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ローズ・ナマユナスが4.18『UFC 249』ジェシカ・アンドラジ戦を欠場

UFCが4.18『UFC 249』ジェシカ・アンドラジ vs. ローズ・ナマユナス2を正式発表(2020年04月07日)

 こちらの続報。

Rose Namajunas out of UFC 249 rematch with Jessica Andrade(MMAJunkie)

 UFCが4月18日に開催する(会場未発表)『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』でジェシカ・アンドラジと11ヶ月ぶりに再戦する予定だったローズ・ナマユナスが欠場することをCombateが確認したとのこと。正式発表されてから僅か2日後です。欠場の理由は不明。大会まで時間がありませんが、アンドラジが代わりの選手と対戦するかも不明です。続きを読む・・・
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UFCが5.9『UFC 250』サンパウロ開催を断念、ジョゼ・アルド欠場によりヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズのバンタム級タイトルマッチに

5.9『UFC 250』でヘンリー・セフード vs. ジョゼ・アルドのバンタム級タイトルマッチ(2020年02月25日)

4.18『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』の会場はカリフォルニア州郊外で非認可イベントとして開催か/UFCは4大会を同所で開催か(2020年04月09日)

 こちらの続報。


UFC 250 arena to serve as field hospital amid COVID-19 pandemic(MMAFighting)

 UFCが5月9日にブラジル・サンパウロのイビラプエラ体育館で開催予定だった『UFC 250』ですが、同体育館が新型コロナウイルスの野外病院として使用されることから開催が出来なくなったとのこと。大会は予定通り開催するとのことで、4.18『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』同様タチ・パレス・カジノ・リゾートでの開催になるかもしれません。

Jose Aldo out, Dominick Cruz confirms Henry Cejudo title fight for UFC 250(BloodyElbow)

 そして、『UFC 250』のメインイベントでヘンリー・セフードのバンタム級王座に挑戦予定だったジョゼ・アルドが渡米できないことから欠場、代わりにドミニク・クルーズがセフードと対戦することをCombateが確認したとのこと。

 ドミニク・クルーズは現在35歳。2016年12月の『UFC 207: Nunes vs. Rousey』でコディ・ガーブラントに判定負けしバンタム級王座から陥落して以来3年半ぶりの試合。続きを読む・・・
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4.18『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』の会場はカリフォルニア州郊外で非認可イベントとして開催か/UFCは4大会を同所で開催か

U.F.C. 249, Skirting Coronavirus Limits, Is Set for Tribal Land in California(The New York Times)

 4月18日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催だった『UFC 249: Khabib vs. Ferguson』が新型コロナウイルスの影響でロシアにいるハビブ・ヌルマゴメドフが欠場、トニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジ-のライト級暫定王座決定戦となったものの、新たな会場は判明していませんでしたが、カリフォルニア州レムーア郊外のタチ・パレス・カジノ・リゾートになることをニューヨーク・タイムズが確認したとのこと。UFCは同所で4大会を開催する予定だそうですが、いずれもUFCは正式発表していません。

 カリフォルニア州では5月末まで格闘技大会の開催が禁止されていますが、ネイティブアメリカンコミュニティの一部であるタチ・ヨクト族所有の土地であることからアスレチックコミッションの管轄下でもなければ自宅待機命令の管轄下でも無いそうです。

 同所ではWECやTachi Palace Fights、Invicta FCが開催されたことがありますが、いずれも合法的に開催されています。

 これに対し北米のプロボクシングと総合格闘技の試合及び記録を統括するボクシング・コミッション協会(The Association of Boxing Commissions)は『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』は非認可イベントになるだろうとの見解を示しています。続きを読む・・・
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Preview UFC UFC249 ニコ・プライス ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC249】必見!! ヴィセンチ・ルケのK-1 MMA✖奇想天外MMA=ニコ・プライス=フィニッシュ絶対対決

Luque【写真】相手の拳が届く距離で戦うルケ (C) Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に開催されるUFC249で、ボーナス獲得必至のウェルター級マッチ=ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス戦が組まれている。

