カテゴリー
Grachan MMA MMAPLANET o キック ボクシング 伊藤空也 山本琢也 阪本洋平

【Grachan】つくばにジムをオープン。阪本洋平─02─「大事業家になっても、選手育成は続ける」

【写真】MMAファイターとしても、唯一無二の存在(C)MMAPANET

茨城県つくば市に自らの城、PEELESS WOLFのオープンが迫ってきた阪本洋平インタビュー後編。

元Grachan二階級王者の阪本は、4年以上実戦を経験しておらず、ピアレスウルフというジム、新たな事業を立ち上げてようとしている。阪本洋平インタビューin つくば、後編ではケガをした彼だからこそ、唯一無二の存在となり、フィットネス、選手育成と人々関わり合う姿勢を話してくれた。

<阪本洋平インタビューPart.01はコチラから>


──それは体の状態を見極めてのことですし。問題がなければ、断るはずがない。

「普通に考えれば、出ても意味はないです。ただ僕が恥じる部分は、逃げる気持ちがあったんじゃないかということなんです。このコンディションで出て、負けてバカにされたらどうしようとか。そういう気持ちがあったので。色々な人と相談をしてトータルに見て下した判断ですが、心残りではあり自分を恥じています。」

──その時は治して、また戦うという気持ちがあったからではないですか。

「もちろん、もちろん。手術という選択肢がありましたから。『この全然動けない状態で出ても、本当の意味での真剣勝負にならない。僕のやりたい勝負ができない』という気持ちではいました。でも、そういう場面で自分がどういう人間なのかを知りたかったです。それが分からないままだから、そういう状況でどうなるのか、核心の部分を下の選手に伝えることはできない。でも、それで終わりじゃないです。世界一になりたいとか、最強になりたいからMMAを戦うという人も多いですが、僕は決してそうではなかった。内面の部分で、絶対に折れない強さを持つ人間になりたくてMMAを続けてきたので」

──内面の勝負が問われる場面は、今後の人生でいくらでも出てくると思います。そして、新しい事業を立ち上げる今の自分への期待度とはどのようなものでしょうか。

「事業に関しては……MMAを戦ってきて、本当に体調が悪くても戦ったことがありました。3週間、寝込んで練習ができない状態で試合をした時とか、マジで精神的に追い込まれていたんです。でも人間って、そういう追い込まれた状況にある時こそ、人との関わり方が大切なんだと理解できる。

大澤(茂樹※2017年5月)戦の前、試合なんてどうでも良くなりましたもん。取りあえず誰かに悩みを聞いてほしいという想いだけでした。なので、このスタジオは人との関わりを一番大事にしていきたいです。事業も人との関わりを広げていく。ここ一軒で終わらせる気はないです。フィットネス事業に関わらず、チャンスがあれば仲間を増やしていって……現時点でこんなことを言ったらバカにされるかもしれないですけど、僕は大事業家になりたいと思っています。

お金を稼ぐ云々より、人との関わりをどんどん増やしていく。ここがスタートで──まだMMAで真剣に戦っていたモチベーションは、正直持てていないです。でも、そういうのが生まれるんとちゃうかと思って、リスクのある挑戦をしています。なので、ここは目標に向かって全力でやります」

──……。そうなると……。

「分かります。言いたいことは(笑)。僕がまた限度を超えて、やり過ぎる。路を踏み外さないか心配ってことですよね」

──ハイ。その通りです(笑)。

「その可能性……、やり過ぎて体を壊す可能性は確かにあります(笑)」

──と同時に、今は止めてくれる人の言葉を聞き入れることができるのでは。

「いやぁ、あの頃ももう周囲が止めることができないほどでしたから(苦笑)。川尻さんが時々言ってくれたぐらいですね。もう、そこに憑りつかれた人間には誰も何も言えなかったようで。だからこそ、事業を始めた今は自重することが大切だと理解しています」

──パーソナルのフィットネス系のトレーニングジムのように感じますが、選手育成に関してはどのように考えているのでしょうか。正直、選手育成はビジネスとして成立しづらいです。

「今もキックボクシングでは選手の育成とフィットネスを組み合わせて成功している例もあります。確かに今は選手育成をメインにすることはできないです。僕もこれでご飯を食べていかないといけないので。結果が出ない、食べ続けられないと茶番になってしまいますからね。だから最初はフィットネスを主体にして、夜の遅い時間に選手の指導をしようと思っています。

今も指導はしていますが、外部の選手でトッププロがメインです。最初から生え抜きの選手を育てるのではなくて。そういう形でも選手の指導をしていく形でも良いと考えています。そういう風にしてフィットネス事業、他の事業を広めていければ、生涯の健康や人との関わりという部分に関しては、仲間を増やしていくと他の人に任せることができると思っています。でも、選手育成は任せられない。絶対に僕しかできない」

──おおっ!!

「僕にしかできないから、選手育成って僕のなかではマストで残るものなんです。理学療法士なので体のことを普通の選手より知っています。筋肉の構造や体の構造を知っているので、どうすれば体に負担が掛からないかも分かっています。だから、選手に関しては僕と同じ練習量をこなしても、体は壊れないと思います。脊柱を中心とした体に負担をかけずに筋肉、関節、内部を使う方法があります。そういう指導を僕はできます。

今でも練習をやり込むことはエェことやと思っているんです。僕のように体を壊さないのであれば。当時の僕は何も知らないから、メチャクチャやっていました。正しい方法で練習をしていたら、あの時の僕以上に自分を追い込んでも壊れないです。それを若い頃からしっかりと教え込んでいけば、僕以上の練習をしても体は元気な選手を育てることができます。

そういう部分で、僕は指導者として他にないモノを持っていると思います。そして選手育成に関しては、人間の内面の変革を一番大切にしていきます。チャンピオンになろうが、そんなもんどうでもエェです。中身が変われば良いと思っています。『中身が変わって、僕の人生は変わりました』という人を増やしたい。

だから選手育成に関しては、どれだけの大事業家になっても僕が関わらなくなることは絶対にないです」

──選手育成はMMAファイターということですか。

「基本的に格闘技であれば、MMAには拘っていないです。恐怖と直面し、内面が変われば人間はメチャクチャ成長します。これは山本琢也君や伊藤空也君とも話したりしているんですけど、そこが一番大切なところなんですよ。

内面に向き合っていればMMAだろうが、キックボクシングだろうが構わないです。格闘家として、真剣になる選手は育てていきたいです。つまり、ここはフィットネスだけのジムではないということです」

──ところでジムの名前、ピアレスウルフの由来というのは?

