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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC308 ZFN02 キム・インソォン キム・ハンスル ジャン・イクファン ジャン・ユンソン ダナ・ホワイト チェ・ソンヒョク ドロブショク・ナホトフ ナンディンエルデン・キム・インソォン パク・チャンス パン・ジェヒョク ファン・インス ホン・ジュンヨン マテウス・カミーロ ユン・チャンミン ユ・ジュサン 佐藤天 河名マスト

【ZFN02】計量&記者会見の融合。佐藤天&河名マスト、計量パス――そして堂々の英語で会見を乗り切る

【写真】赤コーナーも青コーナーもUFCへの道が閉ざされないように勝つのみ (C)MMAPLANET

明日14日(土・現地時間)に韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02のパブリック計量&記者会見が、13日(金・同)にキンポ市のホテル・マリナベイ・ソウル・アラで行われた。
Text Manabu Takashima

午前11時20分から始まった計量では、アンダーカード出場選手が一通りスケールに乗り、フェイオフを終える、そしてアンダーカード最後の試合に出場するチェ・ジェフンとヤン・ジェグンの両者が席につき、司会者の代表質問に答える形で会見が実施された。

メインカード出場選手はスケール、代表質問、記者の質疑応答、フェイスオフという流れをカード単位で続ける(しかも休憩が途中で入る)という珍しいスタイルの公開計量&会見が見られた。


メインカード第3試合のライト級戦に出場するタジキスタンのドロブショク・ナホトフはUFC308の公開会見のファンの質問時間に、ダナ・ホワイトにUFC出場をアピールし今大会の試合出場とLookin’ for a Fightを実現させた張本人だ。

ブラジルのマテウス・カミーロとのマッチアップは、他のカードとは明らかに色合いが違い、興味深いものとなった。

続いて赤コーナーから佐藤天が登場、英語で「UFCの最後の方は良い試合を見せることはできなかったので、ここで良いパフォーマンスをダナ・ホワイトに見てもらって、UFCに戻りたいと思っている。フィニッシュを狙っているけど、彼は良いファイター。でも自分を信じている。韓国人選手は日本人選手よりUFCで成功している。ここにいるコリアンゾンビのように。でも日本人選手も負けていない。と同時に日本のMMA界は韓国のMMAのことをしっかりと認識しないといけないと思っている」とコメントした。

河名マストは青コーナー・ファイターとして、今大会に挑む。ユ・ジュサン戦を前にして、彼もまた英語で「ダナが試合を見ているのは、凄く嬉しい。RTUの決勝のつもりで戦う。これまで韓国の選手と何度も試合をしてきたけど、タフでパワフル、常に難しい試合だった。韓国での試合は初めてでもケンチャナヨ。ノープロブレム。自分のスタイル、レスリングを貫きたい。これまで対得した韓国人選手で印象深いのはパン・ジェヒョク選手。距離の取り方などが巧みで5分間、常に前に出る練習を繰り返すことで成長できた」と司会者の質問に答える。

さらに質疑応答では青コーナーで戦うこと、UFCと契約することに挑戦し続けることを問われ、「この試合はユ・ジュサン選手をステップアップさせるためのものだと理解しています。でもケージのなかでコーナーは関係ないです。僕だけの特別なステップアップの場にします。レスリングをやってきて、目標は五輪でした。MMAで世界のベストファイターが揃っているのはUFCです。だからUFCで戦いたい」と話した。

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ メインカード計量結果

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル:81.1キロ
ファン・インス:81.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:66.5キロ
ユン・チャンミン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:66.25キロ
河名マスト:66.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン:77.2キロ
佐藤天:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ:70.65キロ
マテウス・カミーロ:70.3キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:70.0キロ
ホン・ジュンヨン:71.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン:66.2キロ
チェ・ソンヒョク:65.7キロ

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AB BELLATOR MMA o UFC UFC308 カーティス・ブレイズ キック デリック・ルイス トム・アスピナル