ルケ、プライス共に4月11日に予定されていたポートランド大会で、前者がランディ・ブラウン、後者はムスリム・サリコフ戦が決まっていたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で大会が延期されるという境遇にあった。


MMAPLANETでの佐藤天インタビューにもあったように、ルケはブラジルから試合も未確定な状況で急遽呼び寄せられ、今回の試合が決定した。これはプライスも同じシチュエーションだったことは想像に難くない。

それでもUFCが今大会で両者の試合をマッチアップした理由も、明白だ。ルケはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト獲得2回、ファイト・オブ・ザ・ナイトを3度手にしている選手で、プライスはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを4度手にしている。つまりはフィニッシュ必至のガチガチあるいはガチャガチャファイトが期待されているカードだ。

チリ人の父とブラジル人の母を持ち、米国ニュージャージーで生まれたルケは、両親の離婚後ブラジリアで育ち、英語、スペイン語、ポルトガル語を使いこなすバイリンガルで、SNSの動画でも英語やスペイン語でファンにメッセージを送ることも珍しくない。

ブラジリアの名門セハードMMAとフロリダのスタンフォードMMA(ハードノックス)の2カ所で練習しているルケは、MMAにあってもK-1ような距離で殴る蹴るができるファイターだ。ガードは高く顔面を守り、頭を振るよりも小さなMMAグローブでブロックをし、ボディは殴らせる──ヘンリー・フーフトが提唱する、ややリスクは高まるが負けないよりも倒すことに比重を置くダッチ・キックボクシングMMAの実践者だ。

MMAでも中間距離以内の打ち合いが大歓迎される状況になりつつあるなか、真正面&近場に立つ必要がなかったMMAファイターは、接近戦の防御に課題を残していることも少なくない。遠いレンジからの打撃を効かせて、中に入るために一方的に攻勢になるのが、MMAにおける接近戦だからだ。

ただし、ルケの場合は最初から強い圧力をかけて、相手のパンチが届く距離に居続けるという稀なスタイルで、右のパンチがめっぽう強い。もう一つのフーフトの指導ならではと思われる特徴は、ローやハイなど蹴りを使う場合につま先が上を向いていることが多い点が挙げられる。

蹴り足がキャッチされ、テイクダウンという流れがあるMMAでは──つま先を上げる蹴りを使う選手は、キックが未成熟と思われてきた。つま先を上に向けることで角度がつき、キャッチされると際にフックになるという理由もあるが、それ以上にこのフォームで蹴りを使うと重心が高くなり、よりバランスを崩しやすくなるからだ。よって、従来のMMAでは蹴りが使えるファイターほど、彼のような蹴りを見せることはなかった。

フーフトによると、この蹴りは軸足に力を入れて、蹴り足は力を入れないことで反動を利用し威力を得ることができるとのこと。ルケとはスタンフォードMMAのチームメイトで、ONE2階級王者のオンラ・ンサンもこの主の蹴りが使うが、勢いで重心が高くなることをチャラにしているようにも見える。

ンサン以上にルケにとってこの蹴りが有効なのは、近距離でのファイトで北米MMAファイターはまだ蹴りへの対応は進んでおらず、組んで倒すという流れが多くなることだ。これは打撃を効かせて嫌がってテイクダウンを狙ってくる相手にも共通するが、ルケが育ったセハードMMAは柔術だけでなく、ルタリーブリも学べるアカデミーで、彼はルタ・スペシャルといえるアナコンダ・チョークや、アームイン&クローズドガードというクラシカル=長年かけて磨き上げられてきたフロント系チョークの使い手でもある。

ダッチ・キックボクシング&ルタリーブリの融合が、ルケのK-1MMAを可能にした。故にルケは、昨年11月に対戦したスティーブン・トンプソンのロングレンジで手数の多い戦いにはしてやられたという見方も成り立つ。

