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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN242 ショーン・ブレイディ ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ

【UFN242】打撃で優位に立っても、組んで削ったブレイディがドゥリーニョに3-0の判定大勝

<ウェルター級/5分5R>
ショーン・ブレイディ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)

左ローを蹴ったブレイディ。ドゥリーニョは飛び込んで左の蹴りを繰り出す。ブレイディは左ローからジャブ2発。そして右ストレートから左を打ちこむ。ワンツー&スリーで左を入れ、ジャブを差すブレイディはドゥリーニョの左を被弾しても、パンチのコンビネーションで試合をリードする。ドゥリーニョはダブルを決めたが、すぐにブレイディが立ち上がりクリンチからボディを入れて離れる。

真っ直ぐガードを固めて下がるドゥリーニョに組んだブレイディがケージに押し込む。ヒザをボディに受け、ダブルレッグを仕掛けたブレイディが組みを続ける。体を入れ替えたドゥリーニョは、再び金網に押し込まれ足払いで崩されそうになったタイミングで間合いを取り直した。再び連打に、まっすぐ下がったドゥリーニョ。ブレイディもクリンチを選択し、ボディロックからテイクダウン。スクランブルでバックに回る。胸を合わせたドゥリーニョが、位置を変えてヒザをボディに突き上げて時間に、

2R、左ミドルを蹴ったブレイディに右を入れたドゥリーニョ。ここも組みの展開に移行し、ブレイディがケージに押し込んでテイクダウンを狙う。押し込むブレイディ、体を入れ替えるドゥリーニョ──どちらがスタミナを削っているのか。打撃の間合いになると、ブレイディが左フックをヒット。パンチを纏めるとドゥリーニョはガードを固めて、動きを止める。そのドゥリーニョがワンツーで前に出て、クリンチへ。押し込み返したブレイディに対し、回ったドゥリーニョが離れて右を伸ばす。

組んで、ついにテイクダウンを決めたブレイディだが、ドゥリーニョはハーフガードから立ち上がってスイープを瞬く間に仕掛けてスクランブルに。ボディロックで倒され、バックを取られたブレイディは胸を合わせて離れると、左フックから右ローを蹴る。続いて左インローを蹴ったブレイディが左フックで前に出て、さらに右ストレート、ワンツーと手数を増やす。ドゥリーニョのステップインで頭が当たったが、構わずブレイディは攻撃を続けた。

3R、前に出るドゥリーニョに左リードフックを狙うブレイディ。距離が近づくと組みに行くも、ブレイディが体を入れ替える。離れて細かいパンチを見せ、すぐに組み直すブレイディだが、ドゥリーニョの右アッパーを狙う。さらにカウンターを入れたドゥリーニョ、ブレイディはすぐに組んでケージへ。ドゥリーニョが体を入れ替えるも、ブレイディも譲らずクリンチの攻防が続く。

一旦離れ、ダブルレッグからシングルに出たブレイディが頭を上げて離れる。ここでドゥリーニョが右を当て、エルボー、ヒザ蹴りと攻勢に出るとジャブからダブルレッグへ。尻もちをついて立ち上がったブレイディが逆にダブルレッグに出て、大きくリフトしてテイクダウンを奪う。下になったドゥリーニョがニーシールドで耐えた。

4R、打撃の圧を掛けるようになったドゥリーニョだが、ローで急所を蹴られブレイクが入る。再開直後、ドゥリーニョのローが逆にブレイディの急所に入る。再びタイムアウトが取られると、1分後に試合がリスタートされる。ブレイディが左インロー、そして右ローを蹴る。左ミドルから左を伸ばしたブレイディが、右もヒットさせる──が、初回ほど勢いはない。ブレイディはジャブを多用し、ステップインからドゥリーニョが右を打ち込む。

組みからの離れ際に右オーバーハンドを入れたドゥリーニョに対し、連打で前に出たブレイディはここもクリンチへ。ドゥリーニョは離れ際に左フックをヒットさせる。回って離れたドゥリーニョだが、ガードを固めるスタンスでダブルレッグを許す。トルネードスイープのような形から足を取ったドゥリーニョが、スクランブルに持ち込むバックに回る。リフトしてテイクダウン、両足のフックを狙われたブレイディが機敏な反応で正対しラウンドが終わった。

