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【RIZIN】篠塚辰樹 ベアナックルファイトルールに挑戦!

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4月29日に有明アリーナで開催されるRIZIN.46。YA-MAN×鈴木博昭の中止を受けて急遽決定したのが篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)のベアナックルファイトルールでの試合です。

ベアナックルファイトとはBKFC(ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ)が行う素手で戦うボクシングの事。RIZINにも参戦中のジョン・ドッドソンなど元UFCファイターも参戦し、アメリカでは存在感を増しつつあります。

昨年、RIZINの榊原信行CEOのBKFC視察の際に平本蓮と共に同行。リングサイドで観戦してリング上にも上がって記念撮影に収まっていただけに、その伏線が今回収されたという事なのでしょう。

篠塚が挑むBKFCルール。やっぱり素手で相手の顔面を殴るというのは刺激的すぎる。直視するのが怖い。でも格闘技に慣れて、不感症になりつつある今日日、こんな気持ちにさせて暮れるのはある意味で貴重な体験。古き良き時代の異種格闘技戦の空気が漂ってきます。

そんな恐怖と戦慄の中、篠塚がどんな試合を見せるのか。そもそも誰と対戦するんだって話ですが、その不透明さも含めて黎明期の格闘技ぽくていいじゃありませんか。RIZIN.46に非日常の異彩を放つ好カードが加わりました。
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【RIZIN】YA-MAN欠場に対する鈴木博昭のコメントを考える。

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RIZIN.46で鈴木博昭とMMAルールで対戦予定だったYA-MAN。本日行われた記者会見で内側側副靱帯と前十字靱帯の損傷による全治 2ヶ月の怪我のため欠場する事が発表されました。

RIZINの榊原信行CEOも「歩けないくらいの状況。ケガは相当重篤。本人的には、この先を考えると、あまり詳しくケガの状況は公表したくないということもあると思うが、あのYA-MANが欠場をせざるを得ない。ちょっとやそっとのケガだったら絶対に穴を開けないタイプのファイターが欠場せざるをえないという結論に至った。それくらいのケガ」と語りました。

YA-MANと鈴木博昭。メインの鈴木千裕×金原正徳に次いで爆発力があると言っても過言ではない好カードの消滅。残念以外に言葉が見つかりません。

ただ、靭帯の損傷という大怪我。アスリートとしてこれからの競技人生を考えたら、決して無理はさせられないし、無理するべきタイミングではないでしょう。そんな中、対戦する予定だった鈴木のコメントを見て愕然としました。

「皆さんこんにちは、怪物くんです。まずはYA-MAN君、お大事に。と、その言葉と同時に、公に発表された仕事を途中で投げ出す様な責任感のねぇ坊ちゃんにタイマン張ろうぜなどと言ってしまった、自分の見る目の無さにガッカリしております。お金を稼げる様になって、闘う気持ちを忘れちゃったのかな?だとしたら怖い思いをさせてごめんね。ビンビンのファイターだと勝手に勘違いしていたよ。傷だらけでも胸張って人前に立つのが格闘家の姿だと思ってたからさ。だから俺は、お客さんの前に現れる時はどんな状況でもピンピンの姿でいる事を約束しますので、またの登場をお楽しみに。追伸、燃えてきたらやろうぜ、フハハハハハッ!!」

自分で自分を「怪物くん」とカッコ悪さはさておき、怪我をした相手に「公に発表された仕事を途中で投げ出す様な責任感のねぇ坊ちゃん」と煽るセンスのなさ。キャラに合わせた言動なのかもしれませんが、ブレイキンダウンの煽り合いよりもつまらない。

試合を欠場して評価を下げる選手はたまにいますが、欠場した選手に対する発言で評価を下げるというのは珍しい。こういう時の対応ってその人の人間性が出てるなと。何とも気分が悪くなる言動でした。
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【RIZIN LANDMARK08】芦田に勝利後、鈴木博昭が言及していたYA-MAN「町中華の脂ギトギトの炒飯」

【写真】RIZINルールの特性も生かした素晴らしい勝利(C)RIZIN FF

2月24日(土)、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで開催されたRIZIN LANDMARK 8 in SAGAで鈴木博昭が芦田崇宏に2RTKO勝利を収めた。
Text by Takumi Nakamura

昨年6月の西谷大成戦以来、約8カ月ぶりの試合となった鈴木はスタンドでのプレッシャー、組みへの対処、グラウンドにおける打撃など、自身が考える理想のMMAの形の一部を見せた上での勝利だった。

4月29日のRIZIN46ではYA-MANとの対戦が決定。このインタビューはYA-MAN戦が正式発表される前に行われたもので、鈴木はYA-MANを「町中華の脂ギトギトの炒飯」という独特の言い回しで例えていた。


──前回の佐賀大会、会心の勝利だったと思います。試合自体を振り返っていただけますか。

「色々と組みの展開があって、それを試合の中で試すというわけじゃないけど、試合で出すことができて良かったなと思います」

──具体的にどの辺りを一番実践できたと思いますか。

「こっちが打撃で攻めて、相手がどこかのタイミングでテイクダウンに来るであろうということは、どこの誰でも分かっていたと思うんですよ。実際は一瞬のタイミング次第で(テイクダウンに)入られることもあるし、もちろんみんなそこを練習していますけど、じゃあ本番でそれができるのかどうか。そこが一番重要なところだったので、本番でちゃんと反応できて、ちゃんとスプロールできたので、それが一番の収穫ですね」

