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BELLATOR Bellator291 ISAO MMA MMAPLANET o   カール・ムーア ゴカン・サリカム ジェレミー・ケネディ チャーリー・ウォード ハサン・マゴメドシャリポフ ピーター・クイリー ペドロ・カルバーリョ ヤーソラフ・アモソフ ローガン・ストーリー

【Bellator291】計量終了 アモソフとストーリーは笑顔。フェザー級注目はケネディ×カルバーリョとハサン

【写真】カルバーリョが、ケネディの連動MMAを遮断することはできるのか(C)BELLATOR

25日(土・現地時間)にアイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンで開催されるBellator291「Amosov vs Storley」の計量が24日(金・同)に行われた。

メインのBellator世界ウェルター級王座統一戦で戦うヤーソラフ・アモソフは 169.4ポンド、ローガン・ストーリーは169.4ポンドでパス。セレモニアル計量では肩を抱き合って記念撮影に臨み、しっかり握手をして健闘を称え合った。


ISAOの参戦で注目のフェザー級戦線。コメインで相対するペドロ・カルバーリョとジェレミー・ケネディは、ともにベルトを睨んだ一戦で──言葉を互いに発し合い、険悪とまではいかないが揃って含みのある表情をしていた。

この他、今大会ではフェザー級が5試合も組まれているが、多くが欧州勢のローカルマッチアップだ。そのなかで、やはりハサン・マゴメドシャリポフの試合は見逃せない。

キャリア7連勝、底を見せないまま兄ザビッド・マゴメドシャリポフは現役を退いた。ハサンにとっては良い迷惑だが、ファンや関係者が兄の幻影と幻想を彼に追い求めるのも致し方ない──そんなハファエル・ウジソン戦だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator291計量結果

<Bellator世界ウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヤーソラフ・アモソフ: 169.4ポンド(76.83キロ)
[暫定王者] ローガン・ストーリー: 169.4ポンド(76.83キロ)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ: 145.4ポンド(65.95キロ)
ジェレミー・ケネディ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ピーター・クイリー: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブライス・ローガン: 155.8ポンド(70.66キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジェネイ・ハーディング: 145.1ポンド(65.81キロ)

<147.5ポンド契約/5分3R>
キアラン・クラーク: 146.4ポンド(66.4キロ)
レオナルド・サイニス: 148.8ポンド(67.49キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ムーア: 205.4ポンド(93.16キロ)
マチェイ・ロザンスキー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
チャーリー・ウォード: 185.2ポンド(84.0キロ)
マイケル・シップマン: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ゴカン・サリカム: 247.4ポンド(112.21キロ)
オレグ・ポポフ: 248.2ポンド(111.58キロ)

<ミドル級/5分3R>
ノーバート・ノヴェニーJr: 185.6ポンド(84.18キロ)
アンディ・マンゾロ: 185ポンド(83.91キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ルカ・イオビン: 134.6ポンド(61.05キロ)

<フェザー級/5分3R>
リッチー・スマレン: 144.8ポンド(65.68キロ)
ピョートル・ニージエルスキー: 145.1ポンド(65.81キロ)

<フェザー級/5分3R>
デラー・ケリー: 145.2ポンド(65.86キロ)
ドーヴァル・ジョーダン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジョジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
リアム・マクラッケン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリナ・カリオニドゥ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ジェナ・ビショップ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ケニー・モホノアナ: 145.6ポンド(66.04キロ)
クレイグ・マッキントッシュ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエレ・スカティッツィ: 164.2ポンド(74.47キロ)
ドミトリー・フリツェンコ: 164.2ポンド(74.47キロ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・ヒル: 170.2ポンド(77.2キロ)
ジョエル・クアジャ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハサン・マゴメドシャリポフ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ハファエル・ウジソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

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『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』前日計量動画


MAIN CARD (Showtime, 4 p.m. ET)

・Champ Yaroslav Amosov (169.4) vs. interim champ Logan Storley (169.4) – welterweight title unification fight
・Pedro Carvalho (145.4) vs. Jeremy Kennedy (146)
・Bryce Logan (155.8) vs. Peter Queally (155.4)
・Janay Harding (145.1) vs. Sinead Kavanagh (146)
・Ciaran Clarke (146.4) vs. Leonardo Sinis (148.8)* – 147.5-pound contract weight

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 11:30 a.m. ET)

・Karl Moore (205.4) vs. Maciej Rozanski (205.6)
・Mike Shipman (184.8) vs. Charlie Ward (185.2)
・Oleg Popov (248.2) vs. Gokhan Saricam (247.4)
・Andy Manzolo (185) vs. Norbert Novenyi Jr. (185.6)
・Luca Iovine (134.6) vs. Brian Moore (135.8)
・Piotr Niedzielski (145.1) vs. Richie Smullen (144.8)
・Darragh Kelly (145.2) vs. Dorval Jordan (145.2)
・Asael Adjoudj (145.8) vs. Liam McCracken (145.8)
・Jena Bishop (125.2) vs. Elina Kallionidou (124.8)
・Craig McIntosh (145.8) vs. Kenny Mokhonoana (145.6)
・Dmytrii Hrytsenko (164.2) vs. Daniele Scatizzi (164.2)
・Steven Hill (170) vs. Joel Kouadja (171)
・Rafael Hudson (145.2) vs. Khasan Magomedsharipov (145.6)

