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【Bellator271】見逃せないエリート✖雑草。倫也+パト=アーロン・ピコ✖テクニカルなゲイジー=ゴンザレス

【写真】ベラトールのフェザー級戦線をより激しく、楽しくさせるピコとゴンザレスのマッチアップが実現!!(C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノでBellator271「Cyborg vs Kavanagh」が開催される。

英国~アリゾナ~ロシア~アイルランドと目まぐるしい1カ月を送ったBellatorが再び米国に戻り、フロリダでのイベントではメインにクリス・サイボーグ✖シネード・カヴァナグの女子世界フライ級選手権試合が組まれた。

そんなフロリダ大会のメインカードで、見逃せないエリート✖雑草のフェザー級の対戦が見られる。それがアーロン・ピコ✖ジャスティン・ゴンザレスの一戦だ。


AJ・マッキー政権が始まったBellatorフェザー級戦線は前チャンピオンのパトリシオ・フレイレ、ワールドGP出場のエマニュエル・サンチェス、アイルランドで直接対決を行ったペドロ・カルバーリョとダニエル・ヴェイケル(※前者が勝利)の中堅&ベテラン勢に対し、GP参加組ではアダム・ボリッチ、ランク外にジェイジェイ・ウィルソンなど若き注目ファイターがひしめき合っている。

そのなかで何度躓こうが、アーロン・ピコのパフォーマンスの高さとカリスマ性は際立っているといっても過言でない。1996年9月生まれの25歳、戦績は8勝3敗。戦績に特筆すべきモノはない。

ただしMSGでプロデビュー戦を行ったピコは、キャリアの全てが特別だ。カリフォルニアがメキシコだった時代の最後の為政者の血を引く名門の出で、カデットとジュニア時代にフリー&グレコ、そしてフォークスタイルで全米王者になるなど輝かしい戦績をレスリングで記録してきたピコ。2013年には世界カデットで今ではEXFIGHT所属でMMAファイターへの道を歩み始めた藤波勇飛を破って優勝している。

10代でのリオ五輪出場の夢が潰えたが、その2年前にボクシング(全米ジュニア・ゴールデングローブ優勝)やパンクレーション(全米及び欧州選手権金メダリスト)でも結果を残してきたピコをスコット・コーカーは青田買いし、Bellatorは純正培養に努めた。

レスリングは当然として、ボディフックに見られるボクシングのセンスの良さ、おいってみればピコは中村倫也と宇佐美正パトリックが融合した強さをデビュー時から兼ね備えてきた。

が、上記にあるように順調にMMAファイター人生を歩むことはできなかった。まずデビュー戦のザック・フリーマン戦でまさかのギロチンチョークで一本負けを喫する。それでもLFA初代フェザー級王者のレアンドロ・イーゴを初回KOするなど4連勝で盛り返したもののヘンリー・コラレス、アダム・ボリッチ戦で連続KO負け。前者はボクシングで攻勢、後者はレスリングで支配しておきながら一瞬の隙をつかれて敗れた。

期待値が高かっただけに4勝3敗というレコードには、ピコの誰もがうらやむ才能がMMAには実は不向きなのかという見方までされだしたが、ジャクソン・ウィンクMMAでの練習と戦略がハマり、その後は4連勝と着実に相手をフィニッシュし今大会を迎える。

対するゴンザレスはLFAフェザー級王者からBellatorと契約し、6月にタイワン・クラッストンをスプリットで破りデビュー以来の連勝を12に伸ばしている無敗のファイターだ。

ジャスティン・ゲイジーとはノーザンコロラド大のレスリング部の同期で、ベースのレスリングを中心にそれこそゲイジーにも似たローの使い手で、打撃もパワフルだ。

コロラドのスパルタ・コンバットリーグというローカルプロモーションでプロデビューを果たしたゴンザレス──同大会のメインはコリー・サンドハーゲンがフェザー級王座を奪取──は、アマMMAで9勝0敗とまさにグラスルーツ出身で、ピコとは対照的なキャリア、そして戦績を残してきたといえる。

コンテンダーシリーズで勝利もUFCとは契約できず、LFA王者になってベラトールと契約という過去を見ても、ゴンザレスはピコのような相手に絶対に負けたくないという雑草魂を持っているだろう。

技術的には打撃もレスリングもピコが一枚上、しかし喧嘩ファイトになった時の危機管理能力、削り合いでの粘り強さはゴンザレスが上回っているという見方も十分にできる。そんなメイン以上に注目の一番だ。

■視聴方法(予定)
11月13日(土・日本時間)
午前8時55分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時55分~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator271対戦カード

<Bellator世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]クリス・サイボーグ(ブラジル)
[挑戦者] シネード・カヴァナグ(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
リントン・ヴァッセル(英国)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アーリーン・ブレンコウ(豪州)
パム・ソーレンソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
ライム・クリーブランド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ブルーナ・エレン(ブラジル)
デザリー・ヤネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローマン・フェラルド(米国)
ロバート・ターンクエスト(米国)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
コルトン・ハム(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ロウレダ(米国)
テイラー・ターナー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョーダン・ニューマン(英国)
シェーン・オシェイ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マフムッド・ファウジ―・シビー(エジプト)
イーサン・ヒューズ(米国)

