毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第411弾は2021年2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されたDEEP100のリングガールです。
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12日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2022 01のメインイベントで、石司晃一が三村亘と対戦する。
Text by Shojiro Kameike
石司は2019年10月の米沢千隼戦でKO負けを喫してから1年8カ月もの間、ケージから遠ざかっていたが、昨年6月に復帰。現在2連勝で、今回の試合を迎える。石司によれば、試合のブランクにコロナ禍の影響はなかったという。計量直後の石司が語る、これまでの敗因と、現在の連勝の要因とは?
――先ほど計量が終わったところですが……。
「遅刻してしまいました(苦笑)。別に減量で苦しんでいたわけではなくて、ちょっと道が混んでいて……」
――確かに、計量に遅刻したと聞けば、減量苦をイメージしています。ただ、計量を見るかぎり笑顔で、肌ツヤも良いように見えました。
「そうですね。もう今は水を飲んでリカバリーしていて、コンディションも問題はないです」
――石司選手は国内のバンタム級でも体格が大きいほうだと思いますが、これまで減量で苦しんだことはないのでしょうか。
「それが、ないんです。僕は代謝が良くて、2週間ぐらいで体重がしっかり落ちるんですよ」
――水抜きも行わないのでしょうか。
「いえ、水抜きもやります。でも汗で5キロぐらい落ちるし、他の選手のようにギリギリの状態でやっているわけではないので。多少余裕を残した状態で水抜きに入るので、そこまでゲッソリするようなことはないです」
――なるほど。石司選手はもともと東京でMMAをはじめ、一時期ALIVEに所属したあと、東京に戻ってきていますよね。現在はどのような環境で練習しているのでしょうか。
「トイカツ道場の各店舗のプロ練習に参加したり、柔術はカルペディウム青山で練習して、あとはアライアンスへ出稽古で行かせてもらっているのがメインです」
――以前のようにどこかのジムへ所属せず、様々な場所で練習することについて、ご自身の中で不都合は生まれてこないですか。
「いえ、米国みたいに一つのジムで全ての練習ができれば楽なんですけど、日本だと難しいじゃないですか。そうなると、いろんなところで強い人と練習したほうが良いなと思っています。僕はプロになってからの成績でいうと、タイトルマッチまでは連勝していて、そのタイトルマッチではスプリットで負けてしまったじゃないですか」
――2012年3月にプロデビュー後は、一つの引き分けを挟み10戦無敗。しかし2017年5月、大塚隆史選手の持つDEEPバンタム級王座に挑み、判定で敗れています。
「そこで負けはしましたけど、また頑張ろうと思っていたところ……調子が悪くなっていったんです。どんどん体が動かなくなっていく感覚があって」
――どういうことでしょうか。
「最初は何が原因か分からなかったんです。でも試合では動きが悪くなっていき、2019年は1勝3敗という結果で……。当時はもう、練習も思うようにできない状態でした。実は内臓の調子が悪くなっていたんですよ」
――えっ!?
「去年6月に復帰するまで、1年8カ月も試合をしていなかったのは、コロナなどの影響ではなかったんです。病院に行って、薬を飲みながら治療をして……。体の調子が良くなってから復帰して、そこからまた勝てるようになりました」
――そう聞いて、疑問の一つが晴れました。プロデビュー以降、連勝している石司選手に対する業界内の評価はとても高いものでした。
「えっ、そうだったんですか」
――しかしタイトルマッチ以降は敗戦も増え、何か壁にブチ当たっているのか、伸び悩んでいるのか……そんな印象が強かったです。
「はい。実際、『石司は弱くなった』という声も聞いていました。自分では技術的な問題かと考えて、自分の戦い方について試行錯誤していたんですけど、それが自分のファイトスタイルにも影響を及ぼしていたんだと思います。でも、それ以上に影響があったのは体の内側もそうですし、同じ頃にケガもあって」
――なるほど。
「でも当時、試行錯誤していたことは無駄ではなかったと思います。体調が良くなってきて、今ようやく、試していたことが繋がってきていると感じているんです。これから試合では、当時とは違うものが見せられると思っています」
――では、今回の対戦相手である三村亘選手の印象を教えてください。
