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【Pancrase324】タイトル挑戦権獲得に向け、野田遼介戦直前の山北渓人「僕には攻め疲れはない」

【写真】闘志が身の内の溜まる両者 (C)PANCRASE

17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324で、山北渓人が野田遼介と戦う。

2021年は勝利を重ねるだけでなく、インパクトのある勝ち方で存在感を高めた山北が、ストロー級王座挑戦に向けランキングで3位──自身より上位の野田と戦う。その前日、計量を終えリカバリー中の山北の心境とは。


山北渓人
「計量の方はバッチリでした。野田選手は練習をしたこともあるし、リラックスして過ごせています。オラオラした人と戦う時はけっこう緊張してしまうのですが、野田選手は純粋に格闘技をしている人なので、緊張しなくて済みます。もちろん、試合が始まると関係なくなるのですが、試合前まではヤンキーとかは怖くて……。地元には結構多いのですが、今も街でそういう人を見ると避けたくなります。オラオラした人が怖いのが、自分の弱点かもしれないです。
 野田選手はグチャグチャした試合になれば有利になると思っているかもしれないですが、実際は僕も強いところはそこなので。そこで頑張れるのが自分の強みだと思っていますし、噛み合って面白い試合になると思います。
 以前は極めようとして、それがならなくて抑えるという戦い方になっていたのですが、今年は極める力が少しずつついてきて技のバリエーションも増えました。結果、抑えることしかできなかったポジションで一本が取れるようになってきました。明日の試合でもフィニッシュを狙って行きたいです。
 前回の一本勝ちは、練習した通りの動きでした。やっぱり練習したことしか試合で出ないです。普段の練習が如何に大切かが分かったので、練習では特に動いて一本を取るようにしてきました。藤田大和選手と練習をする時も狙って、逃げられてもそこからが練習になるので。時には強引なぐらいに、極めに行こうと練習していました。
テイクダウンすると抑えたくなりますが、普段から極めに行くという姿勢を練習で出していれば、力もついていくと思います。それに大和さんのこないだの試合とか見ていると、楽をしたいところで、厳しい方を選ぶことができる力を与えてくれたような気がします。
 ここで勝つだけでなく、タイトル挑戦を手にするため一本、KOを狙います。グラウンドでのTKO勝ちはRoad to ONEであったのですが、KOがないのでそこも狙って行きます。とにかく今回の試合は判定にはしたくないし、攻め続けます。
野田選手は受けが強いですが、僕は攻め疲れをすることはないので、守りに来てもお構いなしに攻め続けます。
 レスラーはテイクダウンするけど、極められないというイメージを持たれているかもしれないですが、柔術やグラップリングの練習もしてきて極めがあるレスラーに成長したところを見てほしいです。
 自分は左ハイで勝てるようなカリスマ性はないですけど、僕なりのやり方でフィニッシュして見劣りしないよう……先輩に追いつかれないように戦います。特別な人間でなくても勝てるのがMMAの良いところなので。MMAは悪い言い方をすると、逃げ方はたくさんあります。だから自分の苦手なところを捨て、得意なところで勝負する。どういう風にそれを試合のなかで判断するのかが勝負になると思います」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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【Pancrase324】計量終了 タイトルマッチ3試合を始め、出場全選手が一回目の計量でパス

【写真】トリプルクラウンが揃って暫定王座というのは、過去に例があるのだろうか (C)PANCRASE

明日、17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の計量が行われた。

フライ級暫定KOPC=チャンピオン小川徹✖上田将竜、暫定女子フライ級王座決定戦=NØRI✖端貴代、暫定ウェルター級王座決定戦=菊入正行✖村山暁洋ら3階級のタイトル戦に出場する6選手を始め、メインカード出場の22選手の全員が1度目の計量でパスした。

メインカードの出場選手の計量結果は以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324計量結果

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹:56.5キロ
[挑戦者]上田将竜:56.7キロ

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI:55.7キロ
端貴代:56.3キロ

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
菊入正行:76.5キロ
村山暁洋:76.85キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:54.2キロ
山北渓人:52.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.2キロ
内村洋次郎:66.15キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.95キロ
ジェイク・ムラタ:61.45キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:66.05キロ
狩野優:65.25キロ

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明:70.2キロ
平信一:70.5キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.55キロ
新谷琴美:52.1キロ

