン戦、ビクターにとってUFCでのキャリアップを考えると、どのような意味を持つ試合になるのでしょうか。

「僕はアンダードッグに慣れているからね。この試合でアスンソンがそういうポジションになるかどうかも意識していなかった。僕こそ、ステッピングストーンという役割を強いられてきたから。だから、僕は対戦相手をそういう風に思いたくないんだ。アスンソンがそういう役割になっているとも思いたくないし、UFCにどういう思惑があろうが……例えば『40歳のアスンソンを35歳のヴィクター・ヘンリーがぶっ飛ばすのか』なんて風に組まれることがあるかもしれないけど、そんなことは全く関係ない。目の前にいる対戦相手と戦うだけだから。そして、ファイトマネーを手にするんだ」

──フィニッシュを目指すと既に断言しているビクターですが、土曜日はどのような試合をファンに見せたいですか。

「UFC初戦とは全く違った姿を見せたい。日本のファンは僕の打撃、レスリングの進化を見てくれていた。KOする姿、チョークアウトする姿、レスリングを見続けてくれていたよね。日本のファンが見てきた、米国で戦っているファイターとは一味違うファイターだということを試合で示したい」

──では恒例になっている言葉もありますが、日本のファンに一言お願いします。

「恒例になっている(笑)。そうだね、日本の皆のことを愛している。日本でゴリラカレーをまた食べたい。皆、ゴーゴーカレーで一緒に食べよう!!」

──ゴーゴーカレーがLAのリトルトーキョーに出店してほしいですね。

「そうなれば、毎日通うよ。ところで、イノキ・メモリアルには行くのかい?」

──? そういうものがあるのでしょうか。私はMMAの記者なので畑違いですから、訪れることはないと思います。

「そうなのかい。世界中のコンバット・アスリートは繋がっている。サブミッション・レスリングとプロレスリングにも繋がりがある。僕自身、イノキ・サンを直接知っているわけでないし、年を重ねている人はいつか亡くなるものだと思っている。でもイノキ・サンはジョシュ(バーネット)の恩人だから。

イノキさんがジョシュのキャリアをサポートして、今のジョシュがある。そうジョシュが言っているんだ。今の僕があるのはジョシュのおかげだ。恩人の恩人は僕にとっても恩人だ。だから、ジョシュと12月ぐらいに日本を訪れようと思っているんだ。そういえば、今年の8月にジーン・ラベールも亡くなったよ」

──ハイ。

「彼もイノキ・サンのようにオールドスクールのレスラーだった。ジーンもイノキ・サンと同様にジョシュに大きな影響を与えた人物だからね。ジーンからはロンダ・ラウジーもインスパイアされていた。まあ、この世代の人々が亡くなる……しょうがないけど、悲しいことだよ。でも僕だっていずれそういう世代になる。だから、僕らもジーンやイノキ・サンのように次の世代に火を灯す存在でありたいね」

■視聴方法(予定)
10月16日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN212対戦カード

<女子フライ級/5分5R>
アレクサ・グラッソ(メキシコ)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
カブ・スワンソン(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
ブランドン・ロイヴァル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)
ジョーダン・ライト(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ(カナダ)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス(米国)
ブランドン・デイヴィス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・アスンソン(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ(米国)
ジェイコブ・マルクーン(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ルカス・アレッシャンドリ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)
サム・ヒューズ(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
平良達郎(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・ジャクソン(米国)
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【UFN212】パラ千葉系のフライ級ファイター達、平良達郎─02─「初心者になることを恐れてはいけない」

【写真】インタビューはもう3週間前──今は息上げ練習で追い込んでいることだろう (C)MMAPLANET

10月15日(土・現地時間)のUFN212:UFN ESPN+62でCJ・ヴェルガラと戦う平良達郎インタビュー後編。

パラエストラ千葉ネットワーク系フライ級ファイター特集、最終回はオクタゴン2戦目に向けてどのような意識で自分を創り上げているのか──を平良達郎に訊いた。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──扇久保選手はRIZINでのキム・スーチョル戦を控えていて、今日は個別練習でした。

「明後日、木曜日は一緒に練習できることになっています。やっぱり扇久保さんとは練習したいですから」

──千葉での練習はガチガチのスパーリングが目的なのでしょうか。

「う~ん、技術の確認よりもできるだけ対人でガチガチにやりたいと思っています」

──それゆえに1週間という期間と、試合まで1カ月以上インターバルのある間の千葉滞在という選択なのですね。

「ハイ。やはりケガをするということは頭に入れる必要がありますし、出稽古は今ぐらいが一番しやすいかなって。松根さんも『千葉のフライ級の皆も試合が決まっているし、この時期が良い』と言っていました」

