ロイバルは #UFC305(8月18日)の朝倉海戦を条件が合わず断ってました!#UFCVegas98 で平良達郎選手に勝ったら、パントージャにリベンジするか、日本大会があるなら朝倉海選手と戦いたいそうです!!
— 記録員 (@ykkymma) October 9, 2024
情報元https://t.co/RhS8d4rzLn pic.twitter.com/sgNMO1GrNQ
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ロイバルは #UFC305(8月18日)の朝倉海戦を条件が合わず断ってました!#UFCVegas98 で平良達郎選手に勝ったら、パントージャにリベンジするか、日本大会があるなら朝倉海選手と戦いたいそうです!!
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【写真】眼鏡からサングラスに変えて、計量をパス (C)Zuffa/UFC
24日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN62「Cannonier vs Borrlho」が開催される。
Text by Manabu Takashima
イベント・タイトルにあるようにメインはジャレッド・キャノニアー×カイオ・ボハーリョというライトヘビー級戦が組まれている。通算戦績16勝1敗、2021年にコンテンダーシリーズからUFCに昇格したボハーリョは、オクタゴンでも8連勝中だ。そのボハーリョ、実はLFAブラジル大会でコメンテーターを務めており、英語で同朋のファイターたちの試合の模様を解説している。眼鏡姿がトレードマーク、インテリジェンスさもセールスポイントといえるボハーリョに、コメンテイターとMMAファイターの兼業の利点を尋ねた。
──週末にジャレッド・キャノニアーとメインで対戦します。今の調子はいかがですか。
「過去最強のコンディションだよ。ファイトウィークは、常にそうなんだ。ハードな練習をしても、リカバリーに細心の注意を払っている。減量のことも常に頭にいれていて、極端な体重の落とし方はしない。そのために食事も摂っているし、水を大量に飲んで体重を調整しているんだ」
──ウォーターローディングを気に掛けているということですね。
「そうだね、凄く多くの水を飲んでいるよ。今日も6リットルほどの水運補給を行ってきた」
──6リットル!!
「イエース。明日は5リットル増やして、11リットルだ。そして明後日には、水分をカットする」
──何とも壮絶に感じるのですが……。それがカイオにとっては厳しいことにならないのですね。ところでカイオはLFAブラジル大会のUFC Fight Pass中継で英語を駆使してコメンテーターをしていますね。ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーでないのに、凄く度胸があるなと最初に視た時は驚きました。
「確かに簡単じゃなかったよ。最初の時は怖かった。でも、与えられた役割をしっかりとこなすことを考えて頑張った。6度、7度と続けていると、自信もついた。それに引退後のことを考えても、いや現役中でもそうだ。ファイター以外の仕事に就くのは良い経験になるからね。
実際にファイターとしてオクタゴンを眺めるのとコメンテーターとして、あの場にいるのとではまるで違う。他の選手の試合をしっかりと見ることになって、ファイターとして視野が広がった。コメンテーターの仕事は、色々なことを習うことができて、選手としても役立つことばかりだ」
──コメンテーターは、ファイトを楽しんでもらうために試合について語る必要があります。解説者目線で、UFC305のメインで行われたUFC世界ミドル級選手権試合=ドリキュス・デュプレッシー×イスラエル・アデサニャを振り返ってもらえないでしょうか。
「ハハハハ。良い試合だったよ。両者、自分の戦いをしようと凌ぎ合っていた。アデサニャは下がりながら、距離をマネージメントしてカウンターを狙っていた。この距離感は良かった。ただ、デュプレッシーにはそういう計算高いファイトも関係ない。
