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45 MMA Report UFC UFN ESPN+101 UFN243 ブログ ヘナト・モイカノ ベノワ・サンドニ

【UFN243】1Rにエルボーの猛攻を受けたサンドニが、2R終了時にドクターストップ。モイカノがTKO勝ち

<ライト級/5分5R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
Def.2R5分00秒by TKO
ベノワ・サンドニ(フランス)

左インローを蹴るサンドニ、モイカノは蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪う。サンドニはバタフライガードを取り、蹴り上げから立ち上がろうとする。すかさずバックを取ろうとしたモイカノの対し、サンドニは再びガードを取る。一旦立ち上がったモイカノは、サンドニの蹴り上げからスクランブルにバックを取る。背中を伸ばしつつエルボーを落としたモイカノが、マウントに移行してパンチ&エルボーを落とす。再び背中が伸び、上を向かされたサンドニはエルボーで流血に追い込まれる。右目尻からの流血が激しいサンドニは、ハーフからフルガードに戻す。

モイカノは再びスクランブルからバックを制し、ボディトライアングルからマウントに移行してヒジを続ける。ハーフに戻したサンドニはエルボーを引き続き落とされる。サンドニは何とかサバイブしたが、コーナーを間違えた。

2R、サンドニは右目尻のカットだけでなく、左目の下が大きく腫れあがっている。ジャブを伸ばすモイカノがインロー。サンドニは左を振るうが、距離を合わせ辛いか。右に回ったモイカノはダブルレッグを切られるが、右を伸ばす。サンドニは左ハイ。モイカノは再び組みを切られる。サンドニは顔面、腹に左を当てる。間合いを測っているモイカノは、ジャブをヒット。ワンツーで前に出たサンドニは、パンチにダブルレッグを合わされても苦も無く切り、ステップインからパンチを振るう。

組んだモイカノだが、テイクダウンは奪えずに離れる。サンドニは左ミドル、さらにガードの上からハイも狙う。モイカノはほぼ動かず、攻め疲れの回復にこの5分を当てたか。と、サンドニの腫れが酷くなり、両目はほぼ閉じている。ドクターチェックが入り、指の数の見えているか確認が続く。結果、ドクターは右目が見えていないと判断し、サンドニは試合続行不可能でTKO負けとなった。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN243 ナソーディン・イマボフ ブレンダン・アレン

【UFN243】初回こそTDを許したイマボフが、見事なスプロールを披露しパウンドでアレンから判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ブレンダン・アレン(米国)

右で前に出たアレンが、続くステップインで組みつくとボディロックテイクダウンを決める。サイドで抑えたアレンはブリッジを潰して、枕を圧を掛ける。ブーイングを館内に反響するなか、しっかりと抑えるアレンはマウントを狙う。必死に足を絡ませたイマボフだが、ハーフでも同じように抑えられる。アレンはエルボーを落とし、クローズドに戻されると立ち上がって担ぎつつ殴る。イマボフはクローズド取って、下からしがみつく。腰を切らせず強烈な勢いの右を落としたアレンは、最後の15秒で足を払ってバックコントロールの態勢に入った。

2R、重いきり右を振るったアレンは、アイポークがあったとブレイクを要求する。再開後、すぐに殴りに行き、ハイを狙ったアレンがシングルレッグから、ダブルへ。呼応して切ったイマボフがネルソンに取る。アレンは引き込んだが、イマボフは立ち上がってスタンドで待ち受ける。シングルを見事にスプロールするイマボフはネルソンから上へ。背中を見せたアレンに、左を打ち込む。さらに鉄槌を振り落としたイマボフは、ガードを取るアレンに勢いのあるパンチを打ちつけ、オモプラッタも外してバックに回る。

イマボフはアレンが立ち上がった直後にハイを狙い、シングルレッグをがぶるとギロチンの仕掛けからバックへ。引き込んだアレンに対し、イマボフはマウントを取るとバックグラブに移行し腕十字。これはアレンが腕を抜き、トップを取り返すもポイントでイマボフが追いついた。

最終回、ワンツーを入れたイマボフが左を続ける。さらにワンツー、シングルレッグのアレンは懸命に左足を巻き込むが抜かれて引き込む。左右のパンチを落とすイマボフは、しっかり顔面や頭部にパンチを当てることができている。立ち上がってからのパンチに背中を見せたアレンは、そのまま胸を合わせてケージにイマボフを押し込む。シングルレッグを切ったイマボフがバックへ。スイッチも許さず、パンチを入れて離れたイマボフは右から左を当てる。