 『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』前日計量結果。キアラン・クラークと対戦するレオナルドス・シニスが148.8ポンドと1.3ポンドオーバー(フェザー級ではなく147.5ポンド契約でした)出場給の20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ヤロスラフ・アモソフ vs. ローガン・ストーリーはアモソフ支持9人、ストーリー支持2人。

・ペドロ・カルヴァーリョ vs. ジェレミー・ケネディはカルヴァーリョ支持1人、ケネディ支持10人。

・ピーター・クイーリー vs. ブライス・ローガンは11人全員クイーリー支持。

・シニード・カヴァナ vs. ジャネイ・ハーディングはカヴァナ支持10人、ハーディング支持1人。

・キアラン・クラーク vs. レオナルドス・シニスは11人全員クラーク支持。続きを読む・・・
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【Bellator291】アモソフ×ストーリー統一戦は正規王者のTD防御が鍵? 本人は「MMAはレスリングじゃない」

【写真】会見ではケージのなかよりも、ウクライナの状況に質問がほぼ集中していた (C)BELLATOR

25日(土・現地時間)、アイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンでBellator291「Amosov vs Storley」が開催される。

18試合のロングイベントのメインはBellator世界ウェルター級王座統一戦=正規王者ヤーソラフ・アモソフ×暫定王者ローガン・ストーリーだ。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ケージを離れ国を守るために戦う決断をしたアモソフが、1年8カ月振りにMMAとして実戦の舞台に戻って来る。


この間に暫定王者となったストーリーとは、2020年11月に戦っており、その時はアモソフがスプリット判定勝ちを収めている。この試合、とにかくアモソフがテイクダウンを切り続けた。ダブルレッグ、シングルレッグに素早くスプロールで反応し、足を抱えられたもウィザーと抜群のバランスキープ力で倒されない。

倒されるタイミングになると、そのままロールしスクランブルに持ち込む。絶対的にアモソフは背中をマットにつけることはなく戦い続けた。結果、2R中盤からストーリーの踏み込みは甘くなり、なによりレスリングを続ける体力も消耗、ついにはダースで切り返され、がぶってバックを許すようになった。

最終3Rになると、組みつく数も減ったストーリーだったが、アモソフがやや食い気味のスプロールで姿勢を乱すとバックを奪取。RNCで攻め込み、逆転の可能性もあった。

前回の試合を見ても、如何にストーリーのテイクダウンをアモソフが防ぐことができるのかが鍵となる。とはいえ、いくら受けの強さを見せ攻めに転じても1人のジャッジはストーリーにつけたようにアモソフが受け身と見られた一面もある。

ストーリーとしては、前回の試合で思うようにテイクダウンゲームに持ち込めなかった要因は、ケージに押し込む位置で組めなかったことだろう。つまり立ちでアモソフが圧を掛けて、ストーリーはケージ際に追い込むことができなかった。組みの圧力に負け、ケージを背負ってテイクダウン狙いを耐えようとした結果、倒され続けたMVPとアモソフとの違いは、この点にある

両者の2年3カ月振りの試合は5R制。ストーリーは立ちの展開で、前回よりも我慢強く打撃の交換ができるか。そして、自身でなくアモソフが疲れるレスリングを続けることができるのか。この点は非常に興味深い。

そんななか23日(木・同)に行われたメディアデーで、正規王者にはロシアのウクライナ侵攻に関する質問が集中していた。「ロシア兵が中央ウクライナから撤退した時、皆が僕にMMAに戻ってベルトを守って欲しいと言ってきてカムバックを決めた」、「ウクライナの現状が、モチベーションになっている」というアモソフ。会見終盤に『米国のレスリングとウクライナのレスリングは、どちらが強いか』という問いに対して、「MMAはレスリングじゃない。決して、全てのレスラーがMMAで成功しているわけじゃないように。僕もフリースタイルレスリングやっていた。ウクライナのレスリングと米国のレスリング云々については、なんともいえない」と苦笑いを浮かべていた。

■視聴方法(予定)
2月26日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator291対戦カード

<Bellator世界ウェルター級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[暫定王者] ローガン・ストーリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ピーター・クイリー(アイルランド)
ブライス・ローガン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
シネード・カヴァナウ(アイルランド)
ジェネイ・ハーディング(ニュージーランド)

<フェザー級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
レオナルド・サイニス(ギリシャ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カール・ムーア(英国)
マチェイ・ロザンスキー(ポーランド)

<ミドル級/5分3R>
チャーリー・ウォード(アイルランド)
マイケル・シップマン(英国)

<ヘビー級/5分3R>
ゴカン・サリカム(トルコ)
オレグ・ポポフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ノーバート・ノヴェニーJr(英国)
アンディ・マンゾロ(エストニア)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ルカ・イオビン(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
リッチー・スマレン(アイルランド)
ピョートル・ニージエルスキー(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
デラー・ケリー(アイルランド)
ドーヴァル・ジョーダン(フランス)

<フェザー級/5分3R>
アザエル・アジョジュ(フランス)
リアム・マクラッケン(英国)

<女子フライ級/5分3R>
エリナ・カリオニドゥ(ギリシャ)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ケニー・モホノアナ(アイルランド)
クレイグ・マッキントッシュ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニエレ・スカティッツィ(イタリア)
ドミトリー・フリツェンコ(ウクライナ)

<ウェルター級/5分3R>
スティーブン・ヒル(英国)
ジョエル・クアジャ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
ハサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ラファエル・ウジソン(ブラジル)

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BELLATOR Bellator291 F1 MMA o ONE Special   アーロン・ピコ ジェレミー・ケネディ ベンソン・ヘンダーソン マイケル・ペイジ ローガン・ストーリー