そして、奇妙な技術を持つ。その奇妙な技術が、有効なんだ。自分の世界を創り、世界のベストと戦ってしまう。それで彼は勝った。それでも、全ての対戦相手を倒してきたアデサニャが偉大なファイターであることは変わりない。誰も彼のような成績をミドル級で挙げることはできないだろう」
──ではトップを倒すことが使命といえるミドル級コンテンダーの目線で、あの試合を印象を話してもらえますか。
「アデサニャは、疲れていた。体を大きくして、体重を重くし過ぎたようだ。とはいってもデュプレッシーのゲームは、穴だらけあんだ。闇雲に前に出て、パンチを当てることしかできない。しかも殴ろうとしたときに、相手の攻撃を受ける隙ができる。それだけ対戦相手はアドバンテージを握ることになる。
それでもテイクダウンからバックを奪うのは、効果的だ。グラップリングで、相手を削って行く。そういう局面になると、力強い攻撃ができる。それでもスタンドに戻ると、攻撃の精度が落ちているので、スタンドで倒すことは可能だ。そう感じた。
デュプレッシーが優れたアスリートであることは間違いない。なんせ、UFCで負け知らずだ。良い試合をしてきた。そうだね……あの世界戦はファンにとってはエキサイティングで、グッドファイトだったに違いない。ただし、技術的にはベストファイトではなかった。あの世界戦を見て、僕の技術力は全局面において世界のベストの1人だと自信を持っている。僕は彼らよりレスリングができ、打撃もグラップリングも併せ持つウェルラウンダーだ。全ての要素を融合させることで、相手にとっては予測困難な戦いが可能になる。ハードトレーニングを続けることで、誰と戦ってもアドバンテージを持って試合に臨むことができるんだ」
──その言葉をキャノニアー戦で立証できるのか。期待して見させてもらいます。
「キャノニアーはタフな相手だよ。経験豊かで、彼のやりたい試合をされると厄介だ。既に5R戦も経験しているし、僕の実力がこのスポーツの頂点にあることを証明するのにベストな相手といえる。
間違ってもイージーファイトになるなんて、口にすることはできない。でも、彼を疲れさせてからパンチを顔面に集中させる。ダウンを奪うと、サブミットだ。キャノニアーは過去に一本負けしたことがないけど、柔術、グラップリングと引き出しが多い僕には、それを可能にするだけのスキルが身についている。
勝負の鍵は、どれだけプッシュして戦えるかだ。キャノニアーはもう40歳、ラウンドの中盤にはペースが落ちる。対して、僕は31歳になったばかりでハイペースで戦い続けることは何も問題にならない。彼には居心地が悪い時間を創り、疲れさせる。そうすると、もう僕のファイトになる」
──ファンが見る上で、注目してほしいところは?
「接近戦で戦うことだ。彼と戦う相手は、そのパワーを警戒して距離を取りたがる。でも僕は、そういう危険なゾーンで戦うことを問題視しない。目の前に立ち、思い切り顔面にパンチをくれてやる。そしてキャノニアーに勝って、その次の試合も勝ってトップ5入りを傍すよ」
■視聴方法(予定)
8月25日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前7時15分~U-NEXT
■ UFC ESPN62対戦カード
<ライトヘビー級/5分5R>
ジャレッド・キャノニアー(米国)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
<TUF32ミドル級決勝/5分3R>
ライアン・ロダー(米国)
ロバート・ヴァレンティン(スイス)
<TUF32フェザー級決勝/5分3R>
カーン・オフィリ(豪州)
マイロン・サントス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R
マイケル・モラレス(エクアドル)
ニール・マグニー(米国)
<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)
<ライト級/5分3R>
デニス・ブズーキア(米国)
フランシス・マーシャル(米国)
<ミドル級/5分3R>
ホセ・メディーナ(ボリビア)
ザック・リース(米国)
