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【Grachan57】パラ千葉のフライ級ファイター達─01─松井斗輝「辞めていく人を見て、自分は違うと…」

【写真】左から平良、内田、松井、杉山、鶴屋怜のパラ千葉&沖縄のフライ級ファイター達。松井は1999年9月8日生まれ、試合の4日後に23歳になる (C)MMAPLANET

9月4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で、松井斗輝が二ノ宮徳昭と対戦する。

名門パラエストラ千葉ネットワークでもまれる松井は、昨年9月のプロデビューから現在3連勝中だ。ボクシング出身で当然のように光る打撃の持ち主だが、最近ではレスリング力も攻守ともに伸びている。

そんな松井を巡るパラエストラ千葉ネットはこれから試合を控えたフライ級ファイターが揃っている。松井を皮切りに11日にパンクラスに鶴屋怜とDEEPに杉山廣平が出場し、19日の修斗で内田タケルが戦う。そんなフライ級の精鋭が集まる同ジムに、8月30日より1週間の予定で、姉妹ジム=THEパラエストラ沖縄所属のUFCファイター=平良達郎が、10月のオクタゴン第2戦を前に出稽古にやってきた。

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭に、それぞれの試合に向けて話を訊いた。第一弾はMMAPLANET初登場、松井のMMAファイターになるまで歩みを尋ねた。


──MMAを始めようと思ったのは?

「ボクシングをやっていたのですが、MMAにずっと興味を持っていました。大学を卒業したらMMAを始めようと思っていて、でも大学を辞めることになり、そのタイミングでMMAに転向しました」

──もともと生まれはどちらだったのですか。

「兵庫県の姫路市です」

──あっ、そうなのですか。自分は神戸なのですが……姫路はちょっと柄が悪いなという印象があります(笑)。姫路の皆さん、スミマセン。

「アハハハハ」

──では姫路時代にボクシングを始められたわけですね。

「ハイ、小学4年生からグローブ空手を始めて……」

──姫路でグローブ空手といえば日進会館ですか。

「そうですっ!! ショッピングモールのなかで水泳とか、色々と運動ができる施設があり、そのなかでキッズ空手を友達がやっていて、僕も始めました。」

──関西グローブ空手の雄の出身だったのですか。日進会館では小学生もグローブで顔面有りなのでしょうか。

「ハイ、そうです。でも4年生から6年生までしかやっていなくて、遊びみたいなものでした。当時、MMAやボクシングを視るということは一切なくて、ただ友達が空手をやっていたから興味を持っただけで。でも6年生ぐらいになると、辞めていく子が増えます。中学生になると部活動も始まるし、同い年の子は誰もいなくなってしまったんです。

僕もそのタイミングで、長谷川穂積さんを見てボクシングをやりたいと思うようになっていました」

──同じ兵庫県民ですし。長谷川選手は千里馬神戸ボクシングジムから、真正ボクシングジムに所属していましたね。

「ハイ、僕も長谷川穂積さんのジムに通うとしたのですが、ちょっと遠かったので(苦笑)」

──姫路と東灘では……。片道1時間半から2時間ぐらい掛かってしまいますね。

「ハイ。なので地元の木下ボクシングジムに入会しました」

──ボクシングジムだと中学生の練習生はいたのですか。

「その頃から、どんどん増えていった感じでした。やっぱり長谷川選手の影響だったと思います。それから大学2年生までボクシングをやっていました」

──ずっと姫路で、ですか。

「中学生の間は木下ボクシングジムで練習して、試合に出ても大した成績は残せなかったのですが、ジムの推薦で高校は岡山の関西(かんぜい)高校に進学できました。清水聡(ロンドン五輪銅メダリスト、OPBF東洋太平洋フェザー級&WBOアジアパシフィック・フェザー級王者)さんがいた高校です」

──おお。では高校でのボクシングの成績の方は?

「一番良かったのは、国体の56キロ級で3位になっています」

──素晴らしい。ところで高校の時から減量をしているのですか?

「ハイ。6キロほどですけど。でもボクシングの場合は当日計量なので、少ししんどかったです(苦笑)」

──結果、大学進学もボクシングで?

「ハイ、そうです。大学はボクシング部自体は強くないのですが、スポーツ推薦で西宮の関西(かんせい)学院大学に進学できました」

──えぇ、関学に進学できたのに途中で退学してしまったのですか! そんな……関学の卒業証書を持っていれば、関西では就職で困ることもなかったのではないですか。

「……(苦笑)。それは回りにも言われています。ボクシングばかりやっていて、全然講義に出ていなくて。単位が全く取れない状態でした」

──スポーツ推薦の学生も、単位を普通に取る必要があったのですか。

「ハイ。関学は他と学生と同じように普通に単位は取らないとダメでした」

──そうなるとスポーツ推薦の学生はしんどいかもしれないですね。ただ、退学するほどだったのですか……留年ではなくて。

「ハイ、2年生を2回ぐらい同じ学年をやり直さないといけない状態でした」

──なんとも……勿体ない。それでボクシングにも見切りをつけたと?