ただし、ボーナス獲得ばかりか勝っても負けてもフィニッシュ決着のプライスは、トンプソンのようなファイトはまずしてこない。ルケにとっても、リスクが高くなろうが、自分のファイトができる相手といえる。このところ5試合で3勝2敗、決して勝率は高くないプライスだが、勝った3試合は揃ってKO勝ち。

Zuffa/UFC

Zuffa/UFC

その勝ち方も、独創性に溢れている。昨年10月のジェイムス・ヴィック戦では上から殴ってくる相手の顔面をカカトで蹴り抜いたアップキック=蹴り上げでKO勝ち。

2018年7月のランディ・ブラウン戦では、ガードからの腕十字に失敗しながら、足を抱えてブラウンを制して、下からの鉄槌の連打で失神に追い込んでいる。

プライスの奇想天外ファイトは、アラン・ジョバーン戦でも見られた。フィニッシュブローといえる右フックを効かせたプライスは、後方によろめいたジョバーンがマットに手や足の裏以外の部分が着く前に右の顔面を蹴り抜き、KOしている。この一瞬の勝利を見逃さない強さは、プライスが持つ格闘センスの表れといえるだろう。

ただし、隙を見せないファイターの前では──ジェフ・ニールにはガードを取りながら殴られ、アブドゥル・ラザクには打撃戦のなかでバランスを崩して立ち上がったところに一発を被弾して敗れている。相手の隙をつくのに長けている一方で、自らも隙があるプライスは安定度が欠け、勝っても負けても劇的な勝負になるという特徴がズッファの信頼を得る要因になっているに違いない。

そんなリスク承知の近距離戦を戦うルケと、奇想天外なプライスのファイト。地力でいえばルケであることは間違いなく、5度戦えばルケの4勝1敗というぐらいの差はあるはず。ただし、その1勝を導く力に長けているプライスだけに、何が起こるか分からない。どんでん返しも、ルケの圧勝もある試合になるだろう。

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Preview UFC UFC249 ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク フランシス・ガヌー ブログ

【UFC249】いつでも倒せる─距離となるのか、フランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク

UFC249【写真】当たれば終わる。当てるのも上手い。果たして、その間合になるのか(C) Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に決行されるUFC249。同大会のプレリミメインでフランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライクのヘビー級マッチが組まれている。

本来3月28日のUFC ESPN08のメインで組まれていたストライカー対決が、シャッフルされて今大会のESPN枠で視聴されることとなった。


N'Gannouアフリカ・カメルーン出身のガヌーと、南米スリナム生まれのホーゼンストライク。ガヌーは22歳でボクシングを始め、26歳でプロボクサーを目指してフランスに渡るもパリで路上生活を強いられる。その後、ボクシングジムで練習こそ始めたがパリの名門MMAファクトリーでMMAファイターとしての力を見初められるまで、路上生活は続いていた。

一方、サッカーワールドカップで過去3人しかない初戦から決勝まで全試合で得点を挙げた選手の1人、ブラジルの名プレイヤー=ジャイルジーニョの名を持つホーゼンストライクは、18歳でキックを始めると、ボス・ジムの名コーチ=マイケル・バッブに見いだされプロキックボクサーとして活躍。MMAと並行して活動していた終盤も含め、実にキャリア85戦76勝8敗1分という戦績を残している。

2016年には武林風スーパーヘビー級Tを制したローゼンストライクは、2017年からMMAに専念するようになり翌年5月にはRIZINに参戦、アンドレ・コバレフからキャリア唯一の判定勝ちを手にしている。昨年2月からオクタゴンで戦うようになり、現在4連勝中のホーゼンストライクは、2戦目でアレン・クロウダーを9秒で倒し、昨年12月にはアリスター・オーフレイムから残り4秒で逆転TKO勝ちを収めている。

対してガヌーは2015年12月からUFCで活躍中で、オクタゴン戦績は9勝2敗だ。2つの敗北のうち、1試合は2018年1月にUFC世界ヘビー級王者スタイプ・ミオシッチに挑戦し敗れたもの。そう既にガヌーは世界挑戦経験があり、現在3試合連続初回KO勝ち中だ。