最終回、ワンツーで前に出たブレイディ。右カーフも蹴られたドゥリーニョは、右フックを振るう。ブレイディは左インローを、ジャブの相打ちからドゥリーニョが右オーバーハンドを決める。右で前に出たブレイディにヒザ蹴りを狙ったドゥリーニョだが、足の甲が急所に触れたことでブレイクが命じられる。再開後、パンチを纏めて前に出るブレイディが左インローを決める。再度、インローを蹴られ姿勢を乱したドゥリーニョだが、逆に右カーフから跳びヒザを狙う。

着地のタイミングで組んだブレイディがシングルレッグも、足を抜いたドゥリーニョが右を思い切り振るう。これが空を切り、ドゥリーニョはシングルレッグでテイクダウンを奪われる。クローズドのドゥリーニョは、ニーシールドからオモプラッタ。腕を抜いたブレイディはバックに回る。ボディロック&小外に耐えたドゥリーニョの体重移動を利用し、前方に崩したブレイディがトップを取る。ドゥリーニョの足関節のエントリーを潰したブレイディが、スクランブルでバックに回り──リフトを狙ったところで時間に。

打撃で攻勢と思われたブレイディのクリンチとテイクダウンに、打撃で盛り返したドゥリーニョだったが──結果は50-45をつけたジャッジが2人もおり、0-3で完敗となった。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN242 キック ジェシカ・アンドラーデ ナタリア・シウバ ブログ

【UFN242】シウバが絶妙のアウトボクシングでアンドラーデを翻弄。元女子ストロー級王者に判定で完勝

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)

アンドラーデがプレッシャーをかけて左ミドル、シウバが右ストレートを狙う。シウバはケージ内をサークリングしながらジャブを突き、右カーフやワンツーにつなげる。アンドラーデもボディブローを交えたコンビネーションで前に出ていく。

シウバはジャブと右カーフ、パンチをまとめて右ハイキック。アンドラ―ジは右ストレートで飛び込んで左フックを返す。シウバはハイキックとスピニングバックキック、ジャブと右カーフ、サイドキックで自分の距離を保つ。アンドラーデは左右のフックで前に出て、右ボディから顔面への右フック。

シウバは足を使ってジャブを当て、アンドラーデのパンチには首相撲からのヒザ蹴りで対抗。アンドラーデが左フックから飛び込んでパンチをまとめると、シウはスピニングバックエルボーを狙った。

2R、シウバは右カーフと左ハイ、細かくジャブを当てて、右ストレートやスピニングバックキックを狙う。アンドラーデはシウバをケージに詰めて右ストレートから左フック、右腕を差してテイクダウンを狙うが、シウバが首相撲の形で組手を切る。距離が離れるとシウバはワンツーと首相撲からヒザ蹴り。前に出続けるアンドラーデだが有効打はない。

アンドラーデはパンチから組みついてテイクダウンを狙うが、シウバはそれを許さない。ジャブ、前蹴り、スピニングバックキックを繰り出すシウバ。アンドラーデは強引に前に出て組むが、シウバは首相撲を使って離れる。

シウバはジャブを当てつつ、サウスポーにスイッチして左ストレート。これでアンドラーデは右目を気にする仕草を見せる。すぐに前に出るアンドラーデだが、シウバはペースを変えずにジャブとサークリングを繰り返す。

シウバは左ボディと顔面へのサイドキック、アンドラーデがパンチから組みつき、離れ際にシウバがヒジ、アンドラーデがパンチを振ってラウンドを終えた。

3R、シウバは変わらずジャブからワンツーと右カーフ、構えをスイッチして左ストレートと左ハイ、オーソドックスに戻してワンツーと手数を増やす。何とか組みついたアンドラーデだが、シウバが上手く体を逃がして離れる。

