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【Grachan46】試合結果 山本琢也が阪本洋平に続き、ライト&フェザー級のチャンプチャンプに

【写真】チャンプチャンプは試合後、マイクでRIZIN参戦をアピールした(C)MMAPLANET

6日(日)、東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGRACHAN 46が開催された。

メインではライト級チャンピオン山本琢也が、フェザー級王座決定戦で鍵山雄介にTKO勝ちを収め、阪本洋平に続きGrachan史上2人目の二階級同時制覇となった。

セミは川中孝浩が竹川光一郎をTKO、セミまでは植田豊が19歳の新鋭=藤村健悟をTKOで下している。

GRACHAN 46
<Grachanフェザー級王座決定戦/5分3R>
○山本琢也(日本)2R0分59秒
TKO
詳細はコチラ
×鍵山雄介(日本)
<ウェルター級/5分2R>
○川中孝浩(日本)1R3分30秒
TKO
詳細はコチラ
×竹川光一郎(日本)
<ライト級/5分2R>
○植田豊(日本)2R
判定
詳細はコチラ
×藤村健悟(日本)
<70.8キロ契約/5分2R>
△岸本篤志(日本)2R
Draw
△村田俊(日本)
<バンタム級/5分2R>
○善司郎(日本)2R
判定
×今村豊(日本)
<フライ級/5分2R>
△宮内拓海(日本)2R
Draw
△新垣健司(日本)
<バンタム級/5分2R>
○YO-HEI(日本)2R
判定
×奥野真利(日本)
<無差別級/5分2R>
○ラデック(チェコ)1R1分48秒
TKO
×ステファン(ドイツ)

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Grachan46 J-CAGE Report ブログ 山本琢也 鍵山雄介

【Grachan46】パウンド、パウンド&パウンドで山本琢也が鍵山雄介を圧倒。ライト級+フェザー級王者に

【写真】シルバー=ライト級に続き、ゴールド=フェザー級のベルトを巻いた山本琢也(C)MMAPLANET

昨日6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されたGrachan46レポート、最終回はメインのGrachanフェザー級王座決定戦の模様をお送りしたい。

<Grachanフェザー級王座決定戦/5分3R>
山本琢也(日本)
Def.2R0分59秒by TKO
鍵山雄介(日本)

今回のタイトル戦を前に「圧が強くなった」と自らの成長を語った山本が、その言葉通りすぐに距離をつめると、鍵山の右に右を合わせる。

右ハイをキャッチした鍵山だが、テイクダウンではなく足を抱えたまま下へ。山本は右のパンチを落として足を引き抜くとパンチが効いて右目カットしている鍵山のシングルからのスクランブルにも、首をコントロールするだけに押し倒すように上を取り直す。

蹴り上げを捌いてサイドに回った山本は起き上ろうとする鍵山に対し、強烈な勢いで鉄槌&パンチを打ちつける。

鍵山も懸命にシングルから立ち上がり、スピニングバックフィストも姿勢が乱れ、右を打たれて腰から崩れる。

山本はここでも蹴り上げを担ぐようにサイドに回り、頭を跨いで上四方に。粘る鍵山は体を捩じって、ダブルから立ち上がり、小外掛けでテイクダウンを決める。

山本はケージを背負って立ち上がり、シングルは頭を押さえて足を引ぬく。右を被弾し、引き込んだのかすぐに下になった鍵山の足関節狙いにも、慌てず足を抜き右で殴った山本は、三角狙いも強いポスチャーで跳ね返す。

足関節、シングルレッグ、鍵山の下からの仕掛けに最後はケージに詰められた山本は、ギロチンで動きを止めてタイムアップを待った。

2R、右を振るって前に出た鍵山が左ハイ。爪先が山本の側頭部に届いたが逆に後方にバランスを崩しそうになる。

鍵山はここで機転を効かしてダブルレッグも、山本はやすやすとスプロールする。山本は離れ前蹴り、鍵山の左ハイをキャッチしてケージに詰めるとパンチの勢いを増していく。

まっすぐ組みついてきた鍵山を切った、山本は右ストレート、続いて左フックを打ちこむ。

下がった鍵山は必死に組んでいくが、ケージに詰められ殴られ、下からのシングルも潰され、最後は鉄槌から左のパウンドを受けたところでレフェリーが試合を止めた。

「色んな人に支えてもらって、しっかりと形にできたので凄く嬉しいです。今後自分、2階級取ったというころで、RIZINで戦ってみたいと思います。

まだまだ実力不足なので、ここから練習して強くなってもっと大きな舞台で山本琢也という名前を売って行けるように努力したいと思いますので、今後もまた楽しみにしてください」とマイクで話し、恒例のケージ内での家族記念写真タイムとなった。