ガヌーは前述した世界戦の敗北に続き、お見合いファイトとなったデリック・ルイス戦で判定負けをしているが、UFCで挙げた9勝は全てKO/TKOないし一本勝ちで、うち8試合が初回で勝利を手にしている。ホーゼンストライクの4勝も全てKOもしくはTKO勝ちで、彼の場合はMMA全体でも10連勝と負け知らず、7試合で初回KO勝ちを収めている。

一発必倒のパンチ力を誇る両者。ガヌーは左フック、左アッパー、右フックとどこからでもKOが可能なファイターだ。大きく踏み込んだ左足の外側から左フック、内側から左アッパー、前手でKOすることもあればフォローの右フックで失神に相手を追い込むこともできる。そんなガヌーの多彩なフィニッシュブローも、右ストレートの強さがあるからこそ。やや左外に踏み込み、正中線を捕えるような右ストレートへの警戒を怠ることがでない対戦相手は、角度では外、距離ではインとなったパンチを見落として奈落の底に突き落とされる。

蹴りは右のカーフキックと、時折り見せるサウスポーからの左ハイぐらいで、ガヌーはボクシング中心のストライカーであることは間違いない。UFCで見せた一本勝ちはスタンドでバックを譲った状態でキムラに取り、そのまま倒してニーインベリーで極めた力技だった。

ガヌーはMMA禁止のフランスでパウンドなしの100%Fightというプロモーションでキャリアを序盤を積んでおり、その時代にもオーバーフックに取った相手が座り込み、そのまま腕を極めるなど、非常に強引な関節技も持っている。

レスリングが一番穴であることは間違いなく、ミオシッチにはパンチを入れながらも何度もテイクダウン&トップコントロールで削られて敗れた。とはいっても、ローゼンストライクはガヌーがテイクダウンを許さず、豪快過ぎる左アッパーでKOしたアリスターにテイクダウンから抑えられ、逆転の左→右フックKOがなければ判定でほぼ勝ち目はなかったという試合をしている。

つまりホーゼンストライクが組み勝負を仕掛けることはまず考えられなく、必然的にこの試合は打撃戦となる。ホーゼンストライクの打撃の注意点は、低い構えといえる。特に左の拳の位置は低く、その左フックでキック時代から多くの相手を沈めてきた。もちろん、この左に続くフォローの右もあり、さらに左ハイにつなげる対角線コントロールもイワン・ヒポリットの孫弟子だけに身につけている。

Rozenstruikキック時代のホーゼンストライクのガードは決して低くないことを考えると、今の構えはMMAの距離を頭に入れてアレンジされたモノだろう。そんなガヌーとホーゼンストライクの一戦は、両者揃って下がって打つカウンターの持ち主でもありKO決着必死の戦いになること──間違いないとはいえないのが、MMAの妙だ。

2人揃って目が良い。相手の攻撃を最後まで見ることで、体の強さもあるが接近戦でフルパワーのフックを当てることができる。下がって入れるKOパンチも、相手をその状況に追い込み、ステップインを予見して見えているからこそ、可能になるフィニッシュだ。

それだけ相手が見えることで、ガヌーがルイス戦で陥ったお見合いファイトが起こった。遠い距離でハイを放つルイスは手数が少なく、隙もない。その結果、相手の攻撃に化学反応を起こすガヌーは、動かないルイス相手に自分も動けなくなった。

ホーゼンストライクは手の届く範囲で、相手に打たせてから自分も殴り勝ってきたが、そんなファイトをガヌー相手に仕掛けることができるのか。ガヌーの踏み込みを待つと、ホーゼンストライクも様子見が増えるかもしれない。が、試合を動かすのはホーゼンストライクになる公算が高い。

ボクサーを目指していたといっても、タイミングと距離は完全にMMAのガヌーに対し、真正面から殴るキックの試合を85試合もしてきたホーゼンストライクは、距離を詰める術は持っている。ホーゼンストライクが恐怖に打ち勝つか、恐怖すら感じず無神経に距離を詰めることで試合は動くことになるだろう。その後の展開は、紙のみぞ知るといったところか……。