「これは……すみません、今回の試合が決まるまで試合を見たことがなくて、あまりよく分かっていないんです(苦笑)」
――試合映像は見ていないのでしょうか。
「いえ、見たんですけどグラウンドの展開が多くて、打撃や他の展開はどうなのか分からなかったんです。そこは試合をやりながら見ていくしかないですね。僕はもともと、試合も誰とやりたいという話はしなくて、とにかく試合がしたいので相手を見つけてください、とお願いする感じで」
――今は復帰してから調子も良いとのことですし、とにかく試合をしたいということですか。
「はい。前の試合から間が空きそうだったので、DEEPに試合を組んでほしいとお願いしたんです。プロモーター側も東京にいる選手へ声をかけてくれたと思うんですけど、なかなか見つからなかったようで……。でも大阪から来てもらって嬉しいです」
――その三村選手を相手に、どのような試合を見せたいですか。
「判定まで行かないように、しっかりKOや一本で勝って、ビシッと力の差を見せつけて勝ちたいです」
――分かりました。最後に、復帰して以降の目標を教えてください。
「やっぱりDEEPのチャンピオンにならないと始まらないかな、と思います。まず自分が戦っているところで一番になり、そこで相手がいなくなったら、もっと上の舞台で強い選手と戦っていきたいです」
■ DEEP Tokyo Impact2022 01計量結果
<バンタム級/5分3R>
石司晃一:61.45キロ
三村亘:61.55キロ
<バンタム級/5分2R>
海飛:61.6キロ
牧野滉風:61.65キロ
<フェザー級/5分2R>
鬼山斑猫:66.25キロ
星野豊:66.05キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.25キロ
鷹辰:65.95キロ
<ストロー級/5分2R>
中村真人:52.7キロ
キンタ・ジ・エンド:52.6キロ
<ウェルター級/5分2R>
小林裕:77.3キロ
チョウ・テギ:75.5キロ
<フライ級/5分2R>
日比野“エビ中”純也:57.15キロ
RYOGA:57.1キロ
<フェザー級/5分2R>
キヨタロウ:65.5キロ
夏目涼佑:64.75キロ
<フライ級/5分2R>
松丸息吹:56.95キロ
武利侑都:56.55キロ
毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第398弾は2021年9月23日(木・祝)に開催されたDEEP103のリングガールです。
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3日(木)、DEEPより3月12日(土)と13日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP TOKYO IMPACT 2022 1st round及び、2nd roundの開催と対戦カードが発表された。
Tokyo Impact 2022 01は午後12時半スタートで、02は午後6時スタートとなっている。12日の午後6から同所でDEEP JEWELS36、13日は午前中から女子アマチュア選手権及びフィーチャーキングトーナメントが行われ、プロアマ・男女MMAてんこ盛りの週末となる。
Tokyo Impact2022 01のメインは石司晃一×三村亘のバンタム級3回戦。2019年に白川Dark陸斗、米山千隼に連敗を喫した石司は、コロナ・パンデミックが始まった2020年は試合がなく、昨年はCOROと笹晋久から勝利を挙げ復調の兆しを見せている。
一方、パンクラス稲垣組所属の三村にとって、東京でのDEEPは初出場となり、東京での試合は今やUFCファイターとなったサイモン・オリヴェイラとパンクラスで戦って以来、2年3カ月ぶりだ。
パンクラスとDEEPの大阪大会でコンスタントに試合に出場し続け、過去10試合の戦績は7勝2敗1分という三村。オリヴェイラ以外で黒星を喫したのは平田丈二、瀧口脩生と痛み分けだった。神田T800周一&土肥“聖帝”潤、獅庵という修斗、グラジエイター、グラチャン、RIZINで戦う相手から勝利を手にしてきた。
神田、土肥というタイプの違う組技のグラップラーを相手に、打撃ばかりか組みという部分で遅れを取らない三村。全ての局面で強度の高いウェルラウンダーの石司を相手に、どのような攻めを見せることができるか。
個々の局面での強さがあってもMMAとして融合という部分で、ズレが生じていた石司だけに、三村としてはその際を埋めるファイトでペースを掴みたいところだ。
