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o RIZIN UFC UFC Fight Night アレッシャンドリ・パントージャ ブルーノ・シウバ マネル・ケイプ 堀口恭司 平良達郎 朝倉海 鶴屋怜

【UFC】マネル・ケイプ×ブルーノ・シウバ 試合結果!

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昨日のUFC Fight Night: Covington vs. Buckley。アレッシャンドリ・パントージャ×朝倉海のタイトルマッチでにわかに活気付いてきたフライ級戦線。その熱気が冷めやらぬ中、マネル・ケイプとブルーノ・シウバのフライ級ワンマッチが行われました。

フライ級で確固たる位置を築いたケイプに対して現在UFCで4連勝中のシウバが挑む構図。勢いに乗るシウバが下剋上という声もチラホラ聞こえていましたが、終わってみればケイプが3Rで圧巻のTKO勝ちを収めました。

1Rの序盤こそシウバが左右のコンビネーションで手数を稼いだものの、ケイプは凌ぐと徐々に主導権を確保。2Rにはパンチでシウバを出血させると、人を食ったような動きで挑発。前に出るシウバをおちょくるような仕草を見せて余裕を感じさせる試合運び。

3Rに入るとケイプは前蹴りでボディをえぐると後退するシウバを追いかけてラッシュ。ボディを効かせると左右の連打を打ち込んで勝負アリ。背中を向けて防戦一方のシウバを見てレフェリーが試合を止めました。

勢いのあるシウバを打撃で翻弄したのはお見事。ケイプの打撃の強さを改めて再認識させられました。試合後にはマイクを握ってパントージャに対して宣戦布告。王座戴冠に向けてよほど自信があるのでしょう。

いきなりパントージャとのタイトル戦に行くかどうかはさておき、RIZINファン、日本人ファンにとっては熱い展開が期待出来そう。ケイプと朝倉海の3度目の対戦や平良達郎や鶴屋怜との試合も実現する可能性は十分にあります。そしてここに堀口恭司が絡んできてくれたら。。。まだ密かに期待してます。
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN63 ブルーノ・シウバ ブログ マネル・ケイプ

【UFC ESPN63】打撃のスピード・キレ・正確性が抜群のケイプ、シウバにTKO勝利して王座戦をアピール

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
Def.3R1分57秒 by TKO
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

細かいフェイントを入れるシウバが右ストレート、左フックで飛び込む。ケイプもジャブを返して右カーフを蹴る。シウバは細かく動いてボディへのジャブと右フック、ケイプも左フックを返す。ケイプは飛び込みの左フックを当てサイドキック、シウバのステップインにワンツーを合わせる。ケイプは構えをスイッチしつつ左右のストレートで飛び込む。

シウバも左ボディから右フック。ケイプはサウスポーに構えてインロー、左ストレートから右フック、距離が詰まると離れ際に右フックを放つ。シウバも右を返すが、ケイプはシウバの前蹴りに右ストレートを合わせる。この前蹴りがローブローとなり、ケイプにインターバルが与えられる。

再開後、ケイプはサウスポーで左ストレートから右フック。構えを戻すと左から右ストレート、シウバが入ってくるところに左を突く。ケイプはシウバがテイクダウンを狙うと、それにも反応して、ワンツーと左のヒザ蹴り。ここでシウバの前蹴りが2度目のローブローとなってしまう。

インターバル後にシウバが右カーフ。ケイプはサークリングして右のヒザ蹴り、シウバも組んでヒザ蹴りを返す。離れるとシウバは右の前蹴り、ケイプは両手を前に出すような構えからプレッシャーをかけてワンツー、スピニングバックフィストを狙う。

2R、シウバが右カーフ、ケイプは構えをスイッチしながら左ロー。シウバもテイクダウンを切ると左フックから右ストレート、細かくパンチをまとめる。さらにケイプはシウバの前進に左フックを合わせ、シウバの蹴りを手で流して右からパンチをまとめる。ここから闘牛士のような動きでシウバを挑発し、一気にパンチをまとめる。完全にペースをつかんだケイプだったが、シウバの蹴りが通算3度目のローブローとなり、ケイプが悶絶して倒れ込む。シウバには減点1が告げられ、ケイプも苦しそうな表情を浮かべながら立ち上がる。

再開後、シウバはスピニングバックキックとエルボー。これをかわしたケイプは左右のフックで飛び込み、イスラエル・アデサニャばりに手招きして挑発する。さらにシウバのパンチを空振りさせると、自ら座ってノーガードで再び挑発。ケイプは右カーフを蹴って、シウバが出て来るところに左を合わせ、シウバの右を空振りさせる。

