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AB o ONE UFC ジェラルド・マーシャート ジャック・デラ・マダレナ マイケル・ペイジ

UFC311:第9試合・ケビン・ホランド vs. ライニアー・デ・リダー

ミドル級。

ホランドはミドル級で5連勝し、一時ランキングに入っていたが、テイクダウンディフェンスとリカバリーに難があることを露呈して連敗。その後、ウェルターに落とすと、連続フィニッシュ勝利で再びランキング入りしたが、ジャック・デラ・マダレナとマイケル・ペイジに連敗を喫した。現在は試合を多くこなしたいという意向があり、階級にこだわらずオファーを受けているため、今回で3試合連続でのミドル級での試合。2025年の目標として、UFC記録となる年間6試合を挙げている。課題のグラウンドについても、以前に比べると克服してきている。32歳。

元ONEミドル級・ライトヘビー級二冠王のデ・リダーは昨年11月にUFCとの契約を果たした。初戦は同じグラップラーのジェラルド・マーシャートと対戦。打撃で押される場面もあって決して楽な試合ではなかったが、3Rにマーシャートのタックルを切ってマウントを取り、肩固めで一本勝ち。UFCデビュー戦を勝利で飾った。34歳。

オーソのホランドにデ・リダーはサウスポー。すぐに詰めたデ・リダーがシングルレッグでテイクダウン。ホランドの左足を担ぐデ・リダーに対し、ホランドはガードで下からヒジを入れる。ガードに入って押さえ込んだデ・リダー。ガードの中で立ち上がったデ・リダーがパウンドを落とすが、ホランドも下から蹴り上げ。左右のパウンドを打ち込むとパスガードへ。亀になったホランドからハーフバック。前に落とそうとするホランドだが、デ・リダー落ちずにキープすると、前転して仰向けになり四の字バック。リアネイキドチョーク。パームトゥパームで絞めるとホランドタップ!

1R3分31秒、リアネイキドチョークでデ・リダーがUFCデビューから2試合連続での一本勝ち。

デ・リダー「ベリーハッピー。トップ5ファイターと戦わせてくれ。チョークで決めるのはゲームプラン通り。これが柔術だ。誰とでも試合をする準備はできている。できればトップ5がいいけどね」

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45 LFA MMA MMAPLANET o UFC UFC311 アザマット・ベコエフ ザック・リース ブログ

【UFC311】LFAミドル級王者アザマット・ベコエフが、パウンドでリースを失神させオクタゴン初陣を飾る

<ミドル級/5分3R>
アザマット・ベコエフ(ロシア)
Def.1R3分04秒by TKO
ザック・リース(米国)

LFAミドル級王座を2度防衛して、UFCとサインしたベコエフのオクタゴン初陣。サウスポーのリースが左ハイをまず見せる。前に出て圧を掛けるベコエフはヒザを腹に受けながらシングルレッグへ。エルボーを被弾しつつテイクダウンを決めたベコエフは、リースの腕十字を防いだガードの中に収まる。立ち上がったベコエフは蹴り上げを食らい、ヒザをつきなおす。リースは下からエルボーを続け、ベコエフもパウンドを落とす。足をきかせて、蹴り上げを繰り出すなど下からコントロールできているリースが腰を切って腕十字を狙う。

ベコエフがここで鉄槌を落とし、右のパンチを効かせると勢いを増して左の拳を連打。頭が揺れるリースを見て、レフェリーが試合を止めた。

「LA、強くいよう。消防士の皆、本物のファイターだ。トップ15の全員と戦う。ATTで練習しているから、第二のホームであるマイアミで戦いたい」とベコエフは話した。」


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UFC 311 ИСЛАМ МАХАЧЕВ – РЕНАТО МОЙКАНО ТРАНСЛЯЦИЯ

UFC 311 ИСЛАМ МАХАЧЕВ - РЕНАТО МОЙКАНО ТРАНСЛЯЦИЯ
Турнир UFC 311, главным событием которого станет бой российского бойца Ислама Махачева, пройдет в Лос-Анджелесе в ночь с субботы 18 января на воскресенье 19 ...