<ライト級/5分3R>
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)
ハメ・ジョントップ(ペルー)
<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
タジャケリニ・カバウカンチ(ポルトガル)
<フェザー級/5分3R>
ジギマンタス・ラマスカ(リトアニア)
ネイサン・フレッチャー(英国)
<女子フライ級/5分3R>
ワン・ソン(中国)
ヴィクトリア・レオナード(米国)
21日(水)都内にて、9月29日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN48の追加対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura
超RIZIN3で発表されていたライト級選手権試合=ホベルト・サトシ・ソウザ×ルイス・グスタボ、バンタム級王座決定戦=井上直樹×キム・スーチョル、伊澤星花×浅倉カンナ、萩原京平×高木凌に続いて、以下の6カードが追加された。
フライ級:新井丈×エンカジムーロ・ズールー
バンタム級:元谷友貴×太田忍
バンタム級:牛久絢太郎×佐藤将光
バンタム級:金太郎×秋元強真
フェザー級:カルシャガ・ダウトベック×木下カラテ
ライト級:矢地祐介×宇佐美正パトリック
今大会でRIZINに初参戦するのがエンカジムーロ・ズールーと秋元強真だ。南アフリカ出身のズールーは地元EFCでフライ級王座に就いたあと、2016年に同国出身選手として初めてTUF(シーズン24)に出場し、ここではトーナメント一回戦で扇久保博正に一本負けを喫している。現在はEFCでフライ級・バンタム級の2階級でタイトルを保持し、RIZIN初参戦を果たすことになる。
また先日のUFC305でイスラエス・アデサニャに一本勝ちして、王座防衛を果たしたUFCミドル級王者ドリキュス・デュプレッシーとは同門で、今回の試合にもデュプレッシーが帯同するという情報もあり、現役のUFC王者がコーナーマンとしてRIZINのリングに立つというのも興味深い。
もう一つのRIZIN初参戦ファイター=秋元はパラエストラ柏(現THE BLACKBELT JAPAN)所属として2022年6月にGladiatorでプロデビューし、その後はDEEPに参戦。今年3月にJAPAN TOP TEAMに移籍し、その初戦となったABEMA「格闘代理戦争 THEMAX」でアラン“ヒロ”ヤマニハにTKO勝利し、プロ戦績を5戦5勝(3KO・1S)とした注目の18歳だ。各選手のコメントは以下の通り。
エンカジムーロ・ズールー(コメント代読)
「世界中の格闘技ファンのみんな、俺は日本のRIZINで試合をする事になった。対戦相手はとてもタフな相手だが、俺はいつも通りベストを尽くし、観客が喜ぶような試合をするだけさ。遊びに行くわけではない。アライをフィニッシュしに行く。会場で会おうぜ。チャオ」
新井丈
「昨年大晦日のRIZINでたくさんのものを失って9カ月。自分の穴を埋めるべくたくさん準備してきました。テーマはジョー・イズ・バック。また強い新井丈を見せて、観客のみなさんの心を振るわせる試合をするつもりです。チャオ」
カルシャガ・ダウトベック(コメント代読)
「9月29日に再びRIZINに戻る事になった。ボスには超RIZIN3に出場してもらいたいと言われたが良い対戦相手がいないという事で9月になった。RIZINは世界中の中でもビッグな団体だと思う。試合内容も良いし演出も最高だ。スタッフは皆プロフェッショナルだしファンも世界一だ。次の対戦相手は打撃レベルの高い選手だ。空手ベースでKOできる質の高い日本人選手だ。9月29日にはみんなに素晴らしいショーをお見せしたい。RIZIN48で私の試合を見逃さないで欲しい。間違いなく素晴らしい大会になるのでぜひ会場まで見に来てもらいたい。さいたまスーパーアリーナで会おう」
木下カラテ
「押忍。ダウトベック選手、すごく強い選手ですけど、しっかり空手をして倒せるようにやっていきたいです。よろしくお願いします。押忍」
宇佐美正パトリック(コメント代読)
