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MMA UFN196 オンラ・ンサン グレゴリー・ホドリゲス パク・ジュンヨン

【UFN196】見事な柔術を披露のホドリゲス。殴り合いでピンチも右ストレートがアッパーでKO勝ち

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
Def.2R3分13秒by KO
パク・ジュンヨン(韓国)

ゆっくり上半身を揺らすホドリゲスに対し、パクが右ローを蹴る。ジャブを見せあうなか、パクが再びローを蹴るもホドリゲスがチェックする。踏み込んで右ボディを入れたホドリゲスが左フックから右を入れる。パクも右を返し、ホドリゲスはジャブから右を打っていく。と組んだホドリゲスがケージに押し込み、エルボーを狙う。パクはワンツーを放ち、打ち合い上等ファイトへ。ホドリゲスは右ボディを入れ、シングルレッグから軸を払ってテイクダウン。サイドからマウント狙いにパクがシングルへ。

この動きに反応してバックに回ったホドリゲスは、四の字フックに。さらにマウントに移行する仕草を見せながらバックグラブを維持する。亀のパクにパンチを入れ、仰向けになったホドリゲスは四の字ロックのままマウントにこうして左右の連打を落とし初回を終えた。

2R、ホドリゲスが右ボディストレート、パクは右フックを振る。ワンツーを返したホドリゲスは左フックを被弾して足が泳ぐ。アゴを殴られたホドリゲスはケージを背負って足を止めての打ち合いに。危ない流れのなかでクリンチからヒザを入れ、間合いを取り直したホドリゲスがテイクダウン狙いじぇパクがしっかりとがぶってアームインギロチンへ、前転から頭を抜いたホドリゲスはバックに回り両足をフックする。

足のフックを緩かったホドリゲスに対し、スクランブルから立ち上がったパクが左右のパンチで打ち合いに持ち込む。ホドリゲスは組んで見事な払い腰を決める。パクはスクランブルから向き合って打撃戦に持ち込むと、ホドリゲスはガードを忘れたような打ち合いのなかで右を当てる。ワンツーを続けるパクに右を入れたホドリゲスは、足が泳いだ相手に右を2発入れる。ケージまで下がったパクに右アッパーを決めレフェリーが試合を止めた。

「本当にタフな相手で、強いアゴの持ち主だった。いくつかパンチを貰ったけど、ペースを守ることを考え、自分の距離からパンチを入れた」と危ない場面がなかったかのように振り返りコーナーのオンラ・ンサンと抱き合って勝利を喜んだ。


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【UFN196】パク・ジュンヨンと対戦、グレゴリー・ホドリゲス─02─「メンタルゲームを制すること」

【写真】当然、フェイスオフでもフレンドリーだ (C)Zuffa/UFC

23日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでが開催されるUFN196:UFN on ESPN+54「Costa vs Vettori」で、パク・ジュンヨンと対戦するグレゴリー・ホドリゲス・インタビュー後編。

コンテンダーシリーズの敗退から掴んだUFCとの契約。愛する柔術、柔術家の顔を押し殺してMMAで戦う。KOパワーはあっても、心掛けるのは正確な攻撃と正しい位置取り。インタビューの受け答えだけでも、良い人ぶりが伝わってくるホドリゲス──その根底にあるファイト・フィロソフィーは「メンタルゲーム制する、我慢」だった。

<グレゴリー・ホドリゲス・インタビューPart.01はコチラから>


──デビュー戦はその2014年の9月で、ジャングルファイトでした。

「そうヴァリッジ・イズマイウがプロモーターのね。その試合で負けて、2試合目は勝てたけど3戦目でまた負けた。距離の序盤は本当に厳しい状況だったよ。ベースの柔術を使って戦っていたけど上手く機能しなかった。

2016年かな、ヴィトー・ベウフォートのサポートするために米国に来て、ラシャド・エヴァンスやリョート・マチダらとトレーニングをした。その時、柔術とMMAは別モノだって目が覚めたんだ。柔術ができるからって、MMAを戦えるわけじゃない。

MMAはグラップリング、打撃、レスリング、全てがエクセレントじゃないと戦えない。それから何年も徹底してボクシングの練習をしてきたよ。そして今、ヘンリー・フーフトとダニエル・メンデスの下でムエタイ、キックボクシングの修得に励んでいる。

