カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 キック トレイシー・コーテズ ボクシング ローズ・ナマジュナス

【UFC ESPN59】ダウン、TDで築いたリードでクルージング。ナマジュナスがコーテズを翻弄&判定勝ち

<女子フライ級/5分5R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
トレイシー・コーテズ(米国)

カーフ狙いのコーテズに、ナマジュナスがインローを蹴る。右を当てたナマジュナスがワンツーも入れ、右ローへ。近い距離でフックを振るうコーテズだが、ナマジュナスのボクシングが優っている。コーテズもカーフから右を伸ばすが、ローに左を合わせたナマジュナスは、さらにリードフックを入れると、ワンツーの右を打ち抜きダウンを奪う。クローズドのコーテズにエルボーを落としたナマジュナスがスタンドを選択して立ち上がる。

コーテズのジャブは届かず、ナマジュナスは右ストレートをフックに合わせる。引き続きジャブを的確に当てるナマジュナスは右オーバーハンドを狙うが、ここは距離が合わない。コーテズは左インローを蹴り、構えを変えて右をヒット。ナマジュナスもスイッチを織り交ぜつつ右ローを2発蹴り込む。コーテズが距離を取るようになり、ナマジュナスの手数も減ったが問題なく初回をリードした。

2R、ローのナマジュナスにコーテズがショートのワンツー。間合いを外してジャブ、ステップインに左フックをナマジュナスが放つ。コーテズは距離を詰めてリードフックも、威力はさほど感じられる。そして、ナマジュナスはコーテズが前に出てくるとカウンターを当て、離れたところで右ハイを狙う。コーテズも左ハイを蹴り返し、気の強いところを見せるとダブルレッグでテイクダウンを奪い、バックへ。ワンフックは落とされかげるが、がぶりに持ち込みギロチンへ。

ナマジュナスは頭を抜いて間合いを取り直すと、ステップインからワンツーを繰り出す。さらに左フックのカウンターのナマジュナスは誘い込むような左回り貴重のステップから、ヒザ蹴りを狙う。と、最後の10秒で右を振ってからダブルレッグを決めたナマジュナスがスコアリングに成功したか。

3R、距離を詰めてフックを振るうコーテズは、首相撲からヒザ蹴りを狙う。間合いを取ったナマジュナスは、打撃戦と見せてダブルレッグから小外刈りでテイクダウンを奪う。見事な切り替えてでトップを取ったナマジュナスがハーフからマウントへ。ケージに頭を押し込みエルボーを落とす。ケージキックでリバーサル&スクランブル狙いのコーテズは、バックを許しながら立ち上がり胸を合わせることに成功した。

しかし、ここでナマジュナスはダブルアンダーフックから、コーテズの大内刈りを潰してボディロックテイクダウンを決めると、またもマウントへ。腰を浮かしたような乗り方で、コーテズにケージを蹴らせてバックに回るという手練れ振りを見せたナマジュナス。コーテズも懸命に上を向いてハーフから立ち上がる。残り30秒のスタンド戦でも、右前蹴りを顔面に届かせたナマジュナスがラウンドを支配した。

4Rもジャブを軽快に伸ばすナマジュナスは、距離を詰めてくるコーテズの右ハイを受けそうになりながら、ボディロックに捕える。ケージに押し込むと、コーテズは首相撲からヒザを繰り出す。このタイミングでナマジュナスは離れて、またも誘いこみファイトへ。コーテズのワンツーに左を合わせる。コーテズのステップインは、ちょうどナマジュナスも距離に入ったぐらいの位置で止まってしまい逆に攻撃を受ける。ナマジュナスは打撃が届くレンジになると、ダブルレッグも仕掛けるなど危なげない展開を続ける。

迷いが生じ、前に出ることもできなくなってきたコーテズに対し、ナマジュナスはダブルレッグのフェイクで下がらせる。と、手の届く距離でコーテズが逆にダブルレッグを決めるが──ナマジュナスはすぐにケージを使って立ち上がる。このままケージ際のクリンチでラウンド終了となった。

