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【DEEP112】福田龍彌、宇田悠斗戦へ「人間関係も含めて断捨離して、MMAに没頭できる環境を」

【写真】福田は語ることができるファイターだ (C)SHOJIRO KAMEIKE

今週末11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112で、いよいよフライ級GP準決勝戦が実施される。1月13日には都内で抽選会が行われ、福田龍彌が宇田悠斗と対戦することが決定している。
Text by Shojiro Kameike

元修斗世界王者として、福田はGPの優勝候補の1人であっただろう。しかし1回戦の杉山廣平良戦、2回戦の安谷屋智弘戦では思わぬ苦戦を強いられる場面もあった。対して、修斗世界ランカーとして参戦した宇田は、ここまで2試合連続KO勝ちを収めている。経験の福田、勢いの宇田――そんな見方も決戦を前に、福田が2021年からの環境の変化と、対戦相手について語る。


――1月13日にDEEPフライ級GP準決勝の抽選会が行われ、対戦相手が宇田悠斗選手に決まりました。試合に関するお話の前に、フライ級GPの抽選会は毎回和気あいあいとしていますね。

「アハハハ、そうですね。あんまり殺伐とした空気ではないです。僕としてはGPで対戦相手は誰でもいいんですよ。ビュッフェのように、目の前にたくさんの料理が並んでいる。でも自分の前にどの料理が出されるか分からない、みたいな(笑)。勝っていけば次々と料理が出て来るっていうのが今の状態ですね。れよりも、準決勝の抽選会は病み上がりだったほうがキツくて」

――年末年始は体調を崩していたのですか。

「年明けから風邪をひいて、4日間ぐらい寝込んでいたんですよ。熱はないし練習は始めていましたけど、それほどハードに動くのはまだ無理で。だから、抽選会の時はグッタリしていただけというか(笑)」

――アハハハ、それが殺伐とした雰囲気がなかった要因の一つでもあったのですね。とはいえ、時期的に体調を崩した際は新型コロナウイルスかどうか心配になりませんでしたか。

「あぁ、そうですね。検査もあるので大丈夫ですし、何より僕はコロナって罹るもんやと思っているんですよ。罹ったら罹ったで仕方ない。こういう言い方をしたら、コロナに罹って苦しんでいる人に申し訳ないけど……」

――今もなお、これだけ新型コロナウイルスに感染している人が多い以上、その覚悟を持っている必要はあるかと思います。

「僕が住んでいるところってテレビも地デジ対応範囲外やから、コロナ禍に関する情報も少なくて」

――えっ!? 前回のインタビューで京都市の中心部から離れたところに引っ越したとはお聞きしましたが、まさか地デジが映らない場所とは……。

「だからニュースを見るのも、練習のあとサウナに寄った時ぐらいで。といっても、夕方やとだいたい大相撲が流れているので、そんなに見ていないんですけどね。家にWi-Fiは通していて、情報はSNSから得るっていうぐらいです」

――なぜ京都の街中から、そのような場所に引っ越したのでしょうか。

「ジムから車で50分くらい行った山奥に住んでいます。いつでもMMAができる環境を、当たり前のものにしたくなかったというか。ずっと会社に勤めながらMMAをやっていたんですよ。だからってMMAを片手間でやるものにしたくない。……コロナ禍になって、MMAだけじゃなく世の中全体について考えさせられました。みんなが日常の中で当たり前やと思っていることが、すべて必要なわけじゃないことが分かってきて」

――会社に出社することなくリモートワークが多くなったのも、コロナ禍による変化の一つでした。

「それで言うと、会社に出社しないから人付き合いも減ってきました。仕事があって、人付き合いもあったうえで、練習もせなアカン。でも京都市内に住んでいると、それが当たり前にできてしまうわけですよ。すると仕事の合間に練習する……MMAが片手間になりかねなくて。そのなかで、僕はジムに来ることを特別にしたかったんです。格闘技を生業として、ジムで練習することも仕事の一つにしたかった」

――そのために会社も辞め、地デジが映らない場所に移ったのですか。

「1日1日、ちゃんと目的を持って生きる。ジムに来るのも毎回しっかりと目的を持つ。で、仕事が終わったら家に帰って、のんびりする。それが仕事じゃないですか。ちょうど子供が生まれた頃でもあったんです。子供に都会から離れたところで、ノビノビと育ってほしいという気持ちもありました」

――ただし、地デジが映る場所でも、そういった生活はできるわけですよね。

「テレビもいらんと思うようになったんですよ。今は別にニュースが教科書ってわけじゃなく、『コレってどうなんやろう?』というようなニュースも多いじゃないですか。そういうのを見てると、試合前のメンタルにも響くことがある。なんて考えると、テレビもいらんなと思って。それやったら映画を見ているほうが良いし、映画やったらネットで見られるので。人間関係も含めて断捨離して、MMAに没頭できる環境を創ろうと思いました」

――それは福田選手にとって格闘技のルーツでもある、タイでの生活につながる部分もあるのでしょうか。

「あぁ、そうですね。もともと僕は京都の嵐山出身で、ひぐらしの声が聞こえるような場所やったんです。ゲーセンもないし。かといって家の中でゲームをするわけでもない。だからゲームを通じてとかじゃなく人と人とが直接関わり、その人に興味を持つことができる環境でした。逆に都会の高校へ行ったら、そんなに友達もできんくて(笑)。

そんななかで中1の時にタイへ行ったじゃないですか。言葉も分からん状態で、身振り手振りや表情で相手が言っていることを悟るしかない。その経験が一番良かったです。おかげで言葉を信用しないというか、言葉ではこう言っているけど相手の表情や雰囲気で本心を探ることができる。そういう相手の心に対して敏感になりました。

タイから日本に戻る時、みんな言葉も分からんのに、すごく悲しんでくれて……。人って本当に悲しい時は、こんな表情するんやなってことも分かったし。そういう経験があったからこそ、コロナ禍のなかで『都会の人間関係って薄っぺらいもんやな』と思っちゃったんです」

――……。

「それで生活環境を変えて、DEEPに出るようになったのが2021年のことです。僕にとっては、2021年ってすごく大きな年やったんですよ。さらに2022年は5試合して、すべて勝つことができて良かったです」

