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【KO CLIMAX2024】KNOCK OUT UNLIMITEDに元UFC戦士カルロス・モタ&倉本一真参戦。栗秋&重森戦へ

【写真】野心的なカード。MMAファンにも気付きのある一戦となる期待が大 (C)KNOCK OUT & MMAPLANET

12月30日(月)、キックボクシングプロモーションのKNOCK OUTが横浜市中区の横浜武道館で開催するK.O CLIMAX 2024内でKNOCK OUT-UNLIMITEDルール3試合が組まれ、元UFCファイターで元LFAフライ級王者カルロス・モタ、そしてRIZINバンタム級戦線で活躍中の倉本一真が出場することが明らかとなっている。
Text Manabu Takashima

世界最強を目指し、ムエタイに傾倒。MMA台頭後は、常にMMAが頭にある山口元気氏率いるKNOK OUTで昨年より実施されるようになったUNLIMITEDルールは、打撃に特化したMMAといえるルールセットが用いられている。

MMAグローブ着用で3分3R制でスタンド、グラウンドのあらゆる状況でパンチ、蹴り、ヒザ、ヒジによる攻撃が認められる。つまりはサッカーボールキック、踏みつけ、パウンドもOKで、関節技&絞め技は禁じられているというモノ。

テイクダウン、投げ、スラムも認められているが、グローブやショーツ等を掴む行為は認められていない。ここはMMAと変わりない。ただし、膠着はスタンドもグラウンドもブレイクは早く、スタンドでの再開となる。

昨年12月9日に三上ヘンリー大智が同ルールで極真空手のパトリック・ケンソンと対戦し、左ストレートでダウンを奪い、サッカーボールキックから鉄槌&ヒジの連打でTKO勝ちを収めている。さらには今年の7月には中村優作が、第2代NOCK OUT-Black(ヒジ、クリンチやクリンチからのヒザ攻撃が禁止ルール)フェザー級チャンピオン栗秋祥梧と戦い、右ハイに反応した直後の左ストレートでKO負けをしている。


今回、その栗秋と対戦することになったモタはLFAでフライ級を制し、UFCにステップアップも初戦で判定負け。その試合のドーピング検査で陽性となり、何と2年という長期間のサスペンドをカリフォルニア・アスレチックコミッションから言い渡される。

モタの試合出場禁止期間は今年の10月の末に終了。同大会で栗秋と戦うMMAファイターをリストアップするために、北米有名ジムをリサーチしていたKNOCK OUTがBlackhouseの推薦を受けて来日が決まった。

MMA戦績8勝2敗のモタ、敗北はUFCでのコディ・ダーテン戦とLFAで現UFCフライ級のチャールズ・ジョンソンに喫したモノだ。モタは柔術も修得しているが、8勝のうち4勝がTKO勝ちで三角蹴りや前手=左で相手を倒しているストライカーといえる。

上記の三角蹴り、左以外に近距離でのボディへのコンビネーションや首相撲からヒザ蹴りも得意技だ。

とはいえ、あの距離で本職と戦うのは危険だ。栗秋の中村優作戦の戦いを見る限り、組まれたら早々のブレイクを念頭に置き、キックでの強さを前面に出して戦っていた。

(C)KNOCK OUT

それ故にモタが同じ土俵で戦うと危ない。

秋栗の近距離でのパワー溢れるハイキック、ボディ、そして左フックの餌食に簡単になってしまう可能性もある。

(C)LFA

モタとしては、まずはテイクダウンを狙うこと。

それもMMAで見せるローをキャッチしたり、そのタイミングでニータップ系のテイクダウンは蹴りに慣れるまでは封印し、ブレイク覚悟でまずはボディロックに取りたい。

中村のシングルからのボディロックをブレイクでしのいだ栗秋だからこそ、その組みの違いを感じ取り打撃の姿勢、そしてリズムが乱れることは十分に考えられる。仮に栗秋が腰を落としたり、距離を取るようになると、ハイも拳も威力が半減する。反対にテイクダウンを警戒させれば、モタとしてもMMAグローブで戦った来たキャリアが生きる打撃戦に持ち込むこともできる。

そのためにモタは、試合開始直後の集中力を最大限に引き上げる必要がある。安易なカーフは禁物。栗秋は打撃へのカウンターはお手のモノ。被弾するなら組み狙い。もちろんヒザで射抜かれる可能性もある。ただし、打撃へのカウンターを受けるよりも確立は下がることは間違いない。

パウンド、サッカーボール有りのUNLIMITEDという名称にモタ、そして重森陽太と相対する倉本も惑わされてはいけない。このクリンチの早さは、キックボクシングそのもの。MMAファイターはレスラー=倉本だろうが、ストライカー=モタだろうが、同ルール下でも変わらずMMAを戦うこと。キックをやろうとすれば、本職に適うわけがない。ここは慢心することなく、謙虚な姿勢を持つべきだ。