最終回、直ぐに距離を詰めてきたコーテズに対し、左を入れたナマジュナス。被弾覚悟のコーテズは拳に力が入り、カウンターショットを当てられても左をヒットさせる。コーテズはここで組みを選択し、ケージレスリングへ。しかし、時間を使えないとばかりに自ら離れ、回るナマジュナスを追いかける。カウンター狙い、急ぐこともないナマジュナスは、左に左を合わされながらクリンチで流れを止める。

と残り2分強で、ダブルレッグでテイクダウンを奪い、立ち上がったコーテズをケージに押し込む。疲れない程度のクリンチ戦から離れると、コーテズの出てこいとアピールにも、ナマジュナスはお尻を振って挑発に乗らず間を取り、ここからグローブタッチへ。掌の上でコーテズを転がしたナマジュナスは、左フックをヒットさせると最後の打撃戦にも、応じることなくクリンチで試合終了に。

ポイントをしっかりと計算したクルージングファイトを見せたナマジュナスが49-46✖2、48×47という3-0の判定勝ち、まさに百戦錬磨の試合展開だった。


The post 【UFC ESPN59】ダウン、TDで築いたリードでクルージング。ナマジュナスがコーテズを翻弄&判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 キック サンチアゴ・ポンジニビオ ムスリム・サリコフ

【UFC ESPN59】サリコフがポンジニビオにスプリット判定で競り勝って連敗脱出

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
Def.2-1:29-28.28-29.29-28
サンチアゴ・ポンジニビオ(アルゼンチン)

ポンジニビオが前に出て、サリコフが右の前蹴り、左ミドルとロー、右ミドルを蹴る。さらにサリコフが左フックで飛び込むと、ポンジニビオは右ミドルを蹴り返す。サリコフは左フックと左ミドル、ポンジニビオはそこに右ストレートで飛び込み、それを顔とボディに打ち分ける。サリコフはスピニングバックキック、右ストレートから左ミドルを蹴る。ポンジニビオがジャブを突いてワンツー、これで前に出ていく。サリコフが組みつくが、ポンジニビオはテイクダウンさせずに離れる。ポンジニビオは右カーフ、サリコフのバックブローでバランスを崩すがスリップだとアピールする。

サリコフが左フックで追いかけ、ポンジニビオはジャブをついてフェイントから右から左、さらにワンツーから左フックにつなげる。ここでサリコフが右フックを当て、足が止まるポンジニビオだが、すぐに持ち直す。サリコフが右カーフ、右フックをかぶせ。左フックを当てる。ポンジニビオは右ストレート、左フックから右ストレート。そこにサリコフがダブルレッグに入るがポンジニビオは倒れない。距離が離れるとサリコフが左ミドルを蹴った。

2R、サリコフが前蹴り、スピニングバックキック、スピニングバックフィストを繰り出す。ポンジニビオは右ロー、右ストレートと右ハイ、サリコフは右ストレートを返す。ジャブから前に出ていくポンジニビオに、左フックを打ち返してスピニングバックキックを蹴るサリコフ。ポンジニビオが右カーフを蹴ると、サリコフは蹴り足をキャッチして右ストレートを狙う。さらにサリコフが左フックを効かせると、左フックとスピニングバックキックで追撃。これでポンジニビオがバランスを崩す。

サリコフが右カーフ、ポンジニビオがワンツー左フックを放つが、サリコフがバックステップでかわす。ポンジニビオがジャブから入ろうとするところに、サリコフは右カーフとスピニングバックキック。ポンジニビオがペースを取り戻してジャブからワンツー、この右ストレートが当たる。サリコフがダブルレッグで一瞬ポンジニビオを倒すが、ポンジニビオがすぐに立つ。ポンジニビオは左フックから右。サリコフも下がりながら右を返す。サリコフが右の前蹴りとスーパーマンパンチ、左フック、スピニングバックキック。今度はポンジニビオがダブルレッグで尻餅をつかせた。

3R、ここはサリコフがジャブ・左フックで前に出ていく。ポンジニビオはジャブから右フック、右カーフ。サリコフはジャブと右の前蹴り、左フック。ポンジニビオは左フックで入って右につなげる。サリコフも左フックを返して、ポンジニビオが右カーフとサリコフがスピニングバックキックを蹴るが空を切る。サリコフがワンツーで前に出て左フック、右の前蹴り。ポンジニビオがワンツー、右ストレート、シングルレッグから組みつくが離れる。