――そんななかで、昨年12月に柴田MONKEY有哉選手が杉山廣平選手を下したあと「DEEPのベルトが欲しい」と発言しています。当日、福田選手は来場していました現在フライ級GPが行われているなかで、GPに参戦していない柴田選手の発言をどのように思いますか。

「あぁ、それですか(苦笑)。もともと僕は『チャンピオンでいたい』と思っていないので、ベルトに興味はないです。でもベルトに興味がある人はあるんやろうと思っています。ただ、もし彼にベルトを獲りたいという強い気持ちがあったなら、GPに出るのが一番の近道やったんじゃないですか。すごく良い選手やし、本人のことも嫌いなわけじゃないですよ。試合(杉山戦)もエエ内容でした。でもTPOはわきまえないとアカンよね、って思います。

彼は彼で手術したためにGPに出られなかったという事情があったんでしょう。でも僕は骨折しても出たから(昨年5月のビョン・ジェウン戦で拳を骨折し、GP1回戦の杉山戦に臨んでいる)。杉山戦の前は握力を測ったら20キロもなくて、測った病院でメッチャ笑いましたよ」

――えっ、握力が20キロ以下とは……。

「でもGPに出ると決めたら、それぐらいの気持ちでやっていますよ。これを言ったらアカンかもしれんけど、極論として『GPだから何!?』とすら思います。自分も怪我や骨折、手術もしたりしました。その時に『MMAをやりたくても、できひん』という気持ちが分かったんですよね。とにかく戦いたい。それだけです。だから次の相手――宇田君って本当の良い相手じゃないですか」

<この項、続く

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DEEP o RIZIN パンクラス 中村大介 伊藤裕樹 宇田悠斗 岩本達彦 本田良介 杉山廣平 福田龍彌

【DEEP】DEEP OSAKA IMPACT 2022 4th&5th ROUND試合結果

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12月19日に大阪・コレガスタジオで開催されたDEEP OSAKA IMPACT 2022 4th ROUNDと5th ROUND。DEEPお得意の昼夜興行はそれぞれのメインカードにはナンバーシリーズと遜色ないビッグマッチが組まれました。

まず4th ROUNDではRIZINの常連と言っても過言ではない中村大介(夕月堂本舗)がパンクラスのフェザー級ランキング3位につける岩本達彦(BLOWS)と対戦。図らずも実現したDEEPとパンクラスの対抗戦。試合は2Rで中村がヒールホールドを極めて一本勝ちを飾りました。

中村の極めの強さは言わずもがな。それでも臆せずグラウンド勝負を挑んだ岩本もアッパレと言っていいでしょう。下からのバギーチョークであわやの場面を作っており、負けてなお強しの印象。群雄割拠のパンクラスフェザー級に戻るのか、DEEPに継続参戦するのか。2023年の去就に注目が集まります。

続いて5th ROUNDのメインでは現在GPが開催中のフライ級屈指の好カード。柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)と杉山廣平(SPLASH)が激突しました。打撃がキレる杉山に対して寝技師の柴田という構図。2Rに入って自ら下になってグラウンドに引き込んだ柴田。そのまま三角絞めで絞め上げて見事一本勝ちを収めました。

タイミングが合わずGPには間に合いませんでしたが、DEEPフライ級トップクラスの実力は揺るがないようです。いきなりGP王者とタイトル挑戦というのは違和感がありますが、ベスト4に残っている伊藤裕樹、宇田悠斗、本田良介、福田龍彌、誰と対戦しても面白い試合になるのは間違いありません。ダークホースに躍り出た柴田がフライ級の地図を変えるか。GP勢に対してどう絡んでいくのか楽しみです。
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DEEP DEEP Osaka Impact2022#05 MMA MMAPLANET o   杉山廣平

【DEEP Osaka Impact2022#05】杉山廣平を三角絞めで下した柴田“MONKEY”有哉が、KY挑戦アピール!!

【写真】最後はしかり左腕を送って柴田はタップを奪った(C)SHOJIRO KAMEIKE

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
Def.2R3分24秒by 三角絞め
杉山廣平(日本)

左前蹴りの柴田、右を合わせていく杉山は右ローを決める。さらに右を振るう杉山に対し、柴田は左ミドルもキャッチされる。リリースした杉山が左ボディショット、テイクダウン狙いを切って逆にバックに回る。

柴田の背中をつかせてクルスフィックス状態からトップを取った杉山は、ラバーからオモプラッタに入られる。立ち上がって腕を抜いた杉山は、 クラブライドを許さず前を向きなおす。ガードを取ったままの柴田はローを蹴られた直後に、一瞬にしてレッスルアップからダブルレッグでリバーサル──トップを奪う。

杉山はクローズドからリストを取っていくが、振りほどいた柴田は右エルボー、左右の掌底を打っていく。このまま柴田が上、杉山が下の状態で初回が終わった。

2R、柴田がジャブを伸ばし、杉山は右ミドル。ハイにも前に出てワンツーを打ち、逆に杉山がハイを狙う。柴田のテイクダウン狙いを切った杉山は、ダブルジャブを被弾もジャブを返す。右ミドルを掴まれパンチを許した柴田は、前方回転で足を抜いてキャンバスに寝転ぶ。誘い乗らず杉山が立って待つと、スタンドに戻った柴田にワンツーの右を効かせる。

柴田はダブルレッグからフリップ狙いも、杉山が譲らずトップに。と、柴田は下になると同時にはラバーから三角に入る。立ち上がって腕を譲らない杉山だが、柴田は足を抱えて力をこめる。ついに前方に姿勢を崩した杉山は、頭を引き寄せられタップした。

「この階級で2度挑戦して、ベルトが取れていないです。でも、欲しくて。佐伯さん、大阪でフライ級でタイトルマッチを組んでくれないですか」──とフライ級GP準決勝進出選手の怒りを買いそうなマイクを勝者は決行した。


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【DEEP Osaka Impact2022#05】杉山廣平戦へ、柴田MONKEY有哉─02─「今の自分ができることを続ける」

【写真】相当にできることが増えているようなので、期待が高まる (C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(日)、大阪市福島区のコレガスタジオで開催される2022年のDEEP最終戦=DEEP Osaka Impact2022#05で杉山廣平と対戦する、柴田MONKEY有哉のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年4月に約3年ぶりのケージ復帰を果たしたものの、その試合で右ヒジを負傷して手術をするまでに至った。あれか8カ月――DEEPフライ級GP1回戦で福田龍彌に敗れたものの成長著しい杉山を相手に、柴田はどのような試合を見せるのか。その答えは、強い相手を倒すこと。ファイターとしてあるべき姿を、柴田が地元大阪で見せつける。