でも柔術をずっとしてきた僕は、道着を握るために腕の力が強くてKOできる力があった。ジャカレもそうだったよ。ジャカレには何千発と良いパンチを貰って来たからね(笑)」

──道着をグリップすることで、パンチ力が増すモノなのですか。

「そうだよ。柔術をしてきた人間は前腕が強いからね。そうやって打撃を徹底して練習して、今のスタイルを構築してきたんだ」

──グレゴリーはKOパンチを持っています。ただし、その使い道を知っているというか距離とタイミングをしっかりと計って戦っていますね。そしてフィニッシュすることを急がない。

「僕はケージに向かう時、5分✖3Rを戦い切るつもりでいる。15分間、自分の戦いをすること。15分間戦う前に勝てたとすれば、それはボーナスだよ。もちろんフィニッシュしようと思っている。でも、ラッシュすることはない。急ぐ必要はないんだ。試合時間は15分ある。常に正しいポジションを取り、一つ一つ正確な攻撃をする。

相手を倒して、一気呵成にフィニッシュを狙い、その結果攻撃が粗くなってカウンターを被弾して逆転負けしたことがあるんだ。2度とあんな過ちは犯さない。アンデウソン・シウバとX-gymとブラックハウスで練習をしていたんだけど、彼は絶対にカウンターパンチなんて貰わないよね。アンデウソンから試合中の気の持ち方を習ったんだ。

勿論、アンデウソンは次元の違うファイターだよ。でも、つねにリラックスして戦うことは僕もできる。それが僕に戦い方だよ。

いつの日か、僕にタイトル戦を戦う機会が巡ってきたら、また違う戦い方をする。それまでは自分をしっかりとコントロールして戦うよ。いかにこのメンタルゲームを制することができるのか。それが成長の鍵を握っていると思う」

──では、そのメンタルを持って土曜日はどのような試合をしたいと思っていますか。

「サンフォードMMAでトレーニングしてきたこと、その全てを駆使して戦いたい。コーチ、チームの皆が僕を勝たせるために協力してくれた。その成果を試合で見せたいんだ。さっきも言ったようにパク・ジュンヨンはタフな対戦相手だ。彼は僕をテイクダウンしようと、その機会を伺い組みついてくるだろう。でも、パンチを当てる隙を見つけてプレッシャーを掛ける」

──例えテイクダウンをされても、グレゴリーは柔術で戦えますね。

「ゲームプランはテイクダウンを切ることだけど、仮に寝技になっても問題ない。グラウンドは僕の庭だから。寝技に自信があるから、テイクダウンされることは怖くない。だから、自分の打撃が伸びたと思っている。ボトムでも、トップでも寝技になれば僕のモノだ。

本音を言えば、もっと僕の柔術を見せたいという気持ちもあるんだ。どれだけ僕がグラウンドで戦るのかを知ってもらいたいんだよね」

──そこはやはり柔術の横顔が出てしまいそうになるのも、抑えて戦っているわけですね(笑)。グレゴリー、今日はありがとうございました。凄く貴重な話を聞かせてもらいました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕には最高の日本人の友がいる。タカシ・サトーから、多くのことを学んでいる。一番は忍耐力だ。彼から我慢すること教えてもらっている。本当に心が強くないと、我慢はできないことをサトーを見て分かったんだ。そしてリョートと彼の父ヨシゾーさんからも日本人の心を教えてもらった。ヨシゾーさんは偉大な人間だよ。

いつの日か日本に行って、もっと日本のことを知りたいと思っている。日本のファンの応援をエネルギーに変えて戦いたい。ありがとう。土曜日の試合を見逃さないでほしい。皆に喜んでもらえる試合をするよ」

──ぜひチーム・メイトのオンラ・ンサンのセコンドで、日本に来てください。

「おお、オンラのことを知っているのかい?」

──はい、ONEで何度も取材をさせてもらっています。

「おお、そうなのかい!! オンラは今回の試合もセコンドに就いてくれるんだ。そうなんだっ!! ちょっと待って、スクショを撮らせてくれ。君の写真を見せて、インタビュー受けたってオンラに伝えるから(笑)」

■視聴方法(予定)
10月24日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN196計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 204ポンド(92.53キロ)
パウロ・コスタ: 204.5ポンド(92.76キロ)