「生涯の友──ですね、狼は助け合って群れで生活します。そして、ピアレスは唯一無二、他に比肩するものがないという意味があって。僕がやれることは格闘家の経験、理学療法士の経験、何よりもケガの経験を生かした指導ですね。実はケガの経験が一番デカいんですよ。自分が経験したことなので、ケガをした人の辛さが身に染みて理解できます。

メチャクチャ分かるから、寄り添った指導ができます。高齢の方、体に痛みがあって思い切り動けない方たちをサポートして、健康になってもらう。

加えてバリバリに体が動く格闘家の内面に寄り添い、成長してもらう。これは僕にしかできないと思っています。そうですね。唯一無二の僕が、人との関わり方を大切にするという意味でピアレスウルフという名前にしました」

The post 【Grachan】つくばにジムをオープン。阪本洋平─02─「大事業家になっても、選手育成は続ける」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o RIZIN スパイク・カーライル ベラトール ホベルト・サトシ・ソウザ 伊澤星花 伊藤裕樹 佐々木憂流迦 元谷友貴 山本琢也 征矢貴 横山武司 竿本樹生

【RIZIN】速報中!RIZIN.42対戦カード発表!

C44849F9-E4A8-47F6-BE48-58B3D60466E7
5月6日に有明アリーナで開催されるRIZIN.42の対戦カード発表記者会見が行われました。

【ライト級(71.0kg)】
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
スパイク・カーライル(米国)

【バンタム級(61.0kg)】
朝倉 海(トライフォース赤坂)
元谷友貴(フリー)

【バンタム級(61.0kg)】
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
フアン・アーチュレッタ(米国)

【スーパーアトム級(49.0kg)】
伊澤星花(フリー)
山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)

【フライ級(57.0kg)】
竿本樹生(BRAVE)
ジョン・ドッドソン(米国)

【フライ級(57.0kg)】
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)
伊藤裕樹(ネックス)

【フライ級(57.0kg)】
征矢貴(パラエストラ松戸)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)

【フェザー級(66.0kg)カ
佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
ボイド・アレン(南アフリカ)

【フェザー級(66.0kg)】
山本琢也(パラエストラ千葉)
横山武司(Swells柔術ジム)

【フェザー級(66.0kg)】
三浦孝太(BRAVE)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)

注目はやはりバンタム級の2カード。RIZINで連勝を重ねてついに朝倉海にたどり着いた元谷。どうしても裏街道のイメージがつきまといますが、このビッグチャンスをモノにして突き抜けるか。朝倉は怪我からのブランクがあってどこまで動けるかに注目。

そして井上×アーチュレッタも勝負論満載。もし井上が勝ち切るような事があれば、RIZINバンタム級どころかベラトールの王座獲りも視界に入ってくる重要な一戦。

何気に面白いのは三浦とYA-MANのマッチメイク。寝技に持ち込んだら三浦があっさり極めそうですが、テイクダウンに手こずるようだと恐怖の時間。YA-MANの打撃が襲来します。身体も頑丈そうだし、気持ちの強さもMMA向き。MMA挑戦は楽しみでしかない。
カテゴリー
DEEP Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress UFC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 修斗 内田タケル 宮城友一 山本琢也 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 神田コウヤ 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 鶴屋怜

【Gladiator020】巻き返しの第一歩=ジョン・オリニド戦。笹晋久「なぜ、この人と戦わないと?」

【写真】まるで未知数。ただし、フィリピンの3勝0敗のファイターには負けられないという気持ちがあって然りだろう (C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020でジョン・オリニドと対戦する笹晋久。

2021年はHEATでドロー、Gladiatorで敗北とキャリアの仕切り直しが上手く行かなかった笹。働きながら強くなることに限界を感じた彼は、MMAファイター一本の生活に切り替えた──そして、キャリア3勝0敗の無名のフィリピン人選手とのオファーに『なぜ、この選手と戦わないといけないのか』と一度は固辞したという。

翌日には試合を受けることを了承した笹だが、こんなところで躓くわけにはいかないという想いが言葉の端々から伝わってきた。


──笹選手、22日にジョン・オリニドとグラジエイターで試合が決まっています。今のコンディションはいかがですか。1月の試合が正月もあり、練習環境を整えるのが難しいという話もありますが(※取材は11日に行われた)。

「31日も元旦も、2日も3日も練習してきたでの大丈夫です。修斗で戦う山本琢也選手、2月のDEEPに神田コウヤ選手達、試合に出場する選手達もそうだし、試合がない選手もやる気がある人は練習していました。だからいつも通りの試合前でした」

──ではグラジエイター2戦目ですが、2021年と2022年は厳しい結果となりました。修斗やDEEPで戦って来た笹選手にとってグラジ初戦となった竹本啓哉戦の敗北には何を想いましたか。

「そうですね、竹本選手は凄く強い選手と改めて思いましたし、自分の甘さ、練習への姿勢もダメだったと思わされました。あの試合後、仕事を辞めて練習だけの日々を送るようにしました」