2.25『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』の対戦カードを紹介





 2月25日にアイルランド・ダブリンで開催する『Bellator 291: Amosov vs. Storley 2』のメインカード5試合を紹介します。

 ヤロスラフ・アソモフ vs. ローガン・ストーリーのウェルター級王座統一戦が行われるとのこと。

 アソモフは2021年6月の『Bellator 260: Lima vs. Amosov』でダグラス・リマに判定勝ちして新チャンピオンになって以来1年8ヶ月ぶりの試合。ウクライナ人のアソモフはロシアのウクライナ侵攻による戦争に参加したことから昨年5月の『Bellator 281: MVP vs. Storley』でマイケル・ペイジとローガン・ストーリーの間で暫定王座決定戦が行われてストーリーが判定勝ちし暫定チャンピオンとなっており、この度統一戦が実現します。

 ピーター・クイーリー vs. ブライス・ローガンのライト級マッチが行われるとのこと。

 クイーリーは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でベンソン・ヘンダーソンに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在Bellatorライト級ランキング10位。ローガンは昨年6月の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でマンデル・ナロに1R KO負けして以来の試合で3連敗中。

 ペドロ・カルヴァーリョ vs. ジェレミー・ケネディのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 カルヴァーリョは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でマッズ・バーネルに判定勝ちして以来の試合。現在Bellatorフェザー級ランキング3位。ケネディは昨年10月の『Bellator 286: Pitbull vs. Borics』でアーロン・ピコに1R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在Bellatorフェザー級ランキング5位。

 シニード・カヴァナ vs. ジャネイ・ハーディングの女子フェザー級マッチが行われるとのこと。

 カヴァナは昨年2月の『Bellator 275: Mousasi vs. Vanderford』でリー・マーコートに判定勝ちして以来の試合。現在Bellator女子フェザー級ランキング3位。ハーディングは昨年4月の『Bellator 279: Cyborg vs. Blencowe 2』でダイアナ・シウバに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在Bellator女子フェザー級ランキング7位。

Keir Harvie(Sherdog)

 キアラン・クラーク vs. キア・ハーヴィーのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 クラークは昨年9月の『Bellator 285: Henderson vs. Queally』でハファエル・ハドソンに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合でMMA戦績6勝0敗。プロデビューがBellatorなのでBellator戦績も同様です。ハーヴィーは現在24歳でスコットランド出身。MMA戦績5勝2敗1引き分けで今回がBellatorデビュー戦。

 なお、アイルランド大会ということで開始時刻は日本時間2月26日午前1時30分、メインカードは午前6時開始予定です。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator292 K-1 MMA o ONE   ウスマン・ヌルマゴメドフ キック ゴイチ・ヤマウチ スティーブ・モウリー ダニー・サバテーロ ティモシー・ジョンソン トフィック・ムサエフ ネイマン・グレイシー パッチー・ミックス ブラジリアン柔術 ベンソン・ヘンダーソン ボクシング マイケル・ペイジ リントン・ヴァッセル レアンドロ・イーゴ ローガン・ストーリー

3.10『Bellator 292』でマイケル・ペイジ vs. ゴイチ・ヤマウチ、ヴァレンティン・モルダフスキー vs. リントン・ヴァッセル etc.

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Bellatorがライト級ワールドGP出場8選手を発表/開幕戦は3.10『Bellator 292』ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ベンソン・ヘンダーソン、トフィック・ムサエフ vs. アレクサンダー・シャブリー(2023年01月12日)

 こちらの続報。


 Bellator MMAが3月10日にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催する『Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson』でマイケル・ペイジ vs. ゴイチ・ヤマウチのウェルター級マッチを行うことを発表。

 ペイジは昨年8月の『BKFC 27: London』でマイク・ペリーとベアナックルマッチを行い、まさかの判定負けを喫して以来の試合。Bellator出場は昨年5月の『Bellator 281: MVP vs. Storley』でローガン・ストーリーとウェルター級暫定王座決定戦を行い判定負けして以来の試合。現在Bellatorウェルター級ランキング2位。

 ヤマウチは昨年8月の『Bellator 284: Gracie vs. Yamauchi』でネイマン・グレイシーに2R KO勝ちして以来の試合で3連勝中。現在Bellatorウェルター級ランキング5位。


 メインカードはウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ベンソン・ヘンダーソン、トフィック・ムサエフ vs. アレクサンダー・シャブリーのライト級グランプリ準々決勝、プレリミナリーカードではエリック・ペレス vs. エンリケ・バルゾーラは既報ですが、メインカードにヴァレンティン・モルダフスキー vs. リントン・ヴァッセルのヘビー級マッチ、プレリミナリーの注目カードとしてレアンドロ・イーゴ vs. ジェームス・ギャラガーが発表されています。

 モルダフスキーは昨年8月の『Bellator 284: Gracie vs. Yamauchi』で行われたスティーブ・モウリー戦がアイポークでノーコンテストになって以来の試合。現在Bellatorヘビー級ランキング1位。ヴァッセルは昨年4月の『Bellator 277: McKee vs. Pitbull 2』でティモシー・ジョンソンに1R TKO勝ちして以来の試合で4連勝中。現在Bellatorヘビー級ランキング2位。