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
リック・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ホセリン・エドワルツ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 146ポンド(66.22キロ)
チェ・スンウ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 204.5ポンド(92.76キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)
デヴィッド・オナマ: 153.5ポンド(69.62キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロウレアノ・スタルポリ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジェイミー・ピケット: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
カーマ・ワーシー: 155ポンド(70.31キロ)
ジェイ・ハーバート: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 125ポンド(56.7キロ)
ダニエル・ラセルダ: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・リヴィアナ・ソウザ: 115ポンド(52.16キロ)
ランダ・マルコス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135ポンド(61.24キロ)
ズヴァイアド・ラジシュビリ: 135ポンド(61.24キロ)

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MMA ONE ONE Battle Ground01 オンラ・ンサン レアンドロ・アタイジ

【ONE Battle Ground01】アタイジの組みを凌いだンサンが、フックの連打から右を打ち抜きKO勝ち

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
Def.1R3分45秒by KO
レアンドロ・アタイジ(ブラジル)

髭をたくわえたンサンが、右ハイを見せる。ンサンが右を見せて、左ミドル。さらに右ミドルを蹴るが、アタイジも鋭いフックを振っていく。ンサンはガードの上からハイ、左を伸ばす。ここにダブルレッグを合わせたアタイジは、パス狙いで背中を見せたンサンのバックへ。立ち上がってケージにもたれたンサン、サイドバックで動かないアタイジを見てレフェリーがブレイクを命じる。

打撃戦となり組んでいったアタイジだが、ここはンサンが離れて右ハイから右をヒットさせる。左右のフックを打ち、組んだンサンがヒザを入れて離れると、左右の連打から最後は右を打ち抜く。グシャという音がし、腰からアタイジが崩れ勝負が決した。

「ヤツはインタビューで、僕が怖がっていると言っていたけど、誰も怖くない。僕は退屈な試合はしない。ミドル級の誰とでも戦う。ウェルター級王者だってそうだ。ユーシン・オカミとも戦う。そして、ミャンマーの皆のために祈りたい。皆の未来を考える時なんだ」と話した。


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ABEMA MMA ONE   オンラ・ンサン キック グスタボ・バラルト チャンネル ボクシング ミャオ・リータオ ヴィクトリア・リー 澤田龍人

【ONE Battle Ground】澤田龍人の次戦=グスタボ・バラルト戦が、録画からライブ中継枠に昇格!!

【写真】愛猫のレオ君、♂と。日本にいては、経験できない日々を澤田は送っている (C)MMAPLANET

30日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE「Battle Ground」に澤田龍人が出場し、グスタボ・バラルトと対戦することが決まった。

当初の予定では澤田は当日収録で、2週間後に放送されるBattle Ground02でバラルトと対戦予定だったが、キックボクシング戦=シッティチャイ・シッソンピーノンと対戦するはずだったタイフン・オズカンの負傷欠場で、澤田の試合がライブマッチ昇格を果たした。

シンガポールのEvolve MMAに在籍。そのシンガポールのコロナ予防対策がフェーズ2に戻り、大会直前にジムが閉められたという澤田にZoomインタビューを行った。


──おっ、いきなりの笑顔ですね。

「やはりライブになったので」

──いつ正式決定したのでしょうか。

「昨日(※取材は26日に行われた)ですね。シアー(バハドゥルサダEvolve MMAヘッドコーチ)から『生放送に繰り上がったから』ということを聞きました」

──そして、その笑顔と(笑)。

「録画中継よりライブ中継の方が、テンションが上がります。録画の試合は、試合があることも報告できないですし、中継されるまでも期間が長くて、その間も試合の勝敗に関わることを話していけないのでしんどかったです」

──10月8日のミャオ・リータオ戦を皮切りにロビン・カタラン、そして4月のミャオ・リータオとの再戦とダークシリーズが続きましたが、たしかカタラン戦は本当に中継が遅かったですね。

「12月中旬に試合をして、放送が2月の最初で3カ月ぐらいタイムラグがありました……」

──そこで勝利したというのに、4月の試合は5日前に試合が決まり、しかも相手は10月に勝ったミャオ・リータオ。受けたからには勝つしかないのですが、これは気の毒な試合でした。

「あれだけ短時間で試合をしたのも初めてで、準備ができていなかったです」

──正直、モチベーションなど上げようがなかったのではないですか。

「そうですね……、リマッチで……気持ち的には、戦える状態ではなかったのかと思います」

──それでも試合を断ることはできない?