──仕事を辞めた……。それが良いことなのか自分には分からないのですが、そこまでしないといけないという気持ちにされたということでしょうか。

「年は下の子たちなんですけど、鶴屋怜君や内田タケル君たちは1日に2回と練習をメインの生活をしています。先輩の扇久保(博正)さんとか、格闘技だけに集中している人達を見て、俺はこのままではダメだなって。生活は厳しくなっていますし、世間的には仕事をしないことがどういう風に思われるのか、それはずっと仕事をしてきたので分かるんです。

けど、それぐらいしないと、甘い世界ではないので。しかも僕はバックバーンもないですし、練習量でしかカバーできないので。格闘技は今しかできないと思いますから」

──生活が厳しくなると言われていましたが、つまりは格闘技で食っていけるようにならないと、そのような生活は早晩続けられなくなるということですね。

「僕はもう32歳なのですが、ずっと格闘技をやっていくつもりです。いつまでという考えはないですけど、そのために試合に出て結果を残していきたいです」

──そのなかで首都圏の選手の視野になかなか入らないHEATとグラジに出場したことで、どのような印象を持ちましたか。

「雰囲気が修斗とは違うなと思いました。選手の雰囲気──ですね。ちょっとやんちゃ系の人が多いと感じました。修斗とDEEPも違うのですが、グラジエイターはアウトロー的に感じました」

──前回の竹本選手との試合は2回戦でした。3R制とはまた違う戦いが必要だったかと思います。

「正直、3Rの方が良いというのはあります」

──今回のジョン・オリニドは3回戦です。キャリア3勝0敗、無名のフィリピン人選手とのオファーをどのように思いましたか。

「鶴屋さんから言われて、『誰?』って思いました。全然分からなくて、戦績しか聞かされていなくて。『なんで、この人と』と思って正直、最初は断りました。でも翌日にジムに来たら、鶴屋さんから『なぜ、試合を受けない』と言われました。そこでハセケンさんが見つけてきた選手とか聞いて、『それならやりたい』と」

──『なんでやらない』って言われても、何も知らなくてキャリア3戦の選手だと聞かされると、それはやらないですよね(笑)。

「(苦笑)。でも鶴屋さんから、ハセケンさんが見つけてきてグラジエイターでは国際戦を増やしていく。ここから良い流れになるだろうって説明を受けて、それならやるぞって。試合を受けると決めて映像をチェックしたのですが、若くて凄く勢いがあって良い選手だとは思いました」

──映像を視て、よりやる気が出たと?

「そういうことではないです。選ばれた選手だと聞いて、それだったらと思いました」

──ただし、それこそキャリア3勝0敗の19歳の選手。ここは負けられないし、どのように魅せたいと思っていますか。

「逆に自分は32歳です。そんなにテクニックがあるわけではないですけど、日本人の気持ちの強さとかを見せたいと思います」

──グラジエイターが元UFCファイターを招聘し始めた。笹選手もそういうファイターと戦うことになるかもしれないです。

「そういう選手を呼んでくれることは凄く良いことだと思います。自分も戦ってみたいです」

──と同時にグラジのバンタム級タイトルというモノに関して、どのように思っていますか。

「もちろん、ベルトは欲しいです。そのために今回の試合は良い勝ち方をしないといけないです。グラジのベルトを獲った後もさらに上を目指したいので」

──5月のHEAT、9月のGladiatorと笹選手の動きに躊躇するようなところがあると感じたのですか。

「それは……正直、春日井さんと竹本さんの試合の時って、仕事の量が増えて練習環境が良くないというのはありました。でも気持ちは何も変わることはなかったです。怖いとか一切思わないし。緊張も全くしない気質ですし。ただし練習量が足らなかった。それが自分でも感じ取られたので、仕事を辞めました。

だから今回の試合は前の2試合とは全然違います。攻撃的に攻めまくって、勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

The post 【Gladiator020】巻き返しの第一歩=ジョン・オリニド戦。笹晋久「なぜ、この人と戦わないと?」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR DEEP K-1 MMA News o ONE ONE Championship RIZIN RIZIN40 Shooto UFC YouTube   ウマル・ヌルマゴメドフ カマル・ウスマン ショーン・ストリックランド ジャスティン・ゲイジー チャンネル ニュース パンクラス フランシス・ガヌー ボクシング ラファエル・フィジエフ 修斗 山本健斗デリカット 山本琢也 榊原信行

【格闘ニュース】那須川天心がプロボクシングデビュー正式表明/フランシス・ガヌーがUFCを離脱しフリーに/RIZIN榊原代表を恐喝した疑いで男2人逮捕【RIZIN、Breakingdown、UFC】

◆動画の説明
直近で話題となった格闘技系のニュースをまとめました

◆動画のもくじ
0:00 動画のもくじ
0:29  格闘ニュース「那須川天心がプロボクシングデビュー正式表明」
2:49  格闘ニュース「朝倉未来の「K1王者級」絶賛に現役K1選手が不快感」
4:30  格闘ニュース「フランシス・ガヌーがUFCを離脱しフリーに」
7:02  格闘ニュース「アーチュレッタのファンイベントが大盛況」
8:25  格闘ニュース「RIZIN榊原代表を恐喝した疑いで男2人逮捕」
9:31  試合結果「UFC FIGHTNIGHT(ストリックランドvsイマボフ)、修斗2023開幕戦(デリカットvs山本琢也etc.)」
13:19  新規対戦カード「UFC285(ジョン・ジョーンズvsシリル・ガーヌ)、UFC286(ウスマンvsエドワーズetc.)」
16:27 エンディングムービー

◆動画の中で紹介している内容
帝拳ボクシングジム、フアンアーチュレッタ
ジョン・ジョーンズ、シリル・ガーヌ
ジャスティン・ゲイジー、ラファエル・フィジエフ
カマル・ウスマン、レオンエドワーズ
山本健斗デリカット、山本琢也
ショーン・ストリックランド、ナッソーディン・イマボフ
ウマル・ヌルマゴメドフ、ラオーニ・バルセロス
フランシスガヌー、弘輝、HIROKI

