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【Column】マカオで11年振りにUFCを取材して……何だかんだと、詮無いことを考えてしまった

【写真】本当にすさまじい盛り上がり方だった (C)MMAPLANET

23日(土・現地時間)にマカオのギャラクシー・アリーナで開催されたUFN248:UFN on ESPN+106「Yan vs Figueiredo」。メインのピョートル・ヤン×デイヴィソン・フィゲイレドの激闘に沸き返る1万2000人超の館内をケージサイドから眺めて、「全然違う」と素直に思わされた。
Text by Manabu Takashima

何が違うのか。過去のマカオ大会とは、明らかに別モノだった。UFCが前回マカオでイベントを行ったのは2014年8月23日、もう10年以上も前になる。

ギャラクシー・マカオとアヴェニーダ・シダージ・ノヴァを隔てたザ・ベネチアン・マカオのコタイ・アリーナに7000人強のファンを集めたUFN48のメインは、奇しくも今大会でカラーコメンテーターを務めたマイケル・ビスピンが、カン・リーと相対した一戦だった。

マカオに初めてUFCが進出したのは、その2年前。2012年11月10日のUFC Macao(UFC Fuel TV06)で五味隆典、水垣偉弥、手塚基伸、漆谷康宏、福田力と日本人5選手も出場した。同大会での中国人ファイターの出場はジャン・ティエチュエンの1選手のみ。それでもコタイ・アリーナに8000人のファンを動員し、日本大会と並びアジアで定期的にイベントが行われるという期待が寄せられた。

この後、今はUFCを去ったマーク・フィッシャーを長とするUFCアジアは、TUF Chinaを軸とした中国人選手の育成という命題を挙げ引き続き2 度に渡りコタイ・アリーナ大会を取り行っている。2014年3月のTUF China Finale大会では、そのTUF Chinaウェルター級決勝戦でジャン・リーポン×ワン・サイが組まれ、ジュマビエク・トルスンと3人の中国人ファイターと共に日沖発と徳留一樹が参戦した。

上記にあるUFN48ではTUF Chinaフェザー級決勝ニン・グォンユ×ヤン・ジェンピン、ジャン・リーポンとワン・サイ&ヤン・ジークイと中国人選手は5人に増え、日本人出場選手は安西信昌と佐々木憂流迦の2人だった。

これら過去のマカオ3大会の集客数は6000人から8000人、コタイ・アリーナの一部を使用するスケールでイベントは実施された。3大会連続出場はキム・ドンヒョン。特に中国がフューチャーされるという風ではなく、アジア大会という空気感だったことが思い出される。

あれから10年、UFCにおける中国の存在感は比較にならないほど、重要になっている。

世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリは当然として、男子でもバンタム級のソン・ヤードンやウェルター級のリー・ジンリャンが北米要員として地位を確立。20人に及ぼうかという契約配下選手の多くは、上海PIで最先端のトレーニング環境が与えられ、現地のローカルショーからRoad to UFCという道を経て最高峰に辿り着いている。

フロリダのキルクリフFC、サクラメントのチーム・アルファメールと中国人選手が米国のジムで練習、所属することは何も珍しくなくなった。

今回のマカオ大会には上に名前を挙げた中軸ファイターの出場はなかったが1カ月に 3度から4度、世界のとこかで見られるUFCの日常的なイベントで、中国のファンたちはお祭り騒ぎ状態だった。

UFC300でジャン・ウェイリに挑戦したイェン・シャオナンを始めとする10人の同朋に、1万2000人越えの大観衆は「加油(チャーヨー」と、力いっぱい叫び続けた。特別でなく、ご当地ファンを応援する。そして世界のトップに声援を送るという──熱狂がギャラクシー・アリーナに渦巻いていた。

メディアの数は昨年、一昨年のシンガポール大会とは比較にならないほど多かった。プレスルームもそれだけ巨大だ。ざっと見まわして、中国メディアの数は80を下らなかっただろう。

それだけ投資をした結果といえばそれまでだが、お祭りでなく日常がビジネスになることは、大きい。何よりマカオ大会の熱狂は中国の人々のUFCを見る目が肥え、UFCを楽しめるようUFCが手を尽くしてきたからこその結果だ。

天文学的な額の投資やその勢いを買うだけの経済基盤が、かの国にある。だから時間を掛けることができた。投資を回収できないのであれば事業の見直すことになることも承知し、それだけ費やしてきた。残念ながら、我が国の経済はそのような余裕はない。プロモーターやファイター、ジム関係者、専門メディア、皆がそうだ。いうと一国全自転車操業状態。だから、目の前の利益を追求する必要がある。

複数の日本人ファイターがUFCのメインカードに名を連ね、サッカーのプレミアリーグで活躍したり、MLBでレギュラーを務める選手のような名声を得るにはどうしたら良いのか。そのような日はやってくるのか。