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉:52.35キロ
リトル:52.3キロ

<フライ級/5分3R>
井島裕彰:56.85キロ
谷村泰嘉:56.35キロ

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Interview J-CAGE Pancrase324 ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase324】菊入正之と暫定ウェルター級KOPC、村山暁洋─02─「粘り強く、泥臭く。苦しいなかで」

【写真】ネガティブになることなく、最初から厳しい試合になる覚悟ができている。そこが村山の強みになる (C)KEISUKE TAKAZAWA

17日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase324で、菊入正行とのウェルター級暫定王者決定戦に臨む、村山暁洋のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

村山は菊入と昨年12月に対戦し、その時はラウンドを取り合った末に判定勝ちを収めている。その後、菊入は今年6月に三浦広光をKOして、村山との再戦にこぎつけた。ベルトを賭けた両者の再戦は、どのような展開になるのだろうか。村山に前戦を振り返ってもらいながら、タイトルマッチへの意気込みを訊いた。

その答えは、まさに村山暁洋らしい言葉だった。

<村山暁洋インタビューPart.01はコチラから>


――今回のウェルター級暫定王者決定戦として、昨年12月に判定で下している菊入正行選手との再戦になります。まずは前戦か振り返っていただけますでしょうか。

「菊入選手については以前から試合を見ていて、強いなと思っていました。そして、いつか対戦するんじゃないか、という空気も感じていました。でも昨年12月に試合をすることになったのは、思っていたより早かったかもしれないです」

――菊入選手のどのようなところに強さを感じていましたか。

「まずリーチが長くて、打撃が強い。僕にとっては、やりづらい相手です。アンブローズ戦で手応えを感じるまでの自分だったら、厳しかったでしょうね。僕のジャブは菊入選手に届かなかったと思います」

――前戦では菊入選手の打撃に対し、村山選手も積極的にパンチを合わせに行っていました。

「1Rは僕も、しっかりと当たったパンチはなかったですけど、自分からも出しに行って良かったと思います。連敗も経験しましたが、あのアンブリーズ戦で本当に変わることができました」

――その1Rは、終盤に村山選手がテイクダウンを奪い、3-0でモノにしました。村山選手がデビュー当時から得意としている、払い腰も見られました。しかし2R、菊入選手の逆襲に遭います。

「反対にやられてしまいましたね。でも強い一発はもらっていませんでした。もらっていたら、そこで試合が終わってしまう相手ですけど(苦笑)」

――2Rは村山選手がケージに押し込まれる展開が多かったですね。

「前に出てくる力が強かったです。特に、ケージに押し込んでくる力が強い。練習相手が安藤晃司選手やISAO選手といった強い人たちだからだと思いますが、いろんな対応力も高かったです」

――オープンスコアリングでは、1Rが村山選手で、2Rが菊入選手となり、最終回を取ったほうが勝つ展開となりました。

「3R前の気持ちは、そこまで深くは覚えていないんですけど、もちろん『取り返す。このラウンドを取りに行く』という意識は強かったです。何としてもテイクダウンを奪おうと。結果的にグラウンドへ持ち込むことができたので、出し切れたかなと思います」

――アンブリーズ戦と比較して、菊入戦での手応えはいかがでしたか。

「あの試合は手応えよりも、とにかく苦しかったです(苦笑)」

――なるほど。そして前戦から10カ月、ここまで試合をしていない村山選手に対して、菊入選手は今年6月、三浦広光選手にKO勝ちしています。

「自分自身の試合間隔については、心配はしていません。でも菊入選手は、僕が負けている三浦選手をKOしているので……。菊入選手は打撃の距離感とか、もともと良かったとは思うんですけど、僕と試合をした時よりもさらに磨かれているような印象です」

――KO勝ち直後、菊入選手から再戦をアピールされたことについては?