──試合を見ていて打撃のプレッシャーが結果的にスプロールできる距離を作ったというか。相手に打撃を嫌ってタックルに入らせるための距離やプレッシャーのバランスが良くなっていたように思いました。そこは意識されていたのですか。

「おっしゃる通りですね」

──MMAは変に行き過ぎると深く組まれるし、逆に行かな過ぎてもケージに押し込まれる。そこのバランスが重要ですよね。

「そこは経験と日々の練習、イメージ……諸々なんでしょうね。やっぱり立ち技とMMAは別競技なんですよ。よく言うんですけど、立ち技をずっとやってきたから、MMAでも打撃は大丈夫、どうにかなる、そういう話じゃないんです。そのうえで自分のイメージと実際の動きを擦り合わせることが一番大事だったんで、今回はそれが上手く行ったんじゃないかなと思っています」

──先ほどは「経験と日々の練習、イメージ…」という言葉が出ましたが、鈴木選手の場合は何を一番重要に考えていますか。

「本当にいわゆる試行錯誤を実践、トライ&エラーの繰り返しです。技術の内容に関しては、ちゃんとその技術を考えて実践できているか、そして本番でゴールから逆算でできているかどうか。大事なのはそこなんですよね。結局みんな誰でも練習はやってるわけですから」

──なるほど。では芦田選手が組みに来た時も、これは絶対スプロールできる自信はありましたか。

「全然ありましたね。本番以上の真実はないので、やってみないと分からないよねっていう感じでしたが、本当にイメージ通りだったので良かったです」

──結果的にあそこで芦田選手はガードポジションに引き込んだじゃないですか。あれは率直にどう思いましたか。

「あそこからさらにしつこくドライブしてくるイメージだったので『引き込むんだ!』と思ってビックリした…というのはゼロじゃないですね。あそこからケージレスリングになることを一番想定して練習していたので」

──あそこでトップキープできたことは大きかったですよね。

「ああいう展開は想定していなかったけど、結局、ボンサイ柔術で練習していて、下からの強烈な仕掛けは日常茶飯事なんですよ。(芦田が仕掛けた)三角絞めが危なかったという人もいるんですけど、普段の練習で食らっているプレッシャーの方が全然強いわけです。僕は対処できていたからあのポジションにいたわけで、本当に嫌だったら立っていた可能性のほうが高いです」

──芦田選手のガードからの攻めを危ないと思っていたら、寝技そのものに付き合っていないと。

「そうですね。これは勝負すべきではないっていう。もし今成(正和)選手が相手だったら、同じことをやるかと言われたら違うじゃないですか。なので、ここで勝負しても俺は負けないという感覚があったので、グラウンドの勝負をしたわけです。それに三角絞めは足がかかったから極まる技でもないわけで。僕はちゃんとプレッシャーをかけて潰してサイドを取りに行く動きをしていたし。結果的に極まらなかったということは、そういうことなんですよ」

──普段からボンサイ柔術のメンバーの下からの煽りやサブミッションを経験していれば、そう簡単に極めれらることはないと思います。

「もちろん本番なので何があるか分かりませんけど。ただ試合後のインタビューでもいいましたが、ボンサイ柔術で練習している人間が下から三角を極められたら筋が通らんぞと」

──三角絞めが外れたあとのスクランブルの攻防でもしっかりトップポジションをキープできていました。

「三角を外してそこからどうしたかというと、足をとってケージ際で動きを潰したり。僕の方がレスリングをしていた状況になりますよね。で、そこから打撃にいくのがMMAなんで、そこも混ぜていけたという。僕の得意のMMAが今回やりたかったMMAとして見せられたのかなと思います」

──鈴木選手の試合を見ていて、そういった組みやスクランブルの攻防のなかで1発殴る蹴るの殺傷能力が違うなと思ったんです。そこは立ち技出身ならではのものかなと感じました。

「結局、立ってようが寝てようがどんな姿勢でも、目の前の人間に対してどうダメージを与えるか、どう痛めつけるか。僕は全てそこからの逆算なんです。結果何がしたいっていう答えがあって、そこからの逆算の攻撃をしているから、それがパンチなのかヒザなのか踏みなのかサッカーボールなのか。それはあとで出てくるんです」

──まさに試合前のインタビューで話していた「0.1秒後の自分に任る」ですね。

「そうです。相手を痛めつけるために今は何が適切か。それを考えてから技を出していると遅くなるので、その一拍を置かずに体が出したものに従う。だから思考は邪魔なんです、あの瞬間は」

──その一方で自分の感性が正しい選択をしているかどうかは別のフェーズの話じゃないですか。鈴木選手の場合は結果的に自分の感性が出した答えが正しい判断になっているように思えます。感性のピントが合ってきたというか。

「それですね。MMAに転向してすぐの頃はそれが分からないから、トライ&エラーを繰り返すしかなかったし、失敗も成功も全部経験しないといけなかった。でもその経験が蓄積されて、僕は練習と試合が全ての経験値になっているし、試合があろうがなかろうが、MMAのことを考える時間は増えていくので、どんどん自分のMMAが熟成している実感があります」

──その鈴木博昭のMMAを試合という場で、しかも元DEEPのチャンピオンっていう芦田選手に実践できたことで自信を深めたり、手応えになった部分も大きかったのではないですか。