その後もシウバが右を振って前に出るが、ケイプはコンパクトに右ストレートを合わせ、左ヒジで飛び込むと、歩くような左右パンチで前進。右ストレートから飛び込んで右フックにつなげる。シウバもテイクダウンを狙いつつ左右のパンチを見せるが、ケイプは関節蹴りと左ミドルで距離を取る。

3R、シウバのパンチで右目を気にするケイプがアイポークをアピール。試合はそのまま続行となり、シウバ左右のフックを振る。ケイプは左を当てて右カーフ、スイッチして左のミドルを蹴る。ケイプはシウバの右の強振を空振りさせて、インローと右ストレート。シウバの右フックに右ストレートを合わせる。

距離が詰まるとケイプはボディと顔にパンチを散らして、ガードを固めると左右のボディ、さらにワンツーと連打をまとめる。一度距離が離れると左で飛び込むシウバに左フックを合わせるケイプ。左の三日月蹴りを突き差すと、シウバがローブローをアピールするが試合続行。そのままケイプが距離を詰めてボディから連打。シウバが崩れ落ちてレフェリーが試合を止めた。試合後、ケイプはアレッシャンドリ・パントージャへの挑戦をアピールした。

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【UFC ESPN63】オクタゴン3戦目、元K-1戦士ヌットソン「打撃を避ける相手に対して、私の打撃を見せる」

【写真】最後の一言、涙ものです(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、2024年のUFC最終戦=UFC on ESPN63「Covington vs Backley」がフロリダ州タンパのアマリー・アリーナで行われヨセフィン・ヌットソンがピエラ・ロドリゲスと対戦する。
text by Manabu Takashima

K-1女子フライ級GP準優勝。ワールドクラスの立ち技ファイターから、MMAに転向。UFCでも2連勝中のヌットソンは、その頭抜けた打撃力があるがゆえに、UFCで秀でた打撃能力を見せることができていない。

それがMMA。そして彼女は、そこを十分に理解するファイトIQの持ち主だ。そんなヌットソンが、MMAファイターとしての成長を誓ってオクタゴンに足を踏み入れる。その意気込みを日本のファンを思う優しさを持った言葉とともにお伝えしたい。


――オクタゴン3戦目が控えているヨセフィンです。

「もう準備はできているわ。前回の試合から、あらゆる面で成長しているからそこを見て欲しいと思っている」

――6月のジュリア・ポラストリ戦はクラシカルなストライカー×グラップラーの対戦となり、トップからのパンチとヒジで流血。判定勝ちを収めましたが、簡単な試合ではなかったです。

「私自身、あの試合の動きには満足できていない。もっとディフェンスできたはずだし、それも分からずに戦っていた感じだったわ。彼女はテイクダウンが強い相手だったけど、もっとスプロールしてスタンドで戦えたはず。あの日の私は、私ではなかった。

3月から6月に試合が延期され、対戦相手も変わった。私は背中に問題を抱えていて、気持ちも後ろ向きだたった。体も気持ちも万全じゃないという状況で、気持ちだけでもしっかりと創らないといけなかった。だからこそ、今週末の試合ではもっとデキる自分でいたい。しっかりとテイクダウン・ディフェンスも見せないとね」

――納得のいく内容でないのに、勝てた。それは本当に大切なことだと思います。

「そうね。納得できないけど、勝利を持ち帰るという最低限の成果はあったし。でもMMAほど何が起こるか予測できないファイトはない。全てにおいて対応できなければ、良い試合はできない。私と戦う相手は、ほぼほぼ打撃は防御に徹して組む機会を伺っている。そういう相手と、ファンが喜ぶ試合をするのは簡単じゃないけど、そこを目指して戦っていたい。繰り返しになるけど、前回の試合は最低限の成果を上げることができた。そういうファイトだったわ」

――スタンドでやりあう時と、グラウンドで凌ぐ時。スタミナの消費の仕方も違ってくるのではないでしょうか。

「それこそ、もっとも気をつけている部分ね。組み技で力を使い過ぎないでいられれば、私のゲームはもっと上達する。打撃は当然として、組み技でも自分のレンジで戦う時は、引き出しも多い。そのレンジ自体、MMAでもボクシングよりもキックの方が良い距離だと感じる時もある。でもね、技術や戦略を突き詰めていけばいくほど、最後は自分の気持ち次第。そう感じているわ」

――キックの距離という話がありましたが、MMAの距離は背が高く、リーチの長い選手が創りやすいイメージがあります。真正面に立って、拳が届く距離に常にいるのではないので。

