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【DEEP118】計量よもやま話。青井&福田は新幹線に缶詰め&神田はバスタブ壊れる。次回Black Combatは…

【写真】ただ一人再計量となった江藤だが、余裕でクリア。なお、この時点で青井と福田はまだ計量会場に到着していなかった(C)MMAPLANET

明日9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118 IMPACTの計量が8日(土)に新宿区ホテルローズガーデンのオークルームで行われた。
Text by Manabu Takashima

メガトン級王座統一戦、フェザー級&ライト級と3階級のタイトルマッチが組まれている大会の計量は、フェザー級選手権を戦うチャンピオン神田コウヤとチャレンジャー青井人が揃って開始時間に姿を見せないという予想外の状況でスタートが切られた。


神田に挑戦する青井と雅駿介と対戦する福田の関西組は、人身事故の影響で何と米原で1時間に渡り新幹線の中で缶詰状態に。今回はバンタム級に挑む福田は、この4キロ強の減量幅の違いに命拾い。「フライ級やったら、ブチ切れていましたよ」という言葉も、そのフライ級での計量直後のようなかすれ気味の声でなく力のあるものだった。

そんな福田とともに東京駅からタクシーで計量会場に移動しても疲れを見せなかった青井の挑戦を受ける神田も、予期せずアクシデントに見舞われていた。自宅で水抜きに入った神田だが、なんとバスタブの栓が壊れており、お湯が溜まらないという状況に追い込まれる。

その影響で体重を落としきれなかったチャンピオンは、計量会場近くのサウナで最後の1キロを落とし、クリア後もその表情からは安堵と疲れが感じられた。

そんな神田に対し、Black Combatの撮影チームは容赦なくインタビューを始め「フェザー級王者が神田選手との対戦を求めています。どう思いますか」等と明日の防衛戦もお構いなしの質問をする。これには神田に帯同していたパラエストラ千葉ネット代表もラストウィークに入った鶴屋浩代表も苦笑いを浮かべるしかなかった。

そのBlack Combatのブラック代表の姿も計量会場で見られたが、氏は2週間後のDEEP JEWELSにも来日するとのこと。中国のWLFとの対抗戦の計画も進むBlack Combatの次回大会は4月20日に予定されており、ブラック代表によるとDEEPから4人の日本人選手を招聘する予定だという。

イ・ソンハの持つDEEPライト級王座に挑む江藤公洋は、本計量では50グラム・オーバーだったが、最計量では200グラムも落とし余裕でクリア。江藤が所属するHEARTSからは木下カラテ、魚井フルスイングも今大会に出場しており、計量会場にも出場選手だけで現れ、魚井がかいがいしく江藤のサポートをしていた。

またメディアよりも撮影に懸命なパラエストラ八王子の塩田歩代表に4月29日のRIZINフェザー級選手権試合に関してコメントを求めると──。「もう独立していますけど、金ちゃん(金原正徳)と今指導している千裕(鈴木千裕)君があの舞台でベルトを賭けて戦うというのは、本当に嬉しいです。ただ僕はもう100パーセント、千裕君のサポートですから」と言葉が聞かれた。

■視聴方法(予定)
3月9日(土)
午後5時45分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP118計量結果

<DEEPメガトン級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ロッキー・マルチネス:108.5キロ
[暫定王者]酒井リョウ:106.9キロ

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]神田コウヤ:65.7キロ
[挑戦者]青井人:64.7キロ

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]イ・ソンハ:70.3キロ
[挑戦者]江藤公洋:70.35キロ→70.15キロ

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌:61.5キロ
雅駿介:61.7キロ

<フェザー級/5分2R>
五明宏人:66.2キロ
木下カラテ:66.1キロ

<ライト級/5分2R>
川名 TENCHO 雄生:70.55キロ
倉本大悟:70.8キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.65キロ
魚井フルスイング:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.6キロ
小崎連:61.55キロ

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
信原空:66.05キロ
菅涼星:66.15キロ

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【DEEP118】バンタム級進出の福田龍彌─02─「雅選手は努力家。だから僕は試合を楽しむことができる」

【写真】プロフェッショナルファイターとして、MMAを戦う職人としての福田の言葉から気づかされることは多い(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118にて、雅駿介と対戦する福田龍彌がインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

福田は1月の平良達郎との練習で「殴り合いの強さ」を再確認したという。殴り合いの強さを生み出す理由の一つは、福田の練習への取り組み方にある。その最たるものがボクシンググローブとMMAグローブの違いだ。バンタム級の戦いでも、殴り合いの強さを発揮できるか。雅のムエタイMMAとの邂逅で、そうした技術ポイントにも注目してほしい。

<福田龍彌インタビューPart.01はコチラから>


――殴り合いといっても、福田選手の場合はパンチをブンブン振り回しているわけではないですよね。振り回す相手に対して、カウンターでインサイドから急所を突くことができる。

「そういう能力がある、とは自分でもそう思っています。みんながガムシャラに打ち合っちゃうときに、ちゃんと相手の動きを最後まで見ることができるというか」

――しかも、そんななかで正確に自分のナックルを当てきることができる。たとえば2月18日のパンクラス大阪大会では、メインとコメインは正確な左ジャブの積み重ねがフィニッシュに結びつきました。

「あぁ、なるほど。まさに基本どおりで」

――はい。UFCを見ると、その正確性は究極的に高まりますよね。試合写真も左ジャブがまっすぐ伸び、ナックルが相手の鼻突を捉えているものばかりで。国内のファイターの中で福田選手は、右ジャブも左ストレートもその正確性が飛び抜けていると思います。

「そうですね。やっぱりパンチについては――僕、ボクシンググローブを着けて練習することが、ほとんどないんですよ。ボクシンググローブでスパーするのは止めました。ボクサーやキックボクサーの人と、ボクシンググローブをつけてマススパーをやることはありますよ。でもガチで倒し合うスパーはやらないです。しっかり当てる練習をする時ほど、MMAグローブでやらな意味ないと思っているんで」

――ボクシンググローブを使わなくなったのは、いつ頃からでしょうか。

「3年前ぐらいじゃないですかね。そもそもパンチの練習って、そんなにスパーは必要ない。MMAファイターはスパーリングをしすぎやと思っています。ボクシンググローブの練習に時間を割きすぎても良くない。確かにそのバランスは難しいところではありますけど、ちゃんと考えて練習しているファイターもいるから。MMAグローブでフォームや当てる時のインパクトの練習をするほうが大事じゃないですか。本来、MMAってジムに持って行く練習用具が少ないはずなんですよ」

――というと?