サリコフはジャブと左フック、右の前蹴り。ポンジニビオはワンツーと右ストレートを伸ばして、右の前蹴りをキャッチしてケージに押し込む。そこからポンジニビオは左足のシングルに変えて、両足を束ねながらバックへ。サリコフは背中をケージにつけて尻餅をつくようにバックに回らせない。ポンジニビオは正対してボディロックしてケージに押し込む。サリコフも立ってパンチを入れて顔をはがすが、しつこくポンジニビオが組み続ける。ここで試合終了となり、サリコフがスプリット判定で勝利。2022年11月以来の勝利を収めて連敗脱出を果たした。


The post 【UFC ESPN59】サリコフがポンジニビオにスプリット判定で競り勝って連敗脱出 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 UFC303 ジアン・シウバ ドリュー・ドバー ボクシング

【UFC ESPN59】UFC303から2週間後のシウバ、ヒジでドバーの顔面を切り裂きドクターストップに追い込む

<ライト級/5分3R>
ジアン・シウバ(ブラジル)
Def.3R1分28秒 by TKO
ドリュー・ドバー(米国)

サウスポーのドパーが右に回り、右ガードを固めたシウバに右ローを見せる。シウバにケージを背負わせて、右ジャブから左ミドルを当てたドバー。しかし頭を下げて入ったところに、シウバが右アッパーを合わせる。ドバーは右に回るシウバに右ロー、左前蹴りを見せる。さらにワンツーを伸ばすと、シウバが右跳びヒザを見せた。打ち終わりにパンチを当てて動きを止めたドバーが組みつく。それを振りほどくシウバ。ドバーは右目から出血が見られる。

シウバが距離を詰めると、ドバーが左ローを叩き込んだ。さらに左ストレートを繰り出すドバーは、左に動くシウバに右ボディを打ち込む。シウバも距離を詰めてくるドバーに左フックを合わせた。ドバーの右跳びヒザをかわしたシウバが、逆にケージを背負わせる。ドバーの左ミドルハイをかわしたシウバが、左手で距離を測りながら右ミドル、右ストレートを当てた。

2R、ドバーが右ジャブをボディに伸ばすと、シウバの左ジャブがドバーの顔面に飛ぶ。ドバーは左インロー。これはローブローではないとシウバのほうが主張し、グローブタッチを求めた。ドバーが組むとシウバが振りほどく。ドバーが左ストレートを主体にシウバをケージまで追い詰める。押し戻すシウバが右ハイを見せた。ドバーの左ストレートを食らったシウバがグラつく。さらにドバーはダーティボクシングへ。シウバも離れ際に左フックを返す。

ガードを下げて距離を詰めるシウバ。しかしドバーが前に出ると、再びガードを固める。ドバーが左ストレートを顔面、ボディに繋げるとシウバの動きが止まる。さらに左スーパーマンパンチを当てるが、左ハイを放った際に右ローで足をすくわれて尻もちを着いてしまう。残り20秒で強引に組みついたドバーだが、ボディロックからテイクダウンには至らず。離れてパンチを振ってくるドバーに、シウバが右スピニングバックエルボーをクリーンヒット。グラつく連打を浴びせていった。

最終回、開始前に両者が観客を煽る。ラウンドが始まると、蹴り合いからドバーがダブルレッグへ。シウバがギロチンで引き込むもドバーが立ち上がった。スタンドに戻ると、ケージに詰められたシウバが左ヒジでドバーの右目上の傷をさらに深くする。またもダブルレッグで組んだドバーだが、離れたところに右スピニングバックエルボーを食らいダウンした。立ち上がったドバーは右目付近から大流血。シウバはレフェリーにチェックを訴えるも、オンゲームに。ドバーが前に出てると、シウバはまたも右スピニングバックエルボーを見せた。ここでレフェリーが割って入り、ドクターがドバーの傷口をチェックすると即ストップとなった。

ネブラスカ州オマハ出身で現在はコロラド州デンバーに拠点を置くドバーにとっては初のデンバーでの試合だったが、UFC303から2週間で試合に応じたシウバに敗れる結果となった。勝利したシウバは涙を見せた。