「それはめちゃめちゃありますね。だって相手は格上ですからねっていう」

──試合後のマイクでもあった通り、芦田選手に勝ったことで、さらに上の選手たちと戦う権利を得たと思います。ここからはどんな相手と戦っていきたいですか。

「よくSNSで個人で考えたRIZINのランキングを作って投稿している人がいるじゃないですか。あれって色んな人がやっていますけど、上の方の選手の顔ぶれはそんなに変わらないと思うんですよ。だからそこで上にいる人間たちを食っていきたいですよね。もっと言うなら、みんなが思うフェザー級のトップ5の中に怪物くんが入るようにしんとねっていう。それこそフェザー級のトップ5は?って聞かれたら、みんな鈴木千裕選手、ヴガール・ケラモフ、クレベル・コイケ、金原正徳さんの名前はパッと出てくるじゃないですか。自分もそういう存在にならなきゃいかんなと思います」

──あとは試合後、YA-MAN選手の名前も出ましたが、その理由も聞かせせてもらえますか。

「例えて言うなら、さっき名前をあげた選手たちは銀座で食べる寿司や六本木で食べるステーキなんですよ。で、みんな基本的にはそういう料理を食べたいじゃないですか。でもふとした時に町中華の脂ギトギトの炒飯を食いてえなみたいに思うじゃないですか。それがYA-MANです(笑)」

──料理の例えはさておき……YA-MAN選手が“濃い”選手であることは間違いないと思います。

「もちろん僕は上を目指しているし、銀座の寿司や六本木のステーキを食べにいきたいですよ。でも町中華の炒飯を食べたい時もあるよねってことです」

──でも先ほどの話ではないですが、鈴木選手の感性がYA-MAN選手という“濃い”選手と戦って、どのような反応を見せるか楽しみではありますね。

「何を食べても栄養にする寛容さが重要でもありますからね。だから、まあなんか楽しくなるんじゃないのっていうのと、パッと考えるとお客さんもなかなか楽しみなカードになるよなって。俺とYA-MANくんだったら、格上だとか格下だとか、そういう面倒くせえことは抜きにして、面白えものを見せられるだろうっていうのがありますね。だから、別にYA-MANくんのことを好きも嫌いもないし、どっちかって言うと好きな側なんですけど、MMAという制限の少ないルールで俺とタイマンしようぜって思います。楽しいじゃんって」

──分かりました。正式に次の試合が決まるのを楽しみにしています!

「樽の中のワインのように僕のMMAは熟成されていますから(笑)、楽しみにしていてください」

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【SUPER RIZIN03】7月28日、朝倉未来×平本蓮の一戦が決定。両者「ボッコボコにする&負けたら引退」

【写真】遂に――実現(C)MMAPLANET

16日(土)、六本木ヒルズアリーナにて、7月28日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN03』の対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Shojiro Kameike

会見では榊原信行CEOが、さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンでの開催と、朝倉未来と平本蓮がフェザー級契約で対戦すること発表された。ここでは両者の挨拶とMMAPLANETからの質問に対する回答を掲載したい。


平本蓮
「僕もずっと望んでいたというか、目標としていた試合でもあるし。朝倉未来という存在が自分の中に刺激を与えてくれて。こんな感じのカリスマというか唯一無二の存在で、自分の中ではすごく感動した部分というか、尊敬とか憧れとか――そんなもんあるわけねぇだろ、バカ! ケラモフに負けて、YA-MANにのばされてイジけているので、僕が最後のトドメを刺そうと思います。ボコボコにします!」

朝倉未来
「去年の年末に弟から刺激をもらって。俺がRIZINフェザー級を盛り上げてきた自負がああります。年末にトップ戦線に食い込みたいって思うなかで、復帰戦に楽な相手を用意してもらったので。ボッコボコにしようと思います」

朝倉が挨拶の最後に「ここで平本に負けたら引退します」と述べると、すかさず平本も「コイツに負けるわけないので。朝倉未来に負けたら引退します」と返す。榊原CEOは「引退しなくてもいいんじゃないの?」と伝えたが、朝倉は「平本の引退試合を楽しみにしてください」、平本も「いやいや、朝倉未来の引退試合を楽しみにしてください」とアピールした。

朝倉にとってMMAは昨年7月、ヴガール・ケラモフに敗れて以来の復帰戦となる。平本陣営は昨年大晦日のYA-MAN戦の前から、この試合に向けていた。会見では2022年6月に開催された『THE MATCH』との比較アピールもあったが、朝倉×平本の一戦が実現した後の所謂ロス状態は起きないのか。

この点について榊原CEOは「RIZINにとっては、この試合が次のステップへの原動力となると信じている」と語る。平本は「格闘技界どうこうより、自分のことは自分で頑張れって感じです」、そして朝倉は「俺が負けなければ、もっと盛り上がっていくんじゃないですか」とアピールした。

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【RIZIN】速報中!超RIZIN.3 超緊急記者会見

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予告されていた六本木ヒルズアリーナでの超RIZIN.3 超緊急記者会見。そもそもいつ開催されて、どんなコンセプトで誰が出場するのか注目が集まります。そんな土曜日の昼下がり。都内は気温が20度まで上昇。暖かさに絆されて私は六本木ヒルズアリーナへ。現地から電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。

・7月28日さいたまスーパーアリーナで開催
・スタジアムバージョン
・Yogiboが冠スポンサーとして復活
・朝倉未来×平本蓮決定!
・お互い負けたら引退すると宣言
・今の時点ではリングで行う
・過去2回のような一部・二部制は取らない
・RIZIN神戸大会の追加対戦カードを週明けに発表する

さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンでの開催。PRIDE時代はそれが普通だったけど、久しぶりに開催されると思うと感慨深いものがありますね。あの熱気を若いファンに見せたいと榊原信行CEOは言ってだけど、単純に私もあの景色を久しぶりに見たい!