「持って行くのはMMAグローブ、マウスピース、あとファウルカップぐらいじゃないですか」

――レガースは持って行かないのですか。

「僕はレガースを着けないです。レガースを着けていると、組まれた時の足の抜き方も違ってきますからね。スパーリングで相手に生のスネで蹴られても文句は言わないし、僕も生スネで蹴ります。パンチと同じように蹴りでも思いっきりやらないというか、練習に威力は必要ないと思うんですよ。どちらかといえばフォームやタイミング、距離感、角度のほうが大事で。スパーでそれらを掴むことができていたら問題ないです」

――柔道やレスリングなど組み技競技は乱取り稽古がある影響で、MMAでもいわゆるガチスパーが多くなっているのでしょうか。ジムの指導方針にもよりますが、ボクシングやキックボクシングの場合は練習の中でガチスパーの割合は高くないですよね。

「もちろんガチスパーも大切ではありますよ。でもその割合をMMAに適用するのはどうかな、って思います。ファイターのタイプにもよるけど。組技でも乱取りだけでなく打ち込みがあって、スパーリングばかりしているわけじゃない。でもMMAはスパーが多くなるという面はあって」

――福田選手がタイにいた頃のムエタイジムはどうでしたか。

「スパーはやりますよ。でもスパーの中で、騙し合いみたいなものをメインにしていました。ガツガツと倒し合うスパーは週2回ぐらいったかなぁ。もうだいぶ昔の話ですけど。タイの場合は特にトレーナーさんがミットを持ってくれる量がハンパないから。トレーナーさんがミットで受けながら、しっかりと打ち返してくれるじゃないですか。ミット打ちの中にスパーに近い要素がありますよね。僕とウエタユウ(MIBURO代表)さんのミットも、そんな感じで。自分のファイトスタイルが固まっている選手であれば、実戦に沿ってそのスタイルの質を上げるための練習をするべきやなって思います」

――国内でいえば、リオン武選手はMMAグローブでナックルの当て方が最も巧いファイターの一人だと思います。これは10年前に取材で訊いたことではありますが、リオン選手もボクシンググローブで練習したことはなかったそうです。そして、拳を骨折したこともないという。

「リオン選手は巧いですよねぇ。ボクシンググローブを使わないのも、よく分かります。何が一番違うかといえば、ボクシンググローブってしっかりと握りこまないんですよ。というか、握り込めない。特に親指が浮いた状態になって――その感覚やとMMAグローブでは、しっかり殴れないです。あと骨折も自分は一度ぐらいで、それ以外は怪我をしたことがなくて。

サンドバッグもMMAグローブでやったほうが良いですよ。ボクシンググローブでやると、どうしても腕の振りだけで強く当てようとしますから。すると『バーン!』という表面的な音だけで、みんな酔いしれてしまう。その打ち方では、頭やヒジとか堅い箇所に当たると拳が折れてしまうんです。正確にナックルを当てる感覚も、微妙な拳の握り具合の感覚も身に着かない。僕のことを理解して、大切にしてくれている人にはOFGの練習を推奨していますね。……今日、こういう話で良いんですか?」

――そうした練習の取り組み方こそが、プロフェッショナルファイターの証ではないでしょうか。以前のインタビューで福田選手が仰っていた、「料理している姿を見ていているだけでも面白い」という料理人さんの姿と同じで。

「なるほど。その所作が重要ですよね。ブンブン振り回してKOしているところを切り抜いただけでは、『オレも勢いだけで行けるんちゃう?』と勘違いされてしまう。僕は試合で『福田のテクニックって凄いなぁ』と思ってもらえるようなものを提供したいです。それがプロフェッショナルやし、プロとしてこだわる部分じゃないですかね」

――なるほど。貴重なお話をありがとうございます。そこで次の試合に関してですが、最初のオファーからバンタム級で雅選手と対戦というお話だったのですか。

「最初は1月のBlack Combatが終わるまで分からへん、って感じでした。もちろん雅選手との試合という案も最初からあったでしょうし、たぶんユ・スヨンの試合がどうなるかによって変わるのかなと思っていて」

――今回の試合で重要なポイントは、対戦相手が雅選手であることはもちろん、福田選手がバンタム級で戦うという点だと思います。

「現状、神龍君とのフライ級王座統一戦はないでしょうからね。GPが終わって、フライ級で戦いたい相手もおらへんし。それと最初の話にもあったように、やっぱりカザフスタンの試合からダメージが残っていて。ここでフライ級まで落とすために労力を使うのも違うのかなと思ったんですよ。

僕も30歳を過ぎて、フライ級まで落とした翌日にベストコンディションで試合できるかどうかは――正直言って自信はないです。カザフスタンの経験も生かしたうえで、多少は体格が小さくてもバンタム級で試合をしようと決めました。

もしかしたらバンタム級では組んでグシャグシャにされるかもしれないし、『やっぱりフィジカル差があるよね』と言われるかもしれない。でも僕にとってのMMAは、そういうものだけじゃないと思っているので」

――実際に試合をしてみないと分かりませんが、グシャグシャにされるかどうかは当日のコンディションに依るところも大きいのではないですか。先ほど福田選手ご自身が言われたとおり、フライ級まで落とした翌日のコンディションと、バンタム級で臨む当日のコンディションも違うでしょう。

「ぶっちゃけフライ級の時は、翌日までにコンディションを戻せる自信はなかったです。GP決勝戦はコンディションも最悪で……。体の中で何かが固まっている感覚があったんですよ。呼吸も浅くなっていたりとか。計量後にそれほど食べたり飲み物を摂取していたわけでもないのに。

そこまでの減量をしてまで、フライ級にこだわる気持ちはなかったです。僕はもう名声やタイトルは求めていないわけですよ。とにかく戦うことを生業として、戦いを楽しみたい。でもフライ級で続けると、戦いを楽しむことができないと思って」