試合がスタンドに戻るとシウバは顔面へのスピニングバックキックやカカト落としも披露。アンドラーデのパンチやローを空振りさせ、ジャブ、右ストレート、左フックのカウンターを当てる。

残り2分でアンドラーデが右腕を差してケージへ押し込む。ここはアンドラーデがあえて引き込むが、シウバがヒジを落として立ち上がって距離を取る。

シウバはジャブとサイドキックで距離をとる。アンドラーデも必死にパンチで前に出ていくが、シウバを捉えきれない。最後はシウバがスピニングバックキックをボディに当て、ケージ内をサークリング。終了直前にハグして、試合終了のブザーを聞いた。見事なアウトボクシングを見せたシウバがアンドラージを下し「「凄くエモーショナルになっているわ。この試合は本当に大切な試合だったから。4カ月前にシスターを亡くした。どんな苦難があっても家族がいて、神がいることを皆、分かって欲しい。試合は相手がプレッシャーを掛けてくることは分かっていた。ダナ、チャンピオンになりたい。タイトル戦にトライしたいの」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN242 キック コディ・ダーデン マット・シュネル

【UFN242】激しいパンチの打ち合いから一転。TD狙いのシュネルを切ったダーデンがニンジャで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
Def.2R0分27秒 by ニンジャチョーク
マット・シュネル(米国)

階級を上げたシュネルとダーテンの対戦。右アッパーから左フックをいきなり放って行ったシュネルは、ダーデンの右を被弾する。直後にカウンターで右をヒットさせたシュネルは、近い距離でパンチを打ち合う。頭を振るが、被弾も多いシュネルはワンツーのフックから左ジャブ、さらに右を伸ばす。ダーデンは負けじとパンチを集中させ、右を打ち込む。シュネルも右を打ち返し、間ができると左ハイへ。続いて右カーフを蹴ったシュネルだが、ダーデンの踏み込みながらの左で殴られる。

自身の攻撃中に相手の攻撃を受けるという目が離せない攻防のなかで、ダーデンの打ち終わりでシュネルが右を当てる。すぐにコンビネーションで反撃に出るダーデンは右ハイを空振り。それでもジャブをかわして、左フックを振るう。対してシュネルは右を当て、スピニングバックキックをかわす。終盤、動きが落ちた両者だったが、最後の10秒で右を当て合い、シュネルは左目の瞼をカットしていた。

2R、飛び込んで左を伸ばすダーデンは、シュネルのダブルレッグを切ってがぶるとアームインギロチンからニンジャチョークをセット。横回転で上を取ったダーデンが、シュネルからタップを奪った。4日前のオファーで試合を受けたダーテンは「ハイスクールからファイトに従事してきた。あの時のガキとは比べようがない。UFCがこの機会を与えてくれて感謝している。左フックを打たれて、ちょっと効いたけど大丈夫だった」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN242 トレヴァー・ピーク ヤナル・エシュモズ

【UFN242】エシュモズがピークの変則的な打撃をTD&バックコントロールで封じて判定勝利

<ライト級/5分3R>
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
トレヴァー・ピーク(米国)

ピークがパンチのフェイントでプレッシャーをかけ、エシュモズは右ストレートを返す。ピークが組みつくフェイントから右アッパーを突き上げる。距離が離れるとピークがインロー、エシュモズが右フックを返す。

ピークは右ボディから左フック、左ジャブを細かく突いてインロー。エシュモズは右ハイを蹴る。ピークがジャブから右アッパーと左右のロングフック、ワンツーで前進。そこにエシュモズがダブルレッグを合わせてテイクダウンする。

エシュモズがサイドポジションで抑え込みつつ、マウント・バックを狙う。ピークも一度ハーフガードに戻し、アームロックを狙いながら立ち上がる。ピークがエシュモズのジャブに右フックをかぶせて左ミドル、ジャブで前に出る。

ピークはエシュモズのニータップをを切って、ケージへ押し込む。エシュモズも態勢を入れ替えてボディロックからピークの体を振って振ってバックへ。ピークは正対してヒザ蹴りを入れる。