アレンも右を打ち返し、クリンチから投げを打ちつつ下になって足関節を狙う。直ぐに離れたイマボフは起き上ったアレンにケージに押し込まれるが、首相撲から離れる。アレンはエルボー、イマボフはフックを振るう。アレンは残り1分を切ってシングルレッグへ。切ったイマボフはワンツーを続け、執拗なアレンのシングルを切って大きく息をする。最後は殴り合いとなり、パリのファンも大歓声をあげタイムアップとなった。

結果、ジャッジは3者とも29-28でイマボフを支持。勝者は「7カ月で3勝を挙げた。タイトルに挑戦する力があることを証明したはずだ」と話した。


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45 Report UFC UFN243 ウィリアム・ゴミス ジョアンデウソン・ブリト ブログ

【UFN243】ブリトのパンチを見切ったゴミス。TDは奪われたが、打撃の攻勢でスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ウィリアム・ゴミス(フランス)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

サウスポーのゴミスが、前に出てくるブリトに前蹴りを入れる。三日月のゴミスは、組みつかれると体を入れ替えてケージにブリトを押し込む。腿にヒザを入れるゴミスに対し、股をくすってテイクダウンしたブリトがバックを伺う。ゴミスは前方に落とし、右足を抜いてハーフで抑える。ブリトはバタフライガードからスクランブルを狙ったが、ゴミスが腰をコントロールして立たせない。

ブリトは腰を切って十字狙い。反応したゴミスだが、ブリトはレッスルアップで立ち上がる。ケージ際でヒザを蹴り合う両者、押し込まれたゴミスは態勢を入れ替える。もう一度、押し込み返したブリトのボディロックをゴミスは内股で投げようとしたが耐えられる。左腕を差したゴミスが一瞬持ち上げるも、やはりテイクダウンは奪えず離れる。と、強烈な圧を掛けて前に出るブリトに対し、ゴミスは左ミドル。続くテイクダウン狙いに、ギロチンを合わせて引き込むと時間となった。

2R、圧を掛けるブリトがミドルを蹴られても、右を当てる。ここから打撃戦を続けず、組んだブリトが左を差し上げてテイクダウン。そのままサイドで抑える。背中を譲って立ち上がろうとしたゴミスは、半身の状態で肩固めに入られるもサムアップで大丈夫だとアピールする。

ブリトはハーフで肩固めを続けるが、諦めて左のパンチを打って行く。ウィザーで立ち上がったゴミスは離れ、ブリトのインローに左を合わせていく。ブリトも右を返し、このまま前に出てクリンチ。ゴミスはヒザをボディに突き上げて離れると、左前蹴り。さらに左ミドルを蹴り、三日月、左インローと続けてタイムアップを迎えた。

最終回、直ぐに左ミドルを入れたゴミスが左ストレート。ブリトは右を振りまわす。インローのブリトに対し、ゴミスは右を当てて前蹴り。さらに右フックを入れる。ミドルから左ストレートを当てたゴミスは、またも左を当てる。ブリトのインローに、ゴミスは組みを選択。クリンチでケージに押し込み、腿にヒザを突き刺す。間合いを取り直す、左ストレートを当て左ミドルを決めたゴミスは、ブリトのパンチはほぼ見切っている。

その打撃戦は長く続かず、ブリトがケージに押し込んでシングルを仕掛ける。ダブルに切り替えて倒したブリトはウィザーのゴミスを右で殴る。そのままバックコントロールのブリトは、腰にヒザを入れる。前方に崩され、すぐに立ち上がったゴミスはケージに押し込まれた時間が続く。残り30秒、レベルチェンジでダブルに来たブリトをギロチンに捕えたゴミス。背中をつけて防御したブリトが、スタンドに戻るタイミングでゴミスがハイを狙うもクリーンヒットはせず、試合は終わった。

打撃では全ラウンドでゴミス、2Rは明確に取ったか。ブリトの組んで倒してからの加撃が見られた1Rと3Rをどのようにジャッジはどのように判断するか。結果、ゴミスがスプリット判定勝ちを手にした。


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45 KTT MMA MMAPLANET o UFN UFN243 ウマル・シ チョン・ダウン