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UFC249:開催地がカリフォルニアのタチパレス・リゾートに決定。

www.nytimes.com

UFC249の開催地が、カリフォルニア州リムーアのタチパレスリゾートで行われることが決定。同地はネイティブアメリカンの所有であり、カリフォルニア州の法律やコミッションの影響を受けない。タチパレスリゾートでは、UFC249を皮切りに、4回の大会を行う予定とのこと。

タチパレスリゾートでは、過去にタチパレスファイトというローカルMMAイベントが開催されていたことがある。

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News UFC UFC249 カビブ・ヌルマゴメドフ ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ブログ

【UFC249】タチパレスで開催決定?!→UFC249、5度目の正直とならなかったヌルマゴ✖ファーガソンの歴史

UFC249【写真】果たして6度目の正直が実現することはあるのか──ヌルマゴメド✖ゲイジー(C) Zuffa/UFC

6日(月・現地時間)、開催地は未だに不明だがショーは18日(土・同)に決行されることになったUFC249。同大会は当初の予定ではニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンバークレーセンターで開催され、メインでUFC世界ライト級王者カビブ・ヌルマゴメドフにトニー・ファーガソンが挑戦する予定だった。

Tachi palaceしかし、既報の通りロシアから米国に入国できないチャンピオンに代わり、暫定王座決定戦でファーガソンがジャスティン・ゲイジーと戦うことがアナウンスされている。同大会、ダナ・ホワイトが個人所有の島で行うという発言があったなか、カリフォルニア州リムーアのタチパレス開催という話も──有名サイトSherdog創始者のジェフ・シャーウッド氏=リムーア在住)による発言として米国MMAサイトでは報じられている。

ここでは5度目の延期となったヌルマゴメドフ✖ファーガソンの過去──トップコンテンダー入りを賭けた対決から暫定王座決定戦、さらに世界戦とことごとく実現しなかった両者のニアミスを纏めてみた。


最初に彼らのマッチアップが組まれたのは2015年12月のTUF22フィナーレだった。TUF13ウィナーのファーガソンは、UFC戦績9勝1敗──元Strikeforce世界ライト級王者ジョシュ・トムソンというこの階級のパイオニアを破るなど、上位に顔を覗かせてきた状態だった。対してヌルメゴメドフはキャリア22連勝中、UFCでも6連勝でハファエル・ドスアンジョスを下して以来、ドナルド・セラーニとの対戦が2度に渡りキャンセルされた状況であった。

この時、ヌルマゴドフの負傷欠場によりファーガソンはエジソン・バルボーサと対戦しダースチョークで一本勝ちを収め確実にキャリアップを果たした。

続いて両者の対戦が決まったのは2016年4月のUFC FOX19だった。元々は3月のUFC196でヌルマゴメドフは、ファーガソンがオクタゴンで唯一黒星を喫したマイケル・ジョンソンとの試合が組まれていたが、ジョンソンの欠場でファーガソンに代役の白羽の矢が立てられた。が、この時はファーガソンが肺に不調が生じて流れた。

3度目の正直が期待された2017年3月のUFC209では、2人は暫定ライト級王座を賭けて戦うことが決まっていたものの、計量を翌日に控えたヌルマゴメドフが減量中に体調を崩し、病院に運ばれドクターストップが掛かった。この7カ月後にファーガソンはケビン・リーを破って暫定王者に就いている。

そして2018年4月、UFC223=NYブルックリン大会のメインイベントで世界王座と賭けて暫定王者ファーガソンとヌルマゴメドフの対戦が決まったが──何と試合を6日後に控えたファーガソンがメディアデーで会場のコードに足を引っかけてヒザの靭帯損傷という予想もできないアクシデントで、4度目の対戦も流れた。

この週末、ヌルマゴメドフは代役マックス・ホロウェイの代役で、体重オーバーのアル・イアキンタと自らが勝利したのにベルトを巻くという変則王座決定戦に勝利。晴れてUFC世界ライト級のベルトをその腰に巻いている。