と同時に栗秋と重森がUNLMITEDルール用にアジャストした打撃を幾分でも武器として使えるのか。そこも注目だ。本職がこのルールを考え、テイクダウン有りを考慮した打撃を効果的に駆使すれば、今後のMMAに与える影響は少なからずあるはず。

(C)KNOCK OUT & MMAPLANET

なんといってもモタ×栗秋、倉本×重森というMMA×キックのマッチアップも試合内容は違ってくるはず。

そしてバズーカ巧樹×大沢文也というキックボクサー同士のUNLIMITEDルールの試合展開がどうなるのかも含め、MMAファンだからこそUnlimitedルールの楽しみ方のふり幅は大きい。今年3月のUnlimitedルール大会が時期尚早と判断し、6月の代々木大会でも結果として1試合しか組まれなかったUNLIMITEDルールだが、2025年は定期化&ボリュームアップが図れるという話も伝わって来るだけに、要注目のKNOCK OUT Unlimitedルールの3試合だ。

■視聴方法(予定)
12月30日(月)
午後1時30分~U-NEXT

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN245 キック スムダーチー チャールズ・ジョンソン

【UFN245】成長著しいスムダーチーに競り勝ったチャールズ・ジョンソン。2024年、4勝目を挙げる

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
スムダーチー(中国)

試合開始直後に距離を詰めてテイクダウンを狙ったジョンソン。ケージを背負ったスムダーチーは回って離れ、小手投げを狙う。離れた両者、スムダーチーが左ジャブからカーフをける。ジョンソンはワンツーを振るいながら前に。カーフから左を当てたスムダーチーが、サウスポー同士の対戦でインローを蹴っていく。さらに左オーバーハンドを放ったスムダーチーが、序盤は手数で上回る。

長いリーチを生かして左ストレートを入れたスムダーチーは、ジョンソンの前進にまっすぐ下がりボディにアッパーを打たれる。組みの中でヒザを入れるジョンソンに対し、スムダーチーが右エルボーを打って離れる。再びワンツーで前に出て、組んだジョンソン。テイクダウンは奪えないが、組みの圧を見せたことでパンチも入るようになったか。最後はケージにつまったスムダーチーにパンチをまとめた。

2R、すぐにワンツーで前に出たジョンソン。右に回るスムダーチーは左ストレートをヒットさせる。さらに右カーフを続け、ジョンソンも距離をなかなか詰めることができない。ジョンソンは距離を詰めて右フック。回って離れたスムダーチーも右フックを入れる。さらに左オーバーハンドをヒットさせたスムダーチーだが、右に回るなかで振り返った刹那――ジョンソンに詰められ右ストレートを被弾する。それでもパンチを打ち返すが、右を打たれたスムダーチーがしゃがみこむ。パンチを連打されながら、シングルに出るスムダーチーは殴られ続けてガードを取る。

蹴り上げにも担ぎパスを狙ったジョンソンは、三角絞めをセットされ腕を伸ばさそうになる。腕を抜き、スクランブルでシングルに出たジョンソンのバックに回ったスムダーチーが、大ピンチを脱してスタンドへ。ここでボディロックテイクダウンを決めたジョンソンだが、スムダーチーは躊躇することなくスクランブルのなかで引き込んで三角絞めを狙う。ジョンソンがこれを察知して前転するようにエスケープし、ラウンドが終わった。

最終回、ダメージはないのか果敢にスムダーチーはスピニングバックキックを繰り出し、カーフからジャブを伸ばし、遠い位置から奥手の左を届かせる。ジョンソンは左オーバーハンドをヒット。スイッチをしつつ、飛び込むように再び左フックを決めたジョンソンはインローにも前に出て、左を当てる。距離が近づき、構えを変えるジョンソンに対し、スムダーチーは奥足にインローを蹴りこむ。

残り2分を切りジョンソンが組みに行くが、切って離れたスムダーチーがダブルレッグへ。ボディロックを小手投げで切ったジョンソンが、トップを奪う。動きが落ちたように見えたスムダーチーは、ここでスクランブルに持ち込む。と、ジョンソンのテイクダウン狙いに強引な態勢からダースを仕掛ける。長いリーチを生かして、ダースをセットしつつ頭部にヒザを突き上げたスムダーチーは、頭を抜いたジョンソンと最後まで打撃戦を繰り広げ――時間とともに勝利をアピールした。

最終回&終盤の追い込みに成長の跡を見せたスムダーチーだったが、ジャッジは揃って29-28でジョンソンを支持。今年4勝目を挙げたジョンソンは「MMA界で最もアクティブなファイターは、5R戦う用意ができている」と話した。