Турнир UFC 311, главным событием которого станет бой российского бойца Ислама Махачева, пройдет в Лос-Анджелесе в ночь с субботы 18 января на воскресенье 19 января.

Изначально Махачев должен был драться с Арманом Царукяном, представляющим Армению. Вчера, 17 января, Царукян снялся с боя из-за травмы спины. Теперь соперником Махачева выступит бразилец Ренато Мойкано.

Начало UFC 311 запланировано на 02:00 по московскому времени, а главный кард начнется в 06:00.

Главный кард UFC 311

Ислам Махачев (Россия) — Ренато Мойкано (Бразилия)

Мераб Двалишвили (Грузия) — Умар Нурмагомедов (Россия)

Иржи Прохазка (Чехия) — Джамал Хилл (США)

Жаилтон Алмейда (Бразилия) — Сергей Спивак (Молдавия)

Кевин Холланд (США) — Рейнир де Риддер (Нидерланды)

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 キック ディエゴ・フェレイラ

【UFC311】常にアタックを続けてTD&トップキープ。ドーソンがフェレイラを判定で下す

<ライト級/5分3R>
グラント・ドーソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)

ドーソンが前後にステップして、いきなりスピニングバックフィストを見せる。距離が離れるとドーソンが右カーフ、今度はスピニングバックキックを顔とボディに蹴り分ける。フェレイラは距離を取って右カーフ、ドーソンはワンツーで前に出て、再びボディへのスピニングバックキック。フェレイラは距離を取りながら右の前蹴りとカーフ、ジャブとワンツーを返す。ここでドーソンがシングルレッグから組みついてテイクダウンすると、半身になって立ち上がろうとするフェレイラの後ろに回る。

ドーソンはパンチとヒザを入れつつ、グラウンドに持ち込んでバックへ。フェレイラも両足をフックさせずにドーソンの頭を持って前に落とす。ドーソンはすぐにフェレイラの右足にシングルレッグに入り、足を持ち上げつつフェレイラの顔を蹴る。再びドーソンがテイクダウンしてバックを狙いつつ、最終的にインサイドガードでトップキープする。ドーソンが上体を起こしてパンチとヒジ、フェレイラが蹴り上げを狙うと、ドーソンが再びインサイドガードに収まった。

2R、フェレイラが前蹴りを見せながらワンツーで前に出る。ドーソンにケージを背負わせてパンチをまとめると、ドーソンが組みつく。ここからドーソンがテイクダウンを仕掛け、スクランブルの攻防になるとフェレイラがバックにつく。ドーソンは足をフックさせずに前方に落として試合がスタンドに戻る。フェレイラが前蹴りと右ストレートから連打。ドーソンがジャブと右ハイ、左フックで前に出る。

フェレイラがジャブとワンツー、右の前蹴り。ドーソンがシングルレッグで組んでテイクダウンする。フェレイラは足を効かせつつ、ケージに体を預けて立ち上がろうとするが、ドーソンは寝かせてパンチとヒジを落とす。フェレイラがドーソンの体を蹴り離そうとしても、ドーソンのプレッシャーが強い。ドーソンは頭をつけてトップキープしつつ、タイミングを見て体を起こしてヒジを落とす。

3R、ドーソンがいきなりシングルレッグに入るがフェレイラは倒れない。ドーソンが左ミドルを蹴ると、フェレイラはワンツー。ドーソンが再びシングルレッグに入り、フェレイラがそれを潰そうとするが、ドーソンが頭を上げてフェレイラを後ろに落とし、ドーソンが正対してインサイドガードでトップキープする。ここでレフェリーがブレイクを命じる。