【UFN243】蹴り中心の手数で上回り、TDも決めたウマル・シが11連勝。チョン・ダウンは4連敗に

<ライトヘビー級/5分3R>
ウマル・シ(フランス)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
チョン・ダウン(韓国)

キャリア10連勝のシ、対してチョン・ダウンはオクタゴン4連勝のあと3連敗と厳しい状況にある。シはATT所属、チョン・ダウンはKTTだ。チョン・ダウンが前蹴り、シが右カーフを蹴る。続くカーフをかわしたチョン・ダウンに対し、シがスイッチして左インローを入れる。シはすぐにオーソに戻し、ジャブから右カーフ。チョン・ダウンはパンチが届く距離に入れず、シが左ハイ、ワンツーからカーフを蹴る。

跳びヒザのシに右を当てたチョン・ダウンだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。チョン・ダウンは左目尻をカットし、ケージ際でボディロックからバックを許す。スイッチを潰したシは、ジャブから右を伸ばす。チョン・ダウンは右オーバーハンドをかわされ、シングルレッグにはエルボーを落としてがぶる。チョン・ダウンが離れ、シはスイッチを織り交ぜて左、右と奥手の攻撃を繰り出す。終盤、右をヒットさせたチョン・ダウンは前に出るものの初回を落とした。

2R、シがダブルジャブからロー、チョン・ダウンは右オーバーハンドが当たらない。左ハイを狙ったチョン・ダウンだが、当たりは浅い。圧をかけ右を入れたチョン・ダウンは、右ストレートを受ける。手数が欲しいチョン・ダウンは、右を空振りして組みつくがすぐに離れる。シは左ハイ、右ローを蹴り、スイッチ。チョン・ダウンが右ミドルを蹴る。ケージを背負った状態から前に出て首相撲&ヒザ蹴りのシが、右カーフを入れる。パンチの精度は決して戦くシだが、ローにジャブを合わせる。残り1分、互角の攻防が続いていたが、目を抑えたチョン・ダウンが下がる。シはここから勢いづき、左ハイに右を合わせるとパンチを纏める。ローからワンツーのシは、ヒザから右ストレート、左をヒットさせると組んで時間を迎えた。

最終回、シが左インロー、左ミドル。右ストレート後のジャブを入れる。カーフを効かせたシは、ジャブを受けても落ち着いて続くパンチはかわす。ステップインに右を合わせ、ジャブを伸ばすチョン・ダウン。ここで攻撃を纏めたいところだ。そのチョン・ダウンが右前蹴り、シは抑えめのファイトで右カーフを蹴る。チョン・ダウンはダブルジャブ、前に出ていくが右が当たらない。シはカーフ、ダブルレッグにギロチンをセットしていく。ここから逆に組みついてバックコントロールのシはキムラも狙いのチョン・ダウンを倒す。足を抜かれてもキムラを続けたチョン・ダウンは、バックを許し右足をフックされる。乗り過ぎのシは前方に落とされると、パスを許しそうになるが時間に。

結果は当然シ、11連勝としたが内容的にはさほどインパクトはなかった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN243 テイラー・ラピルース ヴィンス・モラレス 元谷友貴

【UFN243】左右、上中下と打ち分け、TDをほぼ切ったラピルースが、ヴィンス・モラレスを3-0で下す

<バンタム級/5分3R>
テイラー・ラピルース(フランス)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヴィンス・モラレス(ブラジル)

昨年の大晦日に元谷友貴を破ったモラレスが、通算5連勝でUFCに復帰もパリのファンは大ブーイングで彼を迎える。反対に大歓声を受けたラピルースは、サウスポーの構えで右ジャブを伸ばす。左ハイを狙い、肩口を蹴ったラピルース。モラレスが左を振って前に出るが、ラピルースは左ストレートを返し、右ジャブを当てていく。蹴り足を掴んで左を打ち込んだラピルースは、バランスを崩したモラレスを立って待つ。

モラレスがワンツーも、ヒジを入れたラピルースが左インローを蹴って行く。さらにラピルースは左ミドルを決め、攻撃を散らす。三日月蹴りのモラレスだが、左インローで体が開く。ラマルセイエーズの大合唱をバックに、軽快に動くラピルースが左の蹴りを腹に決める。左ヒザも突き上げ左ストレートを入れたラピルースは、右目尻をカットしたモラレスの動きをほぼ受けずに、モラレスの前進にテンカオを決める。腹ばいに崩れたモラレス、初回は完全にラピルースのラウンドとなった。