「私のボクシングの距離は、相手もテイクダウンに入りやすい。それは理解しているわ。そして、私の相手はグラウンドで戦うことを一番に考えて戦っている。前回の試合も、もちろんそうだった。反対に私は常に立って戦い続けることが大切で。だから毎試合、ディスタンスコントロールには細心の注意を払っている。ファンもずっと私が背中をマットにつけているより、立って戦うほうがエンジョイできるわけだし。

テイクダウンをされて背中をつけても、十分に戦える。そこを恐れることはないわ。でも、それはマイ・ワールドではない。私の方から寝技で戦うことはないのだから」

――次の試合も、ロドリゲスはテイクダウンを狙ってくると踏んでいますか。

「イエス。彼女はボクシングもできるけど、打撃は私の方がずっと速い。それは彼女も分かっているはず。振り回すようなパンチを見せて近づき、テイクダウンを狙ってくる。彼女の打撃はテイクダウンにいくためのフェイク。私とスタンディングバトルを楽しむつもりはないはずよ。

その粗い打撃を私が意識しすぎて、やり合おうとするのを待っている。そこでテイクダウンを狙うために。あまり固定観念を持って戦いたくないけど、彼女が接近戦で打撃を続けることはないはずよ」

――ロドリゲスはコンテンダーシリーズ以前の方が、スタンドに関わらずグラウンドでもアグレッシブでした。UFCでは足を広げて、重心を低くして構えています。最初から相手の攻撃を見る態勢にあるように見えます。

「あの構えだと蹴りは使えないし、パンチも力は入らない。時折り、思い切り前に出てきて攻撃を纏めポイントを得るファイトになっている。グラウンドでも、抑えてコントロール中心で。とにかく危ない局面にならないよう、少し有利という戦いを心がけている。私がすべきことは、そんな戦いだと勝てないと思わせることね。

あのラッシュが、私と戦うならテイクダウンをするため。私とやりあうつもりはない。以前のようにスタンドでアグレッシブになると、私のチャンスは広がる。そういうところに追い込みたいけど、それで今の彼女がリスクをおかして攻めに転じるのか。まぁ、私がやることは変わらないわ。テイクダウン狙いを切って、スタンドゲームを続けること。

そのために自分の力がだしやすい距離を掴むこと。自分のサイズに合った間合いをね。それができれば、対戦相手云々でなく自分の戦いをして勝つことができるから」

――これからトップ10、トップ5を目指すうえで、今回の試合で何を見せないといけないと思っていますか。

「勝つだけでない。皆の記憶に残る試合をする。でも、実はファンやプロモーターよりもチームの目の方がプレッシャーになっているの(笑)。チームの皆は私の力が分かっている。でも私が力を出し切れていないことに、ストレスを感じているみたいで。チームの期待に応えないといけない。そのプレッシャーは何に対してよりも強いわ。

だからこそ、皆のサポートでハードトレーニングをして身に着けた力を出し切りたい。私のゲームを徹底する。そうすれば相手の流れになった時も、力は出せる。そうなると、皆は私のフル・ポテンシャルを見ることになる。

誰も私と打ち合わない。それでも、私の力を見せる。真っ向勝負をせずにテイクダウンを狙い、打撃を避ける相手に対して、私の打撃を見せる。それがMMAファイターとして、成長した証明になるから。どの局面でも、私が試合をコントロールする。フロアもウォールも使って、私のMMAを戦うわ」

――ヨセフィン、力強い言葉です。ポテンシャルをフルに発揮できる試合になること楽しみにしています。

「ありがとう。あと、一つ質問があるんだけど?」

――ハイ。K-1の行方ですか(笑)。

「違う、違う。来年、日本でUFCがあるって聞くんだけど。実際にはどうなのかなって」

――それは……期待は高まっていますし、根拠のある話も伝わってきます。それでも正式発表があるまで、何とも言えないのが実情かと。

「そうなのね……日本でUFCがあるなら、絶対に戦いたい。K-1とUFCの両方で、日本で戦ったファイターになりたくて」

――そうなると女子では初めてのケースですね。

「それに……例え私の試合が組まれなくても、日本のファンはUFCが戻ってくることを凄く楽しみにしているだろうし。その場で戦えたら最高だけど――。凄く出たいけど、出られなくても良いから、日本のファンが待ちわびているUFC日本大会が実現してほしい」

■視聴方法(予定)
8月25日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
午前8時45分~U-NEXT