強さを追求しているだけでは食っていけないという言い訳をやめて、格闘技の本質を曲げないでいられるのか。あるいは強さが絶対の価値観を持つMMA界とするために、投機できるビリオンネアーが現れるのを待つのか。ギャラクシー・マカオを闊歩する大陸からやってきた人達を眺めつつ、そんな現実離れした考えしか思い浮かばなかった。

それでも今、日本のMMA界に奇跡的な神風が吹こうとしている。朝倉海のUFC世界フライ級王座挑戦は、特別なことだ。9年振り9カ月振りの日本人のUFC世界王座挑戦が、デビュー戦。彼の日本における影響力の大きさとフライ級の現状が合致した特別な世界王座挑戦に加えて、このチャレンジに化学反応を示す下地が今は少なからずある。

格闘技・冬の時代と呼ばれた頃に、「UFCで戦いたい」と猫も杓子も口にしていたのとは違う──本気で強さを追求することで、選択肢がUFC一択となったファイター達が存在している。平良達郎、中村倫也、鶴屋怜、木下憂朔、風間敏臣、井上魅津希──そんな面子に、Road to UFCと同時開催なんてことがあるなら強さを追求する純度と強度が高まるイベントの実現も可能になるに違ない。

この動きを一過性でなく、恒常性とするには……強さが軸となるマッチメイクをプロモーターが組める仕組みを構築すること。それにはファイターとプロモーターが対等の立場になる環境創りが欠かせない。過去の慣例に縛られない。過去の成功例でなく、今の成功例に目をやること。

近い例でいえば、それこそ朝倉海の大抜擢だ。なぜ、デビュー戦&世界挑戦が現実のモノとなったのか。彼はRIZINが求めることをやり抜き、UFCが求めるモノを追求してきた。その姿勢を学ばずに「RIZINで戦いたい」、「UFCと契約する」と口にしても、正直どうしようもない。

Road to UFCも然りだ。入口に立つことが大切なのは、UFC本大会であってRoad to UFCではないはず。出場を目指してレコードを綺麗にするために、強い相手との対戦を避けるような姿勢では、豪州が加われることが予想される次回大会を勝ち抜くことができるだろうか。

今やコンテンダーシリーズもそうだが、Road to UFCという「勝てば官軍」的なトーナメントで生き残るのは綺麗なレコードは当たり前。それも強い相手を食って、綺麗なレコードである必要がある。

韓国人ファイターだが、ユ・スヨンは昨年12月のNAIZA FCの敗北後に1月にBlack Combatでキム・ミウ戦と戦った。結果はNCだった。この2試合を経てRoad to UFCに出場できなかったかもしれない。

と同時に、この2戦を経験していないと今の強さがなかったかもしれない。要はユ・スヨンはRoad to UFCで戦う権利を得るために、チャレンジをした。

チェ・ドンフンは強いが試合が面白くないという韓国内での評判を、Gladiatorの2戦で払拭した。日本での試合は、現状を変えるために必要だった。

倒せる武器があることを自認し、準決勝まで勝利を最優先とした。そしてファイナルは見事なKO勝ちを飾った。彼もまた昨年12月と今年の2月と日本で戦って、Road to UFC出場権を得ている。

レコードが汚れるリスクを冒して、戦績を積んだうえでRoad to UFCに出場しても勝てないこともある。実際に河名マストや本野美樹はそうだったと言える。だからこ、その姿勢を評価する業界になることが、日本が強くなる第一歩ではないだろうか。

頂きを目指すには、登山口がどこにあるのか。そのルートをしっかりと確認、精査しないと登山はできない。その挑戦が成功例も失敗談も将来に活かすことはできないままで終わる。

根本として、日本を強くするのはプロモーターではない。ジム、そしてファイターだ。それを評価するのがプロモーターの役割で、さらに商売にする才覚が求められる。中継パートナーも同様だろう。ではメディアの役割とは何か……正直、専門メディアの役割など、もうとうになくなったのではないかと思っている。

フォロワーが多いインフルエンサーに、しっかりと格闘技を伝えてもらう方がよほど、Yahooへの転載でPV数を増やしてGoogle広告で生き永らえようとする専門メディアより影響力があるはず。影響力のある有名人や中継局、大手メディアに対して、情報提供でなく知識の共有を目指した記事を書く。それが、実はネット時代になる以前と変わらぬ専門メディアが果たすべき役割だ。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 キック デイヴィソン・フィゲイレド ピョートル・ヤン ボクシング

【UFN248】前に出る・圧力をかける・仕掛け続けるヤンがフィゲイレドとのタフファイトを制す

<バンタム級/5分5R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)

ヤンが左手を前に出した構えでプレッシャーをかける。ヤンがスイッチすると、フィゲイレドは右ミドルを蹴ってシングルレッグに入ると、四つ組みから大内刈りでテイクダウン奪う。ヤンがフィゲイレドの体を足で浮かせると、フィゲイレドはパスガードを狙いながらヤンの頭をがぶる。