 イーゴは昨年6月の『Bellator 282: Mousasi vs. Eblen』でダニー・サバテーロに判定負けして以来の試合。現在Bellatorバンタム級ランキング7位。ギャラガーは2021年11月の『Bellator 270: Queally vs. Pitbull 2』でパッチー・ミックスに3Rギロチンチョークで敗れて以来1年4ヶ月ぶりの試合。現在Bellatorバンタム級ランキング8位。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator290 Bellator292 MMA MMAPLANET o ONE アリ・イサエフ アレクサンデル・シャブリー ウスマン・ヌルマゴメドフ エンリケ・バルゾラ ゴイチ・ヤマウチ ジョシュ・ヒル スコット・コーカー スティーブ・モウリー トフィク・ムサエフ ベラトール マイケル・ペイジ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー リントン・ヴァッセル ローガン・ストーリー ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator292】ウスマン・ヌルマゴ✖ベンヘン大会で、MVPとゴイチ・ヤマウチがコンテンダー争い

【写真】組み込みで、バチバチやりあう気概をMVPが持てるか。ゴイチは上手く戦うという気はないはずだ (C)ONE

8 日(水・現地時間)、Bellatorが3月10日(金・同)にカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催されるBellator292でマイケル・ペイジ✖ゴイチ・ヤマウチのウェルター級戦が行われることが発表されている。

同大会では既にライト級ワールドGP準々決勝を兼ねた世界ライト級選手権試合=王者ウスマン・ヌルマゴメドフ✖挑戦者ベン・ヘンダーソン、同じくクォーターファイナルとしてトフィク・ムサエフ✖アレクサンデル・シャブリー戦が組まれている。


2カ月連続のカリフォルニア・ビッグショーはLAからベイエリアに北上してStrikeforce時代からスコット・コーカーのおひざ元であるサンノゼで開かれる。この間25日(土・同)にアイルランドのダブリンで王座統一戦=正規王者ヤーソラフ・アモソフ✖暫定王者ローガン・ストーリー戦が組まれているウェルター級戦線で、挑戦者決定戦と目されるマッチアップが決まった。

昨年5月にアモソフへの挑戦が決まっていたMVPだが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で王者が出場を辞退。、ストーリーとの暫定王座決定戦に挑むも、決定的にテイクダウンからコントロールを許しキャリア2敗目を喫した。その後はベアナックルファイトでも判定負けをするなど、派手かつ最高&最強というイメージに陰りが出てきた。

そんななかキャッチ戦を経てウェルター級に階級を上げたゴイチは3試合連続フィニッシュ勝利で、脱減量路線で復活を遂げた。打撃戦もこなせ、絶対的な寝技の強さを誇るゴイチに対し、MVPは組まれても大丈夫というだけのレスリング&柔術の防御力が必要だ。

そこがなければ、持ち味である打撃に制限が掛かってしまう。もしくは乾坤一擲の打撃勝負に出て、それが良い結果につながることもあるが安定度は低くなる。派手でいて、実は慎重かつ計算して戦えるMVP、ノーストレスで本領発揮のゴイチ。両者にとって、今後ベラトール・ウェルター級王座を狙う位置で戦えるのかが問われるマッチアップだ。

また今大会では元暫定ヘビー級王者ヴァレンティン・モルドフスキーとリントン・ヴァッセルのヘビー級マッチも決まっている。ライアン・ベイダーがエメリヤー・エンコ・ヒョードルを下し王座防衛に成功したBellator290ではスティーブ・モウリーとアリ・イサエフが痛み分けで、次期チャレンジャーは生まれなかった。そのなかでの再浮上を目指すモルドフスキーとヴァッセルの対戦も、ヘビー級戦線に影響を及ぶファイトとなる。

またプレリミではエンリケ・バルゾラとエリック・ペレス、そしてジョシュ・ヒル✖キャス・ベルという注目すべきバンタム級戦も組まれている。

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ABEMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN on ESPN+76 UFN218 アダム・ヒューギット アブドゥル・ラザク イ・ジョンヨン イー・チャア キム・ジヨン ジェイソン・ジャクソン ジェカ・サラギ ジョゼ・エンヒッキ セルゲイ・スピヴァク ダナ・ホワイト チェ・スングク チェ・ドゥホ チョン・ダウン デリック・ルイス パク・ヒョンソン ブラゴイ・イワノフ ベラトール ムハメド・ベルハモフ ローガン・ストーリー 中村倫也 平良達郎 木下憂朔 風間敏臣

【UFN218】ついにUFCデビュー戦、木下憂朔「世界デビュー戦なんで。名前をバチっと上げる試合を」

【写真】まさに泰然自若。UFCデビューを前にしても緊張はまるで感じられなかった木下は、UFCジッターの心配もないか(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN218:UFN on ESPN+76「Lewis vs Spivak」が開催され、日本の木下憂朔がオクタゴンデビューを果たす。

昨年8月のコンテンダーシリーズでジョゼ・エンヒッキを衝撃的なKOで破り、ダナ・ホワイトに大絶賛された木下が、アダム・ヒューギットを相手にいよいよ最高峰の舞台に立つ。11月から2カ月半、木下はフロリダのキルクリフCFに合流し心身ともに世界に挑む状態を創ってきた。浪速のワンダーボーイに試合前の心境を尋ねた。


──いよいよUFCデビュー戦が迫ってきました。今の心境を教えてくださいと尋ねても、「普通ッスね」という返答が予想される木下選手です。

「いやぁ……『う~ん』って感じですね。『早く試合がしたいな』って」

──それはワクワク感ですか。

「色々なことを含めて、全部ッスかね。早くゆっくりしたい。早く試合をしたい。今の期間って、一番楽しくないんで。減量があって、ろくに練習もできないからファイターとして面白くない時間なんですよ。だから、早く試合がしたいですね」

──その気持ちは、これまで通りですか。それとも強く感じることなのでしょうか。

「そこは同じなんですけど、楽しみはいつもより大きいです。ようやくスタートを切ることができるので」

──昨年11月からフロリダ、キルクリフFCで練習をしてきました。

「ハイ、2カ月半ほどですね。一旦ビザを取りに日本に帰国して、そのままラスベガスに直接入りました」

──では最終調整は日本で行ったと?