一方の石司は、打撃で突き放すファイトも組んでも十分に勝負ができる。ただ近年は見過ぎて受けに回って下がることでリズムを狂わせ、相手が攻めやすい間で戦ってきた。とはいえ兆候も、前回の笹戦の2Rからは頭から突っ込んでくる相手に、頭突きで倒されようが自ら前に出ることで打ち勝ち、結果的に、テイクダウンを潰して組み勝ち──ポジションも取ることができた。
最後はバックからは落とされたが、下になっても三角絞めを極めるなどウェルラウンディット・ファイターらしさを取り戻した一本勝ちを得ている。ポテンシャルは疑うところがない石司と、気持ちのラッシュが持ち味の三村の一戦は3回戦=メインに相応しいマッチアップだ。
またDEEP Tokyo Impact 2022 02のメインは佐藤洋一郎×レバナ・エゼキエルのウェルター級マッチに決まっている。佐藤とエゼキエルは揃って3連敗中、エゼキエルはラウェイで勝利があるが、佐藤はグラップリングでも黒星を喫しており崖っぷち対決といえる──ヘッドライナーだ。
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石司晃一(日本)
Def.3R by 三角絞め
笹晋久(日本)
構えを変えて前蹴りを見せる石司に対し、笹は左に回る。笹も構えを変える場面があり、右オーバーハンドを2度空振りする。石司は前蹴りと左ロー。笹が左フックから前に出て連打、一旦離れた石司に左をヒットしダウンを奪う。すぐに立ち上がった石司だが、左を重ねて被弾し左右のフックを被弾する。左ジャブをヒットされた石司が、ワンツーを返すが笹は止まらず前に出て、フックやアッパーを打ちこむ。右フックを空振りした石司は左を受け、左右のフック、アッパーと攻め込まれる。
笹は跳びヒザでバランスを乱して下になるが、すぐに立ち上がって左ジャブから右ロー、ワンツーを打っていく。首相撲からヒザで笹の動きを止めに掛かった石司に対し、笹は左右のフックから右オーバーハンドとパンチを打ち続け時間となった。
2R、石司がローからミドル、さらに左ローと蹴り中心のファイトに。笹は左を伸ばして飛び込み左右のフックと初回と同じように、プレッシャーを強める。石司は右フックを返すが、パンチのフェイクに大きく反応してしまう。笹もローを織り交ぜて左ジャブを2度入れる。飛び込んでワンツー、右ミドルをガードして右から左で攻勢に。
石司が左前蹴り、飛び込みにカウンター狙いも、その勢いで笹が左右のフックを打っていく。ボディを効かされたように見えた笹だが、ここも下がることなく前に出てパンチを振るい続ける。と、石司にアイポークがあったと笹が右目を閉じてリカバリーに務める。
と、ドクターチェックが入り──笹が頷いて試合再開へ。構えを変えてワンツー、頭が当たり石司が倒れる。すぐに石司は立ち上がったが、打撃戦に応じて左を連続で被弾。石司も左を返し、下がった笹に右ハイ、続いてワンツー、ローを蹴っていく。笹が左から右、石司もジャブと右フック、そして右ストレートと前蹴りをまとめた。
最終回、すぐに上への距離を見せた石司が、笹の前進に右フックを当てる。笹はテイクダウン狙いも切った石司は右ジャブを当て、右フックも振るう。笹は打たれても前に出るスタイルで左を伸ばすが、石司がジャブから右ストレートを打っていく。と、笹は左フックに右をカウンターで合わされ動きが止まる、続くテイクダウンを切った石司がバックに回り、一気にRNCへ。前方に落とされた石司だったが、三角絞めをセット。腕を送られた笹がタップし石司が逆転の一本勝ちを決めた。
12日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2021およびDEEP 105 IMPACTの計量が11日(度)に同所ロビーで行われた。
DEEPでは恒例となっている出場選手全員の計量後の一言コメントは、今回はDEEP105のメインでフェザー級王座を賭けて戦う牛久絢太郎と神田コウヤの2人のみ実施された。
チャレンジャーの神田が「まず運営の人たちをはじめ、この試合を組むためにご尽力いただいた皆様には感謝しています。明日は精一杯戦いますので、ぜひ生で応援のほうよろしくお願いします」とコメント。
対してチャンピオンは「明日は覚悟の違いを見せて、思い切り楽しみます」と話した。
なおライト級で悠太と対戦する小金翔が、体重が落ちていないと会場入り後に仮計量をせずに走って汗を落としに。
結果、最初の計量では50グラムオーバーとなったが、再計量でリミット丁度の70.8キロでパスしている。
■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV
午後4時45分~ニコニコ生放送
■ DEEP105計量結果
<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎:65.65キロ
[挑戦者]神田コウヤ:65.8キロ
<メガトン級/5分3R>