――……。

「決してバンタム級をナメているわけじゃないです。バンタム級だと相手の体も大きくて、強い選手も多い。そっちのほうがヒリヒリした試合ができるんじゃないかと思っています。次の対戦相手の雅選手なんて、特に最近は良い勝ち方をしているじゃないですか」

――雅選手もムエタイを生かした自分のMMAスタイルが固まってきて、一気に勝ち星が増えてきたと思います。

「そうそう。ナックモエとかじゃなくて、完全なMMAファイターになっている。レスリングもしっかりしているじゃないですか。最近は首相撲よりレスリング技術のほうが印象に残っていますね。MMAを始めて、本当に一つひとつ積み上げてきたんやなって思います。雅選手は、そういう努力家の面が試合で見えるファイターで。だから僕としては純粋に試合を楽しむことができると思いますよ。雅戦は良いセッションにしたいです」

■視聴方法(予定)
3月9日(土)
午後5時45分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、U-NEXT、サムライTV

■ 対戦カード

<DEEPメガトン級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]ロッキー・マルチネス(グアム)
[暫定王者]酒井リョウ(日本)

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]神田コウヤ(日本)
[挑戦者]青井人(日本)

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者]イ・ソンハ(韓国)
[挑戦者]江藤公洋(日本)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
雅駿介(日本)

<フェザー級/5分2R>
五明宏人(日本)
木下カラテ(日本)

<ライト級/5分2R>
川名 TENCHO 雄生(日本)
倉本大悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
平松翔(日本)
魚井フルスイング(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
小崎連(日本)

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
信原空(日本)
菅涼星(日本)

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【DEEP118】来たッ!! 神田コウヤ✖青井人=フェザー級タイトル戦。江藤はベルトを日本に取り戻せるか

【写真】一昨年5月の対戦では神田が青井に競り勝ったが、今回はさらに激しい戦いが繰り広げられそうだ(C)MATSUNAO KOKUBO

11日(木)、DEEPより3月9日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP118 Impactの対戦カード──タイトルマッチ3試合を含む──7試合が発表されている。
Text by Manabu Takashima

タイトル戦はメガトン王座統一戦としてロッキー・マルチスネス✖酒井リョウ、フェザー級選手権試合は牛久絢太郎の階級変更&返上により暫定から正規王者となった神田コウヤが、青木人を挑戦者に迎える。さらに昨年9月のDEEP vs Black Combatの対抗戦でDEEPライト級王座を韓国に持ち帰ったイ・ソンハが初防衛戦で、江藤公洋の挑戦を受けることが決まった。


この他、2回戦ではライト級で川名TENCHO雄生✖倉本大悟、フェザー級で五明宏人✖木下カラテ、バンタム級では平松翔✖魚井フルスイングの3試合。加えてオープニングのアマMMA=信原空✖菅涼星戦が明らかとなった。

Black Combat勢の手に渡ったDEEP JEWELS女子アトム級とDEEPバンタム級王座は、パク・シユンとユ・スヨンの両チャンピオンが20日のBlack Combatで防衛戦とスーパーファイトが控えているため、同大会に来日できるのかは20日の試合結果次第だろう。

そのBlack Combatとの対抗戦では、腕十字で敗れた暫定王者の酒井がRIZIN & UFC帰りのマルチネスと4年振りの再戦でリベンジなるか。フェザー級選手権試合はRoad to UFC準決勝敗退の悔しさを胸にDEEP王者としてケージに戻ってくる神田。対するはBlack Combatフェザー級シン・スンミンに完勝し、いよいよその持ちうるポテンシャルが全開し始めた青井。青井にとっては、昨年5月の雪辱を果たすタイトル戦ともなる。

大原樹理をスロエフストレッチで破ったライト級王者のイ・ソンハは長いリーチを生かし、遠い間合いで戦える選手だ。

あの長い距離で立ち、江藤のテイクダウンダウンをどれだけ牽制できるのか。

イ・ソンハは自分の形で組んで場合、その長い手足を生かして肢体に絡みつく強さは大原戦で十分に披露している。

それでも下になった時に、江藤のコントロール&ドミネイトに対し、柔術的な極めやスクランブルで有効な反撃態勢に入れるのか──非常に興味深い、マッチアップといえる。

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DEEP DEEP Tokyo Impact DJ.taiki MMA o ONE TATSUMI   パンクラス 上田直毅 五明宏人 劉獅 山口コウタ 梶本保希

『DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND』試合結果

SAS・特殊部隊式 図解徒手格闘術ハンドブック:護身術テクニック501


▼第14試合 メインイベント DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.55kg
[判定3-0] ※30-27×29-28×2
×上田直毅(パラエストラ東京/インプルーブ株式会社) 61.55kg

▼第13試合 セミファイナル DEEP フェザー級 5分2R
〇五明宏人(トラフォース赤坂)66.3kg
[1R 4分59秒 TKO] ※左ストレート→パウンド
×劉獅(KIBA マーシャルアーツクラブ)66.2kg

▼第12試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇ユータ&ロック(秋本道場 jungle junction)66.15kg
[判定3-0] ※20-18×3
×TATSUMI(ネックス)66.2kg

▼第11試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇木下カラテ(和術慧舟會 HEARTS) 66.05kg
[1R 1分30秒 TKO] ※パウンド
×梶本保希(パラエストラ八王子)66.1kg

▼第10試合 DEEP ライト級 5分2R
〇岩倉優輝(NICE BAD GYM)70.7kg
[1R 3分59秒 TKO] ※パウンド
×後藤 亮(TRIBE TOKYO MMA)70.7kg

▼第9試合 DEEP ライト級 5分2R
〇山本颯志(トラフォース赤坂)70.8kg
[判定3-0] ※20-18×3
×前田啓伍(Tristar Gym)70.15kg

▼第8試合 DEEP 68kg以下 3分2R アマチュア SPルール
〇信原空(トライフォース赤坂) 67.8kg
[1R 0分12秒 KO]
×Mr.サタン(フリー)67.2kg

▼第7試合 DEEP フライ級 5分2R
×根本元太(パラエストラ柏)57.1kg
[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト坂本
〇坂本 岳(フリー)57.15kg