フィゲイレドはギロチンのプレッシャーをかけつつ、ヤンの後ろに回り込み、足を入れて四の字クラッチする。ここからフィゲイレドがバックコントロールすると、ヤンも一気に振り向いて正対し、インサイドガードでトップキープする。

ヤンは左手でフィゲイレドの口をふさいで、そのまま左手を滑らせるようにヒジを入れる。さらにヤンは中腰の態勢からヒジを落とし、自分の左側に回ってパスを仕掛ける。フィゲイレドはヤンの左腕にキムラを狙い、ヤンに立ち上がる。スタンドの状態でラウンド終了となった。

2R、ヤンがサウスポーにスイッチして右の関節蹴りと右ハイキック、フィゲイレドもサウスポーに構える。ヤンは右の関節蹴りを繰り返す。ヤンはフィゲイレドがサウスポーに構えると右ミドル。フィゲイレドはヤンの左ミドルを取ってテイクダウンを狙う。

ヤンは右ハイから攻撃をまとめる。フィゲイレドも右ミドルを蹴って。スイッチしながら距離を詰めていく。近距離では互いにヒジを見せ、ヤンが右フックで前に出る。フィゲイレドはスピニングバックキックと右ストレートで前進する。

ここから互いにスイッチを繰り返し、ヤンがサウスポーでワンツーと右フック、左ストレートでプレッシャーをかけ、右前蹴りから左ストレートにつなげる。フィゲイレドもワンツー。ヤンは右ミドルから左のヒジ。フィゲイレドがジャブから右ストレート。ヤンは左ストレートと左ミドル、パンチからの大外刈りでテイクダウンする。

3R、ここもヤンがサウスポーに構えて左ローと右ミドル、フィゲイレドは右ボディを狙う。お互いに細かくスイッチを繰り返して蹴り合う中、フィゲイレドがダブルレッグでテイクダウン。ヤンもすぐに下から足をすくって立ち上がる。

ヤンが左ローを蹴って右アッパーを打ち込むと、フィゲイレドが尻餅をつく。フィゲイレドがが足関節を狙うと、ヤンは足を抜いてインサイドガードでトップキープする。ここからヤンは体を起こして鉄槌を連打。フィゲイレドがケージ際に移動して立とうとするとバックを狙う。

ここはフィゲイレドも足をフックさせずに立ち上がる。サウスポーのヤンは左カーフと右ミドル、組みの展開になるとどちらも譲らず。前に出るヤンに対し、フィゲイレドは右ストレートを返して組みのフェイントを入れる。フィゲイレドはワンツー、左右のミドル。ヤンは距離が詰まるとヒジを振り、左ストレートを効かせると、大外刈りを狙いつつ、左アッパーから右フック、飛びヒザ蹴り、左ストレートと手数を増やす。

4R、オーソドックスの両者。ヤンがサウスポースイッチすると、フィゲイレドは左右の前蹴り。ヤンが左ストレートからグラウンドで上を取ると、フィゲイレドが足関節を狙い、ヤンはすぐに足を抜いて逃げる。フィゲイレドは左ミドル、シングルレッグで組みつくと両差しでヤンをケージに押し込む。ヤンも四つ組みに戻して離れる。

ヤンがじりじりと前に出て左アッパーと左ハイ。これでフィゲイレドの足が止まる。フィゲイレドがもヤンの左の蹴りを取ってバックにつくが、ヤンもすぐに正対する。

さらにヤンは右ハイ、フィゲイレドのパンチをかわして左ストレートを返し、ジャブと右アッパーを当てる。頭を振って入ってくるフィゲイレドに対し、ヤンはジャブと左ヒジ。フィゲイレドは右ボディ、四つで組むがテイクダウンにはつながらない。

逆にヤンは左ストレートと左アッパー、左ヒザ蹴り。右手を伸ばしてダーティボクシングで左アッパーをつきあげる。ここでフィゲイレドの右ストレートでで尻餅をつくが、立ち上がったヤンもすぐに左ストレートを返して右フック、首相撲からヒザ蹴りを突き上げた。

5R、フィゲイレドが右アッパーから左ストレート。ヤンが大外刈りを狙ってきても、すぐにディフェンスする。ヤンも右フックから左ストレート、フィゲイレドは右フック、左のロングフックで前に出る。ヤンはサウスポーから左ミドルを蹴ってシングルレッグに入りつつ、右の顔面前蹴りを蹴り上げる。

フィゲイレドが左ストレートから前に出るとフィゲイレドはバックステップする。フィゲイレドはボディを狙いつつ、ヤンはスピニングバックエルボーを繰り出す。フィゲイレドもスピニングバックフィストを狙うが不発。組みつくヤンが離れ際の左ストレートと右ハイ、フィゲイレドも右ハイを蹴り返してワンツー、右ボディ。