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LFA LFA114 MMA UFC ジャスティン・ゴンザレス ハビエル・ガルシア ブルーノ・ソウザ

【LFA114】マチダ空手のブルーノ・ソウザがフェザー級王座奪取──も、内容は及第点以下

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
ハビエル・ガルシア(米国)

右を伸ばすソウザに対し、ガルシアが右カーフを返す。スイッチしたソウザは右ジャブ、裏拳のフェイクを見せる。オーソに戻しワンツーのソウザが右のカウンターを入れる。続く右ミドルに右を受けたソウザがダウン。シングル狙いを潰したガルシアはがぶってアナコンダチョークをセットする。バック狙いにスイッチしたガルシアに対し、ソウザはシングルへ。ソウザはエルボーを受けて離れたところで、左を打たれる。間合いの測り合いから、両者が同時に前に出てワンツー、ソウザは後ろ回し蹴りに続き左前蹴りを繰り出すが、初回を落とした。

2R、ワンツーのガルシアに対し、ソウザは組もうとする。離れたソウザは右に回り、ソウザが左の前蹴りからミドルを入れる。続いてソウザは左を当てる。右に動くガルシアに対し、ソウザは左ハイを狙う。手数が少ないガルシアは、ダブルレッグもスプロールされバランスを崩す。ソウザは左ジャブ、飛び込んだガルシアが右を見せるも共にクリーンヒットはない。距離の取り合いが続き、ソウザのワンツーにガルシアが左フックを打ち返す。右を突いて組んだソウザはすぐに離れ、ガルシアが右ハイも──余りにも手数が少なく、ソウザがラウンドを取り返した。

3R、突きからクリンチのソウザがケージにガルシアを押し込む。差し合いが続き、ガルシアが細かいパンチを打つ。ソウザもヒザを見せ、エルボーを入れて離れる。ガルシアが右を返すが、ソウザのワンツーを被弾する。前蹴りの左のカウンターを決めたソウザが、回るガルシアに対し前蹴りから左ストレートを入れる。とはいえUFCへの登竜門としては、寂しい試合内容のタイトル戦。ソウザは左ハイを繰り出し、前後のステップのフェイクを続ける。最後の1分に技の交換がないままラウンド終了を迎えた。

4R、「ファ〇ン・ゴー」、セコンドに声にガルシアは奮起するか。回りながらも距離を詰める数が増え、ケージから離れて戦う──が、ガルシアの手数は増えない。ソウザはフェイクを繰り返し、ポイント空手のように口を開け、声を挙げてワンツーや蹴りを繰り出す。と、残り2分強でガルシアがダブルレッグを決めてバックを伺う。前方に落とされそうになったガルシアがキムラへ。頭を抜いたソウザが、バックについてパンチを纏める。正対し右を返したガルシアは、前蹴りを受けてシングルレッグから引き込み──スクランブルでバックを狙う。しかし、背中に回ることはできず下になりパンチを受けた。

最終回、変わらず右に回るガルシア。狙いが組みと分かると、ソウザもそこを警戒し右ジャブを繰り返す。ガルシアのステップインに左を合わせたソウザだが、ジャブにダブルレッグを合わされる。ディープハーフからリバーサルに成功したソウザは、ガルシアのギロチンを防ぎ、トップを取り切る。スイッチ狙いを防ぎ、スクランブルにも倒し直したソウザは、エルボーを受けながら必死のボディロックを続ける。左足を挟み、トップキープを続けたソウザは、最後の10秒のスタンド戦で跳びヒザを見せタイムアップに。

ソウザが初回のピンチを挽回して、LFAフェザー級のベルトを腰に巻いた。新チャンピオンは涙を浮かべていたが、インタビュー中はジョークを織り交ぜ「僕はフェザー級でベストの1人、少し驚かされたけど……きっとKOはできた。でも、気にしていない。勝利が必要だ。最初に倒されたけど、ディープハーフから上を取ったし……僕はただのカラテ・ガイだよ(笑)。ショーン・シェルビー、ギブ・ミー・ショット」と話した。とはいえ……ケヴィン・アギラー、暫定王者だったタン・リー、デイモン・ジャクソン、そしてジャスティン・ゴンザレスという歴代のチャンピオンと比べると、見劣りするのは事実。メジャーにステップアップにするには、経験を積み、精度を高める必要があるように感じるブルーノ・ソウザだった。


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BELLATOR Result Bellator260 アーロン・ピコ ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス ブログ ヤーソラフ・アモソフ ルカス・ブレナン