<柴田MONKEY有哉インタビューPart.01はコチラから>


――柴田選手から「一番強い相手」を希望したということですか。

「佐伯さんと『年内にもう1試合したい』という話をしていて、僕から『いま試合ができるなかで、佐伯さんの中で一番評価の高い選手は誰ですか』と聞いたんです。佐伯さんも検討してくれて、杉山選手ではどうかという連絡を頂きました」

――そこで一番強い相手を希望した理由は何だったのでしょうか。

「え、理由ですか……。う~ん……」

――……どうしましたか。

「ファイターやから、もう単純な理由ですよ。強い選手に勝たないと、次につながらないので」

――確かに単純すぎる理由ですし、ファイターとしてあるべき姿かもしれません。ただ、手術してからの復帰戦として、もっと実力差のある選手とのチューンナップファイトを選ぶこともできたかと思います。

「怪我からの復帰戦だから軽い相手を――なんてつもりは全くないです。別に怪我をしようとしていまいと、見ている先は変わらないので」

――まずこれだけの怪我と手術があり、復帰できるかどうかの不安はなかったのですか。

「僕より重い怪我をしても復帰して活躍している選手って、たくさんいますからね。僕は靭帯の損傷ですけど、格闘技以外でも前十字靭帯断裂したスポーツ選手のニュースを見たりしますし。堀口恭司選手も確か、前十字靭帯断裂から復帰していて。それに、これで復帰できなければ、僕もそこまでの選手やったということですよ。あとは僕自身がどうするか――結果、復帰して試合ができることに感謝しかないです」

――それでも昨年4月に復帰戦を行い、その後さらに負傷によって試合間隔が空いてしまいました。そこで自身のキャリアについて考え直すことはなかったですか。

「相手が誰であろうと、自分がインパクトある勝ち方をして、勝ち進んでいくことが大事ですからね。だから負傷があってもキャリアの積み方を変える必要がないし、より強い相手に勝つことのほうが大切です。

もちろん先のことも考えています。でも……DEEPフライ級GPについて『自分が上に行くために戦う必要のない選手と』っていう言い方をしましたけど、何よりファイターとして強い相手と対戦する。その気持ちのほうが強いですね」

――柴田選手もプロデビューから11年、ベテランらしい落ち着きぶりです。

「いやぁ、なんだかんだで僕も年くっちゃいました(笑)」

――アハハハ。グランプリに参加していなくても、杉山選手に勝てば次の相手もGP参戦選手になるかもしれません。そうしていくうちに、気づけばGPで優勝したのと同じようなことに……。

「アハハハ、それはそれでオモロイですね」

――柴田選手と他のフライ級ファイターの絡みは、とても楽しみです。先ほど柴田選手が言われた「キャリアの先に見ているもの」とは何なのでしょうか。

「DEEPのベルトと、RIZINのフライ級です。海外とかは考えていないですね。DEEPのベルトに挑戦するのが先なのか、RIZINで試合をするのが先なのかは分からないけど、まずその2つしか考えていません。だから対戦相手がどうこう、というのはないですね。

まだRIZINでフライ級の試合があるのかどうか、トーナメントをやったりするかどうかも分からないです。大阪で龍ちゃん(福田龍彌)とNavE選手が戦った大会はフライ級の試合も多かったし、今後もフライ級をやるのかなって少し期待したんですけど(苦笑)」

――……。

「ただ、今後どうなろうとも僕が弱い選手やったら、どこも呼んでくれないので。プロモーターからすれば、試合が面白くなくて、しかも弱い選手やったら呼ばないじゃないですか。もし急にオファーがあったとしても呼ばれるように、今の自分ができることをやり続ける。それしかないです」

――その通りですね。では対戦する杉山選手の印象を教えてください。

「気持ちが強い選手ですよね。最後まで気持ちが折れない。打撃でダウンを奪ったりもするし、気をつけないといけないことも多くて、絶対に油断できない相手です」

――前回の福田戦については、どのような感想をお持ちですか。

「龍ちゃんは、しっかり相手のことが見えていましたよね。杉山選手も良い場面をつくることができないながらも、最後までやりきることができるメンタルが凄かったです。これは凄くしぶとい選手なんやろうなって。あとは最近、打撃とテイクダウンも強くなって、どんどんトータルファイターになってきていると思います。自分も良い緊張感を持って、ここまで練習することができています」

――その杉山選手との試合は、どのような内容になると思いますか。

「どのラウンドになるかは分からないけど、フィニッシュしたいです」

――杉山選手はトータルファイターとして成長しているぶん、ディフェンスも固くなっています。それでもフィニッシュできる自信がありますか。

「それでもフィニッシュできると思います。ぜひ楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
12月18日
午後4時00分~Twit Casting LIVE

■ 対戦カード

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
杉山廣平(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
牧野滉風(日本)

<ライト級/5分2R>
田中壱季(日本)
大宮優(日本)

<ライト級/5分2R>
大野“虎眼”賢良(日本)
ディーシー”オーバーマン”クラー(カナダ)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
関本龍翔(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
角野晃平(日本)

<ストロー級/5分2R>
亮馬(日本)
石井涼馬(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
松本レイ(日本)

■DEEP Osaka Impact2022#04 視聴方法(予定)
12月18日
午前11時30分~Twit Casting LIVE

■ DEEP Osaka Impact2022#04 対戦カード

<68キロ契約/5分3R>
中村大介(日本)
岩本達彦(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田拓真(日本)
上田直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷岡祐樹(日本)
八尋大輝(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
ムテカツ(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
井上暉也(日本)

<フェザー級/5分2R>
堂園悠(日本)
桑本征希(日本)

<フェザー級/5分2R>
前薗渓(日本)
斎土泰斗(日本)

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DEEP DEEP Osaka Impact2022#05 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o RIZIN 杉山廣平 柴田MONKEY有哉 渋谷カズキ 福田龍彌