ブレイク後、フェレイラがワンツー。ドーソンも左をを打ち返し、パンチの攻防からシングルレッグで組みつく。四つの展開になるとドーソンが足をかけてテイクダウンする。インサイドガードのドーソンは体を起こして右のパンチを連打。ホールドするフェレイラを突き放してヒジも落とす。フェレイラがガードから腕十字を狙い、そのまま後転して展開を変えようとするが、ドーソンが潰してバックにつく。このまま試合終了となり、ドーソンが判定勝利した。

試合後、ドーソンは「凄くれ嬉しい。本当にシリアスにディエゴ対策をしていた。僕のチームメイトのモイカノと戦う予定だったダリューシュと4月に戦いたい」と語った。


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45 Report UFC UFC311 アイリン・ペレス カロル・ホサ ブログ

【UFC311】ホサのロー&カーフよりも手数とTD。ペレスが判定勝ちでオクタゴン5連勝に

<女子バンタム級/5分3R>
アイリン・ペレス(アルゼンチン)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
カロル・ホサ(ブラジル)

ガードを固めるペレスに対し、ホサはフェイントをかけながら距離を詰める。ペレスがボディロックで組むも倒せず。一度離れたペレスが、ホサの右ストレートを受けながらもダブルレッグで飛び込み、しっかりと背中を着かせた。ハーフガードから潜るホサを押さえ込むペレス。ホサがクローズドガードに戻すと、ペレスは両脇を差す。右側へ足を一本越えたペレスだが、ホサのZハーフに防がれると立ち上がる。

シングルレッグに失敗したペレスに、ホサが右ローを打ち込む。スイッチしながら左右にステップを踏むペレスが、ホサの右ローをキャッチしようと試みたが掴めない。下がるペレスの右スピニングバックフィストが、ホサの顔面を捉えた。しかしホサの左ローもヒット。さらにホサの右カーフを受けたペレスのほうが挑発するも、ホサは乗らなかった。

2R、ペレスが左ジャブ、左前蹴りでホサの前進を防ぐ。ホサの左インローが内ももを捉えると、ペレスがローブローをアピールした。中断後もホサがプレスをかけ続ける。ペレスが組んでホサをケージに押し込むが展開できない。離れて回るも、ケージを背負わされるペレス。しかしホセにも明確なヒットがあるわけではなく、細かく手を出しているのはペレスだ。

ペレスの左ミドルを受けたホセが右を伸ばすも届かず。ホセはペレスの打ち終わりに右カーフを打ち込む。徐々にホサのロー&カーフが効いてきた。ホサの左跳びヒザをキャッチしたペレスが、粘る相手をグラウンドに引きずり込んだ。ハーフガードのホサに対し、ペレスは左腕を枕にして胸を合わせ、パンチで削っていく。ホサのブリッジを防いだホサは、逆サイドに回り押さえ込み続けた。

最終回、ペレスが距離を取ってローを打ち込む。右ストレートを伸ばすホサ。頭を下げたペレスに、右を打ち下す。ペレスはサウスポーにスイッチして左に回るが、ホセのロー&カーフで足が流れてしまう。ペレスの右スピニングバックフィストをかわしたホセが、打ち終わりに連打を放つも届かず。しかし下がるペレスにローを打ち込み続ける。

ペレスが組みつき、ボディロックでケージに押し込んだが、ホセが差し返して離れた。プレス&ローを続けるホセ。左フックを受けるも、ロー&カーフで攻め立てている。両足が赤くなっているペレスは、右スピニングバックフィストをブロックされた。ホセも右スピニングバックエルボーを外したあと、距離を詰めて試合を終えた。

プレスをかけるもクリーンヒットがロー&カーフのみだったホサか、下がりながらも細かく手を出し続け、テイクダウンも奪ったペレスか――ペレスがユナニマス判定勝ちでオクタゴン5連勝を飾った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC311 キック ムイン・ガフロフ 中村倫也

【UFC311】中村倫也、ガフロフのステップワークを崩せずに右を被弾。判定負けでキャリア初黒星を喫す

<バンタム級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
中村倫也(日本)