【Bellator260】試合結果 ドゥグラス・リマ、3度目の王座転落。新チャンピオンはヤーソラフ・アモソフ

【写真】デビュー以来26連勝。29連勝のヌルマゴが引退した今、アモソフの負け無し記録は現役で世界一だ(C)BELLATOR

11日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナ でBellator260「Lima vs Amosov」が開催された。

上限を設けながら、会場にファンが戻ってきたBellator──。

そのメインでヤーソラフ・アモソフが、ドゥグラス・リマを破りBellator世界ウェルター級王座に就いた。頑強なボディロックから、腰に乗せてテイクダウンを何度となく決められたドゥグラス・リマは、スクランブルでなくガードで下になる展開を続け、為すすべなく3度目の王座陥落となった

新王者誕生したウェルター級戦線ではキャッチウェイト戦ながらジェイソン・ジャクソンが、ポール・デイリーを完封し王座挑戦に近づいた。またワールドGP決勝を控えるフェザー級のおいてアーロン・ピコが、その存在感を改めて見つける一本勝ちを収め、LFA王者からBellatorにやってきたジャスティン・ゴンザレスはタイワン・クラッストンに辛勝しプロモーション・デビューの大切な一戦で勝利を手にしている。

Bellator260「Lima vs Amosov」
<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
○ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)5R
判定
詳細はコチラ
×ドゥグラス・リマ(ブラジル)
<175ポンド契約/5分3R>
○ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)3R
判定
詳細はコチラ
×ポール・デイリー(英国)
<フェザー級/5分3R>
○アーロン・ピコ(米国)3R1分33秒
アナコンダチョーク
判定
詳細はコチラ
×エイデン・リー
<ウェルター級/5分3R>
○マーク・レミンガー(米国)2R3分30秒
TKO
詳細はコチラ
×デマルケス・ジャクソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○カイル・クラッチマー(米国)3R
判定
×レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)
<フェザー級/5分3R>
○ジャスティン・ゴンザレス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×タイワン・クラッストン(米国)
ライト級/5分3R>
○ボビー・キング(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ニック・ニューウェル(米国)
<150ポンド契約/5分3R>
○ルカス・ブレナン(米国)1R1分54秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×マシュー・スキビッキー(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
○マリーナ・モフナトキナ(ロシア)3R
判定
×アマンダ・ベル(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○アレックス・ポリジィ(米国)1R4分22秒
ストレートアームバー
×グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)


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BELLATOR Bellator260 MMA Report ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン

【Bellator260】超接戦でジャスティン・ゴンザレスが、クラッストンからスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
タイワン・クラッストン(米国)

サウスポーのクラッストンに対し、ゴンザレスが左ローを蹴る。非常に慎重な立ち上がりとなり、アリーナに戻ってきたファンがファイトを促す声を出す。クラッストンの左ハイに右を被せていったゴンザレスが、ステップインからワンツーを伸ばす。左を受けたゴンザレスは右手のガードを意識するようになり、ダブルジャブから右ストレート。ステップバックでかわしたクラッストンに、ジャブからローを入れる。

クラッストンは遠い位置からハイを繰り出し、左ストレートに組まれてもすぐに離れる。ローから前蹴り、右ストレートのゴンザレスだが、見る展開が多い。そのなかで左右のローを放つゴンザレスが、クラッストンの踏み込みに左を合わせた。残り1分を切り、クラッストンが右フックを振るう。ゴンザレスは左ローを当て、左ストレートにショートアッパー、回るクラッストンを追いかけるも手数は少ない初回だった。

2R、左を伸ばすクラッストンに対し、ゴンザレスがショートのコンビネーションを繰り出す。さらに左をかわして組みに行くが、クラッストンは徹底して距離を取るファイトを展開する。そのなかでシングルに出たクラッストンだが、切ったゴンザレスが徐々に距離を詰めていく。ゴンザレスのローをキャッチし、ボディロックに入ったクラッストンがテイクダウンを狙う。ケージを背負って耐えたゴンザレスは、小外掛けについに倒される。

クラッストンは両足を束ねて、ケージを背負うゴンザレスを押し込む。首を抱えたゴンザレスは、足をずらして立ち上がるがバックを取ったクラッストンが顔面にヒザを入れる。その蹴り足を取り切れないゴンザレスは胸を合わすと、逆に押し込み足の甲を踏みつけるがテイクダウンは奪い返せない。ヒザの応酬でクラッストンが押し返したところで時間となった。

最終回、左ハイでスリップしたクラッストンが立ち上がり、ゴンザレスは振りの大きな右フックから組んでケージへ。右を差したクラッストンが耐え、離れたゴンザレスに右ジャブを伸ばす。さらに左ハイを繰り出したクラッストンだが、ゴンザレスが右ショートを入れる。続いて左ローを蹴り込んだゴンザレスは、ワンツーをかわし右を伸ばす。