フィゲイレドが打撃で前に出て、ヤンがダブルレッグで組みつくがグラウンドにはいかない。残り30秒、フィゲイレドは右ヒジで踏み込み、ヤンは組みになるとヒザ蹴りと右ミドル、自ら組んでテイクダウンを狙う。ここで試合終了となり、判定はジャッジ3名とも50-45でヤンが勝利を収めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 イェン・シャオナン キック ジャン・ウェイリ タバタ・ヒッチ

【UFN248】左ジャブで寄せつけず、右を当て続けたシャオナンがヒッチをフルマークで下す

【写真】シャオナンが自分の距離を保ち続けた(C)MMAPLANET

<女子ストロー級/5分3R>
イェン・シャオナン(中国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

サウスポーのヒッチに対し、シャオナンが左ジャブを突きながらプレスをかける。右に回るヒッチに右インローと左ミドル。右ストレートを伸ばして、ヒッチにケージを背負わせる。右に回って脱出したヒッチは、シングルレッグに入るも深追いはせず。しかし右ジャブを伸ばしたところに、シャオナンに右を狙われた。ワンツー、右前蹴りを伸ばすシャオナン。さらに右ストレートをボディへ。

シャオナンが右インローでヒッチの足を跳ね上げ、右ストレートで下がらせる。互いに決定打がないなか、ヒッチはヒット自体がない。声を上げながら右ストレート、右サイドキックを見せるシャオナンは、オーソドックスにスイッチしたヒッチに対し、右に回りながら右アッパーのモーションを見せ続けた。

2R、右に回るヒッチを、シャオナンが左ジャブで追う。ワンツーを見せたシャオナンに、組みつこうとしたものの離されてしまうヒッチ。しかし左ハイを放ったシャオナンをボディロックで倒し、バックを狙うがシャオナンが立ち上がった。シャオナンは距離が近くなると右を打ち込む。

ワンツーから左ハイに繋げるシャオナン。距離を詰めて右クロス、中間距離で左フックを見舞う。ヒッチはシャオナンの右ミドルをキャッチできず。手数が少ないヒッチに向けて、シャオナンはマットを指さした。残り30秒でマウスピースを吐き出してしまったシャオナン。再開後、残り10秒でヒッチがボディロックからケージに押し込むも、シャオナンはラウンド終了を待った。

最終回、互いに左ジャブを突き合う。右ストレートから左フックを振るうシャオナン。ヒッチが前に出て来ると右ストレートを合わせる。右ローを連打するシャオナンだが、右ストレートを突き刺したあとも追わない。シャオナンが距離を取ってワンツーを伸ばす。ヒットが強引に距離を詰めて首相撲を狙うも、シャオナンが離れた。左ジャブを突き続け、ヒッチが入ってくると右を合わせていく。右前蹴りでヒッチを下がらせると、一定の距離を保つ。

左ボディ2連打から、自分の距離を守るシャオナンーーこのラウンドは流すのか。ショートのパンチを振り、当てずとも近づけさせない。ヒッチのダブルレッグをスプロールしたシャオナンは、やはり距離を取って左ジャブを突き続ける。ヒッチの左ハイをスウェーでかわしたシャオナンは、左ジャブで距離をつくり、右を打ち込み、残り3秒で右サイドキックを顔面に当てた。

裁定は文句なく、シャオナンがフルマークで勝利。シャオナンは同国人の女子ストロー級世界王者ジャン・ウェイリへのリベンジをアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 ガブリエラ・フェルナンジス キック ワン・ソン

【UFN248】ソンの勢いに押されなかったフェルナンジス、左ハイ・ストレートを効かせてRNCで一本勝ち

<女子フライ級/5分3R>
ガブリエラ・フェルナンジス(ブラジル)
Def.2R3分49秒 by RNC
ワン・ソン(中国)

サウスポーのフェルナンジスに対し、ソンが右のフェイントを見せながら前に出ていく。ソンは下がるフェルナンジスに右ミドル・前蹴りを蹴りつつ、フェルナンジスの左ミドルをスウェーでかわして右ボディストレート、ワンツーからパンチをまとめる。距離が離れるとソンが右の前蹴り、フェルナンジスは右フックを返す。ソンは右のパンチをボディに振って、顔面への右ストレートにつなげる。

フェルナンジスも左ストレートを返すが、ソンが細かいフェイントで前に出て左のサイドキック、距離を詰めて右ボディから右ストレートを打ち込む。組みつくフェルナンジスだが、ソンはテイクダウンを許さない。試合がスタンドに戻ると、ソンがジャブから右ボディ。フェルナンジスもワンツーを返し、左ストレートを伸ばす。フェルナンジスは左ストレートから組みつき、離れたソンが右ミドルと右ストレート。終了間際にソンが左のサイドキックをボディと顔面に蹴った。