未来×平本。ぶっちゃけ最強やタイトル戦線からは外れていますが、ファンの求心力は抜群。格闘インフルエンサーの頂上決戦と言うべきか。

本来は昨年4月に未来が牛久に勝って、平本が斎藤裕に勝っていれば、その流れで試合が組めればベターだったのでしょうが、平本は斎藤に敗れ、その後朝倉はケラモフとYA-MANに連敗。絶好のタイミングかと言えば決してそううではないですが、たまアリを埋める爆発力を持っているキラーカードだけに、事前にどれだけ盛り上げる事が出来るか。試合まで大切に持っていってほしい。
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BELLATOR K-1 o PFL RIZIN UFC YA-MAN YouTube ボクシング ライカ 堀口恭司 安保瑠輝也 朝倉海 榊原信行 海外 皇治 芦澤竜誠

【RIZIN】Bellator、PFL、KSW、BKFC 海外大会と交流を促進!


昨日開催されたRIZIN LANDMARK 8 in SAGA。大会後の記者会見でRIZIN榊原信行CEOが記者会見に応じてBellator、PFL、KSW、BKFCなど海外プロモーションとの交流について語りました。

「矢地選手は外国勢との戦いを本人も望んでいることも含めて、矢地選手なんかが海外の団体で積極的に戦う機会を交渉して作っていけたらいいかなというふうに感じた次第です」

「今年RIZINとすると海外のプロモーションとの競業というのが、Bellator、PFL、KSW、BKFCをはじめあらゆる団体との接点をですね、RIZINとしてフェデレーション構想のひとつの在り方として選手の交流をしていきたいという中で考えています」

矢地が各大会の外国人選手と渡り合う事が出来るかは別にして、各大会と連携を深めて選手を確保する、ストーリーを展開するのはアリでしょう。べラトールがPFLと対抗戦をスタートさせ、堀口恭司、朝倉海がUFCに参戦するとなると、RIZINに新たな軸が必要になるのは確実。それを模索するために海外プロモーションとの連携は妙案かもしれません。

中でも直近で榊原CEOが大会を視察したBKFCとの絡みはちょっと楽しみ。素手のボクシングというルールは他の大会とも一線を画しており、新しいうねりを作るという意味では一番波及効果が大きいのではないでしょうか。

皇治、芦澤竜誠、安保瑠輝也などK-1から移籍してきたストライカーはうってつけ。特にYA-MANあたりが素手で殴り合ったらさぞかし迫力がありそう。日本で素手の殴り合いが受け入れられるかは大いに疑問ですが、一度でいいから見てみたい。さて、2024年RIZINのフェデレーション戦略はどこに向かうか。注目です。
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三浦孝太 またRIZINで試合がしたい次は絶対勝つ YA-MAN 皇治に2連敗【RIZIN.45】

YA-MAN、皇治に敗れRIZIN2連敗となった三浦孝太。

▼【番組】RIZIN CONFESSIONS 142/元動画

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【Special】J-MMA2023─2024、鈴木千裕「僕が突き抜ければ、日本のRIZINが世界のRIZINになる」

【写真】とにかく外連味のない返答が連続しました(C)MANABU TAKASHIMA

2024年も早くも1カ月が過ぎようというなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、こらからの1年について話してもらった。
Text by Nakamura Takumi

J-MMA2023-2024、第十八弾はRIZINフェザー級チャンピオン鈴木千裕に話を訊いた。

クレベル・コイケ戦の一本負け→ノーコンテスト後、スクランブル出場の154ポンド契約体重戦でパトリシオ・フレイレをKOして世界を驚かせ、ヴガール・ケラモフを下からのパウンドで倒し世の中を震撼させたRIZINフェザー級チャンピオンは、徹底して本物に拘り、世間を騒がせる平本蓮をぶった斬った。そして──これからも二刀流で世界を構築することを高らかに宣言した。

■2023年鈴木千裕戦績

6月24日 RIZIN43
──1R2分59秒 by 腕十字 クレベル・コイケ(ブラジル)
※クレベルの体重超過により、ノーコンテストに

7月30日 Super RIZIN01
○ 1R2分32秒by KO パトリシオ・フレイレ(ブラジル)

11月4日 RIZIN LANDMARK07
○1R1分28秒by KO ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)


──最初にお伺いしたいことは、12月10日の渋谷での会見です。アレを視た千裕選手が激高していると、実は山口(元気)会長から電話を頂いて……。「もうRIZINには出たくない」まで言っていたとか。

「あぁ……あの時は、ですね(笑)。僕のなかで大晦日って1年の締めくくりだと思ってきたんです。明確なリーグ戦ではないけど、この1年間に結果を残して……一番優秀な結果を残してきた人間のステージだと。アレを視るとそうじゃなくなっていたので、なんか方向性が変わったのかなって。『俺、こんなの出たくない』って思っちゃったんですよね。でも僕以外でも皆、思っているはずですよ」

──その大晦日、5月6日(※後に4月29日に変更)に金原正徳選手の挑戦を受けることが発表されました。

「ハイ。結果を残したヤツが出られるのが、大晦日だと勝手に僕が思っていただけで。そうじゃなくても大晦日の大会に出られるもんなんだと。それは、それで良いです。そっちの枠はそっちの枠で盛り上げてもらって、本物枠がちゃんとあった。本物枠で僕は頑張れば良い。そっちの枠がないと、そっちの層には見られない。本物枠がないと、こっちの層が見なくなる。そういうバランスの上で、大晦日は成り立っている。