ゴンザレスは右の蹴りを入れるが、ここでクラッストンがダブルレッグでケージに押しこむ。キムラで防ぐゴンザレスだったが、そこを支点に姿勢を乱されガードを強いられる。バックを譲りつつ、立ち上がり際に胸を合わせたゴンザレスが上を取り返す。クラッストンは足を抜いて立ち上がり、再びゴンザレスを金網に押し込む。

クラッストンの大内を切り返し、バックを狙ったゴンザレスは反応したクラッストンをケージに押し込み左腕を差しあげる。最後に尻もちをつかせ、直後にスクランブルも制したゴンザレスが上を取り切ったところで時間に。1Rは微妙、2Rはクラッストン。最終回も微妙だか上で終えたゴンザレスか。

ジャッジの裁定は割れ、スプリット判定勝ちを手にしたゴンザレスはデビュー以来の連勝を12に伸ばし「打撃で勝っていたし、最後にテイクダウンを奪えた。クラッストンを良いレスラーだった。ランカーの全員が僕のヒットリストだ」と話した。


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BELLATOR Bellator260 Gladiator014 MMA News YouTube  グラチアン・サジンスキ アーロン・ピコ ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン デマルケス・ジャクソン ドゥグラス・リマ ベラトール ポール・デイリー ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator260】計量終了 クラックストン「大学も出て、学位もある。この試合が人生を左右することない」

【写真】米国ではマスクが嫌がれるのが分かる?! 眼だけ見ると、異様に怖いクラックストン(C) BELLATOR

11日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナ で開催されるBellator260「Lima vs Amosov」の計量が、10日(木・同)に行われた。

メインではBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマが、キャリア25連勝中のヤースラフ・アマソフの挑戦を受ける。

セレモニアル計量後、マスク着用のスコット・コーカーを中央にフェイスオフを行った両者は、肩を組んで記念撮影に収まった。


デイリーの腹回りが……(C)BELLATOR

ウェルター級の新旧対決=175ポンド契約で激突するポール・デイリー✖ジェイソン・ジャクソン。

そのジャクソンとサンフォードMMAの同門で、マーク・レミンガーと対戦する──もう1人のジャクソン=ダマルケス・ジャクソンは4月16日の敗北からの再起戦を前に、個別取材で「サンフォードMMAのチームの皆の士気の高さが、俺をプッシュしてくれる」と話していた。

さらにアーロン・ピコもメインカードで出場する今大会、プレリミでは同じくフェザー級の一戦=ジャスティン・ゴンザレス✖タイワン・クラックストンに注目だ。

LFA王者からベラトール参入のゴンザレス戦を前に、クラックストンは同じく個別取材で「アイツと俺は経験値が違う。俺のようなタフな相手と戦っていない」とワールドGP出場選手の意地が伺われた。

さらにクラックストンは「この試合はベラトールとの契約の最終試合だ。現状で更新の話はない。ただし、ジャスティン・ゴンザレスとの試合を見たら、スコット・コーカーも考えなおすだろうし、他からもオファーは来るはずだ。だからといって俺は何もこの試合が特別だとは思っていない。俺は大学を卒業し、学位を持っている。それを使って仕事に就ける。だから、何も今回の試合で人生が左右されるようなことはないんだ」と一風変わった自信に溢れる言葉を口にしていた。

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260計量結果
<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ: 169.75ポンド(76.99キロ)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ: 170ポンド(77.11キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー: 175ポンド(79.37キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 175ポンド(79.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 145.75ポンド(66.11キロ)
エイデン・リー: 145ポンド(65.77キロ)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
マーク・レミンガー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.75ポンド(77.45キロ)
レヴァン・チョクヒリ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・キング: 156ポンド(70.76キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン: 146.5ポンド(66.45キロ)
マシュー・スキビッキー: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル: 145ポンド(65.77キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ: 205ポンド(92.99キロ)
グスタボ・トゥルヒーリョ: 205.25ポンド(93.09キロ)

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BELLATOR Bellator260 Interview ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン ブログ

【Bellator260】クラックストン戦へ、ジャスティン・ゴンザレス─02─「ギャングスタ―、全員に勝つ」

【写真】この面構え。ゴンザレスとゲイジーに最も似ている点は、勝負度胸かもしれない(C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator260 「Lima vs Amosov」で、同プロモーション初戦をタイワン・クラックストンと戦うジャスティン・ゴンザレス・インタビュー後編。

LFAフェザー級王者からサークルケイジを選択した11戦11勝0敗のゴンザレスは、ワールドGP以降も人材が集まり続けるBellatorフェザー級戦線で、世界のベストあることを証明するために戦う。その自信あふれる言葉を引き続きお届けしたい。

<ジャスティン・ゴンザレス・インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手タイワン・クラックストンの印象を教えてください。

「タイワンはタフな選手で、逃げない試合をするね。僕と同じだ。でも、次の試合ではここのところの僕がどれだけ力をつけてきたのかを見せつけるよ」

──コロラド州在住のファイターは、普段から標高1500メートル付近で生活しており、スタミナに優れていると言われています。ただし、今回はタイワンも同じコロラド在住のファイターで、そのアドバンテージはないかもしれないです。