「矢地選手との対戦が決まり、とても興奮しています。自分の力を証明する時が来たと感じています。全力を尽くして、最高のパフォーマンスをお見せします」
矢地祐介
「宇佐美選手とは過去に試合が決まりかえたことがあったんですけど、色々と事情があって流れてしまいました。それがこうやって決まるということは、彼とは縁があるのかなと思います。前回(宇佐美は)徳留一樹選手にいい勝ち方をしていますし、若くて強い、これからの選手だと思います。そういう選手と戦えるのはうれしいことなので、しっかりMMAで上回って決着をつけたいと思います」
牛久絢太郎(コメント代読)
「発表でもありました通り、9月29日に試合が決まりました。佐藤選手は強い選手ですが、僕の全てをぶつけて勝ちます」
佐藤将光
「初めてのナンバーシリーズで、初めてのさいたまで試合をするので、気合い入れてやっていきます。判定が続いているので、しっかり殺しがあるところを試合で見せたいと思います」
元谷友貴(コメント代読)
「太田選手とリマッチということですが、今の太田選手は僕が以前対戦したときよりも強くなっているだろうし、勢いもすごいと思います。僕はこの試合に対して、しっかり仕上げて、前回は判定勝ちだったのですが今回ははっきり決着させたいなと思います。少しでも成長した元谷を見せたいと思います。いい試合しましょう」
太田忍
「まず元谷選手、再戦・リベンジマッチを受けてくれてありがとうございます。リベンジマッチは簡単にできるわけじゃないと思っていましたし、ここまで辿り着いた自信もあります。この試合をクリアすることでタイトルマッチ、ずっと公言してきた2024年内のタイトルが現実的になってくると思うので、しっかりフィニッシュしてタイトルにつなげたいと思います」
秋元強真
「自分は金太郎選手とやりたくて、そういう声も多かったので試合が決まって気合いが入っています。ただ実力的には相手にならないと思っているので期待していてください」
金太郎
「前回の試合が終わってアメリカに戻ってATT所属になって、アメリカでしっかり準備してきました。むちゃくちゃ強くなっているので期待してください。(秋元の)試合したいというのを聞いて、しっかり後悔させてやろうと思います」
また会見には試合が発表されている8選手も出席し、試合に向けた意気込みを語った。
高木凌
「いい感じで練習できています。1分くらいで終わらせます」
萩原京平
「試合前から変な絡み方をされて、リスペクトがないやつだと思って、ムカついています。格の違いを見せて倒そうと思います」
浅倉カンナ
「改めて引退試合を組んでもらえたことをうれしく思います。自分の集大成として、今の自分が持っているすべての力をぶつけたいと思います。記念試合とは思っていないです。後悔ない試合をしたいと思います。
伊澤星花
「カンナちゃんの引退試合なので、カンナちゃんの試合のなかで最高の試合をして、しっかり自分が極めて勝ちたいと思います」
キム・スーチョル
「お久しぶりです。地獄から来たキム・スーチョルです。命を懸けて準備しているので、井上選手も覚悟して準備してきてください」
井上直樹
「タイトルマッチを組んでいただき、ありがとうございます。タイトルマッチなので誇りを持って、気合いでも勝ちに行きます」
ルイス・グスタボ
「今までやってきた練習がどれだけ辛かったかは自分だけが知っている。前回の試合も2Rに激しく戦って骨折もした。素晴らしい試合をしてブラジルにベルトを持って帰りたい」
ホベルト・サトシ・ソウザ
「グスタボがどれだけ相応しいかを知っている。すごくいい試合になると思います。このベルトを絶対に守ります」
#UFC305 social media reactions: Dricus Du Plessis taps Israel Adesanya https://t.co/JLGnxiUWBM
— MMA Junkie (@MMAJunkie) August 18, 2024
#UFC305 Official Scorecard: Mateusz Gamrot vs Dan Hooker (@DanTheHangman)
— UFC News (@UFCNews) August 18, 2024