2R、ここもピークが前に出て、構えをスイッチしながら左フックを強振する。エシュモズもインローを細かく蹴る。ピークは構わずジャブで前に出て、エシュモズの組みを切って右フックからパンチを叩きつける。

距離が離れるとピークが飛び込むような左ボディ、エシュモズが左ミドルを蹴って、ピークのパンチに合わせて組んでバックへ。ピークが立ち上がろうとするところにパンチを入れ、足をかけて四つん這いにさせる。

テイクダウンとバックコントロールれを繰り返すエシュモズ。ピークもケージに体を預けて立ち上がって正対し、スイッチのような形からシングルレッグに入る。一度は倒されたエシュモズだが、すぐにシングルレッグから押し込んで四つ組みで押し込む。再びバックとテイクダウンを巡る攻防が続き、終了間際にエシュモズがピークを後方に投げ、パンチを入れる。

3R、エシュモズがワンツー、ピークも右ストレートで飛び込む。エシュモズは右ハイを蹴ってからワンツー、ピークはやはり右で前に出て、左右のフックを強振する。エシュモズも頭を振ってパンチを空振りさせながら、細かくパンチを返す。

ピークは打ち落ろすような右ストレート。、エシュモズはシングルレッグで組みついてピークをケージに押し込み、バックを狙う。ピークがアームロックを狙うと、エシュモズはそれを潰してトップキープする。エシュモズは立ち上がるピークのバックを取りつつ、ピークは正対して離れる。

エシュモズはシングルレッグを狙いつつ左フック。ピークも左右のパンチで前進するが、エシュモズがシングルレッグから組みついてバックへ。残り10秒で後方に投げるようにテイクダウンし、パンチとヒジを連打をする。ここで試合終了となり、エシュモズが判定勝利を収めた。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN242 キック クリス・パディーリャ ロン・チュウ

【UFN242】RTUを経て、オクタゴン復帰のロン・チュウ。パディーリャのエルボーで左目が塞がりTKO負け

<ライト級/5分3R>
クリス・パディーリャ(米国)
Def.2R4分14秒by TKO
ロン・チュウ(中国)

Road to UFCライト級優勝を経て、2年半振りにオクタゴンに戻ってきたロン・チュウは、パディーリャに対して-245のフェイバリットとなっている。まず左ロー蹴ったロン・チュウが、圧を掛けて右カーフを蹴る。2発目のカーフで姿勢を乱したパディーリャもカーフを返す。ワンツーのロン・チュウはケージを背負うパディーリャに対し、左ハイを狙う。踏み込んでワンツーのロン・チュウは、左インローから左ミドルを決める。再度、右カーフを蹴ったロン・チュウはオーソにスイッチして右ミドルを蹴っていく。パディーリャも右カーフを続け、慎重な間合いの取り合いが続く。

ロン・チュウが右オーバーハンドで前に出るが、クリーンヒットはしない。パディーリャは右ローを続ける。ロン・チュウも右カーフを蹴るが、ジャブを被弾。ワンツー&ボディ、このコンビを繰り返したが、ローに右を合わされて一瞬動きが止まるシーンもあった。

2R、ジャブを伸ばすパディーリャ。ロン・チュウは前に出るが、間合いを取り直す。ダブルをスプロールされたパディーリャが、そのままヒザ蹴りを顔面に突き上げる。カーフで姿勢を乱しながら、首相撲&ヒザをいれたパディーリャが右を当てる。ワンツーに右を合わされたロン・チュウは、カーフから右を返す。「効いていない」とアピールしたロン・チュウは、カーフを蹴られても拳の圧を掛けていく。

パディーリャは左に回り、そして右に戻りつつカーフを蹴る。左を振るって前に出たロン・チュウは構えをかえてスピニングバックキックを繰り出す。と打撃の応酬で、アイポークがあったとアピールするロン・チュウだが──これは完全にエルボーで彼の勘違いだ。パディーリャはヒジを続け、カウンターでもヒジを狙う。と、ブレイクが入りロン・チュウの左目をドクターがチェックする。完全に腫れあがって目が塞がっているロン・チュウを見て、ドクターは試合を止めた。