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Grachan46 J-CAGE News ブログ 山本琢也 植田豊 藤村健悟 鍵山雄介

【Grachan46】計量終了 あと3時間半でスタート。山本琢也、20キロの減量成功、全選手がパス

【写真】2カ月で20キロの減量、ミッション・コンプリートした山本の検査風景 (C)GRACHAN

本日6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46の計量及び抗原検査が5日に行われた。

今大会はメインのフェザー級王座決定戦のみ従来の階級で計量が取り行われ、山本琢也と鍵山雄介が揃ってパス。タイトル戦以外の試合は水抜き減量による免疫力低下を防ぐために、500グラムオーバー規定を2キロめで認められている。

なお抗原検査については同時開催にGrachan Challengeに出場するアマチュア選手、本戦出場の選手及びセコンドが検査対象で全員が陰性となった。

Grachan46出場選手の計量結果は以下の通りだ。


■視聴方法(予定)
12月6日(日・日本時間)
午後1時30分~ZAIKO
午後1時30分~FITE

■ Grachan46対戦カード

<Grachanフェザー級王座決定戦/5分3R>
山本琢也:65.65キロ
鍵山雄介:65.5キロ

<ウェルター級/5分2R>
川中孝浩:78.5キロ
竹川光一郎:78.5キロ

<ライト級/5分2R>
植田豊:71.9キロ
藤村健悟:71.7キロ

<70.8キロ契約/5分2R>
岸本篤志:70.7キロ
村田俊:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
善司郎:62.5キロ
今村豊:62.75キロ

<フライ級/5分2R>
宮内拓海:57.55キロ
新垣健司:58.4キロ

<バンタム級/5分2R>
YO-HEI:63.2キロ
奥野真利:62.5キロ

<無差別級/5分2R>
ステファン:100.6キロ
ラデック:112.9キロ

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Grachan46 Interview J-CAGE News ブログ 山本琢也 鍵山雄介

【Grachan46】対戦カード 山本琢也、なるか2階級制覇。鍵山は盟友のリベンジ&王座奪取目指す

【写真】コブラ会の同門、岸本泰昭がグラチャン・ライト級王座決定戦で山本琢也に敗れてから2年3カ月、鍵山がフェザー級王座を賭けて山本と戦う。対戦カードの下に団体発表の鍵山インタビューを掲載しています(C)GRACHAN

2020年12月6日(日)
GRACHAN 46
東京都大田区
大田区産業プラザPIO

■視聴方法(予定)
12月6日(日・日本時間)
午後1時30分~ZAIKO
午後1時30分~FITE

■ 対戦カード

<Grachanフェザー級王座決定戦/5分3R>
山本琢也(日本)
鍵山雄介(日本)

<ウェルター級/5分2R>
川中孝浩(日本)
竹川光一郎(日本)

<ライト級/5分2R>
植田豊(日本)
藤村健悟(日本)

<70.8キロ契約/5分2R>
岸本篤志(日本)
村田俊(日本)

<バンタム級/5分2R>
善司郎(日本)
今村豊(日本)

<フライ級/5分2R>
宮内拓海(日本)
新垣健司(日本)

<バンタム級/5分2R>
YO-HEI(日本)
奥野真利(日本)

<無差別級/5分2R>
ステファン(ドイツ)
ラデック(チェコ)

──GRACHANに参戦したきっかけは。

「元々DEEPに出ていて、階級も落としもしましたが、やっぱり自分にバンタム級が合って無くて、元の階級フェザー級に戻すときに他の団体を考えました。
そこでGRACHANを選びました。佐伯さんにも話して、頑張ってください!って事で、参戦になりました」