Complete Perth Scorecards 〓️: https://t.co/Nwdw7Xmbwk@WestAustralia | #WAtheDreamState pic.twitter.com/0qlyO3QbdV
#UFC305 Official Scorecard: Jairzinho Rozenstruik (@JairRozenstruik) vs Tai Tuivasa
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#UFC305 Official Scorecard: Josh Culibao vs Ricardo Ramos (@RicardoRamosMMA)
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【写真】MMAへの透明度が、さらに上がっているように感じた (C)FUMIO KURODA
今月23日(金)に発売されるFight & Life#104のワイド特集「格闘技日本代表」内で平良達郎の巻頭インタビューが掲載される予定だ。UFCフライ級5位の平良は、10月12日に1位のブランドン・ロイヴァルとの一戦が決まった。
Text by Manabu Takashima
ロイヴァル戦を通して、タイトル挑戦への筋道。平良のUFCへの想いを尋ねたインタビューで、スペースの都合上誌面で掲載できなかった箇所を切り取って、MMAPLANETで公開したい。
──ペレスに勝った直後にはムハマド・モカエフという同い年で無敗同士の対戦というストーリーラインも盛り上がるという話もされていました。しかしUFCはモカエフとの契約を更新せず。モカエフが12月に予定されるアレッシャンドリ・パントージャへのチャレンジャーの有力候補でもあったので、平良選手にその枠が回ってくるかもしれないという話が内々では聞かれていました。
「モカエフがマネル・ケイプ戦で圧倒的な勝ち方をして、彼が次の挑戦者になってもいずれは交わる日が来る。そうなれば僕らの試合は盛り上がるから、モチベーションも高く保てるという心境でした。結果としてモカエフがいなくなり、僕はランク5位だし挑戦者になるのは唐突だなという想いでしたね。
同時にちょっと早いと思いつつ、そうなった時のために準備はしていました。ただ、モカエフとは将来的にオクタゴンで戦える日が来ることを期待しています」
──結果、10月にロイヴァルと戦うことになった。同時に8月18日のUFC305ではカイ・カラフランス×スティーブ・アーセグのタイトルコンテンダー同士の一戦も組まれており(※結果はカイ・カラフランスが勝利)、挑戦権争いのライバルと見て良いかと。
「ロイヴァル戦がなくて12月に挑戦となれば、美味しいという見方はできかと思います。でも、14位の状態で5位の選手と試合ができたわけだし、そこまで都合が良いようには望んでいなかったです(笑)。元々トップ5の選手と戦うには、あと2勝ぐらい必要だと考えていたので。5位になったといっても、ここから上の選手と戦って自分の力を見せることでよりタイトル戦が盛り上がるはずです。
同時にカイ・カラフランスとアーセグの試合の勝者の方が先に挑戦することになるかもしれないですが、ロイヴァル戦は文句なしで挑戦者決定戦の意味合いを含んでいるので、凄く気合いが入っています」
──おおッ!! 力強い言葉です。同時に今のMMAはテイクダウンを軸に攻撃が評価対象になりやすい打撃、スクランブル、攻防になることが少なくなってきた寝技という3つの局面があるなかで、ロイヴァルは寝技の攻防が可能になるファイターで極めが強いです。そういう点でも、過去の試合と比較して対策練習の比重も変わってくるかと思われます。そこで平良選手がフィニッシュを警戒するレベルにある練習パートナーは存在しているのでしょうか。
「なかなか練習相手で下からの極めを積極的に使う人はいないです。柔術家で下からの仕掛けが上手い人を沖縄に呼んで、対策練習をする必要はあります。ロイヴァルにしても他の対戦相手にしても、向うの攻撃が僕のなかで想定内になることが重要で。