【DEEP Osaka Impact2022#05】「いま出られる選手で、一番強い相手を」GP欠場 柴田MONKEY有哉─01─

【写真】 強い相手に勝つことが格闘家の自己証明だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(日)、大阪市福島区のコレガスタジオで開催される2022年のDEEP最終戦=DEEP Osaka Impact2022#05。まさに2022年のオオトリでケージに足を踏み入れる柴田MONKEY有哉が、杉山廣平と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

柴田は今年4月に地元の大阪で渋谷カズキを三角絞めで仕留めたが、試合中に右ヒジを負傷していた。そのためDEEPフライ級GPには参戦せず、手術を経て今回8カ月ぶりの復帰戦を迎えることに。インタビューで語ってくれた負傷を追いながらも戦った渋谷戦、そして杉山との復帰戦を選択したところに、ファイターとしての柴田MONKEY有哉が表れている。


――今年4月の渋谷戦以来、8カ月ぶりとなる試合を控えてのインタビューとなります。ここまで試合間隔が空いたのは、渋谷戦で負傷したことが要因とのことですが……。

「そうなんです。試合中に右ヒジの靭帯を切ってしまいまして(診断は右肘外側側副靭帯損傷)。そのあと手術もしました。DEEPフライ級GPもオファーは頂いたのですが、治療期間でもあったので辞退しました」

――まず驚くのは、渋谷戦でヒジの靭帯を切りながら勝利を収めたことです。試合後にマイクを持ち、右ヒジを痛めたことは明らかにしていましたが、試合中のどの時点で負傷していたのでしょうか。

このタイミングだったのか……

「1Rに足関節を仕掛けられた時、僕がマットに手を着いた時ですね。

その瞬間、右ヒジから音が鳴ったんです。僕自身は脱臼したのかなと思って確認したのですが、ヒジが外れていなかったので戦えると思いました」

――……試合中はアドレナリンもあって痛みは感じないかもしれませんが、2R以降も右腕を動かす際に痛みはなかったのでしょうか。

「ヒジから先は痺れている感覚がありました。右腕だけハッキリした感覚がないというか。2Rと3Rは、その状態で試合をしていましたね」

――当日はケージサイドで撮影していましたが、右腕がそのような状態になっていたとは気づかなかったです。

「僕以外は、誰も気づいていなかったと思います。渋谷選手も、セコンドも」

――えっ!? 右ヒジを痛めた時点でセコンドが気づかないのは仕方ないと思いますが、インターバルの際にセコンドへ、痛めたことを伝えなかったのですか。

「言ってないです。コーナーに戻った時も腕は動いていたし――自分がやるかやらないか、っていう話ですからね。試合後は右腕が大根みたいにパンパンに腫れていました。アハハハ」

――今は笑って振り返ることができるかもしれませんが、その時は決して笑えるような状況ではなかったのでは……。

「いえ、『しゃあないよな』っていう感じでした(笑)」

――凄まじい話です。2R以降も右のパンチやパウンドも放っていました。

「痛みはないけど、自分が拳を握っている、あるいはパンチが当たっているという感覚は薄かったです。1R序盤に痛めたので、そこからは様子を見ながら戦っていました」

――なるほど。柴田選手が1Rから仕留めに行かなかったのは、久しぶりの試合ですし、相手も足関節を中心とする独特のタイプだったからなのかと思っていました。

「あぁ、それもありましたよ。足関節の対策はやっていました。でも、そこは相手の強い部分やから、しっかり対処していかないとアカンなと思って」

――試合が終わって控室に戻ると、右ヒジが腫れていたのですか。

「1時間ぐらい経ったら皮が腫れ上がっていて、周りもビックリしていましたね。でもファイターやったら、腕が動くなら試合はやるやろうと思います。そのまま病院に直行しましたけど(苦笑)」

――そうだったのですね……。渋谷戦の時点では、DEEPフライ級GPのオファーはあったのでしょうか。

「なかったと思います。RIZINでフライ級GPをやるという噂は聞いていて、まだDEEPで開催するとは決まっていなかったんじゃないですかね。だから渋谷戦のあとにフライ級GPのことを言ったのは、RIZINでやるという推測からだったんです。でも右ヒジの負傷があって、また試合間隔が空くなぁと思いました」

――右ヒジを手術したのは、試合から何日後のことだったのですか。

「10日ぐらい後ですね。試合直後に病院へ行って、何日か精密検査をして……専門の先生から『これは靭帯が3分の2ぐらい切れている。もう少しで完全に断裂していた』と言われたんです。ちょっと繋がっていて良かったなと思いました」

――不幸中の幸いといいますか、右ヒジを痛めたのが1R序盤で、そこから無理をしなかったからこそ断裂にまで至らなかったのかもしれないですね。無理をしないといっても、試合を続行しているわけですが……。

「アハハハ。自分も長く選手をやらせてもらっているので、自分の体の調子は分かります。怪我のない選手もいないでしょうし。そこから動かせるところから動かし始めて、ちゃんと通常の練習に戻るには3カ月ぐらいかかりました」

――ではRIZINではなくDEEPでフライ級GPが開催されることになり、そこにご自身が出場できなかったことについては、どのように考えていますか。

「それは気にしていないです。トーナメントって、自分が上に行くために戦う必要のない選手と試合をすることもあるじゃないですか。そういう点を考えると、GPにこだわる必要はない――今はそう考えています」

――こちらとしては今年4月に柴田選手が復帰し、ますますフライ級GPが面白くなると思っていました。

「いろんな方に言われますけど、そこは申し訳ないです(苦笑)。同じ階級の選手が出ているので、試合を見たり結果はチェックしていましたが、出られない焦りとかはなかったですね」

――結果、復帰戦の相手はGP1回戦で福田龍彌選手に敗れた杉山廣平選手となりました。

「そこは復帰戦をするにあたって、佐伯(繁DEEP代表)さんにお願いしました。『いま出られる選手で、一番強い相手を当ててほしい』と。そうしたら杉山選手に決まったので良かったです」

<この項、続く>

■DEEP Osaka Impact2022#05視聴方法(予定)
12月18日
午後4時00分~Twit Casting LIVE

■DEEP Osaka Impact2022#04視聴方法(予定)
12月18日
午前11時30分~Twit Casting LIVE

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DEEP DEEP111 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o 久米鷹介 宇田悠斗 日沖発 本田良介 杉山廣平 松場貴志 福田龍彌 越智晴雄 駒杵嵩大