「そうですね。RIZINで朝倉兄弟を見て、もうMMAをやりたいという気持ちになっていました。大学生の時はボクシングとMMAの練習を並行で卒業までやろうと思っていたのですが、学校を辞めたのでこっちに出てきてMMAでやっていこうと決めました」

──関西(かんさい)ではなく、パラエストラ千葉ネットでMMAファイターを目指したのは?

「やるなら一番強いところでやりたいと思って、5つほどジムのリストを創ってこっちに来ました。最初にパラエストラ柏に見学に来て、即決めました。鶴屋さんから『打撃ができるから、寝技をやれば強くなる。ここでやれば間違いない』と言っていただいて。実は結構不安だったのですが、その言葉でやろうと思えました」

──そんな無責任な!!(笑)。

「アハハハハ」

──親御さんは何と言われていましたか。関学を辞めて、MMAをやるために千葉へ引っ越す息子に対して。

「全部決めた後に、話しました。少し反対はされましたけど、そこまでやっていたので。もう何も言ってこなかったです」

──そういう気概でやってきてなお、長続きしない人が殆どだと思います。

鶴屋浩 そうですね。あの頃は1カ月8人とかプロになりたいですって入門してきて。でも、残って1人か2人でした。ただ松井に関しては、覚悟が違うと分かりました。

──と言う言葉が師匠から聞かれましたが。

「嬉しいです。ただ僕も辞めていく人達を見て──自分は違うという気持ちでいました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC ホン・ジュンヨン 中村倫也 内田タケル 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】準決勝は10月に。開催地は未決定。内田タケルの連続参戦の可能性――大

【写真】代役出場はそれこそ神のみぞ知るといったところだが、Road to UFC連続出場の可能性は大いにある内田タケル(C)MMAPLANET

9日と10日の両日に渡り、シンガポール・インドアスタジアムで開催されたRoad to UFC ASIA。日本勢はバンタム級の3選手=風間敏臣、中村倫也、野瀬翔平とフェザー級の松嶋こよみが準決勝に勝ち残った。


4つエピソードを終え、ケヴィン・チャンUFCアジア代表はアジア各国、インドネシア、インド、韓国、日本、特に中国での視聴者数の多さについて言及するなど、アジアでダイヤの原石を発掘する試みが成功に終わったことを会見で話し、その場で松嶋×ホン・ジュンヨンの試合に触れ、激闘ぶりが大いに印象に残ったと笑顔を見せた。

チャン代表によると準決勝は10月開催がほぼ決まり、開催地に関しては状況次第と明確にはしなかった。これまでラスベガスのUFC APEX、UFC PIのある上海などが、セミファイナルの地になるという情報も流れていたが、準々決勝大会が成功裏に終えた今――PPVウィークに独立したイベントを開くフォーマットを踏襲することも多いにある。その場合は10月22日のUAEアブダビ大会=UFC281の週に行われる可能性が一気に高まってきた。

また同会見で「フライ級準決勝で欠場が出ると、内田タケルの代役ファイターになる可能性はあるか」という問いに対し、「そういうケースになれば、大いに考えられる」とチャン代表は答えた。その際に内田の勝利を絶賛し、トーナメント準決勝でなくワンマッチも引き続きマッチメイクするので、そこでトーナメントに出ない選手が戦うことも確定のように話していた。

そのワンマッチ出場組ではEpisode01のワンマッチ=ライトヘビー級戦でトゥコ・タクコスをKOした中国のチャン・ミンヤンがUFCと契約を果たしたことをチャン代表は明らかとしている。

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MMA MMAPLANET o ショーン・エチェル 内田タケル

【RTU ASIA2022】ワンマッチ出場19歳の内田タケルがエチェルをRNCで下し「9月と12月準備しておきます」

【写真】しっかりと極めきった内田タケル、果たしてトーナメント代打出場のチャンスは――(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
Def.1R2分26秒 by RNC
ショーン・エチェル(豪州)

開始早々、サウスポーの内田がシングルレッグへ。相手をケージに押し込み、ハイクラッチでテイクダウンを狙う。エチェルは尻もちを着きながら立ち上がった。ボディロックでグラウンドに持ち込もうとした内田を潰し、サイドを奪ったエチェル。内田はハーフガードへ。上半身を起こす内田を抑え込んだエチェルが、さらにリバーサルを狙う内田のバックに回る。ここで切り返した内田がエチェルのバックに回る。左足を差し込んだ内田が、左腕をエチェルの首に回していく。

しかしエチェルが再びグラウンドに持ち込んだ。亀になる内田に右ヒジを振り落としていったエチェル。相手がバックを狙ってきたところで切り返し、サイドからバックマウントを奪った。すぐさまRNCを仕掛けた内田。エチェルが前に振り落とそうとしたが、そのまま離れず内田が極めきった。

本戦ではないがオクタゴン初戦でキッチリと勝った内田は「トーナメントには出られなかったけど、まだチャンスがあると思っているので、9月と12月は準備しておきます」と語った。


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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC YouTube   イー・チャア キ・ウォンビン クルムアリ・マイマイティトゥハティ ホン・ジュンヨン 内田タケル 松嶋こよみ 海外 風間敏臣 鹿志村仁之介