▼第6試合 DEEP フェザー級 5分2R
〇相本宗耀(ROOM)65.9kg
[2R 3分25秒 TKO]
×森 俊樹(MYD)66.2kg

▼第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
×山口コウタ(パラエストラ八王子)61.55kg
[1R 2分45秒 ギロチンチョーク]
〇清太郎(K-clann)61.25kg

▼第4試合 DEEP ストロー級 5分2R
〇佑勢乃花(フリー)52.25kg
[1R 1分27秒 アームロック]
×石井涼馬(パラエストラ柏)52.6kg

▼第3試合 DEEP ウェルター級 5分2R
〇マッスル岩倉(Tristar Gym)76.7kg
[1R 4分54秒 TKO]
×宇土冬真(TURNING POINT)77.5kg

▼第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇岩見 凌(KIBA マーシャルアーツ) 61.55kg
[2R 0分36秒 リアネイキドチョーク]
×川瀬大祐(fightbase 都立大) 61.6kg

▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
〇濱口麗地(K-Clann)57.05kg
[2R 3分48秒 リアネイキドチョーク]
×浅井優一(MYD)56.7kg

 9月10日に東京・ニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND』の試合結果。メインイベントはDJ.taikiが上田直毅に判定勝ち。セミファイナルは五明宏人が劉獅に1R TKO勝ちしています。続きを読む・・・
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Black Combat DEEP DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2023#05 MMA MMAPLANET o 五明宏人 劉獅 青井人

【DEEP Tokyo Impact2023#05】右フックからの連打で劉獅にKO勝ちした五明が青井戦をアピール

【写真】五明がKO勝ちで連敗から脱出 (C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分3R>
五明宏人(日本)
Def.1R4分59秒 by TKO
劉獅(日本)

開始早々、五明の左インローが劉獅の下腹部を捉えたため中断。再開後、劉獅が右ミドルを見せる。五明はサークリングしながら右ミドルを繰り出す。劉獅も右ハイを返した。五明の左ミドルに対し、劉獅はパンチを連打していく。五明の左三日月蹴りを受けた劉獅は、距離を詰めて組んでから右腕を差し上げ、投げて五明に背中を着かせる。そのままパウンドを落としながらバックへ。四の字フックで固めると、続いてマウント→再びバックマウントへ。五明が体を起こして劉獅を前に振り落とした。

スタンドに戻ると、またも五明の左インローが下腹部に入ったと劉獅がアピールし、試合は中断される。再開後、劉獅が左に回る。五明は劉獅が飛び込んできたところに右フックを合わせる。劉獅が右ミドルを連打すると、五明も左ミドルを返す。劉獅の右をかわした五明が組みつくも、すぐに劉獅が離れた。打撃戦では劉獅の右ショートが当たる。しかし五明は左ミドルを効かせたあと、右ボディを突き刺してから右フックのカウンターでダウンを奪い、立ち上がる劉獅にパンチの連打を浴びせる。ケージまで追い込まれた劉獅のシングルレッグを切ってパンチを打ち下したところで、レフェリーが試合を止めた。

勝利した五明は、9月18日にBLACK COMBATとの対抗戦を控える青井人との対戦を希望した。


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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS42 DEEP Tokyo Impact DEEP Tokyo Impact2023#05 DJ.taiki K-1 MMA MMAPLANET o RIZIN   上田直毅 五明宏人 井上直樹 劉獅 山口コウタ 梶本保希 神田コウヤ

【DEEP Tokyo Impact2023#05】計量終了 上田直毅を迎え撃つDJ.taiki「ここで負けられない。いつも通りの心境」

【写真】一戦一戦が大勝負のキャリアになったDJ.taiki(左)。九州合宿の成果を見せられるか (C)Takumi Nakamura

明日10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05&DEEP JEWELS42「10th Anniversary」の計量が、9日(土)に新宿区のホテルローズガーデンにて行われた。

DEEP Tokyo Impact 2023#05のメインイベントで上田直毅を迎え撃つDJ.taikiは、計量後に「福岡で合宿をやってきたので、その成果を見せたい」と語った。


改めてDJ.taikiに話を聞くと、最近は「関東を離れて集中して練習をやりたい」という理由で、試合前に九州で約一週間の短期合宿を慣行。午前中は山道でロードワーク、夜はカルペディエム福岡、MMA Rangers Gym、G-faceなど幾つかのジムを回っているという。

対戦相手の上田は15歳下で、中学生時代にDJ.taikiの試合を見てきた世代だ。そんな上田を迎え撃つDJ.taikiは「ここで負けられないし、それはいつもと一緒。そういう意味ではいつも通りの心境ですよ。あとはいかにコンディションのいい自分を見せられるか。そこです」とベテランらしく語った。

2月のDEEPフェザー級暫定王座決定戦での神田コウヤ戦を含めて連敗中の五明宏人、7月に初黒星を喫したユータ&ロック、6月RIZINで元K-1王者・久保優太に敗れて以来の木下カラテなど再起戦組が多いなか、第6試合で根本元太と対戦する坂本岳に注目したい。

坂本はレスリングとMMAを並行して学び、中学時代にはアマチュアで井上直樹とも対戦経験を持つ。

高校入学後はレスリングでの活動に集中し、名門・山梨学院大学に進学。2021年には全日本大学グレコローマン選手権3位に入賞している。

今回がプロデビュー戦でもある佐藤は「全試合のなかで一番面白い試合をして圧倒します」と意気込みを語った。

なおブレイキングダウン出身の信原空と対戦するMr.サタンはコスプレやモノマネ以上に、計量時に試合コスチュームを脱ぐ際、同時にアンダーパンツも脱げそうになるアクシデントで会場をざわつかせた。

■ DEEP Tokyo Impact 2023#05対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki:61.55キロ
上田直毅:61.55キロ