「PPVを見ていました。ビックリはしなかったですね。ありがたかったです」

――ありがたかったとは、どういった気持ちだったのでしょうか。

「菊入選手は上位ランカーですし勝ち方も良かったので、客観的に見ていて、次の試合はタイトルマッチなんだろうなと思っていました。その相手に僕を指名してくれて……もう一度タイトルマッチのチャンスをもらえたのは、嬉しいです」

――では、再戦となるタイトルマッチは、どのように戦いたいですか。

「菊入選手だけではなく、自分もさらに強くなっていると思います。ただ、自分はキレイに勝ちきるタイプではありません。粘り強く、泥臭く――そんな戦いのなかで、チャンスがあれば極め切りたい。苦しい試合のなかで勝ちたいですね」

――粘り強く、泥臭く……まさにガッツマンの合宿で得た強さですね。

「そうですね。極めきることができれば、それが良いんですけど――何より勝つことが第一です。自分は組みにしても打撃にしても、瞬発系ではなく粘り系だと思っています。練習も、そういう内容になってきます。次の試合では、そんなベテランの味を見せたいですね」

――試合まで1週間を切っていますが、もう練習は終えているのでしょうか。

「いえ、まだ練習は続いています。もう少し確認したいところがあるので。今回はタイトルマッチで5R制――長丁場の試合になりますから」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ Pancrase324対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太(日本)
天利優介(日本)

<フェザー級/5分3R>
上田厚志(日本)
鹿志村仁之介(日本)

<フライ級/5分3R>
赤崎清志朗(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級/5分3R>
石井涼馬(日本)
大城正也(日本)

<フライ級暫定KOPC/5分5R>
[王者]小川徹(日本)
[挑戦者]上田将竜(日本)

<暫定女子フライ級王座決定戦/5分5R>
NØRI(日本)
端貴代(日本)

<暫定ウェルター級王座決定戦/5分5R>
NØRI(日本)
端貴代(日本)

<ウェルター級/5分3R>
菊入正行(日本)
村山暁洋(日本)

<ストロー級/5分3R>
野田遼介(日本)
山北渓人(日本)

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹(日本)
内村洋次郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
ジェイク・ムラタ(日本)

<フェザー級/5分3R>
名田英平(日本)
狩野優(日本)

<ライト級/5分3R>
高橋“Bancho”良明(日本)
平信一(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
新谷琴美(日本)

<ストロー級/5分3R>
高島俊哉(日本)
リトル(日本)

<フライ級/5分3R>
井島裕彰(日本)
谷村泰嘉(日本)

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ABEMA MMA PANCRASE Pancrase324 三浦広光 村山暁洋

【Pancrase324】菊入正之と暫定ウェルター級KOPC、村山暁洋─01─「ガッツマンの合宿があったから今も」

【写真】10カ月振りのファイトが、菊入との再戦で暫定王座決定戦となった (C) KEISUKE TAKAZAWA

17日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase324で、村山暁洋が菊入正之とのウェルター級暫定王座決定戦に挑む。
Text by Shojiro Kameike

2016年3月にパンクラスで同級のベルトを巻いている村山だが、初防衛に失敗して無冠に。あれから5年、昨年12月に一度下している菊入との再戦で、暫定ながらベルトを巻くチャンスを得た。

2004年プロデビュー、現在41歳とベテランの域に達した村山に、この5年間はどのような想いを持って戦っていたのか訊いた。


――17日、ウェルター級暫定王座を賭けて、菊入正之選手と再戦を行うことになりました。村山選手にとっては2016年10月、三浦広光選手に判定負けを喫し、ベルトを失って以来5年ぶりのタイトルマッチとなります。

「ベルトを巻いていたのは、かなり前のお話になりますね(苦笑)。確かに一度はベルトを持っていたのですが、今回はそのベルトを取り返すということではなく、新しく挑戦するという気持ちです」

――ここまでの5年間は、村山選手にとって、どのような期間でしたか。

「長く格闘技を続けていると、もちろん年齢的な影響も出てくるとは思います。でも、今でも新しい発見があるし、自分の中ではさらに強くなっている気はします」

――三浦戦以降も3敗を喫するなど、苦しい期間ではなかったのでしょうか。

「実は――負けてはいますけど、J.J.アンブローズ戦では自分なりに手応えを感じていました」

――2019年6月、J.J.アンブローズに判定負けを喫していますが、その時につかんだ手応えというのは?