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DWCS o UFC ダニエル・ラセルダ チャールズ・ジョンソン 平良達郎

UFC306:第2試合・エドガル・チャイレス vs. ジョシュア・ヴァン

フライ級。

チャイレスは昨年7月の平良達郎戦でUFCデビュー。もともと翌月にDWCS出場が決まっていたが、平良の試合が相手の体重オーバーで試合が消滅し、急遽代わりの試合を組むためにUFC契約が決まる。敗れたが、入れ込みすぎた平良がフィニッシュに至らず、チャイレスが終盤ギロチンを仕掛ける場面もあった。2戦目は昨年9月のノーチェUFCで、4連敗中のダニエル・ラセルダと対戦。1Rにスタンディングギロチンを仕掛けたところ、ラセルダの腕の力が抜けレフェリーが落ちたとみなして止めたものの、落ちておらずノーコンテストに。今年2月のメキシコ大会でリマッチが組まれ、今度はテイクダウンされた後にガードから三角を決め、タップを奪いUFC初勝利。今回はそれ以来の試合。今回出場するメキシコ人ファイターは昨年のノーチェUFC→今年2月のメキシコ大会→今回のノーチェUFCというローテーションの選手が多い。28歳。

ミャンマー出身のヴァンは、負傷選手の代役として今月に入ってから急遽出場が決まった。UFCデビューからアグレッシブな打撃を武器に3連勝。当初チャイレスと対戦予定だったケビン・ボルハスにも勝利している。6月に平良との対戦が組まれていたが、カードシャッフルによりタギル・ウランベコフとの対戦に変更となり、さらにウランベコフの欠場で試合が消滅。7月にチャールズ・ジョンソン戦が組まれたが、1Rずつ取り合った3R目の開始と同時にジョンソンがラッシュを仕掛け、最後はアッパーをもらってKO負け。UFC初黒星を喫した。少しでも早く負けを払拭したかったのだとは思うが、初のKO負けから2ヶ月で急遽代役オファーを受けたことが吉と出るか凶と出るか。フライ級では鶴屋の次に若い22歳。

カーフ、ミドルを蹴るチャイレス。ジャブ。積極的に手を出す。前蹴り、カーフ。ヴァンはじっくり見ている。チャイレスがまたカーフ。連続でヒット。さらにカーフ。効いてきている。チャイレス飛び込んで右をヒット。またカーフ。足が流れたヴァン。距離が詰まってパンチ連打を入れたヴァンだが、チャイレスインロー、ジャブをヒット。またカーフを入れる。ジャブ。まだ手数が少ないヴァン。ワンツーをもらい尻もちをついたヴァン。すぐ立ったがチャイレス詰めていく。ジャブをヒット。ヴァンもパンチで出る。ワンツーを振る。ホーン。

1Rチャイレス。ヴァン、カーフがかなり効いており、早めに勝負をかけないと厳しい。

2R。ヴァン距離を詰めたがチャイレスがジャブを入れていく。左ボディ。ヴァンもカーフからパンチの連打を入れた。ようやくペースが上がってきたヴァン。左ボディ。他ヒィレスボディが効いた。また左ボディ。チャイレス嫌がってタックルに行くが、切ってヒザを入れたヴァン。距離を取るチャイレスに顔面・ボディにパンチ打ち込む。チャイレスグロッキー。ケージに詰めてパンチのラッシュ。連打。しかしチャイレス打たれながらバックブロー。ヒットしぐらついたヴァン。チャイレスが逆襲するが、ヴァンタックルでテイクダウン。チャイレスのガード。チェイレスガードから三角。しのいだヴァンだが、距離ができたところで立ったチャイレス。また左ボディを入れたヴァン。効いたがチャイレスのパンチも入り効いている。ヴァンタックルへ。チャイレス得意のギロチン。ボディシザースしてガードで絞めるが首を抜いたヴァン。体を起こさずパウンドを入れるヴァン。両者消耗がある。ホーン。

2R両者ダメージがあったが、よりKOに近かったのはヴァンか。最後バックブローがヒットするまでは、ストップされる直前だった。

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45 F1 MMA o UFC   イグナシオ・バハモンデス エドガー・チャイレス ジョシュア・ヴァン チャールズ・ジョンソン

9.14『UFC 306: O’Malley vs. Dvalishvili』エドガー・チャイレスの対戦相手がケビン・ボルハスからジョシュア・ヴァンに変更



9.14『UFC 306』でマヌエル・トーレス vs. イグナシオ・バハモンデス、ヤスミン・ハウレギ vs. ケトレン・ソウザ etc.(2024年09月03日)