「まぁ、Noとは言えないです。ケガをしていなければ……戦います」

──Evolve MMA所属ですしね。シンガポールは再びロックダウンになり、5月大会が延期されました。そして、限定的に解除されていくなかで今大会が決まったのですが、オファーはいつ頃ありましたか。

「1カ月前ぐらいですかね。7月30日に試合をするというのは決まっていました」

──今大会は日本から出場する選手がいないので、なかなか大会があるのか掴めませんでした。でもEvolve MMAの動向から月末にあるのか──と。ただし、そのなかでシンガポール政府が予防対策をフェーズ2まで引き上げて厳しくしました。

「それがあって、今回の大会も本当にあるのかっていう不安はありました。最初はシンガポールか〇〇〇でやるという風に聞いていて」

──現状動いていても、すぐに〇〇〇ではイベント開催は難しいかと。

「ハイ。そうだろうと思っていました。結局、決まっていないですし。そのうえでシンガポールはまたロックダウンですし、大会ができるかどうか半々だなって感覚ではいました」

──日本にいるとピンとこないのですが、そこまでの状況なのですね。練習の方はフェーズ2になって問題なかったですか。

「ありました。試合が決まってからの1カ月間は、人数制限があってもグラップリングのスパーリングもできていましたが、先週の水曜日からジムが使えなくなりました」

──ジムが閉められということですか。

「ハイ。だからジムの前で、グラウンドはなしで対人練習をしたりしてきました」

──えぇ! 警察が来て止めらたりは?

「2人なら大丈夫です。ただ、ジムは完全にクローズされているので中は使えないです」

──それは……えげつない状況がいつまでも続きますね。

「だいぶ自由になっていた時期もあったのですが……感染者が増えると、またロックダウンですね」

──シンガポール政府は完全に抑え込みたいのですね。

「そうみたいです」

──日本は感染者がどんどん増えても、特にこれ以上の対策はないですし。要は個々で頑張れという方針なのですが、死者の数がそれほどでないので緩んだ空気はもう収まらないかもしれないです。

「シンガポールは少し増えただけで、規制が掛かります」

──慣れとか、気の緩みはシンガポールの人々はないのですか。特に若者は重症化率が低いわけではないですか。

「ないですね。罰金とかありますからね。5人以上集まっていても、そうですし。そこは気をつけますよね。ジムもロックダウン中に営業は絶対にできないです」

──シンガポールは監視・管理社会ですしね。

「そこらにカメラがありますからね(笑)。見回りも凄く多いです。ビシビシと、見張られている感はあります」

──最後の1週間で練習に制限が加わったもののも、それでも5日前のオファーを受けた前回よりも仕上がりは良いのではないですか。

「そうですね。ずっと試合のための練習をしていましたし、対策練習、チームメイトと話すこともできたので。それに明日からホテルですし、ホテルに入るとグレーゾーンかもしれないですが、マットスペースもあるので」

──そういうなかでグスタボ・バラルト戦ですONEでは結果が残せていないですが、実力者だと思います。

「そうですね。相性の悪い相手が多かったような気がします。彼の思う様な試合ができてないです……ただ、テイクダウンはとれても寝かせた後のコントロールはそれほど強くないと思います」

──極端に身長が低いです。

「これまでボカン・マスンヤネとロビン・カタランは、僕より背が低かったのですが、バラルトは特別に低いです。あれだけ小さい選手は、なかなかいないです。それでパンチをぶん回してきて。まぁ間合とかは問題ないので、どれだけの圧力が対峙した時にあるか、ですね」

──前回の試合は色々あったとしても、受けて負けたという結果です。バラルトも負けられない状況ですが、どういう試合をしないといけないと感じていますか。

「今回は負けないことです。負けないことを大前提に試合をしたいです──今回に関しては。一発が強い選手なので、そこを警戒して戦います。レスリングも僕より強いでしょうし。どういう風にスクランブルできるか楽しみです。バラルトの攻撃は頭から突っ込んで来て、あまり考えてなさそうです(苦笑)。

前回、負けてしまったのですが、一からやり直すつもりで気持ちを切り替えてやってきました。ランク5位の選手とこれから戦うことがはできるのか──そこが見られる試合だと思うので、しっかりと勝ちたいと思います。日本人選手は今回、僕だけで。オリンピックも始まっているので、その勢いに負けないよい熱い試合を日本の皆さんに視てもらいたいと思います」

■視聴方法(予定)
7月30日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE Battle Ground対戦カード

<ONEムエタイ世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] プランチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
レアンドロ・アタイジ(ブラジル)