◆参考サイト







https://news.yahoo.co.jp/articles/09d7a53673ad2ba880c386f4eddb561b208b71e4
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f074fc99d0f4ca26838e06d789375588a90d42c

◆参考動画
【 音声データ 入手 】RIZIN 榊原信行 代表「反社交際音声」流出トラブル NEWSポストセブン

「まずい音声データが…」男2人逮捕 「RIZIN」代表から500万円恐喝か

薬物依存の母親を自分で通報した男の子のセンスがやば過ぎた

▼SNS
Twitter https://twitter.com/fightnewsch

▼どんなチャンネル?
ほぼ毎日更新予定!
案内人のミライが
格闘技業界の最新のニュースをまとめて紹介します
扱う話題は
RIZIN、DEEP、修斗、パンクラス
UFC、ONE championship
Bellator、K-1、Krash
Knock-out、RISE、Breaking Down
ボクシングなどです
※すべてソースを基に制作しています
みなさんぜひコメントをどしどしお願いします

#朝倉未来 #那須川天心 #UFC #breakingdown #ブレイキングダウン #Bellator #DEEP #RIZIN #RIZIN40 #MMA #格闘技

カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto 山本健斗デリカット 山本琢也

【Shooto2023#01】危険な打ち合いに突入も、山本琢也が健斗デリカットを左フックからパウンドアウト

<フェザー級/5分3R>
山本琢也(日本)
2R0分27秒 by KO
山本健斗デリカット(日本)

サウスポーの健斗デリカットに対し、左右のローを散らす山本琢也。さらに左右フックを撃ち込んで組みついた。ここは離れた健斗デリカットだが、山本琢也は再び距離を詰めてからテイクダウンを奪った。ケージ際で左足を差し込み、山本琢也がバックを狙うと、健斗デリカットは立ち上がる。しかし山本琢也がバックコントロールで制し、幾度もリフトアップからグラウンドに持ち込もうと狙う。

ヒザで削ってくる山本琢也に対し、健斗デリカットはクラッチを切りにかかるも、切りきることができず。山本琢也のバックコントロールが続くなか、健斗デリカットが体勢を入れ替えて左ヒザを打ち込む。さらに健斗デリカットはパンチの打ち合いに。山本琢也も打ち合いに応じる。しかし、一度離れた山本琢也が組みついて健斗デリカットをケージに押し込む。離れた健斗デリカットの顔面に左フックを叩き込んだ山本琢也。立ち上がる健斗デリカットに連打を浴びせていく。

連打を食らってダウンした健斗デリカットにパウンドを浴びせる山本琢也だったが、ここでラウンド終了のホーンが鳴った。

2R、パンチで勝負をかける健斗デリカットに対し、山本琢也のインサイドからのパンチが当たる。健斗デリカットは左跳びヒザを胸元に当てるも、耐えた山本琢也が右フックからの返しの左フック。この一撃で健斗デリカットはダウン、山本琢也の追撃のパウンドに背を向けたところでレフェリーが試合をストップした。

試合後は家族をケージの中に招きいれた山本琢也は、2人の娘に続き3人目の赤ちゃんがいることも発表し、家族にベルトをプレゼントしたいとアピールした。


The post 【Shooto2023#01】危険な打ち合いに突入も、山本琢也が健斗デリカットを左フックからパウンドアウト first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA o RIZIN Shooto   エフェヴィガ雄志 キック 修斗 安芸柊斗 山本健斗デリカット 山本琢也 新井丈 椿飛鳥 渡辺彩華 澤田龍人 野尻定由 関口祐冬 黒部三奈 齋藤奨司

【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦

2111546A-2388-4C86-9D20-C785C49B88F8
大晦日のRIZIN.40が遠い昔の話のような今日この頃。早くも?やっと?2023年日本のMMA戦線が動き始めました。後楽園ホールではPROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦が開催されます。メインはGRACHANから修斗に乗り込んできた山本琢也を番人・山本健斗デリカットが迎え撃つ一戦。フェザー級の勢力図が移り変わるか。今宵はABEMAで観戦しつつ電波と充電の続く限り速報します。


【オープニングファイト 68kg契約】
×ヨシ イノウエ(パラエストラTB)
(2R 横三角絞め)
◯磯部鉄心(パラエストラ松戸)
1R、割と近い距離でのスタンドの立ち上がり。お互いに打撃を出して様子を窺う。徐々にイノウエのパンチが単発ながらヒットすると、磯部は一気に組み付いてケージに押し込む。時間を掛けて倒すが、イノウエはすぐに立ち上がる。それでも磯部は組み付いて動きを封じる。イノウエもタックルを切ってバックを狙う。さらに自ら下になって下から肘とパウンドで削ってラウンドを終えた。
2R、磯部の蹴りを掴んだイノウエ。ケージに押し込んでバックに回る。そのままグラウンドに引きずり込む。イノウエは下になって三角絞めに捕らえる。さらに腕十字、横三角に移行するがやや浅いか。磯部は最後まで耐え抜いて脱出すると逆に磯部が下から横三角絞め!ギリギリでイノウエは失神!磯部が大逆転勝ち!