 こちらの続報。


 UFCが9月14日にネバダ州パラダイスのスフィアで開催する『UFC 306: O'Malley vs. Dvalishvili』でエドガー・チャイレスと対戦予定だったケビン・ボルハスが欠場、代わりにジョシュア・ヴァンがチャイレスと対戦するとのこと。

 ヴァンは7月の『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』でチャールズ・ジョンソンに3R KO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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MMA o UFC   ジアン・シウバ チャールズ・ジョンソン モンテル・ジャクソン

『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』パフォーマンスボーナス




 UFCが『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・ジアン・シウバ vs. ドリュー・ドーバー

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・チャールズ・ジョンソン、モンテル・ジャクソン


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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AB o UFC UFC302 UFC303 アブドゥル・ラザク アレックス・ペレス ガブリエル・ボンフィム クリスチャン・ロドリゲス ジョシュア・ヴァン ジョシュ・フレムド ダリウス・フラワーズ チャールズ・ジョンソン ティム・エリオット ブラック マイク・デイヴィス メイシー・バーバー モンテル・ジャクソン ルアナ・サントス 平良達郎

UFC on ESPN59:オッズ/予想と展望

ローズ・ナマユナス 1.46
トレイシー・コルテス 2.80
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.52
ムスリム・サリコフ 2.60
ドリュー・ドーバー 1.91
ジェアン・シウバ 1.91
ガブリエル・ボンフィム 1.29
アンジュ・ルーサ 3.70
ジュリアン・エローサ 2.70
クリスチャン・ロドリゲス 1.49
アブドゥル・ラザク・アルハサン 1.59
コーディ・ブランデージ 2.40
ジョシュア・ヴァン 1.46
チャールズ・ジョンソン 2.80
ジャスミン・ジャスダビシアス 1.91
ファティマ・クライン 1.91
モンテル・ジャクソン 1.70
ダモン・ブラックシア 2.20
ルアナ・サントス 1.26
マリヤ・アガポバ 4.00
ジョシュ・フレムド 1.89
アンドレ・ペトロスキー 1.93
エヴァン・エルダー 1.33
ダリウス・フラワーズ 3.50

2週間ぶりのUFCは旗揚げの地デンバーで開催。

メインは女子フライ級。元ストロー級王者ナマユナスは前回フライ級に上げて初勝利。今回はランキング4位のメイシー・バーバーとの対戦が組まれていたが、2週間前にバーバーが欠場。来週ミランダ・マーヴェリックとの対戦が組まれていたランキング14位のトレイシー・コルテスとの対戦に変更されている。

代役のコルテスはUFC初メイン。現在、UFCデビューから5連勝中だが、ほぼ年1の試合ペースのため、なかなか上位との対戦が組まれず、これまでの相手は全部ノーランカー。テイクダウンから押さえ込みするスタイルで、キャリア11勝のうち、KO勝ちと一本勝ちが1試合のみで、残り9試合は判定勝ち。UFCでの5勝もすべて判定勝ちとなっている。かつては打撃が弱点だったが、昨年9月の前戦ではパンチで打ち合う場面を見せるなど打撃が向上していた。

現在もストロー級で戦える体格のナマユナスに対し、コルテスは逆にバンタムから落としてきた選手。身長・リーチは同じだが、フィジカルではコルテスが上回るので、コルテスとしては組みで体力を削る展開にしたいところ。とはいえ、5戦全勝でもこれまでノーランカーとしか対戦していないコルテスでは、ナマユナスの相手は厳しいか。

ナマユナス判定勝ち。

セミ前に出場する元ランカーのドリュー・ドーバーはマイク・デイヴィスと対戦予定だったが、デイヴィスが欠場。ドーバーの相手が先週まで決まらず、急遽UFC303に出場したジェアン・シウバの出場が決まった。

シウバは本来フェザー級だが、前戦では体重オーバーしている。13勝中10KOのハードパンチャーで、前戦では中堅のシャルル・ジョーデインから2RKO勝ちし、UFCデビューから2連続KO勝利。ドーバーもKOパンチャーだが、オッズは本来階級下のシウバとイーブンになっている。今後もライトで戦うのか、フェザーに戻すのかは不明だが、元ランカーのドーバー相手にショートノーティスで勝つなら、ランカーとの対戦にも期待できる。

プレリムにはフライ級期待の新星のジョシュア・ヴァンが登場。昨年11月にUFCデビューし、今年1月にも勝利して2連勝としたが、4月の試合は相手の怪我で消滅。先月のUFC302ではスムダルジ戦が組まれていたがスムダルジが欠場。前月のティム・エリオット戦がエリオットの怪我で消滅していた平良達郎との対戦に入れ替わったが、その後試合のシャッフルがあり、平良はアレックス・ペレスと、ヴァンは当初ペレスと対戦予定だったランカーのウランベコフとの対戦に変更。が、その試合もまた、ウランベコフの欠場により消滅と、4試合続けて自分に責任のない試合消滅が続いている。