UFC310:第12試合・シリル・ガーン vs. アレクサンドル・ボルコフ

ヘビー級。ガーン2位、ボルコフ3位。

暫定王者ガーン。2022年1月のガヌーとの王座統一戦では、ガヌーにテイクダウンを許す展開で判定負けし、MMA初黒星を喫した。9月に地元で再起すると、昨年3月にガヌーが返上したタイトルを巡ってライトヘビーから階級を変更したJJと王座決定戦で対決。しかしタックルでテイクダウンされるとJJのギロチンでキャリア初の一本負け。昨年9月にまた地元のパリ大会で再起戦を行い、セルゲイ・スピバックにKO勝ち。ボルコフ戦は10月のUFC308で組まれていたが、ボルコフの膝の怪我により、今大会に延期されている。バックボーンはキックだが、UFC2戦目ではレアな足関(ヒールホールド)による勝利もある。34歳。

元Bellator王者ボルコフ。Bellatorには2012年から2015年まで参戦していたが、UFCは2016年からで、もう8年目。12勝4敗とハイアベレージで、現在4連勝中だが、まだUFCではタイトル挑戦経験がない。負けた相手はデリック・ルイス、カーティス・ブレイズ、トム・アスピナル、そして今回対戦するガーン。このうち1勝でもしていたら、タイトルに挑戦していた可能性は高い。極真バックボーンで蹴りが武器のストライカー。36歳。

両者は3年前に対戦。当時はガーンはまだ無敗で、すでにランキング3位だった。試合はリーチに勝るガーンが自分の間合いで打撃をヒットさせていく一方、ボルコフの打撃は届かないという展開。ボルコフは劣勢を自覚しながらも、展開を変える武器がなく、同じ展開のまま判定負けしている。今回は同じ轍は踏まないと思うがどうか。

 

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45 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC308 イリャ・トプリア ブログ マックス・ホロウェイ 良太郎

【Special】月刊、良太郎のこの一番:10月 トプリア×ホロウェイ「トプリアの構え、ホロウェイのミス」

【写真】トプリアが右を当てるまでの過程には、他の選手では突くことができないホロウェイの一瞬のミスがあった(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾、良太郎というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は良太郎氏が選んだ2024年10月の一番──10月26日に行われたUFC 308のイリャ・トプリア×マックス・ホロウェイ、世界最高峰の打撃戦となった一戦を語ろう。


――10月の一番としてトプリアとホロウェイの試合をピックアップしていただきました。これはもう即決というセレクトですか。

「結構前からこのカードが決まっていて、この企画が始まったときから、どう転んでも(取り上げる試合に)入るだろうと思っていました。あの大会は好カードが多くて(スピニングバックフィストでKOした)シャラブジン・マゴメドフもいいなと思ったのですが、トプリアとホロウェイの打撃の技術が最近の試合では頭一つ抜けてるところがあるし、戦前の予想やお互いのキャラクターも踏まえて、この試合に決めました」

――やはりこの試合の立ち技のレベルは最高峰レベルでしたか。

「MMAという競技の中で、トプリアとホロウェイの立ち技の技術を比べた時に、完成度で言えばトプリアの方が上です。ホロウェイは細かいテクニックもあるけれど、前回の(ジャスティン・)ゲイジー戦のように、相手を自分の戦いに巻き込んで、最後にとんでもないKOで勝つ強さがある。そんな2人の試合だったのですが、結果的にはトプリアが完全に実力でねじ伏せた試合でした。個人的にはホロウェイの戦いの方が好きなのですが、トプリアはここ数年、歴代のトップ選手たちを見ても、MMAにおけるボクシング&レスリングの最高点に近いぐらいのレベルの高さにいると思います。特にボクシングスキルはずば抜けてますね」

――フィニッシュはトプリアのKO勝ちでしたが、そこに至るまでにどんな攻防があったのでしょうか。

「パターンで言ったらトプリアが右カーフキックで削って、みんなも予想していた右を当てて…という展開でした。あの右はスイング気味というかクロスカウンターに近い被せる打ち方で、ポイントはトプリアの構えなんです。トプリアの構えは真っ直ぐに身体が立ってない、右脇を絞って、やや右斜めに身体を傾けるように構えるんです。ようは右の拳をいつでも打てる位置に置く=ミサイルの発射台を常に設置しているようなイメージです。

 逆にホロウェイは頭頂部から一本棒が通っているように身体が真っ直ぐに立っていて、両手を前に出して触手のように伸ばして制空権を取りにいきます。しかもホロウェイはリーチが長くて左手を自由自在に使えて、高速ジャブ、フリッカー気味のジャブ、スマッシュ気味のジャブ…左を使い分けてヒット数を稼ぎつつ、試合を作っていく。左を伸ばすと、ホロウェイにとって左側のテンプルが空くのですが、ホロウェイはバックスピン、ミドル、関節蹴りを使って、そこを狙わせないようにする。それがホロウェイの基本的な戦い方です。