水野竜也:105.45キロ
誠悟:116.5キロ
<ライト級/5分3R>
悠太:70.6キロ
小金翔:70.85キロ→70.8キロ
<バンタム級/5分3R>
石司晃一:61.5キロ
笹晋久:61.5キロ
<フェザー級/5分2R>
関鉄矢:66.25キロ
山本歩夢:66.2キロ
<バンタム級/5分2R>
CORO:61.55キロ
RYUKI:61.3キロ
<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ:105.6キロ
KENNY中村:114.7キロ
<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:113.85キロ
大成:99.15キロ
<フライ級/5分2R>
本田良介:57.1キロ
駒杵嵩大:57.2キロ
<58キロ契約/5分2R>
日比野”エビ中”純也:57.8キロ
ヒロヤ:57.95キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
鬼山班猫:66.15キロ
■DEEP TOKYO IMPACT2021視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前11時45分~SPWN PPV
午前11時45分~ニコニコ生放送
■ DEEP TOKYO IMPACT2021計量結果
<バンタム級/5分3R>
高野優樹:61.95キロ
橋本優大:61.7キロ
<ライト級/5分2R>
大山釼呑助:70.35キロ
Street♡★Bob”洸助:70.35キロ
<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.55キロ
力也:57.2キロ
<55.5キロ契約/5分2R>
中村真人:55.4キロ
木戸脇広樹:55.4キロ
<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.25キロ
ハリー・スタローン:66.05キロ
<フェザー級/5分2R>
大村友也:66.05キロ
高橋辰也:66.0キロ
<フェザー級/5分2R>
小川顕広:66.0キロ
牧野滉風:65.5キロ
<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹:77.55キロ
レバナ・エゼキエル:77.6キロ
<ウェルター級/5分2R>
コマネチゆうた:76.7キロ
チョウ・テギ:77.15キロ
<バンタム級/5分2R>
岩見凌:61.3キロ
コマネチ竜太:59.95キロ
<アマSPルール・フェザー級/3分2R>
田中ユラ:64.55キロ
岡野雅司:63.25キロ
【写真】落ち着いたなかに芯の強さが感じられる神田だ(C)MMAPLANET
12日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP 105 IMPACTで、牛久絢太郎の持つDEEPフェザー級王座に挑戦する神田コウヤ・インタビュー後編。
今やRIZINフェザー級との二冠王となった牛久への挑戦は、神田のキャリアに何をもたらすのか。また牛久斎藤裕が行われることで、揺れた心境、さらには今後についた神田が物腰柔らに答えてくれた。
<神田コウヤ・インタビューPart.01はコチラから>
──無責任な自信ですか。良いですねえ。
「それがあったので、ここまで……タイトル挑戦まで続けることができたと思います」
──スタイル的な話になりますが、神田選手のレスリングはグレコですよね。グレコらしさが試合でも見られます。
「ハイ、グレコです。今もグレコっぽさはあるかと思います」
──ただし、グレコはひっついて戦うレスリングです。そこはすぐさまMMAに生かすことは難しかったのではないでしょうか。
「そうですね、打撃とか他の部分しっかりとできるようになればグレコが生きてくると思います。ですから、むしろバックボーンを捨ててMMAを戦うぐらいでやったほうが、後々グレコは生きると思います」
──神田選手はそのグレコとムエタイの首相撲を上手く融合しているように見えます。
「ハイ、グレコローマンと首相撲は互換性があります。そこは自分も前々から考えてきたことなので、同じ意見を聞くとちょっと嬉しくなります」
──結果、首相撲やダーティボクシングが強いというイメージです。
「昔の日本のMMAってヒジがなくて、ムエタイの有効性ってそれほどなかったと思います。今はヒジもあるので、ムエタイは有効です。なのでグレコと互換性を持って戦えれば良いなと思います」
──そのように自身のスタイルを構築しながら今年はDJ.taiki戦と平田直樹戦、タイプの違うファイターを相手にしっかりと勝利を収めました。