■UFC ESPN63対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
ビリー・クゥアンティロ(米国)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(米国)
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R
ダニエル・マルコス(ペルー)
エイドリアン・ヤネツ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ナバホ・ステーリング(ニュージーランド)
トゥコ・トコス(英国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
オットマン・アザイタル(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ(米国)
ヨエル・ロドリゲス(スペイン)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
フェルナンド・パディーリャ(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
マイルス・ジョンス(米国)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アマンダ・マーヴェリック(米国)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
デイビー・グラント(英国)
ラモン・タヴァレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(コロンビア)
ヨセフィン・ヌットソン(スウェーデン)

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45 Brave CF MMA MMAPLANET o UFC UFC308 イズミール・ヌルディエフ ブルーノ・シウバ ボクシング

【UFC308】4年半振りのオクタゴン。ヌルディエフが右カーフ&TDで削り続け、シウバをフルマークで下す

<ミドル級/5分3R>
イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

ヌルディエフが左ジャブを突く。シウバが左に回ると、ヌルディエフは右カーフから右ハイに繋げる。シウバがサウスポーにスイッチ。ヌルディエフは右ミドルを突き刺す。フェイントを混ぜながらプレスをかけるヌルディエフが右ストレートを伸ばした。シウバも右ローを返す。シウバの左ハイをキャッチしたヌルディエフがケージへ押し込む。シングルレッグから足をすくい上げるも、シウバは倒れない。

右ヒジを打ち込んでから離れたヌルディエフが、右ハイを繰り出す。なぜか打ち終わりに背中を見せてしまったシウバに対し、ヌルディエフが組みついてドライブした。ヌルディエフがバックに回ると、シウバはケージに背中を着けて正対する。両者離れると、打撃の交錯からヌルディエフがニータップで尻もちを着かせた。立ち上がるヌルディエフのバックに回り、スタンドのまま四の字フックへ。RNCを狙うも、ここは極められずスタンドに戻って初回を終えた。

2R、シウバはオーソドックスで構えるも、打ち合いからサウスポーに。ヌルディエフの右ミドルがシウバのボディに突き刺さる。オーソドックスに戻したシウバの右カーフは空を切る。ヌルディエフがシウバの右ローをすくい上げ、そのままグラウンドに持ち込む。RNCを防いだシウバが正対するも、ヌルディエフのパンチを浴びる。スタンドに戻したシウバはサウスポーに。

シングルレッグを狙ったがギロチンで捕らえられてしまう。これは極まらずも、離れたヌルディエフがダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージ際で亀になったシウバに、ヌルディエフがパンチを浴びせる。バックコントロールから首を狙いつつ、正対したシウバを押し込みながらパンチを打ち込むヌルディエフ。立ち上がったシウバに左ボディを突き上げた。左ジャブ、ワンツーと攻め立てるヌルディエフは、終了間際にシングルレッグからドライブした。

最終回、オーソドックスのシウバに対し、ヌルディエフが左を上下に散らす。サウスポーにスイッチしたシウバはヌルディエフの右ヒザ蹴りをキャッチして左を伸ばした。ヌルディエフがシングルレッグからドライブし、ケージ際でダーティ―ボクシングを見せる。離れた両者はパンチを出し合うも、やはりシウバに疲労が激しいか。ダブルレッグをスプロールしたヌルディエフがケージに押し込む。シウバが首相撲にとらえると、ヌルディエフが離れた。

左ロー、左ジャブを打ち込むヌルディエフは、シウバが右ローから背中を見せると、一気にケージへ押し込んだ。ヌルディエフのボディロックに対し、シウバが左腕を差し入れる。離れたヌルディエフは左ジャブを突きながらサークリングすると、シウバのパンチも当たる。それでもシウバは攻めきれず、反対にヌルディエフのパンチを受けて下がってしまう。そのまま両者が単発の攻撃を見せ合って試合が終了した。

裁定は、Brave CFを経て4年半ぶりのUFC参戦となったヌルディエフのユナニマス判定勝ちを収めた。


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【UFC308 】展望 語学堪能=強さの秘密、王者イリャ・トプリア×拳で語る挑戦者マックス・ホロウェイ

【写真】ホロウェイはテクニックに裏付けされた喧嘩ができる男。王者トプリアはタフな終盤戦に持ち来れ込んだ時、喧嘩ができる気持ちの持ち主なのか(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナにてUFC 308「Topuria vs. Holloway」 が行われる。ロバート・ウィティカーとカムザット・チマエフによるミドル級戦をコメインとする今大会のメインは、無敗の新王者イリャ・トプリアにBMF王者マックス・ホロウェイが挑戦するフェザー級タイトルマッチだ。
Text by Isamu Horiuchi