 トプリアもそれを理解したうえで試合をしているわけですが、トプリアはあえてホロウェイに左ジャブを出させる・左手で自分を触らせておいて、ホロウェイの空いている左側のテンプルを右で狙う、先ほど説明した右のミサイルを常に打てる状態をキープしていました」

――トプリアはいつでも右フックを被せることが出来るように構えていたのですね。

「はい。しかもトプリアは右脇を絞って構えるので右腕が真っ直ぐ立っていて、相手が三日月蹴りなど蹴りでボディを狙って来てもヒジでディフェンスできるんですよ」

――蹴った方が足を痛めるパターンですね。

「そうです。しかも右の被せるフックが直撃しなくても、そこから返しの左フックが打てるので、被せる右で仕留める、もしくは返しの左フックで仕留める。そういう戦いができます。またそこへの布石として、トプリアは右のカーフでホロウェイの前足(左足)を削っていて、あれが当たり始めてからホロウェイは焦っていたと思います。普通の選手だったら、あの右カーフで完全にペースを取られるのですが、ホロウェイも右の関節蹴りでリズムを取り返そうとするんです」

――2Rにホロウェイの関節蹴りがモロに入っていましたよね。

「あれで少しホロウェイも旗色が良くなっていました。ただそこでトプリアも改めて右カーフを効かせてペースを譲らなかったわけです。トプリアの仕留め方としては、いいタイミングで右のスイングフックが入って、そこから左ボディを効かせて、最後は右から返しの左フックでフィニッシュだったんですけど、勝負を決めたのは最初の右のスイングフックだったと思います。あの場面をスローで見てもらうと分かるのですが、ホロウェイはスイッチ&右の関節蹴りの流れのなかで足が揃うことがあって、あの時も一瞬だけホロウェイの足が揃ったんです。そこをトプリアが右でぶち抜きました。あの右はアレックス・ヴォルカノフスキーをKOした時と同じで、本能なのか体に染みついたものなのか分かりませんが、トプリアの必殺技です。ホロウェイが打たれ強いので、あの右をもらってからもしばらく戦っていましたが、並みの選手ならあの右一発で終わっていたと思います」

――まさに一瞬のスキを突いた一撃ですか。

「本当に一瞬なんですが、ホロウェイが右の関節蹴りを多用し始めてから両足が揃う場面があるので、ぜひ試合映像を見返してみてください。ホロウェイとしては右の関節蹴りで展開を変えて、ちゃんと足を戻して左ジャブから試合を作り直しかったんだと思います。ただ試合をトータルで振り返るとホロウェイは1Rにトプリアにタックルに入られている。そのくらいトプリアのプレッシャーが強くて、右カーフも効かされていたじゃないですか。ああやってホロウェイにプレッシャーをかけて前足を潰しておくと、ホロウェイもずっと同じスタンス・構えではいられないので、どこかでスイッチすることになる。そうなると両足を揃うミスが起こりうるわけで、トプリアの必殺の右が当たる可能性が上がりますよね」

――ホロウェイの反撃のきっかけだった関節蹴りが実は狙われていた、と。しかも1Rのテイクダウンと右カーフがそこにつながっているのは奥が深いですね。

「そうですね。試合が始まった直後、トプリアは前手=左手でホロウェイの前手を押さえるボクシング的な動きを見せていて、そこからタックルに入る・右のカーフを効かせていましたが、使っている技はそのくらいなので、やっていること自体は超シンプルです。そのシンプルな攻撃でホロウェイを削って削って、ホロウェイの土俵には上がらずに戦っていましたよね」

――その展開の中でホロウェイが3Rに足を揃えるミスをしてしまった、と。

「ただあれもミスじゃないと言えばミスじゃないんです。あの一瞬で右を合わせるボクシングスキルがあるトプリアが相手だったからこそミスに見えるわけで。トプリア以外であの右を合わせられる選手はいないと思います」