今回の相手チャールズ・ジョンソンUFCで3連敗していた時、無敗のカザフスタンファイター・アザト・マクスム相手に代打出場し、打撃で攻めてマクスムを失速させて判定勝ち。5月の前戦は地元セントルイスでUFC2勝2敗のジェイク・ハドリー相手に打撃の手数で上回っての判定勝ちで2連勝。2試合連続でオッズではアンダードッグだったが、アップセット勝利している。ヴァンにとっても油断できない相手。

第1試合開始は14日朝8時から。速報します。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 ジェイク・ハードリー チャールズ・ジョンソン

【UFC ESPN56】セントルイスのファンの大声援をバックにジョンソンが、ハードリーから逆転3-0の判定勝ち

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェイク・ハードリー(英国)

オクラホマ州トペカ出身、セントルイス在住のジョンソンにプレリミとは思えない大きな声援が集まる。サウスポーに構えたハードリーが左ロー、ジョンソンが右ローを蹴る。ケージ前を移動するジョンソンに対し、ハードリーが追って左ストレートから左インローを蹴る。ジョンソンは前蹴りを繰り出し、左に回る。ハードリーは右リードフックを当て、左ボディストレートを伸ばす。ケージに詰まるようになったジョンソンは、ダブルレッグでテイクダウンを許し、スクランブルでハードリーがバックを伺う。

自ら離れたハードリーが左インロー、さらに左を見せて組みに行く。切ったジョンソンはヒザをボディに入れ、ハードリーが距離を取り直す。インローを続けるハードリーがジョンソンを追うという展開のなかで左ミドルを決める。ジョンソンは左ロー、ジャブを見せるが効果的な攻撃はなく、ハードリーの左ハイをブロック。残り1分を切り、ワンツー、左ボディを繰り出したジョンソンが前に出るように。右ボディアッパーを入れ、スイッチしたジョンソンだったが詰め切れず、初回を落としたか。

2R、ジョンソンは右ハイを見せ、右ストレートをヒットさせる。下がったハードリーに対し、ハイから左ジャブと圧を高めたジョンソン。ハードリーも圧されず前に出るが、勢いのないテイクダウン狙いを切られる。ジョンソンは左から右を当て、回りながらもジャブからアッパーを狙う。ハードリーは左ボディを決め、体を入れ替えられても左を伸ばす。ジョンソンはそこにカウンターを狙い、ボディショット。左ミドルのハードリーの軸足にローを入れたジョンソンは、右アッパーを見せるも空を切る。ダブルジャブ、スイッチしつつアッパーからのコンビと手数を上回るジョンソンは、ハードリーのワンツーをかわす。

残り90秒で、ジョンソンが左ローから右を入れ、スイッチをしつつ右を当てる。続いて右ボディ、ワンツーを入れたジョンソンは右でダウンを奪うと、パウンドから立ち上がってロー。飛び込んでパンチを落としたジョンソンに対し、ハードリーはレッスルアップからバックへ。そのまま時間となり、ラウンドを取ったジョンソンを大歓声が後押しした。

最終回、USAチャントのなかで左に回るジョンソンは、ハードリーのハイクロッチを切る。右ジャブから前に出るハードリーだが、逆に右ストレートを被弾する。直後に組んでバックに回ったハードリーが対角線でフックした左足に、ジョンソンはヒジを落とす。背中に飛び乗ろうとしたが、両足をフックできなかったハードリーが着地して間合いを取り直す。左オーバーハンドのハードリー、ジャブで前に出るジョンソンが右を当てる。ハードリーのダブレッグを切ると、スイッチしつつロー、ワンツーとジョンソンが手数で上回る。

ハードリーは左を伸ばすが、距離を遠い。と、ジョンソンが三日月蹴りを決める。ハードリーは左を当て、組みへ。シングルからケージに押し込んだハードリーだが、ジョンソンがスプロールし、パンチで前に出る。ハードリーも左を打ち返したところで、タイムアップとなった。

結果、ジャッジ3者とも29-28でジョンソンが判定勝ちを収め、オクタゴン戦績を4勝4敗と五分に戻した。


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45 AB Cage Warriors JJ・オルドリッチ LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 アラン・ナシメント アレックス・カサレス アロンゾ・メニフィールド エステバン・リビヴィクス カーロス・アルバーグ カーロス・キャンデラリオ コディ・ダーデン ザルガス・ズマグロフ ジェイク・ハードリー ジミー・フリック ジョアキン・バックリー スラヴァ・ボルシェフ タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チャールズ・ジョンソン テレンス・マッキニー デリック・ルイス ヌルスルタン・ルジボエフ ビリー・ゴフ ホドリゴ・ナシメント

【UFC ESPN56】果てなく続く生き残り合戦。ハードリー×ジョンソン、サバイブするのはどっちだ?!