──今回、松井斗輝選手、鶴屋怜選手、杉山廣平選手、内田タケル選手とフライ級勢で写真を撮らせていただいたのですが、全員試合がある。そして、このメンバーで平良選手より年上は……。

「杉山選手だけですね。あと松井選手が同学年で」

──怜選手、内田選手は平良選手より年下と。エライ時代になってきました。

「千葉は若い選手がいっぱいいます。ここでガチガチの対人練習をして、沖縄に戻ってからはスタミナを上げる。あとはCJ・ヴェルガラはパンチャーなのでボクシングジムで練習します。ただ、がっつりボクシングで彼と戦うというわけではなくて。逆に全てを全力で反応すると疲れてしまうので、プレッシャーをかけられてから返し、打ち気できたら組んでいくとか、そういうイメージを持って練習しています」

──試合は自分のエゴを通した方が、勝利に近づくと思うのですが、そうならないことを想定してスパーリングをしているのでしょうか。

「UFCで戦うようになってからということではなく、そもそも一発でテイクダウンを取れるとも思っていないですし。そのなかでも上を取れた時に極めまで行くイメージは、持っています。自分の武器は一本ですけど、その展開に持ち込めない──腰が強くてテイクダウンを取れない場合はどう戦のか。なら打撃で行くのか。そういう切り替えが、試合中に必要になることをイメージしながら、やっています」

──話が戻るのですが、それもあってムエタイのタイでやってみたかったのですか。

「そうですね。ムエタイはずっとやりたいと思っていました。実際に凄く得られるモノがありました。ボクシングもムエタイも、言ってみると僕は初心者なので。練習する分だけで、足りないモノを埋めるころができるというか……。打撃を知るための、良い機会になりましたね。ボクシングもうそうですし。僕はボクシングではボクサーに敵わないです。

でも、そうやってボクサーと練習することで『こんなにボクシングって疲れるんだ』って学ぶことができます。ボクシングとムエタイをやることで、初心者になることを恐れてはいけないって強く想いました」

──そのボクシングとムエタイを、松根良太MMAに落とし込む作業をするわけですね。

「MMAを練習するときは、メチャクチャ意識をすることはないです。ジャブをしっかりと意識してやってみようとか、ムエタイ・クラスで習った前足の前蹴り……タイ人コーチの前蹴りが凄くて……。そういうジャブも前蹴りも何千回って繰り返さないとできないですけど、上手く使えるかなとか試そうとしたりはしています。

ただ試合に勝つ練習と技量を上げる練習はまた違うので、さっきも言った息上げもそうですし、勝つために一番必要なメンタルを持てるように練習を頑張ることです。やっぱり気持ちが基本です。凄くプレッシャーが掛かり疲れる可能性もありますけど、5分✖3Rをやりきれないようじゃ先はないと思っています。それだけキツイ練習をして、100パーセント自信を持って戦うことですね」

──ブランドン・モレノと戦うとどうなるか分からない。でも「カイ・カラフランスだったら行けんじゃない?」と思われるとプレッシャーになってしまいますか。

「カイ・カラフランス……まぁ、サブミッションのエスケープがカイ・カラフランスに限らずUFCファイターは上手いです。だから、どういう展開になるか分からないですけど、全然自信は……100パーセントの自信は全然ないですけど(笑)、試合が決まれば勝つ自信はあります」

──勝ち負けは出ます。ただ、ファンの期待とは『やれるんじゃないか』と思わせてくれるかどうか。その点、平良選手はやってくれるだろうと皆が期待しているはずです。そこへのステップアップをするための一戦、どのような平良達郎を見せたいですか。

「今回の試合は、欲をいえば圧倒して『将来的にチャンピオンになるんじゃない?』と日本のファンだけでなく、UFCを見ている全世界のファンに思わせたいです。『コイツ、ベルトに絡むんじゃないのか』って。もちろん、その前にまず勝たないといけない試合ですけど、勝てば自分に自信を持つことができるようになる相手──良いマッチメイクをしてくれたなと思っています」

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【UFN212】パラ千葉系のフライ級ファイター達─05 ─平良達郎「千葉では躊躇してしまいます」

【写真】結果、9月のパラ千葉のフライ級ファイターたちの戦績は2勝2敗だった。簡単ではない。その困難な道の頂点に通じる道がUFC──平良の進む道だ (C)MMAPLANET

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭集中インタビュー、最後の1人は──鶴屋浩の一番弟子=松根良太の教え子で、鶴屋の孫弟子にあたる平良達郎の登場だ。