2R、ラピルースはジャブを当て、左ストレートをヒット。モラレスはテイクダウンを仕掛けることができず、打撃で劣勢が続く。それでも右を振って、シングルに出たモラレスがテイクダウンを奪う。ラピルースはすぐにスクランブルに持ち込み、正対した形で立ち上がる。ケージを背負ったラピルースがヒザ、ヒジを入れる。ヒザ合戦になると、ラピルースはエルボーを打っていく。離れたモラレスは、ラピルースの圧に下がりジャブから左ストレートに、右ミドルを蹴る。ラピルースはテンカオを返し、右フックもバランスを乱す。

即スタンドに戻ったラピルースは、間合いの測り合いのなかでヒザを顔面に突き刺す。頭を抱えてのヒザと多彩な攻撃を見せたラピルースだが、モラレスがシングルレッグでドライブしたがテイクダウンを奪えず、逆にワンツーを浴びた。

最終回、右オーバーハンドから組んだモラエスがシングルレッグを仕掛ける。足を振り上げるようにテイクダウンも、ラピルースはすぐにスクランブルに持ち込む。離れたモラレスに左ヒザ、左エルボーを決めたラピルースは、リードジャブをほぼ受けない。逆に左ストレートを入れたラピルースが前に出てワンツー。モラレスは左フックを空振りし、テイクダウン狙いも未遂に。笑いながら左を伸ばすラピルースだが、ここで細かい左右のフックを打たれる。ラピルースは距離を取り、左で前に出つつヒザを決める。

尻もちをつかされ両足を束ねられたラピルースは、バックを許さずに立ち上がることに成功する。残り1分を切りパンチで前に出るモラレスが、ケージにラピルースを押し込んでクリンチの展開へ。スピニングバックフィストをかわされバックを許したモラレスは、正対するがラピルースが逆にスピニングバックエルボーを狙う。このまま決定打はなく、試合は終わりラピルースがフルマークの判定勝ちを手にした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN243 ダニエル・バレス ブログ ヴィクトル・アルタミラノ

【UFN243】勝負の3R終了間際にバレスが左フックでダウンを奪い、アルタミラノから判定勝利を収める

<フライ級/5分3R>
ダニエル・バレス(スペイン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヴィクトル・アルタミラノ(メキシコ)

サウスポーのアルタミラノがテコンドー式の前後のステップから左ミドルを蹴る。バレスは右ボディストレート、アルタミラノも左ストレートを返す。バレスは再び右ボディストレートを放ち、アルタミラノの左ミドルを腕で流して、すかさず右ストレート。これでアルタミラノからダウンを奪う。バレス一気にパンチを落とすが、アルタミラノはガードポジションで追撃をディフェンスして立ち上がる。

アルタミラノは右サイドキック、スピニングバックキック、左ミドル。バレスが前に出ていくと左の前蹴りを突き刺す。バレスが右ボディを打つと、アルタミラノは離れ際に左ハイを蹴る。距離が開くとアルタミラノが左ミドルを蹴り、バレスが右ストレートを狙う。アルタミラノがステップで距離を外して左ミドルを当てる。これがハマり、アルタミラノがバレスのパンチをかわして左ミドルを当てる展開が続いた。

2R、アルタミラノが左ミドルと右サイドキックを蹴る。バレスは右ボディストレート、ワンツーで飛び込む。アルタミラノは右フックを返して奥足ロー、そこから左右のパンチで前に出る。バレスも右ストレートを狙うが、距離が遠い。アルタミラノはそれを空振りさせて左アッパーから右フック、すぐに左ミドルを蹴る。

バレスは右ボディストレートで前進。アルタミラノはインローと左ミドルを当て、バレラの前足にシングルレッグのフェイントも入れる。足を止めないアルタミラノは左ミドルと左の前蹴りを蹴って、バレスのパンチを空振りさせる。逆にアルタミラノがパンチから左ハイにつなげ、左ストレート、左ハイのカウンターを狙う。

右を振って前に出るバレスだが、アルタミラノは足を止めずに左ミドル。バレスの右フックでヒザをついたアルタミラノだが、これはスリップですぐに立つ。前に出るバレスは今度は右ストレートを当て、アルタミラノが後方に倒れるが、ここもすぐに立ち上がってダメージはないか。最後はアルタミラノがパンチで前に出る場面も作った。