【写真】平良達郎と鶴屋怜がいる階級は、どの試合も興味深いが――この試合は世界フィーダーショーの比較という点でも興味深い(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのエンタープライズ・センターでUFC on ESPN56「Lewis vs Nascimento」が開催される。2018年1月以来のセントルイスでのUFC、メインはイベントタイトルにあるようにヘビー級のデリック・ルイス×ホドリゴ・ナシメントが組まれている。
Text by Manabu Takashima

メインカードが7試合、プレリミが6試合と試合数が逆転した感もある大会で、注目なのはプレリミのジェイク・ハードリー×チャールズ・ジョンソンの一戦だ。


南アフリカのEFC、英国のCage Warriorsのフライ級王者からコンテンダーシリーズに挑んだハードリーは、まさかの計量失敗。それでもミッチ・ラポーソをRNCで一蹴し、UFCは契約という判断をした。体重オーバー勝利での契約は論議を呼んだが、ハードリーは「ダナの目が間違っていないことを証明する」と世界最高峰への戦いに臨んだ。

しかし、デビュー戦でアラン・ナシメントの組みに圧倒され判定負け。その後はカーロス・キャンデラリオ、マルコム・ゴードンをフィニッシュし調子に乗るかと思われたが、前戦ではコディ・ダーデンにフルマークの判定負けと波の乗り切れていない。

対してLFAフライ級王者からUFCにステップアップしたチャールズ・ジョンソンも――ハードリーが、異様にライバル視する――ムハマド・モカエフに完敗という形でオクタゴンでのキャリアを踏み始めた。

2戦目をザルガス・ズマグロフにスプリット勝利と競り勝ち、3戦目のジミー・フリックとのLFAフライ級王者対決を制したジョンソンだったが、ここから悪夢の3連敗を喫してしまう。

今年の2月に組まれた相手はデビュー以来17勝0敗のアマット・マクスンと、完全に土俵際にあったジョンソンは初回のダウンを跳ね返し、ショートのコンビとヒザ蹴りの連係で大逆転。生き残りに成功した。

とはいってもUFCの戦いは毎試合がトーナメント枠のないトーナメント戦が続く。未だ黒星先行のジョンソンと、ポテンシャルを発揮できない……あるいは、それが実力だったのかと判断を下されかねないハードリー。そんな両者の戦いは打撃と組み、両局面で削り合いが続くことが予想される。

フィニッシュ能力ではハードリーが上回るという見方もできるが、ジョンソンがマクスンに粘り勝ちした勢いを持続していれば、それこそハードリーは気持ちの勝負に持ち込まれるだろう。

また去年の8月に木下憂朔を下したビリー・ゴフ、再起を図るタバタ・ヒッチなど日本所縁のファイターも出場している。さらには勝っても負けてもフィニッシュ決着=テレンス・マッキニー、UFC在籍が13年となったアレックス・カサレス等々、中堅どころの豊富さが実感されるUFCセントルイス大会、だ。

■視聴方法(予定)
5月12日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN56対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ロベリス・デスパイネ(キューバ)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
テシア・トーレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
ビリー・ゴフ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)

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【UFC】5/18ティム・エリオット戦決定、平良達郎「UFCという名に負けない力がついてきた」

【写真】和製Baby-faced Assassinは確実に北米軸のMMAワールドで浸透している(C)MMAPLANET

13日(水)に行われたTHE BLACKBELT JAPAN発足会見に出席していたUFCフライ級ファイター平良達郎。コロラド州デンバーのエレベーションファイトチームでの練習から帰国というタイミングで、5月18日(土・現地時間)に行われるUFC Fight Night242のおけるティム・エリオットとの対戦が公となっていた。
Text by Manabu Takashima

ついに迎えた──あの頃、視ていたUFCファイターとの対戦に向け、THE BLACKBELT JAPAN所属の平良に会見終了後に話を訊いた。


──今日は師匠とその師匠、そしてチームにとって歴史的な日になりました。

「そうですね。まだ『パラエストラ沖縄の平良達郎です』って言いそうになるのですが(笑)、THE BLACKBELT JAPANというチームになって気持ちも引き締まっています。徐々にチーム名も馴染んでいけば良いなと思います」

──米国での練習から帰国しての会見、慌ただしいスケジュールでした。その米国の練習といえば以前、一緒に練習していたアザット・マクスンをべた褒めしていましたが、チャールズ・ジョンソンにまさかの逆転負けを喫してしまいましたね。

「アス・アルバマエフも含めカザフスタン人選手は強いですけどね。アザットもレスリングとか凄く馬力があるのですが、ジョンソンはいなすのが巧かったです。僕もビックリしました」

──今回は一緒に練習していたということは?