結果として目尻でなく、眼球の上を打ったようなエルボーで敗れたロン・チュウ。的は狙い通りでなかったが、試みはパディーリャの狙い通り──完敗だった。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN242 アンドレ・リマ キック フィリッピ・ドス・サントス

【UFN242】リマが2R以降はマウント&バックキープでサントスを圧倒、無敗記録を10に伸ばす

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

リマがサウスポーに構えて前に出ていく。サントスは右ストレートと右の前蹴り、左のアウトローを蹴る。リマも左ストレートを当て、右のアウトローから左ストレートつなげる。ここでサントスが伸ばした左手の指がアイポークとなり試合が一時中断。再開後、リマがインロー、サントスが右ストレートと右フック、右の前蹴りを突き刺す。

リマはサントスのパンチに右フックを合わせ、サントスは右の蹴りからパンチをまとめる。サントスが距離を詰めて組みつくが、ここは両者が離れる。サントスが右ストレートと右の前蹴り、リマは左のインローを蹴る。サントスは構えをスイッチしてスピニングバックキックを見せ、リマのパンチに右ストレートを合わせて組みついてバックにつく。

サントスはリマの体を持ち上げてテイクダウンを狙うが、リマは足をフックさせずにスタンドをキープする。リマは足をフックしようとするサントスを前に落としてトップを取ってパンチを落とす。サントスはケージに体を預けて立ち上がり、バックにつくリマに対してスピニングバックエルボーを当てる。

2R、サントスが右ミドル、リマの前足に左右のローを集める。前に出るリマに対し、サントスが右ストレートを当ててから右の飛びヒザ蹴り。ここでリマが組みつくと、サントスが離れる。サントスは右ハイを蹴って組みつきに行くが、リマがテイクダウンを奪ってハーフガードでトップキープ、すぐにマウントポジションへ移行する。

リマは肩固めを狙いつつパンチを入れてトップキープを続ける。ビッグヒットはなかったものの、このラウンドの大半はリマがマウントポジションをキープした状態で終わった。

3R、構えをスイッチしながら前に出ていくリマが右ボディ。互いにハイキックを蹴り合い、両差しで組んだリマがテイクダウンを奪う。サントスが亀になって立とうとすると、リマはすぐにバックに回って足を四の字フックする。

リマは両腕を何度も差し込んでRNCを狙うが、サントスも必死にそれをディフェンスする。RNCを極められなかったリマだが、このラウンドはサントスがバックキープを続けてラウンド終了となった。判定は3-0でリマが勝利。ここまでストライキングで強さを見せてきたリマが、サントスをグラウンドで圧倒し、デビューからの無敗記録を10に伸ばした。


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45 LFA Report UFC UFN ESPN+100 UFN242 イー・チャア ガブリエル・サントス ブログ

【UFN242】LFA王者サントスがRTU優勝イー・チャアを圧倒。殴って、蹴って、TDしフルマークの判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
イー・チャア(中国)

サウスポー同士、左を伸ばしたイー・チャアに対し、サントスも左を見せてローを蹴る。サントスのローに左を合わせていくイー・チャアは、構えを変えつつ前蹴りをキャッチして尻もちをつかせる。すぐに立ち上がったサントスが、左に左を合わせて圧を掛ける。互いにオーソになるとサントスが右ローを蹴る。続いて手をついての左ローを蹴ると、サントスはオーソになって左フック、右ストレートを伸ばす。

ワンツーから右カーフのサントス、イー・チャアはチェックするが圧を掛けられつつある。跳び前蹴りで尻もちをつかされたイー・チャアは、右&右カーフを被弾。左の相打ちから右&左ショートアッパーで前に出たイー・チャアだが、スイッチしての跳び前蹴りを受けると、続いて右前蹴りを顔面に受けてダウンを喫する。