──では過去を振り返る形となりますが、初参戦の相手は大澤茂樹戦でした。

「階級を元に戻しての試合で、名がある選手だったので喰ってやるつもりでしたが、自分では正直勝ったか? ドローかな?と思ったのですが、テイクダウンで負けた感じですね。でも、元の階級、フェザーに戻して自分でもここまでやれることが分かったので、自信にはなりました」

──そして2戦目は原井徹戦でした。

「原井選手は正直強かったです。何が強いというか全体的にそつなく強いです。あまり1本負けすることないのですが、丁寧にキッチリ1本とられました(汗)」

──GRACHAN3戦目に崎山選手と対戦しました。

「この時は凄く調子が良かったです。でも、向かいあったら、強くて……でもセコンドのアドバイスで勝てました」

──他の試合は?

「そのあとは、修斗大阪大会で2連勝してます」

──GRACHAN参戦してから、中からと外から見たGRACHANの違いってありましたか。

「結局、上の選手は強いです。外から見たら他の団体と変わりないけど、中から見たら、弱い選手と一度も試合したことないですし、わざわざ他から来て、弱い選手と試合やらされても、ちょろちょろやって満足するような事も求めてないし、上に行きたいので! 強い選手とやってなんぼ!──みたいな。弱い選手と試合して勝っても、嬉しいのは一瞬、その時だけ! 強い選手ととにかくやりたい。そこは譲れないですね。だから、強い選手を当ててくれるGRACHANには感謝してます」

──1年半ぶりのGRACHAN(2019年6月2日、崎山勲戦)になりますが、それまで数々の試合が流れましたね。

「そうですね。GRACHANからの派遣で香港の試合が流れたりと、他団体含めてで5回流れました」

──今回タイトルマッチの話がきた時の気落ちは?

「GRACHANの初参戦からベルトを狙って入ったきたので、順番がようやく回って来たって感じです」

──山本琢也選手の印象は?

「正直、格闘技始めるスタートの時から、やる前からも強い選手だと思います。代表の三島さんにも言われているんですけど、総力戦で全部使って勝負しないとあかんと言われ、10数年間やってきた事の全てを出し切って勝ちに行きます。山本選手は階級落としてくるので、僕は過去に階級落として自分の良いところが消えた経験があるので、そこがポイントになってくると思います」

──前大会で仲に良い獅庵選手がタイトルマッチでした。

「僕が山下君(獅庵)とやった選手と試合するわけではないけど、俺は取らないとならない!との意識が強くなりました。

──最後に、試合に向けての意気込みをお願いします。

「ベルトは自分の為のもの。応援してくれる人、サポートしてくれる人の分の気持ちも背負っているので、絶対に勝ちます。そしてその先は、海外とかGRACHANが提携する団体含めて考えて行きたいです」

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Grachan46 Interview J-CAGE ブログ 山本琢也 鍵山雄介

【Grachan46】フェザー級王座決定戦=鍵山雄介戦前の山本琢也─02─「何の不安も抱えていないです」

【写真】ザ天然素材=山本琢也 (C)MMAPLANET

6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46。同大会のメインで組まれたGrachanフェザー級王座決定戦で鍵山雄介と対戦する山本琢也インタビュー後編。

最大で101キロあった体をフェザー級まで落とす。フルマラソンの距離を数度に渡り走っている。今やMMAの世界では聞くことが稀になったトンパチな行動を実行してしまう山本は、ライト級時代よりも強いと断言。2階級制覇を成し遂げ、RIZINで戦う──勝利に向かっている。

<山本琢也インタビューPart.01はコチラから>


──阪本選手との練習で、一番変わったのはどこだと感じていますか。

「最初は圧にやられていたのですが、逆に自分も圧を掛けることができるようになったことかと思います」

──これまでも圧はあったかと思うのですが……。

「そこをさらに何か掛けられるようになったみたいで。星野さんにも『本当に圧が凄い』と言ってもらえていますし、打撃も組みも詰めることができるんじゃないかと思っています」

