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45 MMA MMAPLANET o Report UFC UFN ESPN+106 UFN247 カルロス・プラチス ニール・マグニー ブログ

【UFN247】勢いに乗るプラチスが左ストレートでマグニーを撃破。UFCデビューから4連続KO勝利

<ウェルター級/5分5R>
カルロス・プラチス(ブラジル)
Def.1R4分50秒by KO
ニール・マグニー(米国)

サウスポーのプラチスに対し、マグニーはアウトローを蹴って前後左右にステップする。マグニーは右ストレートを見せてプラチスの右足にシングルレッグに入る。ここでプラチスがテイクダウンすると、プラチスはトップキープしてパンチを落とし、立ち上がって離れる。

試合がスタンドに戻ると、プラチスがインロー。マグニーが左フックから右ストレート、左フックから組むと足をかけて崩しつつ、プラチスをケージに押し込む。ここでマグニーはプラチスの左足にシングルレッグに入り、その足を持ち上げてテイクダウンしようとするが、プラチスはケージを背にして倒れない。

距離を取ったプラチスは左ストレートを伸ばし、マグニーがダブルレッグに入っても深く組ませない。プラチスはインローと左ストレート、右フックを当てるとマグニーが倒れてガードを取るが、プラチスは立たせる。試合がスタンドに戻るとプラチスが左ハイと右フック、左ストレートと手数を増やす。

マグニーが飛びヒザ蹴りら組み付こうとすると、プラチスは距離を取る。前に出るプラチスに対し、シングルに入るマグニーだがクリンチが浅い。ならばとマグニーは左フックから組んで背中を見せつつキムラロック、スピニングバックフィストを狙うがこれも当たらない。

逆にプラチスはすぐに打撃でプレッシャーをかけ、マグニーをケージに詰めると左ストレートを一閃。これがマグニーのテンプルをかするように当たり、マグニーが前のめりに倒れて試合終了。プラチスがUFCデビューから4連続KO勝利を収める形となった。


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45 MMA MMAPLANET o ONE UAEW UFC UFN UFN247 ジェラルド・マーシャート

【UFN247】独特な流れの組み技MMAで、元ONE二冠のデリダーがマーシャートを肩固め葬。UFC初陣飾る

<ミドル級/5分3R>
ライニエ・デリダー(オランダ)
Def.3R1分44秒by 肩固め
ジェラルド・マーシャート(米国)

ONE二階級制覇を経験し、UAEW経由でUFCに打取りついたデリダーが、オクタゴン初陣に挑む。前蹴りを繰り出すデリダーに対し、マーシャートが左を伸ばす。さらに左から右のコンビを決めるとデリダーがケージに詰まる。マーシャートは間を取り直し、デリダーがシングルレッグを決める。スクランブルでバックに回ろうとして、落とされたデリダーは左ボディショット、右ストレートを被弾する。

パンチが見えていないか、テイクダウンに入るタイミングも甘いデリダーは組みの展開に持ち込めない。ここからジャブを多用するようになったデリダーだが、近い距離で左を打たれる。ジャブにカウンターを合わされるなど、スタンドで劣勢のデリダーが残り90秒で2度目のテイクダウンを決めるが、。すぐにマーシャートが立ち上がる。

続くテイクダウンも切ったマーシャートが、組もうとするデリダーに右エルボーを入れる。と、デリダーが左をクリーンヒットさせると、クリンチで右エルボーを当てる。続くコンビから左でダウンを奪ったデリダーが初回を逆転でリードした。

2R、早々に圧を掛けるマーシャートに対し、デリダーはジャブを伸ばす。組んで小外刈りを決めたデリダーはハーフで抑え、ダースの機会を伺いつつパンチを落とす。スクランブルでダース狙いを防いだマーシャートがパンチを纏め、デリダーが焦って繰り出した払い腰をすかす。そのままトップを取ったマーシャートは、腕十字狙いを察知して体を起こす。