【DEEP111】フライ級GP初戦は準々決勝で本田良介と対戦、松場貴志─01─「1回戦の計量後は歌い損」

【写真】最終回どころか、松場のDEEPフライ級GPはここから始まる(C)SHOJIRO KAMEIKE

11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP111 Impactで実施されるDEEPフライ級GP準々決勝で、松場貴志が本田良介と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

Grachan&GRANDフライ級王者としてDEEPに参戦した松場。しかしGP1回戦は、対戦相手の駒杵嵩大が減量に失敗して病院に搬送された結果、試合がなくなるという事態に。それを知らないまま、計量後に替え歌を熱唱する松場だったが――。仕切り直しとなる準々決勝は、初戦で越智晴雄を下した本田良介との対戦に。改めて1回戦の中止や本田戦への意気込みを訊くと、少し真面目で、それでも相変わらずな松場だった。


――松場選手は以前、愛知県名古屋市のALIVEに所属していました。現在のパラエストラ加古川に移籍したのは、いつ頃なのでしょうか。

「もう2年前ですね。ALIVEでは日沖発さんや久米鷹介さんがいて、技術も最先端で、という良さがありました。今のパラエストラ加古川の皆さんもMMAを研究しているし、良いところを吸収できていると思います」

――2021年に2連敗を喫したあと、今年に入ってDEEPフライ級GPの開催が発表されました。そのGP出場が決定した時は、どのような気持ちを持っていましたか。

「それはもうメチャクチャ嬉しいです。出たいですってSNSでアピールしていたので、呼んでいただけたのかと思うんですけど……。このGPに出場できてなかったら、ずっと試合もなかったので。僕なんかを呼んでくれて、ありがたいです」

――他のGP出場メンバーを見た時の印象を教えてください。

「まぁ、いつもDEEPに出ている選手に宇田悠斗君が加わった、という感じですよね」

――1回戦の相手は、松場選手から駒杵嵩大選手を選ぶ形となりました。駒杵選手を選んだ理由は何かあったのですか。

「いえ、もうオーソドックスの選手と対戦したいなぁ、と思っていたぐらいで」

――スタンスで選んだということでしょうか。

「それも、おぼろげに『駒杵選手ってオーソドックスだったよなぁ』と思って選びました(笑)。でも決まったあとに駒杵選手のことを調べたら、これはヤバい相手だなと。だいぶ警戒していましたよ。実際に対戦していたら、何度も抑えられていたんじゃないですかね」

――駒杵選手は柔道がベースで勢いもあったので、その可能性は否定できません。

「絶対的な強さはあるなぁ、と。自分が選んでおいて、これは貧乏クジを引いたなって思いました」

――その駒杵選手が計量をクリアできない、ということを聞いたのは、いつだったのですか。

「歌を歌ったあとですよ。こんなの歌い損じゃん、と思って。佐伯さんにも『相手が計量をクリアできないと知っていたら、歌わなかった。次の試合の時に歌っていましたよ』と言いました」

――……試合が行われるかどうかではなく、歌うかどうかが問題だったのですか。

「アハッハァ。やっぱりね、そこに懸けているので。計量の直前で、一番苦しい時に歌を考えて。これは面白いのかどうか、自分では判断がつかないぐらいの状態の時につくりました。それでも、自分らしくいこうと」

――……。

「それで歌ったあとに計量クリアできなかったと聞いて、ショックでした。自分でも驚きましたね。試合がなくなったことでショックを受ける、そんな自分がいたのかと初めて知りました」

――プロデビューから9年を経て、初めてファイターの気持ちが分かった、と。

「いや、ファイターなんですかね? う~ん……」

――ファイターでなければ何なのですか(笑)。

「まぁ3日間ぐらいは、ポカーンとしていました。でも、自分が出るはずだった大会を観ながら、これはポカーンとしている場合じゃないなと思いましたね。そんな暇ないなって。気になる試合があったので」

――気になる試合とは、どの試合だったのでしょうか。

「福田龍彌選手と杉山廣平選手の試合ですかね。あの試合だけです。他は何も思いませんでした。あの試合は何が凄いっていうわけではなく、2人とも基本性能が高いなって」

――1回戦全体の印象はいかがでしたか。

「う~ん、やりやすい人もいて、やりづらい人もいて……。2回戦で試合したいなぁ、と思う人もいたんですけど、それはコーチから止められました。やめておけ、と。だから抽選会でも選ばなかったというか、組まれなかったというか」

――その選手が誰だったか気になるところですが、抽選会の結果、本田選手との対戦が決まりました。これは松場選手としては希望どおりだったのですか。それも偶然の結果だったのでしょうか。

「う~ん、どうなんですかね。あれは流れに任せるしかないですから。うん、まぁ、良かったんじゃないですかね。アハッハァ」

<この項、続く>

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【UFN212】パラ千葉系のフライ級ファイター達、平良達郎─02─「初心者になることを恐れてはいけない」

【写真】インタビューはもう3週間前──今は息上げ練習で追い込んでいることだろう (C)MMAPLANET

10月15日(土・現地時間)のUFN212:UFN ESPN+62でCJ・ヴェルガラと戦う平良達郎インタビュー後編。

パラエストラ千葉ネットワーク系フライ級ファイター特集、最終回はオクタゴン2戦目に向けてどのような意識で自分を創り上げているのか──を平良達郎に訊いた。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──扇久保選手はRIZINでのキム・スーチョル戦を控えていて、今日は個別練習でした。

「明後日、木曜日は一緒に練習できることになっています。やっぱり扇久保さんとは練習したいですから」

──千葉での練習はガチガチのスパーリングが目的なのでしょうか。

「う~ん、技術の確認よりもできるだけ対人でガチガチにやりたいと思っています」

──それゆえに1週間という期間と、試合まで1カ月以上インターバルのある間の千葉滞在という選択なのですね。

「ハイ。やはりケガをするということは頭に入れる必要がありますし、出稽古は今ぐらいが一番しやすいかなって。松根さんも『千葉のフライ級の皆も試合が決まっているし、この時期が良い』と言っていました」

──今回、松井斗輝選手、鶴屋怜選手、杉山廣平選手、内田タケル選手とフライ級勢で写真を撮らせていただいたのですが、全員試合がある。そして、このメンバーで平良選手より年上は……。