<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.30キロ
劉獅(日本):66.20キロ

<フェザー級/5分2R>
ユータ&ロック:66.15キロ
TATSUMI:66.20キロ

<フェザー級/5分2R>
木下カラテ:66.05キロ
梶本保希:66.10キロ

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝:70.70キロ
後藤亮:70.70キロ

<ライト級/5分2R>
山本颯志:70.80キロ
前田啓伍:70.15キロ

<アマ68キロ契約/3分2R>
信原空:67.80キロ
Mr.サタン:67.20キロ

<フライ級/5分2R>
根本元太:57.10キロ
坂本岳:57.15キロ

<フェザー級/5分2R>
相本宗耀:65.95キロ
森俊樹:66.20キロ

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ:61.55キロ)
清太郎:61.25キロ

<ストロー級/5分2R>
佑勢乃花:52.25キロ
石井涼馬:52.60キロ

<ウェルター級/5分2R>
マッスル岩倉:76.70キロ
宇土冬真:77.50キロ

<バンタム級/5分2R>
岩見凌:61.55キロ
川瀬大祐:61.60キロ

<フライ級/5分2R>
濱口麗地:57.05キロ
浅井優一:56.70キロ

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【DEEP Tokyo Impact2023#05】抜擢=DJ.taiki戦へ、実業団MMA戦士=上田直毅「労働時間は他の半分」

【写真】MMAPLANET初登場。てきぱきと話せる=情報処理能力に優れている?? (C)TAKUMI NAKAMURA

10日(日)東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05にて、上田直毅がDJ.taikiと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

上田は空手・柔術を学び、キッズ修斗を経てプロの道に進む。キャリア初期は黒星先行だったが、2019年8月以降の戦績は8勝1敗と覚醒し、敗れた相手ものちにUFCと契約する風間敏臣という堂々たる成績を残している。現在は企業のサポートを受けて選手活動を続けるという環境に身を置き、DEEPトップ戦線への浮上、大舞台での活躍を目指す。


――DEEP3戦目でDJ.taiki選手と対戦が決まった上田直毅選手です。これまでのキャリアのなかで最も実績と知名度がある相手との試合が決まりました。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか。

「すごく嬉しかったですね。DJ選手は僕が総合を始める前、小学校4~5年の時にDREAMで戦っているところを見ていた選手で。僕がDEEPに出るようになって、いつかやるのかなと思っていたんですけど、本当にやることになってびっくりしています」

――あまり自分が対戦するとは思っていなかった相手ですか。

「はい。DJ選手はベテランですし、自分がやる相手ではないと思っていました。ただDEEPに出始めて、DJ選手も試合で勝っていたので、もしかしたら…と思っていたぐらいです」

――対戦相手としてのDJ選手にはどんな印象を持っていますか。

「打撃が強い選手ですよね。総合のベテラン選手ですが、キックルールで王者クラスともやっているし、打撃は警戒しています。また組み技や寝技の展開も場数を踏んでいるので、そこにも警戒したいです」

――DJ選手は打撃に目がいきがちですが細かいテイクダウン・組み技にも強さがある選手だと思っています。その上でどんな勝つイメージを持っていますか。

「特に勝ち方にこだわりはなくて、一つの作戦に固執せずに枝分かれで考えているので柔軟に対応して勝ちたいです」

――過去最も実績と知名度がある相手で、この試合の結果が上田選手の今後にも大きく影響すると思っています。どんな試合をしたいですか。

「ここの勝ち負けで今後の自分が上に行けるかどうか。負ければ仕切り直し、一本かKOで勝てばDEEPでもっと上の相手と戦えるだろうし、さらに大きな舞台で試合するチャンスが見えてくるかなと思います」

――上田選手は空手・柔術がバックボーンということですが、どちらを先に始めたのですか。

「小学1年生から先に空手を始めました。最初は寝技に興味はなかったのですが、テレビでDREAMを見ているうちに6年生ぐらいから総合の魅力に気づいて、中学1年生でパラエストラ東京に入会して、柔術も始めました」

――空手を始めるきっかけはなんだったのですか。

「もともとK-1を見たり、格闘技には興味がありました。また父親がやらせたがりなところもあって、近所の空手道場に連れて行ってもらって入会しました」

――空手をやっていたにも関わらず、なぜ総合に興味を持ったのですか。

「当時は総合の選手がK-1に出て、勝つこともあったじゃないですか。そういう姿を見て『総合の選手は相手のフィールドでも勝つんだ』と思って。しかも本来は打撃だけじゃなくて投げ技や寝技もできる。それがすごいなと思って、自分も総合をやってみようと思いました」

――ちなみに空手はフルコンタクト空手だったのですか。

「僕がやっていたのは梁山泊空手という空手で、防具空手やグローブ空手の練習をやっていました」

――総合をやるうえでパラエストラ東京を選んだ理由は?

「家から一番近い道場で、中井先生の存在が理由ですね。当時の僕は中井先生のことを知らなったのですが、父親から『中井代表は格闘技界のレジェンドだぞ!』と言われて。その道場に入るのが一番いいだろうという結論になりました」

――MMAの練習を始めたのはいつからですか。

「柔術と並行してキッズ修斗もやっていて、当時から試合にも出ていました。なので空手がきっかけではありますが、中学からMMAのキャリアはスタートしています」

――当時好きだったMMAファイターはいますか。

「パラエストラに入った頃にUFCのゲームを買って、そこでやたら強い選手がいて、どうしても倒せない選手がいたんですよ。それがGSPだったんです(笑)」

――ゲームで知ったのが先だったんですね(笑)。

「はい。当時地上波でK-1やDREAMは見ていたのですが、UFCは見たことがなかったんです。それで映像を入手して『GSPってどんな選手なんだろう?』と思って、実際に見たら本当にすごい選手で驚きました(笑)」

――上田選手のプロデビュー戦は2014年2月にZSTがやっていたSWAT!という大会になるんですよね。

「はい。17歳の時にプロデビューしました。最初に立てた目標は総合のチャンピオンとムンジアルで優勝することの2つだったのですが、柔術をやっていくうちにムンジアル優勝は無理だと思い、総合に絞りました」

――デビューしたからのキャリアを振り返ると、2019年5月までは黒星が先行していたにも関わらず、その時の8月から連勝街道に突入します。どのような変化があったのですか。

「5月の試合に負けたあと、パラエストラ浦安に出稽古に行くようになり、今もセコンドについてもらっているジェイクムラタさんと練習するようになったんです。浦安でムラタさんと毎週MMAスパーをやらせてもらい、そこから変わりましたね」