担がれそうになり、足をきかせていくデリダーは立ち上がったマーシャートを即ボディロックテイクダウンで倒し上に。パス狙いにマーシャートがカウンターの十字狙い。これも極まらず、首を取りいったデリダーはすっぽ抜けて下に。的確な表現ではないかもしれないが、フィジカル重視でないMMAグラップリングが展開された。

最終回、デリダーが前蹴り、マーシャートが前に出てクリンチへ。マーシャートは蹴手繰りを見せ、さらにテイクダウンを狙う。と、デリダーは小外投げを決め、パス狙いに対し、シングルで起き上ってきたマーシャートの首を狙う。外したマーシャートは、続くシングル狙いでバックを許しそうになると背中をつける。マウントから肩固めをセットしたデリダーがタップを奪った。

最近のUFCにないスローな展開ながら、一本勝ちデビューのデリダーは「来週、MSGで戦う。コールしてくれ、きっと酔っぱらていると思うけど」とダッチ・ジョークで最高最高峰初陣を締めた。


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45 MMA MMAPLANET o Report UFC UFN ESPN+106 UFN247 ガストン・ボラニョス コーテヴィアス・ロミアス ブログ

【UFN247】蹴りで攻めたボラニョス、ロミアスのグラウンドの仕掛けにも対処して判定勝利

<バンタム級/5分3R>
ガストン・ボラニョス(ペルー)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
コーテヴィアス・ロミアス(米国)

サウスポーのロミアスに対し、ボラニョスが右ミドルとインロー。ロミアスもインローを蹴る。ボラニョスは右ミドルを蹴って、ロミアスの左の蹴りに右ストレートを狙う。ボラニョスは変わらず右ミドルとインローを蹴り、ロミアスも左インローとミドルを蹴り返す。

ロミアスはボラニョスの右ストレートに合わせて組みつきテイクダウン。バックを狙いつつ腕十字を狙う。これを外したボラニョスはインサイドガーでトップキープして立ち上がる。ロミアスが立ち上がると組みつくボラニョスだったが、ここは離れる。ボラニョスはインローとミドルを蹴り分け、右ストレートを狙う。ロミアスも左ストレート・右フックを返す。

ボラニョスは距離を取りつつ右ミドル。ロミアスは再びボラニョスの右ストレートに合わせてダブルレッグに入るが、これを切ったボラニョスがロミアスをケージに押し込む。

ロミアスが離れると。ボラニョスは右ミドルと右ストレート。ロミアスが左ストレートかで前に出ると、圧力で押されたボラニョスがバランスを崩す。すぐに組みつくボラニョスに対し、ロミアスがパンチを入れながら腕十字を狙う。

2R、ボラニョスが右ミドル、ロミアスが左ストレートを当てて組みつき、ボラニョスの体を持ち上げてテイクダウン。ボラニョスが立ち上がると、ロミアスはバックを取って再び持ち上げてテイクダウンする。ロミアスは足を四の字クラッチし、RNCを狙う。

ボラニョスはそれをディフェンスしつつ、少しずつ自分の上に上がるように足のクラッチを外していく。さらにロミアスの顔にヒジも入れつつ、バックコントロールから脱出して立ち上がる。試合がスタンドに戻るとボラニョスは右のテンカオを突き差して、首相撲からヒザ蹴りを連打する。

さらにボラニョスは右ヒジも入れてロミアスをテイクダウンすると、インサイドガードからヒジと鉄槌を連打する。ロミアスが三角絞めを狙い、それを外したボラニョスがサイドへ。ボラニョスがうつ伏せになったところでラウンド終了となった。

3R、ボラニョスがインロー、右ストレートでプレッシャーをかける。ボラニョスがロミアスの左ミドルをキャッチしてテイクダウンすると、ロミアスはボラニョスの左足を取って足関節を狙い、カーフスライサーからバックへ。