「ほぼほぼ、そんな感じですね。10日間ほど日本にいたので。でもセコンドには佐藤(天)さんとヘンリー(フーフト)についてもらいます。今日も佐藤さんと一緒にPIに行っていました」

──ではキルクリフFCでの生活を振り返ってもらえますか。

「超充実していましたね。やっぱり施設が違いますし、コーチが教えてくれる。何より人が多いので、そこが一番大きいですね。皆、上を目指して真剣に取り組んでいるので温度差がでないです。そんなつもりはないですけど、一瞬たりとも気が抜けない──と思えるような環境ですね。やっぱり聞いているだけなのと、実際に行ってみるのとでは違いました」

──特に中量級は充実しています。どのよう選手と汗をかいてきましたか。

「ベラトールのローガン・ストーリーとかジェイソン・ジャクソン、同じ日にベラトールで試合をするムハメド・ベルハモフともよく練習をしました。色々な選手と練習しているんですけど、相手がサウスポーなので佐藤さんとムハメドとよく練習していましたね」

──技術力の差が話題になるようになりましたが、その点はいかがでしたか。

「細かいですね、米国の方が。ちゃんとディティールとノウハウがあっての組み技なので。打撃はそんなに変わらないですけど、レスリングは全然レベルが高いですね」

──佐藤選手が「契約更新できれば、凄く強い選手になる」と期待していました。

「有難いですね。そう言って貰えて。まだ僕はそんなに強い選手ではないのですが、更新まで2年ぐらいあると考えると……このままいけば、僕も良い選手になれるんとちゃうかなって思っています。打撃は張れますけど、組み技はメチャクチャやられています。だからこそ、今の自分がどれぐらいなのかもキルクリフFCで分かりました。

同時にそのキルクリフFCで何をすれば選手としてレベルが上がるのかも分かりましたし、あとは僕が頑張るだけです」

──水曜日朝のレスリングクラスは、意識の高いキルクリフFCにあっても若干、参加人数が減ります(笑)。

「なんか、そこから日を重ねると人数が減っていくんですよ(笑)。週末に試合があることも関係しているでしょうけど。それも分かりやすいですね。まぁ、練習は全体的にハードです。そんなに時間は長くはないですけど、濃い練習をしているのでしんどいですね」

──では対戦相手のアダム・ヒューギットですが──サウスポーという言葉もありましたが、オーソでも構えてスイッチをしてくることもあるかと。

「そうですか、そこはあんまり気になっていなかったです。直近の試合を見たんですけど、基本サウスポーだったので。印象は蹴って来る手足の長いヤツみたいやなって。まぁ、全然行けるかなぁって思っています。ここは行かんとアカンところですね。UFCに出ているので強い選手やと思いますけど、ここで負けていると先はないかなって」

──荒くてアグレッシブ。そして前後移動が中心。木下選手としては、得意な相手ではないかと。

「その通りです(笑)。カウンターを当てる。そこはメチャクチャ思い描いています」

──勝利に向けて、ビジョンは描けていると思いますが、どのような戦いをしようと考えていますか。

「やっぱ前回の試合以上のインパクトを残す試合。ここはちょっと魅せないと、世界デビュー戦なんで。名前をバチっと上げる試合をしようと思います」

──メインカードですし。

「そうですね、ラッキーですね。ただ『やるぞっ!!』と思っていても、行き過ぎないようにしようという頭はあるので。メンタルをコントロールできるようには、頑張っています。自制しないとミスをしてしまいますからね。こうやって分かっていても、毎試合ミスはありますし」

──そこまで考えているうえで、バシッと決める。それが木下選手ですね。では、改めてUFCデビュー戦を楽しみにしている日本のファンに一言お願いします。

「いつも通りの僕で……あんまり考えてないので、そのままの僕を見てもらいたいです。あと……ボーナスはバチバチ狙っています。空回りさえしなければ、いつも通り倒せます」

■視聴方法(予定)
2月5日(日・日本時間)
正午~ABEMA格闘Ch(プレリミのみ)
正午~UFC FIGHT PASS

■ UFN218対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チョン・ダウン(米国)
デヴィン・クラーク(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔(日本)
アダム・ヒューギット(米国)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)

<Road to UFCライト級決勝/5分3R>
ジェカ・サラギ(インド)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
風間敏臣(日本)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
チェ・スングク(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
マンディ・ブーム(ドイツ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
ヘスウ・サントス・アギラー(メキシコ)

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ACA BELLATOR Bellator290 MMA MMAPLANET o ONE PFL RIZIN UFC   アクメド・マゴメドフ アナトリー・トコフ アレハンドラ・ララ エメリヤーエンコ・ヒョードル カール・アルベクツソン クリス・ゴンザレス サバウ・ホマシ ジョニー・エブレン スティーブ・モウリー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ネイマン・グレイシー ブレナン・ワード ヘンリー・コラレス ヘンリー・フーフト ベラトール ボクシング ムハメド・ベルハモフ ヤーソラフ・アモソフ ライアン・ベイダー ロレンツ・ラーキン ローガン・ストーリー