【第1試合 女子49kg契約】
◯渡邊富紀恵(修斗GYM神戸/大道塾)
(1R TKO)
×天天さくら(BATTLE)
1R、開始直後から至近距離での打ち合い。互いに交戦的。アグレッシブに打撃を打ち合う。すると渡邊のフックでバランスを崩した天天。すぐに立ち上がるが口から大量に出血。しかし組み付いて何とか凌ぐ。しかし少し時間が経過したところでドクターチェック。試合続行不能と判断され渡邊の勝利です。


【第2試合 2022年度新人王決定トーナメント ライト級 決勝戦】
◯安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)
(判定3-0)
×深見弦汰(赤崎道場A-SPIRIT)
1R、開始直後から前に出る安海と後退する深見という展開。安海は右フックを中心にバックハンドブローをヒットさせて攻勢。終了間際には組み付いた安海が首投げでテイクダウンしてパウンドを落としてラウンドを終えた。
2R、やはり積極的に圧力を掛けるのは安海。細かいローキックを多用。内外を打ち分けて手数を稼ぐ。勝利を確信したのか大振りはしない。なかなか手数が出なかった深見だが、ラスト1分でやっとパンチを振り回して前に出るが時既に遅し。判定は安海に軍配。


【第3試合 2022年度新人王決定トーナメント フェザー級 決勝戦】
×椿飛鳥(トライデントジム)
(1R TKO)
◯CHAN-龍(MMA Zジム)
1R、序盤から間合いを詰めて組み付くCHAN-龍。ケージに押し込むと何度も足を掛けて倒しにかかる。しかし椿の腰は重い。何度も凌ぐがCHAN-龍はそれ以上にしつこい。タックルからリフトしてテイクダウンすると腕をついてディフェンスする椿。しかし肘があらぬ方向に曲がり、レフェリーが試合を止めた!衝撃的なフィニッシュシーン。


【第4試合 2022年度新人王決定トーナメント ウェルター級 決勝戦】
×クアト驎(パラエストラ小岩)
(1R TKO)
◯エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後から前に出てローを多用するエフェヴィガ。クアトの身体が流れる。エフェヴィガはさらに間合いを詰めると至近距離でのフックがヒット。ダウンしたクアトに対して怒涛のパウンド。肘も織り交ぜるとレフェリーが試合を止めた!エフェヴィガが圧勝です。


【第5試合 2022年度新人王決定トーナメント フライ級 決勝戦】
×須藤晃大(EXFIFHT)
(判定0-3)
◯片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)
1R、打撃でプレッシャーを掛ける須藤。嫌がった片山が低空タックル。これを素早い反応で切った須藤がバックに回る。マウントも奪取したが片山はスイープ。上を取り返す。須藤は激しく動くが片山の押さえ込みが強い。終了間際に片山はバックに周るとチョークで絞めあげるがタイムアップ。須藤が逃げ切った。
2R、開始と同時に片山が低空タックル。しかし須藤は簡単に切ってバックに周る。だが片山はすぐにスイープして上をキープ。絶妙のボディバランスを見せる。しかし終盤になって須藤は脱出。バックに周ったが片山は正対して上を取り返して試合終了。判定は片山に軍配!非常にハイレベルな決勝だった。


次回大会で新井丈×関口祐冬が正式決定!さらに澤田龍人が久しぶりの修斗参戦。安芸柊斗と激突!めちゃくちゃ楽しみ!


【第6試合 女子スーパーアトム級】
×黒部三奈(マスタージャパン東京)
(2R TKO)
◯渡辺彩華(AACC)
1R、開始直後からプレッシャーを掛ける渡辺。至近距離でパンチを振り回す。黒部もこれに応戦して一触即発の展開。渡辺はバックハンドブローからフックを畳み掛けて黒部がグラつく場面も。しかし打たれ強い黒部は最後で打ち合いに応じてラウンドを終えた。
2R、逆に前に出てきた黒部。ケージまで追い詰めるが渡辺は素早いサークリングで間合いを外す。すると精度では渡辺が上手。パンチを蓄積させると、黒部が前に出てきたところにカウンターのアッパーがクリーンヒット!前のめりにダウンした黒部を見てレフェリーが試合を止めた!渡辺がアップセットをやってのけた!


【第7試合 バンタム級】
×野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)
(1R TKO)
◯齋藤奨司(FIGHT FARM)
1R、打ち合う素振りを見せた野尻だが流れの中からタックルで組み付く。しかし齋藤の腰は重い。身体が離れるとパンチの交差から齋藤のアッパーがヒット。野尻はダウン。立ち上がるが色濃くダメージが残る。野尻はごまかすように左右のフックを振り回すが不発。逆に齋藤は打撃で追い込むと前に出てきた野尻に対して右のアッパーがクリーンヒット!前のめりに倒れた野尻を見てレフェリーが試合を止めた!
カテゴリー
ABEMA DEEP ISAO MMA MMAPLANET o RIZIN SASUKE Shooto   エフェヴィガ雄志 チャンネル パンクラス ヨシ・イノウエ 五明宏人 修斗 加藤ケンジ 山本健斗デリカット 山本琢也 椿飛鳥 渡辺彩華 神田コウヤ 野尻定由 鶴屋怜 黒部三奈 齋藤奨司

【Shooto2023#01】「パンクラス、DEEPに続いて修斗でも」山本健斗デリカット戦へ、山本琢也─02─

【写真】熱くなることを抑えることができるか── (C)MMAPLANET

15日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#01で、山本健斗デリカットと対戦する山本琢也のインタビュー後編。

グラチャンで2階級制覇を果たしたあと、RIZINで敗れながら、家族のために復帰を果たす山本。その舞台に修斗を選んだ理由と現在の目標とは。それは鶴屋怜のパンクラス王座奪取から始まる、パラエストラ千葉ネットワークの野望だった。

<山本琢也インタビューPart.01はコチラから>


――山本選手がMMAを続けるモチベーションは、やはりご家族なのですね。

「自分の場合は、そうですね。子供が自慢できるようなものを見せてあげたい。僕は勉強の成績が良いわけでもなくて。そんな僕が子供に見せられるものは何かなって考えた時に、このMMAしかないのかなって思います。格闘技をやっていると、いつ最後が来るか分からないじゃないですか。