「興味深い指摘だね。それをいえばタイワンはオハイオ州かどこかの出身で、大学も向うのはずだ。それからコロラドという高地で生活するようになった。その点、僕は高地のなかでも、さらに高地で練習している。明日も、最後のラントレが残っている。コロラドで育った分、僕にエクストラのスタミナがあれば良いよね。とにかく、高地で培った砂皆を武器に、ハイペースでプレッシャーをかけ続けるよ」

──大昔にコロラドのパイクスピークに行き、頂上で雹に降られほんの数十メートル走っただけで、人生最悪の頭痛に見舞われたことは忘れられないです。

「パイクは標高4300メートルだ、危ないよ。酸素が絶対的に薄いからね。だからこそ、僕らは高地トレを行うんだけど。本当に厳しい練習で、その効果の程の前にメンタル・チャレンジでもあるんだ。そして、効果の程は絶大だよ」

──ところでタイワンはフェザー級ワールドGPで戦ったことで、格上と見られる向きもあります。

「タイワン云々でなくて、僕は自分に自信を持っている。この試合に向けて、もうすべきことがないほどトレーニングを積んできた。彼がベラトールでどういう試合をしてきたのかは、全く関係ない。僕が世界のベストだ。それを証明するために倒す相手の1人に過ぎない。とにかく、試合を見てほしい。それを証明してみせるから」

──現状、ワールドGPのファイナルは残っています。ジャスティンから見て、王者パトリシオ・フレイレとAJ・マッキーJrの勝負はどのようになると予想してしますか。

「AJ・マッキーは無敗で、あらゆる面で戦える実力者だ。でも、現時点ではピットブルだろう。ライト級でもチャンピオンで、常に強さを発揮している。エマニュエル・サンチェスを寄せ付けなかった。AJもダリオン・コールドウェルに圧勝しているけどね。2人にとって良い試合になることを願っているけど、僕が狙う相手はピットブルになるだろうね」

──それにしても、GPに参加していないフェザー級のロースターも充実の限りです。チャンピオンを目指すために、2021年中に倒しておきたいターゲットのような選手はいますか。

「う~ん、難しい質問だ。もちろんタイワン・クラックストンもその一人だし、ジェイジェイ・ウィルソンもいる。アーロン・ピコもそうだ。そこに加えてサンチェス、AJ、そしてピットブルだ。凄いリストになるね。

このギャングスタ―達と戦って、僕がベストだと証明していくことが本当に楽しみだよ。全員と戦って、全員に勝つ。それこそがベルトを巻き、世界のベストになる道だからね」

──では、Bellatorで戦うことでジャスティンに注目し始めるであろう日本のMMAファンに、ジャスティン・ゴンザレスとはどのようなファイターであるかと教えてもらえないでしょうか。

「日本の皆、ジャスティン・ゴンザレスだ。皆に金曜日の試合を楽しんで欲しい。僕は8歳の時からレスリングを始めて、ノーザンコロラド大学まで続けた。まぁレスリングが一番のストロング・ポイントかな。柔術をマスターするのにも、レスリングは凄く役立ったからね。

ただ、タイワンとの試合ではボクシング、キックボクシング、ムエタイという立ち技に期待してほしい。立ち技だって、誰とでもやりあえる。僕の打撃はグラップリングのために存在し、グラップリングは打撃のために存在している。それが本当の意味でMMAファイターだろう? 

次の試合からでも良いから。MMA界のジャスティンはゲイジーだけじゃない、ジャスティン・ゴンザレスがいることを知って──これからはフォローしてほしい」

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

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【Bellator260】もう一人の”ジャスティン”──ゴンザレス「ゲイジーとは兄弟なのかって聞かれるよ(笑)」

【写真】念願のビッグプロモーションデビューとなるジャスティン・”ゴンザレス” (C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナでBellator260 「Lima vs Amosov」が開催される。

上限を設けるもののファンが会場に戻ってくる同大会。メインはBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマに、キャリア25勝0敗のヤースラフ・アモソフが挑戦する。

そして今回も充実のラインナップとなるプレリミでは、アモソフに及ばないがプロ11戦、アマ8戦を戦い19戦無敗のジャスティン・ゴンザレスがプロモーションデビュー戦でタイワン・クラックストンと対戦する。

コンテンダーシリーズで勝利し、LFAではフェザー級チャンピオンに君臨したゴンザレスは、その風貌があのジャスティン・ゲイジーに酷似していることでも話題になることがある。

ファイトスタイルも影響を受けつつ、よりテクニカルなジャスティン・ゴンザレス、メジャーデビュー戦を控えた無敗の叩き上げファイターに初インタビューを行った。するとゴンザレスは、もう1人のジャスティン=とカレッジ時代から練習仲間であることが分かった。