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
リン・ホーチン(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ジェレミー・ピカティウ(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ワン・ルーピン(中国)

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【ONE Battle Ground】活動再開=7月30日LIVE&収録大会は「中国✖ワールド」?! ジャン・リーポン出場

【写真】Battle Ground02でONEデビューが決まったジャン・リーポンはUFCで2勝2敗、通算MMA戦績は30勝11敗2分──ドゥアルド・フォラヤンは厳しい試合が続く (C)MMAPLANET

19日(月・現地時間)、ONE Championshipが30日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE「Battle Ground」の開催と対戦カードの発表を行っている。

5月28日のプロモーション史上初となる予定だったオンリー女子イベントが、COVID19対策でシンガポール政府がロックダウン政策を採ったため延期を余儀なくされたONEだが、再開まで2カ月──そして女子大会ではなく、通常のイベントが開かれる。


とはいえシンガポールで最近、夜の街や生鮮市場でクラスターが発生し、7月12日に外食の人数が5人に引き上げたばかりだというのに、19日から2人に再び規制が強化された(例外としてファイザーかモデルナ制のワクチンを接種し、2週間が経過している者と感染から回復し270日以内の者、24時間以内に陰性が確認された者)。

基本は在宅勤務で、MMA練習環境も5人から2人(ワクチンを接種者は5名まで)に数制限が入っているという。そのようなかで、今大会は無観客、隔離措置が実施されパンデミック後のONEのニューノーマルとなっているライブ&ダークシリーズ収録が30日に行われる。

ライブ大会はONEムエタイ世界ストロー級選手権試合=王者サムエー・ガイヤーンハーダオ✖プランチャイ・PKセンチャイムエタイジムをメインに、MMAが4試合、キック1試合と計6試合が確定している。

シンガポールのロックダウン後、ONEでは市場開放と予防対策の狭間になるマーケットを睨み、米国、東南アジア、東アジアでのイベントを開催も模索していたという話も聞かれる。そんななか8月13日放送分= ONE「Battle Ground02」ではライト級=ジャン・リーポン✖エドゥアルド・フォラヤン、ストロー級=アレックス・シウバ✖ミャオ・リータオ。27日放送分=ONE「Battle Ground03」はムエタイ・バンタム級のセーマーペッチ・フェアテックス✖タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム、ストロー級=デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク✖バンマードォーチーと、ダークシリーズとして放送2大会の上2カードが一足先に明らかとなっている。。

元TUFチャイナ優勝でRoad FCでも活躍したジャン・リーポンがONEデビューを果たし、同じくWLFやKLFで13勝1敗の戦績を残すバンマードォーチーもサークルケイジ初陣と、録画大会は4試合発表されたなかで中国人選手が3名、30日のライブ大会にも中国から3人が出場する。今回のBattle Ground Sereisは中国大会開催と「中国✖ワールド」というコンセプトの名残り──というのは考え過ぎだろうか。

■視聴方法(予定)
7月30日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE Battle Ground対戦カード

<ONEムエタイ世界ストロー級選手権試合/3分5R>
[王者]サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] プランチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
レアンドロ・アタイジ(ブラジル)

<キックボクシング・フェザー級/5分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
タイフン・オズカン(トルコ)

<女子アトム級/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
リン・ホーチン(中国)

<バンタム級/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ジェレミー・ピカティウ(フィリピン)

<女子アトム級/5分3R>
ヴィクトリア・リー(米国)
ワン・ルーピン(中国)

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ONE ONE TNT04 ONE119 Report オンラ・ンサン ブログ ライニア・デリダー

【ONE TNT04】デリダー、ンサンに完勝。ミドル級に続きLH級王者に。そしてヘビー級王座挑戦アピール

<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
ライニア・デリダー(オランダ)
Def.3-0
オンラ・ンサン(米国)

サウスポーのデリダーが、試合開始直後にダブルレッグでテイクダウンを奪う。ンサンは前回の対戦と同じようにスクランブルでバックを譲るが、ここは上へ移動しフックを回避──も、下にはりハーフからフルマウントを許す。腕十字狙いに反応したンサンに対し、デリダーはバックに回り四の字フックを完成させる。

後方から殴るデリダーが、RNCを狙いつつパンチを打ちつける。残り2分、亀になったンサンを殴り、仰向けになってなおパンチを続けたデリダーは、マウントに移行して肩固めへ。右側へスライドしたデリダーが、ニーインも背中を預けたンサンが、ついに前方に落としトップへ。立ち上がったンサンがローを続け、デリダーは蹴り上げを放ち時間となった。