「1Rにダウンを喫して、以降は記憶が飛んでいるんですが、そんな状況でも終盤は盛り返すことができていました。たとえば三浦選手との試合は、最終ラウンドにもっと攻めることができたと思うんですけど、相手のジャブをもらってジリ貧になってしまいましたよね。手塚選手との試合(2018年12月、手塚裕之に判定負け)でも、同じ展開で負けています」

――それが、アンブリーズ戦では違っていたということですね。

「はい。自分が最後まで攻めることができました。それは大きかったです」

――村山選手といえば、常に左ジャブを起点として、右ストレートや投げの展開につなげることが多かったと思います。しかし、ここ数年は得意の左ジャブを出すより相手に先手を打たれ、ペースを掴むことができなかったのではないかと。

「打撃が強い選手を相手にして、自分の左ジャブがダメだった場合の対応ができていませんでした。作戦的な幅、技術的な幅が足りなかったです」

――しかしタイトルマッチに向けて、その点も改良できているのでしょうか。

「そうですね。今41歳なんですが、この年齢になっても成長できています。MMAだから、ファイトスタイルも1つではなく、いろんな手段がありますよね。それがMMAの魅力だと思いますし」

――なるほど。村山選手のSNSを見ても、そして今のお話を聞いても、MMAを楽しく続けているんだろうなと感じます。決して楽観的な意味ではなく。

「楽しく……それはあると思います。楽観的かもしれないですけど(苦笑)。でも、打撃のダメージがあるわけではないですし、引退とか考えたこともありません。楽しいというのは、自分の道場(暁道場)を作ったことも大きいかもしれないですね」

――なぜ自分の道場を持とうと思ったのでしょうか。

「暁道場を立ち上げたのは2015年ぐらいだと思うんですが、もともと所属していたガッツマンとは別に、格闘技の練習会をやっていて。そんな時に、自宅の近くに安い物件があったので、そこを借りて常設道場にして今に至ります。まだプロ選手は出ていませんが、道場生も強くなってきているし、それが楽しいというのはあります」

――自身の道場を立ち上げると、現役選手としての活動を並行してできるかどうか。そんな不安はなかったですか。

「そういうのは、なかったです。今も試行錯誤しているところではありますけど、僕の練習時間を確保するため、協力してくださる方もいます。一方で、僕も指導しながら、自分が身につけているものを再確認できたりと、相互作用があるので」

――では現在、どのような練習スケジュールを送っているのでしょうか。

「今はガッツマン、CAVEさんで、それぞれ週1〜2回。あとは暁道場の若手と一緒に練習したり、ガッツマンの選手が暁道場に来てくれたりしていますね。もちろん今でも、基本的に苦しい時もあります。現役選手として練習しているわけですから。でも、昔やっていたガッツマンの合宿のこととか考えると――」

――厳しいことで有名だった、ガッツマンの合宿ですね。

「もう10年ぐらい前ですよね。千葉とか山梨に行って、合宿という名のとおり泊まり込みで、1日2~3回の練習を行っていました。もう泊まり込みの合宿はなくなりましたけど、その後は通い合宿という形で、同じような練習をしていましたね。今思えば、ありがたかったです。あの合宿があったから、今も現役を続けられているのかなって思います。参加すれば、他の競技で実績のない人でもMMAで強くなれる。そういう合宿でした」

――――そういった苦しさは、若い時しか経験できないことかもしれないです。

「あれからもずっと、桜田(直樹)先生に教えていただいていますし、一緒に練習してくれている仲間や道場生がいます。そういう人たちに喜んでもらうために、次の試合は絶対に勝ってベルトを巻きたいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【Pancrase324】続々、カード発表。暫定王者=小川✖上田トリロジー。井村はジェイクと真価問われる一戦

【写真】井村✖ジェイク。ジェイクのジェイク・シールズ地獄に対し、井村の柔術ベースの寝技という組技の構図は楽しみだ (C)MMAPLANET

26日(木)、パンクラスが10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催するPancrse324の追加カードとして井村塁✖ジェイク・ムラタのバンタム級の一戦を発表した。

暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代、ウェルター級暫定王座決定戦=菊入正行と村山暁洋に続き、フライ級でも暫定王者に認定された小川徹が、上田将竜の挑戦を受けることも決まるなど、連日のように新たなカードが明らかとなっている同大会。


5月の暫定王座決定トーナメント準決勝で小川は秋葉太樹に勝利し、上田は猿飛流に判定負けしていた。ところが王座決定戦に挑む予定だった猿飛流が負傷したため、パンクラスでは小川のトーナメント決勝を不戦勝とし、暫定王者に認定した。

その小川が暫定王座防衛戦として、過去0勝2敗(※1戦目は2017年8月にスプリット判定負け。2度目は2018年12月にハイキックでKO負け)の上田を相手に3度目の正直を目指す。