トプリアは2020年10月に、8戦全勝の戦績をもってUFCデビュー。当時は強力なテイクダウンから肩固め、RNC、ギロチン、ダースといった見事な首技の連携を駆使するハイレベルグラップラーのイメージが強かったが、やがて立ちで距離を詰めてからの強烈かつ正確無比な拳のコンビネーションでKOを量産するようになった。

昨年6月にはランキング5位のジョシュ・エメットと戦い、幾度となくダウンを奪って5R判定で圧勝、今年の2月に絶対王者アレックス・ヴォルカノフスキーに挑戦する機会を得た。2Rに王者の右ジャブをかわしたトプリアは、瞬時に距離を詰めて右ボディから左フック。次の右ストレートは外れたものの、すぐに角度を調整しての右フックが炸裂。パウンドフォーパウンドランキングのトップに君臨し続けていた世界最高峰のMMAストライカーを圧巻のコンビネーションで葬り去り、15戦全勝の戦績で(15歳の頃から住んでいる)スペイン初のUFC王座に輝いた。

対して生粋のハワイアンのホロウェイは、2016年12月にアンソニー・ペティスを倒してフェザー級王座を獲得。4度の防衛を重ねるが、2019年12月にヴォルカノフスキーに5R判定で敗れて王座転落した。

その後ヴォルカノフスキーに2度挑戦するもいずれも5R判定負けを喫し、王座復帰は遠のいたかに見えた。しかし昨年アーノルド・アレンとコリアンゾンビことジョン・チャンソンに完勝して健在を示すと、4月のUFC 300にて一階級上のBMF(Baddest Motherfucker=最高にヤバい奴)王者ジャスティン・ゲイジーに挑んだ。


ホロウェイは1R終盤にバックスピンキックでゲイジーの鼻を破壊すると、その後は打撃戦で終始主導権を握る。そして最終ラウンド残り10秒の時点でオクタゴン中央で床を指差し、俺と打ち合えと咆哮。それに応じたゲイジーが振り回す拳よりも高い回転力でパンチの連打を繰り出し、最後は右フックをスマッシュヒット。残り1秒でゲイジーが前のめりに失神するUFC史上最高のKOシーンをもってBMF王者に輝いた。

間違いなく自分が勝っている試合で、最後の10秒にて階級上の超弩級の強打者と足を止めて殴り合いを挑む──常人にはまったく考えられない、これ以上BMFに相応しい行動は存在しないほどの超BMFぶりを見せつけて会場を熱狂の渦に叩き込んだホロウェイは、その場で「エル・マタドールよ!」とトプリアのニックネームをコールアウトすると「お前はこのブルから逃げている! 145パウンドのベルトを賭けて俺と戦え!」と対戦表明した。

それに応じたトプリアは「ああ、ホロウェイと防衛戦をやろうじゃないか。ただし奴がBMFベルトも掛けた場合のみだ」と発言。しかしその案はUFCから却下されたのか、今回トプリアのフェザー級王座のみが掛かったタイトル戦が実現の運びとなった。

さて今回の試合に先立ち、UFCの企画にてトプリアの住むスペインとホロウェイの住むハワイを二画面で繋いでの同時インタビューが行われている。その際トプリアは、フェザー級ベルトだけでなくBMFベルト(のレプリカ)まで入手して部屋に飾って登場し「マックスは今回このベルトを掛けなかったけど、今回勝てば事実上俺がBMFさ」と不敵に微笑みながら挑発してみせた。

ホロウェイが「お前はそれわざわざ買ったんだろ、俺のファンだからだよな」と聞くと、トプリアは「ああ、正直ファンだったよ。あんたは俺ら新世代にとってのグレイト・イグザンプル(偉大なる模範)だった」とリスペクトを示す。が、その後は薄笑いを浮かべながら

「でも今は俺の時代さ。試合が終わったら、あんたが俺のファンになるだろうよ。そもそもあんたはキャリアで7敗。俺は無敗。戦ったらどうなるかは分かるだろ?」

「あんたが75分間も使ってできなかったこと(=打倒ヴォルカノフスキー)を、俺はたった7分間でやってのけたんだぜ」

「ところで俺は最近老人ホームをオープンしたんだよ。ヴォルクがすでに入居した。あんたにも一部屋用意してあるぜ。試合後すぐに放り込んでやるよ。あ、心配しなくてもいい、料金は一切無料だから」と知的にして絶妙に無礼な挑発を繰り返し、トラッシュトークに興味を示さないホロウェイを苛立たせたのだった。