2R、ボディを入れたンサンに組んだデリダーがバックへ。ンサンはすぐに胸を合わせ、シングルからダブルを切ろうとしたが抱える形になりテイクダウンを許す。デリダーはここもバックに回り、ワンフックもンサンが手首を抱えてくぐり胸を合わせる。直後にダブルレッグを決めたデリダーだが、立ち上がったンサンがエルボーを当てる。

一旦離れたデリダーは、ショートノーティスでスタミナが心配されるが、ここも組んでボディロックテイクダウンを決める。今度は背中をつけたンサンに対し、マウントをとったデリダーがエルボーを落とす。ケージキックからの後転にバックに回ったデリダーは、氏正対されるとシングルレッグからバック、そしてテイクダウンを決める。ここはワンフックとしたデリダーは、上を取ってサイドで抑えエルボーを打ちつけ、ヒザを頭部に入れた。

3R、ここもあっさりとテイクダウンを決めたデリダーが、一度は立ち上がったンサンを倒してバックから両足をフック、四の字を組む。オンラは省エネで印象点は度外視のファイトか。胸を合わせに行っても粘れず、マウントを許し──続くスクランブルでは、デリダーがハーフネルソンからヒザを頭部に蹴っていく。

ダースに移行しつつ、ヒザを頭に入れるデリダーの一方的な支配が続く。ンサンが立ち上がると、デリダーはニンジャチョークに切り替える。これは抜けたンサンだが、シングルで押し込まれ片ヒザをついた状態からスタンドに戻った直後に時間となった。

4R、ンサンが右ハイ。ブロックしたデリダーがシングルレッグ・テイクダウンを決める。ンサンの蹴り上げを捌いたデリダーがハーフで抑え、マウントへ。ここもケージキックからスクランブルの狙いのンサンだが、バックを許し両足をフックされる。デリダーは口を開けて呼吸をしながら、ポジションをキープしている。

残り半分でワンフックにしたデリダーは、ンサンにスクランブルを許さず四の字に組み直す。マウントに移ったデリダーがボディを殴り、ケージキックも馬乗りをキープする。ンサンは下から頭を引き寄せ、最後は殴られながら──防御一辺倒で時間を迎えた。

最終回、即シングルに出たデリダーがボディロックテイクダウン。ハーフから枕で固め、足を抜きに掛かる。デリダーの2冠が近づくなか、ミドル級に続きライトヘビー級のベルトも風前の灯となったンサンはマウントをケージキックで返して、トップへ。

残り3分から大逆転は可能か。させじとクローズドガードで固めるデリダー。有効な反撃ができないンサンは、ガードのなかで時間が過ぎ、最後の30秒で顔面とボディに数発のパウンドを入れたが──タイムアップに。

時間とともに拳を突き上げたンサンは、耐えきったことのメッセージか。一本は逃れたが、デリダーに抑え続けられたンサンは0-3で敗れ、無冠となった。そしてデリダーはブランドン・ヴェラの持つ世界ヘビー級王座挑戦をアピールした。


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【ONE TNT】ONEの米国プライムタイム中継は大会名がONE on TNTに。クリスチャン✖ナシューヒンも

【写真】クリスチャン・リーの防衛戦はONE on TNT第2週に。ABEMAの中継も含め、これらの大会は日本ではどのように視聴できるのだろうか (C)MMAPLANET

28日(木・現地時間)、ONE Championshipがバーチャル会見を行い、チャトリ・シットヨートンCEO兼会長、同大会に出場するONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ、デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス、ユーリ・ラピクスが出席した。

まず4月7日(水・同)開催の大会名はONE on TNTに決定。TNTとは同大会を中継するターナー・ネットワーク・テレビジョンのことで、ONEは東部時間の午後10時から2時間でメインカード3試合が中継し、その1時間前にはプレリミマッチがブリーチャー・リポートAppによって配信されるとのこと。

また会見の冒頭でチャトリCEOの口から、「4月の水曜日に毎週のようにONEがTNTのプライムタイムで視聴でき、米国のファンはこれまでになかったマーシャルアーツの価値に触れることになるだろう」という言葉があったように14日(水・同)にはONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ティモフィ・ナシューヒン、21日(水・同)にはウェルター級コンテンダーバウトとしてオンラ・ンサン✖ヴィタリー・ビグダッシュの3度目の対戦が組まれている。