――先ほど解説していただいたトプリアの構えの解説も非常に興味深かったです。あの構えがトプリアの強さを生んでいると言ってもいいのでしょうか。

「右脇を絞って右フックを打てるように力を溜めつつ右のカーフも蹴れる。前手=左手を前に出して左側にフレームが作れているから左フックも返せる。そういう構えでもあります。あとは相手からすると左手が前に出る&フレームが出来ていて、体を右に傾けられると思った以上にトプリアの顔が遠いんですよ。だからジャブを当てづらい。そこにプラスしてトプリアは倒せる右を持っているから、その右も警戒しないといけないので、なおさらやりにくいですよね」

――向かい合った時に感じるやりづらさがありそうですね。

「ホロウェイもいつのもようにジャブが当たらなくて打撃の火力を出すまでに時間がかかっていましたからね。だからこそ右の関節蹴りに切り替えて活路を見出したホロウェイはすごいし、それを上回ったトプリアはもっとすごいんです。トプリアの練習動画を見てもボクシングスキルが尋常じゃない。立ち技の試合にポンっと出してもすぐチャンピオンになると思いますね。ボクシングをやってもかなり強いと思います。しかもトプリアはグレコローマンレスリング出身で柔術も黒帯じゃないですか。それであのボクシングスキルだから……ちょっと訳が分からない強さですね」

――パンチのKOが続いていますが、相手によっては組み主体で戦うこともできると思います。

「テイクダウン主体で寝かせにくる選手が相手になってもトプリアは対応できますからね。組みで展開を作れないグラップラーは前に出られなくなるので、そうなるとトプリアの打撃のプレッシャーを受けて下がってしまって仕留められるでしょう。例えばマラブ・デヴァリシビリはひたすらタックルに入ってテイクダウンを狙い続けますが、トプリアは『こっちはいつでもテイクダウンできるよ』や『もし組みに来ても対応できるよ』があったうえで、あのボクシングスキルでKOを狙うので、タイプが違う強さですね」

――ヴォルカノフスキーとホロウェイをKOして王座に君臨しているので、現時点ではフェザー級で無敵状態ですよね。

「穴もあるんでしょうけど、それを補う波に乗っているというか。アレックス・ペレイラもそうですけど、手をつけられない波に乗っている感じはありますよね。トプリアの打撃スキルは立ち技の選手が見ても勉強になるレベルだと思います」

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45 AB o UFC UFC308

【UFC308】チマエフがウィテカーに一本勝ち トプリアがホロウェイを3R TKOでフェザー級王座初防衛

33: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/10/26(土) 23:02:59.36 ID:toIjNMwi0
よし1時間くらい仮眠出来たし多分朝までいけるやろ!


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45 AB o ONE UFC UFC308   カムザット・チマエフ ミクティベク・オロルバイ

『UFC 308: Topuria vs. Holloway』パフォーマンスボーナス




 UFCが『UFC 308: Topuria vs. Holloway』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マテウス・レベッキ vs. ミクティベク・オロルバイ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・イリア・トプリア、カムザット・チマエフ、シャラ・マゴメドフ


 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC308 アレックス・ヴォルカノフスキー イリャ・トプリア キック マックス・ホロウェイ

【UFC308】素晴らしき打撃戦。ホロウェイの結界を破ったトプリアが右を当て、左&鉄槌で仕留め王座防衛!!

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
イリャ・トプリア(スペイン)
Def.3R1分34秒by KO
マックス・ホロウェイ(米国)

両手をぶらりと下げて、いきなりホロウェイを挑発したチャンピオン。ホロウェイはこっちに来いと応じず、両者の戦いが始まった。距離を取り、蹴りを使うチャレンジャーに対し、トプリアは一気に踏み込んでパンチを振るう。ロー、ワンツーのホロウェイに対し、トプリアが一気にダブルレッグを決める。ボディロックで立ち上がったホロウェイを崩したチャンピオンだが、すぐにホロウェイが立ち上がる。

ここでホロウェイのジャブにも、踏み込んでいくトプリアはローを蹴られる。王者はローを返し、右を当てる。ここからパンチを纏めさせず、サイドに回ってかわしたホロウェイだが右カーフで姿勢を乱される。トプリアはジャブを伸ばし、前へ前へと圧を掛ける。これを前蹴りとジャブ、左ハイで突き放すホロウェイはワンツーをかわして、逆にワンツーを入れる。右エルボーを入れたホロウェイのジャブが続くが、スピニングバックキックをかわしたトプリアが右を受けたホロウェイがスリップ気味に倒れた。