【Bellator290】ラーキンと再戦。遅れてきた最恐ロシアン=ベルハモフ「100パーセント、僕が勝つ」

【写真】「英語はまだ不十分だ」と奥方が通訳をしてくれたが、ほぼ問題なく受け答えをしてくれた(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、カリフォルニア州イングルウッドのキア・フォーラムでBellator290「Bader vs Emelianenko2」が開催される。ヘビー級とミドル級という2階級の世界戦がヘッドラインとなる同大会では、全14試合中11試合がプレリミで組まれている。

これだけのプレリミの数があると、当然のようにメインカードで組まれていてもおかしくないマッチアップが含まれている。それがバンタム級のダリオン・コールドウェル✖ニキータ・ミハイロフであり、ヘビー級のスティーブ・モウリー✖アリ・イサエフ、そしてウェルター級のロレンツ・ラーキン✖ムハメド・ベルハモフだ。

Bellatorウェルター級戦線のジョーカー、ベルハモフは世界で一番過激かつ厳しいフィーダーショー時代のACBでウェルター級王者に就くだけでなく、ロシアの最恐プロモーションで5勝0敗、全ての試合がフィニッシュ勝利という凄まじいレコードの持ち主だ。

そのベルハモフには4年に1試合しか戦っていない沈黙の刻が存在している。このブランクさえ無ければ今頃UFC、そうでなくもベラトールでタイトルコンテンダーになっていても不思議でなかった。遅れてきたウェルター級の最強候補は非常に紳士的な受け答えをする物静かな男だった。


──ロレンツ・ラーキンとの再戦が今週末に控えています。前回の試合はアイポークでNCという思いもしない結末を迎えてしまいました。

「あの終わり方には本当にガッカリした。全く、あんなことになるとは……。だからこそ、リマッチをベラトールに申し出たんだ。皆に僕の方がラーキンより明白に強いということを証明したいから」

──ところでムハメドのレコードは15勝1敗なのか、14勝0敗なのかどちらなのでしょうか。

「14勝0敗だよ。2013年8月に出場したSPB Fightersというサンクトペテルブルクで行われた大会のトーナメントの決勝で負けた記録がプロMMAファイトとして扱われることがあるけど、あれは間違いだ。確かに僕は負けた。でも既に当時はプロだった僕は、プロレベルでない試合……それもほとんどレスリングという試合で負けたんだ。

あの試合はMMAではなかったし、相手はアマチュアでファイトマネーも出ていないんだ。トーナメントで勝利した1勝もプロレコードとしては数えていない。だから僕のレコードは15勝1敗ではなくて、14勝0敗だよ」

──ではキャリア14勝0敗のムハメドですが、ロシアの何共和国の出身なのでしょうか。名前はムスリムでも、少しダゲスタンのファイターとは違った面影に感じます。

「同じ北コーカサスだけど、ダゲスタンの隣にチェチェンがあって、その隣のガダルダ・バルカル共和国のナリチクの出身だよ。知っていると思うけど、南ロシアらしい凄く綺麗な街だよ。そして僕らの街でもダゲスタンのようにレスリング人気が凄く高かったんだ。

僕にとっても一番の格闘技はフリースタイルレスリングだった。心の底からやる気になって取り組むことができるのがレスリングだったんだ。それからグラップリング、ボクシングと全てを練習するようになった」

──レスリングベースで、ウェルラウンダー。そのようなロシアや東欧系、元はソ連、もしくは衛星国だった国のファイターはコンバットサンボの経験者も多いです。ムハメドもコンバットサンボの経験はありますか。

「もちろん、コンバットサンボでも戦っていたよ。2、3年かな。マスター・オブ・スポーツの称号も得えている。当然のように勝った大会もあるし、負けた大会もある。ただし、コンバットサンボを戦う前に僕はもうアマチュアMMAの試合に出ていたし、プロになる過程でコンバットサンボをやっていたんだ。

コンバットサンボは本当にハードなスポーツだ。MMAとサンボが融合したコンバットサンボを戦ったことは、凄く良い経験になっているよ。トーナメント形式で、強い気持ちを養うこともできたしね」

──MMAに転じてからACBのウェルター級王者になっています。ムハメドがチャンピオンになった2017年頃、まだUFCにそれほど多くのファイターがステップアップを果たしておらず、ACBはUFCに次ぐレベルのMMA大会だったと言えます。そのACBで5戦全勝、加えて全てフィニッシュ勝利。それだけでもムハメドの実力が分かるというものですが、防衛戦を行うことなくタイトルを剥奪されたのはなぜでしょうか。

「あの頃は体中ケガだらけだった。ヒザ、腕、そしてヒザを再び負傷して手術を繰り返した。2017年の夏から2019年の夏まで2年近く全く練習ができなかった。1度、2019年8月にACAで戦い、Bellatorと2020年に契約をした。そこでもケガが原因で1年半以上、試合に出ることができなったよ。

元々は他のファイターと同じようにUFCを目指していた。誰だってUFCで戦いたいだろう? でもUFCからは1年、2年ほど契約まで時間が掛かると言われたんだ。そうなると4年も試合ができないことになる。だから、ACAで1度戦い好条件を提示してくれたベラトールと契約した。全ての手術を終えた後でね」

──ではキルクリフFCに合流したのはいつからですか。

「フロリダでキャンプをして、暮らすようになってまだ1年目だよ。サンフォードMMA時代だけどね」

──ヘンリー・フーフトの下でトレーニングをしようと決めたのは?