サウスポーの中村が細かくステップして右手を動かしてインローを見せる。ガフロフは前に出て右フックを打つ。中村はそれをステップでかわし、ガフロフの前足にローを蹴って右フックを狙う。ガフロフもインロー、中村は左ミドルと右アウトロー、左インローを蹴り、ガフロフの右フックはブロックする。

ガフロフが踏み込んでワンツー、右ストレートから右ハイ。中村は左ボディストレート、前足へのロー、タックルのフェイントから右アッパーを突き上げて、左ミドルも蹴る。ガフロフは右ミドル、左フックを見せつつ右ストレートを狙い、中村の左ミドルを受けて右ストレートを返す。

中村はジャブ、ガフロフは右ボディストレート。中村が三日月蹴り気味の左ミドルを蹴ると、ガフロフは左フック合わせる。ガフロフはスピニングバックキック、中村の左ミドルに右フックを合わせる。これで中村がスリップダウンし、ガフロフがパンチを打ちながらインサイドガードに収まる。中村はケージまで移動して、背中をケージに預けて立とうとする。ガフロフがトップキープで終え、このラウンドはガフロフについた。

2R、中村は外に回ってアウトロー、上下のフェイントを入れる。ここから中村は右の前蹴り、踏み込んでの左ストレート、アウトロー、ワンツーと手数を増やす。ガフロフは距離を取りつつインロー、中村はスイッチもしつつスピニングバックキック。ここでガフロフがスイッチしながら前に出て左ハイ、これがヒザ蹴り気味に中村に当たる。さらにガフロフが前に出て右ハイ、ステップを続けて右ミドルを蹴り、右フック、スピニングバックバックキックを繰り出す。クリーンヒットはないが、中村としては印象が悪いか。

中村は飛び込みの左ストレート、シングルレッグを見せる。前に出るガフロフがワンツー、これで中村が後方に倒れる。すぐに組みつこうとする中村だが、ガフロフががぶる。中村が腰を上げると、ガフロフががぶったままヒザ蹴りを入れる。中村が頭を抜いてバックを狙うと、ガフロフがシングルレッグに入り、中村はキムラを狙う。ガフロフが離れると打撃で前進。中村が左ハイ、ガフロフも右ストレートから前に出て左ハイを蹴る。

3R、中村が右フック・ジャブから距離を詰めようとすると、ガフロフは右フックを強振。これで中村がバランスを崩すが、すぐに立ち上がる。中村は変わらず前に出て左ミドル、左右のフックを見せる。ガフロフは右を見せつつ、右ミドルとサイドキックで距離を取る。ガフロフはケージ内を大きくサークリングしてアウトカーフ、スピニングバックキック。中村の左ミドルをキャッチしてテイクダウンすると、中村がスクランブルで上になる。

ガフロフが左腕を差して左足を入れてニーシールドで距離を作る。中村は左腕を首に巻いてギロチンへ。これを狙いつつ、左腕を抜いてトップキープする。ガフロフは足で距離を取りつつ、中村の左足に足関節を狙いつつ立ち上がる。

試合がスタンドに戻ると、中村が下がりながら左ハイ。ガフロフが左で突進し、後方にバランスを崩す中村だがすぐに立つ。中村は左ストレートで前進。ガフロフも左フックの連打で下がらない。中村は逆転の左ハイを蹴るが当たらない。ガフロフは足を使ってスピニングバックキック、ワンツー、中村の追撃を逃げ切る。ここで試合終了となり、ガフロフがフルマークの判定勝利。中村はMMA10戦目にしてキャリア初黒星を喫した。


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45 MMA MMAPLANET o Report UFC UFC311 ブログ ベルナルド・ソバイ リッキー・トゥルシオス