さらにトプリアはホロウェイのBMF戦に触れて「ありゃすごく退屈だった。エキサイティングだったのは最後の10秒だけだ。戦略もテクニックもまるでない酒場の喧嘩だね。最後の10秒もそうだ。ゼロ・テクニックだ。俺みたいな技術とパワーを持った選手を倒すことはできないな。嘘だと思うなら、あれを俺らの試合の最初の10秒でやってみるってのはどうだい?」と不敵な提案をする。

そこでホロウェイが「そりゃお前にとってはなんとも都合のいい話だな。お前は試合ですぐに疲れちまう(get tired)んだから」と反応すると、トプリアは微笑みを崩さず「ああ、俺は確かにget tiredするよ。相手をKOすることにget tired(=うんざり)しているんだ。だから今回はあんたをサブミットすることにするかな」と言い返した。

第一言語ではない英語でのやりとりにおいて、この見事な切り返しは特筆に値する。実際トプリアはホロウェイに「何を言っているんだ、ちゃんと話せ」と言われた時にも余裕の表情で「おいおい、俺はあんたの言語で話してやっているんだぜ。じゃあスペイン語がジョージア(グルジア)語かロシア語かドイツ語で話そうか」と言うと、おもむろに(おそらくホロウェイには理解できないだろう)流暢なスペイン語を披露し、言語マウントを取ったのだった。

放映後、この両者のディベート対決(?)の勝敗を判定するメディアがいくつかあったが、ほぼ満場一致でトプリアに軍配を挙げていた。もっともホロウェイ自身が相手を言い負かすことに興味を示しておらず、勝敗を付けること自体に無理はある──とは言え、トプリアは母語でない英語を用いて、英語ネイティブのホロウェイを翻弄してみせた。

ジョージア系の両親のもとドイツに生まれジョージア、スペインと移住を繰り返す中で身に付けた多言語能力と知性は「俺は打撃、レスリング、グラップリングと全てにおいてネクストレベルにあるし、パワー、テクニック、ファイトIQとあらゆる面で卓越している」と豪語する新王者の強さの一端なのかもしれない。

閑話休題。

この試合に誰もが期待するのは、卓越した二人のMMAボクサーである両者による最高レベルの打撃戦だ。両者の戦績だけを見ると、本人が挑発的に語っていたように──ホロウェイが3回戦って倒せなかったヴォルカノフスキーをトプリアは2RでKOしており、新王者有利という見方が成り立つ。しかし両者と戦った張本人のヴォルカノフスキーが、この三段論法を否定してホロウェイ有利を予想している。

曰く「イリアには相性が悪い試合だと思うよ。マックスは5Rずっとペースが落ちないから、イリアが勝つには序盤でKOする必要がある。もちろんその力はあるよ。でもマックスはとにかく打たれ強いから、難しいんじゃないかな。テイクダウンディフェンスや立つ力も抜群だから、寝技でマックスをフィニッシュするのも困難だ。

そして、試合が長引くとイリアにはスタミナの問題が生じてくる。序盤はイリアがマックスの打撃をしっかりガードして有利に進めるだろう。でも相手がいつまでも倒れない、テイクダウンできない、自分の呼吸が上がってくる、となると話が変わってくるのさ。中盤以降はマックス有利になるだろうね。僕が思うに、一番可能性が高いのはマックスの判定勝利だ。あるいは4、5ラウンドにマックスが大量のパンチを当ててTKOするかもしれないね」

この前王者の鋭い予想にさらに注目点を付け加えるなら、それはスタンド戦における両者の距離とケージ上の位置取りだ。180センチの長身を誇り、自分のパンチが当たる絶妙の間合いを保つことに長けているホロウェイ。対する王者トプリアは身長173センチ。頭を振りながら間合いを詰め、懐に入り込んでのパンチコンビネーションを決め技とする。果たして自分の得意な距離を作るのはどちらか。

また、ホロウェイは(前回のBMF戦でゲイジーに大ダメージを与えた)バックキック、トプリアは強烈な右カーフを持っている。パンチの間合いの取り合いにおいて、これらの足技を両者がどう用いるかも興味深い。

そしてトプリアの拳が最も威力を発揮するのは──前戦でヴォルカノフスキーを倒した時のように──相手をケージ際に追い詰め、下がるスペースを無くした時であることに留意したい。アーノルド・アレン戦でスイッチや横への動きを巧みに使ってみせたホロウェイを、新王者がいかなるステップで金網を背負わせるのかは、この試合の重要ポイントとなる。

上述のように、トプリアは開始10秒間、ケージ中央での足を止めての殴り合いを提案している。対するホロウェイは「(BMF戦での)あの瞬間は理由があったから成立したんだ。エキサイティングな戦いで俺が勝っていたから、ジャスティンにチャンスを与えた。もともと彼が階級下の僕に戦うチャンスをくれたのだからね」と、理由もなく闇雲に打ち合うことには興味を示さない。