【RTU ASIA2022】5日前、ライト級のオファーを受けた鹿志村仁之介「一番下なので好きにやります」

【写真】失うモノがない精神で――やるのみ(C)MMAPLANET

本日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01に、急遽出場が決まった鹿志村仁之介。

5日前のオファーを受けた心境と対戦相手キ・ウォンビンの印象を尋ねると、シンガポールで知ったUFCの世の中での受け入れられようを知り――いつも通り大胆だが、どこか謙虚な鹿志村がいた。


――計量前にエレベーターホールでお会いして、初めて鹿志村選手が明日のRoad to UFCに出るのだと知りました。

「言わない方が良いのかと思って、今日まで黙っていたんです(笑)」

――オファーが土曜日だったとか。

「ハイ。ライト級のオファーは土曜日の朝でした。ただバンタム級のオファーが金曜日にあったんです。次はバンタム級で戦おうと思っていたので、体を絞り始めていて。それでも70キロあって。これは無理だなって……。『申し訳ありません。今回は……』ってお断りをしました。

そうしたら土曜日の朝に電話をもらって。6時半なので寝ていてのですが、起きてから電話を掛けると『ライト級も空いたよ』と(笑)。少し迷って……柔道の癖なのか、あまり体重にこだわりがなくて。柔術の時も、色々な階級で出ていましたし」

――対戦相手を考慮することは?

「オファーを貰った時点で分かっていなかったです。出ることが決まって、色々と手続きが始まったときに知りました(笑)。でも、もう相手とかは気にならなかった……というよりも、起きたばかりで頭が回っていなかったです。オファーが来たけど、どうしよう? やっちゃおうかっていう感じでした」

――ライト級だとほぼ減量もなく?

「そうですね。逆にこっちに来て蒸し暑くて汗がたくさん出たからか、体重が落ちて68キロぐらいになりました。計量までたくさん食べて、塩分を摂っていたぐらいです。そんなことをする必要もなかったんですけど(笑)」

――しかし計量では、キ・ウォンビンは大きかったですね。

「ホントに。明日、80キロぐらいにはなっていそうですよね。まぁ少なくとも76キロとかには戻しているだろうし、80キロあると思っておきます」

――改めてRoad to UFCです。

「出たいと思っていて、一応リストに加えてもらっていたのですが、選ばれなくて。『出られなかったなぁ』っていう風に外から眺めている状態だったので、『よっしゃぁ!!』という気持ちになりました」

――それにしても5日前のオファーです。UFCなら、何があろうが契約したモノ勝ちという見方もできますが、これは契約を賭けたトーナメント戦です。

「実績のある選手の方がリスクが高いですよね。僕は戦績は浅いし、経験も少ないから受けることができたのかもしれないです。けど性格上どんなときでもやっちゃっていたかなと思います(笑)。とりあえず、まだ20歳ですし、良い経験になればという気持ちは正直あります。試合前だから、こういうことは言いたくないけど勝っても負けても日本にいては経験できないことなので。

それにシンガポールに来て、UFCの凄さっていうか……それを感じています。メディカルチェックに行くと、徹底的にチェックがあって。でも順番を待つことがなかったです。『そんな融通きくのか』って。日本であんなこと絶対にないですよね。Road to UFCのTシャツを着ているとどこにいっても話しかけられて。タクシーの運転手も『絶対に君が勝つよ』とか言ってくれるし。社会的に認められているなって思います」

――改めてキ・ウォンビンについてですか、どのような印象を持っていますか。

「いくつかYouTubeで試合を見ました。オーソドックスでバキバキで(笑)。ローをバンバン蹴ってきて、右ストレートが危ないです。フックも巧いですね。あとスクランブルも上手いです。立つかどうかっていうところは強いですけど、グラウンドはできないですね」

――そう見ましたか。

「ハイ。あの調子だと、多分できないです。できないといっても、Road to UFCに出るレベルなので、普通にはできますけど。しっかりと寝かせることができれば……と」

――鹿志村仁之介の寝技からは逃れられない?

「逃れられたら、殴られて負けます」

――鹿志村選手、3R戦うつもりはないですよね?

「ないです、ないです。そんなタフなことはしようとは思わないです。乗るか反るか。もう殴られても……そこはもうしょうがないです。3Rは戦えるスタミナはあるんです。体力はあって、意外と。でも、相手も大きいし今回はそういうモノじゃないですね。俺の組みとキープが通用しなかったら、殴り殺されます」

――それって試合前夜の選手に尋ねるのもアレなのですが、恐怖心はないですか。

「今日はもうないです。海外でMMAを戦うのが初めてで、飛行機の中とか怖くて参っていたんです。やりたくねぇなって思っていたんですけど、今は大丈夫です。悩んでもしょうがないし、自分でやるって決めたんだから悩む必要もないって。どうせ僕が一番下で。レベルも戦績も、経験も一番下なので好きにやります」

――風間選手と同じ日に同じ大会で戦うということに関しては?