ボラニョスが左足を抜いてスクランブルの攻防になるとロミアスがトップキープする。ここでボラニョスが三角絞めを仕掛け、外したロミアスがバックにつく。ボラニョスは四つん這いのままケージに移動して立ち上がり、バックを取ろうとしたロミアスを前に落としてトップキープする。

ここからボラニョスはパンチを落とし、ロミアスの立ち際にヒザ蹴り。ロミアスはボラニョスをケージに押し込んでテイクダウンを狙うが、これを切ったボラニョスが四つ組みからテイクダウンする。

インサイドガードのボラニョスがロミアスを立たせ、ボラニョスが右ミドルと右ストレート。ロミアスがテイクダウンするが、ボラニョスが下からヒジを入れる。ここで試合終了となり、ボラニョスが判定勝利を収めた。

試合後、ボラニョスは「過去8カ月間で、劇的に変わった。過去最高のキャンプができたので言い訳はできない。この勝利は、父に捧げたい。13歳の時に米国に移住してから、3度も職を変えて僕を育ててくれた。パパ、ありがとう」と語った。


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Report UFC UFN ESPN+106 UFN247 ドゥスコ・トドロビッチ ブログ マンスール・アブドゥルマリク

【UFN247】アブドゥルマリク。フック、ヒザ蹴り、パウンドでトドロビッチに圧勝=初回TKOデビュー

<ミドル級/5分3R>
マンスール・アブドゥルマリク(米国)
Def.1R2分44秒by TKO
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

踏込みながらスイッチを見せるアブドゥルマリクに対し、インローを蹴ったトドロビッチ。アブドゥルマリクは左ジャブを伸ばし、ワンツーで前に出てきたトドロビッチにケージ際に詰まりながら右フックを当てる。崩れたトドロビッチにパウントを纏め、外掛けヒールを狙いも鉄槌、パンチを連打する。

それでも足を取り続けたトドロビッチは、腰を上げたアブドゥルマリクのパンチを受けてレッスルアップでスタンドに戻る。アブドゥルマリクはヒザを突き上げて離れると、左フックから右を伸ばす。間合いを取り直したトドロビッチだが、首相撲&右ヒザ蹴りを顔面に受けてダウン。ここから足関節はセットできず、鉄槌とパウンド連打でアブドゥルマリクがTKO勝ちを決めた。

キャリア7連勝で7フィニッシュ、アブドゥルマリク「これ以上の勝利はない。ここで素晴らしい日々を送るための入り口に立てた」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN247 カロリーナ・コバケビッチ キック

【UFN247】打撃のヒット数&ケージ際の攻防でも上回ったゴミスがコバケビッチを判定で下す

<女子ストロー級/5分3R>
デニージ・ゴミス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

お互いに軽くジャブを見せ、コバケビッチが右ロー、ゴミスがインローを返す。コバケビッチは再び右ローを蹴ると、ゴミスは右ローと右ミドルを蹴り返し、左アッパーから右ストレートで前に出る。コバケビッチがプレッシャーをかけると、ゴミスは右→左のパンチで前進。コバケビッチも右ローで前に出て、ゴミスは左ミドルや前蹴りを見せる。

徐々にゴミスが前に出て右ストレートから左フック、右ストレート、一度離れるとゴミスが再び右ストレートから左フックで前に出てコバケビッチを両差しでケージまで押し込む。差し返したコバケビッチはボディにヒザ蹴り。ケージ際で押し込み合う展開が続き、最後はゴミスがもう一度両差しでコバケビッチを押し込んでラウンド終了となった。

2R、コバケビッチが右の前蹴りと右ロー、ジャブを突いて前に出る。ゴミスは左右のストレート、右のロングフックを当てる。さらにゴミスはジャブから右ロー、コバケビッチは右ローを返す。一度距離が離れるとゴミスは左右のボディフック、コバケビッチは単発ながら右ストレートを当てる。ここでゴミスがスピニングバックキックを空振りし、コバケビッチがスタンドでバックにつく。