The post 【UFC ESPN59】UFC303から2週間後のシウバ、ヒジでドバーの顔面を切り裂きドクターストップに追い込む first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 アンジェ・ルーザ ガブリエル・ボンフィム ライカ

【UFC ESPN59】初黒星からの再起戦、ガブリエル・ボンフィムが危なげなくアンジェ・ルーザを下す

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アンジェ・ルーザ(スイス)

ジャブを伸ばすルーザが、ローのボンフィムに対して右から組んでいく。大きく持ち上げてテイクダウンも、すぐに立ち上がったボンフィムは後方への崩しに即スクランブルにもちこむ。ボンフィムはヒザを3発入れ、下がったルーザを再び首相撲に捕えてヒザをボディに突き上げる。

ルーザはダブルレッグからリフトアップして、今回は背中から落とす。ボンフィムは背中を預けて立ち上がりつつ胸を合わそうとする。許さないルーザがボディロックで後方に倒し、亀のボンフィムを後方から殴る。立ち上がって離れたボンフィムはジャブを被弾しながら、右ヒザをボディに突き刺す。ボンフィムはワンツーの左フックを決め、テイクダウン狙いも首相撲&ヒザを今度は顔面に。さらにジャブを当てるボンフィムは、ダブルレッグにギロチンを合わせるがすっぽ抜ける。すぐに立ち上がり、左フックをヒットさせたボンフィムが初回を取った。

2R、ボンフィムは右前蹴り、初回と同様にジャブを当てる。ルーザはシングルに出て、ここもボンフィムはギロチンをミスしスクランブルに切り替える。打撃の間合いに戻り、ジャブから右アッパーを見せたボンフィムに対し、ルーザも左ジャブを伸ばす。スイッチしたルーザに、ボンフィムは右ミドルを蹴り込むとまたもヒザをボディ、そしてクリンチアッパーを繰り出す。アッパー、ヒザを受けながら前に出るルーザは、左フックをテンプルに打たれ一瞬、動きが止まった。

ここからルーザはピッチを上げるが、右ミドルとボディショットを打たれる。右ボディショット、そしてヒザのコンビにもルーザは前に出続ける。頭を振るルーザに対し、ボンフィムがスーパーマンパンチ、残り10秒を切ってダブルレッグを決めるとトップでラウンドを終えた。

最終回、ボンフィムのジャブに距離を詰めようとするルーザが右ローを蹴る。テイクダウン狙いをかわしたボンフィムは右フックで殴られても、直後に右を返す。手数とヒット数で優るボディショットだが、決定的な一発はない。ルーザも前に出るものの、首相撲からヒザで阻まれて流れを変えることはできない。右ローを蹴られたルーザ、渾身のダブルレッグも決まらず試合は残り100秒に。

ボンフィムは右ハイ、右フック&ヒザ蹴りと切れのある動きを見せる。ジャブから前蹴りと手数を緩めなボンフィムが蹴りとパンチのコンビネーションで優勢に立つ。クリンチのルーザは、ジャブから右に距離を詰め切ることができずシングルレッグへ。ボンフィムは、ここもギロチンがすっぽ抜けタイムアップを迎えた。

手数、精度で上回ったボンフィムが3-0の判定勝ちを収め、「前回の負けから、どうやって戻って来られるか分かっていなかった。だから、とにかく勝てて嬉しい。打撃中心、僕はストライカーだし、グラップラーだ。娘ができて、ボーナスが欲しい」とウィニングトラックに戻ってこられたことに笑顔を浮かべていた。


The post 【UFC ESPN59】初黒星からの再起戦、ガブリエル・ボンフィムが危なげなくアンジェ・ルーザを下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 ジョシュア・ヴァン

【UFC ESPN59】3R開始直後のスイッチとラッシュでジョンソンがヴァンをKO!ヴァンはUFC初黒星

<フライ級/5分3R>
チャールス・ジョンソン(米国)
Def.3R0分20秒by KO
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