「運命ですね。風間君が勝って、次は俺だっていう風に戦える。同じ中学で風間君が4つか5つ上で。勝手に妄想しているけど、凄いですよね。嬉しいですよ、茨城県出身として、嬉しいです。でもホント、やるっきゃないです。バッと斬りにいきます。ここまでやってもらって、つまらない試合はしないです。『あの金髪、面白いな』って思ってもらえるようにします」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC ASIA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】01&02計量終了 余裕を持って登場のSASUKEも問題なくクリアー→フェイスオフへ

【写真】 (C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

日本勢の最後、9時41分にSASUKEが――開始時間には選手が集中することを考慮し、時間に余裕を持って――登壇し、145.5ポンドでパス。

また計量終了15分前に現れたショーン・エチェルは126.5ポンドと0.5ポンドオーバーで、1時間以内に再計量が行われるということだ。

エチェルのスケール後、フェイスオフが執り行われた。以下、本計量での計量結果だ。

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE: 145.5ポンド(66.0キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 計量結果

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル: 126.5ポンド(57.37キロ)
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

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【RTU ASIA2022】計量開始30分 ライト級に鹿志村仁之助が代役出場、68.94キロでパス

【写真】 ショートノーティスで果敢に挑戦、鹿志村(C)MMAPLANET

8日(水・現地時間)、明日9日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01&02の計量が、同地のマンダリン・オリエンタルホテル内のボールルームで行われた。

Episode01のライト級でキ・ウォンビンと対戦予定だったパラチン、Episode02ではバンタム級でキム・ミンウと戦うことが決まっていたシャオ・ロン、ライト級でパワン・マーン・シンの対戦相手だったアイリヤ・ムラトベクいう3人の中国人ファイターが欠場。

キ・ウォンビンとは日本から鹿志村仁之助が代役出場で対戦、ムラトベクもインドネシアのジェカ・サラギと戦うことになったが、計量の時点でキム・ミンウの対戦相手は決まっておらず不戦勝も可能性も十分にある。


鹿志村以前に日本国内では2選手がショートノーティスの出場に前向きだったものの揃ってパスポート期限が切れており、シンガポール入国がかなわず断念。鹿志村は土曜日に出場が決まり日曜日にシンガポール入りという慌ただしいスケジュールにも「バンタム級に落とす予定だったので、体重は問題ない」という言葉通り、152ポンド=68.94キロでパスした。

現地時間の朝9時から2時間の計量時間――30分を経過して時点でSASUKE、ワンマッチで内田タケルと戦うショーン・エチェル以外、日本勢の風間敏臣、松嶋こよみ、内田を含む17選手が問題なくパスしている。

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01 30分経過時点での計量結果

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE:――
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
鹿志村仁之助: 152ポンド(68.94キロ)
キ・ウォンビン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣: 135ポンド(61.24キロ)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク: 126ポンド(57.15キロ)
ラマ・スパンディ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン: 206ポンド(93.44キロ)
トゥコ・タクコス: 206ポンド(93.44キロ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02 30分経過時点での

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
――(――)
キム・ミンウ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ホン・ジュンヨン: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン: 126ポンド(57.15キロ)
ウォーレン・デルロサリオ: 124ポンド(56.25キロ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ: 153ポンド(69.39キロ)
パワン・マーン・シン: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル:――
内田タケル: 125.5ポンド(56.92キロ)

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【RTU ASIA2022】「僕はイー・チャア、名前を覚えて」SASUKEの相手は中国MMAの王道を歩んできた

【写真】言葉短め、自信あり――という風なイー・チャアだった(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01で修斗世界フェザー級王者SASUKEと中国のイー・チャアが対戦する。

予測不能の中国人参加選手にあって、イー・チャアはエンポ・ファイトクラブで散打を始め、その後にMMAに転向。中国MMA界の王道路線と呼べるステップアップを遂げたイー・チャア、SASUKE戦に向けての心境を尋ねた。


――もう3日後に日本のSASUKE選手と戦います(※取材は6月6日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「凄く調子が良いよ。過去最高といえる。だから、本当にこの試合で勝ちたい」

――イー・チャア選手はいつ頃からMMAの練習を始めたのでしょうか。

「11歳の時に散打を始め、TVで偶然MMAを見て16歳の時にMMAに転向したんだ」

――中国のMMA選手で散打から転向選手は漢民族の選手以上にウィグルや内モンゴル、そしてチベット系の民族のファイターが目立っています。

「僕もチベット族だよ」

――ということはUFCファイターのスムダーチーやONEのバンマードォーチーと同じエンポ・ファイトクラブでMMAを?

「まさに僕は彼と同じエンポ・ファイトクラブ所属で、皆チームメイトだよ。ちょうど僕が11歳の時にスムダーチーたち、12歳、13歳、14歳の選手と練習してきたんだ。散打からMMAと」

――まさに中国MMA界の王道を進んできたわけですね。ところで散打出身のイー・チャア選手ですが、試合映像を視ると相当にレスリングやグラップリングを使いこなしているように見えました。

「絶対的に僕のベースは散打だよ。ただ、MMAを始めた頃にロシアからレスリング・コーチがやってきていて徹底的にレスリングを叩きこまれたんだ。レスリングとグラップリングばかり練習してきたから、僕の試合では組み技が多く見られるだと思う。でも僕はウェルラウンディット・ファイターだ。打撃も使えるよ」

――ではSASUKE選手の印象を教えてください。

「彼も優秀なグラップラーだね。ただし、僕のスピードにはついてこられないだろう。100パーセント、僕が勝つ」

――次の試合はただの1試合ではなく。UFC契約を賭けた第一歩となります。そんな一戦でどのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「僕がどんなファイターなのか、しっかりとテクニックを見てほしい。絶対に期待に応えてみせるから」