「杉山選手だけですね。あと松井選手が同学年で」

──怜選手、内田選手は平良選手より年下と。エライ時代になってきました。

「千葉は若い選手がいっぱいいます。ここでガチガチの対人練習をして、沖縄に戻ってからはスタミナを上げる。あとはCJ・ヴェルガラはパンチャーなのでボクシングジムで練習します。ただ、がっつりボクシングで彼と戦うというわけではなくて。逆に全てを全力で反応すると疲れてしまうので、プレッシャーをかけられてから返し、打ち気できたら組んでいくとか、そういうイメージを持って練習しています」

──試合は自分のエゴを通した方が、勝利に近づくと思うのですが、そうならないことを想定してスパーリングをしているのでしょうか。

「UFCで戦うようになってからということではなく、そもそも一発でテイクダウンを取れるとも思っていないですし。そのなかでも上を取れた時に極めまで行くイメージは、持っています。自分の武器は一本ですけど、その展開に持ち込めない──腰が強くてテイクダウンを取れない場合はどう戦のか。なら打撃で行くのか。そういう切り替えが、試合中に必要になることをイメージしながら、やっています」

──話が戻るのですが、それもあってムエタイのタイでやってみたかったのですか。

「そうですね。ムエタイはずっとやりたいと思っていました。実際に凄く得られるモノがありました。ボクシングもムエタイも、言ってみると僕は初心者なので。練習する分だけで、足りないモノを埋めるころができるというか……。打撃を知るための、良い機会になりましたね。ボクシングもうそうですし。僕はボクシングではボクサーに敵わないです。

でも、そうやってボクサーと練習することで『こんなにボクシングって疲れるんだ』って学ぶことができます。ボクシングとムエタイをやることで、初心者になることを恐れてはいけないって強く想いました」

──そのボクシングとムエタイを、松根良太MMAに落とし込む作業をするわけですね。

「MMAを練習するときは、メチャクチャ意識をすることはないです。ジャブをしっかりと意識してやってみようとか、ムエタイ・クラスで習った前足の前蹴り……タイ人コーチの前蹴りが凄くて……。そういうジャブも前蹴りも何千回って繰り返さないとできないですけど、上手く使えるかなとか試そうとしたりはしています。

ただ試合に勝つ練習と技量を上げる練習はまた違うので、さっきも言った息上げもそうですし、勝つために一番必要なメンタルを持てるように練習を頑張ることです。やっぱり気持ちが基本です。凄くプレッシャーが掛かり疲れる可能性もありますけど、5分✖3Rをやりきれないようじゃ先はないと思っています。それだけキツイ練習をして、100パーセント自信を持って戦うことですね」

──ブランドン・モレノと戦うとどうなるか分からない。でも「カイ・カラフランスだったら行けんじゃない?」と思われるとプレッシャーになってしまいますか。

「カイ・カラフランス……まぁ、サブミッションのエスケープがカイ・カラフランスに限らずUFCファイターは上手いです。だから、どういう展開になるか分からないですけど、全然自信は……100パーセントの自信は全然ないですけど(笑)、試合が決まれば勝つ自信はあります」

──勝ち負けは出ます。ただ、ファンの期待とは『やれるんじゃないか』と思わせてくれるかどうか。その点、平良選手はやってくれるだろうと皆が期待しているはずです。そこへのステップアップをするための一戦、どのような平良達郎を見せたいですか。

「今回の試合は、欲をいえば圧倒して『将来的にチャンピオンになるんじゃない?』と日本のファンだけでなく、UFCを見ている全世界のファンに思わせたいです。『コイツ、ベルトに絡むんじゃないのか』って。もちろん、その前にまず勝たないといけない試合ですけど、勝てば自分に自信を持つことができるようになる相手──良いマッチメイクをしてくれたなと思っています」

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DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2022#05 MMA MMAPLANET o RIZIN キック 杉山廣平 福田龍彌

【DEEP TOKYO IMPACT2022#05】反則のグラウンドでのヒザ蹴りで2P減点も福田が、杉山から判定勝ち

【写真】打撃とフィジカルに、差が出たか。反則のヒザ蹴りのダメージの影響もどれほどだったから分からないが、福田が減点が絡みながら完勝した(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.5-0:28-26.28-27.28-27.28-27.28-27
杉山廣平(日本)

サウスポーからジャブを伸ばす福田に対し、杉山が右の蹴りを見せる。福田は圧を掛けて距離を詰めつつ、攻め急ぎはしない。と、左一発でダウンを奪った福田が倒れた杉山の顔面にヒザを入れる。DEEPルールではサッカーボールキックは有りだが、グラウンドのヒザは反則だ。サブレフェリーがホイッスルを吹いて、レフェリーにブレイクを促す。

反則負けでもおかしくない危険な攻撃。福田は勢いに乗り過ぎたか、それともRIZINルールとDEEPルールを混同してしまったか。

杉山は試合再開を求め、ダメージに回復に努めレッドカードで2Pの減点が福田に与えられる。リスタート後、シングルレッグに出た杉山が引き込むと、クローズドガードを取る。福田は肩を顔面に押しつけ、ウィザーの態勢で潜らせない。起き上って右パンチ、鉄槌を振り下ろした福田は、立ち上がり際を蹴り、ボディを連打する。福田はケージに杉山を押し込むが、杉山が体を入れ替える。もう一度、押し込み返した福田が肩パンチとヒザ蹴りのコンビを見せる。と、ヒザ蹴りが急所に入り2度目の中断に。再開後、13秒で動きはなく初回が終わった。

2R、リードフックを繰り出した福田が、左ストレートをヒット。福田はハイをかわし、右ボディを伸ばす。杉山は三日月蹴り、福田が右アッパーで前に出る。右を打った杉山だが、逆に右を被弾して動きが止まる。すぐに組んで誤魔化した杉山だが、福田は態勢を変えて肩パンチをここでも突き上げる。頭が揺れた杉山は、厳しい展開が続く。ようやく離れた杉山がカウンターの右を伸ばす。福田は右フック、左で前に出ると杉山が右を返す。左ストレートを被弾し続ける杉山は、シングルレッグも潰され引き込むとディープハーフからレッスルアップも、同体で立ち上がるに留まる。ここで杉山がケージ押し込み、逆に肩パンチを見せて時間となった。