できるだけクローズドガードの中に入らない。入るとラバーガードで足が上って来るので、できるだけハーフガードで足を潰すことはイメージしています。それに柔術に関しては、パラエストラ沖縄時代から松根(良太代表)さんに基礎から習ってきているので、やりあえる基盤はあると思っています」
──ロイヴァルは胴と手が長い。そんな印象があります。
「長いですね(笑)。ただ、その手の長さに関連してくるのは寝技の前の打撃の展開、サウスポー対策が先決だと思っています。そこは松根さんと相談して、福田(龍彌)選手にまた沖縄に来てもらうことになっています」
──福田選手とは今年の1月にも一緒に練習をしていますね。
「ハイ。今回は10日から2週間ほど来てくれます」
──福田選手の呼ぶところのセッションとは、毎回斬り合うイメージで練習をする。スパーだけでなく、ミット打ちも真剣勝負という姿勢です。
「福田選手はスネ当てもつけないし、グローブもボクシンググローブでなくMMAグローブです。僕の打撃スパーはソフトな方なので、福田選手との練習は緊張感があります。それでも福田選手も、京都の方で練習をしている時ほどガチではないと思います。とにかく福田選手の話してくれる打撃論が面白くて」
──福田選手から学べることは、どういったモノですか。
「福田選手はスパー中に、本当に隙を見せないです。だからこそ、あれだけ手数を増やすことができる。逆に僕は福田選手の動きを見てしまうんですよね。そうなると、僕の方に隙ができる。福田選手はミットでも何でもMMAをとことんイメージして、練習をすることができる人で。それをスパーリングと上手く連動させているから、積み上げてきている部分が凄いです。福田さんとは新鮮な気持ちで練習できます」
■「UFCで戦っていると、選手の体調を気遣ってくれるので長く現役生活を送ることできる」、「相手の嫌がることを選択していくことが一番大切」、「1位のロイヴァルに勝ってタイトルに挑戦しようとすることは間違ったことをやっているわけじゃない。納得して歩んでいる道」。なぜ、UFCなのか。MMAという戦いの本質。朝倉海×パントージャ戦の噂──等々への問いに関して、平良達郎の人間性が伝わってくるインタビューが掲載されたFight&Life Vol.104は8月23日(金)の発売です。
The post 【Special】Fight&Life#104より。ロイヴァル戦決定、平良達郎「向うの攻撃が想定内になることが重要」 first appeared on MMAPLANET.#UFC305 アーリープレリムはこのあと7時30分スタート⏰️
— UFC Japan (@ufc_jp) August 17, 2024
11時開始のメインカードを含む全試合を 📺 @UNEXT_fight & #UFCFightPass にてライブ配信😉 pic.twitter.com/1VcvCIHazd
<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)
Def.4R3分38秒 by RNC
イスラエス・アデサニャ(ニュージーランド)
左手を前に出しながらアデサニャが前に出た。サウスポーにスイッチしたアデサニャに対し、デュプレッシーが左カーフを蹴る。左右のカーフを狙いながら、デュプレッシーが左フックで飛び込むも届かず。アデサニャは左インローを打ち込み、下がって距離をつくる。アデサニャの左ミドルがヒット。デュプレッシーの左ミドルに右を合わせた。ジワリジワリとデュプレッシーを詰めていくアデサニャ。デュプレッシーもスイッチしながら左ミドルを打ち込む。
左ハイをブロックされたデュプレッシーはダブルレッグで組みつくも、切られてしまう。しかし強引に距離を詰めたデュプレッシーのパンチが、アデサニャの顔面をかすめた。アデサニャは右ストレートから左フックを返す。右を打ち込んだデュプレッシーがアデサニャを下がらせ、右カーフで追撃する。デュプレッシーの右とアデサニャの左が相打ちに。アデサニャは右ボディを突き刺した。