2R、ソンが細かいジャブから右ボディと右ミドル。攻撃のテンポを上げるソンがジャブとボディを混ぜたパンチで手数を増やすと、フェルナンジスもしっかりブロックして左ストレートを返す。ソンは右ミドルとインロー、フェルナンジスはソンがパンチ出てくると左ミドルを返す。ソンは右ストレートから左フック、ボディまでパンチを散らす。

フェルナンジスは左ストレートから組みも見せつつ、ソンのパンチにも下がらず前に出る。フェルナンジスが左ボディストレートを振って左ハイキック。これでソンが前方に倒れるが、すぐに立ち上がる。そこにフェルナンジスが左ストレートで追撃するとソンがダウン。何とか立ち上がろうとするソンだったが、フェルナンジスはすぐにバックに回り込んでRNCへ。最後はフェルナンジスがバックマウントから絞め続け、レフェリーが試合をストップした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 カーロス・アルバーグ キック ボクシング

【UFN248】連続フィニッシュはストップも、アルバーグがオズデミアを左&スウェーで捌ききる

【写真】アタックだけでなくアウトボクシングもできるアルバーグ(C)MMAPLANET

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
Def.3-0:30-27.300-27.29028.
ヴォルカン・オズデミア(スイス)

オズデミアが距離を詰めて右カーフを蹴る。アルバーグは右前蹴りから、左ジャブを突いてバックステップを踏む。距離をつくって左右に回るアルバーグ。高くガードを構えたオズデミアは右ローを連打。左ジャブを突いたところに、アルバーグに右を合わされた。しかしアルバーグも左ハイを放った際に軸足を払われてしまう。打ち合いではアルバーグの左フックが、オズデミアの顔面を捉えた。そのオズデミアの顔面は赤みが目立つように。

互いに左ジャブ、右ローを蹴るなか、一瞬オズデミアが組んだがアルバーグが離れた。アルバーグの右カーフに、オズデミアが左フックを合わせる。アルバーグにケージを背負わせたオズデミア。アルバーグもすぐに脱出するが、右カーフを受けてサウスポーにスイッチする場面も。ショートレンジの打ち合いから、ケージを背負ったアルバーグが左フックを当てる。オズデミアが左ジャブ、左ボディ、右ローをヒットさせるも、アルバーグもボディ攻撃で下がらせた。ラウンド終了間際にオズデミアが右ハイを繰り出した。

2R、オズデミアが右ローを蹴り続ける。アルバーグも右カーフ、右関節蹴りを当てた。オズデミアの右をスウェーでかわしながら左に回るアルバーグ。互いにロー&カーフを蹴り合うなか、アルバーグはケージを背負うも左フックを当てて左に回る。さらにアルバーグが回転の速い細かいパンチを見舞う。

カーフを受けながらもボディブローを返すアルバーグに対し、オズデミアも右スピニングバックフィストを見せる。しかしオズデミアは、捌きながらパンチを当てていくアルバーグを捕まえきれない。オズデミアの右ローに、アルバーグが右ストレートを合わせた。左フック&スウェーで捌くアルバーグは、オズデミアの右スピニングバックフィストをかわしてパンチを当て続けた。

最終回、オズデミアが左ジャブを突いてアルバーグにケージを背負わせる。回るアルバーグを右ストレートで攻め立てるオズデミア。オズデミアのシングルレッグをスプロールしたアルバーグは、ガードの上から右フックでフラつかせる。ケージ中央でオズデミアが左右のパンチをボディに伸ばした。

アルバーグの足は止まらないものの、右ストレートをかわして左フックを顔面に打ち込む。アルバーグも打ち下ろしの右でオズデミアの動きを止める。互いに単発の攻撃が続くなか、オズデミアがニータップで組むも、アルバーグがスプロールした。アルバーグはバランスを崩しながら左ハイを繰り出す。オズデミアも右スピニングバックキックを見せたが、これはかわされた。

裁定はアルバーグのユナニマス判定勝ち。連続フィニッシュは5でストップも、アルバーグはこれでオクタゴン7連勝に。ランキング10位のアルバーグが、8位のオズデミアを下したことでベルトに一歩近づいたか。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 キック チィルイイースー・バールガン ユ・スヨン

【UFN248】TD&グラウンドだけでなくコンパクトな打撃で試合を支配。ユ・スヨンがRTUバンタム級優勝

<Road to UFCバンタム級決勝/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
チィルイイースー・バールガン(中国)

スヨンが左ハイ、バールガンは細かいステップからジャブを突いてワンツーで飛び込む。さらにバールガンはスピニングバックキックを見せる。スヨンはテイクダウンのフェイントから左フック、バールガンのステップインに右ストレートを合わせる。バールガンが変わらず右ストレートで飛び込むと、スヨンはバールガンのジャブにシングルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