「僕の判断じゃないんだ。マネージャーがそうしようと言って来た。だからサンフォードMMAに合流したんだ。キルクリフFCにはとても優秀なコーチが揃っている。彼らはマスターだ。特にウェルター級とミドル級のファイターにとって、このチームは世界で最高の環境だよ。UFC、ベラトール、PFL、ONEと世界のトップで戦う選手ばかりだ。強いファイターしかいない。凄く高いレベルでトレーニングができているよ」

──そんな最高のジムで練習をして来たムハメドですが、ラーキンとの再戦に向けて自信のほどは?

「100パーセント、僕が勝つ。実は前回の試合は1カ月前に首を負傷して、しっかりとキャンプもできなかった。でも今回は違う。ハードなキャンプを2カ月間やってきた。あとは試合で勝つだけだ」

──2月25日にはヤーソラフ・アモソフとローガン・ストーリーの間でウェルター級王座統一戦が行われます。ムハメドはどちらが勝つと予想していますか。

「この試合は凄く良い試合になるだろう。両者とも本当に強い。だから僕は勝者を選ぶことはできない。全くの互角、50/50だと予想しているから」

──ストーリーが王者になると、チームメイトが頂点に君臨することになります。

「そうだね……今、そのことを話題にするのは時期尚早だと思う。こないだの試合もノーコンテストになり、僕は過去数年間キャリアを失って来た。だから、まずは自分の力を世に示さないと。もちろん、世界中のどのファイターも世界チャンピオンを目指している。それは僕も変わらない。ただし今はそういうことを口にすべきじゃない。そして、そうなるとも限らない。でも、チャンピオンになる自信は十分にあるよ」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「皆の応援に感謝している。いつの日か日本で戦いたい。年末にBellatorとRIZINがクロスプロモーションで戦ったけど、あのような機会が再びあるなら絶対に僕もベラトールのメンバーになりたいと思っている。アリガト」

■視聴方法(予定)
2月5日(日)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator290対戦カード

<Bellator世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ライアン・ベイダー(米国)
[挑戦者] エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] ジョニー・エブレン(米国)
[挑戦者] アナトリー・トコフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ブレナン・ワード(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
ダンテ・シーロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ムハメド・ベルハモフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
アクメド・マゴメドフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
アリ・イサエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス(米国)
マックス・ロスコフ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール(米国)
カール・アルベクツソン(スウェーデン)

<女子フライ級/5分3R>
ジアナ・アフサラゴワ(ロシア)
アレハンドラ・ララ(コロンビア)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
ジョーネル・ルゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザイア・ホキット(米国)
ピーター・イシグロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イーサン・ヒューズ(米国)
ユスフ・カラカヤ(トルコ)

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ABEMA AJ・マッキー BELLATOR F1 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN RIZIN40 キック ゴイチ・ヤマウチ サイモン・オリベイラ シュウジ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ パンクラス ベラトール ボクシング ヤーソラフ・アモソフ ルサンド・ビコ ローガン・ストーリー 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase330&RIZIN40】ゴイチ・ヤマウチ「シュウジの打撃は僕より上。サトシがAJを極める可能性は」

【写真】サイモン・オリベイラ、ビクトル・ウーゴ、そしてルサンド・ビコが参加した2019年12月5日以来、3年振りに行われたパンクラスの公開練習。現在の体重は91キロというゴイチとシュウジ。彼らの名前は発音からポルトガル語読みのアルファベットが当てられゴイチはGoiti、シュウジはShyudiと日本語からアルファベットの場合のGoichiとShujiとか相当に違う (C)MMAPLANET

22日(木)、東京都渋谷区の和術慧舟會HEARTSで25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で雑賀ヤン坊達也と対戦するシュウジ・ヤマウチの公開練習が行われた。

Bellatorウェルター級ファイターで従弟のゴイチ・ヤマウチとミット打ちを披露。

蹴りも交えた綺麗なフォームを取材陣に見せたシュウジは、5歳まで愛知県の碧南市で生活しており、26年振りの来日となる。そのシュウジ、「ホームに戻ってきた気分、凄く楽しい。クリチバはブラジルの南部で、とても寒い。それに夏でも急に寒くなったりするし、今の日本の気候は全く問題ないよ」と今の心境をぶら下がり会見で話した。

ゴイチと同様に魔裟斗が今もヒーローだというシュウジは、自身のスタイルを「寝技も立ち技、50/50。柔術からキャリアをスタートさせたけど、ボクシングもキックボクシングも多くやってきた」と言い、「試合は立ちから始まるけど、僕はコンプリートファイター。どの局面で戦う。狙いはKO。寝技で一本勝ちもできるけど、KOできたら良いよね」とヤン坊戦に向けての意気込みを語った。

またゴイチはシュウジの長所を「パワーがあること」と挙げ、「RIZIN✖Bellatorに参戦したかったけど、相手が見つからなかった。今回はシュウジの試合を終えて、直ぐに帰国しまだ決まっていないけど次の試合に備えるつもりだ」と大晦日にも言及した。