また上田としてもタイトル挑戦は先の決定トーナメント、2019年7月に暫定王座決定戦で翔兵に敗れており、これが3度目の正直となる。

さらに内村洋二郎が昨年11月のRIZIN参戦以来11カ月振りも実戦で透暉鷹と対戦するカードも決まっている。内村のパンクラス参戦は昨年2月──パンデミック前、1年8カ月振りの参戦となる。対する透暉鷹は、5月のRYO戦で十中八九勝利を手にしておきながら、残り1秒でギロチンにより、大逆転負けを喫して以来の再起戦となる。

今やJ-MMAにおいて、決して多くない王座防衛戦を行うISAOという座標軸があるパンクラス・フェザー級戦線だけに、上を目指すうえでベテラン相手に、遅れを取ることは許されない透暉鷹だ。

そして今日発表された井村とジェイクの一戦は、マニアックファン垂涎の一戦だろう。井村はデビュー以来、5試合連続フィニッシュ勝利中の期待の新鋭。対してジェイクはパンクラスでは昨年10月に、神田周一に通好みの渋い試合で勝利したものの、2カ月後にはNEXUSで森山壱政に敗れている。ジェイクとしては、寝技勝負ができる相手だけに意地を見せたい戦い。井村としてもジェイクのようなねちっこい、しぶとさのある相手と戦うことで、そのフィニッシュ力という部分で真価が問われる一戦となる。

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News Pancrse324 ブログ 山北渓人 村山暁洋 菊入正行 野田遼介

【Pancrase324】菊入✖村山で暫定ウェルター級王座決定戦。Road to ストロー級王座=野田✖山北も!!

【写真】 剛のMMAと柔のMMA、どのような試合展開になるか(C)PANCRASE & KEISUKE TAKAZAWA

17日(火)、そして本日18日(水)とパンクラスから10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるPancrse324の追加カードが明らかになっている。

17日の発表では暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代に続き、ウェルター級でも暫定王座決定戦が組まれることが決まった。


正規王者の手塚裕之がONE参戦中のウェルター級もライト級、フライ級、女子フライ級に続き暫定王座が設けられることとなり、菊入正行と村山暁洋がベルトを賭けて戦う。

この両者、昨年12月に対戦しており村山がウェルター級転向後の菊入に唯一の黒星を与えている。11カ月振りの再戦となるが村山に敗れた菊入は、キャリアベストといえる勝利を6月の三浦広光戦で手にしている。

三日月蹴りでのフィニッシュ以上に、三浦の打・投の圧に負けずに、菊入は戦い抜くことができたことが大きい。

圧をかわすことを覚え、圧に屈しないMMAができるようになれば、肉体的なポテンシャルは抜群な菊入だけに、前回の試合を当たり前のようにできるようになれば、今後への期待度も群と上がる。

KEISUKE TAKAZAWA(C)

この進化を確認するためにも重要な暫定タイトル、いや村山との再戦となる。対して村山は前回の試合では、テイクダウンを非常に効果的に決めたのが勝因だ。

その村山に対し、菊入は打で圧をかけることができるか。あるいは前回の対戦のイメージが残っており、テイクダウンをまずは警戒して試合に入るのか。村山が自分の形でテイクダウンを仕掛けるのは、打撃で後手に回っていない時だ。

前に出ようが、下がろうが、どちらが自分の打撃を使うことができるか。そこが組みの展開にも大きな影響、そして勝敗の鍵を握ってくるに違いない。

18日のプレスリリースでは、ストロー級で野田遼介✖山北渓人戦の発表があった。ストロー級戦線でタイトル挑戦直前といえる両者の対戦は、Road to ONEのける修斗勢との対抗戦で明暗を分けた過去がある。

野田は2019年9月のRoad to ONE01で木内SKINNY ZOMBIE崇雅に96秒でKO負け。対して山北は今年2月のRoad to ONE04で安芸柊斗からTKO勝ちを収め、一気に注目度を上げた。

続く6月の尾崎龍紀戦では倒して、相手の背中をマットに着かせるレスリングの技術と、背中をつかせてからのトランジッション&サブミッション=見事なコントロールを見せて、最後は腕十字で一本勝ちを手にしている。

その尾崎戦前から、今後に関して野田に勝ってタイトルを狙うことを宣言していた山北に対し、野田はある程度のコントロールを許す覚悟で、極めへの気配を嗅ぎ取ることができるかどうか。