「2人もキャリアも戦い方も違います。DJさんだと元チャンピオンのストライカー、平田選手は無敗の新星グラップラーでした。今回、タイトルを挑戦するにあたり2人と試合ができたことは凄く良い経験になっています」
──平田選手などは、神田選手よりもキャリアが少なくて下からの突き上げになりました。
「今回の試合やDJさんとの試合もそうですが、上の選手と戦う方が気持ち的にも楽かなぁというのは考えてしまっています」
──そのタイトル戦ですが、挑戦が決まってから牛久選手が斎藤裕選手に勝利してRIZINでもチャンピオンになっています。
「10月24日が牛久選手と斎藤選手の試合で、僕の挑戦が12月12日ということだったので、その試合をこなしたうえで僕との試合を成立させることができるのかという不安はありました」
──ということは……スバリ、どちらが勝つと思っていましたか。
「斎藤選手が勝つと思っていました」
──それってモチベーションの欠如に通じてこなかったですか。
「そこは大丈夫でした。牛久選手は中村選手にもKOで負けしいますし、自分は現役のチャンピオンと戦ってタイトルが欲しいだけなので」
──では牛久選手がRIZINの王者になったことで、より気持ちが上がるということは?
「それもあったのですが、逆にRIZINのチャンピオンになったことでDEEPの防衛戦が組まれるのかという部分で疑心暗鬼になりました。牛久選手が大晦日に出場するんじゃないかと思って。だからタイトル戦が現実になった時に、めちゃくちゃホッとしました」
──そのタイトル戦、牛久選手と戦ううえで自信のほどを教えてください。
「自信……ですか。自分の方が試合間隔も空いていますし、勝って手にデキることが多いので、気持ちが入っていると思います」
──勝利に必要なモノは何だと思っていますか。
「牛久選手はとてもしぶとい選手なので、そこで負けないこと。互いにやりたいことは違うと思うので、やりたいことができる時間が長い方が勝てる戦いになります。なので、なるべく自分が得意な展開を増やす、攻める時間を増やすよう徹底したいです」
──神田選手は本当に話振りがソフトですね。練習からガツガツ、周囲を圧するような選手もいますが、真逆に感じます。
「そういうのって度胸の使いどころという話になると思うんです。自分はソレは本番で使えば良いですし、そんな無駄なところで度胸を消耗する暇はないというか……。そんな感じです」
──いやぁ、ガツッと来る言葉でした。ではDEEPのタイトル獲得もその一環であるかと思いますが、MMAファイター人生の目標を教えてください。
「最終目標はRIZINでチャンピオンになりたいです。近場でいえば、次の試合で必ず勝つこと。負けないことです」
──では牛久選手はRIZINのチャンピオンですし、次に勝つことがRIZINで王座挑戦に直結するという考えでしょうか。
「この試合に勝つことで、RIZINのチャンピオンになれるとは全く思っていないです。この試合で勝つことで、RIZINで戦うチャンスを頂けるという風に考えています。勝っても第二章がスタートするというだけなので、そこはわきまえて戦いたいと思います」
──では神田コウヤのここを見てほしいということがあれば、一言お願いします。
「自分は国内のフェザー級では体系的にも特殊だと思っています。そこで戦い方にも違いが生まれてくると思うので、そういうところを注目してもらって──なるべくLIVEで見てもらえると嬉しいです」
■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV
午後4時45分~ニコニコ生放送
■ 対戦カード
<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]神田コウヤ(日本)
<メガトン級/5分3R>
水野竜也(日本)
誠悟(日本)
<ライト級/5分3R>
悠太(日本)
小金翔(日本)
<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
笹晋久(日本)
<フェザー級/5分2R>
関鉄矢(日本)
山本歩夢(日本)
<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
RYUKI(日本)
<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ(日本)
KENNY中村(日本)
<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
大成(日本)
<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