10月15日(土・現地時間)のUFN212:UFN ESPN+70でCJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目が決まっている平良は8月最後の火曜日から1週間、パラエストラ千葉ネットワークに練習に訪れていた。

今回の試合が決まる以前にタイはプーケットのタイガームエタイで6週間に渡る出稽古を行った平良に、そのタイでの練習、千葉での練習、そしてヴェルガラ戦について尋ねた。


──昨日、千葉にやってきて今日からパラエストラCNWで練習ということですが、右目の上が腫れていないですか。

「これは沖縄の練習で、ちょっとやってしまって(苦笑)。でも大したことないですし、練習でも問題ありません」

──10月15日大会でCJ・ヴェルガラと対戦しますが、UFCで2戦目に向け改めて今の気持ちを教えてください。

「フィニッシュして倒したいという気持ちはあります。1試合目の強い相手です。攻撃を受けることを臆さずに入ってきます。UFCの2試合もそういう感じで圧を掛けると、後半は相手が疲れていました。ファイトが好きな感じかなと」

──背が低いですよね。

「見た感じではそうなんです。でも、プロフィールでは167センチになっていて。ちょっとずんぐりして、筋肉が詰まっているような感じに見えるんですけどね。タフな相手になんで、厳しい試合にはなると思っているのですが、だからこそフィニッシュしたいですね」

──その対戦が決まる前にプーケットに行かれていましたが、目的は?

「行ってみたかったんです」

──行ってみたかった(笑)。

「ハイ。タイガームエタイに行ってみたくて」

──あぁ、そういうことですか。プーケットに行ってみたいと思っていたのかと勘違いしていました(笑)。

「アハハハ。行ってみたかったのは、タイガームエタイです」

──山口怜臣選手のSNSにあった写真もタイガームエタイだったのですね。AKAタイランドかと思っていました。

「山口さんは、僕が行った時にはタイガームエタイを主に色々なところで練習していました」

──そうだったのですね。では、そもそもタイガームエタイで練習したいと思ったのは?

「ラスベガスに岡田さんといた時にタイガームエタイにピョートル・ヤンとカムザット・チマエフ、アレックス・ヴォルカノフスキーがいる写真を見たんです。『タイガームエタイ。スゲェ、色んな選手が集まっている』と思って、その時から行ってみたいという気持ちを持っていました。

米国での練習は経験したので、次は近いタイでやってみたいと思って試合が終わったタイミングで行くことにしました」

──ジョージ・ヒックマンがタイガームエタイを離れ、バンタォ・ムエタイMMAを立ち上げたことでヴォルカノフスキーやローマ・ルックンブンミー、トップノイ・キウラムらも移籍したと聞いています。でも、良い練習はできましたか。

「ハイ、実際に良い練習はできました。ムエタイ、レスリング、ボクシングと色々なクラスがあって、自由に好きな練習ができます。それにクラスに出ると必ず技術を教わることができるので、そこは面白かったです。

ムエタイはムエタイ・クラスで、ムエタイの選手もMMAの選手も出るような感じで。ムエタイのトレーナーは基本タイ人でした」

──練習期間はどれぐらいだったのですか。

「6週間です」

──そんなに長期だったのですね。タイは誘惑も多いかと思いますが。

「アハハハハ。練習をしに行っているので。色々と危ない話も行く前に聞かされていたし、そこは全く大丈夫でした」

──楽しんで病気を貰った人、雨水をためている水をコーチに勧められて断ることができずに命を落としかけた選手も過去にいました。

「水には僕も気を付けていたつもりでしたけど、体調は崩しました。2度くらい高熱が出て、吐き気もしてしんどかったです。1人だったので、体調が悪い時は怖かったですね。ずっと夢でうなされていました」

──海外で体調を崩すのは、怖いです。ホントに。

「ハイ。それほどひどくないのも合わせると、5、6回体調を崩しています。なんか、体弱いッスかね(苦笑)」

──やはり練習をして、疲れると免疫が落ちるのでしょうか。

「でもプーケットのご飯は凄く美味しかったです。あれで体調さえ、悪くならなければ……」

──飯が美味しくなくても、元気な方が良いですね。それでも試合が決まる前に、技術的に積み上げることはできましたか。

「ハイ。そのために行きました。試合が決まっていなくても、モチベーションが凄く高くて。練習は相当にやり込むことができました」

──そして試合が決まると、沖縄での調整から試合の6週間ほど前のタイミングで千葉にやってきました。

「今回は1週間の滞在ですけど、ここだと柔道、レスリング、ボクシングという色々なバックボーンのある選手たちと触れ合うことができることや、トップ選手と触れ合うことができます。スパーリングでもスクランブルが自然と多くなって……やっぱり、強い相手が多いので沖縄での練習と比較すると簡単にエスケープできないですし、何といっても極めに行き辛いです。沖縄では何回もトライできるので、極め力がついたと思いますが、千葉では躊躇してしまいます。『極まらないと下になっちゃうなぁ』とか。そういうところでも判断力を養う練習が千葉ではできます」