――では最後に日本のMMAファンに一言お願いします。

「僕はイー・チャア、この名前を覚えておいて欲しい(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC アリアンドロ・カエタノ アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン コリー・サンドハーゲン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ホン・ジュンヨン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 鶴屋怜

【RTU ASIA2022】7戦目でUFCデビュー計画。中村倫也─02─「気が付けば、自然と行きたい場所に」

【写真】最短距離でUFCへ──という言葉を実践できるか(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03でインドネシアのググン・グスマンと対戦する中村倫也インタビュー後編。

プロMMA転向から4戦目、コトが思い通りに運べば7戦目でUFCデビューという青写真を描くことができる中村は、アリアンドロ・カエタノ戦を経てグスマン戦クリアへ絶対の自信を見せていた。

<中村倫也インタビューPart.01はコチラから>


──まだ出稽古を行う状況ではないということでしょうか。

「ロータスには行かせてもらっていないですけど、パンクラスイズム横浜ではフィジカルや追い込み練習をさせてもらっています」

──正直なところ1回戦がキム・ミンウでなくて、ググン・グスマンで良かった思うことはありますか。

「1回戦で終わらせてしまうという考えもありましたけどね。アハハハハ。でもレスリング時代ですけど、意外とワンデートーナメントの初戦とかでチャンピオン同士の試合とかで勝つと、気が抜けてしまうのか──その後に決勝でコロッと負けたりするってあるんですよね。

それと同じで6月にキム・ミンウに勝ったら、7月とかも余裕で過ごしてしまうかもしれないですし。そういう意味では最後まで気を引き締める必要がある……めちゃくちゃ良いトーナメントだと思います」

──強くなれるトーナメントだと。

「ハイ。もちろん準決勝が風間選手でなかったり、決勝がキム・ミンウでないかもしれない。中国人選手は凄くタフですし、まだMMAでは未知の国ですからね」

──中村倫也が強くなるには準決勝は風間選手、それともクルムアリ・マイマイティトゥハティ、どちらの相手を望みますか。

「全くやったことがないタイプの方が良いと思うので、風間君ですかね。彼は僕が相手でも躊躇なく組んでくると思うので。そこから引き込むかもしれないですし、足関節もある。そういう選手とは、まだ戦ったことがないですからね。一つコレっていうゴールを持って、走って来るヤツって強いです。そういう意味での怖さが、風間選手にはあります。

でもまぁ、やるなら自信はありますよ(笑)」

──なるほど(笑)。ではグスマン戦ですが、デビューから2戦目まで如何に一方的でフィニッシュが衝撃的でも倫也選手は未知数な部分が多かったです。3戦目がRoad to UFCで、初の国際戦を迎えるとなると、かなり不安要素は残っていたと思います。ただし、4月のカエタノ戦で5分3R、修斗ブラジル王者にあの戦い方と勝ち方ができたことで、正直に言えば、この相手に負けたらアカンだろうと。

「確かに最初の2試合はただ暴れていただけですもんね(笑)。カエタノ戦では序盤でああいう打撃を貰って、そこからカエタノも傷口を狙って当ててくるというシンプルな戦いをしてきました。そこで凄く落ち着いて距離感とか見ながら、テイクダウンも取れたし。MMAがデキてきたと思っています。だから、今回の試合は全く心配ないです」

──MMAファイターとして説得力のある戦い方と勝利でした。ただしカットをした一発、アレはカットで終わって良かったですが、当たり所が悪ければ相当に危ないパンチだったかと思います。

「眼窩底とかいっていたかもしれないですね。なかなか難しいですね」

──ここからトーナメント3試合で勝ってUFCと契約をする。そこからUFCで戦うことに対して、どれだけ自信を持っていますか。

「自信……自信はもちろんあります。どれだけ……どれぐらいあるのかってことは……ちゃんと創ることができれば100パーセントあります。だから本当にケガに気を付けないといけないです」

──MMAではルーキーですが、年齢的には27歳。実は19歳の鶴屋怜選手がPOUNDSTORMでの出稽古に関して話を訊いた際に、『中村倫也選手は真剣度、向き合い方が違います。もうすぐ30歳で時間がないから』と言っていました(笑)。

「アハハハハ。俺、そんな必死だったのかな。まぁ若者からすれば、そういうことですね(笑)。でも、このタイミングでRoad to UFCがあるんだから、『アレ、引き寄せちゃった?』みたいな感じですね、ホントに(笑)」

──確かにここ数年、日本人選手はどうすればUFCと契約できるか。暗中模索という状況が続いてきました。そういうなかで倫也選手はデビュー1年に満たない状態で、Road to UFCが開催されて、出場権を得ることができたわけすしね。

「僕のなかでは、LDHのFighter Battle Auditionがずっと終わっていないんです。受かったけど、ずっと続いているような。一つクリアすると、次の課題がまた与えられる。ずっとオーディションが続いているような感覚なんです。一つを終わらせると、『また来たぁ!!』みたいな感じで(笑)」