正対したゴミスは一旦離れてバックエルボー。ゴミスが右腕を差してコバケビッチをケージに押し込み、コバケビッチが押し返すとヒザ蹴りを入れる。離れたコバケビッチが右ストレートを当て、ゴミスも左ミドル、パンチから左ハイキックにつなげる。コバケビッチが右ストレートから前に出て、ゴミスも右で応戦。組んだゴミスは右腕を差して投げを狙いつつヒザ蹴り。コバケビッチもこれを耐えるが、ゴミスに押し込まれ続ける。

3R、ジャブを突くコバケビッチが左ローと右の蹴り。ゴミスは右ボディ、下がりながら右フックを返す。コバケビッチが組みつくと、ゴミスがコバケビッチをケージに押し込み、両差しで組む。コバケビッチも一本差し返して距離を取る。ゴミスがパンチと左ロー、コバケビッチは細かいパンチで前に出る。ゴミスは離れ際のハイキック、右からパンチをまとめる。

コバケビッチが右の前蹴りから前に出て、ゴミスもワンツーで前進。コバケビッチも右を返す。ゴミスはワンツーと右アッパー、コバケビッチは右ストレート。ゴミスも右ストレートとヒジ、コバケビッチのパンチをバックステップでかわしつつ、左右のパンチで前に出る。ここでコバケビッチがバックについて一気にグラウンドへ。ゴミスもコバケビッチを前方へ落とし、その際でコバケビッチは腕十字や三角に移行するが極まらない。逆にゴミスがスクランブルの中からギロチンを狙って試合終了となった。打撃のヒット数で上回り、ケージへ押し込む場面を多く作ったゴミスが判定勝利した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN247 デモン・ブラックシアー ブラック

【UFN247】二段ヒザから、パンチをまとめたブラックシアーがステーマンをRNCで仕留める

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー(米国)
Def.1R4分19秒by RNC
コディ・ステーマン(米国)

リーチで優るブラックシアーが、どしっと構えるなかステーマンがステップインからワンツーを繰り出す。ブラックシアーが腹を蹴ると、ステーマンは踏み込みながら右を伸ばす。ブラックシアーは跳びヒザを繰り出すが、距離が合わない。ステーマンはショートからローを蹴るが、飛び込みにそのヒザを合わされる場面も。さらにステーマンの踏み込みをサイドに回ってかわし、立ち入りを変えてコーナーを背負わせたブラックシアーが跳び二段ヒザ蹴りを決める。ブラックシアーはパンチを纏め、ステーマンのダブルを切ったブラックシアーはスクランブルでギロチンに捕える。ここからマウントを取ってシングルハンドで絞めるが、ギロチンを解いてエルボーを落とす。

背中を見せたステーマンにRNCをセットしていく。喉の下にしっかりと右腕を滑り込ませたブラックシアーが一本勝ちを決めた。


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45 AB Brave CF LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN ESPN+106 UFN247 ブログ ベルナルド・ソバイ リッキー・トゥルシオス

【UFN247】17歳から単身スウェーデン在住、ベルナルド・ソパイ「ナカムラ? 三角絞めで勝った選手?」

【写真】キャリア11勝3敗。7つのKO勝ちと3つの一本勝ち。24歳のスウェーデン在住アルバニア人ファイターのソパイ(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN247:UFN on ESPN+106「Magny vs Prates」が開催され、コメインでベルナルド・ソパイがTUF29ウィナーのリッキー・トゥルシオスと対戦する。
Text by Manabu Takashima