「いえ、彼は試合後だったのでカザフスタンに帰国していました。今回はコーリー・サンドヘーゲンとかバンタム級の選手との練習が中心でした。ブランドン・ロイヴァルとは顔は合わせたのですが、練習はしていないです。もうブランドン・モレノ戦の直前というタイミングだったので『頑張ってねぇ』って伝えたぐらいで」

──そのモレノ戦はロイヴァルの判定勝ち。なかなかの神経戦ではありましたが、しっかりまとめた感じでした。

「モレノの待ちすぎは気になりました。判定こそスプリットでしたが、ストレートにロイヴァルが強かったと思いました」

──なるほど、です。平良選手的にはエレベーションでの練習が馴染んできましたか。

「そうですね、練習しやすいです。コーチも『いつでも来てくれ』と言ってくれているので。でも、また違うところに行く可能性もあります。もうエレベーションでは3度も練習していますし、練習は凄くしやすいです」

──コロラドの居心地は?

「それは日本と比べると、日本の方が気が楽です。ただ練習における技術の細かさという点でエレベーションは凄いです。打撃はフットワークだったり、寝技も足関節から何から何まで細かくて。分からないシチュエーションがないという感じで、サンドヘーゲンに代表されるように皆、ウェルラウンダーで強いです。そういう強さを自分もモノにしたいですし、新しいモノを吸収しにエレベーションに行っている感じです」

──日本はボクシングや柔道、レスリングで世界を獲れる国です。でも、MMAになるとやはり違うということは感じられますか。沖縄なんてボクシング王国というイメージがあったのですか。

「僕は沖縄ですけど、空手もやったことがなかったですし、ボクシングもそこまでやっていなかったので(笑)。米国には全てを学びに行っている感じです。これまでは組んで倒して極めるという戦いをしていましたが、今はパウンドとか相手を疲れさせダメージを与えることを重視して、そのなかでサブミッションを狙うような感じで幅が広がりました。とにかく刺激が欲しいです。マンネリ的になりたくなくて。

それにスパーリングでガチっと来る選手も多くて、気持ちが張ります。そういうなかでケガをせず、しっかりと強度の高い練習することができたので沖縄に戻って、試合に向けて詰めようと思います」

──その次戦はコロラドに行っている間に決まったという感じですか。

「もう本当に帰国のタイミングでした。帰る2日、3日前に話が来て『やります』と返答しました。で正式に決まったかどうか分かっていなかったのですが、戻ってきたら発表されていて(笑)」

──ティム・エリオットが相手と聞いた時は、どのように思いましたか。

「やっぱり扇久保(博正)さんとのTUFのことが頭に浮かびました。道場に入って1、2年目の時に扇久保さんがTUFに出て、ずっと視ていたので。これまで対戦相手で告げられた選手は名前を検索して、どんなファイターなのか調べていたのですが、今回は『あぁティムね』っていう感じで(笑)。ようやく顔と名前と一致する選手と戦えます。ティム・エリオットはTUFで勝っていることもそうだし、タイトルにも挑戦しているので──UFCだなって(笑)」

──MMAファイターとして、変則的な打撃とスクランブルの強さが目立ちます。

「判定になったら、相当に疲れる試合になるでしょうね(笑)。単純にスクランブルの攻防が強くて、ギロチンもある。そこは注意しないといけないです。スタンドが鍵を握ってくると思います」

──下になろうが、組みつくための打撃という感じがします。

「スパーリングパートナーにアレを真似してもらうのは難しいでしょうね(笑)。でも、それをやってくることがもう分かっているので、あの動きを想定していると絶対に試合になっても驚くことはないです。手数を多くして、向うが動いている時間よりも自分が操っている時間を多くしたいとは思っています。凄くサブミッションが強いとか、メチャクチャ警戒が必要な攻撃もないです。トリッキーな一発とか、不用意に貰わないこと。それと誤魔化されないように戦いたいですね」

──誤魔化される、とは?