あの時は腹が立ちましたけど、僕らがやっている格闘技は結果が出る。本物しか残らないですからね。だから本物枠でない奴が、本物に突っかかって来るなら──もう、殴るしかない(笑)。僕が思う本物じゃない格闘家とは、100回やったら100回勝てるって思いますね」

──その千裕選手が本物でないとした選手が、ここでMMAに本気になってくれるのか。

「皆、それで勝つ人は勝ちますし。不思議なことに口で盛り上げても、試合内容は面白くない。もう答えは出ています。だから、俺がRIZINを世界にすれば良い。本物じゃないヤツらが入ってこられない、強い外国人を日本に呼んで戦う、そうなっていけば良いと思っています」

──ズバリ、平本蓮✖YA-MAN戦はどのように映ったのでしょうか。

「あれはキックボクシングで(苦笑)。実際に平本はMMAの選手に勝っているわけじゃなくて、キックボクサーに勝っているだけで。だからMMAファイターとは言えないんじゃないですか。MMAファイターは弥益(ドミネーター聡志)さんだけで。弥益さんとの試合は頑張ったと思います。でも、怪物君(鈴木博昭)、YA-MANとの試合はほぼキックボクシングで。荻原(京平)選手、斎藤(裕)選手とMMAの選手には勝てていないわけであって。でも世間は分からないですよね。だから、別に構わないですよ」

──YA-MAN選手はしっかりとMMAの練習をしてきたと思いました。腕を差して、胸を合わせて体を入れ替えるとか。一朝一夕ではできないだろうと。

「あっ、そうッスね。でも、当たり前ですよ。していなかったら、失礼ですよ。それが仕事なのに。そうじゃないのが目立つから、当然のことをやっているだけで、しっかりとやっていると思われる。普通に新人王トーナメントですよ、アマチュアの。皆、言わないだけで心の中ではそう思っていますよ」

──そうですか!! いや平本✖YA-MANはあの距離で一定の時間、打撃戦を続けるという点において、組み技主体の日本のMMAファイターが越えないといけない壁と感じていたので感心して見てしまっていました。

「だって、MMAだから組めば良いわけで」

──組んで倒せない時、あの距離で戦うのが世界ではないですか。両者が外国人選手とあの距離で殴り合えるのか。そういうことを想像していました。

「あの人たちは、組んだら倒せる。それなのにあの距離で打ち合っているだけです。それにパンチ力がないから、怖くない」

──おお、そうなるわけですね!!

「だって一発貰うと倒されるパンチだと、近づけないですもん。でもお互いにパンチ力がないから、あの距離で打ち合っていられる。倒される怖さがないから、打ち合えるだけで。一発で『ヤベェ、殺される』となったら100パーセント、組みに行きますよ」

──去年の今頃、その言葉を聞いても半信半疑だったかもしれないですけど、2024年1月の鈴木千裕が言うと誰も反論できないですね。

「だって一発で殺されるという殺気を持っている相手が目の前にいたら……。例えば片手にメリケンサックをつけた相手と近距離になったら、絶対に組みますよね。どんな素人でも組みますよ。その怖さがないから、打ち合える。僕はその違いだと思いますよ。

クレベル(コイケ)選手とか、絶対に極められるという恐怖があるから皆、組まないじゃないですか。その恐怖心があるから、僕もいけなかった。その逆で、クレベル選手の打撃ができるバージョンだと皆、組みにいく。あの2人は、そういう怖いモノを持っていない。

別にパンチも強くないし、寝技もできないし、レスリングもできない。ならポコポコ打ち合うしかない。そうじゃなくて堀口(恭司)選手と神龍(誠)選手の試合は、組みがあって打撃もできるから面白い試合になる。展開が波打つので。

じゃあ、平本選手とYA-MAN選手の試合が波打っていましたか。打ち合って、ツー。ハイ、終り──だけ。それならキックで良くないですか」

──平本選手はポテンシャルが高いという見方をされますが、その辺はどのように思っていますか。

「ポテンシャルは皆が持っています。別に練習していないわけじゃないし、1日毎に1ミリずつでも強くなっている。だから全員にポテンシャルはあって、彼が特別なわけじゃない。全員にそれは言えることで。でも、それ以外のところが面白いから皆は買っているわけで。実力だけで言ったら、誰も買わないですよ。でもメディアとか、面白いから買っている。それが答えですよ」

──外連味のない返答が続いて、気持ちが良いです。

「いやぁ(笑)」

──千裕選手はSNSをどのように活用しているのですか。

「やりますけど、そんなにやらないですね。やんないなぁ。言い合いとかは、もうやらないです。そのフェーズは終わりました」

──なるほどです。そして金原選手とのタイトル戦が発表されましたが、5カ月先の試合が決まるというのは異例のことかと。

「僕自身はいつ戦うのかっていうことは、特に考えていなくて。その時期で要請されたので、『はい。やりましょう』と」

──この期間、どのように過ごそうと思っていますか。試合があれば、大好きなお金も入ってくるじゃないですか。

「アハハハハ。ハイ。本当は3月にキックの試合をやるつもりでした。3月、5月、6月、8月と試合がしたかったです。試合には出たいですよ。でも、もうそうはいかないので。それにチャンピオンになれば1試合、1試合に価値が生まれます。歴史に残る試合しかしたくないし、以前のようにポン・ポン・ポンと試合をすることは、もうできないんだなと思います。団体のチャンピオンは顔であり、看板です。誰とでも軽々しく戦うのも違うな、と。