2R、なかなか踏み込めないトプリア。逆にジャブからワンツーをホロウェイが繰り出す。蹴りとジャブのホロウェイは、それでも前に出てくるトプリアにはサークリングで対処。トプリアは右カーフを蹴り、ここから右オーバーハンドにつなげたい。右で前に出たトプリアが左フックをヒットさせる。さらにワンツーの左を入れ、前に出るトプリアに対し、右ショートを返したホロウェイがハイキックを繰り出す。

チャンピオンもジャブから右を当て、腹を殴られても前に出て右ボディを返す。カーフを蹴られながら、前足重心のチャレンジャーを右を打ち込む。場内、どちらの名前を呼んでいるのかも判別できないほどの大歓声のなかで、ホロウェイが関節蹴りを繰り出す。この回も空間支配はホロウェイだったか。

3R、期待に応える打撃戦を繰り返す両者。トプリアがジャブを当て、ホロウェイが関節蹴りから左ミドルを入れる。左ボディを入れたチャンピオン。ホロウェイはワンツーから左ミドルを決める。トプリアは右カーフ、ホロウェイがサイドキックで2度関節を蹴る。直後に、トプリアが右を当てる。グシャというような音を立てて下がったホロウェイに、トプリアがパンチを纏める。

ホロウェイはボディは殴られても、顔面への追撃には左に回って間合いを取り直す。ここでトプリアはワンツーで前に出ると、ヒザ蹴りを打ったホロウェイの顔面を左フックで打ち抜きダウンを奪う。鉄槌の連打でホロウェイの意識を飛ばしたトプリアが王座防衛に成功した。

「正直、なんと言って良いのか分からない。マックス・ホロウェイのようなレジェンドと戦えて……僕の全キャリアもそうで、僕らの世代の良いお手本だったんだ。僕は今、この世代を代表している。偉大なマックス・ホロウェイのように、自分も次の世代に少しでも何か分け与えたい。右を当てた後、マックス・ホロウェイが過去に見せたことがないように下がった。コーナーから『攻め続けろ』という声があり、プレッシャーをかけ続けてKO勝ちできた」と話したチャンピオンの前に、前王者アレックス・ヴォルカノフスキーが現れる。トプリアは「彼は7度も防衛をした。彼が望むなら再戦しよう」と非常に紳士的な言葉を残した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC308   カムザット・チマエフ ロバート・ウィティカー

【UFC308】アゴが破壊される?! バックを制したチマエフが一気のRNCでウィティカーを初回で破る

<ミドル級/5分5R>
カムザット・チマエフ(UAE)
Def.1R3分34秒by RNC
ロバート・ウィティカー(豪州)

ウィティカーが右ローを蹴る。遠い距離から右を見せつつ、低い姿勢で両ヒザをついてダブルレッグを仕掛けたチマエフがバックに回る。チマエフはワンフックで殴り、体重を掛けていく。ケージを使って足のフックを許さないウィティカーだが、正対できない状態が続く。ワンフック、ロールするウィティカーから両足をフックさせたチマエフだが、ロールを続けたウィティカーがついに正対する。その刹那、ダブルレッグからバックに回り直したチマエフが後方からパンチを入れる。

ウィティカーはここもロールして逃れようとしたが、マウントを取られて急ぎ背中を見せる。勢いのあるパンチから、座った状態のウィティカーにRNCに捕らえる。ネッククランク気味に入ったのは、アゴがクラッシュしそうになったのか――即座にウィティカーがタップし、勝負は決した。

「ロブはレジェンドだ。チャンピオンも誰もが俺から逃げるのに、戦ってくれて尊敬している。あのRNCは、アゴが折れかかっていただろう。ダナ、UFCに都合が悪いのか。俺にベルトをくれ」と勝者は話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC308 アレクサンドル・ラキッチ キック マゴメド・アンカラエフ

【UFC308】サークリング&蹴り、足を使うラキッチを追い切れずもアンカラエフが判定勝ちでポアタンを挑発

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)