──11日にBellator初陣が控えています。今の気持ちを教えてください。

「もう本格的な練習は終わったんだ。今は計量に向けて体を休め、リラックスしている。しっかりとキャンプができ、体調はバッチリだしあとはケージで爆発するだけだよ」

──昨年7月のLFAフェザー級選手権試合以来、いつになればジャスティンの試合が見られるのかと心待ちにしていました。その舞台はコンテンダーシリーズなのか、UFCなのか。あるいはLFAで王座防衛戦もあるのか──と考えていたのですが、Bellatorだったので正直なところ驚きました。

「そうだね……あの試合の後にケガ続いて、しっかりと自分の進むべき道を見極めないといけないと感じていたんだ。まぁCOVID19の問題もあるし、焦らず考えようと思った。そして、この間も力をつけるために練習に集中してきたんだ。ファイターとして、かなり成長できる時間になったよ。

そりゃ試合はしたかったけど、何も考えずに跳びつくようなことはしなかった。他にいくつかのプロモーションからオファーもあったのは事実。でもコロナ禍でしっかりと状況を見極め、最高の条件をくれたBellatorとサインしたんだ」

──なるほど、そういうことだったのですね。ところでジャスティンの試合を見た時に、階級は違いますが凄くジャスティン・ゲイジーに似ていると思ったんです。そう言われることはないですか。

「アハハハ。僕とジャスティン・ゲイジーはカレッジ・レスリングでチームメイトだったんだ。今回は対戦相手のタイワンがエレベーションMMAの所属だから、一緒に練習しなかったけど、普段は練習をしている仲だし。

今もそうだけど、カレッジの頃から多くの人に『兄弟なのか』って聞かれてきたよ(笑)。自分では僕らが似ているとは全く思わないんだけど、他の人からするとそうみたいだね(笑)」

──今、こうしてZoomでジャスティンの顔を拝見していると、そうでないんのですが、ケージの中では本当に雰囲気が似ていました。それにレスラーがブロウルする。そんなファイトスタイルも似通っているかと。

「僕は彼よりもレスリングを使っているよ(笑)。ジャスティンも本来は本当にスキルのあるレスラーだから、もっとMMAでもレスリングの技術を使えるはずなんだけど。いずれにしても、僕のこれまでの勝利はジャスティンに凄く支えられてきたんだ。

練習での彼は本当にテクニカルで、色々なことを教えてくれる。その技術を試合で使い、自分のペースで戦うことができる。それにジャスティンの試合を見て、対戦相手の心をへし折る戦いをするんだって奮い立たせてもらっているからね」

──ハートはジャスティン・ゲイジーで、技はジャスティン・ゴンザレスで行くと(笑)。蹴りもローだけでなく、素晴らしいタイミングでハイキックを使っていますね。

「全てはタイミングだよ。相手がその技を使う隙を見せたら、躊躇なく攻撃する。殴れる時に殴り、キックを使える時に蹴る」

──そういう意味では好影響を与えてくれるジャスティン・ゲイジーはやり過ぎて、反撃を受けることもあります。

「アハハハ。そうだね、僕は長いキャリアを過ごしたいと思っている。そのために、できる限りダメージを受けないで戦いたい。カウンターのパンチを被弾しないように頭を動かすスタイルだし。でも、時には殴るためには殴られることは必要になってくる。

なるべくダメージを受けないで戦うべきだけど、殴られることはMMAの一部だからね。そのために心を強くもってトレーニングを続けているんだ。一発殴られても、より大きな一発を入れる気持ちで戦わないとケージには足を踏み入れることはできない」

──そうやってキャリア11連勝というレコードを残してきたのですね。ところで来週の土曜日は、キャリア初のビッグショーでの試合です。その辺りで心理的な影響はないでしょうか。

「11試合戦って、11試合勝った。どの試合も楽なファイトはないし、全てが大切な戦いだ。そういう気持ちで戦ってきたから、勝ち続けることができたと思っている。全ての試合が、僕のキャリアで最も大切なファイトなんだ。

Bellatorではこれまでにない大きな会場で、強い相手と、より多くのマネーを貰って戦う。それが望みだった。より強い相手と、より大きな舞台で戦う。そういうなかで、過去最高の状態にある。この試合も、これまでと同じように僕のキャリアのなかで最も大切な戦いになるからね。

タイワンのようなレベルの高い相手と戦うことで、これまで以上に準備をしてきたし。正しい場所で、正しいトレーニングを行ってきた。これ以上ないぐらい、準備できているよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

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LFA84 Other MMA Result ジャスティン・ゴンザレス ブログ マイコン・メンドンサ

【LFA84】試合結果 コロナの影響大の再開第一弾。ジャスティン・ゴンザレスがフェザー級チャンピオンに

【写真】チルダースをよせつけなかったゴンザレスが新LFAフェザー級王者に(C)LFA

10日(金・現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでLFAの活動再開イベント=LFA84「Gonzales vs Childers」が開催された。