4週目のカードは発表されていないが、チャトリCEOからは「米国で馴染みのある選手たがの試合を組んでいく」という言葉も聞かれ、ヴィトー・ベウフォート参戦にも匂わされた。ちなみにTNTの水曜日はAEW=All Elite Wrestlingというプロレスの中継もあり、昨年5月にはヴィトーが無観客大会に招待され観戦するというシーンも見られた。

この件からもONEとTNTは今回の米国プライムタイム中継を以前から計画していたが、パンデミックの影響があって時期がずれ込んだことも想像に難くない。

なお記者のこれらの大会はライブで開催されるのかと質問があり、チャトリCEOの返答は「全てライブにしたい。ただし、パンデミックの影響があり色々と計画に変更も必要となった。4月7日は絶対的にライブだ」というもの。第2週から4週に掛けては現状のONE中継と同様に事前収録ファイトを流すダークシリーズの可能性もありそうだ。

また開催地についても言明はなく、エディ・アルバレスが地元フィラデルフィア開催をアピールする場面もあったが、「アジアは国境封鎖が続く中、シンガポールもその状態にありながら政府と協力してやってきた」とチャトリCEOが発言したことで、実際に試合をする場所はシンガポールという線も濃厚だ。仮にシンガポールでライブ大会を行うのであれば、配信ファイトが米国東部時間の午後9時スタートだと、同地では8日(木・同)の午前10スタートとなる。

また通常のONEのイベントに関しては「パンデミックの影響もあり、各国を回るということができないので、シンガポール大会が多くなる」という言葉も聞かれた。ONE TNT第4週のヘッドライナーやTNTシリーズの追加カード、通常大会、そして「絶対に2021年に行う」と断言した女子アトム級GPに関しても数週間中にアナウンスがあるとのことだった。

同会見でDJが「ONEはハイドレーション・チェックを採り入れており、北米で戦ってきた時とは違う」と発言しており、ONEと北米MMAの違い=「新しさ」を端的に表すスマートさが感じられた。

■視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable02対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
竹中大地(日本)
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>※
ミハイロ・ケイコビッチ(セルビア)
ヘイブラット・イスアエフ(ロシア)

<62.5 キロ/5分3R>
ソヴァナリー・エム(カンボジア)
チェ・チョンユン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

※2020年12月18日に収録

■ONE Unbreakable03視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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ONE ONE Inside the Matrix ONE113 Report オンラ・ンサン ブログ ライニア・デリダー

【ONE113】ワン・テイクダウン、ツー両足フックでRNC極めたデリダーがンサン下しONEミドル級王者に

<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
ライニア・デリダー(オランダ)
Def.1R3分26秒by RNC
オンラ・ンサン(米国)

組みにいったデリダーに右アッパーを入れ、右ローを蹴ったンサンだが直後にテイクダウンを奪われる。バックに回り足をフックしたデリダーは、ケージを背にしてから横に倒れて完全に寝転がろうとする。座りなおしたンサンは手首をとって、胸を合わせに行こうとするがデリダーが背中を取り続ける。

自ら背中をマットにつけて仰向けになったデリダー、またもンサンが座る。足のフックを解いたデリダーは、ンサンの立ち上がる瞬間に足をフックしなおしてバックマウントを完成させる。絞めながら寝技に持ち込んだデリダーは、腹を突き出してパームトゥパームでスクイーズ──ンサンがタップし、新世界ミドル級王者が誕生した。

「5歳の時から始めた旅なんだ。僕をサポートしてくれた皆に感謝している。ホテルに戻って、また隔離だよ」とデリダーは笑顔を浮かべた。


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【ONE113】計量&ハイドレーション結果 国際大会再開、12選手がサークルケージへ

【写真】タイトル戦以外でエドゥアルド・フォラヤン、そしてリトゥ・フォーガットが出場する。フォラヤンの相手=カルーゾがデカい!!(C)MMAPLANET

本日30日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE113「Inside the Matrix」の最終計量及びハイドレーション結果がONEより発表されている。

ONEでは水抜き禁止、北米MMAより実質1階級の体重が上限となり、ハイドレーション・テストが試合の2日前と前日に行われている。体重はリミット+500グラム、ハイドレーションは1.0250以下という規定が設けられており、1日でもパスできないと試合当日の朝に再計量が必要になっている。