――村田選手、浦安での練習は何が良かったのでしょうか。

「今思うと、ムラタさんとは色々と相性が合ったのかなと。試合前にはこういう相手だからこういこうみたいなことをざっくり打ち合わせて作戦も立ててもらっています」

――そこから6連勝するわけですが、何か手応えがありましたか。

「3連勝まではなんとも思わなかったんです、『勝てるようになったな』くらいで。でも4連勝くらいから『何か変わってきているかも』と思うようになり、石渡伸太郎さんの引退興行(2022年1月)に出るときにMMA用のレスリングの練習や打ち込みを始めました。それまでは打撃プラス柔術みたいなスタイルでしたが、レスリングを始めてようやくMMAっぽい動きができるようになったと思います」

――2020年12月にTTF Challenge 09に出てから石渡伸太郎 引退興行まで約1年間のブランクがありますが、これは何が理由だったのですか。

「僕は大学院に通っていて、その試験を受けるために試合を休んでいました。試験が終わって、それまで主戦場だったZSTに出たいと思っていたら、大会自体が行われなくなっていて。他の団体からも幾つか声をかけてもらっていたのですが、なかなか試合が決まらなくて。そこで最終的に石渡さんの引退興行で試合が決まりました」

――その大会ではバンタム級の1DAYトーナメントが行われ、のちにUFCと契約する風間敏臣選手と対戦しています。試合は三角絞めで一本負けしていますが、この試合はターニングポイントになったのではないですか。

「そうですね。結果は残念でしたが、決勝で風間選手とやれたことは大きな経験です」

――風間戦のあとはDEEPで2連勝しているので、2019年8月以降の戦績は8勝1敗です。この4年間で唯一の敗戦は風間戦ということになります。

「あの時、2つ作戦があって、その1つを実行したんです。僕としてはその作戦を実行して負けるようなら完敗だと思える試合でした。僕は試合になると自分のパフォーマンスを出すことを最優先に考えていて、それを出して負けるなら、どうあがいても勝てないということだと思っているんですね。だから自分のパフォーマンスを出せないことが一番ダメだと思っているし、風間戦ついては僕の完敗でした。ただ自分と試合をした選手がUFCのような大きな舞台で戦っている姿を見ると、自分もそうなれる可能性があると思っています」

――上田選手は所属名が「パラエストラ東京/インプルーブ株式会社」になっていますが、普段はインプルーブ株式会社で働きなら練習や試合をしているそうですね。これは実業団のようなシステムなのですか。

「そうですね。労働時間でいうと他の社員の約半分くらいにしてもらい、仕事以外は練習してもいいという条件になっています」

――あまり例がない雇用形態だと思うのですが、どういった経緯で決まったのですか。

「もともとインプルーブがRIZINなど格闘技関連の協賛をやっていて、自社からRIZINに出る選手を探したいということになったそうなんです。ちょうど自分も練習時間に融通をきかせてもらえる会社を探していて、人材系の会社が僕とインプルーブを結び付けてくれて、面接を受けて採用していただきました」

――就職すると練習時間が削られる、フリーターで練習時間を確保すると生活が苦しい。学生時代が一番充実した練習できたという話はよく耳にします。上田選手は安定した基盤のうえで練習ができているようですね。

「はい。学生の時とほぼ練習時間が変わらず、今までと同じルーティンで練習できるのはありがたいです。僕の選手活動も応援してもらっていて、本社は大阪にあるんですけど、東京の営業所からだけでなく、本社からも応援に来てもらえます。本当に今の環境には感謝しています」

――相手含めていままで一番注目される試合だと思いますが、今回のDJ戦ではどんな試合を見せたいですか。

「僕はみなさんに知られている選手じゃなくて、逆にDJ選手はずっと長くやっていて知名度がある選手です。その相手にいい勝ち方をすれば僕の知名度も上がると思うし、大きな舞台で試合できるチャンスも増えると思います。試合としては僕は空手と柔術をやっていたので、打撃も寝技もどちらも見せられる試合をしたいです」

――今の上田選手にとってはRIZIN出場が最大の目標ですか。

「はい。RIZINだったり、大きな舞台に行けば他の団体のトップ選手と戦えると思うので楽しみです。またDEEP3戦目で元チャンピオンのDJ選手を当ててもらえて、期待してもらえているのかなと思います。DEEPの佐伯代表や周りの方には感謝しているので、その感謝の気持ちを胸に良い試合を見せたいです」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後12時20分~DEEP チャンネル-YouTube

■ DEEP Tokyo Impact 2023#05対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
上田直毅(日本)

<フェザー級/5分3R>
五明宏人(日本)
劉獅(日本)

<フェザー級/5分2R>
ユータ&ロック(日本)
TATSUMI(日本)

<フェザー級/5分2R>
木下カラテ(日本)
梶本保希(日本)

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝(日本)
後藤亮(日本)

<ライト級/5分2R>
山本颯志(日本)
前田啓伍(日本)

<アマ68キロ契約/3分2R>
信原空(日本)
Mr.サタン(日本)

<フライ級/5分2R>
根本元太(日本)
坂本岳(日本)

<フェザー級/5分2R>
相本宗耀(日本)
森俊樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口コウタ(日本)
清太郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
佑勢乃花(日本)
石井涼馬(日本)

<ウェルター級/5分2R>
マッスル岩倉(日本)
宇土冬真(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
川瀬大祐(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口麗地(日本)
浅井優一(日本)

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【Road to UFC2023Ep05】豪腕カイウェンと準決勝。神田コウヤ─02─「ぺースを握ってタフファイトに」

【写真】恐怖心を持ちつつ、勇気で上回ることが求められるタフファイトへ (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023 Ep05のフェザー級準決勝で、リー・カイウェンと対戦する神田コウヤのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年5月のRTU初戦は、イープークールーをタフファイトの末に判定で下した。上海開催で対戦相手は中国人ファイターという、完全アウェイの中で神田は何を感じたのか。次戦の相手も同じ中国のリー・カイウェンだ。RTUフェザー級随一のハードヒッターとの決戦を控えた神田が、その決意を語る。