COVID19の影響でファイトウィークになり、カードの減少と組み換えが見られ全4試合でLFAは再び動き始めた。メインのLFAフェザー級王座決定戦はジャスティン・ゴンザレスがジェイク・チルダースを完封し、ベルトをその腰に巻いた。

タイラー・レイとアンドレ・フィアーリョの欠場により、対戦カードがシャッフルされたセミファイナルでは、マイコン・メンドンサが三角絞めでカシアス・ケインを破っている。

LFA84「Gonzales vs Childers」
<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
○ジャスティン・ゴンザレス(米国)4R0分45秒
TKO
詳細はコチラ
×ジェイク・チルダース(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○マイコン・メンドンサ(ブラジル)2R2分16秒
三角絞め
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×カシアス・ケイン(米国)
<150ポンド契約/5分3R>
○ボストン・サルモン(米国)2R0分53秒
DQ
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×ショーン・ウエスト(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ブルーノ・ソウザ(ブラジル)3R
判定
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×カムエラ・カーク(米国)


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LFA84 other MMA Report ジェイク・チルダース ジャスティン・ゴンザレス ブログ

【LFA84】えげつない腹攻撃から、ラッシュ。ゴンザレスがチルダースに圧勝し、新フェザー級王者に

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
Deg.4R0分45秒by TKO
ジェイク・チルダース(米国)

サウスポーのチルダースに対し、ゴンザレスがいきなり右ヒザをボディに入れる。さらに右フックを打ち込んだゴンザレスがクリンチから小外掛けでテイクダウを奪う。バタフライガードのチルダースに対し、手をついてバランスをキープしたゴンザレスが上体を追い越してパウンドを落とす。ゴンザレスは一旦立ち上がり、殴りながらガードのなかに。腰を切り、ケージを蹴ってゴンザレスの左足を抱えたチルダースはクローズドに戻すと、重い右のパウンドを被弾する。

立ちあがり、足を捌いてパンチを打ちつけるゴンザレスに対し、チルダースは抱えて対処するもエルボーを受ける。鉄槌から立ちがあろうとしたチルダースを潰したゴンザレスは、バタフライスイープでスタンドに戻ったチルダースに首投げを狙う。すっぽ抜けて背中を許したゴンザレスが、すぐに胸を合わせる。チルダースはエルボーを打たれながら、体を入れ替えてヒザ蹴り、エルボーで離れたチルダースに右フック、右ミドルを蹴り込んだゴンザレスが初回を取った。

2R、ゴンザレスの右ミドルを効かされたチルダースは、組みに行くがヒザを腹にもらう。離れたゴンザレスは左を効かせ、右フック、右前蹴りを顔面に伸ばし、さらに組みついてダーティボクシングでチルダースを追い込む。直後に離れてダブルレッグを決め、ハーフからパウンドを落とす、チルダースはキムラからスイープ狙い、耐えるゴンザレスに対しキムラクラッチを利して、背中に乗る。RNC狙いのチルダースは、右腕を喉下へ滑り込ませる。ヒジを持ち上げて耐えたゴンザレスだが、背中を取られた展開が続く。残り2分20秒で胸を合わせたゴンザレスだが、チルダースは下からの肩固め、そのまま上を取ってマウントに移行する。

ブリッジからスクランブルに持ち込んだゴンザレスが、クリンチでゴンザレスを押し込みエルボーを打ち込む。直後のヒザ蹴りが急所に入り試合は中断。再開後、左を振って組んだチルダースだが逆に金網に押し込まれてラウンド終了を迎えた。

3R、右から左を振るって前に出るチルダースだが、右フックを2発被弾。さらに右ストレートを2発入れたゴンザレスは、ボディストレート。チルダースも右を返したが、ゴンザレスはヘッドスリップで追撃をかわし、右ストレート、右フック、さらに右ミドルと追い込んでいく。一旦離れて右ボディを決めたゴンザレスは、得意の近い距離からのボディロック狙いのフェイクから左に回って右フック、左フック、そして右ミドルというコンビネーションを決める。

ケージに下がったチルダースはアッパー、左右のフックを被弾しボディに身を屈める。攻め急がないゴンザレスは、間合を外して左右のフック、ボディへの蹴りで確実に仕留めていく。しかし、狙い過ぎたか右ロングは空振りとなり、チルダースが持ち直しに掛かる。

それでもクリンチから離れたゴンザレスが、左右のフック、ボディへの蹴り、ヒザ蹴りとチルダースを圧倒する。右フックを2発被弾し、大きく息をしたチルダースはダーティボクシングでアッパー、離れて右フック、ケージに詰められてボディにヘビーショットを被弾する。クリンチからボディにヒザ、顔面にアッパーと一方的に攻めるゴンザレスが、離れて右フックを連続で繰り出し、ヒザ蹴り、右フックを打ち抜く。攻められた続けたチルダースが、脅威のタフネスぶりを見せてラウンド終了に持ち込んだ。