<この項、続く>

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【UFC268】計量終了 2つの世界戦にゲイジー✖チャンドラーのメガショー。敢えて注目はペレイラ&ギャリー

【写真】公開計量でも色々と口やかましかったコビントンと王者ウスマン(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンで開催されるUFC268「Usman vs Covington2」の計量が5日(金・同)に行われた。

最高のカードが並んだMSG大会のメインはUFC世界ウェルター級選手権試合。カマル・ウスマンにコルビー・コビントンが挑む一戦だ。両者は1年11カ月前に戦っており、その時は最終回にウスマンがコビントンをKOしている。


コメインはUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス✖ 挑戦者ジャン・ウェイリ戦。ウェイリが笑顔で右手を差し出すと、王者はその手を握り返したものの表情に感情は見られなかった。

「MSGが私の力を見せる機会を与えられて、とても嬉しい」と元王者は話し、ナマジュナスは「天の父にただ感謝している。父無くして、何もできていなかった。ウェイリ、UFC、NYCの人々に感謝している。皆はもっともタフで私をインうパイアしてくれた。私がベストと尽くした時、神は私がベストなのは神の意志だから」と話した。

フランキー・エドガーと対戦するマルロン・ヴェラにNYのファンはブーイングを送り、エドガーにはこの日一番といっても過言でない大きな声援が送られた。

激闘必至のライト級マッチ=ジャスティン・ゲイジー✖マイケル・チャンドラー、WSOFとBellatorの世界ライト級王者対決は、両者揃ってタイトル戦で敗れてからの再起戦となる。大一番を前にして、フェイスオフでは両者揃って余裕の笑みを浮かべ大物ぶりを見せつけていた。

Fight Night大会なら全てがメインといえるタイトルマッチ以外のワンマッチが並んだメインカード。対してプレリミにも注目のニューカマーが出場する。

プレリミメインでアンドレアス・メケイリディスと対戦するのはアレックス・ポアタン・ペレイラは、元GLORY世界二冠王で、キック時代にイスラエル・アデサニャから2勝を挙げている。Gloryと契約中にLFAでも戦っていたペレイラは、9月に世界ライトヘビー級王座を失ったことで、UFCとサインし今大会でのデビューが決まった。

MMAでは3勝1敗だが、MSGという大舞台が似合った大物ルーキーは非常に落ち着いた表情で、メケイリディスの目から視線を外すことはなかった。

もう1人の注目選手はジョーダン・ウィリアムスと戦うイアン・ギャリーだ。ギャリーはCage Warriorsウェルター級王者からUFCにステップアップを果たした。

ボクシング歴10年のギャリーはワンツーの右、左リードフックに絶対的な破壊力を持ち、左ハイキックでKOもできる。組みでもスクランブルでフロント系チョークを得意としており、柔道流の投げや抑えも強い。その一方で、技を散らしすぎて器用貧乏的な状態に陥ることもあるが、それも有り余る才能を持っている証といえる。

そのギャリー、フェイスオフではしっかりとウィリアムスと握手を交わし、何か目立ったアクション=スタンドプレーに走ることなくステージを下りた。

またマルシック・バクダサリアンと戦う、LFAフェザー級王者でシンゾー・マチダの愛弟子ブルーノ・ソウザも今回がオクタゴン初陣となる。そのソウザ、計量では148.4ポンドと1ポンド・オーバー規定よりもさらに2.4ポンド重く、キャッチウェイト戦を戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
11月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC268計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] カマル・ウスマン: 169ポンド(76.66キロ)
[挑戦者]コルビー・コビントン: 169.4ポンド(76.83キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ローズ・ナマジュナス: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー: 135.6ポンド(61.5キロ)
マルロン・ヴェラ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 155.6ポンド(70.57キロ)
マイケル・チャンドラー: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレアス・メケイリディス: 185ポンド(83.91キロ)
アレックス・ペレイラ: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ボビー・グリーン: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ナソーディン・イマボフ: 184.6ポンド(83.73キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ウィリアムス: 170.6ポンド(77.38キロ)
イアン・ギャリー: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ: 260.6ポンド(118.2キロ)
クリス・バーネット: 263.8ポンド(119.65キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョン・アラン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブルーノ・ソウザ: 148.4ポンド(67.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 127.4ポンド(57.78キロ)
オード・オズボーン: 125.2 ポンド(56.78キロ)