──オクタゴンの頂点に立つまで続くということではないでしょうか。

「そうかもしれないです」

──では今、倫也選手がコリー・サンドハーゲンやチート・ヴェラと戦うと、どうなると考えていますか。

「まだちょっと想像できないです。サンドハーゲンとかに関しては、そのレベルに触ったことがないので。一番やりたくないですけどね。アッハハハハハ」

──上久保選手は触れることができれば五分と去年の4月の段階で言っていました。

「アッハハハハ。そうですね、その通りです。触ることができるか、どうかです。でも、本当にこのタイミングでRoad to UFCが開かれて良かったです。MMA転向が4年遡っていても、当時これはなかった。ステップアップに関して、もっと苦労をしていたはずです。

東京五輪に行っていても、コロナで練習ができない時間が長かったはずです。それからMMAに転向していたら、ちょうど今ぐらいがMMAキャリアをスタートさせるところで、Road to UFCには全然間に合っていなかった。気が付けば、自然と行きたい場所に連れてきてもらっている。凄く有難いです。

だからこそ、モノにしないといけないです」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】7戦目でUFCデビュー計画。中村倫也─02─「気が付けば、自然と行きたい場所に」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC アンシュル・ジュビリ イ・ジョンヨン イー・チャア ウリジブレン キック キム・ギョンピョ キム・ハンソル クルムアリ・マイマイティトゥハティ ググン・グスマン シャオ・ロン トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン ホン・ジュンヨン 中村倫也 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 野瀬翔平 風間敏臣 齋藤奨司

【RTU ASIA2022】クルムアリ戦前の風間敏臣─02─「全部が無くなったところに、一つの光が射した」

【写真】独特の空気感がある風間とのインタビューだった(C)MMAPLANET

9日(木・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode01でクルムアリ・マイマイティトゥハティと戦う風間敏臣インタビュー後編。

独特の雰囲気を持つ風間は、Road to UFCの話があるなかPOUNDSTROMで齋藤奨司と戦いKO負けを喫した。目の前が真っ暗になったのは、Road to UFCへの道が途絶えたからではなく、その一つの敗北が重荷になるからだった。

それでも手にした出場のチャンス、初戦の相手クルムアリ・マイマイティトゥハティに勝てば対戦が有力視される中村倫也について風間が話を訊いた。

<風間敏臣インタビューPart.01はコチラから>


──再び風間敏臣不機嫌説の繰り返しになってしまうのですが、POUNDSTORMの齋藤奨司戦では記者会見、計量での険しい表情がひと際目立っていました。

「アハハハハハ」

──全く笑顔を見せないばかりか、表情が緩むことが一切なかったです。あのときは齋藤選手に対して、対戦相手として不満があったのでしょうか。大きな箱の注目された大会で、上を食うカードを欲していたとか。

「いや、齋藤選手と戦うことにメチャクチャ集中していました。キャリアの差はあったかと思いましたけど、そこは本当に気にしていなかったです。Road to UFCの話もきいていましたけど、そこすらそっちのけで齋藤選手と戦うことだけに集中していました。彼を倒すためだけに練習していましたし」

──次の話があるので、こんなところで負けていられるかと先を見ていたところがあったのかと邪推していました。

「それは本当になくて、めちゃくちゃ齋藤選手と戦うことに集中していたので会見の時とかも凄く緊張感があったんです」

──では2Rに跳びヒザで負けたというのは、油断がなかった分だけ余計に悔しいのではないですか。

「もうショックどころじゃないです。アハハハハ」

──Road to UFCに行けないと考えて、ショックだったのではなくて。

「僕、MMAではデビュー戦で負けています。自分のなかであの負けが重荷になっています。それも分かっていたから……MMAって人生の奪い合いで、あの1敗で自分の目の前が真っ暗になって何も見えなくなりました。もう更地状態です」

──そのなかでRoad to UFCに出られることになった時の気持ちは?

「純粋に嬉しかったです。負けているのに出るのは……とも思わなかったことはないです。でも全部が無くなったところに、一つの光が射してきた。ホント、そういう形でした」

──出るからにはベストを尽くして、勝利をもぎ取ってほしいです。ただし、あのKO負けの後に出て良いのかというのは、正直思いました。いや、今も思っています。MMAは危険だからこそ、危険要素は省かないといけない。MMAは安全第一、ここにブレが生じればこの仕事はできないぐらいでいたつもりです。それが……今回はドクターがOKであればと思っている自分がいました。それだけUFCは日本人から遠かったので。でも、本当はダメだという自覚もしています。

「もちろん検査をして、先生、トレーナー、大沢さんと話しました。ただ、自分はRoad to UFCでなくてもやりたいという気持ちがあったと思います。あの真っ暗ななかで本当に光だったので。『頼むからやらせてください』と大沢さんにお願いしました」

──あの負けを払拭したいということなのでしょうか。

「どうなんでしょうかね。どういう気持ちなのかはちょっと言い表せないですけど、本当にこのオファーは嬉しかったです」

──Road to UFCでなくても、という言葉がありました。やはり風間選手は、今回出場している他の6名の日本人選手と違う感性を持っているようですね。

「自分、UFCって最初から言いたい気持ちはありました。大沢さんからも『やるんだったらUFCを目指せ』と言われていましたし。ただUFCがどれだけのレベルなのか分かっていなかったですし、映像を視ても生で触れていないから分からないです。