──ではベルトを掛けて戦う対戦相手、鍵山選手の印象を教えてください。

「これをインタビューで言っちゃって良いのか分からないのですが、特に映像もみていないので……。イマイチ分かっていないです。まぁ、○○に勝って、✖✖には勝っていないぐらいは聞いたのですが……」

──映像もチェックしていないのですか。

「映像は2度ぐらい、ゆっくり視ました。でも、記憶にはないなぐらいの感じなんです(苦笑)。たからやってみないと何も分からないです」

──そのような状況でしたら、私も鍵山選手の特徴に関連した試合への質問はできなくなりますね(苦笑)。

「まぁ阪本さんからは、注意点を伝えてもらって──そこに気を付けていれば勝てると言ってもらっていますし」

──もう階級が変わっただけで、山本選手のポテンシャルを推し量る試合になるわけですね。

「ここまでの過程には色々とありましたけど、結果として今は自信しかないです。何の不安も抱えていないです」

──基本的に泰然としていますね。

「そうですか?(笑)」

──ハイ。なんか、のんびりと構えているようで(笑)。ところでフェザー級に落とし、タイトル戦を経てどのような将来像を描いていますか。

「ここでタイトルを獲って、違うステージにいければと思っています」

──それはズバリ、RIZINと捉えて良いですか。

「行けたら良いなと思っています」

──DEEP、修斗、パンクラスという老舗3団体ではなく?

「以前に鶴屋さんからRIZINに出ないかということで3度ほど声をかけてもらっていたのに、全て断ってきたので、今は他でという考えはなくRIZINで戦うことができればという感じです(笑)」

──斎藤裕選手が朝倉未来選手を破りました。RIZINフェザー級で戦っていくことに対して、どれほど自信を持っていますか。

「自信ですか……それはやってみないと分からないっていう話ですね(笑)。まだまだ強くなれる可能性はあると思っているので、しっかりと練習していきたいです。

阪本さんも動けるようになれば、またお世話になりたいですし。阪本さんも手術後はモチベーションが上がって、やる気が出てくるでしょうし」

──同じ階級になりますね。2人ともRIZINに出場するとライバル関係になります。

「そうですねぇ。でも、阪本さんは勝負所を決めて戦っていく人でしょうし、Grachanの岩﨑代表からはその辺りのことでもフォローしてもらえるようです」

──その場に行き着くためには、今回のタイトル戦でベルトを巻くことがマストだと思います。改めて意気込みをお願いします。

「そうですね……環境も変わって、自分もさらに自信がつきました。技術力も多少はついたと思っています。なので去年の12月の試合のようにやられそうになる場面もない、応援してくれる人が安心して観ることができる試合をしたいと思っています。

ちょっと期待してほしいです」

──ライト級の山本琢也よりも、フェザー級の山本琢也の方が強いでしょうか。

「そうですね、大丈夫です。強いんで、もう。また勝ったら取材の方宜しくお願いします」

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【Grachan46】フェザー級王座決定戦=鍵山雄介戦前の山本琢也─01─「6月はMaxで101キロありました」

【写真】この時で体重は85キロほど、3カ月で20キロの減量もなかなかだ──が、6月にはさらに16キロも重かったという山本 (C)MMAPLANET

6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46。同大会のメインでライト級チャンピオン山本琢也が、阪本洋平の返上したフェザー級のベルトを賭けて鍵山雄介と対戦する。

6月に過去最高、101キロあったという山本は12月5日に65.8キロで戦うために、フルマラソンの距離も何度か走ったという。底知れぬ感が、さらに広がってしまった感がある山本にタイトル戦について尋ねた。


──今日(※11月30日)、これから練習ということはまだ体を動かしている感じですか。

「今日で終わりにしようかという感じです」

──Grachanフェザー級王座決定戦へ向け、とにかく気掛かりは体重です。山本選手は普段はかなり大きいということなので。

「全然、問題ないです」

──それはライト級の時と比較しても、問題ないということですか。

「そうですね、少し悩んだこともあったんですけど、ここまで来てしまえば余裕です。あと3キロぐらいで」

──では、もう水抜きぐらいですか。

「ハイ。これまで水抜きをしてこなかったのですが、全然いけると思います。食事に関してもみてもらっていて、本当に順調です。ムチャをしそうなこともありましたが、終わってみればしっかりと落ちました」

──9月にフェザー級王座に挑むことが発表された時も、もう絞れていたのですか。

「あの時は、もう気にはしていました。だからゆっくりと落としてきて……マックスでは101キロあったので」

──えーっ!! 101キロって、重すぎませんか!!