だから金原選手との試合まで、もう練習だけですね。3月に入る前まではフィジカルに力を入れて、そこから競技練習を多めにしようと思っています」

──金原選手との試合はこの間にまた話を伺う時が来ると思います。なので今日は2024年の展望として、凄く気が早い話になってしまうのですが──金原選手との試合後は、どのような青写真を描いていますか。

「去年より1ミリでも前に進めればと思っています。チャンピオンになると応援してくれる方が増えます。良い人も、悪い人も増えます。加えて練習がなかなかできなくなる。そういう練習以外のことを如何に必要、不必要と分けることができるか。そこがポイントになってくると思います。

以前、魔裟斗さんと対談をさせてもらった時に、『俺はチャンピオンになって、メディアに出るようなると少し練習をしなくなった。ベルトを取られて、もう一度やり直そうとそういうことを止めて、練習をやりなおしてチャンピオンに返り咲いた』と言われていて」

──ハイ。

「そういう先人の言葉も聞かせてもらっています。僕も分かるんです、テレビに出たりメディアで露出している方が練習より楽しいです。だからこそ、練習をしないといけない。練習に軸を置いた生活をしないと。芸能人じゃなくて、格闘家なので。そこを見失うと、勝てなくなります」

──戦うステージもRIZINのチャンピオンになったので、その座を守っていくということでしょうか。

「そうですね。そこが一番です」

──MMAとキックの両方での活躍というのは、今年も?

「真面目な話、MMAとキックの両方って、皆、やれないですよ。やりたくても、やれない。両方で結果を残すことは、ごく一部の人間にしかできない。それは僕にしかできないと思っているので、そこは楽しもうと思っています。『一本に絞れ』とかいう人がいますけど、『あなた達はキックボクシングの練習をしないんですか?』、『しますよねぇ』、『それで試合に出ちゃいけないの?』って。お前はできなくても、俺はできるから。

ただ、それだけ。何も言うんじゃねぇって。そうやってきたら、結果的にチャンピオンになったわけじゃないですか。誰も文句言わないですよね」

──MMAは絶対的な世界の最高峰が存在していますが、キックは存在していません。キック・ルールの試合でも世界最高峰を目指したいという気持ちはあるのですか。

「そこは……どうなんですかね。今、言われたようにキックには世界最強に関して明確な答えがないじゃないですか。KNOCK OUTのチャンピオンになってもISKAだったり、どこどこのチャンピオンっていう風にチャンピオンがいっぱいる。逆にRIZINはシンプルで、RIZINのチャンピオンになったら日本チャンピオンっていう称号を手に入れることができる。

キックはどこの団体のチャンピオンになっても『K-1とやったら?』、『KNOCK OUTとやったら?』、『どこどことやったら?』って『たら?』がつくんですよ。でもRIZINのチャンピオンになったら日本チャンピオン──で、終わりなんですよ」

──国内の他のプロモーションで戦うとどうなるのか、という論議にならない絶対的な存在ということですね。

「そうなんです。他に競い合うことがない。キックは団体数が多すぎて……それを纏めるのは、僕なりに……KOすることだと。KO勝ちを続けて、『千裕選手、どこにいっても絶対にチャンピオンになるよね。どこにいっても誰も敵わないよね』って言われるようになれば、それが世界一だと思っています。回りを納得させるのが一番。

よく言われるじゃないですか、『ムエタイ・ルールだったら…………』って。でもブアカーオって昔、K-1最強って言われて、ムエタイでも最強って言われた。だから誰も勝てないですよ。でもヒジ有りができない選手が『ヒジ有りだとブアカーオに勝てないけど、K-1ルールだったらぁ』とかいうじゃないですか。そういうことを言わせなくするのが、やっぱりMMAのチャンピオンであり、キックのチャンピオンであること。それが世界一だと僕は思っています」

──千裕選手の言葉を借りると、今はMMAで日本チャンピオン。では世界チャンピオンを目指すことに関して、どのように考えていますか。

「それは自分を世界にすれば良い。今は日本チャンピオンですけど、僕が突き抜ければ『日本に最強がいるぞ』って海外から集まってきますよ。そうなれば日本のRIZINが世界のRIZINになる。現になっているじゃないですか。僕と戦いたいと言っているのはクレベル選手、ウガール・ケラモフ、フアン・アルチュレタ、パトリシオ・フレイレ。全員、外国人選手なので、勝手に世界に変わりつつある。KNOCK OUTもそうですよ、外国人選手が入ってきている。

だからKNOCK OUTもRIZINも世界になりつつあるんですよ。僕のなかで、僕は世界との戦いになっているんで。だから、それで良いんですよ」

──押忍。ところで、KNOCK OUT UNLIMITEDルールというのがあるのですが……。

「ハイ、知っています(笑)」

──ストライカーがMMAに転じる前にワンクッションを置くルールであると同時に、全局面の打撃が見られるルールをどのように思われていますか。

「凄く良いです。危険なところもあるし、皆が見たいところが凝縮されているというか。組んでアタックはできるけど、寝技の攻防がない。一般の人が見ても、面白いと思える究極の形なのかなって感じはしますよね」

──6月大会で2000万積めば、千裕選手の出場があるかも──と呟いている人の姿を見かけました(笑)。

「3000万でーす。アハハハハハ」

──ハハハハハ。今日はありがとうございました。また金原戦について話をお伺いに来ますので、宜しくお願いします。

「ハイ。また、お願いします!!」


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【Special】J-MMA2023─2024、平本蓮「僕は喧嘩四つの“幅”が好き。自分のMMAの勝ち筋が見えてきた」