【UFC311】疲れても攻め続けるベルナルド・ソパイが、トゥルシオスを下しオクタゴン初勝利

<バンタム級/5分3R>
ベルナルド・ソパイ(アルバニア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
リッキー・トゥルシオス(米国)

昨年11月に組まれていたがトゥルシオスが、減量中に体調不良に陥り流れていた一戦。デビュー戦は3日前のショートノーティスで受け、UFCで戦う権利を得たソパイにとって真価が問われる戦いとなる。「ハッ」と大きな声を挙げ、いきなりスイッチしたトゥルシオス。ソパイは前蹴り、トゥルシオスが右ミドルハイを蹴って行く。左に回るトゥルシオスに対し、右ハイを蹴ったソパイが慎重に距離を詰める。

トゥルシオスは右カーフ、直後にソパイが右を当て右カーフを蹴り返す。ソパイもスイッチを織り交ぜ、カウンターの左を入れる。遠い距離から蹴り中心のトゥルシオスはカーフを蹴られ、詰めて組んでいく。ソパイは首相撲&ヒザ蹴りを繰り出すが、ケージに押し込まれる。回って離れたソパイは蹴りをキャッチされても、テイクダウンを許さずがぶる。ここでトゥルシオスはボディロックからテイクダウンを奪いと、一気にバックへ。前方に落としたソパイは、バタフライガードをボディロックで捕獲。スタンドに戻ってエルボーを打ち込んで、距離を取り直す。右をヒットさせたソパイに対し、トゥルシオスがロー蹴り込んでクリンチ、時間となった。

2R開始直後、右ハイを蹴ったソパイ。トゥルシオスが前に出て右ミドルを2発、ソパイの右に組みつくが切られる。ソパイの右カーフでトゥルシオスの軸が乱れる。トゥルシオスは右ローを続けるが、左回りの移動に重いを右を被弾する。拳の圧で明らかに上回るソパイは、組まれても腰に乗せて投げトップを取る。レッスルアップのトゥルシオスだが、首相撲からのヒザを腹に受ける。ケージに押し込まれたソパイは、回って間合いを取り直す。ここから首相撲&ヒザを再び見せる。トゥルシオスは攻撃を受けながら前に出続けると、ソパイの息が上がって来たか。

トゥルシオスは右を当て、逆に首相撲からヒザを繰り出す。ヒザを返したソパイは、続くダブルレッグを切って右エルボーから左フックを打ち込む。そしてシングルに出て軸足払い、相当に疲れたトゥルシオスは殴られながら組んでいった。

最終回、直ぐに距離が近くなりソパイの右前蹴りが腹を抉り、続くワンツーでトゥルシオスがダウン。組もうとするが顔面を殴られバックを取られるトゥルシオスは、ハーフガードもエルボーを落とされる。それでもシングルで組みついたトゥルシオスは、ヒザ蹴りをキャッチして上を取ろうとする。すぐに立ち上がって打撃の距離を取ったソパイが、前に出てくるトゥルシオスを首相撲に取られる。顔面を真っ赤に染めたトゥルシオスは、離れたソパイのテンカオの餌食に。さらに力の無い蹴りをキャッチされる。ソパイは打撃でいくと決めたか、掴んだ足をリリースして距離を保つ。粘るトゥルシオスはパンチを振るって組みつくと、テイクダウンから一瞬にバックへ。ソパイも即前方に落とし、スクランブルからボディロックていうダウンを決める。ソパイはサイドで抑え、スクランブルのトゥルシオスを突き放す。

残り1分40秒、右アッパーから左フックのソパイに対し、トゥルシオスがローを蹴る。両者疲れが見えるなか、明らかにダメージがあるトゥルシオスは跳びヒザを受けそうになる。それでも前に出てヒザ蹴り、アッパーを被弾したトゥルシオスがテイクダウン狙いを切られる。最後の10秒を切り、左後ろ回し蹴りで姿勢を乱したソパイが三角絞めを仕掛けたところでタイムアップに。攻め疲れはあったが、その攻めがないと生き残れない世界最高峰でソパイが3-0の判定勝ち。