「コロナで試合がないと聞かされていたので1度、100キロまでいってみようということで、6月に101キロまでいきました」

──その増減は完全に体に悪いですね(苦笑)。

「そうですね(苦笑)。応援してくれる人とかも増えてきたので、ここで勝って節制しようかと思っています」

──9月の会見の時は何キロぐらいだったのですか。かなりグッドシェイプに見えたのですが……。

「あの時だと80キロ半ばでした。そういう風に言ってもらえることは多いのですが、意外と重たいんですよね」

─3カ月で20キロの減量ですか。痺れますね。

「65キロは中学の時以来なので、どうなるのかなと最初は思っていました」

──練習での動きはライト級で戦う時と比較して、いかがですか。

「力は落ちていないです。ステップとかも教えてもらっていて動けるようになっているので、階級を下げたことはプラスになっていると思います」

──会見では練習環境も変化が加わりということを言われていましたが、この試合の準備は?

「実は阪本(洋平)さんが手術をされたので、試合前は一緒に練習できなくなって……T-BLOODは1度だけ行かせてもらいました。電話で『体重どう?』とか、そういう連絡は貰っています。

あとは星野大介のキャンディジムで週に1度スパーリング、それとパラエストラ千葉でミットとスパーを少しですかね。正直なところ体重を落とすために、走り続けるのがメインでした」

──えっ、これまでとあまり変わっていないような……。

「とにかく体重を落とさないことには始まらないので、走り続けました。フルマラソンの距離も、何度か走りましたし。本当にみっちり走り続けました(笑)」

──ということは、これまで通り地力の強さで戦うファイトになるということでしょうか……。

「それでも阪本選手と練習させてもらっていた期間で教わったことは自分のなかでプラスになっています。それを試合で出すことができるかどうかは……分からないですが。それこそ、いつも通りになってしまう可能性もなくはないので(笑)。ちょっと試合で試してみたいですね、どう変わっているのか。そこは自分でも楽しみです」

<この項、続く>

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【Grachan46】12月6日、フェザー級王座決定戦=山本琢也✖鍵山雄介。川中✖竹川=再戦。植田も連続出場

【写真】9月大会にケージ内で試合の決定がアナウンスされた山本✖鍵山のフェザー級王座決定戦(C)DEEP

30日(金)、Grachanより12月6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されるGrachan46の全カードが発表された。

メインは9月の大会で明らかになっていたようにライト級チャンピオン山本琢也が、阪本洋平の返上したフェザー級のベルトを賭けて関西のベテラン鍵山雄介と対戦する。


このほか、ウェルター級で川中孝浩と竹川光一郎の再戦が組まれることとなった。この両者は前回大会で対戦し、川中のローブローで竹川が試合続行不能となりノーコンテンストとなっていた。

またライト級の植田豊も9月大会から連続出場となる。小谷直之に敗れた植田は連戦を希望し、藤村健吾と戦う試合など9試合が決定した。

また今大会出場選手も、前日計量の際にセコンドと共に出場選手は抗原検査を受ける。加えて水抜き減量による免疫力低下を考慮し、従来の500グラムからリミットの+2キロまでを認める──事実上の契約体重形式で実施されることも決まっている。

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Grachan J-CAGE News ブログ 山本琢也 岩崎ヒロユキ 阪本洋平

【Grachan】記者会見─02─王座返上、阪本洋平「朝倉戦を想定したことない」&山本琢也がフェザー級へ

【写真】選手を愛するのが岩崎代表の特徴だ (C)MMAPLANET

7日(月)に行われたGrachanの記者会見。20日の大田区産業プラザPIO大会で組まれていたGrandウェルター級選手権試合=チャンピオン桜井隆多✖チャレンジャー長岡弘樹の中止と長岡が暫定王者認定、そしてバンタム級王座決定戦出場の伊藤空也の会見に続き、フェザー級チャンピオン坂本洋平のタイトル返上と、ライト級チャンピオン山本琢也がフェザー級王座決定戦に挑むことが明らかとされた。