【写真】取材相手や場面によって様々な顔を見せる平本。MMAPLANETではとことん格闘技オタクとして語ってもらった。(C)TAKUMI NAKAMURA

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Takumi Nakamura

J-MMA2023-2024、第八弾は平本蓮に話を訊いた。2023年の戦績は1勝1敗に終わった平本だが、試合内容を見ればサウスポーへの開眼をはじめ、自身の打撃力を活かしたMMAの戦い方を確立した1年になった。平本だからこそ見えるMMAにおける打撃の世界観をお届けしよう。

■2023年平本蓮戦績
4月29日 RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI
×1-2 斎藤裕(日本)

12月31日 RIZIN.45
○3-0 YA-MAN(日本)


――大晦日のYA-MAN戦、おつかれさまでした。試合から10日経ちましたが、映像映像などはチェックしましたか。

「はい。試合直後にもそんなに攻撃をもらってないのは分かっていたんですけど、映像を見返しても全然もらってなかったですね。あれだけ近い距離で打ち合っても、自分の打撃の能力だったらもらわないんだなって思いました」

――かなり打ち合っているように見えましたが、クリーンヒットはなかったわけですね。

「もちろん自分の動きが止まっていて、相手のパンチが直撃すればダメージがありますけど、ボクシング的な避け方っていうんですかね。身体全体を使ってパンチを流す技術はMMAグローブでもできるなと思って。YA-MAN戦が決まるまで、ずっとボクシングの練習を強化してたんですけど、それがいい具合にハマりましたね。やっぱりMMAの練習をやると、どうしても純粋な打撃の技術は下手になっちゃうんで、一時期ボクシングをやり込んだのがよかったです」

――今回の取材に向けて斎藤裕戦も見直して、すでにあの試合からサウスポーに構えて距離を取るスタイルになっていましたよね。

「そうなんですよ。僕はサウスポーに構える・相手と喧嘩四つで戦うのが好きで、喧嘩四つになると少し間合いが遠くなるじゃないですか。その“幅”が好きなんですよね。斎藤戦はテイクダウンディフェンスを意識して、腰を重くした構えになってしまって、あれだとテイクダウンはディフェンスできるけど、打撃と連動しづらいんですよ。逆にアップライトで構えると強い打撃を出せる。自分のファイトスタイル的に、ある程度テイクダウンをディフェンスができるようになってきたので、最近はアップライト気味に構えることが多くなりました。実際それでやってみると、変にテイクダウンディフェンスを意識しすぎない方が結果的に距離も上手く使えるし、テイクダウンされにくいんですよね」

――テイクダウンディフェンスを想定した構えになると、自分が受ける前提になってしまいますし、相手にとっては距離を詰める・組みやすくなるのかもしれないですね。MMAは喧嘩四つの方がやりやすいですか。

「僕はもともとサウスポーでも出来るし、いい意味で喧嘩四つはやることが限定されるというか、技の差し合いが複雑じゃないんですよね。もちろん相四つでも全然できるし、それもやれる上で、自分は喧嘩四つが好きです」

――こうして話を聞いているとK-1・キックルールよりもMMAの方が打撃の引き出しを使えるようですね。

「実はそうなんです(笑)。キックは良くも悪くも無視していい攻撃があるけど、MMAだとそういう攻撃でも効かされるリスクがある。MMAはキックよりももらっちゃいけない打撃が多い分、一つの一つの細かいフェイントや駆け引きがキックよりも大事になるんです。そういう部分でMMAの方が自分が持っている打撃のスキルを出せる気がします。あとはなんだかんだでMMAグローブの打撃に慣れてきたことも大きいですね。MMAグローブの打撃のもらい方や逃がし方が分かってきたというか。やっぱりヘッドギアつけて16オンスのグローブでやる打撃の練習はMMAとは全く別競技ですよ。もちろんそういうガチスパーをやるのも必要だけど、怪我のリスクもあるし、ダメージも溜まるし、体力・技術差があると一方的になっちゃう。ああいう練習は強い選手はどんどん強くなるけど、弱い選手が淘汰されていく練習方法なので、僕らの練習ではあまりやらないようにしていますね」

――それはボクシンググローブとMMAグローブをどちらも経験している平本選手だからこそ分かることですね。

「(篠塚)辰樹も僕らとずっとMMAグローブで練習して、キックのディフェンスをMMAグローブでも使えるようにしていたから、それが試合に出てたと思います」

――篠塚選手が試合後のコメントで「MMAグローブの打撃がどんなものかあえて喰らってみた」と言っていたのですが、決してリップサービスではなく、そういう意味もあったんですね。

「そこはホントにあったと思いますよ。実際にMMAグローブのパンチを受けてみて、どんなものかを理解しておくことは大事なんで」

――YA-MAN戦は平本選手のこれまでの取り組みが形になった試合だと思うのですが、ご自身の感覚ではいかがですか。

「それまでは試合中に『どうしよう?どうしよう?』と困ることもあったのが、そういう混乱がなくなりました。MMAの経験を重ねて、自分がこうやって勝つという自分の勝ち筋が見えてきた試合でしたね」