スヨンはバールガンの右足を超えてハーフガードでトップキープし、バールガンは左腕を差し上げてガードに戻す。バールガンはスヨンの身体を足で浮かしてポジションを返そうとするが、スヨンもそのまま足をまたいでマウントを狙う。

バールガンも足を戻して起き上がろうとするが、スヨンはがぶってコントロール。バールガンが腰を上げるとヒザ蹴りを入れ、四つになるとスヨンが足払いでテイクダウンしてサイドポジションを取る。必死に動くバールガンだったが、スヨンは逆サイドに回り込んでマウントへ。ヒジを落としつつ、鉄槌を連打してラウンドを終えた。

2R、ジャブを差しあう両者。バールガンはジャブをボディに振り、スヨンは右ストレートを打ち下ろす。スヨンはジャブから右アッパー、右フックをかぶせて左の返し、右ストレートで前に出る。スヨンはバールガンのミドルに左フックを返し、右カーフ、左フック、シングルレッグも見せる。

やや手が出なくなったバールガン。スヨンは右カーフを当て、バールガンの右ストレートを空振りさせて、コンパクトな右ストレートを当てる。さらにスヨンは左ミドル、ジャブを振ってから右カーフ、右ストレート、左フックから右アッパーと手数を増やす。バールガンはジャブで前に出るが、スヨンはバールガンの前足にローを集めてシングルレッグへ。

これは深く組めなかったスヨンだが、バールガンのスピニングバックフィストを空振りさせて転倒させると、すぐにがぶってコントロールする。そのままバールガンがグラウンドで下になり、スヨンがトップキープして2R終了のホーンを聞いた。

3R、バールガンが前に出るとスヨンは左ハイ、サークリングしながら右カーフと左ミドルを蹴る。スヨンはスイッチも入れつつ、テイクダウンのフェイントも見せる。バールガンは距離を詰めてフックを見せるが当たらない。さらにバールガンはスイッチも見せるが、スヨンは足を使って距離を取り、左ミドルをヒットさせて右ストレートを繰り出す。

スヨンが上下のフェイントからジャブと左ミドル、前に出るバールガンに右ストレートを当てる。スヨンはバールガンのパンチに合わせて組み付きつつ、右アッパーから左フック、バールガンの攻撃を空振りさせつつ、ニータップを見せる。

残り1分を切るとバールガンがさらに前に出るが攻撃が出ない。残り20秒でバールガンがダブルレッグでテイクダウンするが、スヨンがガードポジションで試合終了を待つ。持ち前のテイクダウンだけでなく、コンパクトな打撃でも試合を支配したスヨンが判定勝利でRoad to UFCバンタム級で優勝を果たした。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 キル・シン・サホタ チェ・ドンフン ボクシング

【UFN248】決勝で強烈なKO勝ち。RTU2024フライ級ウィナーは、サホタを右で沈めたチェ・ドンフン

【写真】チェ・ドンフンが完璧な一撃でUFC本戦契約をゲット!(C)MMAPLANET

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
Def.1R2分36秒 by KO
キル・シン・サホタ(英国)

チェ・ドンフンが右に回る。サホタが左ジャブを突きながら、プレスをかける。右スピニングバックを見せたサホタに対し、チェ・ドンフンが右カーフを蹴った。前後に大きくステップするチェ・ドンフン。ともにクリーンヒットはなく、場内からブーイングが飛ぶ。チェ・ドンフンがサホタの右ローをキャッチに行くも捕まえられず。しかし至近距離でチェ・ドンフンが右ショート、首相撲からダーティボクシングを見せる。

離れたチェ・ドンフンは、距離を詰めてくるサホタに右クロスを見舞う。左縦ヒジを見せるサホタ。しかしチェ・ドンフンが一度距離を取り、至近距離で右から返しの左フックを当てると、サホタの動きが止まる。そのサホタのアゴに頭を下げながら右を叩き込み、チェ・ドンフンがKO勝ちを収めた。

RTU優勝でUFCとの契約を勝ち取ったチェ・ドンフンは歓喜の雄たけび、腰振りダンス、そして側転を見せた。


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45 AB ACA F1 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN248 キック シー・ミン フン・シャオカン

【UFN248】1・2R劣勢のミンが最終回に右ハイキック一撃でシャオカンをKO。RTU女子ストロー級を制す

<Road to UFC女子ストロー級決勝/5分3R>
シー・ミン(中国)
Def.3R0分46秒 by KO
フン・シャオカン(中国)

リーチで勝る長身のシャオカンがサウスポーで懐を深く構える。ミンが右ミドルを蹴ると、シャオカンが右のアウトローを蹴る。ミンが右ミドルを蹴ると、シャオカンは左ストレートを伸ばし、ミンの前足に左右のローを集める。ミンはパンチから右ミドルや関節蹴り、シャオカンはミンの蹴りをバックステップでかわして左ストレートを返す。