グライディングへのカウンターが、勝利への鍵となる野田。

今後のキャリアアップを考えると、山北というファイターに対し、どれだけ極め技師として天性の嗅覚を持っているか──が問われるマッチアップとなる。

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J-CAGE Pancrase320 Report ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】「若手の壁」。村山暁洋がレスリング&柔道でテイクダウンを奪い、菊入正行を退ける

【写真】菊入は打撃で十分に圧力を掛けることができず、組み負けた (C)KEISUKE TAKAZAWA

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320レポート。

最終回はメインイベントのウェルター級3回戦、村山暁洋✖菊入正行の模様をお伝えしたい。ベテラン✖若手、柔道スロー✖打撃戦が迎えた勝負の行方は──。

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
菊入正行(日本)

左ジャブを伸ばす菊入が、一旦間合いを外して跳びはねる様なステップを踏む。そこから左ジャブを見せ、村山も左を合わせようとする。組んだ村山がケージに菊入を押し込む。

離れた菊入は左を伸ばすが、村山が右フックを届かせる。菊入はローを蹴り、ジャブからワンツー、そして右ローを続ける。

残り1分、村山がシングルレッグから逆の足を払ってテイクダウンを決め、ケージ際に移動した菊入を立たせないで背中をつけさせる。

菊入はがぶられながら立ち上がるが、ケージに押し込まれ──村山が離れた直後に時間となった。このテイクダウンがきき、初回は村山が3-0でリードした。

2R、圧力を高めた菊入はワンツー、ここから慎重に間合いを見て右ストレートもまだ距離はあっていない。それでも前に出てくる村山に左を合わせ、続く組みには逆にボディロックを取りケージに押し込む。

ワキを潜りバックを狙う菊入、許さなかった村山だがケージに押し込まれた状態が続く。

菊入が離れると、村山はシングル。初回と違い頭を押し、フレームを作って離れた菊入が右を当てる。続く組みの展開でもボディロックで押し込んだ菊入が、ボディにヒザを2つ入れる。この直後に離れた村山の組みを切った菊入は残り30秒でシングルを切り、右を当てると、払い腰をボディロックで切り返しジャッジ3票を取り返した。

最終回、まず菊入が右ロー、続いて左ジャブを届かせる。さらに右を当てた菊入は、大外刈りを察知して離れるが、直後にダブルレッグ&小外掛けでテイクダウンを許してしまう。

ケージ際に移動した菊入だが、左足を束ねられ、アンクルピックから腰をコントロールされる。頭を押し、右を差して立ち上がった菊入は離れて、自ら組みへ。

ここで離れた菊入だが、組んだ村山は払い腰を決め、そのままマウントに入る。背中を見せても逃げることができず、両足をフックされた菊入は腹ばいから、上を向きなおす。

潜りにパンチを当てた村山は、立ち上がってきた菊入をギロチンに捕らえる。頭を抜いた菊入は打撃勝負に逸るが、大外で尻もちをつかされ、セコンドの離れろという声にも組みに行ってしまう。

残り30秒、村山が組んでケージに押し込むと、離れて左ハイからパンチ勝負でも一歩も引かず、29-28✖3で判定勝ちを手にした。

組み勝った村山は、「今日は厳しい状況なんですが、応援いただきありがとうございました。若手の菊入選手、凄く強かったですが、これからも若手の壁として跳ね返していきたいと思います」と話した。


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Interview J-CAGE Pancrase320 ブログ 安藤晃司 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】村山暁洋戦へ、菊入正行─02─「パンチでダウンを取りたい」&安藤晃司「打撃力は高い」

【写真】師も認める打撃の強さを、どのように試合で魅せることができるか (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のメインで、元KOP村山暁洋と対戦する菊入正行インタビュー後編。

勝利、倒す、魅せる試合──ウェルター級の元チャンピオンとの対戦に向けて、様々な想いを巡らせる菊入の心境と共に、師である安藤晃司の彼への言葉を紹介したい。

<菊入正行インタビューPart.01はコチラから>


──中村勇太選手とはもらいながら当てる打ち合い、高木健太選手とは貰わないことを第一にして手数も減った試合でした。菊入選手とは、どちらのタイプのファイターなのでしょうか。