コディ・ガーブラントの負傷欠場でマイルス・ジョンズ戦が流れ、コメインに昇格となった一戦はソパイにとってオクタゴン2戦目になる。2020年、世界がコロナ禍にあった際にUFC、Titan FC、LFAという北米のプロモーションと並びBRAVE CFがいち早く活動を再開、ルーマニア大会を経て8月にスウェーデンはストックホルムで集中開催をした時にザ・ライオン・キングの異名とともにプロモーションからプッシュされたソパイだったが、翌年にフランチェスコ・ヌッツィにスプリット判定負けをすると、バーレーン王国直轄のMMAプロモーションを離れ、スウェーデンのローカルプロモーションでバンタム級二冠に輝いた。

ショートノーティス出場のUFCデビュー戦は、同じく中東UAEWからオクタゴンにステップアップを果たしたヴィニシウス・オリヴェイラ戦は序盤の優勢から失速し、逆転KO負けを喫した。

あれから8カ月、満を持しての世界最高峰2戦目に臨むソパイに初インタビューを試みた。


──ベルナルドの試合を初めてチェックしたのは、コロナ禍のBRAVE CF38でした。スウェーデン大会に出ていたスロックホルム在住のアルバニア人ファイターという触れ込みでしたが、同地にはバルカン諸国からの移民も少なくありません。ベルナルドもアルバニア移民だったのですか。

「僕が生まれ育ったアルバニアを離れたのは、7歳の時だった。でも移り住んだ国はスウェーデンではなく、ギリシャだったんだ。アテネの学校に通い、17歳の時からスウェーデンを拠点にしている。家族がアルバニアを離れたのは、より良い生活を求めてのことだよ。その判断は間違っていなかった。でも僕はその家族と離れ、より良い練習環境を求めてストックホルムに向かいオールスターズ・トレーニングセンターでMMAの練習をするようになったんだ」

──17歳の時に1人でストックホルムへ!! ということは、もともとはギリシャでMMAを始めたということになりますね。

「13歳の時にMMAを始めた。それまで格闘技の経験はなかったよ。サッカーに夢中だったから。でも所属クラブの代表がチームを離れて、サッカーができなくなかってしまったんだ。それから数カ月間は学校と家を行き来するだけで、何もスポーツはやっていなかった。そんな時に友人から『MMAの練習をしよう』と誘われたんだ。

でも当時はMMAが何かも知らなかった。ギリシャでは、MMAは殆ど知られていなかったから。だから誘いに乗ることもなかった。でも、その友人は結構しつこくて(笑)。2カ月もの間、ずっと僕に声をかけ続けてきたんだ。『これは1度は行かないと、諦めないな』って思った。だから1度だけジムに行くことにしたんだ。そうしたら、もう夢中になってしまって(笑)。自分がそんな風になるとは、全く思っていなかったよ。それから毎日、ジムに通うようになったんだ」

──ギリシャに、MMAに夢中になれる環境があったことが驚きです。

「悪くなかったよ。実際、僕はギリシャで7試合を戦っている。全てプロの試合だ」

──17歳でスウェーデンに移り住んだベルナルドが、ギリシャでプロMMAの経験があるというのは……。

「僕は15歳の時に初めて、プロMMAで戦ったんだ(笑)。ほとんどの国では18歳になる前にはプロのMMAを戦うことはできない。実際にスウェーデンがそうだった。でも、ギリシャはそんなことはなかったんだ(笑)。

ただキャリアを積んでいくにしたがって、より良い練習環境を求めるようになった。試しにスウェーデンに向かいオールスターズ・ジムで練習をした。結果、そのままストックホルムに住みつくことになった。僕にとって最高の練習環境だったよ。それにコーチも僕のことを気に入ってくれた。今もオールスターズ・ジムは世界でベストのジムだと思っている」

──BRAVE CFでは期待の新鋭としてスポットが当てられていましたが、フランチェスコ・ヌッツィに敗れると中東のプロモーションを離れました。なのでUFCのラインアップで、ベルナルドの名を目にした時は凄く驚きました。

「ちょうどマイアミで練習をしていた時に、UFCから声が掛ったんだ。4日間のショートノーティスでの出場だけど、4試合契約が提示された。そりゃあUFCとサインするよね」