3R、アルタミラノが左ミドルを2連発。バレスは左フックで飛び込んで、パンチをまとめて右ハイを蹴る。アルタミラノは左ミドルを返して、バレラの前進に左アッパーを合わせる。バレラはこれまで以上に圧力を強めて前進。アルタミラノは左ボディから右フック、左ミドル、前に出るバレスにスピニングバックフィストを当てるとバレスがバランスを崩す。

これでバレスは鼻から出血し、アルタミラノは左ミドルを軸に手数を増やす。左ストレートを伸ばして左ミドル、単発の左ストレート・左ハイを当てる。バレラも左フックから右ストレートを繰り出すが当たらない。逆にアルタミラノが左の蹴りをフェイントにした左ストレート、左ミドル・ハイを当て、スピニングバックフィストを狙う。

終盤、バレスがワンツー、アルタミラノの左ミドルにカウンターの左フックを当てると、アルタミラノが後方に倒れる。ここもアルタミラノはすぐに立ち上がり、試合終了となった。判定はジャッジ3名とも1R=バレス、2R=アルタミラノ、3R=バレスとして、バレスが勝利。終了間際のバレスの左フックによるビッグヒットが明暗を分ける形となった。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN243 ジャケリニ・カバウカンチ ノハ・コホノール

【UFN243】打撃で前に出たカバウカンチ、手数とTDを交ぜたコホノールにスプリット判定で勝利

<女子バンタム級/5分3R>
ジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)
Def.3-0:29-28.28-29.29-28
ノハ・コホノール(フランス)

コホノールがサークリングしながら右ロー、カバウカンチもジャブを伸ばして前に出る。コホノールは右ローを当てつつ、カバウカンチのローは足を引いてかわす。コホノールは細かくパンチのフェイントを入れて右カーフへ。右フックを強振し、再び右カーフを当てて、右から組みついてカバウカンチをケージに押し込む。

そのままスタンドでバックを取ったコホノールは正対するカバウカンチにヒジを入れつつ、後方に倒してテイクダウンする。カバウカンチの足をまたいでマウントポジションに移行するが、カバウカンチがブリッジでポジションを返して立ち上がる。コホノールはガードポジションから蹴り上げやカカト落としを狙って立ち上がる。

試合がスタンドに戻るとカバウカンチが右ストレートから前進。右ローを蹴って、前に出てくるコホノールに右アッパーと左フックを当てる。コホノールは首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、ラウンド終了となった。

2R、互いに右ローを蹴り合い、カバウカンチがパンチで前に出ていく。コホノールがミドルやスピニングバックフィストを狙うが空振りに終わる。カバウカンチが右ストレートと右ロー、コホノールも右ローを蹴り返してジャブから左ハイにつなげる。ここでカバウカンチがコホノールの右の蹴りに右ストレートを合わせ、右ストレートを追撃。これでコホノールの動きが止まる。

カバウカンチは右ストレートから左フック、パンチのプレッシャーをかけて前に出る。コホノールもカバウカンチの右に合わせて組み付き、ケージに押し込む。一度はテイクダウンを許したカバウカンチはすぐに立ち上がるが、コホノールがダブルレッグに入ったところでケージを掴んでしまいレフェリーが注意を与える。

ここから四つ組みの攻防が続くが、ヒザを蹴り合って離れる。距離が開くとコホノールが右ロー、カバウカンチがコホノールのダブルレッグを切って四つ組みになると、ここも互いにヒザを蹴り合ってラウンド終了を迎えた。

3R、カバウカンチがサウスポーにスイッチし、右フックで飛び込む。オーソドックスに戻して右ローを蹴ると、コホノールは右ヒジで飛び込む。コホノールはジャブと左ハイ、右ロー。カバウカンチは右ストレートのプレッシャーで前に出て、組みつくコホノールを両差しでケージに押し込む。

ここはカバウカンチが離れ、再び打撃のプレッシャーをかける。コホノールはジャブと左ハイを狙うが、これはもうカバウカンチに読まれているか。カバウカンチは右ミドルと右ストレート、右ストレートを連打して、左ボディにつなげる。

コホノールの組みにも対応してスタンドをキープするカバウカンチ。コホノールも細かいパンチで前に出て、カバウカンチは右ストレートを当ててパンチをまとめる。残り1分でコホノールが組みつき、左腕を差してカバウカンチをケージに押し込む。ここはカバウカンチが離れ、サウスポーにスイッチして右フック。ケージを背負うコホノールにパンチをまとめるがクリーンヒットはない。判定は2-1と割れ、カバウカンチの勝利となった。