サウスポーのアンカラエフが、いきなり左オーバーハンドを狙う。右の蹴りを繰り出すラキッチは前蹴りを捌いて、右ローを蹴りこむ。アンカラエフはインローを蹴られ、右は美をブロックする。ラキッチは右インローを続け、右ハイもアンカラエフが左ストレートを当てる。ラキッチの蹴りよりも、中に入っていこうとするアンカラエフは、右ハイを左手一本でブロック。

アンカラエフが三日月を入れ、サイドキックも左ローを蹴られる。回って、間合いを取るラキッチが右ハイ、右インローを入れるがケージを背負うようになっている。アンカラエフは左ロー、ラキッチがジャブを当てる。左を伸ばしたアンカラエフだが、決定機はなく判断が難しいラウンドとなった。

2R、右ストレートで踏み込んで、縦回転の左バックエルボーを繰り出すアンカラエフ。ラキッチは蹴りを多用してサークリングと、初回と同じように動く。ここから右ストレートを当てたラキッチは、アンカラエフの前進を回ってかわす。追い切れないアンカラエフが腹を殴ると、ワンツーの左を届かせる。さらにハイを繰り出したアンカラエフが、左フック&左ミドルを決める。

ラキッチもジャブ、右ボディストレートを返し右インローを蹴る。スイッチから右を伸ばしたアンカラエフに組みついたラキッチだが、逆にケージに押し込まれる。離れたラキッチに左を入れたアンカラエフが、腹から顔面を殴る。ラキッチは左フックを受けそうになり、近い距離でも右を繰り出す。それでも蹴り主体で距離を取るラキッチを、徐々にアンカラエフが制空圏内に収めつつあるアンカラエフだった。

最終回、すぐに右ストレートをラキッチが入れる。アンカラエフはインローをチェックし、左ストレートを飛び跳ねるようなステップで当てる。左ストレートで回るラキッチを追うアンカラエフ。突破口を開く必要がない試合の組み立てをしてきたラキッチに対し、。アンカラエフはこの局面は打開したいはず。そしてアンカラエフは左ストレートで打開を図る。残り2分強でラキッチがシングルレッグから、ドライブ。アンカラエフはケージを背負って耐えると右を差し替えて押し込み返す。

最終回は思わぬ組み勝負となり、両者が体を入れかえてのケージレスリングが続く押し込んだ状態で左右のショートを打ったアンカラエフは、そのままクリンチの攻防で試合終了を迎えた。結果、3-0の判定勝ちを収めたアンカラエフは「足を使って距離を取る相手を捕らえるのが難しかった。悪くいうつもりはないけど、ああいうファイトは理解できない。凄く戦い辛かった。アレックスには俺から逃げるなと言いたい。皆が見たいファイトだからね」と話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC308 キック ダン・イゲ レローン・マーフィー

【UFC308】打撃もレスリングもグラウンドも一進一退の勝負でレローン・マーフィーがダン・イゲに競り勝つ

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダン・イゲ(米国)

ジャブを振るって前に出て、右を伸ばすイゲ。続いて右ローを蹴ると、マーフィーが右前蹴りを繰り出す。右を同じタイミングで放った両者。イゲは圧を掛けて前に出るが、マーフィーは飲まれることはない。それでも右を伸ばしたイゲが、レベルチェンジから一気のダブルレッグでテイクダウンを決める。イゲはマーフィーの両足を束ねて、手首を取って引き寄せて背中をつかせると、スクランブルでバックへ。

マーフィーが正対しつつ立ち上がる。イゲはエルボーを入れ、両者が距離を取り直す。右ストレートからスピニングバックキックを繰り出したマーフィーが左ミドルを決める。直後に左フックでダウンを奪ったイゲが、パウンドから立ち上がったマーフィーをケージに詰めてラッシュを掛ける。マーフィーもパンチを返し、跳び蹴り。体を入れ替えて、ダブルレッグを決める。下になったイゲが、キムラからスイープを決めたところで時間となった。

2R、構えを変えるイゲに対し、左ジャブを伸ばすマーフィー。そのマーフィーの踏み込みに、イゲがヒジを当てていく。続いて左フックを当てたイゲが右ロー、この回は息を整ているような慎重な動きだ。サウスポーで誘うイゲが、後ろ回し蹴りを見せたマーフィーにまっすぐ距離を詰めてダブルレッグへ。