ミンも前に出て右ミドルを蹴るが、すぐにシャオカンがインローを当てる。ミンは右ストレートで踏み込んで左ロー、シャオカンは左ストレートを細かく当て、そこから右フックを狙う。ミンはシャオカンの前足をキャッチすると、そのままシャオカンをケージに押し込んでテイクダウンする。ここでシャオカンがきれいにフックスイープを決めてマウントへ。ヒジを入れながら足をフックしてバックにつき、ミンが足を外そうとすると無理にキープせずに立ち上がる。

試合がスタンドに戻り、ミンがすぐに組みつくと、シャオカンがボディにヒザ蹴りを突き差す。距離が離れてミドルを蹴り合うと、シャオカンは距離が詰まると再びボディにヒザ蹴りを突き差す。シャオカンはインローから左ストレート、ミンの右ハイをブロックしてシャオカンがすぐに左ストレートを打ち返す。

2R、シャオカンは左ストレート・蹴りのフェイントを見せ、ミンは細かいパンチからアウトローを蹴る。シャオカンはインローとワンツーで距離をキープし、ミンが右ミドルを蹴ると、ブロックしてすぐに左ストレートを返す。シャオカンは単発の左ストレート、右フックから左ストレート、インローを当てる。ミンもパンチから組みつこうとするが、シャオカンはそこに右フックを返し、組みつくミンを突き放す。

距離が離れるとシャオカンは左ストレートと左ミドル、サークリングしながらローを当てる。ミンはジャブや関節蹴りを見せるが距離が遠い。シャオカンは変わらず左ストレートと左ローを当て、ミンの前進をバックステップでかわす。さらにシャオカンはミンの蹴りをキャッチして左ストレート。ミンに組みつかれてもケージに体を預けてテイクダウンを許さない。

3R、ミンが右の蹴りから左フックを強振する。距離を取ったシャオカンは右手を伸ばしつつ左ストレート、ミンは右ミドルを返す。そしてミンが身体を沈めるフェイントから右ハイキックを一閃。これがシャオカンの顔面にクリーンヒットし、そのままシャオカンが後方に倒れて失神。劣勢だったミンが見事な一撃でシャオカンを沈め、Road to UFC女子ストロー級を制した。シャオカンはしばらく動くことが出来ず、ストレッチャーでケージを後にした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 カーロス・ヘルナンデス ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル

【UFN248】ニャムジャルガルはパンチで倒すもポジションを奪いきれず。ヘルナンデスが判定勝ちで連敗脱出

【写真】1Rは最後にポジションを取ったヘルナンデスだったか――(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ニャムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

ヘルナンデスがガードを固めて距離を詰める。右を伸ばしたヘルナンデスに対し、ニャムが右ローで足を止めにかかる。ヘルナンデスがボディロックからドライブしたが、ニャムはケージから離れた。パンチからロングレンジの蹴りに繋げるニャムだが、右目付近の出血を気にしている。組みに来たヘルナンデスの首を左腕で抱えて引き込んだニャム。ヘルナンデスは手首を押さえて首を抜いた。ヘルナンデスがパスを狙うと、ニャムがバックを見せる。ヘルナンデスはバックマウントへ。RNCを狙うも極まらず。半身になったニャムはケージ際まで移動し、ブリッジで体勢を入れ替えた。

両者スタンドで戻り、ニャムがケージを背負わせて右を振るう。左右に回るヘルナンデスに右ローを当てるニャム。観客からブーイングが聞こえると、ヘルナンデスはワンツーを伸ばした。頭を振るヘルナンデスが中に入るも、ニャムが左ヒジを繰り出す。ヘルナンデスの右がニャムのアゴを捉えた。しかしニャムはニータップからヘルナンデスの左足を抱え上げ、右足を払う。ヘルナンデスは倒れず、逆にニータップを狙うが、これを払ったニャムの左がクリーンヒットして倒れた。ニャムはバックマウントへ。ヘルナンデスが切り返すと、ニャムがうつ伏せになりながら腕十字を狙う。ヘルナンデスも腕を抜いてサイドからバックマウントを狙って初回を終えた。

2R、ヘルナンデスが頭を振って左を突く。ニャムの右をかわしたヘルナンデスが組みつくも、ニャムが投げた。これを防いだヘルナンデスは、スイッチしながら距離を取って右カーフを蹴る。一気に距離を詰めたニャムの左足がヘルナンデスの下腹部をとらえ、休憩が与えられる。再開後、左の突き合いからニャムが左フックを振るう。左右に回るヘルナンデスの顔面に、ニャムの右が突き刺さった。ヘルナンデスも左フック、ワンツーを当てる。

