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【Pancrase320】対戦カード メインカードは一貫して、サバイバルファイトが並んだ2020年最終大会

【写真】村山にとってもウェルター級トップファイターの一角に居続けるためにも、落とせない一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

2020年12月13日(日)
Pancrase320
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
12月13日
午後2時00分~ TIGET LIVE

■ 対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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Interview J-CAGE Pancrase320 ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】元ウェルター級KOP村山暁洋と対戦、菊入正行─01─「ライト級に落とすことは、ない」

【写真】7月は前日計量の77キロ=ウェルター級で戦った (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のメインで、菊入正行が元KOP村山暁洋と対戦する。

ライト級でフィジカルモンスターと見られていた菊入だが、ウェルター級に転向し、7月の中村勇太戦に続き、9月には当日計量の84キロで高木健太を破っている。

1年半前まで70キロに体重を落としていた菊入は、今や84キロで戦う。階級アップと現状階級での体調面など今回に試合に関してだけではなく、菊入のMMAファイター人生を振り返ってもらった。


──村山選手との試合が日曜日に迫ってきました。現在の調子はいかがですか。

「メチャクチャ良いです。体重の調整がないので、ギリギリまで練習して疲れも抜けてきているという感じです」

──昨年7月の岸本泰昭選手との試合まではライト級で戦い、コロナ禍以降になると7月は北米ユニファイドのウェルター級、9月は実質1階級上で当日計量のウェルター級と3試合で3度とも体重が違います。そして、その差は13キロです。

「ライト級の時は正直、試合の1週間前でも体重を落とすころばかり考えていました。まず計量にパスしないと試合を戦うことができないので、減量ばかり意識して。練習にも集中できていなかったのが、正直なところです。

70キロで戦う……あの減量は自分には向いていなかったと思います」

──当時は安藤選手の愛弟子らしく、ハイパー・ダイエット&ハイパー・リカバリーをして、そのアドバンテージがあるのかと思っていました。

「いやぁ、メチャクチャしんどかったです。何よりもショートスパンで試合ができなくて、あれだけ試合間隔が空いてしまうとなかなか試合経験を詰めなかった。そこが階級を上げた一番の要因ですね」

──確かに今年は7月からの5カ月で3試合目ですしね。ライト級で戦っている時で、普段の体重は何キロぐらいだったのですか。

「試合後は90キロぐらいになっていました(苦笑)」

──えっ!! では20キロの減量が必要だったのですか。

「普段からもう少し軽くしておくべきなのですが、試合が終わって体重を気にしなくて良いという状態になると、食いだすと止まらなくなってしまうような感じでした。だから夜でも目が覚めて、冷蔵庫を漁ってしまうようなこともあって。

これはダメだって思いました。最後のサウナに入る前で残り5キロとかだったのですが、74キロや75キロになる時点でもう水も抜いていたので、ヘロヘロの状態でした」

──それは……危険です。

「危なかったと思います。本当に……。ケガも凄く多かったですし」

──北米形式のウェルター級での減量というのは?

「体重をそこまで考えないで良い状態だと、心にも余裕が出て。より良い練習ができるようになったのは確かです」

──さらに当日計量の84キロ。コロナ禍で一時的な階級がパンクラスでは採用されるようになりました。

「今回の試合もそうですね。まだ84キロというのは1試合しか経験していなくて、前の試合では組みの展開がなかったのでどうなっているのかはまだ掴めていないです。ただ、対戦相手も大きく落としてくるわけではないので、打撃ではパワーの差とかはなかったですね」

──1年半前は70キロだったというのが、やはりおかしな話だったのかと。水抜きして77キロと、当日計量の84キロの差もまだ分からない形ですか。

「そうですね、84キロだと練習をしていると自然と落ちていますしね。本来は77キロでどこまでできるのかというのを試してみたいです。それとライト級に落とすことはもうないです(笑)。