「自分はトップ選手ではないですし、理想の形とかでなく……でも打撃では負けたくないです。と同時に組み技、下でもいける選手ではありたいと思います。本来は華のある打撃戦をして、初回から攻めて見てくれる人が楽しんでくれる試合をしたいとは……思っています。

だから中村選手、高木選手との試合は……どちらも全く納得していないです。高木戦は『絶対に勝たないといけない』という考えが大きくて、手堅くなってしまいました。高木選手は一発で試合をひっくり返すことができるので──。一発のある怖い選手なので、自分の打撃でプレッシャーを掛けることができても、前に出て一発もらうとやられるという風に考えていました」

──本来は勝つことが一番なのですけどね。

「安藤さんも『勝つことが大事』という教えですので、その教えを守って戦いました」

──では村山選手の印象を教えてください。

「柔道ベースで腰が重い選手ですけど、打撃でもダウンを奪える選手です。足を止めないように戦って、自分の距離を潰させないようにパンチを当てていきたいです。実は自分はデビューした時から、お客さんに喜んでもらえる試合をしたいとは意識していたんです。

だからパンチでダウンを取りたいんです。ただ……正直言えば、今は勝つことで精いっぱいなんです。前回の試合は……自分でも思うところはたくさんありましたし、回りからも『なんで行かないんだよ』とも言われました。

だから、そこを挽回したいという想いはあります。安藤さんの教えを守りつつ、自分の武器はリーチを生かした打撃なので、そこでしっかりとダウンを取れる試合をしたいです」

──パンクラス・ウェルター級王者の手塚裕之選手はONEと契約中です。今後、目指すところは?はどのように考えていますか。

「出たい大会はRIZIです。ONEよりもRIZINに出て、まずは日本で知名度を上げたいと思っています。そのためにもパンクラスのベルトが必要ですが、どうなるのか。手塚選手が返上するなら、誰とやるんだろうっていうのはあります……村山選手は元チャンピオンですし、まずここを勝ってからですね。

これからは勝つことも大切ですが、魅せる試合もしていきたいと思っています」

師・安藤晃司の菊入正行評

「ライト級時代はやはり減量苦に尽きたかと思います。パフォーマンス、コンディションを上げる為のウエイトカットと言うよりは、体重を合わせる為の減量になり結果 目的が体重を作る事がメインになっていたのだと思います。これは指導者である自分の責任が多いかと思います。

そして、ウェルター級の菊入は──これまで数多くのウェルター級、ミドル級の日本人トップファイターと練習してきた自分ですが、その目線から見ても彼の打撃力という部分は高いと思います。上位にきます。ただ、それと同等以上に改善しなければいけない部分もありますし、その一つの自信が仇にならぬよう先を目指してもらいたいです」

■Pancrase320対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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【Pancrase320】対戦カード メインカードは一貫して、サバイバルファイトが並んだ2020年最終大会

【写真】村山にとってもウェルター級トップファイターの一角に居続けるためにも、落とせない一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

2020年12月13日(日)
Pancrase320
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
12月13日
午後2時00分~ TIGET LIVE

■ 対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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Interview J-CAGE Pancrase320 ブログ 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase320】元ウェルター級KOP村山暁洋と対戦、菊入正行─01─「ライト級に落とすことは、ない」

【写真】7月は前日計量の77キロ=ウェルター級で戦った (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase320のメインで、菊入正行が元KOP村山暁洋と対戦する。

ライト級でフィジカルモンスターと見られていた菊入だが、ウェルター級に転向し、7月の中村勇太戦に続き、9月には当日計量の84キロで高木健太を破っている。

1年半前まで70キロに体重を落としていた菊入は、今や84キロで戦う。階級アップと現状階級での体調面など今回に試合に関してだけではなく、菊入のMMAファイター人生を振り返ってもらった。


──村山選手との試合が日曜日に迫ってきました。現在の調子はいかがですか。

「メチャクチャ良いです。体重の調整がないので、ギリギリまで練習して疲れも抜けてきているという感じです」

──昨年7月の岸本泰昭選手との試合まではライト級で戦い、コロナ禍以降になると7月は北米ユニファイドのウェルター級、9月は実質1階級上で当日計量のウェルター級と3試合で3度とも体重が違います。そして、その差は13キロです。