だから今は毎試合、良いところを見せられるように頑張りたい。そう思っています。あと、自分自身、RIZINで負けた時は恥ずかしくて、1カ月ぐらい外に出られなかったんですよ。誰かから連絡をもらっても、返事もせずに」

――……。

「すると、ネバークイットで一緒に練習しているISAOさんから『また練習においでよ』と誘っていただいたんです。そこからまた少しずつ練習に参加するようになりました。ISAOさんに声をかけていただく前は練習していなかったから、また体重が戻ってしまって」

――そこで体重の話に戻るのですね(笑)。

「さすがに100キロまではいかなかったですが、太りやすい体質なんでしょうね……たぶん」

――果たして体質なのか何なのか、ご自身で調べたことはないのですか。

「僕と一緒に生活していたら、太る理由は分かると思います(苦笑)。1日中食べ続けていたり――特にご飯が大好きだし、ジュースもメチャクチャ飲むので、やりたい放題ですよ」

――それを自分で言ってはいけないかと……(苦笑)。試合の話に戻すと、前回の試合から1年空いた理由は何だったのでしょうか。

「去年もRIZINからオファーは頂いていました。でも僕が体重を落とせそうになかったり、大会自体が無くなったりで。ただ、1年も試合をしないのはマズイなと思って、鶴屋さんに相談したんです。そこで修斗の試合が決まりそうだったのに、今度は僕が怪我をしてしまいました」

――ということは、今回の試合は負傷明けということになるのですね。

「はい。1月の大会までには治すので――と伝えて、今回試合を組んでいただきました」

――復帰戦の舞台が修斗になったのは理由も教えていただけますか。

「まずパンクラスのフェザー級には、練習仲間のISAOさんがいます。DEEPでも、神田コウヤ君が活躍していて、今度はタイトルマッチですよね(2月11日、五明宏人と暫定王座を争う)。簡単に言うと、フェザー級のランカーに練習仲間がいない修斗を選びました。やっぱりベルトが欲しいので」

――いわゆるスポットではなく、修斗のベルトを巻くために参戦するということですね。

「もともとアマ修斗全日本で優勝して、プロでも新人王トーナメントにエントリーしていて、諸事情で出場を辞退しました。そのあとはグラチャンに出ていて、修斗の会場に行くことも少なかったんです。でも修斗については、パラ千葉ネットワークからは扇久保(博正)さんや岡田(遼)さんが出ていて、その誇りを胸に戦っているという印象があります。……すみません、ただ個人的にはそのあたりのことは何も考えていなくて(苦笑)」

――対戦相手である山本健斗デリカット選手についても、あまりご存じないですか。

「いえっ、試合が決まってから映像は見ました。どちらかというと打撃が強いファイターで、僕との試合でも前に出て来るのかな、という感じです」

――その試合映像を見て研究するタイプでは……なさそうですね。

「アハハハ。試合でどう体が動くか。試合してみないと分からないタイプです。でもRIZINで負けて、そういった対策も大事だなと思いました。今回は相手をイメージしながら、対策もやってきています。

鶴屋さんから『また熱くなったら打ち合いに行くだろ?』と聞かれて、僕も冗談で『そうだと思います』と答えたんですよ。『それで良いわけないだろう!』と怒られました(笑)。どうしても打撃をもらったら熱くなってしまうところがあるので、同じ失敗は繰り返したくないです」

――では、この2年で練習環境が変わったなかで、最も成長していると実感する部分は何でしょうか。

「それが、実感できているものがないんです(苦笑)」

――えっ……。

「一緒に練習している選手について、『この人は強くなったなぁ』と思うことはあります。でも自分の試合スタイルは変わらないし、他の部分がどう変わったかは分からないんですよね。それは次の試合で、僕がどう変わったかを皆さんに見てほしいです」

――なるほどっ! 対戦するデリカット選手は現在、修斗世界フェザー級2位です。王者のSASUKE選手がRTUのワンマッチに出場しているなかで、山本選手に勝てば暫定王座決定戦――あるいは正規王座挑戦に近づくことができるマッチメイクではないでしょうか。

「そこは意識しています。修斗に出るからには、やっぱりベルトを目指さないといけないと思っています。もちろんベルトを獲る自信もあります。

パラ千葉ネットワークの中でも鶴屋怜君がパンクラスのベルトを獲って、次はコウヤ君がDEEPのベルトに挑みます。さらに僕が修斗のベルトを巻けるように、とチームメイトからも応援してもらっています。だから、ここが僕の頑張りどころですよね。格闘技人生ってチャンスが多いわけではないので、ここで頑張って修斗のベルトを獲りたいです」

■視聴方法(予定)
1月15日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット(日本)
山本琢也(日本)

<63キロ契約/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈(日本)
渡辺彩華(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
齋藤奨司(日本)

<2022年度新人王決定Tフライ級決勝戦/5分2R>
須藤晃大(日本)
片山将宏(日本)

<2022年度新人王決定Tフェザー級決勝戦/5分2R>
椿飛鳥(日本)
CHAN-龍(日本)

<2022年度新人王決定Tライト級決勝戦/5分2R>
安海健人(日本)
深見弦汰(日本)

<2022年度新人王決定Tウェルター級決勝戦/5分2R>
クアト驎(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
磯部鉄心(日本)

The post 【Shooto2023#01】「パンクラス、DEEPに続いて修斗でも」山本健斗デリカット戦へ、山本琢也─02─ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto 修斗 山本健斗デリカット 山本琢也

【Shooto2023#01】プロ修斗初陣、山本琢也─01─「2部練も良いところと悪いところがある……」

【写真】インタビューで体重が思ったように落とせていないことを露呈してしまった山本。変わらなきゃも変わらなきゃ (C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#01で、山本琢也が修斗初参戦で山本健斗デリカットと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2013年に全日本アマ修斗を制した山本、プロでの活躍の舞台は修斗でなくグラチャンを選択しライト級&フェザー級の2冠王者に輝いた。