目の前にUFCの選手がいるわけでもないから、正直分かんねぇと思っていて。だからUFCという言葉は出さなかったです。出さなかったというより、出せなかった。簡単じゃないってことは分かるんで。自分が強くなれば、上の世界が見えてくる。だから最初からUFCとは思っていなくて、見えたら手を掛ける。そういうこと感覚だったんです」

──そのUFC出場権を争う戦いに挑める機会が訪れたということですね。そこで対戦相手のクルムアリ・マイマイティトゥハティですが……全く舌を噛みそうな名前です。しかも、素性不明の未知数なファイターで。試合映像はチェックできましたか。

「ハイ、中国のサイトで映像を視ました。フィジカルが強い。それが第一印象ですね。散打ベースのようでサイドキックや回し蹴りとか蹴りが多彩です。突発的に出てきたりする感じで。それほど振り回さないけど、パンチはストレートよりフックが多いですね」

──では組み力という部分に関しては?

「めちゃくちゃ強いと思います。ファーストコンタクトの際は、自分が想像しているより強いことを想定しています。ただし5分3Rの試合で、触れるのは1度じゃないので。5分3Rを使って──殺してやろうかと」

──ここまで話を聞く限り、風間選手は自分の思い通りに試合が進まないとイライラしてきた過去があるかと思います。ただし、上にいけば思い通りに戦えないのが当たり前になってくるかと。

「練習のなかでも思い通りにいかないと、熱くなることがあります。だから、そこもコントロールするようにしています。それが試合に出ると、後半にばててしまうので。それは気付いてきたことで、ただし弱点でもあり、強味でもあるかと……」

──なるほど、シュンとなっては勝てないということです。ところで北出さんとプライベートを続けているということですが、他にプロ練習のようなスパーリング練習を出稽古で行うこともあるのですか。

「ハイ。TRI.Hスタジオで上久保さん達と練習させてもらっています。上久保選手は自分が目指すスタイルとは違うのですが、技術は間違いなくて凄くて。吸収できるものは吸収させてもらっています」

──では風間選手が目指すMMA像とは?

「フィニッシュをしないといけないと思っています。どんな試合でもフィニッシュを狙っています。今回のトーナメントでも間違いなく、そうします」

──初戦を勝ってからですが、共に勝てば準決勝は日本人対決──相手は中村倫也選手になります。そこは意識していますか。

「しますね。面白いですよね、中村倫也。へへへへ。POUNDSTORMでメインを張っていた人間と、負けた人間が当たれるのは良いなぁって。もちろん1回戦に勝って、中村倫也にも勝って。POUNDSTROMへの想いも乗せて勝ちたいですね」

──柔術をやってきた風間選手が、中村選手を仕留める自信というのは?

「あります。ただ今のまま、この状態ではソコのイメージは生まれていないです。この試合をしっかりと勝って、9月までに詰めた練習をして──2カ月間で中村倫也を仕留められると思います」

──力強い言葉で気持ちが良いです。ところで今回の試合には関係ないのですが、HEARTSには高橋サブミッション選手が所属しています。グラップリングベースで、MMAを戦う彼の存在は、風間選手にとってどういったものなのでしょうか。

「ただただ、あの子は生き方が上手いなって思います(笑)。競技者として競い合うという意識は良くも悪くもないです。ただ一緒に練習していて、凄く勉強になります。メチャクチャ、グラップリングが強いので。刺激を受けてもいます。色々な人から吸収させてもらっていて、彼もその1人です。面白いですよ、彼(笑)」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】クルムアリ戦前の風間敏臣─02─「全部が無くなったところに、一つの光が射した」 first appeared on MMAPLANET.
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【RTU ASIA2022】宇佐美正パトリックの対戦相手アンシュル・ジュビリが語るインドMMAの強さ「精神力」

【写真】プロキャリは5勝0敗。アマで13勝0敗のレコードを持つ(C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で宇佐美正パトリックと戦う、アンシュル・ジュビリと対戦する。

今や人口が14億に達しようかというインドで、国境警備隊の父を持つジュビリは祖国の急激なMMAの成長の陰に強い精神力があると語った。現状、日本、韓国、中国の争いになるというのが大方の予想のRoad to UFCでインドネシア勢と並びアンダードッグと目されているインドのMMAファイターが、UFCとの契約に向けての自信のほどを語ってくれた。


──Road to UFCでの宇佐美正パトリック選手との試合が1週間後に迫ってきました(※取材は6月3日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「とても幸せで、喜びに満ちているよ。インド人ファイターが、こんな機会を手にデキたこと自体がとても嬉しい」

──そんなアンシュルがMMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「MMAを始めたのは4年前だよ。MMAのファンで、自分でもやってみたくなったから始めたのさ。ただ、僕のホームタウンにはMMAの練習ができる環境が整っていなかったから、ボクシングジムで練習をするようになった。でも友人とMMAの勉強をして、柔術も習うようになった。その後プロとしてやってきたかったのでジムを移り、フルタイムでトレーニングできる環境でMMAの試合に臨むようになったんだ」

──それ以前に何か格闘技の経験はあったのですか。

「僕が言えるのは、ストリートファイトの経験だけかな(笑)。僕のバックグラウンドは喧嘩だよ。中学、高校といつも怒りを内包しているような感じだったけど、MMAと出会って落ち着くことができたんだ。そしてストリートで喧嘩するなんてあほくさいと思うようになった。僕はプロのファイターだからね」