それでも世界最高のMMAボクサー二人によるこの試合が、開始直後からまったく目を離せないものであることに変わりはない。

■視聴方法(予定)
10月26日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月27日 午前3時~PPV
午後10時 30分~U-NEXT

■ UFC308対戦カード

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] イリャ・トプリア(スペイン)
[挑戦者] マックス・ホロウェイ(米国)

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
カムザット・チマエフ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー(英国)
ダン・イゲ(米国)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
ハファエル・セルケイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニール(米国)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
クリス・バーネット(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファイト・バシャラット(アフガニスタン)
ヴィクトー・ウゴ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
カルロス・レアル(ブラジル)

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45 F1 MMA o UFC UFC Fight Night   アレッサンドロ・コスタ コディ・ダーデン ブルーノ・シウバ マット・シュネル

9.7『UFC Fight Night 242』マット・シュネルの対戦相手がアレッサンドロ・コスタからコディ・ダーデンに変更



 UFCが9月7日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 242: Burns vs. Brady』でマット・シュネルと対戦予定だったアレッサンドロ・コスタが欠場、代わりにコディ・ダーデンがシュネルと対戦するとのこと。

 シュネルは3月の『UFC Fight Night 238: Rozenstruik vs. Gaziev』でスティーブ・エルセグに2R KO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフライ級ランキング11位。

 ダーデンは7月の『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』でブルーノ・シウバに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフライ級ランキング15位。続きを読む・・・
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F1 IRIDIUM MMA o UFC UFC Fight Night   エリク・アンダース クリス・ワイドマン ジェイミー・ピケット ブルーノ・シウバ

11.16『UFC 309』でクリス・ワイドマンとエリク・アンダースが対戦



 UFCが11月16日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで『UFC 309』を開催することと、クリス・ワイドマン vs. エリク・アンダースのミドル級マッチを行うことをイリジウム・スポーツエージェンシーが発表。

 ワイドマンは3月の『UFC on ESPN 54: Blanchfield vs. Fiorot』でブルーノ・シウバに3Rテクニカルデシジョン(※アイポークがあったため)で勝利して以来の試合。

 アンダースは3月の『UFC Fight Night 238: Rozenstruik vs. Gaziev』でジェイミー・ピケットに判定勝ちして以来の試合。続きを読む・・・
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45 o UFC   スティーブ・ガルシア ハイダー・アミル ブルーノ・シウバ ヴィルナ・ジャンジローバ

『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 60: Lemos vs. Jandiroba』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ヴィルナ・ジャンジローバ、スティーブ・ガルシア、ブルーノ・シウバ、ハイダー・アミル


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 キック コディ・ダーデン ブランドン・モレノ ブルーノ・シウバ

【UFC ESPN60】ボディ&右クロスを効かされたシウバが、右アッパー一撃でダーデンに逆転KO勝ち

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
Def.2R2分58秒 by TKO
コディ・ダーデン(米国)

ダーデンが開始早々、左ミドルを決める。シウバはダーデンの右カーフの蹴り足を払って右ストレートを伸ばす。距離を詰め続けるダーデンに対し、シウバも右カーフを当てた。ダーデンが組みつくも、ここはシウバが離れた。反対にシウバのニータップも切り続けるダーデンだが、左腕を差し上げたシウバにケージへ押し込まれてしまう。切り返したダーデンがシングルレッグへ。さらに離れてシウバの顔面にパンチを伸ばしていく。ダーデンの左ボディストレートに、シウバが左フックを合わせた。ダーデンはコンビネーションを当てると、シウバの右スピニングバックフィストをかわす。シウバは顔面が赤くなり始めた。ダーデンの右カーフをキャッチして右を合わせるシウバ。しかしパンチの精度ではダーデンが上回るか。

シウバが左ジャブで下がらせるも、ダーデンが顔面からボディにパンチを散らす。ボディが効いたか、シウバが下がる。さらにダーデンが右クロスでシウバの動きを止めた。ダーデンは両手を広げて左ジャブから右ストレートを繰り出したが、左がオープンハンドになっており、シウバがアイポークを主張して試合が中断される。再開後、ダーデンが左ボディを狙う。シウバも顔面にパンチを返し、右カーフを当てていく。ダーデンが右スピニングバックキックをシウバのボディに突き刺し、「効いただろ?」と言わんばかりに指さして挑発。シウバの右スピニングバックフィストは、バックステップでかわした。