サウスポーのジョンソンが左ミドルと右のアウトローを蹴る。ヴァンはジャブを伸ばす。ジョンソンが左ストレートからパンチをまとめ、左の前蹴り、右のアウトローと手数を増やす。前に出るヴァンだが、ジョンソンの細かい蹴りを受けて攻撃が出ない。逆にジョンソンは左ストレートと右ジャブ、左の前蹴りを小刻みに当てる。ヴァンが右ストレートで前に出ると、組みついたジョンソンがヴァンを左腕を差してケージに押し込む。

距離が開くとジョンソンが左ストレートから右フック、左ストレートからダブルレッグに入る。これを切ったヴァンが前に出て左フックから右ストレート。ジョンソンも下がりながらパンチを返すが、ヴァンが右を打ち込むと、右ストレートから左ボディ、ヒザ蹴り、右フックと攻撃をまとめる。ここはジョンソンがヒザ蹴りのローブローをアピールして試合が一時止まる。

再開後、ヴァンは右ストレート、ジョンソンの蹴り足をすくってテイクダウンするとパンチを落とす。ジョンソンは横三角から足関節を狙い、ヴァンは距離を取って立つ。ダブルレッグに入るジョンソンだが、ヴァンもすぐに反応して切る。ジョンソンは立って首相撲からヒザ蹴り。ヴァンはボディブローを連打し、右ストレートから返しの左フック。ブロックを固めるジョンソンのボディを左でえぐり、ジャブで前に出る。

2R、ジャブから前に出るヴァン。ジョンソンは左の前蹴りで止めて、右のアウトローにつなげる。ヴァンはジャブでジョンソンの頭を下げさせて、そこに右アッパーを突き上げる。さらにヴァンは右ローを蹴って、顔面のパンチからボディブローを打ち込む。圧力勝ちするヴァンは左を当てて右ストレートを打ち下ろす。

ジョンソンも細かく左ストレートを当てるが、ヴァンがジョンソンにケージを背負わせてパンチをまとめる。ジョンソンも左を蹴って、左ストレートをコツコツと返す。下がらないヴァンは右ストレートから左フック、飛び込むような右、ジャブから右で前進。距離が詰まると一気にパンチをまとめてボディにつなげる。ジョンソンはヒジを返し、飛びヒザ蹴り、スピニングバックエルボーも繰り出した。

3R、オーソドックスにスイッチしたジョンソンが一気にラッシュ。パンチをまとめてスピニングバックエルボーを繰り出す。さらに右ストレートからの左フックを効かせると、左アッパーを突き上げる。これでヴァンがバッタリと崩れ落ち、ジョンソンがKO勝利。ヴァンはUFC初黒星を喫した。

3R開始時に構えをスイッチしてラッシュを仕掛け、試合のペースを変えて勝利を掴んだジョンソン。試合後に「11日前にこの試合を受けた。キーストーンから、1600メートルの高地に3,4日前にやってきた。誰も俺には触らせない。今日、クレイジーな襲撃事件があった。皆、祈りあおう。人、それが一番大切なことを思い出そう。皆で支え合うんだ。それが人間ってものだよ」とコメントした。

The post 【UFC ESPN59】3R開始直後のスイッチとラッシュでジョンソンがヴァンをKO!ヴァンはUFC初黒星 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 ジャスミン・ジュスダヴィチェス ファティマ・クライン

【UFC ESPN59】打撃で大善戦のクラインを、ジュスダヴィチェスがグラウンドでねじ伏せ判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
Def.3-0.:30-27.30-27.30-27.
ファティマ・クライン(米国)

クラインが前に飛び出した。スイッチしながら距離を詰める。左右に動き、ジャブを突くクライン。ジュスダヴィチェスもカウンターでワンツーを合わせる。ジュスダヴィチェスがプレスを掛けると、クラインが左右に回る。ジュスダヴィチェスが右ミドルハイを見せた。会場からはUSAコールが巻き起こる。。クラインが右ストレートと同時に突っ込んでテイクダウンを奪った。ジュスダヴィチェスはバタフライガードから足を上げてスクランブルへ。バックに回り、うつ伏せになったクラインにパンチを浴びせる。