──もう10年前にチャンディーガルでSuper Fight Leagueの取材をしたことがあります。

「ホントなの? 凄いねぇ」

──あの時は正直、まだまだインドでMMAは普及していなかったです。現状はどれぐらいポピュラーになっているのですか。

「凄く成長しているよ。3、4年後にはUFCや他のMMAプロモーションでもチャンピオンが生まれるだろう。インドはレスリングとボクシングが普及していて、レスラーやボクサーがMMAに転向するケースが増えてきている。だから、チャンピオン誕生までそれほど時を必要としないとはずさ」

──現状、インド系ファイターが国際的な舞台で戦う場合はカナダや米国籍、あるいは中東やシンガポールに住む選手が多いです。インドで生まれ育ったファイターとなると、あのリトゥ・フォーガットがONE、モハメッド・ファハッドがBRAVE CFで戦っているぐらいかと。

ジュビリのマネージャーのスメシュ・カムラ。インドのUFC中継で解説をしているそうだ

スメシュ・カムラ(ジュビリのマネージャー) 確かに今はそういう感じだよ。

しかし、まだ始まりに過ぎない。アンシュルやパワン・マーン・シン(※同じRoad to UFC出場)はもっと良くなる。彼らが活躍することで、MMAがインド国内でより普及するだろう。ほんの少し前まで、誰もインド人ファイターがUFCで戦えるなんて思ってもいなかった。でも、2017年にインド生まれのファイターとして初めてバハラット・カンダールがUFCと契約した(※巌流島出場。UFCでは1敗でリリース)。アンシュルやパワンはもっと活躍できる。

今、若くて情熱のあるファイターにその扉が開かれようとしているんだ。アンシュルが言ったように、ここから3、4年でインドで生まれたファイターが世界の舞台に進出していくようになる。

──その大切な一歩となりますが、アンシュルはRoad to UFCを勝ち抜く自信はどれだけありますか。

「200パーセントだよ。今回の試合もそう。今はパトリックとの戦いに集中しているけど、この試合をドミネイトして勝ち、トーナメントで一気にUFCと契約できるまで駆け上がるよ。自分の力の全てを出し切るつもりさ」

──まだインドではMMAは新しいスポーツですが、日本のMMAについてアンシュルはどのような印象を持っていますか。

「日本のMMAは歴史が長い。だから選手も強い。UFC前は日本のPRIDEが一番の大会だったというのは知っているよ」

カムラ PRIDEはUFCにダン・ヘンダーソンやランペイジ・ジャクソン、ヴァンダレイ・シウバ、アントニオ・ホドリゴ・ミノタウロなどベストファイターを送り出した。ヒョードルはサインしなかったけどね。そう、ミルコ・クロコップもいたね。

──そんな日本のMMA界の新鋭パトリック選手の印象を教えてください。

「いつの試合か分からないけど、1試合はチェックした。コーチ達と対策も練ってきたよ。パンチが強いストライカーだね。テイクダウンディフェンスも上手い。若くてとても良い選手だと思う。

だからこそ僕らの試合は一番エキサイティングなファイトになるだろう。Road to UFCには優れた対戦相手が揃っていて、彼らと戦うことが楽しみでしょうがない。ただし僕の方が打撃、グラップリング、柔術の全てでパトリックを上回っている。全ての居面で僕の方が上だと思っている」

──インドのMMAは日本にその全容が伝わっておらず、そのことでファンもインド人選手のことを軽視しがちかと思います。

「日本のファンが僕でなく、パトリックが勝つと思うのは当然だよ。でも、僕を相手に戦うんだから彼は負けないといけない(笑)」

──ではインド人選手の強さはどこにあると思いますか。

「ハードワーカーなこと。決して勝負を諦めない。僕は山岳部のウッタランチャルで育った。インド人はどこの国の人たちよりハードワーカーだけど、タフな生活を強いられる僕らの地域の人間は精神力が強いと思っている。だからインドのMMAは急激に成長することができた。修得する技術が多いMMAを戦ううえで、一番大切なのが精神力だ。強い気持ちこそ僕らの最大の長所だからインドではキックボクシング、柔術ともにとても成長しているんだ。技術的な成長の陰には、強い気持ちが存在しているんだ」

──インドのMMAの練習やコーチは、映画「ダンガルきっと、つよくなる」に登場したフォーガット姉妹の父マハヴィルのようにスパルタなのでしょうか。

「その傾向はあるよ(笑)。若者が何かスポーツを始めると、ダンガルのような道を乗り越えないといけない。常にトレーニング漬けだ。でもプロでやっていくにはハードなだけでなく、スマートでなくては生き残れない。だから、MMAでは科学的な練習が行われている。でもその前提にダンガルに見られたようなハードトレーニングが存在している」

──アンシュル、今日は我々がまだ知らないインドのMMAについて教えてもらいありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕もパトリックも同じように、この試合でベストを尽くす。君たちの国の選手と、国のプライドをかけて戦う。良い試合になるから、楽しんで欲しい。そして僕らを応援してくれたら嬉しい。サンキュー、ナマステ」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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