――今お話を聞いていても、2023年は斎藤裕・YA-MANと全くタイプが異なる選手と戦いましたが、平本選手は同じことを継続して練習しているのだなと思います。

「僕もそう思います。YA-MAN戦が決まった時、これから海外の選手とやることを考えたら、近い距離でガンガン打ち合ってくる打撃が強い選手なんてたくさんいるわけじゃないですか。今後そういう相手と対峙したときに落ち着いていられる自信が必要だと思ったから、YA-MAN戦を乗り越えたことは結構デカいんです。あのタイプの相手とやっても、自分にやれることが多いんだなと分かって、そこは後々大きなプラスになるかもしれないです」

――MMAにおけるストライカーの形は色々なタイプがあると思います。パンチ主体でテイクダウンを混ぜるタイプだったり、テイクダウンされないようにアウトボクシングしながら効かせるタイプだったり。キックからMMAに転向する選手はどのタイプを目指すかが重要だと思うのですが、平本選手の場合はどちらかと言えば後者、喧嘩四つに構える・距離を大事に戦うスタイルが一番しっくり来ていますか。

「僕はボクシング主体で前に出るよりも、そっちの方が合っている気がしましたね。コナー・マクレガーみたいに左の蹴りでリードをとって、前手で距離を把握しながら、相手が入ってくるところに左ストレートを合わせる、みたいな。あれはムエタイでいったらゲーオ・ウィラサクレックの戦い方だし、ボクシングでも喧嘩四つの試合を中心に見ていて、それは蹴りも交えたボクシングの技術として見ていますね。さすがに(ガーボンタ・)デービスは真似できないし(笑)。逆にボクシング的に見るポイントは相四つの時のノニト・ドネアの左フックを合わせるタイミングとか、いざとなった時の打ち合う技術です。アレックス・ペレイラもそんな感じじゃないですか。そうやって自分の戦い方やスタイル、試合のシチュエーションに合うものを見ています」

――分かりやすい例えをありがとうございます。平本選手の中にも色んな打撃のスタイルがあって、それを相手や状況に使い分けているということですね。

「ようやく自分の打撃の使い分けが分かってきて、打撃そのものが安定してきた感じはありますよね。あと打撃で両方構えられるからだと思うんですけど、自分からタックルに入る時も右構え・左構え、どちらからでも入れるんですよ。一度、筋力のバランスを測ってもらった時に左右比がほぼ同じという結果が出て、筋力的に右構え・左構えで差がないらしいんです。だから組み技でもどちらが得意というのがないんですよ」

――打撃のスタイルが思わぬところにも影響が出ていたんですね。

「逆にMMAをやるようになってからも野杁正明選手の試合はめっちゃ見ます。野杁選手はK-1の距離ですけど、オーソドックス・サウスポーどちらも構えられるし、使う技や威力も構えに関係なく同じじゃないですか。よく右でも左でも同じように倒せるなと思うし、野杁選手の試合を見ていると、MMAでも活かせる技術がたくさんあります」

――MMAに転向して野杁選手の凄さを再確認したというのは面白いです。

「MMAは時間がかかる競技なんで、今から野杁選手がMMAをやることはないと思うんですけど、仮にMMAをやっても強いと思います。相手の動きに対する反応もいいし、腰も強そうなので」

――またこれも是非聞きたかったのですが、剛毅會、平本選手のチームに大塚隆史選手がいることが大きいのではないかなと。

「ホントそれっす! 大塚さんの存在はデカいっす!」

――以前、剛毅會の練習を見学したときに、大塚選手が岩﨑達也さんとは違うポジションで上手く練習をマネジメントしているなと思ったんです。

「大塚さんは基本的にはレスラーだけど、ストライカーの目線でもMMAを見ているから、大塚さんと話すとめちゃくちゃ面白いんですよね。で、僕らも大塚さんもMMAオタクだから、UFCが終わったあとはみんなでオタクな話をしてます」

――ピュアレスリングではなくレスリングができるMMAコーチというポジションですよね。

「僕も組み技の基礎、エスケープ、ディフェンス…を大塚さんに教わって、今からMMAを始めようと思っている人は大塚さんに教わった方がいいですよ。MMAでやるべきことをしっかり学べるんで。リアルにオススメします(笑)」

――決して宣伝ではなく(笑)。

「今回はチーム力がすごく上がったと思いますね。岩﨑先生と大塚さんがいて、みんなで相手のことを研究して試合に臨む。ATTとかああいう規模ではないけど、チームとして相手を攻略する。そういう形が出来てきたと思います」

――新たにヒジ打ち・首相撲を教えられる梅野源治選手もコーチとして加入して、各ジャンルのスペシャリストがいるなかで、大塚選手のようにそれらをミックスしてMMAに変換できる存在がいるのはバランスがいいと思います。

「だから(芦澤)竜誠くんも絶対強くなると思いますよ。今回は負けちゃいましたけど、練習していて強くなっている姿を僕は近くで見てきたし。竜誠くんはキックの頃から距離とか間合いを大事にするタイプだから、MMAにも向いていて、実際にMMAスパーをやるとパンチをもらっちゃいますからね。あと辰樹もMMAに興味があるみたいなんで、アイツにもMMAやらせようかなと思ってます(笑)」

――さて2024年はいつくらいに試合をしたい、どんな相手と試合をしたいと思っていますか。

「やっぱり朝倉未来とは戦いたいし、それまでに試合をやるんだったらやるし、これから(RIZINと)話していく感じです」

――昔から平本選手は対戦相手や試合の意味を考えて、それがしっくり来た時に戦うスイッチが入るタイプじゃないですか。そういう意味ではスイッチが入る相手や試合が決まるタイミングを待ちたいと思います。

「ですね。ただ次の試合ではもっと強くなった平本蓮になっているので楽しみにしていください!」

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