それから1年、NY決戦は人類が過去に経験したことがない新型コロナ・ウィルスのパンデミック下におかれ、五たび実現することはなかった。

tachi out side来週末ファーガソンが2度目の暫定王座獲得を目指しゲイジーと拳を交える同大会。メイン以外でも、マイケル・ジョンソン✖カーマ・ワーシー、ビセンチ・ルケ✖ニコ・プライス、フランシス・ガヌー✖ジャルジーニョ・ホーゼンストライク、サム・アルヴィー✖ライアン・スポーン、ジェシカ・アンドレジ✖ローズ・ナマジュナス、ジェレミー・スティーブンス✖カルヴィン・ケイター、ホナウド・ジャカレ・ソウザ✖ユライア・ホールらが組まれた同大会が開催地は米国領内のどこかの個人所有の島なのか、果たしてタチパレス・カジノリゾートとなるのか続報を待ちたい。

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【UFC249】ダナ・ホワイトさん「地球上のどこかでESPNで100%ライブで行う!!!!」

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57: 実況厳禁@名無しの格闘家 2020/04/07(火) 02:35:24.18 ID:z5vdOFOC0
カード発表待ちきれなくてデイナやUFCのツイッターを何度も更新してるやついる? 
UFCが4月18日(土・現地時間)に無観客大会として開催する『UFC249』の全12カードを発表。

メインでUFC暫定世界ライト級王座決定戦としてトニー・ファーガソン(米国)vs ジャスティン・ゲイジー(米国)を行うことが決定した。

ファーガソンは12連勝中で2試合連続でファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞。ゲイジーは3連勝中で全て1RにKO勝ちを収めている。

現時点(日本時間4月7日)で同大会を中継する会場は発表されていない。(中略)

 無観客でも開催の是非が問われている今大会について、UFCのダナ・ホワイト代表は、ネット上で、「私は妥協しない。試合はやると言った通り、絶対やる」と、決行を宣言。

6日には、元WSOF世界ライト級王者で現UFC世界ライト級ランキング4位のゲイジーの署名写真とともに、「試合はサインされており、地球上のどこかでESPNで100%ライブで行う!!!!」と4つのエクスクラメーションマークをつけて、試合決行を発表している。

全12試合には、移動が困難な選手が外れた代わりにフランシス・ガヌーら新たな参戦選手も発表されるなど、ダナ代表の決行の意気込みが表れた好カードが並んだ。 開催地の発表はなされておらず、一部ではアラブ首長国連邦の首都・アブダビでの開催も検討と報道されている。

UFCのホームである米国ラスベガスには新しく建設された会場『The UFC Apex』があり中継も可能だが、ネバダ州のアスレチックコミッションは開催を許可しておらず、コミッションの管理が及ばないインディアンリザベーションと呼ばれる米国先住民エリアでの開催なども検討されていた。(中略)

無観客とはいえ、現在6フィート(約1.8m)のソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つことや、10人以上の集会の自粛が求められている米国の世論もあり、大会開催となれば物議を醸すことは必至だ。(全文は以下リンク先参照)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00010003-gkakutogi-fight


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UFCが4.18『UFC 249』ジェシカ・アンドラジ vs. ローズ・ナマユナス2を正式発表

4.18『UFC 249』でローズ・ナマユナスとジェシカ・アンドラジが11ヶ月ぶりに再戦(2020年01月10日)

4.18『UFC 249』のメインイベントはトニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジ-のライト級暫定王座決定戦(2020年04月07日)

 こちらの続報。


 UFCが4月18日に開催する(会場未定)『UFC 249: Ferguson vs Gaethje』でジェシカ・アンドラジ vs. ローズ・ナマユナスの女子ストロー級マッチを行うことを正式発表。