<神田コウヤ・インタビューPart.01はコチラから>


――RTU準々決勝のイープークールー戦はハードな乱打戦となりました。あれだけのタフファイトになることは想定していましたか。

「想定はしていましたね。当日の第1試合で、グラジエーターのベルトを獲ったニャムジャルガル選手がすごいタフファイトをやっていたじゃないですか。相手のトップノイも1Rから飛ばしまくって、お互いドロドロになりながらフルラウンド戦っていましたよね。あの試合を見て、セコンド陣と一緒に青ざめていたんです。『これはキツいぞ。お前の試合も同じような展開になるから覚悟しておけ』と言われて」

――やけに不安を煽る言葉ですね。誰に言われたのですか。

「代表の鶴屋(浩)さんです。『15分間、絶対にキツい試合になる。でもファイターとしての仕事だから、キッチリと仕事をこなせよ』って。鶴屋さんは試合前に結構そういうことを言いますよ(笑)」

――そのような言葉をプレッシャーに感じることはないでしょうか。

「人によってはプレッシャーに感じるかもしれないけど、僕は一切ないですね。自分は最初から『試合ってキツいものだ』ということが分かっているし、鶴屋さんも僕のことを分かっているからこそ、そういう風に言ってくれるのかもしれないです」

――鶴屋代表も神田選手のことを幼少期から見ていますから、性格も分かっているのでしょうね。プレッシャーでいえば、今年のRTUは中国人ファイターのためのRTUという要素は強いです。完全アウェイの状況で戦うことに対し、プレッシャーはありませんでしたか。

「いや、それも無かったですね。まずUFCのスタッフさんは選手のことを平等に扱ってくれますし――確かに歓声とかは完全にアウェイでした。でも自分にとっては完全アウェイという状況が、良い影響を与えてくれたと思います。逆に日本開催だと、僕のほうがプレッシャーも大きかったでしょうし。日本だと応援してくれる方も多いので」

――パラエストラCNWは会場に駆けつけてくれる応援団が多いですしね。

「前回は上海開催だから、いつも来てくれる応援団の方々は一人もいない。そのぶん気楽に戦うことができました。それとRTU初戦というのも大きかったです。イープークールー選手が初戦で誰か日本人選手を倒して、次に自分と試合するという状況だったら、また違ってくると思います。僕はその日本人選手と比べられるわけで――そんな比較対象もなくて、プレッシャーなく戦えましたね。

相手のほうが中国開催だからプレッシャーはあったんじゃないですか。試合映像を見返すと、イープークールー選手は後頭部に円形脱毛症みたいなものがあって……。めちゃくちゃストレスが大きかったと思います。試合当日は応援団が多いし、普段からUFC PIという恵まれた環境で練習している。自分がイープークールー選手の立場なら『ここで負けるわけにはいかない』と考えてしまいますよね。それだけ自分や中国のMMAに投資してくれている人がいるわけで。相手にとっては、それがプレッシャーになったかもしれないです」

――なるほど。では神田選手にとっては、自分の力を出し切れた試合でしたか。

「はい、出し切った感はありました。根負けもしなかったですし。こういうタフな試合に勝つのは、自分にとっても良い経験になると思っています。今後の糧になるというか。一番嫌なのは先に相手から攻められ、良いパンチをもらって自分が失神するような展開ですよね。8秒でKOされた2試合目のように」

――準決勝の対戦相手、リー・カイウェンは先にガンガン攻めて来るファイターです。

「前回のルー・カイ戦は会場で見ることができなかったんですけど、あとで試合映像を視て、まず『強いな』って思いました。今回のRTUのフェザー級はリー・カイウェンとイー・チャアを決勝で戦わせたい構図なのかもしれないですね」

――中国サイドからすれば、その組み合わせが一番盛り上がるでしょう。ただ、神田選手としてはそうなるわけにはいかない。リー・カイウェンの印象を教えてください。

「まさに剛腕ですよね。一発のある、厄介な相手です。ただ、剛腕なだけじゃなくて冷静さもありますよね。ルー・カイ戦のKOも最初にフックで頭を下げさせ、そこに右アッパーを突き上げているので。打撃の精度はメチャクチャ高いと思います」

――あれだけ打撃で攻めてくる相手との対戦経験はありますか。

「打撃が得意な選手はいました。青井人選手や五明宏人選手とか。でも、リー・カイウェンのような剛腕タイプはいなかったです」

――初めてのタイプとの対戦に向けて、すでに対策はできているのでしょうか。

「自分がやることは決まってきています。相手がパンチを振ってくる時に、自分がどう動くかが大切だと思うんですよ。そこで下がってはいけない。自分からも攻めていくことが、最大の防御になりますね」

――剛腕タイプに対しては、真っ直ぐ下がってしまうと危険ですよね。

「真っ直ぐ下がってしまうと、走ってパンチを振りながら追いかけてくるでしょうね。1Rだけ――いや、1分間だけの勝負ならリー・カイウェンが一番強いと思いますよ。まずは自分からペースを握って、タフファイトに持ち込みたいです」

――では最後に、RTU準決勝への意気込みをお願いします。

「自分としてはいつもどおり、勝つために最善を尽くすのみです。今回もU-NEXT、あるいはUFCファイトパスで中継されますので、入会されている方には視ていただきたいです。まだ入会されていない方も、この機会にご入会ください!」

――その辺り、定番の締めコメントになっていますね。

「格闘技は会場であっても中継であっても、ライブが一番面白いですから。海外の試合を日本で視られるのは凄いことだと思うので、皆さん宜しくお願いします」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

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DEEP DEEP114 MMA MMAPLANET o キック 五明宏人 海飛

【DEEP114】フェザー級転向の海飛が左カーフキックで優位に。五明のパンチをかわしてスプリット判定勝利

【写真】左右ロー&カーフ、海飛が空手らしさも見せた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分2R>
海飛(日本)
Def.2-1:20-18.19-19.19-19
五明宏人(日本)
ドローのジャッジはマスト判定で1名が海飛、1名は五明

ともにサウスポー。五明が左ストレートから右フックを返す。海飛が左ローを連打で当てた。五明がパンチを振るい、左ストレートを当てる。海飛は右ジャブを突くが、五明の左ストレートが何度も海飛の顔面を捉える。しかし海飛のパンチも当たり、五明にケージを背負わせた。ケージ際を脱した五明だが、左ストレートは届かず海飛の右フックをもらって顔を跳ね上げられる。