本格的なイベントの再開となった今大会。4つのタイトル戦とフィリピン、インドという最重要マーケットを意識したといっても過言でない──6試合がライブ中継される。

従来のONEのハイドレーション・チェックの際は、計量ルームで小便が出るのを待つ選手が複数名見られる。ところが今大会は新型コロナウィルス感染予防のため、文字通り三密を避けるためにハイドレーション・チェックの時間がずらされるなど、ニューノーマル仕様が見られた。

そんななか数字から見て取れるのは、ライト級王者クリスチャン・リーの体重がリミットより1.4キロ軽く、対して挑戦者のユーリ・ラピクスはリミット丁度の77.1キロであること。その一方で、チャンピオンのハイドレーションは1.0005で、チャレンジャーは1.0248という上限ギリギリの数値だ。

クリスチャンにしても水分を多めにとっての数字であることが予想されるが、ラピクスは汗をかいて水分補給したことも十分にありえる。今夜のケージで両者がどのような体で現れるのか、見ものだ。

なおハイドレーションと計量結果は以下の通りとなっている。

※赤字の選手の名前をクリックするとインタビューに跳びます

■ONE 113 Inside the Matrix計量及&ハイドレーション結果

ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン:92.7キロ/ 1.0112
[挑戦者]ライニア・デリダー:92.65キロ/ 1.0044

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー:75.7キロ/ 1.0005
[挑戦者]ユーリ・ラピクス:77.1キロ/ 1.0248

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]マーチン・ウェン:70.25キロ/ 1.0061
[挑戦者]タン・リー:69.55キロ/ 1.0049

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン:56.25キロ/ 1.0014
[挑戦者]ティファニー・テオ:56.6キロ/ 1.0168

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン:76.5キロ/ 1.008
アントニオ・カルーゾ:76.2キロ/ 1.0061

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット:52.05キロ/ 1.0183
ノウ・スレイ・ポブ:52.0キロ/ 1.0103

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Interview ONE ONE Inside the Matrix ONE113 オンラ・ンサン ブログ ユーリ・シモエス ライニア・デリダー

【ONE113】ユーリ・シモエスが予想するONE世界ミドル級選手権試合──勝者:オンラ・ンサン

【写真】グラップリング機軸のMMAをシモエスが話せるのは、それだけAKAでMMAのトレーニングを積むことができているということだろうか(C)ONE & MMAPLANET

いよいよ本日、 30日(金・現地時間)にイベント開催となるONE113「Inside the Matrix」。

4大タイトルが組まれた今大会、同階級で戦う選手に世界戦を予想してもらう──シリーズ第6回目は、8月にONEと契約した2度のADCC世界王者、そしてIBJJFノーギワールド優勝のユーリ・シモエスがONE世界ミドル級選手権試合、王者オンラ・ンサン✖挑戦者ライニア・デリダーの勝利者予想とその理由を語った。


ユーリ・シモエスの予想
勝者:オンラ・ンサン
理由
「デリダーは優秀なグラップラーだ。MMAにおける優れたグラップラーなんだよ。オンラに対して、グラップリングではアドバンテージを握っている。ただし、オンラは総合力で上をいく。グラップリングにしても、それほど差があるわけじゃない。

そしてオンラは経験豊かで、ウェルランダ―だ。興味深い試合になるよ。デリダーはオランダ人で、あれだけグラップリングができるというのは面白いよね。あのキックボクシングが盛んな国で。

でもね、どれだけ優秀なキックボクサーと練習していても簡単にテイクダウンして、フィニッシュできるからね。オンラはデリダーのトレーニングパートナーのような打撃はできないだろう。でも、彼らよりずっとレスリングができて、柔術も黒帯レベルだ。レスリングの要素を見ても、デリダーは簡単にオンラをテイクダウンすることはできないに違いない。

結果、試合はスタンドの展開になりオンラが有利になる。寝技に持ち込めたとしても、デリダーはフィニッシュまで持ち込めるのか。そういう意味で、この試合は両者にとってテストとなる試合だろうね」

■ONE 113 Inside the Matrix対戦カード

ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ライニア・デリダー(オランダ)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者]ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]マーチン・ウェン(豪州)
[挑戦者]タン・リー(米国)

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]ティファニー・テオ(シンガポール)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
アントニオ・カルーゾ(豪州)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ノウ・スレイ・ポブ(カンボジア)

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