3R、減点があっても絶対有利の福田の打撃の圧&一挙手一投足に、杉山が大きく反応する。必死のシングルレッグを潰して、ボディを殴った福田は次のシングルレッグでケージに押し込まれても、倒されることなく、杉山の方から離れる。右フックに続く左に、杉山がシングルレッグから、アンクルピック、さらにボディロックで倒しに掛かる。ヒザ立ちでパンチを入れてスタンドに戻った福田は、ケージに押し込まれても肩パンチ。体を入れ替えた福田だが、杉山も押し込み返す。残り70秒で離れた両者。右フックに右を合わせた杉山だが、シングルは切られる。福田も疲れが見えるが、手を出し続けるので反撃を受ける恐れもある。左右のフックに、右を返した杉山。最後は福田がアッパーを見せて時間となった。

結果は5-0の判定で福田が2回戦進出を決めた。


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CORO DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2022#05 MMA MMAPLANET o RIZIN   レバナ・エゼキエル 佐藤洋一郎 宇田悠斗 島袋チカラ 木下尚祐 杉山廣平 村元友太郎 松場貴志 泉武志 狩野優 福田龍彌 米田奈央 藤田大和 風我 駒杵嵩大

【DEEP IMPACT TOKYO2022#05】伊澤家の慣わし。村元友太郎戦へ、風我「腹を立てることってない」

【写真】伊澤家らしい雰囲気で──とお願いすると、ダブルのピースサイン!! (C)MMAPLANET

明日11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2022#05で、フライ級GP1回戦=後半4試合(※1試合は不戦勝)が実施され村元友太郎と風我がメインで戦う。

杉山廣平、その村元の事前インタビューでは、「強い相手を選ぶ」対象が福田龍彌で、安パイが風我という見方がされていた。その両者への憤りが、闘志を沸き立たせているのでないかと計量後に風我にインタビューを試みた。すると、あれだけ軽視されたインタビューに目を通しても腹を立てることはなく、試合前日とは思えないフワァっとした空気に風我は纏われていていた。


──MMAPLANETで杉山選手、そして村元選手のインタビューを掲載させていただいているのですが、改めて風我選手には失礼極まりない内容になっており合わせる顔がないと思っていました。それなのにインタビューを受けていただきありがとうございます。

「インタビューは読ませてもらったのですが、僕はああいうことを言われていても何かを思うことってないんです」

──えっ? そうなのですか?

「お姉ちゃんもそうだと思うんですけど、煽らることへの耐性が強いんです──伊澤家って。『あぁ、そう思っているんだ』ぐらいで。サーと流してしまって、そういうことに腹を立てることってないんです」

──両者がもう風我選手には勝って当然という口調でも、腹が立たないのですね。

「腹は立たないです。不思議なくらい。こんなんだから闘争心がないと指摘されることも結構あります。『燃えている感じがない。もっと燃えないのか』って言われますね。ただ腹は立たなくても、負けないという気持ちはありますし。ああいう風に言っているけど、本当にできるのかなって思っています」

──MMAはどうしても、戦績を判断理由にします。そうなると風我選手はデビューから1年2カ月で戦績は4勝3敗、トーナメント出場メンバーの前評判としてはどうしても低くなってしまいます。

「それは分かります。自分の戦績は良くないです。でも、3度負けてからやっと火がついた形です。それからK-Clannでお姉ちゃんと練習するようになって以来、負け無しできていますから。全体を見たら負けが多いです。3敗してしまっているので。でも、自分のことを知ってくれている人からすると、今の自分が上り調子なことは分かっています。

今回の試合も村元選手がRIZINで活躍してきたから、メインになったと思います。でも自分の実力もメインに相応すると思っています」

──DEEPのバンタム級は若い選手にエゲツナイ潰し合いをさせます。

「今年に入ってからの3試合は、全ての試合で『ここで勝てばトーナメントだよ』って言われてきたんです(笑)」

──結果、風我選手に負けた選手も出場していますね(苦笑)。

「そこなんですよ(笑)。3連勝したぞ、負けずにトーナメントに出られるぞって思っていたら『アレ? この前、俺に負けたヤツも出ているぞ』って(笑)」

──それは藤田大和選手や柴田モンキー有哉選手が出場しなかったので。その両者が出ていれば、残ったのは風我選手だけだったかと。

「そうですね、そういうことですよね。この日のために今年はやってきたからこそ、このチャンスを手にすることができました。前3試合を勝ったことで、自分に自信がつきました。僕自身、村元選手を塩漬けするって言っているので、そういう風に戦うと思われているはずですが、打撃でも負ける気はしません。

僕はジムで牛久選手やCORO選手たち、色々な選手とやりあっているので。打撃に関しても村元選手は全然怖くないです。自分のなかではジムで練習している人達の方が強いと思ってます。だから打撃でも寝技でも、完全に圧倒できると思っています」

──試合後には、もう誰にもあんな風なことを言わせないようにしたいですか。

「そうですね。ここでバシンと決めて勝って、マイクで叫びたいですね(笑)」

──風我選手に話を伺うのは初めてですが、伊澤選手は何度かインタビューさせていただいたことがあって。あのホンワカした雰囲気はお姉さんだけでなく、風雅選手も持っているモノなのですね。それが伊澤家の慣わしなのを知らなかったので、風雅選手がインタビューで「お姉ちゃん」を連呼するのを見てきて、何を言っているんだいい年した男が──と思っていました(笑)。

「アハハハ。それで伊澤家は成り立っているんです。本当に周囲から見ると闘争心がなさそうな姉弟で。それでこそ伊澤家なんです。試合以外ではホンワカしています。お姉ちゃんは試合直前までホンワカしていて、自分は堅くなることもあるんですけど。それでも、試合が始める少し前までこんな感じですね(笑)」

──ところでトーナメントの醍醐味は番狂わせと下剋上です。

「ハイ。その気持ちはあります。下馬評とか皆の予想では村元選手の方が上だと思います。でも、そこを試合でひっくり返せば、日本のトップクラスに食い込んでいける。このチャンスはモノにするしかないし、モノにできるんじゃないかという自信が今凄くあるので明日は楽しみにしてください」

■視聴方法(予定)
9月11日(日)
午後5時10分~SPWN PPV
午後5時10分~ニコニコ生放送

■ DEEP Tokyo Impact2022#05計量結果

<フライ級GP1回戦/5分3R>
村元友太郎:57.1キロ
風我:57.05キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
島袋チカラ:57.05キロ
宇田悠斗:56.85キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
駒杵嵩大:──キロ
松場貴志:57.1キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.1キロ
西谷大成:66.3キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫:66.05キロ
狩野優:65.8キロ