4R、右ボディを2発、前蹴りから顔面に右フック、ついには左ミドルをまで決めたゴンザレスが右ストレート、ワンツー、スリー、前蹴りを2発ボディに突き刺す。腹に攻撃を集中され、顔面へのヒザからアッパー、右フックに背中を見せるように動きが止まったチルダースを見て、ついにレフェリーが試合を止めた。

全く危なげなく、無敗対決を制しフェザー級チャンピオンに輝いたゴンザレスはインタビュースペースで「タフな相手と戦って、無敗を維持できて嬉しいよ。2Rは攻められたけど、肩固めは特にタイトだった。でも、そういう練習をしてきてからね。ペースを守って戦えば、追い込むことができると思っていた。『打撃戦に自信を持て、心を折れる』とセコンドに言われて、3Rに向かった。今日は17ポンドぐらい戻せたしフィジカル的にも僕の方が上だった。LFAで戦えて光栄だよ。凄く良くしてくれた。でも次のステップへ進み、大金を稼ぎたい。世界を掴みたい」と話した。


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LFA84 other MMA Preview ジェイク・チルダース ジャスティン・ゴンザレス ブログ

【LFA84】計量終了 タイラー・レイは……? ゴンザレス✖チルダース=フェザー級王座決定戦は激闘必至

【写真】両者合わせて19勝0敗という、LFAでも珍しいキャリアが10戦前後で無敗同士のタイトル戦だ (C)LFA

10日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA84「Gonzales vs Childers」の計量が9日(木・同)に行われた。

ベン・ルゴと対戦予定だったイスラエルの期待の新鋭ナタン・ルヴィは、セコンドが新型コロナウィルス検査で陽性となったため欠場となっていたが、ルヴィ同様に注目が集まっていたタイラー・レイと対戦相手のマイコン・メンドーサも揃って計量会場に姿を見せず、体重を測ったファイターは僅か8人だった。

LFAから、もちろん計量中の体調不良の可能性もあるが、レイがサンフォードMMA所属ファイターということを踏まえると本人やセコンドが新たにポジティブであってもおかしくない。。

そんななかLFAではSNSでメインのLFAフェザー級王座決定戦に出場するジャスティン・ゴンザレスとジェイク・チルダースのみ計量結果を発表──ゴンザレスが144.4ポンド(65.49キロ)、チルダースが145ポンド(66.22キロ)でパスしている。


キャリア8勝0敗のゴンザレスと10勝0敗のチルダースの王座決定戦は、間違いなくUFCとの契約が掛った選手権試合といえる。ジャスティン・ゲイジーと北コロラド大レスリング部の同期だったゴンザレスは、コロラドのスパルタ・コンバット・リーグ=SFLでフェザー級王者に君臨し、4度の防衛に成功している。その勢いをかって昨年のコンテンダーシリーズでも勝利したもののUFCとの契約はならなかった。

アグレッシブではあるがゲイジーほどクレイジーではない、こちらのジャスティンはトップコントロールというよりも、ライディング=上をキープするのに長けたレスラーだ。

打撃の距離が近く、ダブルレッグやシングルで飛び込むよりも、パンチの打ち合いのなかでボディロックテイクダウンを決め、強烈な勢いのパウンドを振り下ろす。

がぶってサイドバックを取るとスペースを取って殴り、胸を合わされるとまたがぶってバックという無限ループを有しており、背中を取り続けるよりもパンチを入れるのがゴンザレスのスタイルだ。対するチルダースは、ルックスは冴えない(失礼)が試合で魅せることができる選手。

打撃は足が揃い気味で、頭を突っ込んで手打ち、テクニカルではない。

ただし、チルダースはサウスポーの構えからロングのオーバーハンド──と、思いきやヒジを巧みに使い分け、拳とエルボーでレンジを瞬く間に変えることができる技巧派だ。グラップリングやサブミッションでも強みを発揮し、過去に肩固め、腕十字、RNCで一本勝ちしている。ライド派のゴンザレスに対し、流れるような下からの仕掛けが見物だ。

加えてクリンチの攻防になれば、チルダースはヒジという武器を備えており、そのうえボディロック・スラムでKOや勝ち、組みつき際のヒザ蹴りでも勝利するなど、風貌に似合わず(失礼)、多彩な武器を持っている。

フィニッシャーでありながら、エンデュランス・ファイトでも勝てるスタイルの両者、心身ともに削り合いになる可能性は十分にある。

■ LFA84対戦カード

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
ジェイク・チルダース(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カシアス・ケイン(米国)
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウェスト(米国)
ボストン・サルモン(米国)

<フェザー級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
ブルーノ・ソウサ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
マイコン・メンドーサ(ブラジル)
タイラー・レイ(米国)

<ライト級/5分3R>
ベン・ルゴ(米国)
ナタン・ルヴィ(イスラエル)

<140ポンド契約/5分3R>
キャメロン・ジョーダン(米国)
クリスチャン・ロドリゲス(米国)