駒杵嵩大(日本)
<58キロ契約/5分2R>
日比野”エビ中”純也(日本)
ヒロヤ(日本)
<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
鬼山班猫(日本)
■DEEP TOKYO IMPACT2021視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前11時45分~SPWN PPV
午前11時45分~ニコニコ生放送
■DEEP TOKYO IMPACT2021対戦カード
<バンタム級/5分3R>
高野優樹(日本)
橋本優大(日本)
<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
Street♡★Bob”洸助(日本)
<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
力也(日本)
<55.5キロ契約/5分2R>
中村真人(日本)
木戸脇広樹(日本)
<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
ハリー・スタローン(ブラジル)
<フェザー級/5分2R>
大村友也(日本)
高橋辰也(日本)
<フェザー級/5分2R>
小川顕広(日本)
牧野滉風(日本)
<ウェルター級/5分2R>
嶋田伊吹(日本)
レバナ・エゼキエル(コンゴ民主共和国)
<ウェルター級/5分2R>
コマネチゆうた(日本)
チョウ・テギ(日本)
<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
コマネチ竜太(日本)
<アマSPルール・フェザー級/3分2R>
田中ユラ(日本)
岡野雅司(日本)
【写真】2回戦というラウンド数が、どのような影響を与えるか(C)MMAPLANET
29日(金)、DEEPより12月12日に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP105の対戦カードの発表があった。既報の通り前日の11日(土)には同所でDEEP JEWLES35が行われ、6月に続いてニューピアでの連日興行となる。
今回発表されたカードは10試合で3回戦は4試合で、前ミドル級チャンピオンの水野竜也がメガトン級に参戦し誠吾と対戦する。
フェザー級3回戦では今月23日に予定されていた平田直樹戦が、平田の負傷欠場で中止となった山本歩夢がZSTフェザー級王者でDEEPでは2戦目となる関鉄矢と戦う。
キャリア3戦の全てが初回フィニッシュ勝利の山本にとって、一気にキャリアップを狙うことができる関戦だ。
この他元ウェルター級王者の悠太がライト級で、ZSTライト級王者の小金翔と戦うことも決まった。
前述した関と小金は9月の後楽園ホール大会でそれぞれ大原樹里、DJ.taikiに判定負けを喫しており、新天地=DEEPで員数合わせファイターにならないためにも連敗は許されない試合となる。
もう1つの3回戦は石司晃一が笹晋久と戦うバンタム級マッチだ。バンタム級&フェザー級のタイトルコンテンダーで、誰も認める実力者ながら接戦を落とすことが増えてきた石司にとって、修斗から戦場をDEEPに移し3連勝の笹との一戦はトップを再度目指すために踏ん張りどことなる。
対してパラエストラ松戸所属となり、さらに手堅い強さがフィニッシュに結びついている笹は、ここを勝ち切ると層が薄くなったバンタム級で一気にタイトルコンテンダーまで駆け上がる可能性すらある査定マッチの意味合いもある。
2回戦で注目は共にDEEPで2試合目となる実力差対決、駒杵嵩大本田良介か。この試合は3回戦でもおかしくない顔合わせであることは間違いない。前NEXUSフライ級王者ながらDEEP初陣となった杉山廣平にダウンを喫し判定負けを喫した駒杵は、前回の敗北以前の期待値を取り戻すには、あの敗北を払拭する勝ち方が求められる。とはいえ本田は全くもってイージーな相手とはらない。ばかりか、駒杵のキャリアを振り返ると竿元樹生に伍する実力の持ち主といっても良いぐらいだ。
スクランブルの強さとコントロール力、力の入れ方の塩梅が分かった本田の組み技は、一進一退の攻防になった時に発揮され、流れのなかでもフィニッシュする力を持つ。俄然層が厚くなってきたDEEPフライ級戦線において、One of themにならないためのタフファイトが両者を待つ。
The post 【DEEP105】水野がメガトン。山本歩夢✖関。悠太✖小金。石司✖笹。えっ、駒杵嵩大✖本田良介が2回戦!!! first appeared on MMAPLANET.
<バンタム級/5分2R>
石司晃一(日本)
Def.2-1:19-18.19-18.18-19.