 ナマユナスは『UFC 237: Namajunas vs. Andrade』でジェシカ・アンドラジに2R豪快なスラムでKO負けし女子ストロー級王座から陥落して以来11ヶ月ぶりの試合。アンドラジは『UFC Fight Night 157: Andrade vs. Zhang』でジャン・ウェイリに1R TKO負けし女子ストロー級王座から陥落して以来の試合。続きを読む・・・
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News UFC UFC249 ジェシカ・アンドレジ ジャスティン・ゲイジー ジャルジーニョ・ホーゼンストライク ダナ・ホワイト トニー・ファーガソン フランシス・ガヌー ブログ ホナウド・ジャカレ ユライア・ホール ローズ・ナマジュナス ヴィセンチ・ルケ

【UFC249】仰天!!!! UFC249は「アイランズ・ファイツ」?! ダナ保有のプライベート島で開催か??!!

Dana White【写真】仰天プランを話したダナ・ホワイト(C) MMAPLANET

6日(月・現地時間)、UFCが18日(土・同)に開催するUFC249の対戦カードを発表したが、同日ダナ・ホワイトがTMZスポーツの取材を受け同大会を個人所有の島で行う予定だと語った。

「!!」。なんとも想像を遥かに超えたUFCのプランをダナ・ホワイトが明らかにした。対戦カードの変更こそ見られるが、UFC249を当初の日時に行うことをアナウンスしていたUFCだが、TMZスポーツのインタビューでダナは同大会が、彼が保有するプライベート・アイランドに選手やスタッフばかりかコミッション関係者も移動させ、イベントを行うという仰天プランを明かした。当然、何らの圧力が掛かることが予想され、その目をくらますための発言である可能性は否定できないものの、ダナがTMZスポーツで話した内容は以下の通りだ。


「この問題が世界に振りかかってから、何かを決めても翌日に水泡と化するという毎日を過ごしてきた。間違いなく、過去に経験したことがないハードな日々だった」と現状を振り返ったダナは、過去2カ月に渡り毎週のイベントを開くことができる会場を探し続けてきた結果、今回のプランに行き着いたこと明言した。

開催地に関しては、各州のコミッションが認可しないためカリフォルニア州のネイティブアメリカン・リザベーションになるという予測が立てられていたものの、人々の常識内に当てはまらない計画がUFCでは実行に移されていたことになる。

ダナが保有するプライベート島ではインフラを進められ、国際大会の準備に取り掛かっており、新型コロナウィルスのチェックを行い健康であることが確認されたで選手、コミッション関係者、ジャッジ、レフェリー、UFCスタッフを飛行機で移動させ、UFC249は行われるという。まだ最終確定とはなっていないが、近々に全てが決まるとのこと。

開催地を明確とせず、「UFC249はESPNで行われるんだ」と笑顔を見せたダナは、インタビュアーの「ファイトアイランドってネーミングになるの?」という問いかけに対し、声を挙げて笑い「そうだ。アイランド・ファイツだ」と応えている。

「誰もこんな日が来ることは予期できなかったはずだ。例え夢の中でも。ラスベガスがシャットダウンされ、カジノが1カ月、きっとそれ以上閉まるなんて。そんなことが自分の生きている間に起こるとは思いもしなかった」とシリアスな表情になったダナは、「ジョー・ローガンは大会に関わらにと言っているが」と話を振られると、「メディアに出ていることは信じるな。ポッドキャストで話されていることなんて、Bull Shitだ。ローガンは大会にいるよ」と返答し、インタビューは終わった。

トニー・ファーガソン✖ジャスティン・ゲイジーのUFC暫定世界ライト級王座決定戦を始め、ジェシカ・アンドレジ✖ローズ・ナマジュナスの再戦、ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス戦などがメインカードに組まれ、3月28日のオハイオ大会のメインで組まれていたフランシス・ガヌー✖ジャルジーニョ・ホーゼンストライクがプレリミメイン。

そのプレリミではホナウド・ジャカレ・ソウザ✖ユライア・ホールもマッチアップされており、ファイトパス・プレリミにマイケル・ジョンソン、サム・アルヴィーが出場する超豪華「アイランズ・ファイツ」は、ダナのプラン通り実現に至るのか。とにかく発想力に加え実行力、何よりも資本力の桁が違うUFCだ。