削りながら右腕を首に回したジュスダヴィチェスだが、ここは焦らず右足を差し入れ、シングルバックからポジションを整えていく。クラインの手首を抑えながら削っていくジュスダヴィチェスは、首に手を回して引き倒し、トップに回る。ハーフガードのクラインにパンチとヒジを浴びせるジュスダヴィチェス。トップ、バックとコントロールしながら削り続けた。

2R、クラインがスイッチ&左右にステップを踏む。しかしジュスダヴィチェスが右ストレート、右ハイと攻める。クラインもジュスダヴィチェスの左ジャブに右を被せた。またもクラインに対してUSAコールが起こる。ジュスダヴィチェスの右がクラインの顔面を捉えた。互いに右ストレートを当てるなか、ジュスダヴィチェスが組んで首相撲に持ち込むも、クラインが引きはがしてパンチを当てていく。ジュスダヴィチェスは右カーフから右ストレートでクラインにケージを背負わせる。

押し込まれたクラインが切り返してバックへ。右足を差し込み、スタンドのままバックマウントを狙うも、ジュスダヴィチェスが正対した。首相撲からヒザ蹴りをボディに連打する。左オーバーフックのクラインを潰したジュスダヴィチェスが、シングルバックからパンチとヒジを落とす。完全にバックマウントを奪取したジュスダヴィチェスが四の字フックで固め、左腕でクラインの顔面を絞め上げる。さらに腕十字を狙ったものの、ここはクラインがトップに回り鉄槌を落としていった。

最終回、前に出るジュスダヴィチェスに対し、クラインが右ローから右ストレートを当てる。ジュスダヴィチェスも左フックでアゴを跳ね上げるも、クラインのパンチは止まらない。ジュスダヴィチェスも打ち合いに応じる。USAコールを背にパンチで前に出続けるクラインは、打ちながら足をかけるも倒せず。しかし左ジャブでジュスダヴィチェスを下がらせる。ケージ中央でジュスダヴィチェスは左ヒザを突き上げた。

クラインには疲労が見られる。組み合いからジュスダヴィチェスがバックに回り、ケージ際でボディロック・テイクダウンに成功する。マウントを奪われたクラインがケージウォークで脱するも、ジュスダヴィチェスが再びグラウンドに引きずりこむ。ケージ際で削り続けるジュスダヴィチェスは、残り15秒でRNCを狙ったが、クラインも試合終了のホーンまで耐えきった。

裁定はフルマークでジュスダヴィチェスの判定勝ち——だが、これがショートノーティスでUFCデビュー戦となったクラインもポイント差以上の実力を見せ、白熱の試合となった。ジュスダヴィチェスは「レスリング勝負は、作戦の一部ね。ストップ、ブー。黙れって。彼女はショートノーティス出場だったけど、試合をチェックして……ねぇ、まだブーイングが聞こえるわね、ベイビー。デンバーは高地だから2週間前に入って準備して(といいつつ、観客を煽った)」と語り、観客も拍手を贈った。


The post 【UFC ESPN59】打撃で大善戦のクラインを、ジュスダヴィチェスがグラウンドでねじ伏せ判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN59 デモン・ブラックシアー ブラック モンテル・ジャクソン

【UFC ESPN59】18秒でブラックシアーをKO!!!!!!。モンテル・ジャクソン、UFC8勝2敗&5連勝

<バンタム級/5分3R>
モンテル・ジャクソン(米国)
Def.1R0分18秒by KO
デモン・ブラックシアー(米国)

サウスポーのジャクソンが、左前蹴りを蹴る。と、ブラックシアーのステップインにジャブを伸ばして左ストレートを打ち抜く。この一発でブラックシアーが腰から崩れ落ち、馬乗りからパウンドを2発入れたところでレフェリーが急ぎ試合を止めた。

「デモン、ショートノーティスで試合を受けてくれてありがとう。この階級で僕はなかなかチャンスが回ってこないから感謝している。コールアウト? ないよ。契約を更新しよう。誰とだって戦う。その前に契約更新だよ。そうすれば、誰が相手でも僕は戦う」と、オクタゴン通算8勝2敗&5連勝とした勝者は淡々と語った。


The post 【UFC ESPN59】18秒でブラックシアーをKO!!!!!!。モンテル・ジャクソン、UFC8勝2敗&5連勝 first appeared on MMAPLANET.