2R、シウバが右カーフで先制する。しかしダーデンも右カーフを効かせると、シウバが下がるここでシウバがテイクダウンを狙うも、ダーデンがダースチョークへ。首を抜いたシウバに対し、再度ダースを狙うダーデン。さらにスクランブルからギロチンを仕掛け、そのままトップに回る。シウバはケージに背中を着けて立ち上がろうと試みるも、左腕を差し入れているダーデンが上から潰し、さらに左腕をシウバの首に回していく。ここを凌いだシウバが立ち上がり、右アッパー一閃。ダーデンはマウスピースが吹っ飛びながら、背中からダウンする。すぐさまシウバがトップからパウンド&エルボーを連打するとダーデンの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。ダーデンは顔面からは大出血していた。

見事な逆転KO勝ちを飾ったシウバは、ブランドン・モレノとの対戦をアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN54 クリス・ワイドマン ブルーノ・シウバ ボクシング

【UFC ESPN54】ワイドマンがシウバをTKOで下すも、アイポーク頻発で後味が悪い3年7カ月ぶりの勝利

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
Def.3R2分18秒 by TKO
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

左手を前に突き出したが距離を詰める。ワイドマンが右ミドルを繰り出すと、シウバがサウスポーにスイッチする。シウバは左ストレートをボディに伸ばした。ワイドマンが距離を詰めてダーティボクシングから、蹴りを散らしながらシウバにケージを背負わせた。ここで打ち合いとなり、ワイドマンの右を受けたシウバの動きが止まる。しかしワイドマンもシウバのパンチをもらい、いったん距離を置く。そして組みついたワイドマンが頭を下げたシウバの顔面に右ヒザを連打する。ボディロックに切り替えたワイドマンがリフトアップした。シウバも体を起こすがバックコントロールを許してしまう。ワイドマンは動かないシウバの足にヒザをコツコツと入れ続けた。

2R、ワイドマンがジワリジワリと距離を詰める。シウバはスイッチしながら、ワイドマンの蹴りをキャッチしながら右ストレートを合わせた。マットに手を着いたワイドマンもすぐに立ち上がる。サウスポーにスイッチしたワイドマンの左ローが当たり、シウバがスイッチを繰り返す。ワイドマンがオーソドックス、シウバがサウスポーに戻すと、ワイドマンの右三日月蹴りがシウバのボディに突き刺さる。シウバもワイドマンの蹴りにパンチを合わせるが届かない。打ち合いになるとワイドマンが下がる。ワイドマンが右ボディストレートでシウバを下がらせた。

ここでシウバがワンツーを繰り出したが、ワイドマンの左手がアイポークを引き起こした。シウバに休憩が与えられて再開後、ワイドマンが蹴りを散らしながら、出てきたシウバに右ストレートを合わせていく。シングルレッグはスプロールされたが、ワイドマンが左ジャブを突く。さらに左ジャブを打ち下すとシウバがグラついた。シウバのパンチもワイドマンのアゴを捉える。シウバも連打を繰り出すが、ワイドマンが右の打ち下ろしを当て、さらに右アッパー。左目下から出血が見られるワイドマンだが、ラウンド終了間際にパンチのラッシュでシウバを追い詰めた。

最終回、シウバが右ジャブを伸ばす。ここでまたもワイドマンのアイポークが発生したと、シウバがケージ中央でうずくまった。リピート映像が流れると、会場の観客はシウバにブーイングを浴びせる。シウバの指のほうがワイドマンの目を襲っているようにも見えるが……。再開後、シウバがパンチから右ミドルハイに繋げる。ワイドマンも右ハイを返した。ワイドマンのフェイントに対し、シウバが下がる。シウバが突っ込んで来るとワイドマンが左を合わせてダウンを奪った。ここでもアイポークを主張するシウバにワイドマンがパウンドの連打を浴びせると、シウバは亀になりレフェリーは試合をストップした。

ここでリプレイ映像が流されると、ワイドマンの左手、さらに右手が連続でアイポークになっていることが分かる。シウバは両手を広げて抗議し、涙を流しながらワイドマンと抱擁したが、ここは納得できないだろう。
1試合前でもデュマがアイポークをアピールしながら試合は続行され、ルジボエフのパウンドで決着した。アイポークはファイティング・アクシデントだ。レフェリーにも把握できないケースが多いかもしれない。しかし試合展開を変えてしまうケースが頻発するのであれば、ルール上で何かしらの対策は必要になる。特に手を広げて戦うことが多かった今回、ワイドマンのアイポークは目立っただけに、競技運営面での対応が求められる。


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