「クレイジーファイトだった。ベルトを獲りにUFCに来た。そして戦いを皆に見せに来たんだ。こんな経験は過去になかった、最高だよ。8カ月、ずっと準備をしてきた。前の試合はキャンセルになったけどね」と勝者は話した。


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o ONE UFC カン・ギョンホ キック ファーニー・ガルシア

UFC311:第3試合・中村倫也 vs. ムイン・ガフロフ

バンタム級

中村はRoad To UFCシーズン1優勝後、UFC本戦で2連勝。UFCデビュー戦はUFC0勝2敗のファーニー・ガルシアを仕留めきれずに判定勝ち。2戦目はTUF準優勝のブレイディ・ヒースタンド戦が組まれていたが、ヒースタンドが負傷欠場したため、TUF一回戦負けのカルロス・ヴェラとの対戦に。引き込みからの極めを狙い続けるヴェラの攻めを潰し、危なげなく勝利したが、またもフィニッシュすることができなかった。ガルシア戦で拳を負傷し、手術せず保存療法を選択したために回復に時間がかかり、11ヶ月ぶりの試合となる。29歳。

タジキスタンのガフロフはUFC1勝2敗。2019年まではONEに参戦しており、3勝3敗の戦績を残している。UFCデビュー戦はダウンを奪われ判定負け、2戦目はタックルにニンジャチョークを合わせられ一本負けで連敗。後がなくなった前戦は、UFCキャリア11年のベテラン・カン・ギョンホ相手にタックルを切って打撃を入れる展開で判定勝ちした(ギョンホはこの試合を最後にリリースされている)。バックボーンはコンバットサンボ。28歳。

サウスポーの中村に対しオーソドックスのガフロフ。距離を取りジャブ、ローで牽制する中村。ガフロフは右オーバーハンドを見せる。中村がミドルを入れる。ロー。ガフロフがワンツーをヒット。右をを見せたガフロフだがスリップ。中村はボディを打ち込む。左ミドル。ガフロフもミドルを返す。右オーバーハンドを見せるが距離を取った中村。ガフロフもボディをヒット。中村がミドルを入れたがややローブロー気味。ダメージはなくレフェリー流した。中村の蹴りにガフロフが右オーバーハンドを合わせると、軸足をローで蹴って倒した。上になったガフロフ。中村はガードで凌ぐ。残り1分。ケージ際まで移動した中村が上半身を起こそうとするが、ガフロフが上から固めたままパンチを入れて1R終了。

インターバル中、倒された場面はダメージがないとセコンドに語る中村だが、セコンドからはラウンドを落としていると言われる。

2R。前に詰めてきた中村。ガフロフのミドルをかわすと飛び込んでワンツー。詰めたガフロフ。ヒザがヒット。さらに右ハイ。ケージ際をサークリングする中村。またミドルを入れるガフロフ。右オーバーハンド。ブロックした中村。バックスピンキックをボディに入れるガフロフ。中村は右ストレートを入れた。ガフロフの右がヒットし中村ダウン!すぐに起き上がりタックルに入るが、ガフロフはがぶる。中村が立つとがぶったままヒザを頭部に入れていく。残り30秒で振りほどいた中村がキムラを狙うが。ヒジを入れて離れた。残り10秒でワンツーから左ハイを入れたガフロフ。2R終了。

中村のセコンドからは「腹をくくって倒しに行け」と指示が出る。

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45 DWCS MMA MMAPLANET o UFC UFC311 キック クレイトン・カーペンター タジル・ウランベコフ

【UFC311】無敗カーペンターをTDで封じこめたカーペンターは、世界王者パントージャへの挑戦をアピール

<フライ級/5分3R>
タジル・ウランベコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
クレイトン・カーペンター(米国)