前日計量で77キロ級まで落として、リカバリーする。コロナが収束すれば、そうしていきたいと思っています」

──なるほど。そんな菊入選手ですが、もともとMMAを始めたのはなぜなのでしょうか。

「大学の時にアマでキックボクシングをやっていたのですが、一度重い盲腸になってしまって──2カ月ほど入院しないといけないことがあったんです。その入院中に暇だからUFCの映像をよく視ていて、寝技に興味を持つようになりました。そうなるとキックボクシングを続けるモチベーションを保つことが難しくなり、それがきっかけで和術慧舟會東京道場に入会したいんです。

大学2年生の時なので、19歳──6年ほど前ですね。ただ、ケガが多くて実質のところは4年ぐらいしか練習はできていないですね」

──慧舟會東京道場とはつまり現在所属するネバークイットの前身で、岡見勇信選手をはじめ錚々たるメンバーが練習していた場所でした。

「田澤(康宏)さんが一般会員のキックの指導をしてくれたり、岡見さんのクラスもありました。まだプロ練習には参加できる力がなかったですが、安藤さんが育成クラスという形で、僕や櫻井(裕康)君の面倒を見てくれていました」

──そのままネバークイット所属に、と。先ほど、ケガが多いという話がありましたが、東京道場時代の面々や安藤選手のプロ練習でのスパーリングのガチさは有名です。

「アハハハハ。愛があって、ボコボコにしてもらっていました」

──安藤選手は菊入選手の成長を凄く喜んでいましたが、スパーリングで向き合ってもエゲツナイ圧力ではないでしょうか。

「本当に怖いです(苦笑)。最初は打撃出身だったし、ある程度の自信があったのですが、そんなもんは安藤さんにぶち壊されました(笑)。あのジャブを前にすると、全く中に入ることはできなかったです。

昔はアレを8Rやってから、寝技を6Rとかしていたのですが、今は5Rのほどになり集中してやっています。そうですね、週に2度──安藤さんとのスパーリングの日があるのですが、今は指導で忙しいはずななのに、メチャクチャ強いままです(笑)」

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【Pancrase320】激動の2020年最終章は村山✖菊入、後の無い上田将竜、グラップリングからの帰還=八田

【写真】菊入はウェルター級転向後、そして2020年を3連勝で締めくくることができるか(C)MMAPLANET

15日(木)、パンクラスより12月13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のカード第一弾が発表された。

3月、4月、5月とイベント中止、7月に日程変更し活動再開も、8月大会は開場10分前の中止決定、9月は団体初の無観客大会と世界中のMMAプロモーションが影響を受けるなか、激動の日々を送ってきたパンクラスの2020年最終興行8試合が決まった。


今回はウェルター級の元KOP村山暁洋✖菊入正行、ライト級は冨樫健一郎✖金田一孝介、バンタム級の花レメ紋次郎TK✖土肥潤、女子バンタム級は東陽子と直DATEの再戦、さらにフライ級は上田将竜 ✖杉山廣平と荻窪祐輔✖中村龍之の2試合、ストロー級も八田亮✖尾崎龍紀、リトル✖佑勢乃花が明らかとなった。

海外から入国の条件緩和が11月から始まるが、2カ月後の感染状況は読みようがない。現状では、国内対決を組むのはJ-MMAに共通している。活動再開後2大会連続で出場し中村勇太、高木健太を破った菊入が、村山に挑む一番は要注目だ。行き過ぎる試合を経て、貰わないが慎重すぎた試合を経験した菊入が、ウェルター級転向後に──いやライト級時代から実戦で積んできた経験をいかにぶつけることができるか。

さらに筑豊からの巻き返しなるか──暫定王座決定戦に敗北後、神酒龍一戦も落とした上田。ばかりか荻久保✖中村と揃って崖っぷちのフライ級戦線。

渋すぎる花レメ✖聖帝、GTFでのグラップリング戦からケージに戻ってきた八田亮、それぞれが決して忘れることがない時を過ごした2020年、その戦い収めのファイト、気持ちが入った試合が見られそうだ。

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