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CJ・ヴェルガラ DWCS S05 Ep02 MMA UFC サイモン・オリベイラ ジョシュ・クィンラン チディ・ンジョグアニ チャド・アンヘリガー ブログ

【DWCS S05 Ep02】47秒KO勝ちのジョシュ・クィンラン以下、5人の勝者が全員UFCへステップアップ

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
Def.1R0分47秒by KO
ローガン・アーバン(米国)

3日前に試合を受けたアーバンがローとミドルの交換のあと、ローに右ストレート一閃。この一発でローガンの足が泳ぎ、頭が揺れる。懸命にケージを背負って立ち続けるアーバンだが、左右のパンチをクィンランが打ち込む。組みにいったローガンに右オーバーハンドを連打したクィンランは、ヒザをついたローガンに続き右の連打、そして左ストレートを打ち込み、勝負を決めた。

デビュー以来6連勝、6連続フィニッシュ勝利としたクィンランは「対戦相手が変わったけど、ここまでのハードワーク、規律を守った練習をしたことで、神がこの結果をもたらしてくれた。距離とレンジに注意して戦い、いけると思った時に動いた。一発ではまだ組んでリカバリーしようとしていたから、勝利が決まるまで攻め続けたんだ。これからもハードに練習を続けるよ」と非常に物静かに話した。

そして審判の時──ダナ・ホワイトは「アンヘリガーはもっと体を使って、もう少し激しく動くべきだった。ただし、これで9連勝だ。そして1-5のアンダードッグだったんだ。そこを見ないといけない。チャド、君は合格だ」とまず、チャド・アンヘリガーとの契約を宣言した。

続いて「CJ、5連勝で5KO勝ち。本当の強者を完全にKOした彼も、アンダードッグだった。今夜、彼以上に印象を残した選手はいない。彼は世界のトップへの道を歩み始めた。カモン、CJ」と続いてCJ・ヴェルガラもUFCへのステップアップが決まった。

「完全な肉弾戦だった。30歳、18勝3敗──凄い試合だった」とサイモン・オリベイラ、「パーフェクトだった。スーザは打撃で上だと言っていたけど、焦せってテイクダウンを狙った。それでもしっかりとスイープし完璧な試合だった。俺はナイジェリア人のバッドアスが必要なんだ」とチディ・ンジョグアニもUFC入りに確定。

さらに「ジョシュについては……Holly Shitだ。Holly Shit、公平に見てローガンはショートノーティスでこの試合を受けた。そしてジョシュはそこをしっかりと理解して、素晴らしいデビュー戦を戦った」とジョシュ・クィンランともサインすることとなり、5人の勝者全員がUFCへのステップアップを果たすことになった。


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CJ・ヴェルガラ DWCS S05 Ep02 MMA UFC ブルーノ・コヘア

【DWCS S05 Ep02】ヴェルガラも番狂わせ、41秒で元UFCファイターのコヘアをヒザでKO

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
Def.1R0分41秒by TKO
ブルーノ・コヘア(ブラジル)

ワンツーで前に出るヴェルガラに対し、コヘアは左を返すが右を被弾する。さらにジャブを受けたコヘアの跳びヒザは空振りに、後ろ回し蹴りにも前に出たヴェルガラが首相撲からヒザの直後に右フックを打ち込む。腰が落ちたコヘアは、コヘアの起き上り際をがぶってヒザを頭に入れる。コヘアが体を起こしたところで、ヒザヒザをボディに突き刺したヴェルガラが元UFCファイタで、返り咲きを狙うコヘアを一蹴した。

5連勝、5連続KO勝ちのヴェルガラは「今朝、起きた時めちゃくちゃナーバスだったんだ。A PEXに来てからも、俺はここにくるだけの価値があるんだって言い聞かせていた。別に審判の日じゃない、自分を出そうって。彼は優れたカウンターファイターだから、僕はカウンター狙いでなくて……テコンドーとかの蹴りがあっても、ケージから離れて前に出てジャブを素早く入れるようコーチからも指示を受けていた。彼に触れた時、直ぐにパワーが分かって、右が見えた。ギロチンを狙おうかって思ったけど、ヒザにした。ローラ、契約はどこだよ」と希望に満ち溢れた表情で、2試合連続でアップセットを起こしたヴェルガラは話した。


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