<ウェルター級/5分2R>
佐藤洋一郎:77.45キロ
嶋田伊吹:77.15キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
レバナ・エゼキエル:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
佐藤勇駿:65.15キロ
木下尚祐:66.3キロ

<ライト級/5分2R>
THE☆ナマハゲ:70.6キロ
泉武志:70.6キロ

<60.5キロ契約/5分2R>
力也:60.45キロ
三好マヒロ:60.15キロ

<フェザー級/5分2R>
星野豊:65.9キロ
梶本保希:65.65キロ

<ストロー級/5分2R>
多湖リキト:52.7キロ
佑勢乃花:52.25キロ

<ライト級/5分2R>
倉本大悟:70.65キロ
岩倉優輝:70.4キロ

<バンタム級/5分2R>
コマネチ竜太:61.15キロ
朝比奈龍希:61.35キロ

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DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2022#05 MMA MMAPLANET o   レバナ・エゼキエル 佐藤洋一郎 修斗 宇田悠斗 島袋チカラ 木下尚祐 杉山廣平 村元友太郎 松場貴志 泉武志 狩野優 福田龍彌 米田奈央 風我 駒杵嵩大

【DEEP TOKYO IMPACT2022#05】計量終了 駒杵が減量失敗、欠場に。カブトムシを歌った松場は不戦勝

【写真】その場にいる者を心の底からイラつかせる歌声と歌い方だった (C) MMAPLANET

明日11日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2022#05の計量が、中野区の中野サンプラザで行われた。

注目のフライ級GP、1回戦の後半4試合だが計量時間になっても会場に駒杵嵩大の姿はなく──体調不良ということが伝えられていた。

その駒杵と対戦予定だった松場貴志は計量後のマイクで「いないってことなんですけど、駒杵さんへの想いはたくさんあって。ここで言うには……ちょっと喋りたいことがあったんですけど、時間が無さすぎるので、僕の大好きなカブトムシ、aikoのカブトムシに想いを乗せて歌いたいと思います。良ければ聞いてください。カブトムシ」と、恒例となった暴走振りの見せる。

即座に「長い!!」と村元友太郎に帯同しているかつての師・鈴木陽一ALIVE代表の横やりも、一切無視して松場は歌い始め「少し背の高い、駒杵の杵でついた餅ィ♫ 生涯、忘れることはないでしょうおぉ♩ 生涯、忘れるぅぅぅことはないでしょうおぉ🎵」と歌い切ると、「明日はもち米を詰まらせず、戦いましょう。ありがとう!!  聞いてくれてありがとう」と相変わらずたちの悪いパフォーマンスをやり切った。

しかも松場は計量終了後の抗原検査を待つ間には「なんでMMAの人って、こんなにノリが悪いんや」と後輩にあたる村元に愚痴る姿が目撃されている。その後、松場は駒杵は減量に失敗し病院に搬送され、明日は欠場となることを聞かされ、2回戦進出を喜ぶということはなくがっくりと肩を落としていたという。

なお、フライ級GPに出場する他の6選手の意気込みは以下の通りだ。


風我
「明日なんですけど5分3R、バチバチに殴り合……間違えました。塩漬けしようと思うんで応援よろしくお願いしま~す」

村元友太郎
「明日はメインイベンターとして一本、KOを見せたいと思います。塩漬けにするって言っていますけど、早い段階で失神させます」

杉山廣平
「明日はトーナメント1回戦ですが、僕は出し惜しみなく120パーセントで行こうと思っていますので、福田選手も明日、全力で来てくれることを願っています」

福田龍彌
「4カ月振りに戦えるので、待ちに待ったって感じなので誰よりも楽しい試合ができるんじゃないかと思っています。杉山君と良い感じでセッションして盛り上げられれば良いと思うので、質の高さを見て欲しいと思います」

宇田悠斗
「ミスターXの宇田悠斗です。修斗から初参戦なんですけど、DEEPを代表する選手だと思っているので、相手の島袋選手は。胸を借りるつもりで思い切りKO、ぶっ潰しにいくんで宜しくお願いします」

島袋チカラ
「Xが宇田選手に決まった時、正直とても燃えました。どうせやるなら強い選手の方が自分にとって絶対に良いと思ったので。そこから2カ月、宇田選手のことだけを考えて──まぁ回りの皆とか自分自身もそうですけど、2カ月前の状態では勝つ確率も低かったんですけど、まぁ明日は……明日だけでも良いので宇田選手に勝ってグラウプリをダークホースとして盛り上げます」

そして今回、TRIBE TOKYO MMAからDEE初参戦で鬼山班猫と戦う狩野優は「場所が変わってもやることはいっしょなんで、いつも通り試合をします」といつも通りのぶっきらぼうな口調で抱負を語った。

■視聴方法(予定)
9月11日(日)
午後5時10分~SPWN PPV
午後5時10分~ニコニコ生放送

■ DEEP Tokyo Impact2022#05計量結果

<フライ級GP1回戦/5分3R>
村元友太郎:57.1キロ
風我:57.05キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
島袋チカラ:57.05キロ
宇田悠斗:56.85キロ

<フライ級GP1回戦/5分3R>
駒杵嵩大:──キロ
松場貴志:57.1キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.1キロ
西谷大成:66.3キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫:66.05キロ
狩野優:65.8キロ

<ウェルター級/5分2R>
佐藤洋一郎:77.45キロ
嶋田伊吹:77.15キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
レバナ・エゼキエル:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
佐藤勇駿:65.15キロ
木下尚祐:66.3キロ

<ライト級/5分2R>
THE☆ナマハゲ:70.6キロ
泉武志:70.6キロ

<60.5キロ契約/5分2R>
力也:60.45キロ
三好マヒロ:60.15キロ

<フェザー級/5分2R>
星野豊:65.9キロ
梶本保希:65.65キロ

<ストロー級/5分2R>
多湖リキト:52.7キロ
佑勢乃花:52.25キロ

<ライト級/5分2R>
倉本大悟:70.65キロ
岩倉優輝:70.4キロ

<バンタム級/5分2R>
コマネチ竜太:61.15キロ
朝比奈龍希:61.35キロ

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