左から右フックに繋げる五明に対し、海飛の右フックが当たる。さらに海飛がプレスをかけたところで、五明がボディロックで組みついた。五明はバックを狙うも、海飛が背中をケージに着けた。差し返した海飛に対し、五明は左右フックを浴びせる。ケージ中央に戻り、海飛の左カーフキックがヒット。五明の左ストレートも海飛の顔面を捉えるが、海飛の右フックもクリーンヒットしている。

海飛が左カーフキックを繰り出す。五明の左ストレートから右フックが当たった。海飛は右フックや右インローを合わせている。残り10秒で海飛が右ハイから左カーフキックを当てていった。

最終回、五明が左ストレートを伸ばす。海飛は左カーフと右ローを当てた。距離が近くなると五明の左右ショートが海飛の顔面を捉える。海飛は右ハイキック。五明がダブルレッグで組みつくも海飛が切った。海飛は左カーフキックを当て、五明が距離を詰めると右フックをカウンターで合わせる。右ミドルハイを繰り出した海飛は、五明のパンチをブロックして右インローを繰り出す。

五明が組みついたが、海飛が離れる。ケージ中央で左右のカーフキックを当て続ける海飛が、五明にケージを背負わせた。海飛が左を打ち込み、五明の左をかわす。ローから左右フックを繰り出す海飛に対し、五明がワンツーを伸ばしたが届かず。スイッチしながら蹴りを上下に散らす海飛は、五明が中に入ってくると右フックを合わせていく。

海飛の跳びヒザに右フックを合わせた五明。海飛は距離を戻し、ケージ中央で右ハイをクリーンヒットさせた。五明は押し戻すもパンチが届かず。海飛は組みついてから離れ、最後は右フックを当てていった。

この試合からフェザー級に転向した海飛がスプリット判定で勝利し、連敗から脱した。


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【DEEP114】スクランブル発進=劉獅と対戦、松嶋こよみ「73キロ契約ぐらいまでなら戦おうと」

【写真】非常に静か。これです(C)MMAPLANET

2日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP114 IMPACTでガブリエル・シウバが来日せず、松嶋こよみは劉獅と戦うこととなった。

試合の2日前の対戦相手の変更は、試合に出るという視点で捉えると急遽代役出場を飲んだ劉獅に救われたことになる。

そんな状況下で、熱い想いをぶつけてくる劉志に対して松嶋は「あの熱さがムカつく」と無慈悲とも取れる表情で冷たく言い放った。


──明日の試合、ガブリエル・シウバが来日せずに劉志選手と戦うことになりました。8月27日のRoad to UFC準決勝大会のワンマッチ出場を狙うなら、とにかく、このタイミングで試合をすることが必要だった。そういうなかで対戦相手の変更は大きな問題ではないでしょうか。

「いや、そんなことはないです。なんせ試合の2日前になって、色々と起きたわけですし。相手が来なくなって、北岡さんからはNARIAGRI、2週間後の呼ぶこともできるかもしれないということを聞かされました。それでも構わないですと返答した一方で……Road to UFCの準決勝大会に出られるのか、出られないのかモヤモヤしていたので2週間遅れるよりも、ここで代役を探せないですかという風にも伝えました」

──シウバが前日に来日し、当日計量の71キロで戦うという案もあったようですが。

「僕のところには、その話が届く前に向うが来ないという状況になっていたようです。でも、それで来日していたら当日計量の71キロでも全然やっていました。それに北岡さんには代役の選手を探してもらえるなら、ライト級でも軽い選手ならやりますと言っていて……73キロ契約ぐらいまでなら戦うつもりでいました」

──そのような状況でフェザー級の劉獅選手と、68キロ契約で戦うことできるようになりました。こういう状況では、対戦相手に感謝の気持ちを抱いてしまうようなことは?

「今は全くないです。むしろ、あの熱さがムカつく感じすらしています。だって、こんなことがなければ僕と戦うことはできない選手ですよ。それだけの差があると思っています。言い方は悪いですけど、あれだけの熱量をこの状況で決った試合でぶつけられると……気持ち悪いなって思ってしまいます(笑)」

──ろくでなしですね(苦笑)。ただしケージのなかではそのような精神性が、欠かせないのだと思います。

「受けてくれたことには感謝しています。ただ、あの熱は要らない。ただの試合でしかない。それ以上、何もない試合なのにあの熱さは勘弁してほしいです。繰り返しますけど、試合をしてくれることは感謝しています」

──そう、その言葉です。冷静にボロクソにいう。北岡選手にはツイッターで否定されましたが、荒ぶって欲しいというのはそういうことだったんです。

「ああ……。僕は荒ぶるということが、何を指しているのかは理解しているつもりでいました。Road to UFCの時、そういう気持ちが見えなかったということだと」

──冷静でいるのは当然ですが、あの時は強い気持ちが見えなかった。

「分かります。もちろん、喧嘩をしちゃいけないので北岡さんが言っていることも分かります。結局は自己責任、自分がやりたいように試合をやりたいと思っています。それこそ簡単にKO勝ちはしないです。自分の練習でもあるという意識で戦おうと思っています。色々と試したいこともあるので、そのなかで強さを見せられれば良いですね」

■視聴方法(予定)
7月2日(日)
午後5時50分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■ DEEP114計量結果

<DEEPメガトン級選手権試合/5分3R>
酒井リョウ:108.75キロ
水野竜也:105.05キロ

<68キロ契約/5分3R>
松嶋こよみ:67.75キロ
劉獅:67.9キロ

<ライト級/5分3R>
江藤公洋:70.7キロ
野村駿太:70.7キロ

<フェザー級/5分2R>
五明宏人:66.15キロ
海飛:66.1キロ

<バンタム級/5分3R>
力也:61.55キロ
窪田泰斗:61.6キロ

<ライト級/5分2R>
小金翔:70.6キロ
泉武志:70.65キロ

<バンタム級/5分3R>
平松翔:61.6キロ
雅駿介:70.65キロ

<バンタム級/5分2R>
日比野“エビ中”純也:61.6キロ
鹿志村仁之助:61.45キロ

<60キロ契約/5分2R>
朝比奈龍希:59.8キロ
秋元強真:59.55キロ

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