試合は基本的に年に1回か2回――家族を養うために仕事をしながらMMAを続ける。それが山本の選択だった。ところが、この2年間で山本の生活環境は大きく変わったという。試合直前、山本に現在の練習環境と、そのモチベーションについて訊いた。


――試合を1週間後に控えた山本琢也選手です(※取材は1月7日に行われた)。山本選手のインタビューといえば、これまで練習環境と体重について触れられることが多かったのですが、それはお仕事の関係でなかなか練習できる状態ではなかったことが要因でした。

「そうでしたね(苦笑)。今は試合が決まって気持ちも入り、練習スケジュールの都合もついたので、パラエストラ松戸と柏に行くことができています。以前と比べたら今は練習できる環境になっていて、門前仲町のネバー・クイットさんでもお世話になっています。あと年末年始はT-ブラッドさんにもお世話になりました」

――それだけ練習できる状態に変わったのは、いつ頃のことなのでしょうか。

「2年前ですね。実は当時働いていた会社を退職して、僕を応援してくれるスポンサーさんの会社に勤めることになったんです。だから仕事が半分、格闘技が半分という生活になりました」

――スポンサーさんの会社に勤務するということは、それだけ練習や試合の際も融通を利いてもらえるのですか。

「普通に会社に勤めているよりは融通が利くと思います。本当にありがたい環境で仕事をさせてもらっているんです。以前は試合が決まってから1カ月~1カ月半の間、有給を使って練習するという感じでした。それが今は、普段から週6で練習できています。それも午前に仕事をして、午後から練習に行かせてもらったりとか。ネバー・クイットさんだと15時から選手の練習がありますから」

――いわゆるプロ練や選手練習は午前中やお昼、つまり夜の一般会員クラスの前に行われることが多くなりましたね。

「そうなんですよ。良い練習ができるのは朝や昼が多くて。その練習を終えたあと、夜はパラエストラ千葉ネットワークに行っています」

――ということは、1日2部練ができる環境になったのですか。

「2部練できる日もあります。ただ、それも良いところと悪いところがありますよね。練習時間が増えた分、それだけ疲労も溜まっていって……。昔よりも怪我が増えたし、ケアしないといけないって実感しています」

――現在はどのようなケアを行っているのでしょうか。

「それが……ケアできていないんです」

――えっ!?

「ちょっと良くないですよね(苦笑)。自分が無口なほうで、コミュニケーションが得意なほうではないので……」

――ではこの機会にアピールしておきましょう。鶴屋浩代表、山本選手はケアの方法を求めています!

「アハハハ、お願いします」

――練習環境が変わった2年前というと、2020年12月にグラチャンで鍵山雄介選手を下し、ライト級に続きフェザー級のベルトを巻いた頃です。翌年10月には希望していたRIZINに出場したものの、白川陸斗選手にKO負けを喫してしまいました。

「やっぱりコンディショニングの問題が大きかったです。練習環境が変わってから大舞台に出ることになり、どうなるんだろうと自分でも考えていました。結果、自分のコンディショニングがヘタクソで……。もっと勉強しないといけないなと思いました。

以前もインタビューで言っていたとおり、ずっと1年に1回体重を落として試合に出る状態でした。体重を落とすための練習というか。それが普段から練習できるようになってから、いろいろ考えるようになったんですね。でも考えすぎて、うまくいかなかったり……。だから、何も考えないほうがうまくいっていたんですかね(苦笑)」

――アハハハ。白川戦で実感したコンディショニングの難しさについては、この1年で改善されていないのですか。

「学習したようで学習していないというか、そのままです(苦笑)。やっぱり難しいですよね。でも、もう試合まで1週間ですし、あとは思いっきりやるしかないかなと思います。もう気持ちは吹っ切れて練習していますね」

――そこで練習環境ともう一つの問題である、現在の体重というのは……。

「エヘヘへ」

――エヘヘへ、ではありません(笑)。

「思ったようには落ちていないです。そこも周りに聞いていかないといけないですね。パラエストラ千葉ネットワークやネバー・クイットには、経験のある先輩方も多いですし」

――それだけ生活が変わり、練習環境も変わりました。以前は家族との生活を最優先にしていた山本選手です。スポンサーさんの会社に就職し、家族との生活を維持しながらMMAを続けたいと思った理由は何だったのでしょうか。

「前回の試合でKO負けした時、それを見て娘が泣いちゃったんですよ。僕は娘が生まれてから負けたことがなくて。娘にとっては父親が負けた姿を見るのは初めてだから、怖くて泣いちゃったんだと思います」

――……。

「娘に父親のカッコ良い姿を見せられるのって、今の時期ぐらいじゃないですか。それとお嫁さんからも『アナタはこんなもんじゃないから。早く次の試合をして、みんなを見返してほしい』って言われたんです」

――とても強い言葉ですし、すごく励みになる言葉ですね。

「MMAをやっているのは自分のためですよ。でも、家族のためっていうところもあります。お嫁さんと娘に、もっと良いところを見せたい。だから、お嫁さんにそう言われると――やるしかないです」

<この項、続く>

The post 【Shooto2023#01】プロ修斗初陣、山本琢也─01─「2部練も良いところと悪いところがある……」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o Shooto2023#01 ブログ 山本健斗デリカット 山本琢也