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45 MMA MMAPLANET Report UFC UFN243 クリス・ダンカン ブラジ・オキ ブログ

【UFN243】打撃で劣勢だったダンカンがギロチンチョークでオキを絞め落とす

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(米国)
Def.1R3分34秒 by ギロチンチョーク
ブラジ・オキ(ベルギー)

ダンカンが左右のロー、腰を落とした構えのオキは右ストレートを伸ばす。ダンカンは蹴り上げるような右の前蹴り、ダンカンはワンツー、右ストレート、ジャブを突いて前に出る。ダンカンもジャブと左フックを返すが、オキが右ストレート、ダンカンのミドルをキャッチしてテイクダウンするが、オキは深追いせずに立たせる。

ダンカンは左フックと左右のロー。オキは蹴り足キャッチして右ストレート、右ストレートから左ボディにつなげる。組んだダンカンがそのまま首に手を巻いてギロチンを狙い、一度は下になるがケージを背にして立ち上がる。オキは右腕を差してケージに押し込みつつ、離れて右アッパーから左フック、右の連打で前に出る。

なんとか組もうとするダンカンだが、オキはヒザ蹴りを入れて離れる。ダンカンはジャブを突いてサークリングし、組もうとするが深く組めない。逆にオキが左フックを当て、右を振って前に出る。ここでオキが四つ組みから右足をかけてテイクダウンをするが、ダンカンが左腕でギロチンへ。これががっちり極まってオキが失神。ダンカンが技を外してレフェリーにアピールする珍しい形で試合が終わった。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o SAINT UFC UFN UFN243 YouTube   アイリン・ペレス イオン・クテレバ ウィリアムス・ゴミス ウィリアム・ゴミス キック クリス・ダンカン ジエゴ・ロピス ジャケリニ・カバウカンチ ジョアンデウソン・ブリト ダニエル・バレス チョン・ダウン テイラー・ラピルース ナソーディン・イマボフ ノハ・コホノール フェレス・ジアム ブライアン・バトル ブラジ・オキ ブレンダン・アレン ヘナト・モイカノ ベノワ・サンドニ ボクシング マット・フレヴォラ モーガン・シャリエール ライカ ルドヴィット・クライン ルーズベルト・ロバーツ ヴィンス・モラレス

【UFN243】ブリトと対戦、UFCで3勝0敗のウィリアム・ゴミス「MMAは禁止はモチベーションになった」

【写真】スマートさと、自分への信頼度の高さがインタビューを通して伝わってきた (C)MMPLANET

28日(土・現地時間)にフランスはパリのエコー・アリーナで開催されるUFN243:UFN on ESPN+101「Moicano vs Saint Denis」に、2022年9月のオクタゴンデビュー以来3連勝中のフランス人ファイター=ウィリアムス・ゴミスがメインカードに出場する。
Text by Takashima Manabu

ジョアンデウソン・ブリトと対戦するゴミスは、散打出身でスピードとレンジコントロールが武器の打撃系ウェルラウダ―だ。MMAが解禁されてまだ3年9カ月のフランスだが、既に欧州のMMA強国に成長している。サッカー代表と同じようにアフリカ系、アラブ系の活躍が目立つフランスMMA界フェザー級最強ファイターに初インタビューを試みた。


──今週末に母国でジョアンデウソン・ブリトと戦います(※取材は24日に行われた)。今の気持ちは?

「最高だよ。あとは減量だけ。もうウォーの準備はできているよ」

──ここまでオクタゴン3連勝ですが、まだまだ日本のファンはウィリアムスのことを知りません。UFCに辿り着くまで、どのようなキャリアを歩んできたのかを教えてください。

「MMAを始めたのは19歳の時で、それ以前は武術散打をやっていてヨーロピアン・チャンピオン、フランチ王者には何度もなっているよ。それから柔術、レスリング、ムエタイ、ボクシングとあらゆるコンバットスポーツをやりMMAを戦う準備をしてきたんだ」

──MMAを始めようと思ったのは?

「叔父の1人がMMAファイターのグレゴリー・バベンなんだ」

──Bellatorミドル級で戦っていた?