2R、アデサニャがサウスポーで距離を詰める。オーソドックスで右カーフを当てたアデサニャに対し、デュプレッシーもガードを固めて距離を詰める。デュプレッシーがダブルレッグでテイクダウンを奪い、立ち上がるアデサニャのバックに回った。ケージ際で組み潰し、バックマウントからパンチを浴びせるデュプレッシー。アデサニャの体を伸ばしてRNCを狙うが、凌いだアデサニャがスタンドに戻した。アデサニャは前蹴りを効かせ、さらに右ストレートを打ち込む。
動きが落ちたデュプレッシーはアデサニャの足を取ってグラウンドに持ち込む。バックに回ったデュプレッシーは、立ち上がったアデサニャの顔面にヒザ蹴りを突き刺したあと、ダブルレッグ→シングレッグに切り替えてヒザを着かせた。バックコントロールに入ったデュプレッシーが、後ろからパンチを突き上げる。正対したアデサニャが内股で投げるも踏ん張ったデュプレッシーが、シングルレッグでケージに押し込み続けた。
3R、ガードを固めるデュプレッシーが下がりながら左関節蹴りを繰り出す。アデサニャはデュプレッシーにショートのパンチを打ち込んで中に入らせない。右ボディストレートから左ボディアッパーに繋げるアデサニャ。ケージ中央で左ハイも見せる。右カーフキックを蹴り、距離をつくってからボディを狙うアデサニャ。右前蹴り、左ボディとボディ狙いのアデサニャに対し、デュプレッシーはガードを固めて左右フックを振るう。しかしアデサニャの右スピニングバックエルボーも頭部をかすめた。
左右フックで前に出るデュプレッシーだが、パンチはブロックとスウェーでかわされる。疲労が見られるデュプレッシーはシングルレッグを切られた。それでもパンチを受けたアデサニャもバランスを崩す。両者がスタミナを失ったタフファイトに突入するなか、アデサニャはボディ攻撃へ。デュプレッシーも打ち返すが、アデサニャが距離を取って凌いだ。
4R、アデサニャが左ジャブを突く。ガードを固めて距離を詰めるデュプレッシーが、ボディを受けながらダブルレッグで飛び込んだ。これをスプロールしたアデサニャはスタンドを要求する。レフェリーがデュプレッシーを立たせると、スタミナ切れが見える。アデサニャは回復したか、左ミドルを突き刺し、ジャブで距離を取って右を浴びせる。
デュプレッシーも肩で息をしながら前に出ていく。アデサニャは左ジャブでコントロールし、前に出て来るデュプレッシーに右を合わせる。下がるところにデュプレッシーの右を受けてバランスを崩したアデサニャ。背中を見せて下がるアデサニャを追いたて、右の連打からバックについたデュプレッシーが、すぐさまバックマウントに移行しパームトゥパームでRNCを極めた。
逆転勝利で世界王座の初防衛に成功したデュプレッシーは、試合後のインタビューで「最高のストライカーと戦うには、テイクダウンが絶対に必要だった。でも、彼のことは誰もテイクダウンできなかった。そのために立って戦わないといけなかった。パースの会場の雰囲気は、過去最高だった。打撃とテイクダウンを融合して戦った。結果、取れると思っていた。スタンドでは大変だったけど、落ち着いて戦うことに専念した。倒せば、こっちのモノだと思ったけど立ちあがられた。だからスタンドで戦う時間が長くなったけど、そういう想いがあったから勝てた」と語った。
敗れたアデサニャは「正直、タフな戦いになることは分かっていた。だから、この展開に驚くことはなかった。でもグラウンドでバカげたミスをしてしまった。そしてゲイブルグリップを組まれた。過去最高の仕上がりだったけど、皆をガッカリさせてしまい残念だ。彼の方が今夜は強かった。リスペクトしている。みな、僕がUFCでやってきたことを認めてくれていると思う。でも35歳だ。正しい選択必要だ。みな、俺がやられるところを見たくないだろう」と言ってから「アイム・ノット・〇ァッキン・リービング(引退なんかするか)」と2度、繰り返した。
<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
Def.1R4分04秒 by TKO
スティーブ・アーセグ(豪州)
カラフランスが左ジャブを突くが、アーセグがプレスをかける。下がりながらパンチを打ち分けるカラフランスに対し、体格で上回るアーセグがケージを背負わせる。しかしカラフランスも左右のパンチでアーセグを下がらせ、ケージ中央に押し戻すも、アーセグのボディブローを受けて下がってしまう。