「ライト級の時は正直、試合の1週間前でも体重を落とすころばかり考えていました。まず計量にパスしないと試合を戦うことができないので、減量ばかり意識して。練習にも集中できていなかったのが、正直なところです。

70キロで戦う……あの減量は自分には向いていなかったと思います」

──当時は安藤選手の愛弟子らしく、ハイパー・ダイエット&ハイパー・リカバリーをして、そのアドバンテージがあるのかと思っていました。

「いやぁ、メチャクチャしんどかったです。何よりもショートスパンで試合ができなくて、あれだけ試合間隔が空いてしまうとなかなか試合経験を詰めなかった。そこが階級を上げた一番の要因ですね」

──確かに今年は7月からの5カ月で3試合目ですしね。ライト級で戦っている時で、普段の体重は何キロぐらいだったのですか。

「試合後は90キロぐらいになっていました(苦笑)」

──えっ!! では20キロの減量が必要だったのですか。

「普段からもう少し軽くしておくべきなのですが、試合が終わって体重を気にしなくて良いという状態になると、食いだすと止まらなくなってしまうような感じでした。だから夜でも目が覚めて、冷蔵庫を漁ってしまうようなこともあって。

これはダメだって思いました。最後のサウナに入る前で残り5キロとかだったのですが、74キロや75キロになる時点でもう水も抜いていたので、ヘロヘロの状態でした」

──それは……危険です。

「危なかったと思います。本当に……。ケガも凄く多かったですし」

──北米形式のウェルター級での減量というのは?

「体重をそこまで考えないで良い状態だと、心にも余裕が出て。より良い練習ができるようになったのは確かです」

──さらに当日計量の84キロ。コロナ禍で一時的な階級がパンクラスでは採用されるようになりました。

「今回の試合もそうですね。まだ84キロというのは1試合しか経験していなくて、前の試合では組みの展開がなかったのでどうなっているのかはまだ掴めていないです。ただ、対戦相手も大きく落としてくるわけではないので、打撃ではパワーの差とかはなかったですね」

──1年半前は70キロだったというのが、やはりおかしな話だったのかと。水抜きして77キロと、当日計量の84キロの差もまだ分からない形ですか。

「そうですね、84キロだと練習をしていると自然と落ちていますしね。本来は77キロでどこまでできるのかというのを試してみたいです。それとライト級に落とすことはもうないです(笑)。

前日計量で77キロ級まで落として、リカバリーする。コロナが収束すれば、そうしていきたいと思っています」

──なるほど。そんな菊入選手ですが、もともとMMAを始めたのはなぜなのでしょうか。

「大学の時にアマでキックボクシングをやっていたのですが、一度重い盲腸になってしまって──2カ月ほど入院しないといけないことがあったんです。その入院中に暇だからUFCの映像をよく視ていて、寝技に興味を持つようになりました。そうなるとキックボクシングを続けるモチベーションを保つことが難しくなり、それがきっかけで和術慧舟會東京道場に入会したいんです。

大学2年生の時なので、19歳──6年ほど前ですね。ただ、ケガが多くて実質のところは4年ぐらいしか練習はできていないですね」

──慧舟會東京道場とはつまり現在所属するネバークイットの前身で、岡見勇信選手をはじめ錚々たるメンバーが練習していた場所でした。

「田澤(康宏)さんが一般会員のキックの指導をしてくれたり、岡見さんのクラスもありました。まだプロ練習には参加できる力がなかったですが、安藤さんが育成クラスという形で、僕や櫻井(裕康)君の面倒を見てくれていました」

──そのままネバークイット所属に、と。先ほど、ケガが多いという話がありましたが、東京道場時代の面々や安藤選手のプロ練習でのスパーリングのガチさは有名です。

「アハハハハ。愛があって、ボコボコにしてもらっていました」

──安藤選手は菊入選手の成長を凄く喜んでいましたが、スパーリングで向き合ってもエゲツナイ圧力ではないでしょうか。

「本当に怖いです(苦笑)。最初は打撃出身だったし、ある程度の自信があったのですが、そんなもんは安藤さんにぶち壊されました(笑)。あのジャブを前にすると、全く中に入ることはできなかったです。

昔はアレを8Rやってから、寝技を6Rとかしていたのですが、今は5Rのほどになり集中してやっています。そうですね、週に2度──安藤さんとのスパーリングの日があるのですが、今は指導で忙しいはずななのに、メチャクチャ強いままです(笑)」

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