「こっちが当ててダメージを与えても、動いてなかったように見せようとする。なのでダメージを与えると、仕留めに行きます。3Rですし、攻められてもスタミナも問題ないです……圧倒したいですね。(ムハマド)モカエフも然りですが、本当に強い選手はティム・エリオットを越えているという印象があるので。自分もしっかりと倒して、タイトルコンテンダーという風に認知されるようになりたいです」

──現状、国内において国際戦の経験を積めるケースが本当に少なく。日本人選手に勢いのある勝ち方ができても、UFCではそのような戦いはできない。そういう部分で平良選手に関しても契約当初は不安が付きまとっていましたが、今は全くそのようなことはなくなりました。

「日本で修斗のベルトを獲るまで、UFCで戦うようになる前まで勢いで勝てている部分がありました。僕自身、UFCになっても自分の実力を疑っていました。それがここ2年で、UFCという名に負けない力がついてきたという確信はあります。それがティム・エリオットに通用するのか。僕には自信があるので、自分を出せば勝てる試合です」

──今日は会見でも同席している鶴屋怜選手が、UFCとサインしました。私は鶴屋選手にインタビューをすると誘導尋問のように平良選手との比較論を尋ねているのですが(苦笑)、平良選手から怜選手のことはどのように見ているのですか。

「Road to UFCに優勝したことに関して、オメデトウです。ただ僕はランカーを見ているので、ティム・エリオットに勝って向うの人に認めてもらいたい。これまでの対戦相手と違って、勝てば認めてもらえる相手だと思うので──それを証明したいです。

怜君に関しては互いに上になった時点で戦うことは凄く良いことだと思っています。僕ら2人が戦うことで日本への注目度が凄く上がるでしょうし。僕自身も違った意味で気持ちも入るので、いずれ戦うことができればなと思っています」

──押忍。では改めて、ティム・エリオット戦に向けて意気込みの方をお願いします。

「これまでの試合ではピンチに陥ったりして、色々と応援してくれる人達をドキドキさせてしまうこともありましたがが(笑)、1日、1日と強くなっている実感があるので──僕を信じてください」

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【UFN235】1Rにダウンを奪われたジョンソンが打ち合って挽回。17戦無敗のマクスンに判定で逆転勝利

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
アザット・マクスン(カザフスタン)

ジョンソンが細かくパンチとローで前に出る。マクスンは左フックから右ストレート。これを効かされたジョンソンがすぐに組みつく。マクスンはがぶり返しからダースチョークを狙う。ジョンソンもマクスンに密着させず、立ち上がる。マクスンは左フックとヒザ蹴り、サウスポーにスイッチして左ストレートとヒザ蹴り、オーソドックスに戻すとジョンソンのインローに左を合わせ、これでジョンソンがバランスを崩す。

組みつくジョンソンをがぶるマクスン。ここはジョンソンが腰を上げて距離を取る。マクスンがジャブ、ジョンソンはサウスポーにスイッチする。マクスンもシングルレッグを狙いつつ、ワンツー。ジョンソンも左のカーフキックから右フック、左から右アッパー。マクスンがシングルレッグからテイクダウンを狙ったところでラウンド終了となった。

2R、細かく構えをスイッチするジョンソン。マクスンもワンツーを返し、サウスポーに構える。ワンツーで前に出ていくマクスン。ジョンソンはパンチに合わせて組んでテイクダウン、すぐにバックについてRNCを狙う。マクスンは足をフックさせず、ジョンソンを前に落とす。ジョンソンが三角絞めを仕掛けると、マクスンは担いで外してバックへ。スクランブルになるとジョンソンが立ち上がって、試合はスタンドに戻る。

マクスンが右ストレート、構えをスイッチしながらワンツー、左のヒザ蹴り。ジョンソンも距離が詰まるとヒザ蹴りを返す。マクスンは右ストレート・右フック、そのまま組みついてジョンソンを押し込む。ジョンソンも差し返してヒザ蹴り、シングルレッグでテイクダウンを狙う。

3R、サウスポーのマクスンが左ストレートで前に出て、左ストレートから右フック。マクスンもインローを蹴り返す。オーソに戻したマクスンが右フック・右ストレート、ジョンソンの左ミドルをキャッチしてケージに押し込む。テイクダウンを阻止するジョンソン。マクスンは後ろにつきつつ、ヒザ蹴りを入れて離れる。

マクスンはジャブとワンツー、ジョンソンはマクスンの前足に細かくローを蹴る。マクスンが左右のストレート、ジョンソンもオーソドックスからワンツーを当てる。マクスンがジョンソンの左ミドルを取って、シングルレッグに入るとジョンソンはカウンターのニンジャチョーク。離れ際に右アッパーと左フックを当てる。

試合がスタンドに戻るとマクスンがワンツー、ジョンソンは距離を取りながらローと左フックを的確に当てる。残り20秒、ジョンソンがダブルレッグでテイクダウンすると、マウントを取って一気にパンチを落とす。1Rにダウンを喫したジョンソンだったが、2R以降は細かい打撃と組みで挽回し、逆転勝利を収めた。試合後、ジョンソンは「この階級はもっともテクニカルなんだ。どのプロモーションのなかでも。そのためには強い精神力が必要だ。UFC300のオープニングファイトでジョシュア・ヴァンとやりたい!!」と叫んだ。


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