CORO(日本)
開始早々、左ミドルハイを放った石司、スイッチしながらCOROにローも当てていく。自分の距離を保ちながらハイを繰り出す石司に、COROもローを見舞う。サウスポーからの右アウトロー、オーソドックスからの右ハイでCOROを懐に入れさせない石司は、距離を縮めて組み付き、COROをケージに押し込む。パンチを連打して離れた石司、COROも左のインローで探っていく。
中腰で組み付いた石司は、すぐに離れて右ロー。互いに組み付こうとしたところで離れた両者は、ローの応酬を展開。そのなかで石司の右ストレートがヒットする。COROも左アッパーから右ストレートを当てるが、前蹴りを出したところで組み付かれ、石司がグラウンドに持ち込んだ。立ち上がるCOROにパンチの連打を浴びせる石司が、スタンドに戻ってもローを中心に攻め立て、COROも左ジャブを返す。
組み付いてケージに押し込んでいく石司だが、COROも倒れず、ケージ中央に戻る。石司は左ハイ、COROは右ローを繰り出してラウンドを終えた。
最終2R、いきなり左ハイを放った石司は、距離を保って右ストレートを繰り出す。COROは左ジャブを突きながら前に出て、石司のテイクダウンをカット。しかし石司は再度組み付き、ボディロックからCOROに背中を着かせた。すぐさまパス→マウントに移行した石司は、さらにバックマウントへ。たすき掛けから首を狙うものの、COROが凌ぎ、切り返してトップを奪う。フルガードの体勢になった石司は、COROのリストを握りパンチを打たせない。
COROが腰を上げた瞬間、立ち上がった石司だが、COROが追いかけてバックに回る。これを切り返した石司がボディロックからテイクダウン。COROはハーフガード。両者立ち上がり、ケージ中央で組み付いた石司がボディロックからCOROを押し倒すと、COROが苦悶の表情を浮かべて、ドクターチェックが入る。テイクダウンの際にバッティングがあったためか。
石司にイエローカードが提示されて、試合は再開。前に出て組み付こうとする石司と距離を取るCOROは、クラッチを組まれてもヒザで突き放す。とにかく組んでいく石司、バックに回ろうとした瞬間にCOROが払い腰でテイクダウンする。下からパンチとヒジを放っていく石司は、COROの左腕を狙ったが、COROがトップをキープしたまま試合終了のゴングを聞いた。
判定はスプリットで石司。イエローカードを提示されながらも勝利をものにした。
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【写真】雅、関原、石谷、鶴屋。これからのDEEPをリードするファイター候補の競演(C)MMAPLANET
19日(金)、DEEPより5月5日(水・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP101 IMPACTとDEEP JEWELS33の対戦カードが発表されている。
正午開始のJEWELS33と午後6時スタートのDEEP101。二部制イベントは2試合+アトム級GP準決勝+決勝の5試合、DEEP101は7試合が明らかとなった。
JEWELSでは既報の通り、3月7日に組まれていたDEEP JEWELSストロー級選手権がリスケされている。チャンピオン本野美樹の負傷で次回大会に延期されたタイトルマッチ。チャレンジャーの伊澤星花は7日大会で本野の同門、杉本恵とグラップリングマッチを行いRNCで一蹴している。
またヒザの負傷から1年3カ月振りの再起を果たした奈部ゆかりは、ARAMIと2大会連続の出場となった。大島沙緒里、村上彩、パク・シウ、青野ひかるが勝ち上がっているアトム級GPの準決勝の組み合わせは、近日中に抽選会で決まるとのこと。再び、佐伯繁代表の「じゃーんけーん、ぽん」という声が響き渡るか。
DEEP101はウェルター級正規王者の住村竜市朗と米田奈央の試合がノンタイトル戦、さらにKINGレイナは1年3カ月振りのMMAマッチをパンクラスでキャリアを積んできた東陽子と行う。バンタム級の東にとって64キロという契約体重が、どのように作用するか。
またTDCホール大会で東修平をギロチンで下したCOROが、2019年10月に米山千隼に敗れて以来、1年7カ月振りにバンタム級戦線に復帰の石司晃一と戦うことも決まった。
国内ムエタイ三冠ながら、一からMMAファイターとして取り組んでいる雅駿介がプロ2戦目で平松翔と対戦する一戦を始め、関原翔×ヒロヤ、山本歩夢石谷大成や畠山祐輔佐藤拳駿戦、さらに鶴屋怜のプロ2戦目も決定している。
2月の20周年記念大会を経て、これからのDEEPの潮流になるかというマッチアップが多く見られる後楽園ホール大会だ。
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