殴られながら立ち上がったイー・チャアは、カーフも効かされヒジ&パンチを打たれる。勢いのあるサントスの跳びヒザに真っ直ぐ下がったイー・チャア──初回を落とした。

2R、左前蹴りをボディに入れたサントスが、イー・チャアのテイクダウン狙いを切る。左前蹴りが顔面をかすめるとイー・チャアは右を被弾する。それでも前に出るイー・チャアはヒザを貰いそうになりながら組みつくが、押し込んだサントスがエルボーを打って離れる、サントスをボディを殴ると、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。下になったイー・チャアは下からエルボーを打つが、足を捌かれパンチを打たれる。ケージにイー・チャアを押し込んだサントスが、左足を抜いてハーフで抑えるとスクランブルでバックを取る。

立ち上がったイー・チャアは後方から殴られて正対するも、左目尻のカットでドクターチェックが入る。すぐに再開されると、サントスがスピニングバックフィスト。イー・チャアもスピニングバックキックを返すが、勢いが違う。ワンツーの左フックを決めたサントスは、前蹴りが急所に入る。ブレイクかと思い間を外したサントスは、レフェリーが流したことで組んできたイー・チャアを切る。サントスはやや勢いが削げたが、すぐに時間となり何やら言葉を発したイー・チャアに向きなおし、手を広げて威嚇した。

最終回、イー・チャアのステップインに対してワンツーの左、もう一発左を決めたサントス。ダブルレッグを切ったサントスは、連続で組みつつ左を振るうイー・チャアから逆にダブルレッグでテイクダウンを取り切る。腰を切れないイー・チャアはヒジを落とされ、枕でコントロールを許す。腰を上げて足を抜きに掛かるサントスが、左のパンチを落とす。さらにスクランブルに持ち込み、バックを取るとボディトライアングルを完成させる。

サントスは腹ばいになりパンチを落とし、仰向けになると絞めを狙う。イー・チャアはケージを蹴りに掛かるが、頑強な四の字フックから逃れることができない。後方へのパンチを続けたイー・チャアだが、時間は進みフックが遂げないまま後ろへのパンチを続ける。立ち上がったイー・チャアのスラムにRNCをセットしたサントスはタイムアップとなると、勝利を確信して両手を広げた。

LFA完勝の王者からUFCでは連敗中だったサントスは、Road to UFCウィナーを圧倒した勝利に「妊娠4カ月の妻を誇りに思う。これがシュートボクセ。殴って、蹴って、グラウンドで戦う。彼はタフ、油断はしていない。ここにはタフな相手しかいないから」と話すと、ヘェーーーーイというシュートボクセ流の雄たけびを挙げた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN ESPN+100 UFN242 ジャケリン・アモリン ブログ ヴァネッサ・デモパウロス

【UFN242】アモリンが抜群のグラウンド技術を見せて腕十字で一本勝ち。フィニッシュ勝率100%を継続

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
Def.1R3分28秒 by 腕十字
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

デモパウロスがワンツーと前蹴り。アモリンも右を蹴り返し、デモパウロスの左の蹴りをキャッチしてテイクダウンする。すぐに上四方まで回り込んだアモリンはサイドからマウントへ移行してパンチを落とす。デモパウロスもハーフガードに戻してブリッジでポジションを返そうとするが、アモリンがその動きに合わせてバックに回る。アモリンは両足フックから四の字フックに切り替えてバックキープする。ここでデモパウロスはアモリンがポジションキープの際に自分のグローブを掴んでいるとレフェリーにアピールするが試合は続行。最後はアモリンが腕十字を極めてデモパウロスに一本勝ちした。これでアモリンはMMA戦績を9勝(2KO・7S)1敗とし、フィニッシュ勝率100%継続となった。

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45 AB C-MMA MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE UFC UFN UFN242 アンドレ・リマ イェン・シャオナン イー・チャア カイル・ネルソン ガブリエル・サントス コディ・ダーデン ショーン・ブレイディ ジェシカ・アンドラーデ ジャケリン・アモリン ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ スティーブ・ガルシア スムダーチー ソン・ヤードン ディラン・バドカ トレヴァー・ピーク ナタリア・シウバ マット・シュネル ヤナル・エシュモズ リー・カイウェン ロン・チュウ ヴァネッサ・デモパウロス 松嶋こよみ