──なるほど。ヴィニシウス・オリヴェイラ戦は初回にマウントを奪うなど、超アグレッシブなファイトで優勢でした。しかし2Rに形勢逆転されたのはショートノーティスでの出場が関係していたのですか。

「もちろん。体調は正直良くなかった。だから初回から全力で戦ったんだ」

──UFC初陣から8カ月も試合間隔が空きました。そして、この間にはスウェーデンの所属ジムが主催のAllstars Fight Nightで戦う予定だったという戦績も見受けられます。

「あぁ、あれは違うよ。UFCとサインする前にAllstars FNで戦うことが決まっていたから、その記述が残っているだけで。UFCとはもちろん複数契約だったし、初戦の1週間後に試合に出られるわけがない。プロモーションのPRだけが残っている形なんだ」

(C)Zuffa/UFC

──なるほどです。良く理解できました。

では今回のリッキー・トゥルシオス戦ですが、TUFウィナーに対しどのような印象を持っていますか。

「良い選手だよ。スクランブルが強い。戦闘意欲が高いところも気に入っているよ。でも僕は3月の試合の時とは、違う。コンディションが全く違うんだ。スタミナもストレングスも、5分5Rでも構わないぐらい仕上げてきた。今回は自分が戦いができる状態になっている。ファイトキャンプは最高だったし、準備はできているよ。

前回の試合でファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスをもらったけど、リッキーとの試合では打撃、レスリング、グラウントと全てにおいて全く違う動きをするから期待してほしい」

──では本当のベルナルド・ソパイとして、どのような試合をファンに見せたいと考えていますか。

「打撃かな、一番は。そこを見て欲しい。僕はオールラウンド・ファイターだけど、打撃はグラップリングより得意だ。打撃なら負けない。でも寝技もレスリングも全く問題ない。どの局面でも、勝つことができる。

リッキーには、レベルの違いを見せつけたい。僕はもっとハイレベルなファイターだ。それを今回の試合で、皆に分かってもらえるように戦うよ」

──ところでUFCバンタム級には中村倫也選手と、風間敏臣選手という2人の日本人ファイターが戦っています。彼らのことは、もうリサーチ済みでしょうか。

「ナカムラ……なんだったっけ? あのキプロスのハラランボス・グリゴリユに三角絞めで勝った選手だっけ?」

──それは風間選手ですね。

「ああ、カザマの試合は見たよ」

──ギリシャ語圏のキプロス人ファイター、ハラランボスが気になったからのように思います(笑)。

「その通りだ(笑)。でもカザマは強いハートの持ち主だった。ダウンをしても諦めずに、タップを奪った。良いファイターだよ。でも、僕のレベルじゃないね」

──その言葉で日本のファンは、ベルナルドをより注目するでしょうね(笑)。

「承知した(笑)。しっかりとリッキー・トゥルシオスをドミネイトし、つけいる隙を与えない。そして、その瞬間がやってきたらフィニッシュする。だから日本のファンも、僕の試合をしっかりと見て欲しい」

■視聴方法(予定)
11月10日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時45分~U-NEXT

■UFN247対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ニール・マグニー(米国)
カルロス・プラチス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
ベルナルド・ソパイ(アルバニア)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
ライニエ・デリダー(オランダ)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネイロ(ブラジル)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
マンスール・アブドゥルマリク(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
デニージ・ゴミス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
コーテヴィアス・ロミアス(米国)
ガストン・ボラノス(ペルー)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
ザック・スクローギン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
チャールズ・ラドキー(米国)
マシュー・セメルスバーガー(米国)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン(米国)
デモン・ブラックシアー(米国)

<ミドル級/5分3R>
トレシャン・ゴア(米国)
アントニオ・トロッコリ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
メリッサ・トーニャ・モリンス(英国)
クラウディア・セグーワ(米国)

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