身長で上回るウランベコフに対し、カーペンターが左ジャブを突く。ウランベコフは右カーフ。カーペンターの左ジャブに右を被せるが当たらず。出入りが速いカーペンターの顔面に、ウランベコフが右前蹴りを打ち込む。カーペンターの左フックをかわしてボディロックで組んだウランベコフ。しかしカーペンターが体勢を入れ替えてウランベコフをケージに押し込む。右腕を差し上げたウランベコフが切り返し、さらにボディロックからグラウンドに持ち込んだ。カーペンターはハイガードからヒジを突き刺していく。

ウランベコフが体を起こしてパウンドと右ヒジを連打する。顔面に受けたカーペンターは再び足を上げていくも、ウランベコフを固定することはできない。そのままウランベコフがパウンド&エルボーを連打する。カーペンターのラバーガードを切ったウランベコフが腰を上げて鉄槌を落とした。すかさずカーペンターが反転して立ち上がる。スタンドに戻るとカーペンターが右カーフから右に回り、サウスポーにスイッチすると。ウランベコフは右ヒザのフェイントから右ストレートを打ち込んだ。ウランベコフのワンツーをかわしたカーペンターがダブルレッグで飛び込むも、これはウランベコフが切って初回を終えた。

2R、カーペンターが右ローからサウスポーへのスイッチする。距離を詰めて左ストレート、右ジャブ。オーソドックスに戻し、ウランベコフの左ミドルをキャッチしてグラウンドへ。ウランベコフはハーフガードから潜りにいくも、カーペンターがトップをキープする。パスを仕掛けるカーペンターに対し、フックガードで守るウランベコフがスイープした。すぐに立ち上がったカーペンターに、ウランベコフがシングルレッグで飛び込む。カーペンターはスプロールするも、ボディロックに切り替えたウランベコフがテイクダウンした。

カーペンターがクローズドガードから、ウランベコフの右腕をキムラで抱えようとする。すぐに腕を抜いたウランベコフは、頭をつけてパウンドで削っていく。下から左右のヒジを突き刺すカーペンター。ウランベコフが腰を上げると、カーペンターはZハーフで守りつつ右足を取りに行ったところでラウンド終了のホーンが鳴った。

最終回、カーペンターがスイッチしつつ右に回る。ウランベコフの左ジャブがカーペンターの顔面を捉えた。カーペンターは右カーフキックを連打。左に回ろうとしたカーペンターの顔面に、ウランベコフの右ストレートがクリーンヒットする。カーペンターも右カーフから左フックで飛び込んでいく。左ミドルハイから、右ストレートを受けつつダブルレッグで入ったカーペンター。ドライブして右腕を差し上げた。ボディロックで組み、ウランベコフを揺さぶる。

ウランベコフは押し返して、反対にケージ中央からドライブし、さらにテイクダウンに成功した。カーペンターはやはりクローズドガードあるいはラバーガードからヒジを打ち込続ける。パスを狙ったウランベコフの左足を、カーペンターが取りに行った。これをかわしたウランベコフが再びトップに回って試合を終えた。

裁定はウランベコフのユナニマス判定勝ち。DWCS出身のカーペンターは、これがMMA初黒星に。勝利したウランベコフは「コーチのカビブと本当にハードなトレーニングをしてきたので、今日の勝利が本当に嬉しい。この階級でチャンピオンと戦って倒せるのは俺だ。パントージャ、ベルトを賭けて戦え」とアピールした。


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AB DWCS MMA o UFC キック

UFC311:第2試合・リッキー・トゥルシオス vs. ベルナルド・ソパイ

バンタム級。当初11月に組まれていた試合だが、トゥルシオスが計量後にメディカルチェックをクリアできず延期となっていた試合。

トゥルシオスは2021年のTUF29ウィナーだが、TUF後は1勝2敗。柔術がバックボーンで、下からも仕掛けられるが、スタンドでは打撃で打ち負け、テイクダウンを切られる展開が多いために苦戦している。前戦はUFC最年少のラウル・ロザスJr.との対戦で、お互いグラウンドで攻め合う好勝負となったものの、2Rにバックを取られてのチョークで一本負けしている。31歳。