そんなゴイチに公開練習直後に単独インタビューを試み、シュウジのストロングポイントと大晦日決戦、そして2023年についてさらに尋ねた。


──シュウジ選手とはどれぐらいの期間、練習をしてきたのでしょうか。

「もう20年かな。子供の頃から柔術、打撃、MMAとずっと一緒にやってきたんだ」

──改めてシュウジ選手の長所を教えていただけますか。

「パワーだよ。ホントにパワフルだ。テイクダウンも力強く、ジャブもストレートも威力がある。左フックとボディショットも注目してほしい。一番の武器はパワーだよ」

──そのパワーというのは持って生まれたモノなのでしょうか。それとも練習に身に付けたものですか。

「両方だよ。僕らは実際、パワーよりもテクニックを重視しているんだけど、当然のようにウェイトやフィジカルも鍛えている。シュウジはもともと力があったけど、そうやって身につけたパワーもあるよ」

──シュウジ選手のことはまだ余り分からないので、短絡的にゴイチ選手とスタイルが似ているのかと想像してしまうのですが。その辺りはいかがですか。

「そうだね、打撃は僕よりテクニカルだよ。キックやボクシングを合わせて40戦以上経験し、多くで勝利している。打撃の経験値は僕より上で、その辺りはファイティングスタイルに違いに通じているよ」

──ところでゴイチ選手は、さきほど大晦日に戦えないことが残念だと言っていました。

「僕は日本で凄く戦いたい。でも今は我慢の時。もっと大きな機会が訪れることを待ちたいと思う。試合でなくても、日本で従弟の試合を見てクリスマスを過ごせるんだから、それでも十分にハッピーだよ」

──ではBellatorファイターとして、大晦日で戦う選手達に何を期待しますか。

「そうだね、世界的に言えば多くの人がRIZINの選手たちを軽視している。アウェイで戦うことが分かっていない。米国のケージで戦うのと、日本のリングで戦うのは全く違うことだよ。この対抗戦が米国で行われRIZINの選手がアウェイで戦うと、5-0でベラトールが勝つ。

でもベラトールの選手たちは日本で違うルールで戦うのだから、そんな風にはならない。僕が戦うなら問題ないんだけどね。僕は柔術家だから」

──そうなるとこのルールを経験していて、目からの情報も若い頃に十分にあったパトリシオ・フレイレも柔術がベースですね。

「その通りだ。僕が思うに今回の対抗戦はRIZINが番狂わせを起こすよ。特にホベルト・サトシとAJ・マッキーの試合では、大波乱が起こりそうだ。サトシがAJを極める可能性は相当に高い。サトシは確かな柔術の強さがあり、このルールで、リングで、日本で戦い続けてきた。誰がアップセットを演出するか……僕はサトシが起こす可能性は十分にあると思っている」

──なるほどぉ。ではウェルター級に転向したゴイチ選手ですが、2023年はライト級ワールドGPが開かれるという話もあります。ベラトールの軸となるトーナメントで戦いたいという気持ちは起こらないですか。

「実は……そういう話を持ち掛けられたこともあったよ。でも自分の体、健康のことを考えるともう酷い減量はしない方が良いって決めたんだ。例え100万ドルの人参を顔の前にぶら下げられてもね(笑)。僕は自分の道を歩みたい。ウェルター級でのパフォーマンスに満足しているし、ここからさらに7キロも落とす気にはなれない。僕はライト級ワールドGPではなく、ウェルター級で世界王者を目指すよ」

──では2月25日に行われるヤーソラフ・アモソフ✖ローガン・ストーリーの王座統一戦、どちらが勝つと予想していますか。

「ストーリーだ」

──そうなのですねっ!!

「前回の両者の戦いは凄く接戦だった。今回の再戦はストーリーの方がより気持ちが入るだろうし、彼が勝つと思う」


■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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BELLATOR Bellator291 MMA MMAPLANET o ONE ベラトール マイケル・ペイジ ヤーソラフ・アモソフ ローガン・ストーリー

【Bellator291】ウクライナ義勇からケージに帰還。ウェルター級王者アモソフがストーリーと統一戦

【写真】もちろんアモソフのコンディションは気になるところだが、これから3カ月の準備期間で万全に仕上げて欲しい(C)BIBIANO FERNANDES

22日(火・現地時間)、Bellatorが来年2023年2月25日(土・同)にアイルランドはダブリンの3アリーナで開催するBellator291で世界ウェルター級王者統一戦を行うと発表した。

つまり正規王者ヤーソラフ・アモソフが昨年6月以来、実に1年8カ月振りとなる戦列復帰で暫定王者ローガン・ストーリーと対戦することとなった。


生涯プロMMAキャリア26勝0敗、カビブ・ヌルマゴメドフの持つワールドレコードに3勝に迫っていたウクライナ人チャンピオンは、本来は今年の5月にロンドンでマイケル・ペイジの挑戦を受け、初防衛戦を戦う予定だった。しかし、ロシアのウクライナ侵攻によりアモソフは母国を守る決断をした彼はケージから離れていた。その5月のロンドン大会で彼の代役としてマイケル・ペイジと暫定王座決定戦を戦い、ベルトを巻いたのがストーリーだ。

NCAA D1オールアメリカン4度の強烈無比なテイクダウン&コントロールでベラトールウェルター級暫定ナンバーワンとなったストーリーは2020年11月にアモソフと対戦し、スプリット判定負けを喫している。とはいえアモソフが2-1という裁定にもつれ込んだのは、その後のKSW世界ウェルター級王者でONEと契約したロベルト・ソルディッチ以来、2人目だ。

ウェルラウンダー、打撃という局面だけなら暫定王者の上を行く正規王者だが、5R戦でストーリーのレスリングを凌ぎ切れるか。アモソフの持つ柔道流のテイクダウンが試合の鍵を握るやもしれない。

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