【Shooto2023#01】アマ修斗優勝から9年2カ月、山本琢也が山本健斗デリカット戦でプロ修斗デビュー

【写真】望むはより高い頻度で実戦を経験すること。そんな山本琢也が修斗初陣へ(C)MMAPLANET

20日(火)、サステインより2023年度のプロ修斗公式戦第一弾=Shooto2023#01の対戦カードが発表されている。

2022年度新人王戦決勝5試合、ブラジルからロイベ・オリベイラ・ネイトの参戦と同時に明らかとなったのが、山本琢也のプロ公式戦初出場だ。


元Grachanライト級&フェザー級王者の山本は2013年の全日本アマ修斗ウェルター級を制しており、当然のようにもプロ昇格を果たしていた。翌2014年4月に新人王Tの須藤大戦でプロデビューも決まっていたが欠場し、その後はグラチャンで戦績を年に1、2度のペースで積んできた。

格闘技よりも家庭第一の山本だが、その潜在能力の高さを誰もが認めるところだった。長岡弘樹、岸本泰昭、鍵山雄介という実力どころを下し、ようやく本腰を入れたと思われた山本は昨年10月にRIZIN参戦も、白川陸斗に敗れる。

ポテンシャルのみで戦ってきた山本がぶつかった壁。あの敗北から1年を経て修斗で仕切り直しを決めた山本の相手は、山本健斗デリカットだ。そう奇しくも山本と同様にグラチャンのライト&フェザー級王者から2019年1月に修斗に参戦した坂本洋平を迎え撃ったファイターと戦うことになる。山本とは対照的に、追い込み過ぎで試合に出る体を壊してしまうファイター=阪本は、デリカットを初回TKOで勝利いている。9年2カ月を経てプロ修斗初陣に挑む山本が、デリカットを相手にこの間の成長を如何に見せることができるか。デリカットもまた河名マスト、飯田健夫に連敗中で後がない状態で山本を迎え撃つことになる。

そして新人王T決勝Dayに、準決勝ではドローながら得票数の差でバンタム級ファイナル進出を逃した齋藤奨司が、12月の闘裸男で神田T800周一に敗れた野尻定由と戦うことも明らかとなっている。

The post 【Shooto2023#01】アマ修斗優勝から9年2カ月、山本琢也が山本健斗デリカット戦でプロ修斗デビュー first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Grachan46 Interview J-CAGE ブログ 山本琢也 鍵山雄介

お蔵入り厳禁【Grachan46】ライト&フェザー級王者に。山本琢也「相手は関係なく自分のやりたいことを」

【写真】試合をした痕跡が顔に見られない。そして常に牧歌的な空気を醸し出す山本琢也、強心臓の持ち主が金と銀のベルトを肩に掛けた (C)MMAPLANET

6日(日)に東京都大田区の大田区産業プラザPIOで開催されたGrachan46で、鍵山雄介を破りライト級に続き、フェザー級のベルトを戴冠した山本琢也。

MMAPLANETではベルト奪取直後に、山本のインタビューを行っていた。お蔵入り厳禁──結果として大晦日出場のなかった山本の声を大晦日にお伝えしたい。


──フェザー級王座奪取、おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

「フェザー級に落として、しっかりと形にデキたので一安心というか……これからだなという気持ちです」

──最後まで減量は問題なかったですか。

「途中に色々とありましたが、最終的には回りの人よりも厳しい減量ではなかったかと思います」

──一気に勝負がつくかと思いましたが、そこから鍵山選手が粘りを見せ、上を取られる場面もありました。去年の植田豊選手との試合がフラッシュバックすることは?

「今日は落ち着いて、考えながらできたというか……。無駄に展開を作りに行くと逆に良くないかと思い、押し込まれている時とかも考えながら、逆にゆっくり、ゆっくりと戦いました。時間とかも聞きながら、焦らずにできたと思います」

──最初から終わらせに行っているようにも見えましたが、あそこも冷静に戦っていたのですか。

「最初の攻撃でカットしたのが分かったので、終わらせに行きました。でも上手く決めることができなくて、また落ち着いて戦う展開になりました。常に『ここでムチャすると疲れる』というのは頭にあったので、セコンドの方にもとりあえずタイムを言ってほしいということを伝えていました。

戦っている時も時間を聞くことができていたので、上手く戦えたかと思います」

──昨年の苦戦が生きた形ですね。

「う~ん、前のこととか余り考えずに戦ったので、それが生きているどうかはあんまり分からないです(笑)。いつもよりかは余裕を持って戦えたというのはあるかと思います」

──鍵山選手の粘りはどのように感じましたか。

「自分のことしか考えていなかったので。とにかく終わってくれと思って戦っていました」

──予想通りの試合はできましたか。

「試合前に尋ねられた時もプランは考えていないと言ったように、考えずに戦っていました。プランを立てても、試合展開が違うようになると意味がないので。別にプランは必要ないです(笑)」

──相手の動きを見て反応するということでしょうか。

「反応するというよりも、自分だけの自己主張ですね。相手は関係なく自分のやりたいことをする。そこに相手がどうやってくるのかということで、戦っていました」

──想定以上の攻撃があったらという気持ちもあるのでしょうか。

「う~ん、そうなったらビックリすると思います」

──ビックリですか……。では65キロで実戦を戦い、自己評価は?

「良くなったんじゃないかと思います」

──試合後にはRIZINへのアピールもありました。

今回は控室で認定式が行われた

「いつも試合が終わると家族に感謝の言葉を伝えたいと思っているのですが、岩﨑代表からLINEが来て『アピールして』って(笑)。

だから、想ったように感謝の言葉を伝えることができなかったです」

──アハハハハ。

「でも一応、RIZINという言葉を出せたので良かったです。次のステージに上がって、一つ、一つ、勝っていこうと思います。そういうところを皆に見てもらえるよう練習をどんどん積んでレベルアップしたいです。」

──RIZINフェザー級のことは、しっかりと予習していますか。

「軽く見たりはしています。でも考え過ぎると、疲れちゃうので(笑)」

The post お蔵入り厳禁【Grachan46】ライト&フェザー級王者に。山本琢也「相手は関係なく自分のやりたいことを」 first appeared on MMAPLANET.