それでもカラフランスが低い体勢から飛び込み、右ストレートから左フックをクリーンヒット。この一撃で背中から倒れたアーセグは、追撃を狙うカラフランスの足に組みつくも、カラフランスがパウンドを浴びせる。最後は立ち上がってケージまで下がったアーセグの顔面を右で打ち抜き、レフェリーストップを呼び込んだ。
KO勝利のカイカラフランスは「まずスティーブは男の中の男で、紳士だと言いたい。シティキックボクシングは世界一のジム、この場所をMMAを愛しているんだ。スティーブは距離を考えて戦うスマートな相手だから、僕はとにかく大砲をぶちかまそうと戦った。フィニッシュだけを考えて。次はタイトル戦になるのか、皆の声を聞きたい」と語り、アーセグの地元である豪州のファンから歓声を受けた。
<ライト級/5分3R>
ダン・フッカー(ニュージーランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
マテウス・ガムロ(ポーランド)
フッカーがスイッチしながら距離を詰め、左ミドルハイを放つ。左ジャブ、左ストレートを繰り出しながら回るフッカー。ガムロがプレスをかけてフッカーにケージを背負わせた。フッカーの左に対し、右を合わせる。さらにケージに追い詰め右を浴びせる。ガムロは右のタイミングと距離が合ってきたか。フッカーはサウスポーから左三日月蹴りを突き刺す。ケージ中央でフッカーが右ローを放つと、ガムロが低空シングルレッグでグラウンドに持ち込んだ。フッカーは下がってケージに背中を着けて立ち上がったが、左目尻から出血が見られる。
相打ちでフッカーがバランスを崩し、ガムロが首を抑えながらトップに回った。パウンドを連打するガムロ。フッカーはフックガードからケージまで下がって立ち上がる。ガムロはバックに回っていたが、フッカーが離れた。フッカーが距離を詰めて、左フックでダウンを奪う。打ち合いでフラつくガムロ。残り30秒で低空シングルレッグで飛び込んだガムロだが、フッカーに逃げられてしまう。ラウンド終了までフッカーがガムロにケージを背負わせた。
2R、フッカーがサウスポースタンスからミドル、ハイと蹴りを散らす。ガムロのシングルレッグを切ったフッカーが、ボディに三日月蹴りを突き刺した。しかし蹴りをもらいながらもガムロがグラウンドに持ち込む。一気にパスしたガムロがサイドに回って、左腕を枕に抑え込む。ガムロが肩固めの体勢になるかというところで、フッカーがガードに戻した。顔面から大流血のフッカーはケージまで下がるも、ガムロがボディロックからバックへ。フッカーが立ち上がって離れた。
ガムロはグラウンドでスタミナを使いすぎが――フッカーが打撃でガムロを下がらせる。フッカーのボディい攻撃がヒット。ケージを背負ったガムロがシングルレッグでテイクダウンを狙ったが、フッカーが首を抑えた。ガムロが反転して、なおもシングルレッグを仕掛ける。スプロールしたフッカーがパンチで削るも、ガムロも立ち上がりそのままケージに押し込んでいく。フッカーは右に回って離れ、ガムロのボディに右ストレートを突き刺す。嫌がるように組みにいったガムロを突き放し、フッカーがパンチを落とした。
最終回、フッカーの右ミドルをキャッチしたガムロがドライブする。ケージ際でフッカーがギロチンを狙うも、そのまま倒された。しかしフッカーもケージを使って立ち上がり、スタンドではパンチを浴びせていく。フッカーが上下にパンチと蹴りを打ち分けると、ガムロが嫌がる表情を見せた。動きが落ちたガムロをフッカーが詰めていく。ケージ中央で、ガムロがシングルレッグで飛び込んだが、フッカーがスプロールしてスタンドに戻った。
ガムロもボディにパンチを打ち込むも、フッカーを下がらせることはできない。残り1分30秒、ガムロがシングルレッグで入り、その足を持ち上げてドライブするも、足を抜いたフッカーがニンジャチョークで切り返して凌いだ。なおもシングルレッグで組み、押し込むガムロだがクリーンテイクダウンには至らず。スタンドに戻り、フッカーがストレートを伸ばしていった。
裁定は割れたが、テイクダウンされてても立ち上がりパンチを効かせ続けたフッカーに凱歌が挙がった。