「そうだよ」

──正直、凄く記憶にあるとは言えないですが、パワフルでラフなストライカーだったようなイメージがあります。

「アハハハ。だから、僕も叔父の活躍を見ていると、自分もできる。僕の方ができるって思ったんだ(笑)。僕は色々な格闘技経験があるからね。MMAに転向するのは、ごくごく自然な流れだったと思う」

──散打は投げや崩しのある競技ですが、MMAに生きることはありましたか。

「足の動きだね。素早く動けるようになったことだ。それがMMAファイターとして、僕のアドバンテージにもなっている。それに散打にはテイクダウンもある。殴って、足を使ってテイクダウンすることはMMAで最も重要なことだから。そこから先は柔術を習うようになって解決したよ」

──足の動き……それはキックなのか、ステップなのか。どちらでしょうか。

「両方だよ。キックもフットワークも」

──散打はバランスを崩し、足の裏以外がつくとポイントを失います。ただ打撃から入る競技形態で、打撃の交換なしに組んでくる相手もMMAにはいるかと思います。そういう組みのスペシャリストに戸惑いはなかったですか。

「近づいて来る相手には、パンチを打ち込めば良いだけだよ(笑)。まぁ、簡単じゃなかったけど。ハハハハハ。だから、僕の足の動きが武器になるんだ。近づいて来る相手に対して、距離をコントロールできるからね。そして、顔面にパンチを当てる間合いを創るんだ。

それに倒されても、今の僕は十分に寝技で戦える。グラウンドでもマネージメントできるよ。100パーセントの自信を持っている」

──フランスは長い間、MMAが禁じられていました。その影響は受けましたか。

「そうだね、逆境を跳ね返してやろうとモチベーションになったよ。結果としてMMAが解禁されたタイミング、UFCがフランスにやってきたタイミングと僕にとってはパーフェクトになった。今や、フランスでMMA人気は絶対的に上がっているからね」

──そのなかでUFCデビューから3連勝という最高の形でキャリアを積んできました。

「3連勝できたことは良かった。でも、もっとやれる。僕は自分のことが分かっているから、あんなものじゃないと信じている。それを今回の試合で証明するよ」

──では対戦相手ブリトの印象は?

(C)Zuffa/UFC

「強いよ。

でもスマートじゃない。僕のようにね(笑)。気持ちは強いけど、彼の攻撃が僕に当たるとは思えない。ちょっと力に頼っている。技術はない。前に出て、殴ろうとするだけだ。同じ打撃でも、僕の打撃は彼とは違う。

その違いを土曜日の夜には見せたい。だいたい、彼は防御力が低い。ベストファイターは自分の攻撃を当てても、相手に攻撃は受けないモノだ。そうでないと、試合は危なくてしょうがない。彼は全く身を守ることに頭が行っていない。

そういう相手だからパンチを当てることもできるし、テイクダウンを奪うことだって容易い。思うがままに、戦うことができるだろう。MMAはスマートでないと勝てない。彼はストロングかもしれないけど、僕はスマートでストロングだから。この試合は僕が勝つことは間違いない。2Rには勝てるかな、いや1Rかもしれないね」

──トップ10、トップ5となるために今後はどのようなファイターと戦わないといけないと考えていますか。

「ジエゴ・ロピスだ。僕のゴールはトップ5でなく、UFC世界フェザー級チャンピオンだから。ブリトはテクニカル判定だけどロピスに勝利している。僕が初回でブリトを倒すと、ロピスより上という見方もできるだろう? そのためにも、しっかりとブリトを倒すよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前1 時00分~UFC FIGHT PASS
午前0時45分~U-NEXT

■UFN243対戦カード

<ライト級/5分5R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
ブレンダン・アレン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ウィリアム・ゴミス(フランス)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ジュセ(フランス)
ブライアン・バトル(米国)

<フェザー級/5分3R>
モーガン・シャリエール(フランス)
ガブリエル・ミランダ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
フェレス・ジアム(フランス)
マット・フレヴォラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ(モルドバ)
イワン・エルスラン(クロアチア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウマル・シ(フランス)
チョン・ダウン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ルーズベルト・ロバーツ(米国)

<バンタム級/5分3R>
テイラー・ラピルース(フランス)
ヴィンス・モラレス(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリン・ペレス(アルゼンチン)
ダリア・ジリシニコワ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・バレス(スペイン)
ヴィクトル・アルタミラノ(メキシコ)

<女子バンタム級/5分3R>
ノハ・コホノール(フランス)
ジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)

<ライト級/5分3R>
ブラジ・オキ(ベルギー)
クリス・ダンカン(米国)

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