【UFN242】躍進中国MMAのシンボル、イー・チャアがガブリエル・サントスとUFC初陣「上海PIの存在」

【写真】足を踏み入れた最高峰で、どのような戦いを見せてくれるか(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN242:UFN on ESPN+100「Burns vs Brady」が開催され、イー・チャアがガブリエル・サントスを相手にUFCデビュー戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2022年のRoad to UFCは準優勝も初戦でSASUKE、準々決勝で松嶋こよみと日本人の夢を打ち砕いたイー・チャアは、2023年のRoad to UFCで同朋のリー・カイウェンを腕十字で一蹴し、UFCとの契約を果たした。

成長著しいC-MMAの象徴ともいえるイー・チャアにデビュー戦に向けてン心境と、躍進中国MMAの要因を尋ねた。


──UFCデビューを控え、今はどのような心境でしょうか(※取材は4日に行われた)。

「もう、準備は整っている。いつでも戦えるよ」

──UFC A PEXで既に試合をしていますが、Road to UFCとUFC本戦で戦うのとでは何か違うところはありますか。

「Road to UFCの時よりも、自分の力を証明するためによりエキサイティングな気持ちになっている。ただファイトウィークの過ごし方は、Road to UFCの時と変わらない。スケジュールも同じだしね」

──今はデビュー戦に集中しないといけないのは理解していますが、2週間前のRoad to UFC準決勝大会について話を聞かせてください。

「もちろんだよ」

──4試合の日中戦が組まれ、中国人選手が全勝と日本のファンにとっては強烈なショックな結果となりました。中国勢の勝因をどのように考えてますか。

「もう、それは上海PIの存在以外に考えられないだろう。中国人選手はPIであらゆるサポートと、最高のトレーニング環境を与えられているから、成長が著しい。上海のPIでは、ラスベガスのPIと同じだけの待遇を受けているからね。コーチの指導も、行き届いている。

実際、フェザー級と女子ストロー級の決勝は中国人同士になる。今回のRoad to UFCは中国人ファイターの成長が如実に表れた結果になっている」

──それでもイー・チャアがチーム・アルファメールで練習をするのは、どういう理由からなのでしょうか。

「基本的に上海のPIがあれば、長い移動をして米国でトレーニングをする必要はないという見方もできる。それでも多くの中国人選手が米国で練習するのは、ソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーたちが米国で練習をしてきた過去があるからだよ。

僕自身、PIでは3年、4年と練習してきたので、新しい環境に身を置きたいということもある。そこで新しいモノが学べるかもしれないからだ。アルファメールで練習をするのはソン・ヤードンやイェン・シャオナン、スムダーチーがいるからだ。皆がアルファメールにいて、互いのことをケアし合えるしね」

──そのような練習環境に身を置いているイー・チャアですが、デビュー戦の相手の印象を教えてもらえますか。

(C)Zuffa/UFC

「ガブリエル・サントスはウェルラウンディット・ファイターでレスリングもグラップリングも強い。

でも、スピードで僕が上回っている。そこが焦点になってくるだろう」

──ペースも勝負の鍵を握ってこないでしょうか。

「それは試合を見て、判断してもらおうかな。Road to UFCで戦った2年間、合計6試合を連続で戦ったことで、体のダメージも蓄積してしまっていた。試合が7カ月空いたことで体のケアがきたことも大きい。しっかりと休息を取り、自分の戦いを見つめ直すことでより強くなることができた。だから、次の試合が楽しみでならないよ」

■視聴方法(予定)
9月8日(日・日本時間)
午前5 時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN242対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ショーン・ブレイディ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<フェアー級/5分3R>
カイル・ネルソン(米国)
スティーブ・ガルシア(米国)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
コディ・ダーデン(米国)

<ライト級/5分3R>
トレヴァー・ピーク(米国)
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・ドルギャリアン(米国)
ブレンダン・マロッテ(米国)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
フィリッピ・ドス・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・サントス(ブラジル)
イー・チャア(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャケリン・アモリン(ブラジル)
ヴァネッサ・デモパウロス(ギリシャ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキ(米国)
ディラン・バドカ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)

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