アルバニアのソパイは昨年3月にファイトウィークに入ってからの欠場選手の代役としてUFCデビュー。15歳でプロデビューし、17歳でギリシャMMA王者になっている。キックの試合経験もあるストライカー。前戦はDWCS出身で同じくUFCデビューとなるヴィニシウス・オリベイラとの対戦で、2RにバックマウントからのパウンドラッシュでKO寸前まで追い込んだものの、緊急出場の影響もあってか後半スタミナ切れ。最後に飛び膝をもらって逆転KO負けした。24歳。

オーソドックスのソパイに対し、トゥルシオスはスイッチを繰り返す。ソパイがプレッシャーを掛けていく。距離を取り蹴りで牽制するトゥルシオスだが、ケージに詰められる。ソパイの右ハイがヒット。詰めてくるソパイにローを蹴るトゥルシオス。トゥルシオスが出たところに右を合わせるソパイ。またカーフを蹴る。組みに行くトゥルシオス。振りほどいて距離を取ろうとするが、トゥルシオスは首相撲でケージに押し込もうとする。振りほどいて離れたソパイ。ソパイの蹴りにタックルを合わせたトゥルシオス。スイッチを狙ったソパイだが、バックに回ったトゥルシオスがテイクダウン。すぐに背中に乗るが、乗りすぎて前に落とされたトゥルシオス。ケージを使って立ったトゥルシオスだが、ソパイは立ち際にヒザ。離れ際にヒジを入れる。トゥルシオスもパンチを打ち返す。打ち合いからタックルに入ったトゥルシオスだが1R終了のホーン。

2R。またプレスしていくソパイ。トゥルシオスがミドルを入れながら出ると、ソパイのパンチをかいくぐってタックルへ。切って引き剥がしたソパイ。左右のパンチを打ち込むと背中を向けて距離を取ったトゥルシオス。ソパイがカーフキック、左右のパンチを入れていく。トゥルシオスタックルへ。小手投げで投げて上になるソパイだが、トゥルシオスはハーフから潜ろうとする。小手に巻いて防いだソパイ。立つと四つからヒザを打ち込み離れる。詰めてくるトゥルシオスを受け止めてヒザを入れるソパイ。組もうとするトゥルシオスだが引き剥がされていく。残り1分。組んでケージに押し込んだトゥルシオスが首相撲からヒザを入れる。ソパイもヒザを返した。お互い消耗が見える。トゥルシオスのタックルを切ってヒジを入れたソパイ。ソパイがシングルレッグから軸足を払ってテイクダウンを狙ったが倒しきれず。2R終了。

3R。ソパイの右ミドルがヒットし一瞬効いたトゥルシオス。蹴り足を掴んでテイクダウンを狙ったが、トゥルシオスにパンチを打ち込まれダウン気味に倒れた。足を掴んでテイクダウンを狙いしのごうとするトゥルシオスだが、ソパイにパンチを打ち込まれる。トゥルシオスの立ち際にヒザを入れたソパイだが、トゥルシオスがキャッチしてテイクダウンへ。しかし倒されずにこらえてパンチを入れたソパイ。お互い疲れが見える。トゥルシオスが詰めるとタックルへ。テイクダウンすると背中に乗るが、すぐに前に落とされる。逆にバックに回ったソパイがテイクダウンするとサイドで押さえ込む。トゥルシオスはスクランブルで立ち上がりスタンドへ。腹に前蹴りを入れるソパイ。飛びヒザ。詰めるトゥルシオスにヒザを入れるとタックルを切ったソパイ。残りわずかで胴回し回転蹴りを見せたソパイ。そのまま下から三角に捕らえると、そのままヒジを入れる。タイムアップ。

30-27、30-27、29-28の3-0でソパイがUFC初勝利。