ニャムの左フックをかわしたヘルナンデスが組みつき、両腕を差し上げてケージへ。ニャムが引き込むようにグラウンドへ。ハーフガードで守るニャムは、ケージウォークから反転して起き上がる。しかし正対したニャムを、ヘルナンデスがボディロックで倒す。再びハーフで守るニャムがバックを見せて立ち上がった。ヘルナンデスはバックコントロールで潰し、バックマウントを奪う。ニャムはヘルナンデスを前に振り落とす。ヘルナンデスは背中を着けたままラウンド終了のホーンを待った。

最終回、ニャムが距離を詰める。左右にステップを踏むヘルナンデスに右を伸ばすも当たらず。左ジャブを突くニャムに対し、ヘルナンデスはニータップを狙った。1、2Rを取ったと判断して捌くつもりか――ヘルナンデスはジャブから距離を取り続ける。打っては下がるヘルナンデス。完全なパンチを当てには来ない。ニャムが距離を詰めると、ヘルナンデスはインローで前進を阻む。ケージを背負ったヘルナンデスは、クリンチからケージ際を脱した。

パンチを振るい合う両者、ニャムがパンチを上下に打ち分ける。ヘルナンデスがニータップで組もうとしたところを、ニャムは首相撲で抱えようとしたが、ヘルナンデスが下がって離れた。ニャムの右をかわしたヘルナンデスが組みつくも、無理なテイクダウンには行かない。ヘルナンデスはサークリングしながら左右の蹴りを散らす。残り15秒でニャムの右がヘルナンデスの顔面を直撃。ニャムが追撃を狙うとヘルナンデスが倒れた。トップに回ろうとしたニャムからバックを奪ったヘルナンデスは、テイクダウンしきれずに試合を終えた。

2Rはヘルナンデス、3Rはニャムジャルガルか。攻め合った初回をどう取るか――裁定はスプリットでヘルナンデスが勝利した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN248 クァン・リー シャオ・ロン

【UFN248】打ち合いで口から大出血も、シャオ・ロンが最終回に右ストレートでクァン・リーを沈める

【写真】ちょっと怖いぐらいの大興奮だったシャオ・ロン(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
Def.3R1分28秒 by KO
クァン・リー(ベトナム)

開始早々、ロンが距離を詰める。ガードを高く構え、左ジャブを上下に突く。さらに右カーフを当てたロンに対し、リーがワンツーから左フックを顔面に叩き込んだ。右アッパーを織り交ぜたコンビネーションを放つリー。ロンの右に対し、インサイドから左フック、右ストレートまで繋げる。リーのパンチをもらってバランスを崩すロン。リーは左ミドルで下がらせる。互いにワンツーをかわしながらも、最後にリーのパンチが当たる。

ロンが左ジャブを突き、右ローを当てる。リーもインから右ショートを突き刺していく。ロンはリーの右をかわしながら足を滑らせてしまう。リーの左ミドルが突き刺さり、距離を詰めてくるロンに左フックを浴びせる。残り1分でロンがリーの左ミドルをキャッチしたものの、テイクダウンには至らず。四つから右ヒジを連打していくロン。リーは左ジャブで顔面を跳ね上げたが、ロンも右クロスでリーを下がらせる。左ジャブ、右ストレートの打ち合いから、ロンが手招きして打ち合いを展開した。

2R、ロンが跳びヒザを見せるも、着地の際に足を滑らせた。左ジャブを上下に散らすロンが、右カーフを当てた。リーが中に入ってくるところに右を被せる。リーの左ジャブもヒット。しかしロンの右がリーの顔面を捉える数が多くなっている。打ち合いから右ローを見せるロンが、左ミドル、右クロスも当てる。サウスポーにスイッチしたあと、オーソドックスに戻したロンが右を伸ばす。打ち合いからテイクダウンを狙ったか、ロンがヒザを着く。しかしすぐに立ち上がり、右をリーの顔面に入れていく。何度もマットを指さして打ち合いに誘うロンだが、自身は口から出血が見られる。ロンはリーの左ミドルをキャッチするも倒せず。

これは打撃戦への振りか。ところがリーが飛び込み、テイクダウンからバックに回った。すぐに立ち上がったロンがバックへ。ここはリーが正対して離れる。再び打ち合いに戻った両者は、やは疲労が見られるなか、ロンが距離を詰めて右ヒジを見せる。リーの左ジャブに右を被せるロンが、残り10秒から連打でリーをケージに詰めた。

最終回、ロンが飛び出して左ハイ、右ストレートから組みつく。離れたリーに、声を出しながらヒジとパンチを放っていくロン。スクランブルからスタンドに戻った両者だが、ロンの左フックがリーの顔面を捉える。さらに右ヒザを突き上げたロンは、左ミドルを放って足を滑らせたリーが体勢を戻すと、右ストレートでダウンを奪う。仰向けに倒れたリーに追撃の鉄槌を浴びせると、レフェリーが試合をストップした。


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