2年前の王座奪取から、昨年1月に修斗で勝利して以来、負傷が原因で実戦から遠ざかっていた坂本は「修斗参戦させていただいた直前から、手の麻痺、痺れが出てしまって回復しない現状で手術を検討しています。別に引退するわけでないので、しっかりと準備して強い選手と戦っていきたいので、これから頑張っていきます」と挨拶。

続いて山本は「今回、阪本洋平選手がフェザー級のベルトを返上するということで、自分は阪本選手に凄く憧れていたので、そのベルトは自分が獲らないといけない。フェザー級に落として、そのベルトを獲りに行こうと思います」と話し、質疑応答となった。

ここではその阪本と山本の質疑応答の模様を振り返りたい(※要約)。


──山本選手、フェザー級に落とすうえで体重に問題はないですか。

山本琢也 今、78キロです。まだ65キロという体重になったことがないので、ちょっと分からないですけど、今は練習できる環境に変わって凄く動けているので、このまま調子を維持してベルトを獲りに行こうと思います。

──練習できる環境になったのは?

山本琢也 職場の環境が変わり、これまで週に1度の練習で試合前の1カ月弱の準備だったのですが、今は週に5日か6日できるようになり、阪本選手に練習を見てもらっているので自信は凄くあります。

──阪本選手、週に一度の一緒の練習で凄く強くなったという山本選手の発言を受け、ではこれまでの強さは何だったと考えることができますか。

阪本洋平 教えてもらったことが、そんなになかったようで。去年の12月の防衛戦の前から、一緒にやっていて難しい部分があると思っていました。僕自身、力でやっているように思われている部分があるんですけど、自分では細かい技術を持っているつもりです。山本君は同じようなタイプだと思うので、しっかりと基礎から指導させてもらって覚えてくれています。

技術的なところでいくと改善する点は多かったです。それがどんどん変わってきて、試合での勝負強さを持っているので、そこに格闘技を覚えるということを加味していくともっと良くなると思います。

──山本選手はファミリー第一でしたが、格闘家としての夢を持つようになったのでしょうか。

山本琢也 強い選手がいるところで、強い選手と戦っていきたいという気持ちは出てきていますが、これまで通り家族を守ることが一番です。

──阪本選手と練習する以外は、どこで練習されているのでしょうか。

山本琢也 月曜日に津田沼道場、火曜日は津田沼道場の宮崎(直人)さんと練習させてもらって、水曜日はパレストラ千葉、木曜日はT-BLOOD、金曜日がパラエストラ千葉、土曜日はパラエストラ松戸のプロ練習に出ています。格闘技の強い人がいるところに行かせてもらって練習させてもらっています。

──阪本選手のどこに憧れていたのですか。

山本琢也 それは一発ですね。冷静に一発当てると倒せる。誰もが憧れると思うのですが、本当にファンとして見ていて凄く憧れます。

フェザー級タイトルは12月大会、対戦相手の発表は20日の大会に来場し行われることが岩崎代表の口から明かされている。と同時に山本がライト級王座を返上するかどうか未確定で、ルクク・ダリがライト級に落とすので層がより厚くなるという発言もあるなか、「同時二階級制覇は?」という問いに対して、山本は「ありえます」と答えている。

さらに岩崎代表は阪本への思い入れの強さを語り、復帰を待ち、強い選手と戦うためのフィールドに上がるために協力するという発言が聞かれた。

──完調であれば朝倉未来選手と戦って、どうなると思っていますか。

阪本洋平 まぁ朝倉選手を想定したことはそんなにないですけど、やっぱり遠い距離の間合いでの駆け引きですよね。近いところでも、遠い距離を生かす戦術を持っているので。自分の近い距離に持っていかないといけないですけど、そこでの駆け引きが凄く巧い選手で強いと思います。ただ、しっかりと準備してベストに持っていければ試合として面白いんじゃないかと凄く思います。良いじゃないかと。