体を入れ替えたマーフィーが、イゲをケージに押し込んで左のパンチを繰り出す。右を差し返し、体を入れ替えたイゲが左エルボーから離れる。マーフィーのスピニングバックキックは空振りに。それでも前蹴りを入れ、右&左ハイを繰り出す。直後にボディを決めたマーフィーに対し、イゲは前に出て右ストレート。ヘッドムーブでかわしたマーフィーが組んで一気にテイクダウンを決める。マウントからバックグラブも、前方に落とされたマーフィーが三角絞めを狙う。鉄槌&エルボーを下から受けたイゲ――ここで時間となった。

最終回、勝負の5分――距離を詰めたイゲが組んで、小手投げを狙う。耐えたマーフィーがヒザを突き上げて離れる。ステップインから構えを変えて距離を詰めるイゲをダブルレッグで倒したマーフィーだが、イゲが体を入れ替えて力勝負のトップの取り合いを制す。

マーフィーが巧みにトーホールドに入っても、その動きすら使って重心移動でトップをキープするイゲは、三角絞めを防ぎスクランブルでバックへ。立ち上がって正対したマーフィーが、押し込み返しワキを潜ってバックへ。そのまま前方にイゲを崩してエルボーを落とす。イゲはシングルをスプロールされアナコンダチョークを狙われる。

バックに転じてマーフィーの手首を掴んで、前方に落としたイゲ。立ち上がると、マーフィーがパンチのラッシュをかけ跳びヒザを繰り出す。イゲも思いきりフックを振るって応戦するとタイムアップに。

ジャッジは3者とも29-28でマーフィーを支持した。


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AB o UFC UFC308 アルメン・ペトロシアン キック ダン・イゲ

【UFC】速報中!UFC 308: Topuria vs. Holloway

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【ミドル級】
◯シャラ・マゴメドフ(ロシア)
(2R KO)
×アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
1R、序盤からペトロシアンがイケイケ。間合いを詰めて左右のパンチにミドルを入れる。マゴメドフは面食らったか後退。一触即発の流れだがどうにか堪えて試合が落ち着く。するとマゴメドフが反撃開始。逆にパンチを当てるとカーフキックを蓄積。後半は巻き返してラウンドを終えた。
2R、お互いにローブローによる中断を挟みつつペースはペトロシアン。前に出続けると左右のパンチにミドル、三日月をヒット。マゴメドフは防戦一方。このままペトロシアンが押し切るかと思いきや、終了間際にマゴメドフがバックハンドブロー。ガードされると、そのまま一回転して逆の拳でバックハンドブロー!これがクリーンヒット!ダウンして亀になったペトロシアンを見てレフェリーが試合を止めた!マゴメドフが逆転勝ち!

【フェザー級】
◯リローン・マーフィー(英国)
(判定3-0)
×ダン・イゲ(米国)
1R、開始直後から至近距離での激しい打ち合い。打撃の交差でイゲは額をカットして出血。それでも前に出るとカウンターのタックルでテイクダウン。バックに周るがマーフィーはすぐに立ち上がる。スタンドに戻るとリーチに勝るマーフィーペース。カーフにミドルをヒットさせて攻勢。しかし終了間際にイゲのフックがカウンターでヒット。マーフィーはダウン。イゲはパウンドを乱射するがマーフィーは立ち上がってしがみつくとテイクダウン。イゲは下から腕十字を狙ったところでタイムアップ。
2R、前に詰めるイゲ。マーフィーはダメージのせいか動きが悪い。決定打こそないがイゲが圧力をかける。試合が落ち着くとイゲが遠めの間合いから胴タックル。組んでケージに押し込む。しかしマーフィーが差し返して脱出。身体が離れるとマーフィーが打撃で巻き返す。さらに組み付くとテイクダウン。簡単にマウントを取ると下になりながらも三角絞め。だがここでラウンド終了。
3R、開始直後から間合いを詰めるイゲ。組み付くとお互いに小手投げを打ち合う。激しい攻防の末にテイクダウンしたのはイゲ。しかしここから激しいスクランブルの展開。イゲはサイドを取るがマーフィーも下から足関節、三角絞めを狙う。イゲもマーフィーの立ち上がり際にバックに周るなど激しく上下が入れ替わるグラウンドの攻防。最後はスタンドで打ち合って試合終了。微妙な判定はマーフィーに軍配!